サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。
今回紹介する作品は、現実よりもずっと技術が進んでる未来の世界を舞台に
お姉さんが長時間の不思議で気持ちいい体験を提供します。
アクメノイドと呼ばれる少女になりきって何度も絶頂するのが特徴で
催眠はストーリーやヒロインの愛理に関する物語をしながら少しずつ深化させ
エッチは実験の様子をリアルに描いてパートごとに違う絶頂感を与えます。
様々な効果音を組み合わせて進めますから、音声を聴けば聴くほど没入感が強くなるでしょう。
レオタードや全身タイツがあればより楽しめます(無しでも可)。
地球を救う鍵はアクメ
「この音声は、SF18禁、催眠ボイスドラマです」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
物語の背景や注意事項を簡単に説明すると
ヒロインの愛理に関するお話を始めます。
本作品は2016年に発売された「アクメノイド・イリア《催眠音声》」の続編。
10年前に異星人から侵略を受けたことがある地球で
彼女がおよそ150分に渡るボイスドラマ形式のエッチな催眠をかけます。
前作ではイリアという少女がアクメノイドになり無事撃退しましたが
将来再び侵略される恐れがあるので、その時のために新しいアクメノイドを育成します。
「聞いているだけで、頭の芯がジーンと痺れ、意識が、スーっと落ちていくように感じます」
全編を通じて言える大きな特徴は効果音を積極的に使うこと。
催眠パートはうねりのある音を至るところで鳴らしますし
エッチもレーザーを照射する音、スーツが引き締まる音、絶頂が近づいてくる音など
状況に合った音を複数組み合わせて物語の世界にいる気分を与えます。
本作品はストーリーやエッチの内容が現実離れしてますから
できるだけリアルに味わえるように世界観をしっかり作り込んでます。
ジャンルは音モノになるのである程度慣れが要るものの、上手くハマれば強烈な快感が襲ってきます。
ちなみに前作との繋がりはそれなりにありますけど
内容はほぼ独立してるので未視聴でも問題ありません。
途中で視聴を中断するための音声も用意されてますし、できるだけ大衆性を持たせて制作してます。
ただし、絶頂シーンが全部で41回あるところは相当にぶっ飛んでます。
少しずつ入り込んでいく催眠
ベッドに横になりまずはお姉さんの物語に耳を傾けます。
「そう、ここは、小さな女の子の部屋。小さなベッドや、学習机、可愛いクローゼットがある、小さなお部屋… その子は今夜も、ベッドの中で、眠れない夜をすごしていました」
ヒロインの愛理がスーツを着たまま寝てるところから始まり
アクメノイドの研究主任をしてる母親のドクター・ハルナと一緒に研究所へ移動します。
そしてカプセル状の装置に入って体を機械で拘束される様子を主観視点で話します。
本作品の催眠は現実世界と物語の世界を行き来する流れになっており
現実の時は意識がぼやけたり愛理になりきらせる暗示を小まめに入れます。
うねる音も何度も登場してそれを聴くほど深化する暗示を入れるなど
ボイスドラマや音モノといった作品固有の要素を使って少しずつ確実に落とします。
一般的な催眠音声とは誘導のやり方が随分違うので
あまり催眠っぽさを感じないかもしれません。
しかし声、しゃべり方、セリフのすべてが催眠を強く意識してます。
私が聴いた時も開始から10分後には意識のぼやけを強めに感じました。
「今から私が、いくつか問いかけをしますから、それらすべてに、ちゃんと首を縦に振り、同意してください」
十分に準備ができた後は彼女が投げかける色んな質問に頷きます。
内容は物語の世界に引き込んだり愛理になりきらせるものが中心で
無理矢理押し付けるのではなく聴き手が自分で受け入れられるように進めます。
このへんまで来るとかなり深いところまで入ってるでしょうから
彼女の声やバックで流れる音に心地よさを感じる人が結構いると思います。
愛理が研究所に向かいアクメノイドとしての第一歩を踏み出す様子に
イメージと技術を絡めたストーリー形式の独特な催眠です。
聴き手を物語の世界へ引き込み愛理になりきらせることを目的に
彼女の視点で実験が始まるまでを描きながら暗示を小まめに入れます。
変わったやり方ですけど声、演技、セリフがどれも秀逸ですし
没入感を高めながら深化や女体化を進める形になっててスムーズに入れます。
通常の女体化みたいに体を男から女に変えるのではなく、心だけを愛理に移す感じです。
色んなドライが味わえるハードなエッチ
プレイは下腹部にレーザーを照射する、カウントによる絶頂、人工ペニスによるフェラ/SEX、アナル責めです。
レーザー照射、絶頂、フェラ、SEX、アナル責め、射精の際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。
「機械の動き出す音と、感覚が伝わってきます。股間が、まるでマッサージ機を押し付けられたような、痺れを感じ始める。その、初めての感覚に、あなたは最初違和感を覚えますが、すぐにそれを、心地よく感じ始めます」
ハルナが働いてる研究所に移動した後
愛理はそこにあるカプセルに入り、色んな機械に体を責められます。
エッチは引き続きお姉さんがメインの語り手と催眠者を務め
その合間にハルナとエル(人工知能)のセリフを挟みます。
最初の2パート25分間は比較的ソフトなプレイ。
「03適合テスト(約12分)」は心身の性感をゆっくり高めて1回
「05亜空間ドライブ(約13分)」はそれよりも負荷を上げて5回連続絶頂します。
「何かがあなたの下腹部を貫く。それと同時に、重い、痺れるような感覚があなたの下半身を覆い始める。身体の内側から、湧き出るような快感」
そしてここも実況、暗示、音を組み合わせて臨場感たっぷりにお届けします。
機械が動くとトーンの高い電マみたいな音が鳴り始め
下腹部にレーザーを照射する時は「ちゅいーん」みたいな音
絶頂間近のカウントダウンをする時はエネルギーが集まってくるような音など
セリフだけではイメージしにくい部分を音で上手に補います。
本作品の絶頂は全部ドライですが、パートごとにイかせ方が結構変わります。
だから同じドライでも快感の強さや持続時間に違いを感じるでしょう。
毎回ハードに追い込むのではなく、少しずつ加速して慣らすように進めます。
「そしてまたまた始まる、アクメへのカウントダウン。体が勝手にアクメの準備を始めてしまう。あなたの意志とは関係なく、自動的にアクメへと突き進んでいく」
05パートはおよそ6分間で5回のドライに挑戦します。
毎回音を使って盛り上げながらカウントダウンするのを繰り返す形で
聴き手が特定の音に反応しやすくなるようにわざと同じ動作を行います。
1回1回丁寧に追い込んでくれるので、さすがに全部は無理でも1~2回は十分可能だと思います。
純粋なエロさは控えめにして技術と音で追い込む催眠音声ならではのプレイです。
続く4パート46分間はさらなる実験をしながら物語の真相に迫ります。
「07安全装置(約8分)」は1回
「08アクメ継続実験(約15分)」は21回
「09機械融合(約13分)」は12回
「10脱出(約10分)」は大きく1回とドライの回数やさせ方に落差をつけて責めます。
エル「あなただけは、絶対に守ります。私はもともと、そのようにプログラムされていますから、安心してくださいね」
ドクター・ハルナは実験を続けたくてうずうずしてるようですが
エルは逆に消極的で何かあるたびに愛理を助けようとします。
07パートで人工のペニスを口に咥えたり精液を飲ませるのは安全装置を付けるためだし
終盤の10パートではより重要な役割を果たします。
ボイスドラマ形式の作品なら駆け引きの要素があるほうが面白くなりますし
ただエッチしておしまいじゃなく、それを起点に新しい局面へ進むように組み立ててます。
最後まで「この後どうなるんだろう?」というワクワク感があるのも本作品の魅力です。
08と09は絶頂シーンが多い点だけを見ればほぼ一緒です。
しかし08は弱めの絶頂をほぼノンストップで繰り返すのに対し
09は05パートのように毎回カウントを数えてイかせる王道の追い込みをします。
08はロングオーガズムのような感覚が味わえるんじゃないかなと。
比較的ソフトな快感が長時間続いてて普通のドライとは違う良さを持ってます。
毎回強い刺激を与えるよりもある程度の強弱をつけたほうがエッチは引き締まります。
このように、練習から始まり色んなやり方でたっぷりドライさせるドM向けのエッチが繰り広げられてます。
世界観がしっかりしてる作品
お姉さんは愛理が体験したエッチな出来事を主人公にも疑似体験させようと
まずは研究所へ行き実験が始まるまでの様子に技術を盛り込みゆっくり落とします。
そしてエッチはパートごとに絶頂の回数やその強度を切り替え
さらに愛理以外の登場人物たちのセリフも挟んでなりきりながら何度もドライします。
アクメノイドと呼ばれる存在になりドライを繰り返すシチュ
物語するシーンと暗示を入れるシーンを交互に挟んで少しずつ愛理に変える催眠
様々な音を鳴らして心身を盛り上げ、強いものと弱いものを織り交ぜてイかせる幅広いエッチ。
前作の特徴を継承しながら別のストーリーを描く形で作品を組み立ててます。
中でもエッチは音で快感を制御する意味合いが強いから通常のプレイと随分違うし
毎回ハードに責めるのではなく、強いパートと弱いパートを交互に置いて波を作ります。
ストーリーにもきちんと適合させてますし、個性が強くて完成度も高い内容と言えます。
総時間が長めで音モノなことから中上級者向けの作品になりますが
催眠、エッチどちらも高品質なので嗜好や属性が合う人ならドハマりすると思います。
映画を観てる時のように引き込まれる感覚がするのが実に良いです。
絶頂シーンは41回。
効果音多め、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。
以上を踏まえてサークルさんでは14本目の満点とさせていただきました。
CV:井上果林さん
総時間 2:31:15
オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点
体験版はこちらにあります
追記
2024年2月2日まで30%OFFの847円で販売されてます。