ネル子とささやきえっち

サークル「めがみそふと」さんの同人音声作品。

同サークルさんの看板シリーズ「放課後部」の4作目となる本作品は
いつもの部室ではなくネル子の家で過ごすとある1日の様子が描かれています。
今回のエッチは場所が布団の中ということもあって
ネル子の声や息遣いをかなり近くに感じ取ることができるでしょう。

ちなみに、本作品はタイトルにもなっている「ネル子とささやきえっち」と
エッチに至るまでの様子を描いた「ねるこけ」の2作品が同梱されています。

「ネル子とささやきえっち」はほぼ2人の濃厚なエロのみ
「ねるこけ」は非エロで主人公と3姉妹とのやり取りを描いたボイスドラマですから
抜きたい時と笑いたい時でそれぞれを使い分けられるのも大きな特徴と言えるでしょう。

ここではほぼ「ネル子とささやきえっち」のみのレビューをお送りします。



彼女の家にお泊り
ネル子の家でエッチな事をするお話。

「部長 起きてますか? 少しだけ入っていいですか?」
ネル子はほんわりとした可愛い声の女の子。
ふとした事情で彼女の家に泊まることになった部長のいる部屋にやって来ると
布団に入って2人でおしゃべりすることを提案してきます。

めがみそふとさんと言えば、作品にギャグなど非エロのやり取りが多いことで有名です。
しかし今回は非エロの要素を別作品に放り投げているおかげで
「ネル子とささやきえっち」は26分中20分がエッチシーンと非常にエロに傾倒しています。
3分程会話をしたら後はずーっとエッチシーンですから
エロを集中的に聴きたい方にとっては打ってつけの作りと言えるでしょう。

「私 部長の好みじゃないのかなって ちょっと悩んでたんですよ」
事前のやり取りは恋人同士らしくお互いにストレートな気持ちをぶつけ合います。
普段はギャグを飛ばしたりアイアンクローをするような仲ですが
ここは至って普通の仲睦まじい男女のやり取り。
聴いていて心温まるものを感じました。



外に聞こえないようにひっそりとエッチ
エッチシーンは2パート20分間。
プレイはキス、手マン、耳舐め、SEX(騎乗位)、フェラです。
2人が動く際に布団の動く音がしますが、エッチに関する効果音はありません。

「部長 私のエッチな所 部長の指で いじってください」
雰囲気的にエッチに持ち込めると判断したネル子は
おまんこに部長の指を持っていくことで、自分の準備が整っていることを知らせます。

タイトルの通りエッチのほとんどは囁き声で行われます。
家の中には彼ら以外に彼女の姉と妹がいることもあって
ネル子の明るいキャラとはちょっと違った
秘めやかな雰囲気でのエッチを聴くことができます。

「あっ くうっ ひいっ」
布団の中で行われているのがわかりやすいように声が少しこもっていたり
密着感を演出するために声が小まめに左右に移動するのもいいですね。
ネル子がイった際に声を震わせながら必死に堪えるところもたまりません。

「クゥ子も お姉ちゃんも(忘れて) 私だけ 私だけを見てください」
個人的に印象に残ったのはSEXシーン。
ネル子の近くに感じる喘ぎ声や荒い息遣いに加えて
部長に対する愛の言葉を投げかけてくれます。
2人同時にイった後もすぐ抜かずに精液を最後の一滴まで膣内で受け止めるなど
非常に愛を感じるプレイが心と体を温めてくれました。

このように恋人同士のラブラブで濃厚なエッチを聴くことができます。



シチュに合った演技や演出が光る作品
割と正統派なプレイに布団の中というちょっとしたスパイスを加えることで
よくあるエッチシーンとの差別化が見事に図られています。

囁きながらのエッチ自体は他の作品でもそこそこ登場するのですが
ネル子が普段とっても元気に振る舞うキャラなため
しっとりした雰囲気で囁かれると余計にゾクッとするものを感じます。
「2人きりの時にしか見せない顔」とでも言えばいいのでしょうか。

声の臨場感についてもバイノーラル編集のおかげで
普通の音声に比べると格段に上がっていると言えます。
この手の音声を聴いたことのない人ならちょっとした感動が味わえるはず。
喘ぎ声もストレートに悦びを表すようなタイプではなく
ちょっぴり我慢する苦しそうな声にグッと来るものを感じました。

ネル子の他の作品を聴いていればより感情移入しやすくなりますが
これ単品でも十分に楽しめるでしょう。
他の作品はなんだかんだいってどれも時間が長いので
サクッと聴きたい方にはこれが一番お薦めできます。
コスパも50分で300円なら申し分ないです。

体験版は「ネル子とささやきえっち」が9分
「ねるこけ」は最初から3パート15分をフルで聴けます。

CV:七凪るとろさん、沢野ぽぷらさん、ミソさん
総時間 ネル子とささやきえっち…26:17 ねるこけ…27:23


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

補足
当サイトにある「バイノーラル」タグはバイノーラル録音の作品にのみつけられています。
本作品はバイノーラル編集であるためタグをつけておりません。