同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:和風

   ● はんなり京美人な九条のどかちゃんのとっても“えっち”な誘惑ボイスドラマ
   ● 【安眠】癒し秘め巫女の枕奥儀開帳!【音催眠】
   ● 健気な許嫁のほのあま耳かき
   ● 百鬼撩乱~怪の章~
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   ● ロリババアなお狐さまとイチャイチャ
   ● 和装のお姉ちゃんが僕に優しく囁いてくる
   ● すんどめ姫 -自慰庵の清姫-
   ● 無機質系巫女さんによる割り切りお祓いオナサポ
   ● 稲荷神のやすらぎ催眠


【えっちボイスドラマ】はんなり京美人な九条のどかちゃんのとっても“えっち”な誘惑ボイスドラマ

サークル「リビプロ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とある約束を果たそうと10年振りに再開した男女が
人気のない神社で恋人同士になり、そのまま甘く激しいエッチをします。

背景や登場人物の心情を描きながら物語を進めるドラマ性重視の作りが魅力で
ずっと離れていた2人が気恥ずかしい様子で想いを打ち明ける姿が心を
処女が初めて触れる男性の体に戸惑い、やがてのめり込んでいく姿が体を温めてくれます。

ヒロインが全編で京都弁を話すのも大きなポイント。
独特な言葉遣いとイントネーションが作品全体に艶やかな雰囲気を与えています。
年月を経ても色あせない想い
幼馴染の九条のどかと神社でエッチするお話。

「あっ 目覚めた?」
のどかはのんびりした口調で話す穏やかな声の女の子。
とある夏の日、祭りに一緒に出かけた途中で倒れた主人公を
彼女が外れにある神社まで運び看病するところから物語は始まります。

本作品は何らかの事情で村を離れることになった彼女が10年ぶりに帰省し
昔仲良くしていた男性との再会を経て恋人同士になります。
幼馴染なだけあって音声開始時から堅苦しいやり取りをするシーンは一切なく
後々行うエッチも相まって甘く和やかな雰囲気が終始漂ってます。

「今日は特別暑かったし しゃあないわ えらい人混みやったし 気にせんでええの」
この作品を甘いと感じるもうひとつの大きな要因は彼女のセリフ。
おっとりした声と口調の京都弁で語りかけてきます。
のどか役の上田朱音さんは京都出身の声優さんですから演技も特に違和感はありません。
その独特な言葉遣いやイントネーションを聴いてホッとする人がきっといるでしょう。

ちなみに上田さんが主にアダルトゲームで活躍されてる関係で
一部の淫語、具体的には「おちんちん」と「おまんこ」を言う時に声が若干ぼやけます。
「おち○ちん」「おま○こ」といった風に「ん」だけ聞こえないようになってるので無修正とほとんど変わりません。

音声開始から最初の12分間は2人が幼馴染から恋人になるシーン。
暑さにやられて気分を悪くした主人公をのどかが膝枕で介抱しながら
お互いのことを話したり、10年前にした「一緒に夏祭りに行く」約束を果たせたことを喜びます。

「だって ずっと好きやったから 離れてからも 10年間 ずっと ずっと好きやったん」
普通なら10年も離れ離れになってたら見た目だけでなく心も大きく変わるはずです。
でも2人は「好き」という強い想いでずっと繋がっています。
そういう背景があるだけにお互いの気持ちを確認し合うシーンは心に響くものがあります。

「“えっち”な誘惑ボイスドラマ」というと彼女が成長した体で色仕掛けする展開をイメージするかもしれません。
しかし実際はちゃんと気持ちを通わせてから肌を重ねる純愛路線です。
心を温めながら絶頂を目指すので、普段よりもちょっぴり満たされた気分で射精できるでしょう。
本気で好きにさせることを目指したイチャラブエッチ
エッチシーンはおよそ41分間。
プレイはキス、手コキ、授乳手コキ、素股、SEX(正常位、騎乗位)です。
手コキ、素股、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

「なぁ 触ってもええ?」
告白を終えて主人公と恋人同士になったのどかは
彼のおちんちんがすっかり硬くなってるのを見てゆっくりしごき始めます。

エッチはシーンによって攻守を入れ替えながらほぼ対等な立場で行います。
一番最初にするプレイは授乳手コキ(約14分)。
引き続き膝枕の状態で彼女がおちんちんを刺激し、少し経つとおっぱいを取り出して吸わせてあげます。

「すごい… まっすぐ… こんなにびーんとなるんやね 苦しくなかった?」
聴いた限りだと2人はどちらも初めてエッチするのでしょう。
のどかはおちんちんの大きさ、硬さ、反応に不思議そうな表情を見せ
彼も彼女のおっぱいやおまんこを食い入るように眺めます。

たどたどしさを出しながら進めるので流れはゆっくりですが
その分彼女の心情や反応がよく描かれていて感情移入しやすいです。
これが販売ページの作品説明文に書いてある「ヒロインへのガチ恋台本」の意味です。
彼も彼女の気持ちに応えようと色んなところで頑張ってくれます。

最も盛り上がるのはその後に始まるSEXシーン。
手コキで1回射精してもまだまだ元気なおちんちんを満足させようと
最初は彼が、次は彼女がリードする形でおよそ20分間も繋がります。

「それよりもホンマに嬉しいわ 今日だけで何個も夢が叶ったみたいで」
彼に求められて自らおまんこを見せてあげたり、挿入時は幸せそうな表情を見せるなど
ここでも彼女は好きな人にとことん尽くす健気な姿を見せます。
そして彼も彼女が初めてのSEXで痛い思いをしないようにと事前に熱いキスをし
さらには素股で軽くほぐしてから挿入する優しさで応えます。

言葉よりも行為で相手への思いやりを示してるところが素晴らしいですね。
挿入直後に敢えて動かないのも幸せを噛み締めてる2人の心情を描きたかったのだと思います。

「お、音 出ちゃってるぅ ひうっ んふっ ふぁ あぁぁんっ!」
「奥っ 奥ぅぅぅっ! 当たるの ええっ! 気持ち ええっ!」

SEXシーンのもうひとつの魅力は彼女の乱れっぷり。
最初はちょっぴり痛そうにしてたのが徐々に慣れ始め
1回目の絶頂を迎える頃には普段の落ち着いた態度とは随分違う淫靡な姿を晒します。
そして2回戦の騎乗位では快楽にすっかり溺れた表情で中出しをおねだりします。

授乳手コキを聴いて生ぬるいと感じた人もここで満足していただけるのではないでしょうか。
セリフよりも喘ぎ声の質と量に力を入れていてオナニーのオカズに役立ちます。
上品な女性がやや下品になるところにもグッと来るものがあります。

このように、初めて同士が心と体の両方で深く繋がるラブラブなエッチが繰り広げられてます。
艶のある作品
キャラが立っていてエロさも十分にあるボイスドラマです。

家の事情か何かで村から京都へ行くことを余儀なくされた女性が
10年ぶりに元いた場所を訪れ、思い出の男性と再会します。
そしてお互いの気持ちがまったく変わってないことを確認してから熱く結ばれます。

エッチに至るまでの過程も描かれてるおかげで登場人物たちの思いが感じ取りやすく
それがエッチを聴いたときに得られる充足感や性的興奮を高めています。
相手がどんな女性か、そしてどれだけ魅力的かがわかっていれば当然没入感も強くなります。
作品の持つドラマ性を活かしてエッチを劇的かつ華やかに描いています。

「ずっと 一緒に…? うんっ! もちろんっ!」
あとは何と言ってものどかの方言がほのぼのしてて可愛いです。
私は根っからの関東人なのでこの方言が本当に正しいのかはよくわかりません。
ですがナチュラルな話しぶりが彼女のキャラとマッチしていてとても癒されます。
そんな彼女がエッチで積極的に快楽を求める姿も実に良いです。

エッチは時間に対するプレイの種類をある程度絞り込み
プレイを切り替える際にも軽いやり取りを挟んで初エッチの雰囲気を出してます。
そして一番の抜きどころであるSEXシーンだけはとことんエロくしています。

喘ぎ声も1回戦の正常位は彼女の上品なイメージを崩さないようやや抑えた感じに
2回戦の騎乗位はおちんちんの魅力にハマりつつあるのがわかるように前よりも下品にと変化をつけてます。
主人公がマグロになってませんし、「愛し合ってる」と表現するのがピッタリなプレイです。

絶頂シーンは主人公3回、のどか2回。
喘ぎ声多め、くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

京美人とのイチャラブエッチが楽しめる作品です。
方言が好きな人には特におすすめします。

CV:上田朱音さん
総時間 56:38

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
56分1200円とやや割高なので-1してあります。

2017年02月06日まで半額の600円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。

【安眠】癒し秘め巫女の枕奥儀開帳!【音催眠】

サークル「pure voice」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、大和撫子と呼ぶに相応しいお淑やかな巫女が
里に代々伝わる秘伝の術で安らかな眠りと性的快感を与えます。

波の打ち寄せる音、服越しに体を撫でる音、彼女が手を動かす際に鳴る鈴の音など
シーンごとにリアルな音を使い分ける臨場感のある演出が魅力です。
殿方に贈る最高のおもてなし
秘め巫女を名乗る女の子からエッチなご奉仕を受けるお話。

「こんばんは 失礼致します」
秘め巫女は明るくて上品な声の女の子。
旧天津平(あまつだいら)藩にある建物にやって来た主人公に丁寧な挨拶をすると
代々受け継がれているお祓い術に関するお話を始めます。

本作品はこの地に代々伝わる儀式の様子を彼の立場で楽しみます。
彼女によると今回使用する技術は安土桃山時代から伝わる世界最古の催眠術で
伝統芸能として重要無形文化財に申請しているほど由緒正しいものだそうです。
(もちろんすべてフィクションです)

「夢の中で あなた様と一体になることが 天津神道流奥義と言えますので」
他にも本作品にだけ登場する固有名詞や特別な設定があったりと
全編を通じてしっかりした世界観を持ってサービスを行います。
純和風の雰囲気が漂っており落ち着いた気分で聴けます。

そう感じさせる大きな要因として挙げられるのがリアルな音の数々。
催眠を施す前に彼女が膝枕するシーンで物音がしたり
エッチの途中から彼女が身につけてる鈴の音がタイミングよく鳴り響きます。

タイトルの「音催眠」から音に暗示を込めて感覚を操作するプレイを連想する方がいるかもしれません。
ですが実際はイメージを補助する役割としてのみ使われています。

催眠はおよそ21分間。
彼女に膝枕された状態で軽く深呼吸をし、それからバックで流れる波の音に耳を傾けます。

「波に耳を澄ませて? うねりうなりを感じて? 身を任せて そうしていると 私の声もおねりうなりを起こすの」
波の音が流れ始めてから少し経つと彼女の声がふたつに分離し
左右から同じセリフを同時に語りかけてくるようになります。
一人の時よりも声に重なりがあり、頭の中で軽く反響する感覚が味わえます。
現実世界から作品の世界に引き込むシーンですね。

そこから先は合間に深呼吸しながら彼女に体全体を撫でてもらいます。

「胸元に そっ そっ そっ 私の指は湖の波 波があなた様のお肌を包み込むように 触れていきます」
「ぷにぷに つまんでいって そして 耳の穴を 外から内に なぞっていく」

首・胸・顔・耳・鼻・左右の腕などを擬声語や効果音を交えてじっくりケアします。
彼女が何をしてるか細かく実況してくれるおかげでイメージ自体はしやすいです。
ですが「力が抜ける」「体がぽかぽかする」といった聴き手の無意識に働きかける暗示を彼女はほとんど言いません。
そのため実際に撫でられる感覚が体験できる可能性は極めて低いです。

効果音や環境を使ってイメージさせ、リラックスを促すシンプルな催眠です。
聴き手を秘め巫女の赤ちゃんにすることを目的に
深呼吸を小まめに挟みながら湖や彼女に体を撫でられるイメージをさせ
同時にほんの少しだけ「子供の頃のことを思い出して」と言ってきます。

雰囲気が良く音もリアルで音声を聴いてると多くの人がリラックスするのを感じるでしょう。
ですが催眠に入ったときに感じる体の不自由感や独特な感覚を得られることはまずありません。
彼女が古典・現代いずれにも属しない独自の方法で誘導しているからです。

催眠音声は世の中に数多くあり、ジャンルやプレイの内容も本当に多種多様です。
ですがそのすべてが何らかの技術に基づいた誘導を行います。
わかりにくいものもありますが、きちんと紐解けば無意識に働きかける明確な意図があります。

残念ながら本作品にはそれがまったくと言っていいほどありません。
湖にいる様子や体を撫でられる様子をイメージさせるだけです。
せめて湖のイメージから清涼感を与えるとか、撫でられる感覚と並行して意識の力を弱める暗示を入れるとか
そういったアプローチがされていれば多少は催眠に入れたのかもしれません。
暗示を全然入れてくれないのも非常に痛いです。

この音声を聴いて意識のぼやけを感じる人がいると思います。
でもそれは音響効果の影響であって催眠の技術によるものではありません。
私もそうでしたがエッチが始まりしばらくするといつもの精神状態へと戻ります。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えてます。
自分の手を女性に操られながら
エッチシーンは43分ほど。
プレイはオナニー、授乳、フェラです。

オナニーでは鈴の音が、授乳の時はエッチな効果音が鳴ります。
セルフは有りになります。

「あなた様も 稚児(ややこ)に返ったのですから そのようなことも珍しくないでしょうね」
催眠を使って主人公の心と体を赤ちゃんに戻した秘め巫女は
なかなか寝付けない彼がスッキリできるように変わった方法で性欲を解消します。

エッチは彼女に言われた通りに手を動かしてオナニーします。
プレイが始まる前に彼女がカウントを数えてこちらの手のコントロールを乗っ取るシーンがあり
形式上は彼女に手コキされてるイメージで取り組みます。
ちなみに最中はずっと彼女が耳元に寄り添い囁き声で語りかけます。

登場するプレイは指先でおちんちんを優しく撫でる「そよ撫での儀」
包皮の上から指で刺激を与える「皮ずりの儀」
包皮を剥いてカリ首を人差し指と中指で作った輪で責める「輪っか口」
おちんちんを普通に握り、小指から親指にかけて1本ずつ順に力を入れる「子種搾り」など様々。
それらをひとつひとつやり方を説明しながらゆっくり丁寧に行います。

「おちんちんもカリも 竿もまとめて ほら 上下にしこしこ しこしこ」
そしてプレイが始まると彼女が「しこしこ」「ちょんちょん」「ふかーく」などの言葉を使ってリードします。
ここも催眠と呼べる要素がほとんどないので催眠音声のエッチとして残念な内容なのですが
オナサポとして見ればそれなりのクオリティを持ってると言えます。

「小指 ぎゅーっ 薬指 ぎゅーっ 中指 ぎゅーっ 人差し指 ぎゅーっ 親指 ぎゅーっ …はいっ 離して」
個人的に面白いと思ったのが終盤に登場する「子種搾り」。
上のセリフのように根元からカリに向けて指を締め付けて刺激を与えます。
さすがにこれだけで射精するほどではないのですが、得られる快感が少しずつ強まるのを感じます。
同時に彼女が激しいフェラをして射精したい気分を盛り上げてもくれます。

このように、同人音声におけるオナサポにとても近いプレイが繰り広げられています。
癒し系オナサポボイス
催眠はさっぱりですがある程度の癒しは得られる作品です。

秘め巫女はわざわざ自分のところまで足を運んでくれた主人公へのお礼に
古くから伝わる秘術を用いたエッチなおもてなしをします。
彼女自身のしっとりとした上品な佇まい、作中で流れるリアルな効果音の数々
時間を十分に取って少しずつ刺激を強くしながら射精を目指すエッチなど
女性の優しさや温かさを感じる要素がいくつもあります。

彼女が目指した「赤ちゃんになりきってプレイを楽しむ」ことは難しいですが
軽くリフレッシュするくらいなら普通に可能です。
特に催眠パートで流れる波の音にはとても癒されます。

その一方で本作品を催眠音声として見た場合、色々と疑問が残るというのが正直なところです。
催眠を施してるはずなのにこれといった技術が使われていないこと
聴き手を催眠の世界に誘導するために必要な暗示が決定的に不足してることが挙げられます
彼女の行為は催眠と呼ぶのに必要な最低限の条件を満たしてないと思います。

エッチはリードが丁寧で取り組みやすいです。
ですが囁き声や淫語の少なさから純粋なエロさが弱くも感じます。
寄り添ってる状況を利用し彼女に見られてることを意識させるとよかったかもしれません。

射精シーンは最後に1回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

落ち着いた気分でオナニーさせてくれる作品です。

CV:涼貴涼さん
総時間 1:18:31

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
2016年09月12日まで半額の650円で販売されてます。
その場合の点数は3点です。

健気な許嫁のほのあま耳かき

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、生まれたときから夫婦になることを運命づけられた一組の男女が
耳かきや散髪をしながら少しずつ心の距離を近づけていきます。

リアルな動きが持ち味の癒し系サービスだけでなく
それらを通じて最初はぎこちなかった2人がだんだんと打ち解け
夫婦として一生を過ごす自信をつける様子がわかりやすく描かれています。
旧家に生まれた男女の心温まる物語
許嫁の雪乃に耳かきと散髪をしてもらうお話。

「お久しゅうございます 雪乃でございます…」
雪乃は甘く穏やかな声の女性。
久しぶりに会った主人公に丁寧な挨拶をすると
これから彼の屋敷で花嫁修業に努めることを告げます。

2人は両家で代々婚姻を結んでいるほどの古い家の出身で
今回も両親に生まれたときから結婚することを決められていました。
そして結婚適齢期を迎えた彼女が彼の家に入り、1年間修行を積んだ後に正式な夫婦となります。
このお話は彼女がその修行を開始する直前の様子を描いています。

「不慣れゆえに 話し方がおぼつかないこともあるかと思いますが 努力してまいりますので 何卒 よろしくお願いいたします」
良家のお嬢様なので小さい頃から躾けられていたのでしょう。
彼女はいかにも大和撫子といった感じの古風な言葉使いで終始接してきます。
最初は他人行儀に感じるでしょうが、これが彼女の素だとわかると気にならなくなります。

また2人は子供の頃に少し遊んだくらいで今回会うのは10年くらいぶりです。
だから最初は彼女がどのように接していいか戸惑う仕草を見せます。
そこでまずは親睦を深めるために耳かき・散歩・散髪をするわけです。

一般的な癒し系作品に見られるサービスの内容を重視する作風とは違い
本作品ではサービスをしながら2人の心情の推移も描いています。
聴き始めた直後とエンディングで2人の仲が随分変わったように感じるでしょうね。
初々しい男女が織り成すやり取りも心を温めてくれます。
健気さが感じられる心のこもったサービス
雪乃が最初にしてくれるサービスは耳かき。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒で汚れを取り
最後に強めの風圧で2~3回息を吹きかける家庭的なものです。

耳かき棒は「ごりっ ずずっ」とやや篭った硬い音
綿棒は「じじっ ざっ」と耳かき棒に比べると広く柔らかさのある音が使われており
どちらも耳の壁をゆっくりなぞるように動きます。

効果音の音質が最近の作品に比べるとクリアさに欠けていたり
耳の中を掃除している音にしては硬すぎるのが気になりますが
動きについては耳の形状や大きさに合わせたリアルなものになっています。

バイノーラル録音じゃないので耳かき音声好きにはやや物足りなく感じるかなと。
個人的には今の時代だとちょっと厳しいかなって思ってます。

「だいぶ慣れてまいりました それもこれも 若様のお耳の中が 取りやすい大きな汚ればかりだからでございます」
「不思議なことに ぼんやりと 幼い頃 若様と 遊んだ記憶が 蘇ってまいります」

最中の雪乃の様子はというと、開始直後は緊張しているように見えたのが
後になるにつれて主人公と何気ない会話をするほどにリラックスします。
そして彼も耳かき中に寝入るほどに癒された姿を見せます。

彼女はずっと会っていなかった彼に対して漠然とした不安を抱いていました。
子供の頃に優しくしてくれたとしても、それが大人になっても通用するとは限りません。
しかし実際に再会して彼が昔とまったく変わってなかったことに安心し
胸のうちを語りつつ彼に様々な気配りを見せるようになります。

この部分が耳かきに個性を与えています。
ストーリー性のある耳かきと言えばいいのでしょうか。
キャラを大事にしているあまり見かけないタイプです。

次に登場する散髪は耳かきの後に庭を散歩していたところ
首のあたりを気にしていた彼が彼女に切って欲しいとお願いします。
彼女も初めてやるので軽く切りそろえる程度の簡単なものです。

「シャキ シャク」という軽快な金属音が頭の後ろを中心に鳴り
それが左右や下へと微妙に移動します。
位置の変化に合わせてハサミの音が微妙に変化するのがいいですね。
散髪は音声作品だとまだまだレアなサービスですから個性もあります。

「若様 なんだか とっても楽しいですね」
雪乃も彼に満足してもらえるようにと多くを語らず黙々と取り組みます。
耳かきに比べると効果音の割合が増えているため静かに感じるでしょう。
そして事後は彼に満足してもらえて喜ぶ姿を見せてくれます。

恋を知らないまま結婚することになった若い男女が
不得手ながらも少しずつそれを学んでいく。
現代ではあまり見かけないシチュに癒しのサービスを上手に組み合わせています。
初々しい男女のやり取りが楽しめる作品
どちらかというとサービスそのものよりも2人のキャラややり取りが魅力的な作品です。

普通の女性とはかなり違う言葉使いをする雪乃が
夫となる男性のために心を込めてご奉仕します。
これだけを見れば割とよくある風景なのですが、2人がずっと会っていなかった背景や
物語の中で少しずつ仲良くなっていく様子に一層心が癒されます。

「こうして 若様のお願いをきくのも 楽しいものなのですね」
ここでのポイントは雪乃だけでなく主人公も自分を曝け出していることです。
彼女が一方的にご奉仕するだけでは彼女の優しさしか映りません。
しかし彼がそれに対してしっかり反応を見せることで心の繋がり具合がより伝わりやすくなっています。
音声作品ではとかく軽視されがちな主人公のキャラもきちんと定められているのが印象的でした。

サービスについては私が耳かきに関して辛口なところがあるため
本作品に対しても思ったことを包み隠さず書きました。
耳かき音声をあまり聴かない人ならまず満足できるクオリティを持っています。
散髪は時間が5分程度と短めです。

ボイスドラマに癒し系サービスを組み込んでいる作品です。
キャラ重視の耳かき音声が好きな人におすすめします。

CV:月宮怜さん
総時間 40:01

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

百鬼撩乱~怪の章~

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、見習い巫女として退魔の活動をしている女の子が
学園で偶然出会ったとある妖怪にエッチな悪戯をされます。

作品の世界観を強く意識した催眠とエッチが行われているのが特徴で
催眠パートでは純和風のイメージを思い浮かべながら少しずつ入っていく気分が
エッチでは妖怪に体を舐められるちょっぴり恥ずかしくて気持ちいい感覚が味わえます。
ぼんやりと映る行燈の炎に心を委ねて
玉藻学園退魔部の部長「天津ミツハ」になり、あかなめとエッチするお話。

「それでは この音声を楽しむために 簡単な準備を始めます」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意点を簡単に説明すると
催眠に入りやすくするための準備運動を始めます。

本作品は最初に30分以上の時間をかけて彼女にミツハになりきる催眠をかけられ
その後学園のお風呂で出会ったあかなめに責められる形でエッチを楽しみます。
KUKURIさんといえば古くから女体化作品を数多く作られている老舗サークルさんです。
今作でもその経験と技術を活かした催眠とエッチが繰り広げられています。

全編を通じて最も特徴的な要素は世界観を大事にしていること。
催眠では祭りをしている神社の境内を歩く様子や
妖怪と戦うシーンをイメージをしながら様々な技術を使って催眠状態を深め
エッチではあかなめのキャラを強く意識した恥ずかしいレズプレイをします。

催眠を施しながら作品の世界に引き込んでいく自然な演出がされてますから
後になるほど没入感や集中力が高まるのを感じるでしょう。
ミツハになりきるための雰囲気作りに配慮した誘導をしてくれます。

催眠は3パート34分間。
ベッドに仰向けに寝た状態で最初に軽いストレッチをしてから
目を閉じ彼女が話すイメージを頭に思い描きます。

「ぐるぐると ぐるぐると あなたの周りを回ります」
お話の内容は夜の神社でお祭りをしている風景。
賑やかな祭囃子、あたりを照らす多数の行燈、そして出店で売っている風車。
それらの様子を語りながらこちらの意識がぼやける暗示を投げかけてきます。
風車のイメージをするシーンでは私の場合平衡感覚を軽く失う感覚がありました。

「光はとても温かく あなたの心を落ち着かせてくれます まるで 日向ぼっこをしているようです」
「それと同時に 自分が 深い眠りの状態に入っていること にも 気づくことができます」

お次は神社の参道を歩き、そこから見える打ち上げ花火の光を全身に取り込みます。
光が全身を動く様子に体が温かくなる暗示を絡め
先ほど以上にリラックスや意識のぼやけが強くなるのを感じさせてくれます。

本作品は体の熱を操作する暗示が特に多いですから
手のひらやお腹がポカポカしてきたり、エッチではカーッと熱くなる感覚を味わう人がそれなりにいるでしょう。
世界観だけでなく暗示にも一連の流れがあり少しずつ感覚を強化してくれます。

「パンと 左右の手のひらを打ちましょう すーっと内面に落ちてゆきます」
「蝋燭の明かりが ふっと消えて 行燈が暗くなります あなたの意識が 内面深くに すーっと落ちてゆきます」

そして最後はとある妖怪と戦う様子をイメージしながら
神社の作法である2礼2拍手1礼を行い、それをトリガーとした暗示を聴いて催眠状態をさらに深めます。
作品のテーマに相応しい要素を用いて深化させてくれるのがいいですね。
行燈の炎がふっと消える瞬間、意識がガクッと揺れる感覚がしました。

そうやって催眠を十分深めた後でようやく女体化が始まります。
ミツハの体に意識を移してシンクロするイメージや階段を下りるのに合わせてカウントを数え
1カウントごとに自分の体が女性になったことを自覚させる言葉を投げかけます。
おまんこ、クリトリス、乳首などエッチで重要になる部分の感度強化も同時に行ってくれますので
この時点ではそれほど感じなくてもプレイ中に感覚の変化に気づく人がいるでしょう。

神社や行燈など和風のイメージに技術を組み込んでいるテーマ性の強い催眠です。
聴き手を天津ミツハになりきらせることを目的に
まずは作品の舞台となる神社に案内し、そこで主に古典催眠の技術を用いて催眠状態を深めます。
そして十分に暗示を受け入れられる状況になったところで本題の女体化を進めます。

神社のイメージは日本人なら誰でもできるでしょうし無意識的な安心感も覚えるはずです。
進め方や使われているイメージも他の作品には無いものばかりで聴いてて面白いです。
催眠風ボイスドラマを数多く作られているサークルさんの創意工夫が随所に見られます。

まとめると、作品らしさをしっかり出しつつ誘導している比較的質の高い催眠です。
体の隅々までとことんぺろぺろ
エッチシーンは24分30秒ほど。
プレイはキス、全身舐め、乳首舐め、アナル舐め、クンニです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「覆いかぶさるあかなめを 強引に払おうとします しかし なぜか全身が重く 両手両足が動きません」
豆狸という妖怪を無事封印し、汗を流そうとお風呂にやってきたミツハは
そこにいた他の生徒(あかなめ)に体を舐められて動きを封じられ
垢の溜まっていそうな部分を中心に全身をとことん舌で責められます。

エッチは冒頭にお姉さんが手足が重くなる運動支配の暗示を入れ
ミツハと同じ状況になったところであかなめに責められ続けます。
エッチパートが始まる前に12分程度のドラマパートがあり
そこではミツハが2人の仲間と一緒に学園にいる妖怪を退治する様子や
エッチに至るまでの経緯が語られています。

妖怪というと人を傷つけたり食べる恐い生き物に思えるかもしれません。
しかし本作品に登場する妖怪は女の子の下着を盗むとか
部室で静かにお茶を飲むのが好きなほのぼのしたキャラばかりです。
あかなめもミツハの体についてる垢が目当てで、そのついでにちょっぴりサービスしてあげるだけです。
ですから少なくとも本編はホラーとかグロに耐性が無い人でも問題なく聴けます。

エッチにおける大きな特徴はプレイの内容。
長い舌を持つあかなめの容姿や垢好きな習性を踏まえて
最中はすべて舌だけで刺激を与えて何度も何度も絶頂へと追い込みます。
100%舐めのみという非常に尖ったエッチをしています。

「長くて 生暖かい舌が口の中で動き始めます ざらざらとしたものが あなたの舌に絡んできます その感覚に あなたの首と頭がゾクゾクします」
前半シーンは上半身への責めがメイン。
媚薬効果のある唾液を飲ませてミツハの抵抗心を適度に削ぐと
あかなめは口の中、左右の腋、乳房の付け根、お臍など
汚れの溜まりやすい部位を集中的に舐め回します。
そしてお姉さんがプレイの様子を実況しながら得られる快感を暗示の形で伝えます。

舐め中心のエッチですがちゅぱ音は一切鳴りません。
雑音が入ると催眠が解けやすくなるからわざとそうしたのでしょう。
その代わりにお姉さんがイメージしやすい形で実況してくれます。
カウントを使って段階的に感度を上げてくれるおかげで
後になるほど脇腹や股間が妙に熱くなっているのを感じるでしょう。

そして後半はいよいよ下半身へと突入します。
足の指の間、太ももの付け根、アナルの内外、そして膣とクリトリス。
後になるほど敏感な部分へと舌を移動させ、どの部位も隅々まで丹念に舐め尽くします。

「おまんこと同じくらい 見られるのが恥ずかしい場所です そんなアナルを あかなめは美味しそうに舐め始めます」
「何度も体が弾け 何度も何度も快感に襲われます あなたは腰をガクガクさせながら 涎を垂らします」

特にアナルを舐めるシーン羞恥心を感じさせながら行うこともあり
こそばゆい感覚やムズムズする感じがするんじゃないでしょうか。
それに対しておまんこは感度上昇や感覚操作の暗示をストレートに用いて絶頂へと導きます。

このあたりまで来ると股間に強めの火照りを感じてると思います。
それがカウントを聴くにつれて膨らんだりこみ上げてきて
最後の絶頂シーンでは軽く弾ける心地よい快感が味わえました。
羞恥心を与えながら進めている点も精神的な興奮を助けています。

このように、女性の恥ずかしい部分を隅々まで舐める変わったエッチが繰り広げられています。
バランスの取れた作品
催眠、エッチどちらにも光るものを持っている作品です。

神社、行燈、花火、参拝など「和」を強く意識しながら誘導する催眠。
あかなめに舐められる快感を主観的に味わわせてくれるエッチ。
どちらも作品のテーマや舞台との親和性を第一に考えながら行っています。

最近の催眠音声はテーマに合わせて技術を選び、用いる傾向が強くなっていますが
本作品が発売された2012年頃は一部の大手さんくらいしかされていなかったはずです。
それをここまでのレベルを維持しながら成し遂げているのは見事と言う他ありません。
日本人なら落ち着けるイメージを上手に選んで催眠に活用しています。

使用されてる技術についてもサークルさんがよく使われている凝視法を初め
簡易的な筋弛緩法、球体心像法、沈黙法など
古典催眠に属するものを数多く組み込み、聴くほど深化するように組み合わせています。
行燈の火をトリガーに深化させるアプローチなんかもされていて結構深く入れます。
女体化が若干性急な気もしますが、誘導自体はかなり優れてると言えます。

対するエッチは性感帯だけでなく腋の下やお臍などリアルでされたら恥ずかしい部分まで舐められます。
舐められて気持ちよくなる暗示と並行して
その部位がこそばゆく、むず痒くなる感覚も伝えていったほうがプレイに臨場感が出たと思います。
足の指の間あたりは舐められると快感よりくすぐったさの方が強いですからね。

絶頂シーンは全部で4回(2連続絶頂が1セットあります)。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

和風情緒漂う個性的な女体化作品です。
変わった催眠が聴きたい人には特におすすめします。

おまけは「鵺の章」です。

CV:葉市憂さん
総時間 本編…1:21:51 おまけ…15:37

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年5月12日まで3割引の700円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

乳首道 -Chi-Qo-Bi-Do-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性の隠れた性感帯である乳首の開発を目的に
お姉さんが丁寧な催眠と変わったエッチを行います。

一般的な乳首開発に見られる指や器具で刺激を与えるスタイルとは違い
彼女にいじられる、あるいは舐められるイメージを通じて
性感を高めドライオーガズムへと導く催眠音声らしいプレイが楽しめます。
乳首の道を究めるために
お姉さんが催眠を使った乳首開発をしてくれるお話。

「乳首道。それは、手を使わず、精液を放たず、無制限の快楽へと至る、至高の色道」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
主人公に乳首道とはどういうものかを簡単に説明すると
まずは乳首で感じられる体になるように催眠を施します。

本作品はタイトルの「乳首道」からなんとなくイメージできるように
最初から最後まで乳首だけにターゲットを絞ったサービスが繰り広げられています。
催眠23分、エッチ40分とかなりエロ寄った作りになってるのですが
エッチシーンで彼女はおちんちんを完全に無視し
乳首だけを指でいじったり舐め続けて何度も何度も絶頂へと導きます。

さらに面白いのが聴き手が乳首を一切いじらないことです。
催眠の段階で彼女は特に両腕を入念に脱力し
エッチの最中でいじりたくなってもいじれない環境を整えます。

乳首開発と言えば乳首を指でいじって感じやすくするのが普通ですから
こういうスタイルでプレイを行うのは非常に珍しいです。
そして自分でいじらないからこそ、彼女の言葉で乳首の感度が変化する様子を楽しみやすくなっています。
具体的には乳首がムズムズしたり妙に熱っぽくなる感覚が味わえます。

催眠はおよそ23分間。
ベッドに横になり目を瞑った状態でまずはお馴染みの深呼吸を行い
その後は体を細かいパーツに分けてじっくり脱力し、軽さを感じさせます。

「いい感じです。体の中に綺麗な空気が取り込まれて、体の中の余計な力が抜けていきます」
「肩、上腕、肘、手首、手の指先、力がす~っと抜けていく。抜けていきます」

「いい感じです」「そうです。よいですね」など彼女がすぐそばにいるのを意識させるセリフを交えながら
「力が抜ける」「気持ちいい」とリラックスを促すセリフを上手に投げかけてくれます。
脱力も深呼吸をしながら行いますので、しばらくすると体のほぐれを感じるでしょう。
リバーブエフェクト有りのバージョンを聴いた場合は意識のぼやけもほのかに実感できます。

カジハラエムさんは販売数だけを見ると大手のサークルさんには及ばないのですが
催眠誘導に限って言えば大手に準ずるくらいの十分な実力を持っています。
今作では特に暗示のリズムにこだわって作られており
「ふわふわ」「じんじん」などの擬声語を適度に織り交ぜてセリフにリズムを持たせ
シーンごとに彼女が伝えたい単語をテンポよく投げかけています。

簡単に言えば心地よい語感のセリフが多いです。
これが彼女の言葉に対する無意識的な抵抗感を和らげ
催眠に入りやすい精神状態になる手助けをしています。

お次は左右の腕を中心に体全体へ重さと心地よさを感じさせます。

「あなたの右手が重くなります。重く。重く。重く。重くなって、ぴくりとも動かせない。動かせなくなります。」
直前に浮遊感を感じていたおかげもあって
実際に聴いてみると妙なだるさを感じる人がいるでしょうね。
特に腕は普段よく動かすからその違いを強く実感できます。
そしてこれは彼女の催眠に入りつつあることを表します。

カウントを数えるなどの明確な深化シーンがないので
自分が催眠に入っているかどうかがややわかりにくいのですが
このあたりまで来るとえらく眠いとか、体を動かすのがめんどくさいといった
日常生活とは少し違う感覚がある程度湧き上がってきます。

「女体に反応する男性器のように、勃起する。びく。びくん。優しく導かれて、天を突く」
「ガチガチに勃起したあなたの乳首を、(お姉さんが)見つめる。立派になった乳首を、見つめます」

そうやって催眠の感覚を適度に強めた後は最後の仕上げとして
エッチの主役になる乳首を勃起させ、感度も強化します。
私の場合は勃起せずムズムズする程度でした。
これまでの流れがリラックスに特化しているので勃起しにくいように思えます。
実際にいじるわけでもありませんし感度は上がるので問題ないでしょう。

十分にリラックスさせてからエッチに必要な暗示を入れるシンプルな催眠です。
イメージ力と乳首の感度を高めることを目的に
古典催眠における定番の技術を繋げて少しずつ確実に催眠を深めます。
個々の工程にじっくり時間をかけ、さらに彼女がセリフの間を取りながら語りかけてくれるので
のんびりした気分で無理なく取り組むことができます。

最中の暗示の入れ方も上手ですし、特に脱力感を強く感じるのはないでしょうか。
そしてエッチでも暗示をリズミカルに入れてくれるので催眠状態を維持しやすいです。
目的を見据えつつ催眠そのものも楽しめるように作られています。

まとめると、誰にでも聴ける親切で的確な催眠です。
乳首だけを集中攻撃
エッチシーンは40分ほど。
プレイは乳首責め、乳首舐めです。

乳首責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「あなたの勃起した乳首に、手を伸ばします。柔らかそうな手が、細くて長い指先が、あなたの乳頭に近づきます」
催眠を使って主人公の乳首を敏感にしたお姉さんは
自分が乳首を責めているイメージを使って気持ちいい感覚を与えます。

エッチは彼女が乳首を3種類の手段でとことん責め立て
ある程度気持ちが高まったらカウントを数えてドライ絶頂する。
これを数回繰り返して乳首の気持ちよさを楽しみます。

最初に登場するのは指での責め。
乳首を擦るときは「しょりっ」という軽い摩擦音、摘むときは「すすっ」と滑らかな音を鳴らし
それらとセリフを組み合わせてプレイの様子をイメージさせてくれます。

「弱くつまめば、優しく、のけぞる。強くつまめば、勢いよく、のけぞる」
「擦って、擦って、擦る。左にねじって、右にねじる。擦って、擦って、擦る。右にねじって、右にねじる」

彼女はエッチに入っても上のセリフのようにテンポよく言葉をかけます。
効果音も鳴るのでちょっとした音楽を聴いている感覚がするでしょう。
彼女の責めっぷりもイメージしやすく自分のこととして捉えやすいです。

ですが、効果音をトリガーに感覚を操作するプレイをしているのに
事前に「擦る音を聞くとピリッとした痺れが走ります」など
効果音に暗示を入れていないのがちょっぴり残念です。
これがあったらもっと臨場感のあるプレイが楽しめたかもしれません。

「舐めれば、舐めるほど、乳首の感度が上がっていきます。舐める度に、声をあげる。舐める度に、体がびくんびくん。」
開始から15分近く経つと次なるプレイとして乳首舐めが加わります。
水分控えめでハイペースなちゅぱ音は効果音に比べてずっとエロく
セリフも使ってもっともっと感じられるようにサポートしてくれます。

少し後に始まる最初の絶頂シーンでは、一般的なドライには及ばないものの
脳内が瞬間的に晴れ渡るスッキリした快感が走りました。
乳首でイクというよりは脳イキの色が強い絶頂感です。

「たまらない、快感。我慢できない、快感。耐えられない、快感。それが、あなたの乳首から全身に走り続けます。まだまだ、走り続けます」
また終盤に差し掛かると2分近く断続的にイキ続ける変わったプレイも登場します。
こちらも小さめの快感が脳や股間にじーんと響く感じですね。
時間が長いのでお腹の筋肉が引き締まって軽く痛くなるかもしれません。

このように、乳首を責められるイメージだけでドライを誘発するエッチが繰り広げられています。
変わったタイプのドライ系作品
乳首開発には不向きなのだけど、ドライオーガズムは比較的楽しみやすい作品です。

優しいお姉さんが一歩一歩手順を踏む形で
催眠誘導や乳首特化のエッチをきめ細かくリードします。
リラックスをしっかりさせて暗示を受け入れやすくしてから感度を上昇させる催眠
その流れを維持しつついくつかの手段で乳首を責め、イかせるエッチ。
タイトルの「乳首道」に相応しい面白いサービスを提供してくれます。

乳首を扱うプレイは自分でいじる場合がほとんどなため
乳首の開発具合によって得られる快感に大きな差が生まれる傾向があります。
しかし本作品は完全にイメージでエッチをしてますから
そういったハンデが発生しにくく、結果的に誰でも安定した満足度が得られます。
催眠の技術を使って乳首プレイのハードルを下げているところが素晴らしいです。

気になった点を強いて挙げるならエッチの開始前にもう少し準備が欲しいです。
ノーハンドのプレイとなるとどれだけ気持ちを高められるかがカギになりますから
いきなりエッチをするのではなく、エッチを有効に進める暗示を事前にいくつか入れて
それから臨んだほうが結果的に充実したプレイが楽しめたでしょう。
ここがしっかりしていれば絶頂シーンの快感がもっと大きくなっていたのではないかなと。

絶頂シーンは4回+α。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

独自の切り口でドライへと誘導してくれる作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:08:06

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

ロリババアなお狐さまとイチャイチャ

サークル「ぴーしゅーたー」さんの同人音声作品。

今回紹介する同サークルさんの処女作は、土地神として長い間人々を見守り続けているロリババアが
そこに住む男性へのお礼にエッチなご奉仕をします。

ロリババア特有の口調や彼女の可愛いキャラが生み出す癒しの雰囲気が魅力で
彼女はずっと年下な彼と恋人に近い対等な立場で接し
エッチの際には発育途中の体を使って精一杯のおもてなしをします。
ロリババアと過ごす心温まるひと時
お狐さまと話したりエッチなサービスを受けるお話。

「ふぁぁぁぁ …ん? なんじゃここは?」
お狐さまは甘く可愛い声の女の子。
長い眠りから目覚めてたまたま近くにいた主人公に話しかけると
しばらくの間自分を家に泊めてほしいとお願いします。

彼女は遠い昔からこの土地を守り続けている土地神にあたり
もう一人の土地神と200年ずつ交代で勤めを果たしています。
しかし彼女が目覚めたこの時は前回から丁度160年後。
まだ寝ててもいいのだけどせっかく起きたのだからということで彼の元に居候します。

「ふふん 便利じゃろう これでわらわも ナウい土地神となったということじゃ」
そして彼女はロリババアらしく「~じゃ」などの古風な口調で終始語りかけてきます。
可愛い声と口調の大きなギャップに愛らしさを感じるでしょう。

音声作品におけるロリババアはプライドが高かったり
エッチで男性の精液を一滴残らず搾り取るS気質のキャラをよく見かけるのですが
このお狐さまは主人公に対して偉そうな態度を取ることは一切なく
居候する際にもちゃんとお願いし、そのお礼にエッチをするといった義理堅い性格をしています。

小動物的な可愛さを持った女性ですね。
特にエッチシーンでは恋人同士に近いあまあまなプレイをしてますから
性的興奮に加えて心にぽかぽかしたものを感じるでしょう。
事前に他愛もないやり取りをするなど癒し要素の強い作品になっています。
愛を感じるあまあまなエッチ
エッチシーンはおよそ17分間。
プレイは乳揉み、キス、手コキ、フェラ、シックスナイン、SEX(騎乗位)です。
エッチな効果音はありません。

「よいよい おなごに興味がない男などこの世におらん ほれ もっと近う寄れ」
主人公の家に移動し、彼が買ってきたお酒を飲んですっかり気分をよくしたお狐さまは
彼を近づけ自ら帯を解き、その膨らみかけの胸を揉ませてあげます。

エッチは年上の彼女が彼をリードする形で行います。
本作品のエッチにおける大きな特徴は2つ。
ひとつはキスシーンが多いこと、もうひとつは声や音が比較的上品なことです。

前者は包皮を剥く直前に1分ほどするところから始まり
フェラで1回目の射精をした後、シックスナインで彼女が絶頂した後
そしてSEXの最後に中出しを決めた直後など
プレイの合間合間に必ずと言っていいほどキスをします。

1回1回の時間が短いので抜き場にはならないのですが
2人の心の繋がり具合が強く感じられて感情移入しやすくなっています。
とろけるような甘いちゅぱ音をゆっくり鳴らす温かいキスです。

「んっ はぁっ あぁっ いい感じじゃぁ」
後者はシックスナインやSEXで漏らす喘ぎ声、キスやフェラで鳴らすちゅぱ音が
ロリババアモノの割にはいずれも下品さを抑えてあります。
喘ぎ声は子犬が鳴くような可愛いものをよく漏らしていました。
エッチにやや不慣れな女の子としている感じですね。

ロリババアは見た目によらずエッチが上手なのが売りとも言えますし
個人的にはもうちょっと意識的にエロくしたほうが普段とのギャップがあって抜けたかなと。
雰囲気はすごくいいんですけどね…。
これも先ほど本作品を「癒し重視」と言った理由のひとつです。

プレイの様子はというと、前半は彼女が手コキやフェラで彼のおちんちんを責め
後半はお互いがお互いを責め合うプレイに切り替わります。

「いつでも出してよいぞ わらわがぜーんぶ飲んでやる」
「くっ おっ おぉぉぉ あんっ くふっ」

やや苦しそうな息を漏らしながら小さなお口で大きなおちんちんを一生懸命咥えたり
おまんこを舐められる、貫かれる時に大きな喘ぎ声を漏らす姿は
彼を明らかに大切な人と考え、精一杯のご奉仕をしようとする健気さに溢れています。

女性に大事にされてる気分が味わいやすいエッチですね。
そういった精神的な充実が純粋なエロの弱さをある程度カバーしています。

このように、彼女に愛されている雰囲気を重視した癒されるエッチが繰り広げられています。
珍しいタイプのロリババア作品
ロリババアの特徴を敢えて少し弱めて個性を生み出している癒し系作品です。

お狐さまは久々に降り立った自分の土地で出会った主人公に
一緒に住まわせてもらうお礼として心のこもったご奉仕をします。
独特な口調、可愛い声といったロリババアの要所を押さえつつ
その性格やエッチのスタイルは見た目相応の少女に近いものにしています。
簡単に言えばあざとさがあまり無いということです。

そんなわけでロリババアモノより年下に愛される系の作品にも思えます。
ですが彼女の純真なキャラやエッチで見せる愛らしい乱れっぷりは十分に魅力的です。
エロに対する貪欲さが控えめな点を理解した上で聴くなら普通に楽しめるでしょう。
属性は完全にノーマル向けです。

エッチは彼女に処女設定があるからか純愛系のプレイをしています。
ストーリーやキャラが立っているので聴いてて面白いのは間違いないのだけど
オカズとして使うにはもう一押しエロさが欲しいところです。
射精回数は全部で2回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそこそこです。

可愛らしい女の子とのひと時を綴った心温まる作品です。
癒し系のボイスドラマが好きな人におすすめします。

CV:花見川ゆふさん
総時間 30:09

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年2月2日まで半額の150円で販売されています。
その場合の点数は8点です。

和装のお姉ちゃんが僕に優しく囁いてくる

サークル「タロイモ本舗」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、和服姿がよく似合う上品なお姉ちゃんが
変わった性癖を持つ弟にエッチなご褒美やお仕置きをします。

囁き声で語りかけながら優しくいじめるややM向けのプレイが行われており
彼女は最初は上品に、後になるほど下品な単語を交えながら
彼が興奮できるように時には優しく、時には厳しくおちんちんを責め上げます。
和服美人のちょっぴり下品なおもてなし
姉の立華 葵(たちばな あおい)に性欲処理のお手伝いをしてもらうお話。

「…よく来ましたね そこにお座りなさい」
葵は甘く上品な声のお姉さん。
実の弟にあたる主人公を呼び出すと
彼が隠していたエロ本を差し出し、その内容について問い詰めます。

本作品は女性になじられるプレイを好むMな弟の性欲を満たすために
彼女が3つのパートに渡って密着し囁きながら責めてくれます。
タイトルにもなってるくらいですから当然ボリュームもかなりのもの。
調べてみたところ総時間53分のうち約41分30秒間彼女が囁き声で話しています。

バイノーラル録音ではないのでそれに比べると音質はやや劣るのですが
彼女の持つ上品な声や息遣いには生々しさがあります。
年上キャラを得意とされている大山チロルさんらしい艶っぽい演技が光っています。

そして彼女に囁かれているシチュを最大限に活用して
エッチの際は彼女がパートごとに違ったタイプの言葉責めをしてくれます。

プレイだけを見ると手コキ、オナニー、手コキとかなりソフトな部類に属するのですが
彼のM心をくすぐる軽めの罵声を浴びせかけたり、逆に存分に甘やかしたりして
こちらの射精したい欲求を執拗にくすぐってくれます。
セリフの質や投げかけてくるタイミングが洗練されている作品だと思います。

「欲望をある程度発散しておけば 間違いを犯すこともないでしょう」
エッチの相手をしてくれる葵はまさに大和撫子と呼ぶのが相応しいキャラ。
凛とした声と口調で語りかけながら彼のおちんちんを時には優しく、時には厳しく責め立てます。
彼女としては彼のMな性癖を改善するために厳しく接したいのでしょうが
彼に甘えられるとどうしても拒絶できない甘さも持っています。

そんな彼女の気持ちを反映するかのように
甘い雰囲気ながらも手厳しいシーンが一部で登場するややM向けのプレイが行われています。
簡単に言えば「優しくいじめてくれる」プレイです。
年上の女性にそうされるのが好きな人はきっと楽しめるでしょう。
心と体をバランスよく責めるエッチ
エッチシーンは3パート36分ほど。
プレイは手コキ、耳舐め、オナニー、玉揉み、乳首責めです。
手コキ、オナニー、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「それでは 触りますよ …んっ …あぁ なんだか不思議な触り心地ですね」
主人公に服を脱ぎ、おちんちんを晒すように言うと
葵は不慣れな手つきでそれに触り、ゆっくりと刺激を与え始めます。

エッチは終始彼女に責められたり指示を受ける形で進みます。
彼女がお嬢様、しかも今回初めておちんちんに触れる処女なため
服を脱いだりおっぱいを揉む、といったシーンは一切ありません。
しかし前項で説明した言葉責めとやや激しい肉体への責めで彼をしっかり満足させます。

最初の「囁き耳舐め手コキ編」はしばらく手コキをしてから
囁きと耳舐めを追加するオーソドックスなプレイ。
「にちゅ くち」という粘液質の水音を最初はゆっくり、後になるほど速く鳴らしながら
彼女が耳元で熱っぽい吐息や下品なちゅぱ音を聞かせてくれます。

「強く責められて興奮するなど…やはり貴方は 被虐趣味があるようですね」
「ほら ふぅーっ…。股間も 硬くしてしまって…息も荒くなって…。あーあー はぁ… なんてひどい姿…」

この時点での葵はエッチに関する知識や技術がほぼないため
他の音声作品に登場するような心をえぐる言葉責めは特にしてきません。
その代わりM男に成り果ててしまった彼を残念そうな表情で眺めます。
ある意味ストレートな反応なので、現在の状況も相まってちょっぴり恥ずかしさを感じます。

「いいですよ 姉様はこうして… 耳を 舐めていますから… お好きなだけ 出しなさい」
ですが、そんなどうしようもない彼を彼女は最後にしっかりと受け止めてあげます。
ただ突き放すのではなく、その後抱きしめてくれるから本当に心が満たされます。
ややM向けのプレイに甘やかし要素を織り交ぜた珍しいプレイですね。

続く「隠語囁きオナニー編」は数日後のお話。
再び呼び出した主人公に変わった趣向のプレイをしようと提案した葵は
彼にオナニーをさせながら淫語を交えたサポートをしてあげます。

「私が許可するまで… おちんぽから ザーメン… ぴゅっぴゅしちゃ めっ、ですよ」
「睾丸に溜まった精子が 尿道をぐぐぅーってのぼって…。勢いよく どぷどぷどぷどぷ… 射精 射精 射精…」

前のパートでは一切言わなかった「おちんぽ」「ザーメン」などの単語を
いつも通りの上品な声で言われるとかなりの破壊力があります。
そして射精したくなっても最後の最後まで我慢するよう言います。

一見手厳しいプレイに思えるでしょうが
普通に射精させてしまったら彼を心の底から満足させることはできません。
だから敢えてこういう意地悪をして気持ちよく射精させてあげています。
その証拠に彼女は最後にぎゅっと抱きしめながら彼の射精を見届けます。
愛する人を存分にもてなすプレイだから気分よく抜けるし事後も余韻に浸れます。

最後の「意地悪赤ちゃんプレイ編」は彼の机の上にあったその手の本を読んだ葵が
主人公を抱き寄せて手コキをしながら赤ちゃん言葉を投げかけます。
彼女は一切脱がないので授乳プレイはありません。

「ほら おちんちん出して いい子いい子ちまちゅからね」
「ほら 乳首つまんで くりくりくりぃ… いけない子 乳首で感じる いけない変態さん」

ここでは通常の赤ちゃん言葉に加えて言葉責めもしてくるのがポイント。
ただ甘やかすのでは満足できない彼のためを思ってのことでしょう。
プレイについても後半は竿と亀頭を同時に責める激しいタイプの手コキが登場します。
今までと違った彼女の言葉使いが新鮮さと別方向の興奮を呼び起こしてくれます。

このように、パートごとに言葉責めの方向性を切り替えたプレイが繰り広げられています。
甘い雰囲気を持つややM向けの作品
上品なお姉ちゃんが繰り出す様々な言葉責めと
彼女に優しくいじめられるシチュ&プレイが魅力の作品です。

葵は普通のエッチではもう満たされない心と体になってしまった主人公に対し
自分なりに勉強しながら彼が喜びそうなセリフを何度も何度も囁きます。
プレイのほとんどが囁き声なので雰囲気はとても穏やかなのですが
言葉責めの質やおちんちんへの責めっぷりは明らかにMを意識したものになっています。
この2つの異質な要素を上手に織り交ぜ、ひとつのプレイとして成り立たせているところがとても面白いです。

セリフについても最初はおぼつかない感じ、次は淫語中心、最後は赤ちゃん言葉と
彼女の性に対する知識の蓄積具合に合わせてきちんと変化させています。
おかげで同じ囁きながら責めるプレイでも随分違った印象を受けます。
名家のお嬢様が上品な声で下品な言葉を言う点もすごく興奮します。

対するプレイは最初のパートだけはゆっくり目に抑えて
あとの2パートはMが満足できるレベルの意地悪さを持たせたものにしています。
といっても彼女がそんなにエッチに詳しくないですから寸止めとかはありません。
ちょっぴり我慢させて射精感を大きくするあたりに留まっています。
雰囲気も合わせるとやはりややMの人が一番楽しめるかなと。

射精回数は各パート1回ずつの合計3回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

年上の女性が優しさと厳しさを持って愛してくれる作品です。
囁き好き、ちょっぴりいじめられるプレイが好きな人には特におすすめします。

CV:大山チロルさん
総時間 53:28

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

すんどめ姫 -自慰庵の清姫-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、人里離れた静かな庵を舞台に
着物姿の上品な女性が催眠を交えた寸止めプレイを提供します。

おちんちんを実際にしごくのではなく
暗示を使って聴き手の感覚を操作するドライ式の寸止めが行われており
彼女は様々な言葉をかけて心と体にエッチな熱や痺れを感じさせ
ある程度溜まったところでそれをストップさせる動作を何度も繰り返します。
寸止めが大好きなあなたへのご褒美
自慰庵の主「清姫」に寸止めオナニーを手伝ってもらうお話。

「あら いらっしゃい すんどめのための庵 「自慰庵」へようこそ」
清姫は清らかで落ち着いた声の女性。
寸止め好きでないと辿り着けない自慰庵へとやってきた主人公を温かく迎えると
彼のために催眠を交えた寸止めのサービスをしてあげます。

本作品はタイトル通り催眠誘導を行った後
彼女が肉体ではなく精神面への寸止めを行い気持ちを高ぶらせます。
寸止めと言えばおちんちんを射精寸前までしごいて我慢するプレイが定番になっているだけに
こういう心の寸止めは催眠音声ならではの珍しいプレイと言えます。
催眠音声でもドライ系の寸止めを行う作品は極めて稀です。

催眠はおよそ22分間。
まずは横になり彼女の声に耳を傾けながら深呼吸や腕の脱力を行います。

「いい子の貴方は 妾の言葉を聴いて それを実行する」
「頭の中に 妾の声が響く 響きまくる 妾の声で 頭の中がいっぱい 気持ちいい」

本作品の催眠は物理的な刺激を一切与えないエッチをすることを考えて
彼女が序盤から声に対する印象操作を小まめに繰り返し行ってきます。

最初は普通の女性の声として認識していたのが
後になると聴いているほうが落ち着くとか、心地いいと感じるようになるかもしれません。
そうやって彼女は催眠を深めながら言葉で操作しやすい環境を整えていきます。

「腕が重い ずしりと 重い 重さを意識すると 余計に重い 重さを意識すればするほど さらに重さを感じる」
肝心の催眠についても深呼吸は聴き手のペースで行わせていたり
脱力の際はキーワードを意識的に組み込んだ言葉をかけて効果的に誘導します。
そして直後に今度は浮遊感を感じる暗示を入れて逆の感覚を味わわせてもくれます。
私個人の感想ですが、カジハラエムさんは催眠誘導に関しては割とレベルが高いです。

体をリラックスさせた後は心のリラックス。
腕から生まれた浮遊感を頭に伝えて頭の中を真っ白にしたり
光の玉を見るイメージによって意識をぼやけさせたりします。

「幸せ ゆったりとした明滅 見ているだけで 意識が 玉に吸い込まれる。幸せ ゆったりした明滅 見つめているだけで 意識が 玉に吸い込まれる」
感覚をシフトさせる流れや技術の使い方自体はしっかりしているのですが
最中のセリフが同じ表現を繰り返すやや単調なものになっているのが残念です。

催眠は聴き手が興味を持ちながら行ったほうが入りやすいし維持もしやすいですから
そう感じてもらうためにどのサークルさんも言葉使いや表現方法を色々と工夫されています。
しかし本作品はこの先のエッチも含めて似通った表現や同じセリフを使いまわしているシーンが多く
その結果集中力を維持しにくいという点で催眠に入りにくく感じる人がいると思われます。
(聴いた後に台本を一通り読んだ上での感想です)
私の場合は多少意識がぼやける感覚があるくらいでした。

主に古典系の技術を組み合わせている比較的オーソドックスな催眠です。
聴き手の心を清姫の声に反応しやすくするのを目的に
適度にリラックスさせてから暗示を繋げていく形で催眠を深めようとします。

全体的な流れは作品の趣旨に沿っているし理に適っているとも思います。
しかし先ほど挙げたセリフの単調さが催眠に必要は集中力を削いでしまっています。
暗示の入れ方も「力が抜ける」などをストレートに伝えてくるパターンがほとんどなので
イメージから連想される雰囲気を伝えるとか、比喩を用いるとか、会話の中に暗示を潜り込ませるとか
より多くの聴き手に伝わるよう表現を工夫して欲しかったです。

自慰庵は都会の喧騒から離れた静かな場所だそうですから
近辺に生えている植物が風に揺れている様子とか、ストレートに小鳥の舞う様子だとか
催眠に使える材料はいくらでもあるはずです。
それらをイメージさせながら暗示を入れたほうがその場にいる=作品の世界に浸りやすくもなります。
そういった本作品ならではの要素がもっとあったほうが良かったかなと。
イきたいけどイけないもどかしい感覚
エッチシーンは24分ほど。
プレイは言葉による寸止め・絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「頭の中は 快感だけ 頭の中は キモチイイしかない 熱い 体が熱い 熱い 体がすごく熱い」
催眠を使って主人公を自分の声の虜へと作り変えた清姫は
引き続き様々な言葉をかけて彼の心と体の感度を上げていきます。

エッチは冒頭で書いたようにおちんちんには指一本触れず
彼女の言葉を聴きながら寸止めされる感覚を楽しみます。
ドライオーガズムができそうでできないもどかしさを味わってもらうのがコンセプトですから
過去にドライを経験したことがある中上級者に向いていると言えます。

プレイの流れは事前に準備として4分程度感度上昇の暗示を入れ
それから絶頂を促す暗示→絶頂感を食い止める暗示を4セット程度交互に入れ
十分に気持ちが高まったところで最後に1回ドライ絶頂します。
意地悪なプレイにも見えますが、主人公が寸止め大好きキャラですのでご褒美と言ったほうがいいでしょう。

「白い 真っ白い 精液のような白 頭の中が どろどろ ぬるぬる 頭の中は ドロドロの白でいっぱい」
「妾の声に 狂う 声の愛撫に 狂う 全身が 痺れるくらいに気持ちいい 痺れる 痺れまくる」

淫語の類をほとんど使わず心を操作するあたりが催眠音声らしくていいですね。
同じフレーズを多用したり繰り返しているものの、個々のセリフの表現自体はしっかりしています。
だからこそ惜しいなぁというのが正直なところです。

「ゼロっ これが 絶頂 ゼロッ! ゼロッ! ゼロッ!! ゼロッ!!!」
ちなみに絶頂はお馴染みのカウント形式で行います。
道中の寸止めシーンでは明確なタイミングが設けられていないため
そちらでもカウントを数えたほうが寸止め感がより出たように思えます。

このように、精神的な寸止めを行う変わったエッチが繰り広げられています。
面白い試みなのだが…
同人音声ではお馴染みの寸止めを催眠音声形式にアレンジしている作品です。

清姫は普通の寸止めではもう満足できないくらいに寸止め好きな主人公に
敢えておちんちんをいじらない形での個性的な寸止めをプレゼントします。
ドライオーガズムに着目し、心を操りながら寸止めの感覚を与えようとする発想自体は素晴らしいです。
ですが残念ながら今回に限っては完成度に難があるというのが率直な感想です。

ドライ系の寸止め自体が催眠音声でも滅多に扱われていない、つまりまだ開拓の段階にあることや
セルフに対するドライの魅力が連続でイける点にあることが大きな理由です。

実際のところ、ドライを扱ったプレイと言えば時間をかけて大きく1~2回させるか
あるいはヘトヘトになるほど連続でさせる場合がほとんどです。
射精のように手を離せば制御できるものでもありませんし
ドライの感覚をそこまできめ細かく操作するのは難しいのかもしれません。
私も残念ながら今回のプレイで精神的な寸止め感はあまり味わえませんでした。

後者は1回達したらしばらく時間を置く必要がある射精のデメリットを考えると
立て続けに絶頂を味わえるドライの特性は大きいです。
そこを敢えて捨てて寸止めにするのがいいかと言われると…うーん。
それならストレートにセルフでの寸止めの方が良かったかなと思います。
私は聴く前は運動操作の暗示を使って手の動きを制御するエッチをするのだと予想してました。

エッチはノーハンドで寸止めをするハイレベルなプレイです。
流れはいいのですが寸止めシーンでカウントなどのトリガーを使っていないのが気になりました。
そこがはっきりしていればもう少し違った感覚が味わえたのかもしれません。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

難しいテーマに果敢に挑戦している作品です。
首を捻る部分が色々とあったため当サイトでは低めの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 49:28

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
コスパがいいので+1してあります。

無機質系巫女さんによる割り切りお祓いオナサポ

サークル「ドット*ハーフ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、感情をあまり表に出さない無機質な性格の巫女が
主人公の体に巣食う邪気を取り除くためにエッチなお手伝いをします。

神社で行われる儀式をテーマとした事務的なエッチが特徴で
彼女は主人公のおちんちんや痴態を見ても眉一つ動かさずに見守ったり
儀式の最中もあまり色気を出さず淡々としごき続けます。
体の邪気を祓うちょっと変わった方法とは
とある神社にいる巫女「すずしろ」にお祓いの儀式をしてもらうお話。

「いらっしゃいませ 本日は 体内にたまった良くないモノをお祓いにて体外へと排出する と言うことを神主から承っていますがお間違いないでしょうか」
すずしろは淡々と話す上品な声のお姉さん。
心身に何らかの問題を抱えて神社にやってきた主人公に丁寧な挨拶をすると
今回行う邪気祓いの儀式の具体的な内容を説明し始めます。

本作品は彼の邪気を体から取り出すことを目的に
まずはオナニーをして一旦尿道内を精液で清め
それからおちんちんに彼女の愛液を塗りたくりながら彼女が手でしごき、邪気ごと精液を吐き出します。
儀式と言っても小難しい事をするシーンはほとんどなく普通のエッチに近いです。

「邪気を清め 精気に戻すために 巫女の体液…この場合は愛液ですね 愛液のついた手で お客様のペニスに触れさせていただきますので ご了承ください」
そして彼女は儀式を円滑に進めるための手段として
これらの説明から行為に至るまでを感情を殺しながら粛々と行います。

淫語をそれなりに言ってくれるものの口調はかなり無機質ですし
こちらが興奮したり射精しても女性らしい反応はほとんどしません。
あくまで儀式の一環としてやっている、という割り切り感がそれなりに感じられます。

ただし、事務的からイメージされる突き放される感じもそれほどありません。
緊張して勃起できない彼のために耳元で淫語を囁いてあげたり
儀式の準備に目の前でオナニーしたりとちょっとしたサービスをしてくれたりします。
おかげで事務的がテーマの作品とは思えないほど温かい雰囲気が漂っています。

彼女自身が冷たいというよりは、巫女=俗世にあまり触れられない境遇のおかげで
男性に対して愛情を持って接することに慣れていない不器用なキャラに思えます。
そういう意味では本当の事務的とは少し違った要素を持つ作品かなと。
簡単に言えば口調は事務的なんだけどサービスは結構献身的です。
不器用なりに心を込めて行うエッチ
エッチシーンは2パート28分間。
プレイはオナニーの見せ合い、手コキです。
すずしろのオナニー、手コキ、射精の際にリアルな効果音が鳴ります。

「お客様のおちんちんが勃起されるよう こうして お耳元で 応援いたします」
下半身を脱いで椅子に座った主人公が緊張のあまり勃起できないのを見て取ると
すずしろはそのお手伝いとして左の耳元に寄り添い優しく淫語を囁き始めます。

エッチは儀式の流れに沿って前半はオナニー、後半は手コキで1回ずつ射精します。
前半は彼女にオカズを提供してもらいながらオナニーするオナサポに近いプレイ。
軽く深呼吸してから囁き声での淫語責め、そしてオナニーの見せ合いへと続きます。

「おちんちん おちんちん お客様のおちんちん 勃起 おちんちんが 勃起」
「おちんちん 頑張っていますね 頑張っているおちんちん 私がしっかり 見ています」

淫語責めは勃起の促進に加えて応援要素も取り入れた内容です。
彼女らしく無機質な声で淫語を連発してくるのでそれほど興奮するわけではありませんが
男性を勃起させようと頑張っている様子が心を温めてくれます。

最も抜きやすいシーンはその次に登場するオナニーの見せ合い。
儀式には愛液が必要ということですずしろも全裸になり、彼の目の前でおまんこをいじり始めます。

「はぁ 興奮して…いただけていますか それは…んっ 何よりです」
性格は無機質でも気持ちいいところを刺激したら感じるのが女の子。
普段とはまったく違う熱っぽい声を漏らしながら
「にちゅっ くにゅっ」と粘液質の水音が鳴り続けます。

効果音のリアルさもさることながら、予想以上に激しくかき回してくれているところにグッときました。
先ほどよりもずっとストレートで強力なオカズになっています。

対する後半の手コキパートは事務的要素の強い内容。
すべての準備が整ったところで彼の股の間に彼女が入り
最初はおちんちん全体を、しばらくすると弱点を集中攻撃して再度の射精へと追い込みます。

「邪気のせいでしょうか 手の中でおちんちんが ビクンビクンと暴れ始めました」
「睾丸が持ち上がってきますね…どうぞ」

ゆっくりとしごきながらおちんちんの状態を淡々と実況したり
やや力を入れた音を鳴らしながら規則的に刺激を与えていく様子は
確かに儀式のために割り切って行っているように見て取れます。

途中でこちらの早漏っぷりを軽く貶すシーンもありますので
属性的にはややMあたりの人が一番楽しめるでしょうね。
ただし彼女の態度に反して効果音は意図的にエロいものが使われていますから
それなりの性的興奮は得られると思います。
ペースはもちろん、責める部位によっても効果音が切り替わる細かな演出がされています。

このように、パートによって方向性の異なるエッチが繰り広げられています。
もう一押しが欲しい作品
性愛に不器用な女性が自分なりに一生懸命男性をもてなそうとしている作品です。

すずしろは主人公の体内にある邪気を取り除くため
そして彼にできるだけ気持ちいい状態で射精してもらうために
基本的な部分は儀式に則りながら、ところどころで女性としての優しさを見せています。

儀式の目的は丁度いいタイミングで2回射精させるだけですから
彼女が本当に事務的ならプレイの内容や展開をもっと味気なくしてもよかったはずです。
ですが実際は彼女なりにプレイを楽しんでもらいたいと願っている部分も見て取れます。

「どうしても 色々なものを溜め込んでしまい 体に異変が起きたときは すぐに当神社にお越しください その時はこのすずしろが 誠心誠意 心を込めて お祓いさせていただきます」
ガチの事務的作品ならこんなセリフはまず言いません。
「無事終わりましたね。お疲れ様でした。」と言ってさっさと退出するでしょう。
そうしなかったところに彼女の不器用さを感じました。

しかし、この要素が作品本来のコンセプトである事務的からやや遠ざかってしまい
結果的に中途半端な内容になってしまっているようにも思えます。
事務的と呼ぶには優しすぎますし、甘やかしと呼ぶには冷たすぎます。

特に前半で彼女がオナニーをしてみせるところが事務的からかけ離れています。
後半はかなり事務的だっただけに、2つのパートの噛み合わせ具合に疑問を感じます。
やるからには事務的に徹した方が作品としての個性が出るし、完成度も高まるのではないでしょうか。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

サークルさんが言われている「終始事務的かつ割り切った巫女さん」と
実際のサービス内容にズレがあるため、今回は以下の点数とさせていただきました。
不器用なりに頑張ってる様子を強調したほうが良い作品に仕上がったと思います。

CV:月宮怜さん
総時間 39:12

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

稲荷神のやすらぎ催眠

サークル「Muse」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、やや子供っぽい雰囲気を持つ心優しい神様が
催眠を使って主人公の悩みを取り除いたり性欲解消のお手伝いをします。

「やすらぎ催眠」の名の通り癒しをかなり重視した内容となっており
全編にわたってのんびりと話す彼女の可愛い声や
聴き手にある程度の選択肢を設けた催眠が心にゆとりを与え、リラックスした気分にさせてくれます。
迷い人に心の安らぎを
稲荷神(いなりのかみ)の催眠やエッチなサービスで心身をリフレッシュするお話。

「ん? 君は どうしたの? こんな夜更けにここに来るなんて」
稲荷神はのんびりと話す可愛い声の女の子。
心に安らぎを求めた人が来る場所へと迷い込んできた主人公に声をかけると
彼の悩みを取り除くお手伝いをしてあげます。

彼女は挿し絵の通り人間と狐の両方の特徴を持った容姿をしており
神様らしからぬ人懐っこい態度で常に接してくれます。
声の質が甘いのに加えて、意識して間を長く取りながら語りかけてくれるため
催眠抜きでもなんとなく落ち着くとか眠くなる気分がするでしょう。
テーマの癒しに適した穏やかな空気が終始漂っています。

「一言一言に意識を集中するように聴いてくれてもいいし 音楽を聞き流すように かるーく 耳に入れてくれてもいいんだよ」
また彼女は催眠やエッチを行う最中、至るところで聴き手にある程度の選択権を与えます。
何から何まで催眠者がやってくれるタイプの作品に比べて自由度があり
これも彼女の声に対する受け入れやすさやリラックスを助けています。
適度なゆるさのある催眠といった感じです。

催眠はおよそ31分間。
最初は深呼吸をしたり両手両足の脱力をして心身をリラックスさせます。

「肩の力を抜いて 鎖に釣られた全身を そっと 横たえるように 水の流れに身を任せるように」
「ほら 君の右手の鎖が 音も無く消えていく 消えていく すーっと 砂のように 淡く 淡く 儚く 雪のように」

やってることが至ってシンプルなのに加えて、彼女は聴き手が取り組みやすさを感じるようにと
これらを行う際にわかりやすい比喩を交えてコツを教えてくれます。
一通りやり終えた段階で現在の心身の状態を確認するよう呼びかけてもくれますし
催眠に不慣れな人に対する心遣いが随所に見られます。

お次は緑、青、白、黄など彼女が挙げるいくつかの色から好きなものを選び
それが持つ印象をイメージしながら心地よい気分を全身に広げていきます。

「見渡す限り 青々とした草原の中 心落ち着く色」
「どこまでも飛んでいける 君の心を軽くしてくれる 魔法の羽 不思議な 安心感を持った色」

色は信号など人間の日常生活に密接している要素ですから
皆さんも無意識的に何らかの感覚を抱いているはずです。
それを彼女は活用し、さらに心にプラスに働く感覚を強調することで
癒しの気分を効果的に膨らませようとしてくれます。
候補をいくつか用意しているのも本作品の特徴に沿っていて面白味があります。

「君の心に安らぎが戻りますように 嫌なことを全部忘れますように 包まれて 落ちていく 深く 深く 深いところまで」
そして最後は改めて深呼吸をしながら彼女の声に耳を傾けます。
囁くような優しい声でゆっくりと語りかけてくれる空間は癒しに満ちており
そのまま眠ってしまいたくなるほどの安らぎを感じる人もいるでしょう。

古典系の技法をとことんまでゆっくり施しているゆったりした催眠です。
聴き手の心を解きほぐしリラックスした気分を与えることを目的に
深呼吸や分割弛緩といった催眠音声ではお馴染みの要素を
ゆっくりとした口調で意識的に間を長く取りながら少しずつ進めていきます。

そして合間合間に小休止の意味も込めて聴き手に感覚を実感してもらう時間を設けたり
「~かもしれない」といった婉曲な表現を多めに用いたり
イメージをする際に複数の選択肢を設け、自由に選んでもらったりしています。

あらゆる要素をゆるいもので統一し、その印象によって癒しを与えているわけです。
このおかげでリラックスや眠いといった癒しの感覚がかなり強く得られます。

しかし、比喩やイメージの描写に力を入れるあまり
「力が抜ける」「重くなる」といった心身の変化を促す暗示が少なくなっており
眠くはなっても催眠特有の見えない力で押さえつけられるような不思議な感覚は味わいにくいです。
また〆にあたる深化も「深く」を数回言うだけの極めて淡白なものになっています。

序盤に深呼吸などをして聴き手をリラックスさせるのは
結局のところ暗示を受け入れやすい精神状態に誘導するためです。
その準備に力を入れ過ぎたあまり、肝心の深化が弱くなっているのは本末転倒ではないでしょうか。
最低でもカウントを絡めた前後の暗示でビシッと落とすシーンが1回は欲しいところです。

まとめますと、癒しは感じるけど催眠に入った感覚はいまいち実感しずらい催眠です。
自分のものではない手にしごかれる快感
エッチシーンは17分30秒ほど。
プレイはオナニー(擬似手コキ)のみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「余計な力が入らないように 君の両手におまじないをかけちゃおうね」
じっくりと時間をかけて主人公に催眠を施した稲荷神は
その効き具合を確認しようと彼の両手にお札を貼り付けます。

エッチは先の脱力で両腕の自由を奪われた背景を利用し
彼女がこちらの両腕のコントロールを奪ってある程度好きに動かしながら
感覚操作の暗示や間接的なイメージによって興奮を促し、射精へと追い込みます。
淫語などのストレートなエロを控えめにした催眠色の強いプレイです。

「頭の中に気持よさが広がると同時に 少し汗ばんできた体 隣にいる私を 意識して 速まる胸の鼓動」
プレイの序盤はオナニーをより楽しむための下準備として
お札を貼られた腕を彼女の声に合わせて上下したり
主に熱や興奮が高まる暗示に耳を傾けます。

催眠パートに比べて時間がかなり短くなっていることもあり
人によっては慌しさを感じるかもしれません。
私の場合腕浮揚はさっぱりでしたが、温感操作は腕の裏あたりが軽くピリピリする感じがしました。

本格的なオナニーをする時間はおよそ8分間。
右手でおちんちんを、左手で別の性感帯を好きにいじらせながら言葉で気持ちを煽ります。

「AV? エッチな本? ゲーム? エッチなサイト? 誰でもいいから ひとつ思い浮かべてみて? そのときの興奮を思い出して欲しいなぁ」
ここでは聴き手が過去に体験した印象的なオナニーをイメージさせ
その時使っていたオカズによって興奮させる変わったアプローチが登場します。
彼女におちんちんをいじられてることを意識させるとか、言葉責めをしてくることはなく
あくまで聴き手が自分自身で気持ちよくなれる環境を整えることに徹しています。

このように、他人に操られている気分を重視したエッチが繰り広げられています。
適度に癒される作品
全体に漂う様々な癒しの要素に魅力を感じる作品です。

稲荷神は主人公を心身共にスッキリした気分で送り出すために
終始優しい面持ちでのんびりと語りかけながら催眠とエッチを進めます。
時間に対してやることが意外に少ないおかげで、文字通り頭を空っぽにしながら取り組める気楽さがあり
慌しい日常生活を送っている人ほどいつもと違ったいい気分が味わえます。

「ゆらゆらと ふわふわと 一緒に眠ろう?」
何より稲荷神自身のほんわかとした佇まいが非常に印象的でした。
エッチのごく一部でちょっぴり意地悪な素振りをするところもありますが
基本的にはこちらが安心できるよう気配りしながら優しい言葉をかけてくれます。
神様なんだけど動物に見られるような子供っぽい側面を持つ愛らしいキャラです。

しかし本作品は催眠音声ですから、癒しの感覚だけでなく催眠状態にきちんと誘導し
それでしか味わえないタイプのエッチを楽しませることも大事です。
その観点で見た場合、いささか難があるというのが正直な感想です。

やはり一番のキーは深化でしょうね。
ここをもっとしっかり行っていれば後のエッチが随分違うものになっていたはずです。
そこに至るまでの過程はしっかりしていたので尚更惜しく思います。
まだ活動を開始されたばかりのサークルさんですから今後に大いに期待したいです。

エッチについては腕のコントロールを奪っていたので運動操作主体でいくのかと思いきや
実際は自由にしごかせて感覚操作やイメージでの感度上昇を促していたところが気になります。
数回寸止めさせてから射精させる流れの方が自然だし抜きやすいんじゃないかなと。
テーマの癒しを重視するなら腕の力を戻して自由にしごかせるのも有りです。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

タイトル通り十分な安らぎを与えてくれる作品です。
仕事で嫌なことがあったなど、リアルに疲れている人には特にお薦めします。

CV:餅よもぎさん
総時間 1:04:15

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は5点。
コスパがいいので+1してあります。

あと本作品の解除音声はそのまま寝る流れになっています。
直後に出かける用事がある人は無料作品などから解除音声を用意し、聴いてください。

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