同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:井上果林

   ● アクメノイド2・機械融合《催眠音声》
   ● 【催眠音声】貴方はお姉さまの精液タンクになりました ~チョウチンアンコウの融合生殖~
   ● ヒプノアドベンチャー3 ~甘媚びサキュバスと裏切り勇者~
   ● 蜜指しごき/柔紙に屈服自慰 鬼師匠の甘声とろかし(三枚のおふだvoice)
   ● タオとレイナの双子催眠
   ● 悦虐搾精ママハーレム
   ● セクサリオン・リリィ【催眠音声】(後編)
   ● セクサリオン・リリィ【催眠音声】(前編)
   ● 【催眠音声】ムゲントランス
   ● レズエッチ4~中世世界で新興女体化宗教にハマったアナタ(最後はラブラブ♪ハッピーエンド)(後編)




サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、現実よりもずっと技術が進んでる未来の世界を舞台に
お姉さんが長時間の不思議で気持ちいい体験を提供します。

アクメノイドと呼ばれる少女になりきって何度も絶頂するのが特徴で
催眠はストーリーやヒロインの愛理に関する物語をしながら少しずつ深化させ
エッチは実験の様子をリアルに描いてパートごとに違う絶頂感を与えます。
様々な効果音を組み合わせて進めますから、音声を聴けば聴くほど没入感が強くなるでしょう。

レオタードや全身タイツがあればより楽しめます(無しでも可)。
地球を救う鍵はアクメ
お姉さんに催眠をかけられエッチな実験に参加するお話。

「この音声は、SF18禁、催眠ボイスドラマです」
お姉さんは穏やかで落ち着いた声の女性。
物語の背景や注意事項を簡単に説明すると
ヒロインの愛理に関するお話を始めます。

本作品は2016年に発売された「アクメノイド・イリア《催眠音声》」の続編。
10年前に異星人から侵略を受けたことがある地球で
彼女がおよそ150分に渡るボイスドラマ形式のエッチな催眠をかけます。
前作ではイリアという少女がアクメノイドになり無事撃退しましたが
将来再び侵略される恐れがあるので、その時のために新しいアクメノイドを育成します。

「聞いているだけで、頭の芯がジーンと痺れ、意識が、スーっと落ちていくように感じます」
全編を通じて言える大きな特徴は効果音を積極的に使うこと。
催眠パートはうねりのある音を至るところで鳴らしますし
エッチもレーザーを照射する音、スーツが引き締まる音、絶頂が近づいてくる音など
状況に合った音を複数組み合わせて物語の世界にいる気分を与えます。

本作品はストーリーやエッチの内容が現実離れしてますから
できるだけリアルに味わえるように世界観をしっかり作り込んでます。

ジャンルは音モノになるのである程度慣れが要るものの、上手くハマれば強烈な快感が襲ってきます。

ちなみに前作との繋がりはそれなりにありますけど
内容はほぼ独立してるので未視聴でも問題ありません。
途中で視聴を中断するための音声も用意されてますし、できるだけ大衆性を持たせて制作してます。
ただし、絶頂シーンが全部で41回あるところは相当にぶっ飛んでます。
少しずつ入り込んでいく催眠
催眠はおよそ39分間。
ベッドに横になりまずはお姉さんの物語に耳を傾けます。

「そう、ここは、小さな女の子の部屋。小さなベッドや、学習机、可愛いクローゼットがある、小さなお部屋… その子は今夜も、ベッドの中で、眠れない夜をすごしていました」
ヒロインの愛理がスーツを着たまま寝てるところから始まり
アクメノイドの研究主任をしてる母親のドクター・ハルナと一緒に研究所へ移動します。
そしてカプセル状の装置に入って体を機械で拘束される様子を主観視点で話します。

本作品の催眠は現実世界と物語の世界を行き来する流れになっており
現実の時は意識がぼやけたり愛理になりきらせる暗示を小まめに入れます。
うねる音も何度も登場してそれを聴くほど深化する暗示を入れるなど
ボイスドラマや音モノといった作品固有の要素を使って少しずつ確実に落とします。

一般的な催眠音声とは誘導のやり方が随分違うので
あまり催眠っぽさを感じないかもしれません。
しかし声、しゃべり方、セリフのすべてが催眠を強く意識してます。
私が聴いた時も開始から10分後には意識のぼやけを強めに感じました。

「今から私が、いくつか問いかけをしますから、それらすべてに、ちゃんと首を縦に振り、同意してください」
十分に準備ができた後は彼女が投げかける色んな質問に頷きます。
内容は物語の世界に引き込んだり愛理になりきらせるものが中心で
無理矢理押し付けるのではなく聴き手が自分で受け入れられるように進めます。

このへんまで来るとかなり深いところまで入ってるでしょうから
彼女の声やバックで流れる音に心地よさを感じる人が結構いると思います。

愛理が研究所に向かいアクメノイドとしての第一歩を踏み出す様子に
イメージと技術を絡めたストーリー形式の独特な催眠です。
聴き手を物語の世界へ引き込み愛理になりきらせることを目的に
彼女の視点で実験が始まるまでを描きながら暗示を小まめに入れます。

変わったやり方ですけど声、演技、セリフがどれも秀逸ですし
没入感を高めながら深化や女体化を進める形になっててスムーズに入れます。
通常の女体化みたいに体を男から女に変えるのではなく、心だけを愛理に移す感じです。
色んなドライが味わえるハードなエッチ
エッチシーンは6パート71分間。
プレイは下腹部にレーザーを照射する、カウントによる絶頂、人工ペニスによるフェラ/SEX、アナル責めです。

レーザー照射、絶頂、フェラ、SEX、アナル責め、射精の際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「機械の動き出す音と、感覚が伝わってきます。股間が、まるでマッサージ機を押し付けられたような、痺れを感じ始める。その、初めての感覚に、あなたは最初違和感を覚えますが、すぐにそれを、心地よく感じ始めます」
ハルナが働いてる研究所に移動した後
愛理はそこにあるカプセルに入り、色んな機械に体を責められます。

エッチは引き続きお姉さんがメインの語り手と催眠者を務め
その合間にハルナとエル(人工知能)のセリフを挟みます。
最初の2パート25分間は比較的ソフトなプレイ。
「03適合テスト(約12分)」は心身の性感をゆっくり高めて1回
「05亜空間ドライブ(約13分)」はそれよりも負荷を上げて5回連続絶頂します。

「何かがあなたの下腹部を貫く。それと同時に、重い、痺れるような感覚があなたの下半身を覆い始める。身体の内側から、湧き出るような快感」
そしてここも実況、暗示、音を組み合わせて臨場感たっぷりにお届けします。
機械が動くとトーンの高い電マみたいな音が鳴り始め
下腹部にレーザーを照射する時は「ちゅいーん」みたいな音
絶頂間近のカウントダウンをする時はエネルギーが集まってくるような音など
セリフだけではイメージしにくい部分を音で上手に補います。

本作品の絶頂は全部ドライですが、パートごとにイかせ方が結構変わります。
だから同じドライでも快感の強さや持続時間に違いを感じるでしょう。
毎回ハードに追い込むのではなく、少しずつ加速して慣らすように進めます。

「そしてまたまた始まる、アクメへのカウントダウン。体が勝手にアクメの準備を始めてしまう。あなたの意志とは関係なく、自動的にアクメへと突き進んでいく」
05パートはおよそ6分間で5回のドライに挑戦します。
毎回音を使って盛り上げながらカウントダウンするのを繰り返す形で
聴き手が特定の音に反応しやすくなるようにわざと同じ動作を行います。
1回1回丁寧に追い込んでくれるので、さすがに全部は無理でも1~2回は十分可能だと思います。
純粋なエロさは控えめにして技術と音で追い込む催眠音声ならではのプレイです。

続く4パート46分間はさらなる実験をしながら物語の真相に迫ります。
「07安全装置(約8分)」は1回
「08アクメ継続実験(約15分)」は21回
「09機械融合(約13分)」は12回
「10脱出(約10分)」は大きく1回とドライの回数やさせ方に落差をつけて責めます。

エル「あなただけは、絶対に守ります。私はもともと、そのようにプログラムされていますから、安心してくださいね」
ドクター・ハルナは実験を続けたくてうずうずしてるようですが
エルは逆に消極的で何かあるたびに愛理を助けようとします。
07パートで人工のペニスを口に咥えたり精液を飲ませるのは安全装置を付けるためだし
終盤の10パートではより重要な役割を果たします。

ボイスドラマ形式の作品なら駆け引きの要素があるほうが面白くなりますし
ただエッチしておしまいじゃなく、それを起点に新しい局面へ進むように組み立ててます。
最後まで「この後どうなるんだろう?」というワクワク感があるのも本作品の魅力です。

08と09は絶頂シーンが多い点だけを見ればほぼ一緒です。
しかし08は弱めの絶頂をほぼノンストップで繰り返すのに対し
09は05パートのように毎回カウントを数えてイかせる王道の追い込みをします。

08はロングオーガズムのような感覚が味わえるんじゃないかなと。
比較的ソフトな快感が長時間続いてて普通のドライとは違う良さを持ってます。
毎回強い刺激を与えるよりもある程度の強弱をつけたほうがエッチは引き締まります。

このように、練習から始まり色んなやり方でたっぷりドライさせるドM向けのエッチが繰り広げられてます。
世界観がしっかりしてる作品
別世界にいるような気分に浸って催眠の心地よさや性的快感を味わえるドラマ性の高い作品です。

お姉さんは愛理が体験したエッチな出来事を主人公にも疑似体験させようと
まずは研究所へ行き実験が始まるまでの様子に技術を盛り込みゆっくり落とします。
そしてエッチはパートごとに絶頂の回数やその強度を切り替え
さらに愛理以外の登場人物たちのセリフも挟んでなりきりながら何度もドライします。

アクメノイドと呼ばれる存在になりドライを繰り返すシチュ
物語するシーンと暗示を入れるシーンを交互に挟んで少しずつ愛理に変える催眠
様々な音を鳴らして心身を盛り上げ、強いものと弱いものを織り交ぜてイかせる幅広いエッチ。
前作の特徴を継承しながら別のストーリーを描く形で作品を組み立ててます。

中でもエッチは音で快感を制御する意味合いが強いから通常のプレイと随分違うし
毎回ハードに責めるのではなく、強いパートと弱いパートを交互に置いて波を作ります。
ストーリーにもきちんと適合させてますし、個性が強くて完成度も高い内容と言えます。

総時間が長めで音モノなことから中上級者向けの作品になりますが
催眠、エッチどちらも高品質なので嗜好や属性が合う人ならドハマりすると思います。
映画を観てる時のように引き込まれる感覚がするのが実に良いです。

絶頂シーンは41回。
効果音多め、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえてサークルさんでは14本目の満点とさせていただきました。

CV:井上果林さん
総時間 2:31:15

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2024年2月2日まで30%OFFの847円で販売されてます。



サークル「.␣ [Dot-Space] 」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ある目的のためにインストラクターをしてるお姉さんが
教室に参加した男性を深海魚になりきらせながら気持ちよくします。

催眠、エッチいずれも状況に合った音を鳴らしながらリードするのが特徴で
催眠は深呼吸や脱力を丁寧にやりつつ水の音でもリラックスを与え
エッチは脈動音を起点に勃起させたり射精へ追い込みます。
グロい描写は一切ありませんので女性に弄ばれるのが好きなMの人ほど楽しめるでしょう。

※不具合が修正された後のバージョンを聴いてレビューしてます。
深海魚の生態を疑似体験
お姉さんに催眠をかけられオナニーするお話。

「はぁ~い、こんにちはぁ~。今日は、よいこのいきもの教室に参加してくれて、ありがとうございま~す」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
イベントに参加した主人公に挨拶すると
作品のテーマとなるチョウチンアンコウに関するお話を始めます。

本作品はチョウチンアンコウのオスになりきって気持ちよく射精することを目的に
彼女がおよそ50分に渡ってテーマに沿った催眠とエッチをします。
チョウチンアンコウのオスは現実世界だとメスの10分の1くらいの大きさしかなく
メスに嚙みついてから文字通りひとつになり子孫を残す非常に変わった生態をしてます。

これをストレートにやるとさすがに拒絶反応を起こす人がいるので
作中では催眠をかなり深くかけて身も心もとろとろの感覚を与えたり
彼女の指示通りにオナニーや射精をするMが喜びそうなプレイにアレンジしてます。

全編を通じてネガティブな描写が一切ないので心地よさに浸りながら抜けるでしょう。

これらをする際に何らかの音をバックで鳴らすのも大きな特徴です。
催眠パートはぶくぶくと水の泡が弾ける音、エッチは彼女の体が脈動する音と大きく切り替え
それを起点にリラックスや勃起を促す音モノっぽいアプローチがされてます。
途中からキーワードを使ってスムーズに進めるなど、セルフ系ですが催眠色の強いエッチになってます。

催眠はおよそ27分間。
楽な姿勢でお姉さんが言うことをイメージし
それから呼吸に合わせて指定された部位に力を入れたり抜きます。

「ぶく、ぶく……ぶく、ぶく。空間が、沈んでいく。ゆら、ゆら……ゆら、ゆら。イメージが、沈んでいく」
チョウチンアンコウは深海魚ですから、水族館でもない限り見るには海へ潜る必要があります。
球体のカプセルに乗り込んで少しずつ移動する様子を描きながら
「沈む」など催眠状態を深める暗示を入れてイメージ力を膨らませます。
本作品の催眠は「ゆらゆら」などの擬声語を言うシーンがかなり多く
それによってリズムを取ったり別方向から感覚を伝える工夫がされてます。

「ふわーっと力が抜けていく…… 腕も、肩も脱力して、ふわふわーーっとしていく。水の中に、右腕がゆらゆらと馴染んでいくような感覚」
脱力は右腕、左腕、右脚、左脚と全身を大まかなパーツに分け
そのひとつひとつで軽い運動をしながら脱力に合わせてリラックスする暗示を入れます。
ここも「力が抜ける」だけではなく「ふわふわ浮かぶ」と水中にいる感覚を取り入れてました。
海の中に漂ってる気分を徐々に強化してチョウチンアンコウになりきりやすくします。
イメージを使ったりテーマに沿った誘導をするのが得意なサークルさんの持ち味が早速出てます。

心身を十分リラックスさせた後はさらに深い海底へと移動します。
カウントダウンを数セット刻んで催眠状態を段階的に深め
さらに彼女があるキーワードを定めてスムーズに落ちられる状況を作ります。

「試しに少し……私の言う通りに、「イヤイヤ」して、抵抗してみましょうか」
この途中で軽く抵抗させようとするのが印象的でした。
本作品の催眠は強力なほうなので、このシーンに差し掛かる頃には催眠の感覚が強めに実感できます。
そんな状況で抵抗しようとしても上手くいかないでしょうから
そうやって彼女の言いなりになったことを思い知らせてくれます。

テーマ性を持たせながらリラックス→深化の順に進む丁寧な催眠です。
聴き手をおちんちんだけの存在へと変えることを目的に
深海に潜るイメージを絡めて呼吸に合わせた漸進的弛緩法を行い
それからカウントの後に追い込み暗示を入れたり、キーワードを使って着実に落とします。

技術力のあるサークルさんなだけあってテーマと技法の絡め方が上手です。
私が聴いた時も開始から7分後にはもう意識のぼやけや脱力感がありました。
深化も入念で疲れてる人が聴いたら寝落ちしそうになるほど心地いいです。
エッチは特殊ですけど催眠は結構初心者向けの内容だと思います。
自分が自分でなくなっていく快感
エッチシーンは20分間。
プレイは脈動による勃起促進、オナニー、吸収です。

勃起促進、オナニー、射精の際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「今から、余計な感覚も、感情も、全てを私に吸収されて、退化させられて、ただただ、大量に射精する事だけを目的とする、精液タンクに、なりましょうね♪」
催眠を使って主人公をチョウチンアンコウのオスと同じ状態にしたお姉さんは
自分の体が脈動する音を聴かせてまずはおちんちんを元気にします。

エッチは終始彼女に言われた通り動きます。
最初の7分間はオナニーに向けて準備するシーン。
「どくん」という心音に近い音を鳴らしながらそれを聞くほど勃起する暗示を入れます。

「ほら、どくんどくんって聞こえる度に、おちんちん気持ちよくさせられる。どくんどくんって感じるだけで、おちんちんもっと大きくさせられる。貴方の意思は無視されて、ただただ、ゾクゾク、気持ちいい」
この時点の2人はほぼ同化してるのでキスや耳舐めはできません。
だから一体化してることを実感させる音を鳴らし、それを起点に技術で興奮させます。
純粋なエロ要素はおちんちんを多少言う程度なので催眠音声ならではのプレイと言えます。
脈動の音量が大きめですから普段よりも少し下げて聴いたほうがいいかもしれません。

後半から始まるオナニーもシチュ重視の内容。
両腕が動く暗示を入れて彼の腕が自分のものじゃなくなったような感覚を与え
射精時も精液を全部吐き出すように指示して彼女に支配される快感を教えます。

「ほら、私の言葉が、また直接おちんちんに流れ込む。どくんどくん、ぐちゅ、ぐちゅって、おちんちんがぐちゃぐちゃに犯される。気持ちいい」
ここも脈動音を鳴らしながらオナニーなのに「犯される」と言ってM心をくすぐります。
純粋な快感と被虐心を同時に煽ってくる好きな人には堪らないプレイです。
射精は1回大きく出すだけですから極度に疲れることはないでしょう。

このように、自分の体や感覚を彼女に好き放題される独特なエッチが繰り広げられてます。
シチュが個性的なM向け作品
チョウチンアンコウの生態を使って気持ちよくする奇抜な作品です。

お姉さんはチョウチンアンコウのオスになりきって射精する不思議な体験をさせようと
深海への移動をテーマに掲げて水の音を流したり脱力を丁寧にやって催眠状態を深めます。
そしてエッチは彼女と同化した状況を活かして操られる快感を味わわせながら射精へ追い込みます。

男を弄ぶのが得意なお姉さんが勉強しに来た男性をエッチな催眠で気持ちよくするシチュ
水の音とリラックス系の技法を組み合わせてゆっくりじっくり深める堅実な催眠
脈動音を起点に心身を操作したりオナニーさせるテーマ性の強いエッチ。
チョウチンアンコウという面白い素材を催眠と上手く融合させてます。

中でも催眠は非常に優れていてびっくりするほど深いところまで入れました。
深海へ移動するイメージは元々催眠との相性が良いですし
その雰囲気を音でしっかり出しつつ技術を的確に行使します。
催眠の感覚を突き詰めて何もできない存在にする流れも効果的と言えます。

エッチは脈動音が割と響く音なのでやや人を選びそうですが
内容はテーマに合ってるし、進め方も催眠の結果をきちんと受け継いでます。
オナニーの時間は8分程度と短めなので1~2日溜めた後に聴いたほうが出しやすいと思います。

射精シーンは1回。
効果音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:井上果林さん
総時間 55:09

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2021年5月22日まで10%OFFの990円で販売されてます。



サークル「.␣ [Dot-Space]」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男を誘惑してダメにするのが得意な上級サキュバスが
異世界から転生してきたM男を色んな手段で骨抜きにします。

ファンタジー色を強く持たせたドM向けのエッチをするのが特徴で
毒、拘束、脱力といった状態異常を通じて快感を膨らませたり
彼女や一緒に戦ってる仲間の魔法を受けて絶頂するなど
本来なら痛みや苦しみを感じる行為を催眠を使って上手に快感へと変換させます。
勇者になって異世界を救うはずだったのに
ナビゲーターに催眠をかけられ上級サキュバスのベルアに誘惑されるお話。

「ようこそ ヒプノアドベンチャーの世界へ」
ナビゲーターはトーンが低く穏やかな声のお姉さん。
主人公に今の状況やこれからするサービスの概要を説明すると
彼を異世界へ転生させるための催眠をかけ始めます。

本作品は「ヒプノアドベンチャー」「ヒプノアドベンチャーII」に続くシリーズ第3弾。
魔物との戦いで人間側が劣勢な世界を救うために
そこの王国に召喚された彼がサキュバスのベルアと戦います。
最初の催眠誘導はまだ現実世界側にいるのでナビゲーターが担当し
異世界に移った後はメインの語り手がベルアに代わってファンタジー色の強いプレイをします。

シリーズものですが前の2作とストーリーの繋がりはないので今作からでも大丈夫です。
声の担当も彩音まりかさんから逢坂成美さんと井上果林さんに交代してます。

ベルア「快楽電流の大ダメージでアヘアヘにされちゃう 悶えちゃう」
最大の特徴はダメージを受ける行為を通じて気持ち良くすること。
武闘家の打撃、魔法使いの電撃魔法、ベルアの毒の吐息など
RPGならHPが減るタイプのものをいくつも用意し
そのすべてに快感や絶頂感が高まる暗示を入れてご褒美にします。

キスやオナニーといった通常のプレイももちろん出てきますけど
それよりもファンタジー世界ならではのプレイのほうがずっと充実してます。
痛みを快感に変換することを基本路線にしてるので、SMなどが好きな人に最も向いてます。

また一緒に戦ってる仲間を裏切る背徳感や
ベルアに心身のエネルギーを吸い取られるスリルも適度にくすぐってきます。
アブノーマルな成分が強く人を選ぶところはありますが
進め方は非常にしっかりしてるので興味を持った人ならかなり楽しめるでしょう。
王国を救う勇者の心を胸に
催眠はおよそ18分間。
ベッドやソファで楽な姿勢になって目を瞑り、まずは深呼吸を丁寧にやって気持ちを落ち着けます。
それから催眠状態と半覚醒状態を短時間で往復させて徐々に深いところへ導きます。

深呼吸は吐く時間を長めに取り、その直後に軽く暗示を入れて意識の力を弱めます。
まだ異世界へ移動する前なので特殊なことはやらず手堅く進めます。
その後の往復するシーンも30秒程度の間隔で繰り返すスピーディーな誘導です。
ここまでおよそ7分ですが、これだけでも意識のぼやけをそれなりに実感できました。

「この不思議な音が耳に入ってくるだけで またふわーっとしてきていますね」
途中からヘミシンクという特殊な音が流れ始めるのもいいですね。
「ぷぅぅぅん」という軽い振動を伴うトーンが高めの音が心地よさを膨らませてくれます。
この音は今後のシーンでも割と頻繁に登場して催眠状態を維持する役割を果たします。
およそ6年活動されてるだけあって今作の催眠も安定感があります。

終盤はエッチの舞台となる異世界へ移動し勇者の心を養います。
ナビゲーターがとあるキーワードを絡めた暗示を入れ
それからヘミシンクを流しながらカウントを数えてあちらの世界に送り出します。

催眠の締めくくりにあたる重要なシーンだからでしょうけど
今までよりも暗示を厚めに入れたり、実際にキーワードを使った練習もして準備を整えます。
最後のカウントは長めの追い込み暗示を入れてきっちり落とすなど
より多くの聴き手がエッチを楽しめるように細かな気配りを見せてくれます。

エッチに向けた環境作りに専念してる堅実な催眠です。
聴き手を異世界で活躍する勇者になりきらせることを目的に
深呼吸から入って揺さぶり、ヘミシンクを交えた深化、メインの暗示、さらなる深化と
催眠状態を深めたり安定させることを意識しながらスムーズに進めます。

ヘミシンクを使う点は特殊ですけど、それ以外は割とスタンダードな内容でした。
本作品はエッチの個性がかなり強いので、催眠はその橋渡しをするだけで十分だと思います。
脱力感はあまりないけど意識のぼやけを強めに実感できました。
痛気持ちいいエッチ
エッチシーンは3パート45分間。
プレイは耳舐め、攻撃を受け止める、キス、魔法による絶頂、足で踏まれる、魔法使いと武闘家に殴られる、息を吐きかける、体の拘束、スライム責め、エナジードレイン(全身SEX)、オナニーです。

攻撃を受け止める、絶頂、足で踏まれる、殴られる、体の拘束、スライム責め、エナジードレインの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「これ以上 無駄な争いはしたくないの だから…〇〇」
催眠で異世界へ降り立った主人公の夢の中に現れたベルアは
明日自分が城を攻める時に仲間を裏切って欲しいとお願いします。

エッチは終始女性たちに責められ続けます。
一番最初の「第2章_裏切り勇者(約16分)」は当初の予定通り王国を守るシーン。
夢の中で打ち合わせをした次の日に彼女が現れ
彼と一緒にいた武闘家や魔法使いの攻撃を代わりに受け止めるよう指示します。

「ほら ビクンって強い衝撃で体が跳ねる 余韻が痺れになって全身に広がる」
そして彼女は早速彼の痛みが快感になるよう働きかけます。
武闘家の攻撃を盾で受けた時は振動による痺れ
魔法使いの電撃を受けた時は痺れる快感と両者に共通点を持たせ
さらに聴き手がネガティブな感情を抱きにくい表現で主観的に実況します。

普通に「痛みが走る」と言ったら拒絶されるに決まってますから
そのへんは催眠の技術を使って気持ちよく感じるように工夫してます。
パート終盤の絶頂もカウントに合わせてベルアが魔法を放つ展開になってますし
戦闘の様子を描きながら気持ちよくなったりイけるように上手く進めます。

次の「第3章_報復(約8分)」は負けて捕まった後のお話。
同じ牢屋に入れられた武闘家と魔法使いに拳で裏切りへの報復を受けます。
ちなみにここはオプション扱いで必ずしも聴く必要はありません。

魔法使い「ちょっと殴られて なにくねくねしてるのよ このブタ!」
彼女たちも彼のせいで負けたことが余程悔しかったのでしょう。
きつめの言葉責めを浴びせながら殴ったり魔法をぶつける容赦ない仕打ちを与えます。
傍から見れば拷問に近い状況でも主人公にとってはなんともありません。
むしろ攻撃を受けるたびに快感を覚え、最後は絶頂する醜態を晒します。

このへんはプレイ開始前にベルアがあることをしてくれるので
催眠にちゃんとかかってれば聴き手もそうなる可能性は十分にあります。
エッチとまったく関係ない行為をそれに変える本作品ならではのパートです。

最後の「第4章_淫魔の戯れ(約21分)」はベルアからのご褒美。
牢屋から別の部屋に案内され、そこで彼女と痛気持ちいいプレイをします。

「ぎゅーぎゅー締め付けられてるのに その状況が気持ちいい ゾクゾクしてもう訳がわからない」
毒の吐息で継続ダメージを受ける快感、アルラウネに体を拘束される快感
スライムに体の力を奪われる快感、そして彼女にエナジードレインされる快感。
人間相手の時とはまったく違うプレイを取り揃え、そのすべてに気持ちよくなる暗示を入れます。

私の文章だけだとピンとこないでしょうが
作中ではそれぞれに効果音が用意されてて雰囲気を掴みやすくなってます。
終盤の7分間はオナニーする指示が出ますし、前の2パートとは違う快感を味わわせる方針で責めてくれます。
痛みの要素が一番弱いことからこのパートが最もイキやすいのではないかなと。

このように、一般的なプレイをほとんど入れずに2種類の絶頂へ追い込む個性的なエッチが繰り広げられてます。
ドM向けファンタジー作品
過去2作と同じテーマでさらに攻めたエッチをしてる作品です。

ナビゲーターは魔物たちの侵略を受けてる異世界を救ってもらおうと
まずは催眠をかけて主人公をあちらの勇者に生まれ変わらせます。
そしてベルアは自分たちにとって邪魔な彼を変わった手段で寝返らせます。

異世界を救うはずだったのに裏切ってサキュバスの奴隷になるM向けのシチュ
エッチをより長く楽しんでもらうために時間を短く設定してスムーズに誘導する洗練された催眠
物理/魔法ダメージや状態異常を駆使して気持ちよくする風変わりなエッチ。
ファンタジーらしさを出しつつ催眠とエッチの両方を楽しめるように仕上げてます。

中でもエッチは予想してたよりも大胆な内容になってて驚きました。
ストレートに気持ちいいと感じるプレイは最後に出てくるオナニーくらいで
他は通常の精神状態だと痛みや苦しみを感じそうなもので揃えてます。
それを催眠の技術を駆使して快感に変換してるところが素晴らしいです。

私が聴いた時も第2章でドライ、第4章でウェットを1回ずつ迎えられました。
第3章は割と容赦ないのでM性がとても高い人向けの内容だと思います。

絶頂シーンはドライ2回、ウェット1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

自分のM性に自信がある人には特におすすめします。

CV:ベルア…逢坂成美さん ナビゲーター、魔法使い、武闘家…井上果林さん
総時間 1:19:12

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年9月15日まで10%OFFの990円で販売されてます。



サークル「ミンワ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかでちょっぴり意地悪なところもあるお姉さんが
弟子にあたる少年をエッチに責めながら甘やかします。

音よりも言葉を使って興奮させたり恍惚感を与えるスタイルが魅力で
前半の手コキは実況を小まめに挟みながら射精時の様子や感覚をイメージさせ
後半のオナニーは彼女に見られる快感やティッシュに精液を吐き出す情けなさを上手にくすぐります。
彼女のキャラや雰囲気は終始あまあまですからノーマル~ややMな人に向いてると思います。

音声を聴く際にティッシュを用意しておくとより楽しめます。
師匠とするエッチな鍛錬
師匠が手コキやオナサポをするお話。

「おい おいってば 一体どうした? 目がとろけておるぞ」
師匠はややトーンの低い穏やかな声の女性。
ある日の夜、酒を飲んでとろけた顔をしてる主人公を嬉しそうに眺めると
よく覚えてない彼に今まで何があったか教えます。

本作品は彼の師匠であること以外ほぼ謎に包まれてる女性が
およそ70分に渡って2種類のエッチをしたり優しく寝かしつけます。
前半は手コキ、後半はオナサポとメインのプレイを大きく切り替え
その中に様々なセリフを盛り込み女性に甘やかされる幸福感と性的興奮を膨らませます。


ちなみにこれは「三枚のおふだ」という同人ゲームの外伝にあたるそうですが(←DLsiteへのリンクです)
それをプレイしたことがなくても普通に楽しめました。
主人公を記憶喪失の設定にして音声からでも入りやすくしてます。

「きつーい酔いに 体も 心も 記憶も とろけてしもうたな」
見た目よりも長く生きてるのか古風なしゃべり方で接しながら
耳元で囁いたりおちんちんをゆっくり責めて無理なく射精に導きます。
一部でM寄りのプレイがあるものの、彼女の態度が終始穏やかなのできつさは特に感じません。
ストレートな甘やかしと捻りを加えた甘やかしを組み合わせて心身をバランスよく責めてくれます。

販売ページの説明文に
「音が続くだけの時間を極力無しに、言葉の「蜜」度にこだわった」と書かれてるように
全編を通じて言葉責めの量が多めに設定されてます。
「変態」などこちらを見下すものはほとんどなく
責めてる様子を生々しく語ったり軽く羞恥を煽る優しいアプローチを心がけてます。

体への責めについては彼がまだ少年だからでしょうけど
手コキ、オナニーいずれも平均ペースをかなり落としてゆっくりじっくり射精へ追い込みます。
セリフ主体のエッチをしますが効果音はちゃんと入っており
彼女の責め方に応じて質感やリズムが変化する凝った演出がされてます。
実際に聴いてみると妙に生々しく感じるのではないでしょうか。

穏やかな女性がゆっくり責めて少年をイかせる甘いシチュと言葉責めの数々。
ASMRとは真逆の路線でリードする落ち着いた雰囲気のおねショタ作品です。
大人の余裕を感じるエッチ
エッチシーンは8パート52分間。
プレイは手コキ、オナニー、耳舐め(10秒くらい)、ちり紙オナニーです。
手コキ、ちり紙オナニーの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「今宵もこのまま この手で お前をやさーしく 食ってやろうな」
主人公の顔に手を近づけてその匂いを嗅がせると
師匠はそれを使って大きくなったおちんちんを優しく刺激します。

エッチは年上の彼女が終始リードします。
前半の「(1)蜜指しごき」でするのは手コキ(4パート27分間)。
滑らかな摩擦音をゆっくり鳴らして焦らすようにしごくところから始まり
射精した時の様子をイメージさせて心を盛り上げたり、軽い耳舐めを交えてじっくり射精感を高めます。

「あとは そうよなぁ… 指5つ とろりと力を抜いて絡みつけて 手首をゆるゆる あまーいしなりで 上下して しゅる しゅる しゅる」
彼女は以前から彼に手コキしてあげてるそうなので責め方に迷いがありません。
彼がすぐに射精しないようわざと緩めて気持ちいい感覚を長めに味わわせようとします。
母親が子供をあやすような慈愛に満ちた声とセリフが心地よく
スローペースな手コキ音も相まって穏やかな空気が漂ってます。

純粋なエロさよりも彼女にお世話されてる心地よさで抜かせるプレイだなと。
責めっぷりは緩いですけど、プレイをほぼひとつに絞り込んでるので時間に十分な余裕があります。
一気に駆け上がる射精もそれはそれで気持ちいいですが
今回のように少しずつ上り詰めていくほうが心身に負担がかからないし余韻も長く続きます。
彼に対する彼女の思いやりが込められてて甘やかし成分が強いです。

「びゅっびゅっびゅー びゅく びゅく どく どく」
手コキ、オナニーいずれも射精時にぴゅっぴゅのセリフを言ってくれるのが良いですね。
彼女に見守られながら気持ちいい瞬間を迎えられます。
セリフを大事にしてる本作品のテーマに合った責めと言えるでしょう。

後半の4パート25分間はオナサポ。
冒頭で彼女が「自分からは何もしない」と宣言したうえで
彼にオナニーの作法をわかりやすく教えます。

「それでいい 恥ずかしいほうが 気持ちいいぞ?」
手コキと同じく最初はわざと緩くいじらせて性感を高め
それと並行して彼女に見られてることを意識させる言葉を投げかけます。
おちんちんをいじらない時点で彼女にできることは限られてますから
心への責めを重視して彼が気持ちよく射精できる環境を整えます。

「ほらほら 柔いちり紙に へこ へこ へこ 情けなく 甘え腰使って ただの紙に求愛するのじゃ」
シーンの途中から登場するティッシュを使ったプレイは面白いですね。
ただの紙をおまんこに見立てて腰を振るように言われます。
彼女が一部で喘ぎ声を漏らして雰囲気作りをするなど
手コキよりもM性を強めて羞恥混じりの射精をプレゼントします。

ですがこれもあくまで甘やかしの一環に過ぎず、彼女が彼を本気で見下してるわけではありません。
言葉で相手をコントロールする作品の特徴を別の形で表現してます。
エッチの終了後には寝かしつけるパートもあったりと
最初から最後まで彼をもてなす姿勢で行動します。

作品を聴いた感想ですが、予想以上に甘い内容で良い気分に浸ることができました。
彼女は彼の記憶が曖昧でも咎めたりせずエッチな手段で思い出させようとします。
日本の昔話がモチーフになってるからでしょうけど
現在よく使われてるカタカナ言葉や英語を使わない言い回しを徹底してて落ち着きがあります。

しかし言葉遣いを難しくしたことや、そもそもの責め方が緩いことから
個人的にはもう少しエロさが欲しいかなぁとも感じました。
ゲームと音声では表現方法が違いますから、そのへんを調整すればもっと良くなるように思います。

このように、年上の女性が持つ優しさや温かさで包み込むマイルドなエッチが繰り広げられてます。
和の風情を感じる甘やかし作品
純和風の装いで定番のプレイをするテーマ性を大事にした作品です。

師匠はお酒のせいで記憶が曖昧になってる主人公にそれを思い出させようと
穏やかな態度でまずは普段やってる手コキを丁寧に行います。
そして後半は指示や言葉責めをする役に専念し彼のオナニーを嬉しそうに観察します。

古風な言葉遣いをする上品な女性が少年をエッチに甘やかすシチュ
音よりも言葉の密度を重視してる作り
前半はノーマル、後半はややMと属性を多少変えて責めるエッチ。
現在出てる音声作品とは違った方針で作品を組み立ててます。

「おぉおぉ 雄臭い精液じゃ きつい吐精感にくらくら酔って 存分に味わえ」
中でも2番目はセリフ自体の量に加えて表現にも気を配ってます。
ASMRが流行ってる現在に言葉責めがしっかりしてれば
それだけで十分な個性と存在感を示せますから
今後の作品においても是非残していって欲しいなぁと私は思います。

エッチはやること自体はシンプルにしたうえで多少の捻りを加えてます。
具体的にはスローな責めに徹してること、イメージを大事にしてること
オナサポの際にあまり見かけないプレイを盛り込んでることなどです。
前項で「エロさが欲しい」と書きましたが、通しで1回抜くなら十分いけると思います。

射精シーンは2回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

71分で330円とコスパが良いので興味のある方は是非お試しください。

CV:井上果林さん
総時間 1:11:07

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
コスパを考慮し+1してあります。

タオとレイナの双子催眠

サークル「でざいあ~でざいな~ず」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんたちが
左右に寄り添い協力しながら癒しの催眠をかけます。

2人が交互に、あるいは同時に話しかける双子形式が最大の魅力で
ひとつの行為を手分けして行ったり、同じ意味を持つ暗示を別の表現で畳み掛けるように入れるなど
催眠者が1人の時にはできないことを積極的に行って催眠の世界へスムーズに導きます。
双子催眠で濃厚なひと時を
永(とこしえ)タオとレイナに催眠をかけてもらうお話。

「いらっしゃい これから私たち2人で あなたがとても心地よい状態になるよう お手伝いさせていただきます」
レイナ(挿し絵右)はやや落ち着いた声のお姉さん。
「こんにちは 催眠の気持ちよさを よりよく感じてもらいますから どうぞ よろしくお願いしますね」
タオ(挿し絵左)はレイナよりもトーンが高い声のお姉さん。
自己紹介や状況説明といった前置きはすべて省略し
作品のコンセプトを軽く教えてから早速催眠をかけ始めます。

本作品は短時間で癒しやリフレッシュの感覚を与えることを目的に
彼女たちが20分程度に渡って独特な催眠を施します。
レイナが右、タオが左に陣取って誘導する双子形式を採用しており
1人で催眠をかける時よりもずっと濃厚なひと時を味わうことができます。

今から どんどん 気持ちいいまま どんどん 深呼吸をして 力を抜いて (左右)ゆきましょう
例えばこんなふうにひとつのセリフを文節単位で細かく分け
左右へ小まめに揺さぶって意識の力を弱めます。
そしてセリフごとの間を極端に狭めて暗示の密度を大幅に増やします。

総時間が短いからでしょうけど手厚い誘導をしてます。
私が聴いた時も開始から5分後には頭がクラクラし始め
10分後には意識がかなりぼやけて心地いい感覚に包まれました。

1人で催眠をかける場合、20分は通常より少し短いくらいなのですが
双子だとやや長いくらいで深いところまでちゃんと入れます。
双子催眠で有名なフルトラさんは10~20分で済ませることが多いです。

「心地いいだけ 幸せに 満たされ 抱かれ 癒され 心の底から 体の隅々まで より良い状態へ 息長く行き渡ってゆく」
「あなたの あり方を 明らかにする 改めの 現れ」

本作品の催眠におけるもうひとつの特徴はセリフの表現。
文字数、母音、語頭、語尾を意識して揃えてリズミカルに語りかけます。
例えば上のセリフだと「満たされ 抱かれ 癒され」は文字数、母音、語尾が一致してるし
下のセリフはすべての語頭が「あ」で揃えられてます。
(読みやすさを優先して以降は普段と同じ表記でセリフを引用します)

実際に聴いてみると詩的と言いますか、妙に耳触りがよく感じると思います。
トートロジー(同義語や類語を反復させる修辞技法)を用いて同じ感覚を多方面から伝えるなど
言葉そのものの美しさにもこだわって作品を組み立ててます。
簡単に言えば結構レベルが高いってことです。

ちなみに製品版には双子催眠だけでなく
タオだけ、レイナだけが話すバージョンも同梱されてます。
サークルさんが1人の場合でも催眠にかかれるように調整されたそうです。
本作品の売りはやっぱり双子ですから、このレビューでは双子バージョンに絞って紹介していきます。

双子形式とセリフを練ったアプローチ。
催眠音声では人気のジャンルをサークルさんなりに掘り下げた濃い作品です。
連携の取れた催眠
催眠はおよそ21分間。
楽な姿勢になり、まずは深呼吸とカウントで浅めの催眠状態まで持っていき
それから脱力でより深い催眠に入れる状況を作ります。

レイナ「吸ってー 吐いてー」
タオ「より良いものを取り込んで いらないものを吐き出して」
深呼吸の時は片方が呼吸の合図を出し、もう片方がタイミングよく暗示を入れる
カウントは同じ要領でセリフが被らないよう気をつけながら畳み掛けるように話しかける、といったように
早速催眠者が2人いる利点を活かしてスムーズに進めます。

視聴中は暗示の海に溺れるような感覚がしますから
催眠慣れしてる人ほど早い段階に特有の心地よさが湧いてくるでしょう。
脱力は背中、肩、腰などを一通り流す感じで意識させつつそれを促す暗示を入れます。

続く後半の11分間は深化と癒しに特化してるシーン。
「深い」「落ちる」「まどろみ」といった関連性のあるセリフの割合が一気に増え
前半と同じく2人が連携しながら常に働きかけて感覚を徐々に膨らませます。

「深い深いまどろみの奥に 静寂を感じてゆく 自ら気づく 静かな至福 沈黙の極地 の待つところへ」
話し方やセリフの表現方法は前半とほぼ一緒ですが
1文ごとの間を前半よりもやや長く取って静けさを演出し
さらに前項で説明した表現方法にも気を配って落ち着ける空間を作ります。

1文ごとの文字数が通常の催眠音声より長くなってるので
言葉を無理に追うよりも聞き流す感じにしたほうが深化しやすいと思います。
テンポよく投げかけられる優しい言葉の数々が耳と心に心地よく響き
レビューを書く予定がなかったらそのまま眠ってしまいたくなるほど癒されました。
一番最後には再度カウントを数えて確実に落とすなど、最初から最後まで丁寧に誘導してくれます。

このように、作品の長所を十分に活かした癒し特化の催眠が繰り広げられてます。
言葉選びが魅力の作品
短くまとまってる繰り返し聴きやすい作品です。

タオとレイナは主人公に心地いい感覚を味わわせようと
最初から左右に陣取り協力して心身をバランス良くリラックスさせます。
そしてこれをするにあたってひとつひとつのセリフを吟味し韻を踏んで働きかけます。

穏やかな双子が連携を取って健全な催眠をかけるノーマル向けのシチュ
催眠者が2人いる状況を十分に活用した高密度の催眠
セリフの文字数、母音、語頭、語尾をある程度揃える細かな配慮。
総時間が短いだけあって質の高さにこだわった作品に仕上がってます。

私は今から1年ほど前に処女作「ヒプノ早漏改善クリニック」を聴いたことがありまして
その時は相当に辛口なレビューを書きました。
だから正直あまり期待してなかったのですが、その認識を大きく改めることになりました。

新規のサークルさんがよくやる上辺だけの双子催眠ではなく
ちゃんと技術的にプラスに働くよう考えて作られてます。
具体的には役割分担しながら誘導する、セリフの間を短くして暗示を増やすなどです。
セリフの言い回しにも工夫が見られますし、ある程度慣れてる人なら深めの催眠状態に入れると思います。

双子催眠が好きな人には特におすすめします。

CV:井上果林さん
総時間 双子…21:34 タオ…16:35 レイナ…18:02

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
21分で770円とやや割高なので-1してあります。

2019年10月7日まで20%OFFの616円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。

悦虐搾精ママハーレム

サークル「ボトムズ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、声質が異なる4人程度の熟女たちが
男性を取り囲む感じに陣取りその体をゆっくりねっとり味わいます。

嘲笑、吐息、ちゅぱ音、喘ぎ声といったセリフ以外の要素だけでエッチするのが特徴で
ある時は喘ぎ声有利、またある時はちゅぱ音重視とシーンによって構成を小まめに変えながら
大人の女性らしい色っぽい声と貪るような音をガンガン鳴らして射精へ追い込みます。
妖艶な女性たちに囲まれて
熟女たちがひたすら同時責めするお話。

「んっ んんっ あっ はぁ」
熟女たちは声質の違うどれも色っぽい声の女性。
自己紹介や状況説明といった前置きはすべて省略し
早速主人公の至近距離から艶めかしい吐息や喘ぎ声を漏らします。

本作品は2018年10月に発売された「永遠絶頂ロリータハーレム」の熟女版。
前作とは属性が大きく異なる女性たちが密着しながら色んな責めを繰り出します。
サークルさんが「非言語愛歓シリーズ」と銘打ってる通り、作中に言語と呼べるものは一切出てきません。
ちゅぱ音や喘ぎ声といった女性が生み出す音声だけで興奮と射精を促します。

挿し絵には6人の女性が描かれてますが、実際は4人くらいで同時責めするシーンが多いです。
左右に1人ずつ、中央の左右に1人ずつが陣取り別々のことをやるので
聴いてる最中は頭の中を音声に包まれてるような不思議な感覚がします。
純粋なエロさも高くオナニーのオカズとして大いに役立ってくれるでしょう。

この手の作品で懸念されるマンネリ化にもきっちり対応してます。
左右の耳を舐めつつ中央からフェラっぽい音を鳴らしてたかと思えば
3分後には吐息と喘ぎ声が同時に流れる、といったようにシーンによって内容が大きく変わります。

「あっ あぁぁっ んふふ」
彼女たちが微笑や嘲笑を小まめに挟んでくるのも良いですね。
年上らしい余裕のある表情を見せつつ、やや下品な音を鳴らして弄びます。
具体的に何をしてるかの実況や言葉責めはないので見下されてる感じはそれほどしません。
エッチ慣れした女性と気持ちいい時間を共有してるような穏やかな空気が漂ってます。

また本編以外に各シーンを抜粋したオムニバス音声も用意されてます。
これらは3分~10分と比較的短い時間で構成されており
気に入ったものをループさせながらオナニーするよりシンプルな使い方を想定してます。

複数の女性たちがエッチな音声をたっぷり鳴らす作りと変化のある展開。
前作の特徴を継承したうえで熟女たちにマッチさせてる濃い作品です。
大人の色気漂うエッチ
エッチシーンは全編にあたる52分間。
プレイは吐息や喘ぎ声を漏らす、耳舐め?、フェラ?、SEX?、息吹き、嘲笑です。
エッチな効果音はありません。

エッチは彼女たちが終始責め続けます。
最初の40分間は比較的緩いプレイ。
右の女性はひたすら喘ぎ声、左手は鼻息っぽい吐息
中央左は微笑、中央右はより激しい喘ぎ声といったように
それぞれが異なるプレイをしながらそれに対応したエッチな声や音を漏らします。

本当に序盤からこれらをやるのでびっくりする人がそれなりにいるでしょう。
そして3分もすればおちんちんが勃起してるのに気づくはずです。
セリフを使えないからこそ、声優さんたちも熟女らしいねっとりした演技をされてます。

プレイの流れは少し前に書いた構成から始まり
3分後には左が耳舐めと思しきちゅぱ音、右は微笑
中央は「ぶぶりゅうっ」という空気混じりの下品な音を鳴らすフェラへと変化し
8分頃は喘ぎ声3、ちゅぱ音1の構成、12分頃は一転してちゅぱ音メインの構成と
聴き手を飽きさせないよう短めの間隔で責め方を切り替えてきます。

彼女たちが常に同時責めするので音声が途切れることは一切ありません。
全体的に責めるペースは緩めにし、音声の密度を上げてエロさを出してます。
ハイペースだと音声の違いを楽しみにくくなりますからこれくらいが丁度いいんじゃないかなと。
こういうスタイルのほうが熟女に合ってるというのもあります。

そんな状況が一変するのは40分頃から。
彼女たちの喘ぎ声が今までより大きくなり、ちゅぱ音のペースも上がって激しく責め立てます。

サークルさんがこれ以前のシーンを「陰」、ここを「陽」と命名されてるだけあって
各要素がパワーアップしており追い込まれてる様子が上手く表現されてます。
微笑や嘲笑の割合を上げてるのもそう感じる要因のひとつです。
私には主人公を見下してるというよりは純粋な快感に酔いしれてるように映りました。
多少の落差をつけることでエッチに締まりを出してます。

このように、女性が生み出す淫靡な音声だけをひたすらぶつけるわかりやすいエッチが繰り広げられてます。
艶のあるハーレム作品
多くの男性が興奮する要素を凝縮させた抜き特化の作品です。

熟女たちは何らかの理由でエッチすることになった主人公の体を味わい尽くそうと
左右とその中央に陣取り、音声開始1秒後には早速同時責めに移ります。
そして3分程度の間隔でそれぞれのやることを切り替えながらちゅぱ音や喘ぎ声をガンガン鳴らします。

4人程度の熟女に全身を弄ばれ続けるハーレムシチュ
セリフを完全に排除しそれ以外の要素だけでエッチを表現する思い切った作り
マンネリ化を解消すべく小まめに変化を与え、後になるほどエロさを増す目的に沿った展開。
音声の100%をエッチなものだけで構成した非常に珍しいサービスが楽しめます。

私は前作を視聴済みだったので今作の内容もある程度予測できてました。
それでも聴いた後の感想は「エロいなぁ」でした。
熟女の色気や余裕を感じる責めっぷりと、終盤で若干メスっぽく振る舞うのが大きいです。
ちゅぱ音もゆっくりペースで粘っこい音を鳴らすシーンが多くて男が喜ぶツボをよく心得てます。
セリフがないからこそ繰り返し聴いても飽きにくいというメリットもあります。

このシリーズを未視聴の方はご自分の好みに合わせて片方選ぶといいでしょう。
少女と熟女両方を好きな人はあまりいないでしょうし
性癖に合ったほうを聴くのが純粋に抜きやすいです。

明確な射精シーンはありません。
ちゅぱ音と喘ぎ声大量、淫語はありません。

CV:沢野ぽぷらさん 霜月優さん 井上果林さん 佐倉ありさん
総時間 本編…52:12 オムニバス…33:57

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

セクサリオン・リリィ【催眠音声】

セクサリオン・リリィ【催眠音声】(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「09自慰」パート以降の様子を中心に紹介します。
好きな人と一緒にいたくて
後編のエッチシーンは5パート62分間。
プレイはオナニー、陰獣プレイ、カプセル責め、レイナのオナニー、キス、乳首舐め、クンニ、○○です。

オナニー、陰獣プレイ、カプセル責め、○○の際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「あの感覚、絶頂快感が欲しい、絶頂したい。そんな欲望を、あなたはもう、抑えられなくなっているのでした」
セクサリオンへの改造が完了し本番に向けて訓練を続けてるリリィは
ある日自然とエッチしたい気分なり、レイナに教わった方法でオナニーを始めます。

エッチは引き続きリリィになりきってストーリーを最後まで楽しみます。
最初の2パート16分間は作戦前の風景。
「09自慰」は自室でスタンダードなオナニーを楽しみ
「10陰獣」は陰獣と呼ばれる軟体系の生物と戦ってる途中に性感帯を責められます。

「星型の小さなケースに覆われた、あなたのクリトリス。そこが、まるで仔犬のペニスのように勃起して、震える。股間がビリビリと震え、快感がさらに高まっていく」
彼女は既に人間ではなくなってますから、通常のエッチをする時も特殊な工程で進めます。
エクスタシーモードで快感を増幅し、十分溜まったらオーガズムモードに移って絶頂を迎えます。
前編と同じく様々な電子音を鳴らして快感をコントロールする音モノっぽいプレイです。
追い込み暗示も要所できっちり入れてくれますし、比較的ソフトな内容でも強めの快感が得られます。

「乳首をギュウギュウと吸い上げる吸盤。お尻の穴を何度も出入りする触手。股間の割れ目に食い込みズリズリと刺激し続け、さらにクリトリスまでもが直接責められる」
続く陰獣とのエッチはタコのような生物が全身を拘束し
そのまま乳首、アナル、クリトリスを同時責めする陵辱っぽいプレイです。
これまでとは違い敵対する存在に何度もイかされる背徳感があってゾクゾクしました。
そしてこれらとの戦闘を終えた後、一抹の寂寥感も覚えるでしょう。
リリィにより没入できるよう彼女の心情にも焦点を当ててエッチを進めます。

そうやって様々な試練を乗り越えた後、いよいよ本題の核廃棄施設封印に乗り出します。
前編の最後にも登場したカプセル状の機械でエネルギーを一気に充填し
レイナと2人で現地へ向かい地下水脈の破壊を試みます。

レイナ「まず私が絶頂して、これでリリィにエナジーを流し込む。あなたも一緒に、絶頂してしまうけど…そしてあなたが、もう一度絶頂し、二人のパワーを集約して、フルパワーであの地下水脈を破壊するの」
レイナがオナニーで生み出したエネルギーを受け取り
さらにリリィ自身も絶頂して2人分のビームを放つ本作品らしい攻撃方法です。
物語の山場ということで効果音もこれまでより力強いものが使われてました。
終盤には1分30秒間に5回連続で絶頂する描写があったりと最もハードに仕上がってます。

このように、作品独自の要素をいくつも組み合わせた重厚なエッチが繰り広げられてます
熱中できる作品
物語の主人公になった気分で聴ける楽しくて気持ちいい作品です。

ナレーターは聴き手がリリィと心身を一体化してこのお話を聴けるように
通常よりも長めの時間を割いてそのあらすじや背景を語りながらじっくり催眠誘導し
その後は改造手術、エネルギー充填、訓練、本番とひとつずつ順を追う形で色んなエッチをします。
そしてその多くで効果音や固有の演出を使用し臨場感と没入感を出します。

セクサリオンと呼ばれるサイボーグになり地球を救う壮大なストーリー
その物語を楽しみながらリリィ自身になりきるドラマ性の高い催眠
機械や陰獣を相手にとんでもない回数絶頂させられる極めてハードなエッチ。
サークルさんが過去作で培ってきた知識・技術・経験をふんだんに盛り込んだ催眠ボイスドラマになってます。

レイナ「ね、リリィ、一緒になろ?心だけじゃなく、肉体も一緒になって、そして、出来れば
リリィが人間ではなくなってしまう展開やエッチの責めっぷりだけを見れば割と過酷な内容です。
しかしレイナの存在がそれを適度に和らげてくれてます。
「彼女のためなら頑張れる」という強い想いがあるから暗さや重さはさほど感じません。
その努力が報われるシーンもあったりと甘い部分も持ってます。

あとは没入感が凄まじいです。
セリフの言い回しが上手だからなのでしょうけど、聴けば聴くほどリリィになった気分が強くなります。
彼女の心情に合わせて喜んだり悲しむ人が普通にいるのではないでしょうか。
私は2回に分けて聴いたのですが、どちらも特にダレることなく最後まで楽しめました。

エッチは特殊な音と暗示を組み合わせて気持ちを盛り上げたり絶頂するのを繰り返します。
実践形式で徐々に慣らすので後のシーンになるほど体が反応しやすくなります。
グロい描写もほとんどありませんしM~ドMの人なら誰でも聴けるでしょう。

後編の絶頂シーンは23回。
効果音大量、淫語それなり、喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

以上を踏まえてサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。
おまけは導入解除追加音声と差分です。

CV:井上果林さん
総時間 8:26:39(本編…4:22:29 おまけ…4:04:10)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2019年1月11日の24時まで20%OFFの960円で販売されてます。

セクサリオン・リリィ【催眠音声】

サークル「Hypnotic_Yanh」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、とある事情で破滅の危機を迎えてる地球を救うために
セクサリオンと呼ばれる少女になりきって大変ハードなエッチを体験します。

独自のストーリーを語りながら彼女との一体感を高めていったり
様々な機械で責められ何度も絶頂する様子を技術と音を駆使して主観的に伝えるなど
物語の世界にどっぷり浸かり気持ちよくなれるようドラマ性を持たせてゆっくり丁寧に進めます。

本編だけでも4時間20分以上あるため前編(01~08)、後編(09~16)の2回に分けてお送りします。
地球を救う力の源は…
セクサリオン・リリィになって核廃棄施設を封印しに行くお話。

「時に、西暦2029年。地球は今、最後の時を迎えようとしてた」
ナレーターはトーンが低いクールな声の女性。
この物語の背景を簡単に説明してから主人公のリリィに関する物語を始めます。

本作品はあと10年もすれば全生命が滅亡してしまう世界を舞台に
リリィという名の少女がそれを阻止しようと頑張る様子を彼女の視点で楽しみます。
コアポイント、セクサリオンなど作品固有の名詞がいくつも登場するため
音声を聴く前に付属のテキストを読んでおいたほうが掴みやすいと思います。
悲壮感漂うシチュですが内容は機械姦をテーマにしたエロ重視のものです。

また1人でも多くの聴き手が作品の世界にすんなり入り込めるよう
一般的な催眠音声よりもドラマ性を強く持たせて物語を進めます。
例えば一番最初のパートではリリィの先輩にあたるセクサリオン3号の作戦風景が描かれており
その次に始まる催眠誘導パートもストーリーや登場人物に関することを丁寧に語りながら催眠状態を深めます。
状況に応じて様々な効果音も鳴るため映画を観てるような没入感が得られます。

サークルさんの過去作だと「機械は無慈悲な夜の女王」「アクメノイド・イリア《催眠音声》」が最も近いです。
これらを聴いて楽しめた人にはかなり向いてると思います。
作中の絶頂シーンが合計45回と多く、その手段もハードなことからM性が強い人ほど満足できるでしょう。

今回紹介する前編部分だけでも体力をかなり消耗します。
それを踏まえてオプションで催眠誘導のショート版や途中休憩/中断用の音声も用意されてます。
4時間以上も集中力を持続させるのは難しいですし、皆さんにとって無理のない長さに分けて聴くことをおすすめします。

ちなみに冒頭で「男女両用」と書いた通り女性でも聴ける作りになってます。
声は常に女性なのですが性差を感じさせる描写は特になく
女体化も男性から女性に変えるのとは別の方法が使われてます。
没入感と一体感を高める催眠
通常の催眠導入はおよそ51分間。
仰向けに横になって軽いストレッチをし、それからナレーターの話に耳を傾けます。

「淡いピンク色の、真四角な部屋。外の世界とは完全に遮断され、出口も入り口もない、不思議な部屋」
「周りがスーッと、暗くなっていく。意識も、暗くなっていくように感じる。もう目を開けているのか、閉じているのか、分からなくなっていく」

ピンク色の空間で横たわってるレオタード姿の少女が誰か
どういう経緯でこうなったのかを語りながら、その子の視点で眠くなったり意識がぼやける暗示を入れます。
本作品は世界観やストーリーが非常に独特なので
その登場人物になりきるには諸々の事情をしっかり理解しておくのが重要です。
だからストレートに落とすのではなく、このように物語を読み聞かせるスタイルで進めます。
またピンクの部屋にいる時は振動を伴うゆったりしたBGMも流れます。

休憩を挟みながら少しずつ進めてくれますから
最初はピンと来なかったとしても徐々にその様子が頭の中に浮かんでくるでしょう。
非現実的な要素が多いからこそ、言葉と音を組み合わせてイメージ力を徐々に膨らませてくれます。

レイナ「あ、そういえば、リリィの首筋に○○があるよね? それ、私にも、あるんだ」
パートの中盤からはリリィがセクサリオンになるきっかけを作った
親友のレイナ(サンプル画像にも描かれてる赤い髪の女の子)が登場します。
2人は新体操教室の仲間であり、友達であり、恋人とも言える密接な関係です。
そんなキャラがこの物語にどう絡んでくるかを語りながら聴き手とリリィの一体感をさらに強めます。

このあたりからナレーターの呼びかけに対して頷く指示が出ますので
実際にそうしてみるとより自分がリリィになった気分に浸れるでしょう。
重要な部分だから自己暗示形式にして受け入れやすくしています。

「ベッドは、まるでエレベーターのように、音もなく下へ、下へと移動していく、スーッ、スーーーッと、体も、意識も、沈み込んでいく感じがします」
そして最後は生身の人間からセクサリオンに変わるためベッドごと別の部屋へ移動します。
エレベーターで下りる時は「すーっと」「落ちる」「沈む」
レイナとのキスは「意識がぼやけける」、手術の初期段階は「消えていく」といったように
実況する中に意識の力をさらに弱める言葉を盛り込み催眠状態を深めます。

私が聴いた時は割と早い段階から意識がぼやけ始め、後になるほど音声に熱中してる気分が強くなりました。
趣味に没頭して時間を忘れる時のあの感覚ですね。
普通にお話をしてるように見えるけど実際は言い回しにかなり気を配ってあります。

作品の世界に引き込みつつリリィになりきらせる独特な催眠です。
心と体の感覚をリリィと繋げることを目的に、深呼吸や脱力といった定番の技法は使わず
序盤から物語を順番に語り、その中で集中力やイメージ力が高まるように働きかけます。

ドラマ仕立ての誘導でその内容を詳しく話すと聴く楽しみがなくなってしまうと判断し
今回は大まかな流れや特徴を説明するだけに留めました。
物語が結構面白いので「この後どうなるんだろう?」とワクワクしながら聴けると思います。
催眠っぽさは薄いですけどセリフ単位で見ていけば色んなテクニックが込められてます。
ハードで気持ちいい改造手術
前編のエッチシーンは5パート77分間。
プレイはオナニー、乳揉み、キス、クリ責め、乳責め、アナル責め、おまんこ責め、レイナのオナニー、カプセル責めです。

オナニー、クリ責め、乳責め、アナル責め、おまんこ責め、カプセル責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「あなたは、ふわふわ、ふわふわと、意識の海を、漂っています。そう、ここは、記憶の海、あなたと、レイナの思い出がいっぱい詰まったところ」
セクサリオンになることを自分の意思で決め、その改造手術を受け始めたリリィは
消えゆく意識の中でレイナに関するふたつのエッチなエピソードを思い出します。

エッチはリリィが人間からセクサリオンへと変わる過程や、その後のテストを耐え抜く中で様々な機械に責められます。
一番最初の「03奇妙な関係」は夢の世界でのお話(約12分)。
前半はレイナからもらったアイテムをオカズにオナニーし、後半は彼女の家で初めてのキスをします。

「あなたは両手で、自分の胸をまさぐる。(中略)気持ちいい。とっても気持ちいい」
リリィは元々内気な性格でなかなか友達ができませんでした。
だから自分と親しげに接してくれるレイナに友人以上の感情を抱いてます。
2人がとある要素で強く結ばれてるのもあります。
そんな背景を語りながらオナニーの気持ちよさを聴き手視点で上手に伝えます。

単なる女体化ならここまで掘り下げた描写をすることはなかなかないでしょう。
身も心もリリィになりきらせるために催眠パート終了後も引き続き丁寧に働きかけます。
プレイ自体はソフトですから彼女の内面やシチュこそが気持ちよくなれる要素です。

それが次の「04改造手術1」になると大きく変わります。
手術の責任者であるドクター(女性)が登場し、クリトリスを機械で重点的に責めて何度も何度もイかせます。
そしてだいたいの改造が終わった後、「06改造手術3」でセクサリオンとして最初のテストを受けます。
ドクターはナレーターとしゃべり方が若干違うものの声質はほぼ一緒です。

そしてここからは多彩な効果音で機械姦の様子をリアルに表現します。
右からはドクター、左からは無機質なオペレーターの声が流れ
バックで電子音、振動音、何かが弾ける音などを鳴らして感度を徐々に上げていきます。


改造手術1はバイブやローター責めに近いプレイですが、それ以降は作品固有のものばかりで個性が強いです。
言葉だとなかなか言い表しにくい音なので体験版を聴いていただくのが一番早いかと。
これらの音に釣られて気持ちよくなったり絶頂感がこみ上げてくる人は多いと思います。

ドクター「さあ、また強くなった。全身の神経にビリビリという振動が伝わる。快感が股間だけでなく、足先から脳天まで伝わる。全身の震えがますます激しくなる」
特に絶頂シーンはカウントに合わせてエネルギーが収縮し、0と同時に放出されるわかりやすい演出がされてます。
もちろん音だけでなく言葉によっても追い込んでくれます。
比較的短い間隔で何度も繰り返す流れになってるので
最初はイマイチしっくりこなかったとしても回数を重ねるにつれて徐々に慣れるでしょう。
機械姦のイメージにピッタリなハードで無慈悲なプレイです。

前編部分で最も激しいのは「08充填カプセル」(約23分)。
無事セクサリオンになれたリリィがエネルギーを充填するために卵型の機械に入ります。

「少し休みたい、休ませて…機械は、そんなあなたの感情を無視し、ただ淡々と、快感を与え続け、そして、あなたの体もまた、意思とは関係なく感じ続けるのです」
このプレイはリリィを気持ちよくするのが目的ではありませんから
彼女がどれだけ感じても100%になるまで責めは止まりません。
このパートだけで8回も絶頂シーンがあると言えばその過酷さがなんとなくわかると思います。

流れは肩たたきのような振動音が小刻みに鳴り始め、絶頂が近づくにつれてペースがどんどん速くなります。
そしてある程度経つとカウントが始まり、先ほどの音にエネルギーを充填するような音が加わり最後に弾けます。
これをノンストップで何度も繰り返すので複数回絶頂する可能性が十分あります。
私の場合もカウント開始に合わせて股間の筋肉がきゅーっと締まり、絶頂と同時に軽く爆発する感覚を何度も味わいました。

正直このパートだけでも結構疲れます。
しかし彼女はまだ本格的な任務に取り掛かってません。
この先どんな運命が待ち構えてるのか、そしてどのような快感を味わうのか。
そんな期待も抱かせてくれるのが催眠ボイスドラマの良いところです。

前編の絶頂シーンは22回。
効果音大量、淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声ごく僅かです。

おまけは導入解除追加音声と差分です。

後編へ続く…。
セクサリオン・リリィ【催眠音声】(後編)

CV:井上果林さん
総時間 8:26:39(本編…4:22:29 おまけ…4:04:10)


体験版はこちらにあります

追記
2019年1月11日の24時まで20%OFFの960円で販売されてます。

【催眠音声】ムゲントランス

サークル「.␣ [Dot-Space]」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
独特な催眠をかけて不思議で心地良い感覚を味わわせます。

催眠状態をできるだけ深めることを目指したアプローチをするのが特徴で
最初は深呼吸や簡単なイメージでリラックスと集中力を高め
その後は2種類の方法でひたすら深化を促しそれらをさらに強めます。
催眠の心地よさは無限大
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「本日は、私のトランス体験にご興味をお持ち頂き、誠にありがとうございます」
お姉さんは穏やかで柔らかい声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
主人公を深い深い催眠に導く準備を始めます。

本作品は催眠そのものの感覚を存分に味わってもらうことを目的に
彼女が45分程度を使って健全な催眠を施します。
催眠誘導の後に何らかの暗示を入れて癒したり気持ちよくする一般的な催眠音声とは違い
催眠深度をひたすら上げていく方針で進めます。

催眠状態を経験したことのある人はご存知でしょうが
催眠に入ったり漂い続ける感覚はなかなか気持ち良いものです。
空に浮かぶ、ぬるま湯に浸かる、全身がどろどろに溶けるなど
聴く作品やその時の状況によって得られる感覚が変わります。

総時間のほとんどが催眠に割かれており、道中のリードも丁寧ですから
催眠音声を聴き始めたばかりの方や入る感覚がいまいちわからない方にも向いてます。
催眠音声は催眠に入らないと始まりませんし、それを応援してくれる作品は非常にありがたいです。

また作中のところどころでBGMが流れます。
ゆったりとした神秘的な旋律に癒しを感じる人も多いでしょう。
音モノのようにそれを催眠に活用するというよりは没入できる雰囲気作りの意味合いが強いです。
少しずつ深めていく催眠
催眠は3パート37分30秒ほど。
仰向けに横になってまずは深呼吸を繰り返し
それから頭の中で光の玉が無限大(∞)の軌道に動くイメージをします。

「息を吸って、吐く というシンプルな行動に、感覚を集中する事で 意識そのものを、トランス状態に近付ける事ができるのですよ」
「さあ、意識は…どうなっていますか? 先程より、何だかくらくら、ぼーんやりと、してきましたね?」

そしてお姉さんは1人でも多くの聴き手が催眠にすんなり入れるよう
深呼吸をする意味を教えたり、何かした後に感覚の変化を確認します。
前者は集中力を高めつつ彼女の言葉を受け入れやすくする
後者は自分が癒やされてることを実感させる、といずれも催眠に欠かせない要素です。

「くーるくーる、くーるくーる そう、意識の光だけでなく、頭まで少し動いてしまうかも、しれませんね」
光の玉を移動させるイメージは「くーる くーる」と言いながら彼女の声も動くのが面白いですね。
頭の中を軽く揺さぶられる感覚がして心地良いです。
この直後にトランスとは何か説明するなど、常に初心者の目線に立ってリードします。

催眠状態を深めていくのはその次から。
初めは眠くなる暗示を聴くのとそれに抵抗する動作を交互に繰り返し
入る準備が十分整ったらとあるキーワードを起点に少しずつ深いところへ落ちてゆきます。

「ぽかぽか、ふわふわ、ゆらゆら 温かい、柔らかい、優しい 今までよりもっともっと強く、意識が吸い込まれてしまいそうになる」
「ほら、意識の中心に、キュッと感覚が集まっていく、はっきりとしていく」

前者はほぼ正反対の暗示を何度も入れる揺さぶりを意識したアプローチです。
落とそうとする時はゆっくり穏やかに、戻そうとする時は素早く力強くと口調が大きく異なり
繰り返せば繰り返すほど意識のぼやけや脳がとろける感覚が強くなります。

18禁と違って催眠誘導が主役だからでしょうけど
最中で使用する技術やイメージが作品独自にアレンジされてます。
例えばこのシーンですと普通の作品は短いカウントを交互に繰り返します。

「『○○』 すーーーっと落ちる この言葉だけで、わずかな意識がゆらゆらっと揺れる、頭からこぼれて、落ちる」
終盤の深く深く入っていくシーンもキーワードをひたすら連呼するのではなく
「落ちる」「混ざる」といった言葉を数多く盛り込んで心地良さと多幸感を伝えます。
ここだけで10分程度ありますから、深化の感覚が今までいまいち掴めなかった人でも
全身がずーんと沈むとか、頭の中のもやもやが強くなるといった不思議な感覚が味わいやすいと思います。

このように、催眠の感覚をひたすら追求した癒やされるサービスが繰り広げられてます。
深く入りやすい作品
催眠を手段ではなく目的にしてる風変わりな作品です。

お姉さんは主人公に催眠の心地よさを存分に味わってもらおうと
わかりやすい説明を挟みながらイメージやキーワードを使ってリラックスと集中力を高めます。
そして単に落とすのではなく相手が自分で催眠に入ったとわかるようにリードします。

最初から最後までほぼ催眠だけを行うテーマに沿った展開
聴き手を完全な受け身にせず、イメージや抵抗など主体的に参加できる要素を交えた作り
深化に十分な時間を割き二段構えで落とす手厚いアプローチ。
18禁に比べて時間に余裕がある状況を活かした取り組みやすい催眠に仕上げてます。

「ほら、ほら、ほら、堕ちる、堕ちる、堕ちる お姉さん達の中に優しく引き込まれる、吸い込まれる、飲み込まれる」
中でも3番目の要素はサークルさんが「ただひたすらに深い深いトランス状態に浸ってもらうことを目的とした」
とおっしゃられてるだけあって時間、内容いずれもこだわってます。
催眠慣れしてる人はどっぷり浸かれますし、そうでない人もそれに多少は近づけると思います。
適度に間を空けながら繰り返し聴くことで徐々に効果を発揮するでしょう。

催眠は技術力の高いサークルさんらしく目的意識を強く持ち
さらに色々聴いてる人も飽きさせないようオリジナリティを持たせて組み立ててます。
これらの合間に入る細かなセリフも信頼関係の構築に役立ってます。

催眠そのものの感覚を満喫したい人、より深い催眠に入りたい人には特におすすめします。

CV:井上果林さん
総時間 42:38

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

レズエッチ4~中世世界で新興女体化宗教にハマったアナタ(最後はラブラブ♪ハッピーエンド)

レズエッチ4~中世世界で新興女体化宗教にハマったアナタ(最後はラブラブ♪ハッピーエンド)(前編)」に引き続いての後編です。
今回は1回目のエッチを終えたレイナントがその後どうなったかを中心に紹介します。
本来の自分の姿に
後編のエッチシーンは5パート26分間。
プレイは乳揉み、手マン、クンニ、SEX(正常位)、お掃除フェラ、首輪の装着、乳揉み、ザーメンシャワーです。

SEX、射精の際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

クレア「メス奴隷の喜びを しっかり刻み込んであげる」
筆頭神官のクレアはやや鼻にかかったクールな声の女性。
前回味わった快感が忘れられず5日後に再び教団本部を訪れたレイナントを迎えると
廊下を通り階段を下りてリリーナや他の信者たちがいるエッチな場所へ案内します。

エッチは2つのシーンに分かれており、どちらもクレアがメインの相手を務めます。
ちなみにどちらも階段を下りるシーンで女体化誘導が入ります。
通常版だけでも3時間ある作品ですから、催眠が途中で浅くなる可能性は十分にあります。
ストーリーに合った形でそれを少しでも改善するためにこうしたのでしょう。

「あなたのおまんこの中 とっても綺麗なピンク色よ」
クレアは切れ長で緑色の目を持つ女王様タイプ。
レイナントからレナに変わった彼へ透け透けのネグリジェを着せ
自分は赤色のボンデージに身を包んでエッチに臨みます。
しかし内容はリリーナ同様大変甘く、痛みや苦しみを与える描写はまったくありません。

期待と興奮ですっかり濡れたおまんこを指と口で味わい
リリーナに負けないサイズのおちんちんで優しく貫き絶頂させます。
プレイの流れが1回目とほぼ同じですからやりやすく感じるのではないでしょうか。
立場がずっと上だからといって高圧的なことはせず、彼を一人の女性と見て純粋に愛します。

そんなクレアの気持ちが最もよく表れてるのが3回目のエッチシーン(約12分)。
その後色んなことがあり教団の一員として確固たる地位を築いたレイナントが
クレアと今まで以上に甘く深いエッチを楽しみます。
プレイの流れはとある儀式を挟んでから妊娠覚悟のSEXをします。

「んんぅぅぅ レナの中 温かいよ ぐちょぐちょでヌルヌルだよ」
クレアはレナの魅力的な容姿やエッチな乱れっぷりに心底惚れており
可能なら結婚したいとも本気で考えてます。
そんな彼女の心情を踏まえて今まで以上にとろけた声で語りかけます。

彼女がなぜこうなったのか、レイナントが教団内でどう活躍したかについては
エッチの合間に入るドラマパートを聴けばわかります。
催眠ボイスドラマということで本レビューでは敢えて伏せ、エッチの内容だけ紹介させていただきます。

ナレーター「あぁ これが女の幸せなんだ 私 女でよかった メスでよかった そう心の中から実感します」
ナレーターの実況と暗示も幸福感や満足感を与えることに力を入れてます。
ふたなりとはいえおちんちんに大事な部分をかき回される快感
そのまま大量の精液を子宮に注ぎ込まれる満足感、そして好きな人の子を孕む幸福感。
SEXだけでなくその先にあるものまで描いて女の喜びを教えます。

実際に聴いてみたところ、責めっぷりは割と激しいけど優しさも十分に感じました。
クレアがレナを大事にしてる気持ちが色んなところに込められてるのが大きいです。
事後には他のふたなり信者が全身に精液をぶっかけて祝福するなど
聴き手が女性になったことを実感させつつハッピーエンドで締めくくってます。

このように、宗教特有の胡散臭さを極力排したラブラブなレズプレイが繰り広げられてます。
ドラマ性の高い女体化作品
主人公のレイナントになりきりながら気持ちよくなれる作品です。

クレアやリリーナは教団に対しマイナスの感情を抱くレイナントの誤解を解こうと
まずは実際に女体化を体験させ、そのついでに女性特有の快感も味わわせます。
そしてその後は彼の自主性に任せ最後にクレアとより深い関係になります。

ストーリーに沿って女体化や心の女性化を進める作り
新興宗教をテーマにしてるのにあまりヤバさを感じない展開
プレイ自体はシンプルにして実況、暗示、くちゅ音のバランスで臨場感を出すエッチ。
聴き手が主人公と同じ視点でお話を楽しめる工夫が随所にされてます。

クレア「ずっと 幸せにしてあげるからね レナ」
私はタイトルを見た時点で色々悪いことはあるけど最後快楽堕ちするのだろうと予想してました。
ですが実際は彼にとってそこまで悪いと思える要素はありません。
役所の仕事で溜まりに溜まったストレスを解消し、男性とは違う快感に触れて新しい世界が開け
教団のナンバー2にあたるクレアと極めて良好な関係を結ぶことにも成功します。

エッチするたびに一定のお金を寄付するルールが定められてますけど
それによって彼が破滅することはありません。
むしろこの設定をハッピーエンドへの架け橋として上手に活用してます。
絶頂回数も少なめですし属性はややM~Mあたりかなと。

エッチはメインのプレイをSEXで揃える代わりに暗示の内容をやや変えてます。
1回目と2回目はパートナーを変えて女性の快感をストレートに追求し
3回目はそこに幸福感や充実感を加えて誰かのモノになり、その子供を孕む気持ちを疑似体験させます。
効果音を割とガンガン鳴らしてくるので純粋なエロさもなかなかのものです。

後編の絶頂シーンは2回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声そこそこです。

総時間が長くイメージ重視な点がやや人を選ぶものの
ボイスドラマ形式という立派な個性を持ち、さらにその表現力も優れてる作品です。

CV:ナレーション…西浦のどかさん 神官クレア…井上果林さん 教祖リリーナ…分倍河原シホさん
後輩ジュリア…秋川ひなたさん エトセトラ…小石川うにさん、高松沙絢さん、馬嘉ららさん、東めぐみさん
総時間 4:05:04(基本パート…2:45:30 EXパート…1:19:34)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


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