サークル「いちのや」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、普段はやや意地悪だけど根はとっても純情な後輩が
間もなく学校を卒業する先輩に気持ちいいプレゼントを贈ります。
ふたつの卒業をテーマにした甘酸っぱいエッチが行われており
彼をからかう、不機嫌そうな表情で変態呼ばわりする、切ない喘ぎ声を控えめに漏らすなど
パートごとに違う顔を見せながらどんどん素直になって彼の気持ちに応えます。
残り少ない時間を大事に
「せーんぱいっ ほんと ここ弱いですね」
真凛は丁寧な言葉遣いをする可愛い声の女の子。
挨拶や状況説明といった前置きはすべて省略し、早速主人公の耳を舐め始めます。
本作品は2019年6月に発売された「図書委員後輩ちゃんとナイショの放課後」の続編。
前作で色んなエッチをして仲良くなった2人が
その後どうなったかがおよそ80分に渡って描かれてます。
シリーズものですがサークルさんは「前作未視聴でも大丈夫」とおっしゃられてます。
私も2人が同じ図書委員で既にエッチしてる点を理解しておけば大丈夫だと思います。
主人公は間もなく学校を卒業することが決まっており
彼女は後輩にあたるので図書室で一緒にいられる時間は残り僅かの状況です。
そこで関係を今よりも前進させようと彼女は大きな決心をします。
それはタイトルにもなってる「卒業」。
彼の卒業祝いとして自分の処女を捧げて最大限の愛情を示します。
いきなりSEXするのではなく、そうなる過程も綿密に描かれてますから
音声を聴いていくうちに彼女がどんな人物かだんだんわかってくるでしょう。
「こーんなだらしない顔でとろけちゃって ほんと いやらしいですね」
彼女は一言で言えばからかい上手な女性。
年上の彼を積極的に責めながら軽めの言葉責めをして上手に興奮させます。
前作はこのスタイルを貫くややM向けの内容でした。
しかし今作では前半はその流れを受け継ぎ、後半に入ると受けに回る落差を持たせた展開になってます。
オナニーやSEXをする際には可愛くて切ない声を漏らしますから
最初は意地悪に感じたとしても最後まで聴けば彼女に対する印象が随分変わるでしょう。
自分の気持ちを素直に伝えられるようになったことも含めて少し成長したように感じました。
意地悪に振る舞うけど根は優しい後輩と初SEXするシチュと
前半と後半でプレイの内容や彼女の態度が大きく変わる展開。
キャラの魅力を出しつつ臨場感のあるエッチをするラブラブな作品です。
雰囲気作りに力を入れたエッチ
プレイは耳舐め、キス、乳揉み、オナニー、足コキ、電話越しの相互オナニー、フェラ、SEX(対面座位、正常位)です。
乳揉み、足コキ、真凛のオナニー、ゴムの装着、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
「ふふっ ここも気持ちよさそうですね」
突然の耳舐めですっかりとろけた顔をする主人公を嬉しそうに眺めると
真凛は引き続き色んな舐めを繰り出して彼をもっと喜ばせます。
エッチはシーンによって主導権を切り替えながら進めます。
前半の2パート22分間は彼女のSな性格が引き立ってるシーン。
「01 いきなり耳舐め図書室イチャイチャ」は耳舐め(約10分)
「02 お仕置きオナ指示濃厚言葉責め手コキ」はオナニーや足コキで気持ちよくします(約12分)。
2人は既にエッチするのが当たり前の関係になってますから
それを始める前のやり取りもかなり削られてます。
例えば01パートは開始から1秒後にはもうちゅぱ音が鳴り始める変わった作りになってます。
舐め、吸い、啜りを短い間隔で小まめに切り替える変化に富んだ耳舐めでした。
質感も非常にリアルで目を瞑って聴けば彼女がすぐ近くにいる感覚が味わえます。
吐息を適度に挟むのも彼女の存在感や温もりを伝えるのに役立ってます。
「ほら 今度は両足です 先輩がちゃーんとシコシコしてくれないので もう私のほうから恥ずかしい目にあわせてあげます」
02パートは始まる前にちょっとしたトラブルが起きたことを受けて
彼女が普段よりもずっと意地悪な態度で責め続けます。
セリフはいつも通り丁寧語ですが声のトーンが明らかに低く
プレイについても目の前で指示通りにオナニーさせる→足でしごくとM性が強めです。
音声を聴けばわかりますけど彼女は彼を本気でいじめたいわけではありません。
彼のことが大好きだからこそ、勢いでこういうプレイに走ってしまったのでしょう。
お仕置きと言いつつ足コキのペースが緩めなところに彼女の心情が表れてます。
後半の2パート37分間は2人の心の距離が一気に縮まるシーン。
「03 テレフォン甘々相互オナニー」は電話越しの相互オナニー(約15分)
「04 図書室で声を殺して初セックス」は本題の初SEXを行います(約22分)。
03パートは先ほどと打って変わってしおらしい彼女が拝めます。
そうなった経緯は伏せますが、彼女なりに色々思うところがあったようで
これまで自分が責め続けてきたスタイルを初めて崩し、オナニーで2人一緒の絶頂を目指します。
「これ 恥ずかしい 声 あっ 変な声出ちゃう」
乳首やおまんこに触れると吐息が熱く、呼吸がやや不規則になり
普段とは違うエロ可愛い喘ぎ声も漏らしてくれていいオカズになります。
2人が直接会ってないからでしょうけど、他のパートよりも実況を厚めにしてました。
イメージ力を膨らませやすい作りになってるので個人的に抜きやすいプレイだと思います。
そうやって色んな出来事があった後、いよいよ04パートで2人が結ばれます。
フェラと乳揉みでお互いに気持ちを高めてから
最初は対面座位、次は正常位で1回ずつ射精するこれまでよりも濃いプレイです。
「あっ 先輩 好き ですっ 大好き 大好き」
ピストンはほとんど彼に任せ、彼女は他人に喘ぎ声が聞こえないよう我慢する健気な姿を見せてくれます。
これまでほとんど言ってくれなかった愛の言葉も登場するなど
2人が今までよりも親密な関係になったことをわかりやすく表現してます。
本作品の中で最もプレイ時間が長いこと、エッチな声や音の量が多いこと
射精シーンが2回に増えてることなど実用性の面も色々とパワーアップしてます。
あとは前の3パートで雰囲気を作ってからSEXに突入する展開も大きいです。
サークル主の一之瀬りとさんは声優として有名な方ですが
私はシナリオ制作においても十分な実力があると思ってます。
このように、2人が新しい関係に進展する様子を丁寧に描いたキャラ重視のエッチが繰り広げられてます。
青春を感じる作品
真凛は間もなく卒業する主人公とその後も一緒にいられるように
前半はややM~M向けのプレイをしながらちょっぴり意地悪に振る舞います。
そして後半はごく普通の女の子として彼と真正面から向き合います。
主人公のことが大好きだけど上手く伝えられない不器用な後輩とイチャイチャする甘いシチュ
山場の初SEXに向けて一歩ずつ進んでいく流れのあるエッチ
パートによって様々な表情を見せてくれる彼女の愛らしいキャラ。
前作よりもイチャラブ感や純粋なエロさを増して記憶に残る卒業式にします。
中でも3番目は責めと受けでまったく違う仕草や反応を見せてくれて活き活きしてます。
同人音声に登場する女性はJKでもエッチが抜群に上手かったりメンタルがやたら強かったりしますが
彼女については年齢相応の女の子として描かれてます。
好きな人と一緒にいれば喜ぶし、嫌なことがあれば不機嫌になります。
でもこれは裏を返せば彼に対してより素直になれたことも意味するわけで
それが終盤の初SEXに結びついたと見ることもできます。
色々あった末にSEXすれば2人の絆もきっと強くなるはずです。
サークルさんが続編を予定されてるかはわかりませんけど、良い形で締めくくられてると思います。
エッチはキャラを大事にするところも見られますが
キスや耳舐めといった口を使うプレイの時はセリフを一切挟まなくしたり
彼女が責められてる時は喘ぎ声を積極的に漏らすことでエロさをカバーしてます。
前半と後半で内容が大きく変わるため、ギャップ萌えが好きな人には特に向いてると言えます。
絶頂シーンは主人公4回、真凛3回。
くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声それなり、淫語そこそこです。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
CV:市川真凛…一之瀬りとさん 店員さん・委員会の後輩…森野めぐむさん(05と06パートに登場します)
総時間 1:21:11
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
2020年6月19日まで10%OFFの1089円で販売されてます。