サークル「マイナペイント」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
4種類のエッチなプログラムで男性をオナニー中毒者へと変えます。
してはいけないことを定めたうえでそうなるよう導くマイルドな洗脳が行われており
パートごとにルールやプレイの内容を大きく変えながら
オナニーの指示よりも言葉責めを重視したリードで心を徐々に突き崩します。
暗さや無理矢理感は薄いですから、ある程度のM性を持ってる人なら普通に聴けるでしょう。
してはいけないことをする快感
「この度は商品をお買い上げいただき、本当にありがとうございます」
お姉さんは上品で落ち着いた声の女性。
中毒化プログラムを購入した主人公に挨拶すると
その魅力や服用方法を手短に説明します。
本作品は成人男性のほぼ全員が行うオナニーによりのめり込んでもらうことを目的に
彼女がおよそ80分に渡って独特なオナサポをします。
彼女の言うことに従ってはいけない、オナニーしてはいけないなどプログラムごとに禁止事項を設け
それを意識させつつ自分から破ってしまうよう言葉巧みに誘導します。
音声を聴くスタイルなので彼女と体を接触させることは一切ありません。
「してはいけない。従ってはいけない。ダメって言われると、人って逆に意識しちゃいますよね」
彼女も作中で言ってる通り、やってはいけないことをやることである種の快感が得られます。
今回はそこまで破滅的なシチュではありませんけど
彼女のリードで徐々に追い込まれ、負けを認めたうえで迎える射精は普段と明らかに違います。
現在のオナサポはシコシコボイスを始めとする体のコントロールを主体にしてます。
それに対し本作品は言葉責めの割合を多くして体よりも心を責めることに力を入れます。
オナサポ自体は結構緩いですから途中で暴発する可能性は低いです。
その代わり心を絡め取られる感覚や、わかってるのに止められない精神面の快楽が味わいやすくなってます。
もうひとつの特徴は彼女のキャラと雰囲気。
洗脳から連想されるヤバさや暗さを極力薄めて終始穏やかに語りかけます。
「もうすでに、お客様にとってのオナニーは、自分をダメにする儀式。気持ち良すぎる甘い呪いで、もうなーんにもわかんなーい」
ところどころで洗脳っぽいことを言うのは確かですが
彼女のほうから何かを押し付けてくることはほとんどありません。
ルールを定め、それに沿ったやり方で破る快感と負ける快感をくすぐります。
少なくとも私は1回聴いた時点だとオナニー中毒になった感覚は特にしませんでした。
タイトルに「反復式」とあるように何度も聴くことで効果を発揮するのでしょう。
初回は通しで聴き、2回目以降は好きなパートだけ選ぶことを推奨してます。
ゲーム形式で一歩ずつダメにしていく展開とそれに向けた穏やかなアプローチ。
Mな人なら誰でも聴けるよう調整された珍しいタイプのオナサポ作品です。
ふたつの声で誘惑するエッチ
プレイはオナニー、おちんちんの観察、太ももを擦り合わせる、乳首オナニーです。
エッチな効果音はありません。
「す・こ・し・だ・け、味わえばいいんです♪ 危なくなるギリギリのラインで引き返せばいいんです」
「~してはいけない」と言われると余計意識してしまう人の心理を軽く説明した後
お姉さんは主人公に下半身裸になりソフトなオナニーをするよう指示します。
エッチはどのパートも彼女に言われた通り動きます。
一番最初の「従ってはいけない背徳オナニーサポート」色んな指示を与えて射精させるプレイ(約18分)。
おちんちんを握るところから始まり数分ごとにペースを上げて射精を我慢できない状況へ追い込みます。
「なんだかゾクゾクしますよね? オチンチンだけじゃなく、全身で感じてるみたいな。ダメって思うほど、ヤめなきゃって思うほど、その感覚が強くなっちゃいますよ?」
パート名の通りこのプレイは聴き手にオナニーしてはいけないと思い込ませながら進めます。
そのうえでしてはいけないことをする快感を言葉でくすぐりやめられなくします。
オナニーや射精をしてしまった時のペナルティが特にないので背徳感は正直イマイチでしたが
一般的なオナサポと真逆のアプローチがされていて個性があるのは事実です。
囁き「オナニーしたい。 シコシコしたい。 したい。 したいしたい」
またエッチ開始後は通常の声に加えて囁き声で話すお姉さんも登場し
2人が連携を取りながら異なる言葉責めをします。
声質はほぼ一緒で断片的に話すサポート役を果たします。
言葉責めを重視してる本作品らしい演出と言えるでしょう。
2番目の「屈してはいけない誘惑オナニーサポート」はオナニー自体を禁止するプレイ(約23分)。
彼女に体を見られてることを意識させたうえで後になるほどオナニーに近づく指示を出します。
「スリスリ…スリスリ…って。 優しく撫でるみたいに。堪らないね。 だんだんとジンジンしてきたかな?」
囁き「カリカリする度にオチンチンが跳ねてる。全身がビリビリ。 頭がボワーって」
このプレイはおちんちんオナニーだけを禁止してるのでそれ以外をやっても問題ありません。
それを活かして太ももや爪の先でソフトな刺激を与えたり、乳首オナニーをさせて興奮を高めます。
そして彼が快感に負けてオナニーしてしまった後はその事実を通じて彼女に勝てないことを思い知らせます。
実際にオナニーするのは6分程度と短く体の快感も弱めです。
だからこそ通常の声と囁き声による言葉責めやシチュでそれをカバーします。
追い込み方も結構慎重で聴き手の抵抗感を上手に削いでます。
残りの2パート35分間はスタンダードなオナサポに近いプレイ。
「覚えてはいけない敗北オナニーサポート」はカウントダウンに合わせて寸止めを繰り返し
「イッてはいけない早漏オナニーサポート」は時間内にできるだけ多く射精させます。
「敗北専用オチンチンが、敗北大好きなのは当たり前のこと。だから負かしてもらいたくて仕方なくなって、自ら女性にひれ伏すようになる」
前の2パートよりもオナニー自体の指示を多少緩くする代わりに
負ける快感や彼女の言葉に操られる屈辱感を適度に煽って別方向から応援します。
カウントはオナサポだとかなりの作品が取り入れてる要素ですから
自分で意識しなくてもそれに合わせて自然と手が止まるかもしれませんね。
そして寸止めを繰り返した後は彼女の指示を守った達成感を抱きながら気持ちよく射精できるでしょう。
「射精できるかどうかは重要じゃない。大事なのは、自ら気持ちよくなろうとする気持ちだよ」
「イッてはいけない早漏オナニーサポート」は時間に対する射精シーンを多めに設定してますが
そのすべてで実際に射精する必要はありません。
イッてはいけないと言われてるのにそうする後ろめたさを味わわせようとします。
純粋なエロ要素が弱いのでこの内容だと1回が限界かなぁと。
このように、色んな方向から中毒化を促すタイトル通りのエッチが繰り広げられてます。
じわじわと追い込まれる作品
お姉さんは主人公が今よりもオナニー中毒者になるよう
最初から最後まで穏やかな声と口調で語りかけながら4つのプログラムを実施します。
そしてひとつひとつにテーマや目的を設け、後になるほど中毒化が進むように誘導します。
してはいけないことをする快感を味わわせながら射精へ追い込む変わった試み
体よりも心のコントロールを重視したオナサポ、洗脳のイメージとは随分違う穏やかな雰囲気。
聴き手ができるだけ嫌な気分を抱かないよう考えながらリードします。
私も音声を聴く前はそれなりにヤバいことをするのだろうと予想してました。
でも実際はすごく落ち着いた空気が漂ってて聴きやすかったです。
洗脳自体も彼女が押し付けるのではなく、彼が自分から屈服するよう働きかけてます。
良くも悪くも尖った内容なので万人向けとは言い難いです。
言葉責め重視の割には淫語が少なくイメージプレイもほとんどやりません。
だけどオナニーの時間は十分に取られていてスリルや負ける快感がそれなりに味わえます。
昨今のオナサポとは切り口が明らかに違って新鮮味があります。
あとは繰り返し聴いたらどうなるかですね。
これについては暇を見つけて何度か聴いて、もし変化があったら後日追記します。
射精シーンは6回。
淫語それなり、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。
CV:陽向葵ゅかさん
総時間 1:38:51
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります