同人音声の部屋

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タグ:ボイスドラマ

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【バイノーラル】TS催眠 先輩に囁かれながらメスイキするあなた【百合】

サークル「ユビノタクト」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、不思議な本が置いてあるブックカフェを舞台に
そこの店員さんが催眠を使って少女たちの甘いエッチを疑似体験させます。

憧れの先輩とひたすらイチャイチャする百合エッチが魅力で
序盤はバスの中、それ以降は先輩の部屋と場所を移しながら
後になるほど踏み込んだプレイをして女性の快感と愛される喜びを伝えます。
不思議な本に込められた甘酸っぱい記憶
二宮あかねになって清水加奈とエッチするお話。

「どうなさいましたか? あぁ この本ですね」
店員は明るくて穏やかな声のお姉さん。
ブックカフェで見つけたとある本を不思議そうに眺めてる主人公に声をかけると
その由来を話してから読み聞かせサービスを受けるかどうか尋ねます。

本作品は少女たちの体験や思念が綴られた本の主人公になりきることを目的に
彼女が2時間以上にも渡ってそれに沿った催眠とエッチをします。
百合をテーマにしてるだけあって最初から最後まで雰囲気がとても甘く
積極的でちょっぴり意地悪な先輩に優しく弄ばれる様子がわかりやすく描かれてます。


「この棚に置かれた本は この街に住む少女たちの 特別な体験 特別な思いなどが書かれた本なんですよ」
この本はそれを書いた本人や同様の体験をした者にしか読むことができません。
だから店員が催眠を使って主人公の心身を一時的に女の子へと変え
そのうえで2人の関係や心情を交えながらゆっくりじっくり愛し合います。

ストーリーを簡単に説明しますと、2人はひとつ違いで以前同じ学校の吹奏楽部に所属してました。
それが加奈の進学に伴い一度離れ離れになり、その1年後にあかねが同じ学校に入り無事再会を果たします。
以前とは雰囲気が随分変わったあかねを見てなかなか声をかけられずにいたのですが
とある雨の日、あかねが傘を忘れて途方に暮れてるのを偶然見かけ一緒に帰ることに成功します。
そして次のバスが来るまでの間に告白を果たし、その勢いでエッチに流れ込むといった感じです。

KUKURIさんや風呂井戸ソフトさんのようにドラマ性が強めの作品です。
初めてのエッチなので特別な器具を使うことはないものの
ちゅぱ音や効果音といった純粋なエロ要素を積極的に盛り込み興奮しやすくしています。
ボイスドラマとして見る分にはエッチの流れや表現力が処女作とは思えないほど優れてます。

催眠は2パート35分間。
ベッドに仰向けに寝てから目を瞑り、まずは店員の合図に従い深呼吸を繰り返します。
そして全身をいくつかのパーツに分けて隅々まで脱力します。

「あなたは 私の声を聞いていると 落ち着いた気分になってくる そして安心感を覚えます」
まだ始まったばかりということで女体化には特に触れず
吸う/吐くタイミングをゆっくり取りながら彼女の声に対する集中力を高めます。
冒頭よりもずっとぼんやりした声も相まってスムーズにリラックスできます。

「力が抜けると 肩から指先へと 温かくなっていく」
続く脱力は右腕、左腕、右足、左足、お腹、腰などひとつひとつに意識を向け
「すーっと」「力が抜ける」といった暗示を小まめに入れて感覚を伝播させえます。

シーンの最後には作品固有のイメージを用いて深化させるなど
古典催眠の技術をベースに多少のアレンジを加えて催眠の世界に少しずつ導きます。
追い込み暗示をゆっくり入れるので、落ちるのではなく沼に沈んでいく感覚がすると思います。

新規のサークルさんだとこのへんで早速躓くケースも割とあるのですが
ユビノタクトさんの場合は勉強されてるのか安定した誘導をされてました。

2番目のパートはいよいよ本題の女体化へと進みます。
エッチの舞台となる加奈の部屋へと移動し、そこで女体化を済ませてから制服を身に着けます。
そして最後に物語の主人公にあたるあかねと心を繋げます。

「太ももを擦られると どうなるのかな? ゾワッとしちゃった?」
喉、腕、脚、顔、髪など男女の差が出やすい部分をピックアップし
それぞれで短いカウントを数えながら変化後の様子や感覚の違いを伝えます。
具体的なイメージは言ってきませんからご自分の好きな女性を思い描くといいでしょう。
それが難しい場合は挿し絵に描かれてる女の子で大丈夫です。

「手に触れた瞬間 二宮あかねの記憶や感情が すべて流れ込んでくる あかねの心と繋がって 心は完全に女性化しました」
心の女性化についてはあかねと手を合わせるイメージを軽くした後に結果を告げます。
これだけだと実感が湧きにくいのでもう少し掘り下げたアプローチをしたほうがいいんじゃないかなと。
例えば女性に対していけないと思っていても恋心を抱いてしまう感覚とかでしょうか。
テーマの百合を考えれば男性に対してどう思うかよりもそちらで攻めたほうがしっくりくると思います。

落としてから女体化に取り掛かるシンプルな催眠です。
聴き手を二宮あかねになりきらせることを目的に、前半は深呼吸や分割弛緩法といったリラックス系の技法を使用し
ある程度深化できた後は分割弛緩と似た要領で女体化と感度の強化を行います。

時間が十分にあるおかげで個々の工程が丁寧に行われており
心地よさや催眠に落ちる感覚は比較的実感しやすいです。

女体化については心のほうが弱いのであまりピンとこないかもしれません。
エッチが進むほど女性になったことを自覚できるように作られていれば随分違ったのでしょうが…。
甘くてちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは4パート64分間。
プレイはキス、太もも/おまんこの愛撫、耳舐め、乳揉み、乳首責め、指舐め、オナニー、手マン、クンニ、記念撮影です。

乳揉み、乳首責め、手マンの際に効果音が鳴ります。
セルフは一応有りです。

「ねぇ あかねちゃん 太もも柔らかーい 白くてすべすべして 綺麗」
加奈は可愛くて温かみのある声の女の子。
2人きりのバス停であかねに告白しようやく恋人同士の関係になると
その直後に来たバスの最後部列で彼女の太ももを優しく撫で始めます。

エッチはメインの語り手を店員から加奈にバトンタッチしいずれも彼女がリードします。
一番最初のHシーン1はバスの中でするプレイ(約9分)。
太ももを撫でるところから始まりショーツ越しにクリトリスをいじってあかねの感度を確かめます。

「濡れてきちゃった? こうやってゆっくりと 筋に沿って上をなぞられるといいの?」
ずっと待ち焦がれてた瞬間がやって来て相当に嬉しいのでしょう。
体を密着させ囁き声で実況しながら積極的にいじります。
催眠音声の場合ここで触られる様子や感覚を聴き手視点で伝えるのですが
本作品ではそういったことをやらず加奈視点のセリフを中心に据えてます。

簡単に言うと同人音声とほぼ同じ表現方法になってます。
催眠の技術を使ったアプローチが特にされてないので
疑似体験よりも第三者視点で観察してる感覚を抱くと思います。
一応催眠暗示っぽいセリフを言うシーンもあるのですが全体から見ればごく僅かです。

残りの3パート55分間は場所を加奈の部屋へと移し
キス、耳舐め、乳揉み、乳首責め、クンニ、手マンといった甘めのプレイをじっくり楽しみます。

「こうやって ブラの上から指先で カリカリするといいんでしょう?」
中でも乳首責めには大変力を入れており
Hシーン2は加奈が指や舌で、Hシーン3と4はあかね自身が指でとスタイルを変えて刺激を与え続けます。
女体化モノで自分の体をいじるのは避けたほうがいいとも思うのですが
開発済みなら実際にいじったほうが気持ちよくなれるかもしれません。

「女の子はね 声を出すたびに快感が上がっていくんだよ?」
もうひとつ、プレイ中に声を出したり恥ずかしいセリフを言う指示が出ます。
加奈に多少のSっ気があるのか軽い意地悪を交えてくるのでややMあたりの人が最も楽しめるでしょう。

催眠については乳首責めをする時と絶頂時に少し暗示を入れる程度でした。
残念ながらこの内容だとエッチの途中で催眠が解ける可能性があります。
催眠音声は催眠をかけたら終わりではなく、それを維持しながら技術でもてなすことで初めて成り立ちます。

このように、女の子同士がイチャイチャする様子をそのまま描いたボイスドラマ形式のエッチが繰り広げられてます。
イチャラブ系催眠ボイスドラマ
催眠、エッチいずれも良いものを持ってるのだけどその繋ぎ方に難のある作品です。

店員は主人公に女の子たちの甘いエッチを追体験させようと
催眠を使ってまずは心と体を二宮あかねと重ね合わせ
それからパートナーの清水加奈に交代しゆっくりじっくり愛し合います。

M向けの要素やハードなプレイを極力避けた百合エッチ
乳首責めや乳首オナニーを重視したプレイ構成
愛情の深さゆえにちょっぴり意地悪してしまう加奈のキャラ。
時間的にも内容的にも催眠よりエッチにウェイトを置いて物語を組み立ててます。

サークルさんが百合に対して並々ならぬこだわりを持たれてるのか
エッチの流れが自然で高いリアリティを感じました。
具体的には合間合間に軽いキスを挟んだり、あかねの反応を確かめながら徐々に大胆なプレイに移るところなどです。
これを主観的に楽しめるかと言われれば首を捻りますけど、第三者視点でなら十分楽しめると思います。

しかし本作品は催眠音声ですから催眠の技術をいかに上手く活用できてるかが最も重要になります。
その点から見れば問題を抱えてると言わざるを得ません。
エッチの内容が催眠から大幅に脱線してること、催眠者が途中でいきなり変わることなどが挙げられます。

前者は聴き手がこれを無意識的に自分のこととして受け入れられるようにするために
エッチ全体の言い回しを工夫し、かつ催眠暗示を入れて感覚をコントロールするのが望ましいです。
プレイの合間にちょこっと暗示を入れる程度では効果はほぼ見込めません。
エッチに入っても引き続きイメージ力を膨らませつつ継続して働きかけるのがいいでしょう。

後者は催眠という行為が信頼関係に基づいてることを考えれば
途中で急遽交代するのは催眠者側の都合でそれを一方的に破棄することと同じで良くありません。
そして交代する作品はだいたいその前に効果を引き継ぐ暗示を入れたり
冒頭のリラックス部分だけ他の者が担当するといった配慮がされてます。
催眠ボイスドラマが天の声にすべてを任せるのもそのリスクを回避するためです。

エッチは直前に話した理由から普段よりもざっくり紹介させていただきました。
ちゅぱ音や効果音がねっとり系で揃えられててなかなかのエロさを持ってます。

絶頂シーンは4回。
淫語とちゅぱ音それなり、くちゅ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 2:14:19

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

座敷童女と見る夢 ―初恋―

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、里に住み着いて子供たちをずっと見守ってきた座敷童女が
すっかり成長した男性と再会し安眠のお手伝いをします。

キャラやストーリーに力を入れたドラマ仕立ての誘導が行われており
催眠暗示は深化や入眠時に固めて入れる程度に留め
その代わり彼女のお話、BGM、囲炉裏の音といった別の要素で癒しと眠気を与えます。
座敷童女が選んだ道
座敷童女に催眠をかけられ眠りにつくお話。

「おや 起こしてしまったかの?」
座敷童女は上品で可愛い声の女の子。
都会の喧騒に疲れて故郷へ帰ってきた主人公が目覚めたのに気づくと
自分の姿が見えることに驚き昔話を始めます。

本作品はサークルさんのオリジナル作品第3弾。
子供時代の彼を始め多くの人々を陰ながら見守ってきた彼女が
昔語りをしながらおよそ35分に渡る癒しの催眠を施します。

東方入眠抄シリーズを数多く制作されてきたサークルさんなだけあって
ストレートに催眠を施すのではなく、キャラやストーリーを大事にしたドラマ性のある誘導を行います。
暗示をガンガン入れるタイプじゃないので催眠に入ってる感覚はそこまでしないでしょうが
音声を聴くうちに癒されたり眠気を感じる人は多いと思います。

「小さい頃は よく遊んだんじゃぞ まあ 忘れてても仕方のないことじゃ」
それに最も貢献してるのが彼女の存在。
「~じゃ」という古風な言葉遣いで序盤から親しげに語りかけます。
彼女は彼のことをよく知ってますが、彼はとある事情で昔の記憶を失ってるそうです。
その理由も含めて2人の関係を少しずつ紐解いていきます。
しっかりしたストーリーがあるので聴いてて純粋に面白いです。

所々にBGMや環境音を取り入れてるのもポイント。
音楽も手がけられてるサークルさんらしいやり方で作品世界に引き込みます。
催眠と直接関係のある要素ではありませんが、臨場感やイメージ力の向上に役立ってるのも事実です。
そしてこれは作品の特徴であるドラマ仕立ての誘導と相性が良いです。
昔の思い出を辿りながら
催眠は2パート36分間。
横になって目を瞑り、まずは深呼吸や鬼ごっこで心身をリラックスさせます。
ちなみに催眠開始後は彼女の声にたびたびエフェクトがかかります。

「わしはこっちじゃぞ お姉さんを捕まえてごらん?」
「お主の手が わしに触れる 温かな感触に 心が安らぐ」

世間では立派な大人でも座敷童女から見れば主人公は可愛い子供です。
だから昔やった遊びに再び取り組む形で意識の力を上手に弱めます。
彼女の手が鳴った方向へ意識を向けるというもので、繰り返すと軽い疲れやぼんやりした感覚がします。
彼女を無事捕まえた時にその温かさを伝えて安心感を与えるのも良いです。

ある程度落ち着いた後は安眠の舞台となる忘れられた場所へと旅立ちます。
カウントを数える合間に「落ちる」「浮かぶ」などの暗示を厚めに入れて催眠状態を一気に深めます。
私が聴いた時も数が進むたびに全身がズーンと重くなりました。
ストーリー重視ですが要所はしっかり技術を行使していて安定感があります。

2番目の「忘れられた場所」パートは彼女が生まれ育った場所へと移動し
そこにあるあばら家で寛ぎながら昔話の続きを聴きます。

「ぱちぱち燃える炎が お主の体を温めてくれる 体の芯から ぽかぽかしてくるね」
ここでは到着後に彼女がつけた囲炉裏の音が癒しを与えてくれます。
昔話についても作品の全貌がわかるものになっており、最後まで聴くとしんみりするのではないでしょうか。
私はパートの中盤あたりでホロリと涙が出ました。

「眠気がお主を包み込む 暗くて暗くて 温かな漆黒の眠り」
そしてすべてが終わった後に眠りの世界へ導きます。
再会できたことが余程嬉しかったのか、母親のような安らいだ声でゆっくり数を数えます。
和風情緒漂うBGMが流れたり、セリフの間隔を意識して長くするなど
聴き手がすんなり眠れるよう気遣いながら物語を締めくくります。

ちなみに本作品にはおまけの後日談がありまして
本編視聴後はそちらも合わせて聴くことをおすすめします。
解除音声がついてないので本編の最後に眠らなかった場合は他作品の解除音声を聴いてから
そのまま寝入った場合はおまけを直接聴く形になります。

このように、彼女との思い出を振り返りながら眠りにつく流れのある催眠が繰り広げられてます。
ちょっぴり切ない作品
東方入眠抄シリーズと同じく登場人物の個性と魅力を引き立たせた作品です。

座敷童女は久しぶりに再会した主人公と新しい思い出を作ろうと
催眠を使ってまずは彼の疲れた心をほぐしつつ自分の生家へ案内します。
そして移動後は囲炉裏に当たりながら膝枕をして安眠へと導きます。

見た目は若々しいけど母親のような優しさと包容力がある彼女のキャラ
昔の出来事を振り返る中で技術を行使するストーリー重視の催眠
BGMや環境音で雰囲気を盛り上げる演出。
作品独自の要素を活かしたちょっぴり切ない物語が楽しめます。

Re:Volteさんは東方入眠抄シリーズで完成された作風を持つ一方で
オリジナルは自分の持ち味を活かせてなかったり個性が薄いなど首を捻る部分がありました。
それが今作でほぼ解消されたと私は見ています。
あちらの良かったところを上手く落とし込んでるなと。

催眠の技術自体は古典系の基本的なもので揃え
その間に昔語りや彼女の心情描写を違和感なく組み込んでます。
最近の催眠音声は物語の中に暗示を散りばめる現代催眠型も結構ありますけど
本作品の場合は技術とドラマ部分をある程度分離したうえで共存させてます。

2人の関係やストーリーこそが一番の聴きどころですね。
最初はわからなかった部分が少しずつ明らかになっていきます。
本編だけだとしこりが残るかもしれませんけど、後日談まで聴けばスッキリできます。

ストーリー性のある作品が好きな人には特におすすめします。

CV:冬岸るいさん
総時間 49:37(本編…44:30 おまけの後日談…5:07)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
50分で400円とコスパが良いので+1してあります。

【ハイレゾ/バイノーラル】『僕は先輩たちの催眠おもちゃ―栞先輩編―』

サークル「すたじおちゃれん」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度ものんびりしてるお嬢様系の先輩が
部活動に興味を持った男子生徒とエッチなゲームを楽しみます。

催眠音声ではお馴染みの感度上昇に特化したエッチをするのが特徴で
ゲームのルールに従い毎ターン1回ずつサイコロを振りながら
そこで出た目の数字に合った暗示を入れてじわじわと絶頂へ追い込みます。

今回は初回用を聴いてのレビューをお送りします。
魔法のサイコロに導かれて
二宮 栞に催眠をかけられサイコロゲームをするお話。

「あら 部室に来客だなんて 珍しいわ」
栞はのんびり話すお淑やかな声のお姉さん。
深層遊戯研究会の部室にやって来た主人公に入部希望者か尋ねると
ここでやってる活動の内容や自分のことを軽く話します。

本作品はボードゲームやカードといった電気を使わない遊戯を好む彼女が
彼と1対1でサイコロを交互に振るだけのシンプルなゲームを楽しみます。
深層遊戯研究会は内容がマイナーだからか現在はほぼ彼女1人で活動しており
新たな部員を獲得することも見据えて色んなサービスをしてくれます。

「男の人に エッチな目で見られるの それなりに慣れてるから」
声や挿し絵から知的な印象を抱く女性なのですが
実際はエッチな事に対してとても積極的な性格をしてます。
作中でオナニーしてるとはっきり伝え、ゲームがある程度盛り上がってきたあたりから
彼にもたれかかりその太ももとクリトリスを擦り合わせて性欲を発散するあたりがいい例です。

催眠者が一方的に責めることの多い催眠音声では珍しいスタイルですね。
サイコロ以外にも固有のルールを設けるなど、エロさだけでなくゲームとしての面白さも追求してます。
しかし残念ながら主人公と同じ視点でこのエッチを体験するのは難しいです。
理由はこの後説明しますが、催眠よりもドラマ性を重視してるせいで催眠に入りにくく維持しにくい性質を持ってます。

催眠は2パート23分間。
まずは女性との会話に緊張してる彼の心をほぐそうと優しく手を握ります。

「少しだけ 指先がひんやりするかもしれない でも包まれた手は じんわりと温かい」
彼女は基礎体温が高いらしくそのことを伝えながら体が温まる暗示を軽く入れます。
そして直後に大きく深呼吸してリラックスも促進します。
作中で彼女が「これから催眠を始めます」みたいなことは特に言いません。
物語の流れに沿って技術を用いるドラマ形式の誘導です。

続く「Chapter 02 : 深化」はゲームをするための環境作り。
ゲームのルールをわかりやすく説明してから復唱形式で開始の宣誓をします。

「どんどん敏感になっていく体を どれだけ抑え込めるか 体の疼きにどれだけ耐えられるか これはそんなエッチなゲーム」
今回のゲームで使用するサイコロには魔法が込められており
出た目の10倍にあたる割合の感度が上昇するそうです。
ただし6だけは例外として100%に設定されてます。
これを暗示によって聴き手に伝え、最後に絶頂させるのが大まかな流れです。

作品のキーとなる要素なので説明自体はしっかりしてて良いです。
しかし催眠の技術が特に使われておらず深化の役割を果たせてません。
例えばここで練習も兼ねて軽くやってみるとかにすればまた違ったでしょう。
この後始まるエッチでも催眠とほぼ無関係なやり取りを結構挟んできます。

「サイコロが指し示す通り 感度が上がる 快楽に従順な体になります」
一番最後にやる宣誓はおそらく自己暗示を狙ってるのだと思います。
でも間にルール説明を挟んだせいで暗示をすんなり受け入れさせるには準備不足と見ています。
宣誓自体も1回ずつ言うだけで効果が弱いです。

合間合間に技術を行使する変則的な催眠です。
サイコロの出た目に合わせて感度が上がる心と体にすることを目的に
軽い温感操作と深呼吸から入ってルール説明、メインの暗示を自分自身で入れると繋ぎます。

やってること自体はそこまでおかしいとは思いません。
ですがこれらの繋げ方やボリュームに難があり一定以上の催眠に入るには厳しいと見ています。
催眠は一度始めたら継続して無意識に働きかけたほうが誘導しやすいです。

対面なら言葉を使わなくても表情やジェスチャーでそれをこなすこともできるのでしょうが
催眠音声は文字通り声や音でほぼすべてを表現する必要があります。
今の作りだと散発的にアプローチをかける形になっててあまり効果的ではないです。
2人で一緒に上り詰めていくエッチ
初回用のエッチシーンは61分間。
プレイはサイコロを振る、栞のオナニー、キス、オナニー、耳舐めです。

サイコロを振るたびに効果音が鳴ります。
セルフはありです。

「では ゲーム開始 言い出しっぺの法則で まずは私から サイコロを振るわね」
催眠を使って主人公を感じやすくした栞は
早速ゲームの開始を宣言し、ルールに従って最初のサイコロを振ります。

エッチはお互いにサイコロを振り合って絶頂を我慢し続けます。
前半の30分間は心身を温めることを見据えた比較的緩いプレイ。
彼女→彼の順にサイコロを振り、出た目の数字相当の感度が上がる暗示を入れ続けます。

「ほら じわりとあなたの体に電気が走る 今すぐに実感がなくても あなたの体は確実に 30%感度が上がった状態」
「そうね…例えるなら オナニーしたくて堪らなくて でもオナニーできなかった次の日」

感度が上がったことをストレートに伝える暗示に加えて
ニュアンスが掴みづらい人向けに日常生活を例に挙げてどんな感覚か教えます。
基本的にはどのシーンも3カウントを数えてから指を鳴らし追い込み暗示を入れるだけです。

ただしゲームの性質上彼女にも感度上昇の暗示を入れるところが特殊です。
催眠パートの時には澄ました表情だったのがサイコロを振るにつれて徐々に熱を帯び
ある程度のレベルに達すると自分からオナニーを始める淫靡な姿を見せてくれます。

展開が大きく動くのは中盤から。
ゲーム中にそれぞれが好きなタイミングで発動できる特殊スキルを使用し
さらに相互オナニーの体勢に持ち込んで彼が音を上げるのをじっくり待ちます。

「ほら 私が感じている快楽が あなたの体をさらに熱くさせる」
具体的にどんな効果があるのかは伏せるとして
ゲームらしい駆け引きも取り入れて最後まで勝敗をわかりにくくしています。
オナニーの時間が24分くらいありますから射精するのは簡単でしょう。
射精のタイミングだけを指定しあとは自由にやらせる緩いリードです。

このように、主に暗示の力で気持ちよくする催眠音声ならではのエッチが繰り広げられてます。
発想は面白いのだが
ゲームのルールや内容に技術をできるだけ合わせたドラマ仕立ての作品です。

栞は深層遊戯研究会の活動に興味を持ってくれた主人公をもてなそうと
年上らしい穏やかな物腰で特殊なゲームを提案します。
そしてサイコロの目に合わせて感度を少しずつ上昇させ気持ちよく射精できる環境を整えます。

ゲーム形式でエッチを進める変わった展開、感度上昇の暗示だけをひたすら入れ続ける作り
お嬢様っぽいのにエッチで大胆になる彼女のキャラ。
作品独自の要素と催眠の技術を融合させたユニークなプレイが楽しめます。

「全身の快感が おちんちんの根本に集まる」
特に2番目の要素は本当にこれだけを積み重ねて絶頂させようとします。
合間にキスや耳舐めも軽くしてきますがあくまで脇役です。
サイコロの目に運命を委ねる試みもゲームを面白くするのに役立ってます。

しかし催眠音声は聴くことで催眠の世界に入り、主人公と同じ快感を味わえるのが醍醐味です。
その観点からいくと本作品は色々な問題を抱えてると言わざるを得ません。
催眠が効果的でないこと、エッチで彼女にも感度上昇の暗示を入れてることが大きいです。

前者は先ほど説明したから省略するとして
後者はまず彼女のターン中は彼にまったく働きかけられないという弱点があります。
エッチの約半分で聴き手に対する働きかけをしない状況に陥るので
当然暗示の効果は弱まるし、それ以前に催眠状態の維持が難しくなります。

もうひとつ、彼女にも感度上昇の暗示が効くということは
ゲーム開始時点で彼と同程度の催眠状態にあることを意味します。
ですが作中で彼女に催眠をかけるシーンはなくお話に矛盾が生まれてます。
催眠パートで彼女も催眠に入ってることを匂わせる描写を入れたほうが良かったでしょう。

絶頂シーンは1回。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回は厳しい点数にさせていただきました。

CV:まのめるかさん
総時間 初回用…1:39:39 2回目以降用…1:55:59

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

百合でエッチな耳かきボイスβ

サークル「チームランドセル」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、親の再婚に伴い姉妹になった女性たちが
田舎で寛ぎながら会話したりイチャイチャしてより親睦を深めます。

物語が進むにつれて2人の性格や背景が徐々に分かるドラマ性の強い作りになっており
耳かきや添い寝といった癒しのサービスを通じてお互いが相手をどう思ってるか描写し
終盤から始まるエッチでも心の繋がりを大事にしながら一緒の絶頂を目指します。
姉の田舎でのんびりイチャイチャ
お姉ちゃんとゆずが田舎で耳かきやエッチをするお話。

「あ、ゆず 起きた?」
お姉ちゃんはクールで優しい声のお姉さん。
「…姉ちゃん」
ゆずは不機嫌そうに話すおっとりした声の女の子。
夏休みを利用して田舎に向かってる途中
バスの中で眠るゆずを見守りながらお姉ちゃんが語りかけます。

本作品は血は繋がってないけど数年前から姉妹として一緒に暮らしてる2人が
緑豊かな場所で数日を過ごしながらお互いの気持ちを確かめます。
非エロ5パート59分、エロ1パート32分と前者にかなり力を入れており
内容も耳かき、添い寝、写生などの様子を主に音で表現して癒しを与えます。

チームランドセルさんは元々全年齢向けで活躍されてるサークルさんですから
これまで磨いてきたものを18禁で活かすのはごく自然なことです。
他にも雰囲気に合ったピアノBGMを時々流して作品の世界に引き込んでくれます(無しも選択可)。

姉「でも 歯型がついちゃうと ばあちゃんに怪しまれるかもしれないね」
ゆ「こんなところ噛んでも気づかれないよ」
サークルさんのもうひとつの特徴は百合。
作中に男性を一切登場させず、2人が体を密着させたり性感帯を刺激する様子をソフトなタッチで描きます。
そして同時にどういう経緯で家族になったか、お互いをどう思ってるかも適度に綴ります。
音フェチ成分もそれなりにあるのですがキャラの内面描写にもかなり力を入れてます。

聴き手が感情移入できる主人公を登場させる一般的な音声作品とは違い
本作品ではそれに該当する人物がいないため彼女たちがどちらも話します。
実際にサービスを受けるのではなく第三者視点で鑑賞する感覚で聴くことになるでしょう。
音と会話で癒やすサービス
一番最初の「バスの中で添い寝」はお姉ちゃんとゆずが田舎に向かうシーン(約6分)。
運転手以外は2人きりの車内で気持ちよさそうに眠るゆずをお姉ちゃんが静かに見守ります。

姉「他にお客さんもいないし もうちょっと こっちおいで」
姉「ゆずも 大人になったら 私から離れていっちゃうのかな…」

お姉ちゃんは世話好きな女性で1歳年下のゆずと積極的にスキンシップを取ります。
仲の良い姉妹なら割とよくある光景ですが、彼女の場合は純粋な甘やかしとは異なる思惑があります。
これが何かが少しずつ明らかになっていくのが本作品の面白いところです。

音についてはバックでBGMと音量控えめなバスの稼働音が流れ
そこにゆずやお姉ちゃんの寝息が加わるリアルな作りです。
非エロのパートはどれも音をメインに据え、その合間に彼女たちの心情や背景に関するセリフを挟みます。

非エロで最も長いパートは次の「縁側で耳かき」(約27分)。
田舎に到着し縁側で昼寝してるゆずをお姉ちゃんが膝枕し、右耳→左耳の順に綿棒だけを使ってお掃除します。
それと並行してセミの声、風鈴の音色、川の音が控えめな音量で流れます。

綿棒は「くしゅくしゅ ずすっ」というふわふわした柔らかい音が使われており
耳の中全体を小刻みになぞるように動きます。
手前と奥で質感が微妙に変化するなどすべての要素が比較的高い水準を持ってます。

姉「鳴いてると思ったら いつの間にか足元に転がって いなくなってる」
姉「相手をしてよ 一人は 寂しいんだ」

最中の会話は耳かきのこと、セミのこと、今回の旅行のことなど他愛もないものばかり。
その中にお姉ちゃんのゆずに対する独占欲の強さを匂わせる描写がいくつも込められてます。
ゆずは引き続き寝てるのであまりしゃべりません。
今のところはつれないゆずをお姉ちゃんが追いかけてる印象を受けます。

数分ごとに少し話すのを繰り返すのでこのパートの主役は音です。
耳かき音、環境音、彼女たちの吐息だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きます。
エッチな描写も特にありませんし、田舎でまったり過ごす様子が上手に表現されてます。

本作品独自のサービスが登場するのは4番目の「河原で写生」(約14分)。
耳かきをした次の日、河原で暇つぶしに絵を描いてるゆずにお姉ちゃんが近づき
軽いやり取りをしてから今度はゆずがお姉ちゃんに膝枕してあげます。

ゆ「姉ちゃん そういうの本当にずるい 私の気持ち知ってるくせに」
河のすぐ近くということで水の流れる音が鳴り続け
膝枕をした後はお姉ちゃんの寝息とゆずが筆を走らせる音だけが聞こえる涼やかなシーンです。
しかしゆずはお姉ちゃんに姉以上の特別な感情を抱いており
無防備な姿を晒す彼女に対してちょっぴり怒った表情を見せます。

血が繋がってないことや出会う前に経験してきたものが生み出す微妙な距離感が
本来なら微笑ましいひと時をやや歪んだものへ変えてしまってます。
ゆずの背景については敢えて伏せますがお姉ちゃん以上に重いです。
想いをストレートにぶつけるエッチ
エッチシーンは29分間。
プレイは乳揉み、乳首舐め、キス、貝合わせです。
貝合わせの際に効果音が鳴ります。

ゆず「あぁ あっ 耳」
姉「どうしたの? 熱っぽい上げちゃって 耳元で囁いてるだけだよ」
ある日の夜、寝ているゆずを起こしたお姉ちゃんは
すぐさま顔を耳に近づけ囁き声で話しかけて悶えさせます。

エッチはシーンによって責め手を切り替えながら進めます。
最初の12分間はお姉ちゃんがリードするプレイ。
耳に囁きかけてから服越し→地肌の順におっぱいを責め、さらに口でしゃぶってもっと気持ちよくします。

姉「もっと声出しても大丈夫だよ 我慢しなくていいんだよ」
ゆ「やだっ んっ 気持ちいい」
お姉ちゃんはこれ以前にもゆずにエッチな悪戯をしたことがあるらしく
慣れた手つきで彼女の弱点を突いてエロ可愛い喘ぎ声を上げさせます。
登場人物が両方ともしゃべるおかげでどちらが責めても喘いでくれるのがいいですね。
プレイが割とソフトだからこそエロさを補うのに役立ってます。

状況が一変するのはその後から。
今度はゆずがお姉ちゃんのおっぱいをいじり
十分温まったところで最後はお互いのおまんこを擦り合わせて2人同時の絶頂を目指します。

ゆ「私が触っても ちゃんと気持ちよくなってくれるんだ」
ゆずはお姉ちゃんのことを真っ直ぐすぎるほどに愛しており
お姉ちゃんが自分の責めで乱れてくれたことに嬉しそうな表情を見せます。
そして貝合せをする際も自分からおねだりし、お姉ちゃんと一緒に今まで以上に激しい喘ぎ声を漏らします。

プレイ中に「好き」と何度も言うことも含めて、今までの素っ気なかったゆずとは随分違う姿を見せてくれます。
女性同士ということで男女のエッチに比べるとパワー不足に思えますが
非エロパートとのギャップを持たせながら内面を曝け出すところは本作品らしくて良いです。

このように、ほぼ対等な立場でゆっくり愛し合う甘めのエッチが繰り広げられてます。
やや陰のある作品
音フェチ系でありながらキャラも立ってる作品です。

親の事情で数年前から姉妹になった女性たちが
夏休みに田舎へ出かけ数日をまったり過ごします。
そしてその様子を様々な音と音楽を織り交ぜながら穏やかに、そしてエッチに描きます。

セリフよりも音の割合を多くして癒やす非エロパート
お互いのおっぱいやおまんこを責め合い喘ぎ声を漏らすエロパート
これらの中に込められたそれぞれの背景と想い。
サークルさんが得意とされてる音フェチと百合を組み合わせた独特な物語が楽しめます。

ゆ「ああ そうか この人 すっごく寂しそうに笑うんだ」
私はこの作品を聴く前は姉妹がひたすらイチャイチャするものだと思ってました。
しかし実際は2人が心の内に抱えてる悩みや問題を曝け出しながらサービスを進めます。
一般的な癒し系作品とは違いそれなりの重さや暗さを持たせてあるので
純粋に癒やされたい、気持ちをスッキリさせたい人には不向きだと思います。

サービス自体の品質はすごく良いし癒やされます。
でも直前に話した要素がたびたび登場するせいで聴き終えた時にしこりを残します。
癒し系作品と相性の悪いものを敢えて放り込んであるので好みの分かれる内容かなぁと。

絶頂シーンは1回。
喘ぎ声それなり、淫語・くちゅ音・ちゅぱ音ごく僅かです。

このレビューを読み内容を受け入れたうえで聴くなら楽しめる作品です。

CV:お姉ちゃん…柚木朱莉さん ゆず…こやまはるさん
総時間 1:31:54

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

【催眠音声】~籠絡の声~賭博で負けちゃう快楽に溺れて堕ちる【色仕掛け♪】

サークル「M-STUDIO」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある事情で裏カジノへ通い続けてるギャンブラーが
そこのオーナーの罠にかかり気持ちいい破滅を体験します。

物語の舞台や主人公の背景などドラマ部分の描写に大変力を入れており
主人公をメインの語り手に据えてシーンの状況や心情を事細かに話しながら
薬物で思考を奪われ、快楽でとろかされ、ゲームに負けて絶望する感覚を味わわせます。
愛する人を救うために
主人公のギャンブラーが黒薔薇に誘惑され絶頂するお話。

「ここは とある深夜の繁華街 その片隅にある 地下のクラブハウス」
主人公はややトーンの低い穏やかな声の女性(作中の性別は男性)。
裏カジノでポーカーに勝利し帰宅しようとしたところ
そこのバニーガールに呼び止められとある場所へ案内されます。

本作品は多額の借金を背負った恋人を救い出そうとギャンブルで勝ち続けてる彼が
黒薔薇と呼ばれる女性オーナーの目に止まり、情けない姿を晒す様子を彼の視点で楽しみます。
本編の総時間が130分ほどあるのですが、そのおよそ半分を舞台背景や状況説明に割いており
聴き手を作品世界にしっかり引き込んでから取り掛かるドラマ性の強い内容です。


またサークルさん初の催眠音声ということで
催眠音声側で数々の名作を生み出されてるF・A・Sさんの特徴を参考にした様子が窺えます。
本編開始前にリラックス運動をすることや、ほぼ全編で雰囲気に合ったBGMを流すのがいい例です。
中の人のtwitterにもF・A・Sさんを賛美するコメントが見られました。
またところどころで「賭博黙示録カイジ」を想起させるネタが込められてます。

「フロアから届く 男女の行為による艶めかしい嬌声 そして オーナーの甘い香りが 再度私の鼻孔をくすぐり 頭がぼーっとしてしまう」
もうひとつの大きな特徴はメインの語り手を主人公自身が務めてること。
どのシーンでも彼が何を見て何を思ってるかを詳細に語ってイメージを膨らませます。
そしてエッチに入ると主観視点で感度を上げたり絶頂を促す暗示を入れます。

こういうスタイルの催眠音声は「アルラウネの芳香催眠」などごく僅かしかありません。
暗示は誰かに入れられるよりも自分自身で入れたほうが受け入れやすいですし
ドラマ性重視の作風ともマッチしていて良いと思います。

注意事項を説明した後に始まる「リラックス運動~導入」は準備パート。
ここと解除パートにだけ登場する女性の指示に従い深呼吸や簡単なストレッチをします。

「少しだけ体を動かしてみましょうか 手のひらの指を ゆっくりと軽く握ってみてください」
「あなたはこのまま 私の声を聴いたまま 眠るように意識の底へと落ちていきます」

ストレッチは立ち上がって腕をぶらぶらさせるのではなく
手の指に力を入れたり抜くのを繰り返す動作です。
そして合間合間に彼女がこちらの心身をリラックスさせる言葉を投げかけます。
バックで流れる波の音も相まってそれなりの癒しを感じるでしょう。

続く「本編~籠絡の声~賭博で負けちゃう快楽に溺れて堕ちる【前編】」では
主人公がカジノのポーカーで勝利した後、そこよりさらに下にある「失楽園」と呼ばれるフロアへ案内され
そこを取り仕切ってる黒薔薇と話す様子が描かれてます。
エッチな描写はほとんどありません。

「そこはバーフロアでも カジノフロアでもないフロア」
黒薔薇「そろそろ お客様をここへお連れしたその理由を お話させていただきますね」
50分もの時間を割いてるおかげで主人公の素性と心境、今いる場所の情景
そして対戦相手にあたる黒薔薇のことが緻密に描かれてます。
私はてっきりこのパートで催眠誘導をすると予想してたのですが
実際に聴いた限りでは普通のボイスドラマとほぼ同じ言い回しや表現をしてました。

失楽園に到着しその様子を見た時や、黒薔薇が差し出したお酒を飲んだ時に
「頭がボーっとする」と軽い暗示を入れては来るものの
本格的な催眠と呼ぶには質量共に弱く、深い催眠状態に入るには物足りないというのが率直な感想です。

冒頭でリラックス運動をしてもその後に催眠と無関係なことを長時間やったら意味がありません。
催眠音声を制作するからにはドラマ性よりもまず技術を頑張って欲しいです。
リアル催眠術師でもない限り処女作の時点でドラマ形式の催眠誘導をするのは不可能です。
そんな博打を打つくらいなら分割弛緩法などを使って普通に誘導したほうが良かったのではないでしょうか。

以上のことから非常に厳しいと私は見てます。
快楽と敗北の狭間で
エッチシーンは50分間。
プレイはアナルから薬物注入、バニーガールが体を押し付ける、カウントによる絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
服を脱ぐ指示は特に出ないので最初から脱いでおいたほうがいいでしょう。

黒薔薇「数滴でも人間の脳を鈍らせて ぐっすりさせちゃうお薬を 少し入れ過ぎちゃったみたいでしょうか」
会話中に飲ませたカクテルの効果で主人公の思考力を奪った黒薔薇は
彼の恋人のことを少し話してから催眠快楽ポーカーの勝負を持ちかけます。

エッチは彼女と直接的な接触をせずに絶頂を迎えます。
最初の44分間は当初の目的通りポーカーをするシーン。
彼が眠ってる間にお尻へ差し込んでおいたチューブから別の薬を注入しつつ
カードの枚数である52からカウントを始めてドライオーガズムへと追い込みます。

「見ているだけで射精しそうなほどの扇情的な 艶やかに舌なめずりする彼女の顔を なんとか睨みつけようと努力するも 下半身が鼓動するような 甘くて強力な快楽の波が押し寄せてくる」
そしてここでは主人公をメインの語り手にした状況を活かし
主観視点で感度が上がったり絶頂感がこみ上げてくる暗示を入れます。
前項で話した通り催眠誘導が弱いのでこれらが効くかどうかはわかりませんが
作品の特徴を活かしたエッチをしてるのは事実です。
黒薔薇もそれを煽るセリフを小まめに投げかけます。

ポーカーについては普通にカウントを数え下ろします。
その代わり1カウントごとに気持ちよくなるセリフを挟んで絶頂しやすくしています。
催眠音声でやるスタンダードな追い込みを本作品に合わせてアレンジしてる感じですね。

残りの6分間はセルフからの射精。
彼女だけでなく失楽園フロアにいる人全員にモニター越しに見られながら
おちんちんをしごいたり精液を無様に吐き出します。

「ペニスが 奥底から何か熱いものがこみ上げてくる 大切な人も 金も すべてを失いながらも 絶叫しそうな快楽で どうでもいい」
オナニーによる純粋な快感、痴態を見られ続ける快感、そして勝負に負けてすべてを失う快感。
彼を取り巻く色んな要素を組み合わせて背徳的なプレイに作り上げてます。
時間がもう少しあればより抜きやすくなったでしょう。

このように、声や言葉の力で興奮や絶頂を促す催眠音声らしいエッチが繰り広げられてます。
ややブラックな作品
独自性の強いストーリーやプレイが魅力の作品です。

黒薔薇はカジノで勝ち続けてる主人公を自分の思い通りにしようと
まずは丁寧な態度で事情を話し、さり気なく入れておいた薬でひとまず眠らせます。
そして起床後はお尻に挿した別の薬でさらに心をとろかしながら破滅のゲームを仕掛けます。

エッチと同じくらいドラマパートに力を入れた作り
主人公をメインの語り手に据えて少しずつ作品世界に引き込む演出
有名サークルさんのアイデアを取り入れる工夫。
処女作でありながらかなり大胆なことに挑戦しています。

特に最初の要素はイメージの向上に大変役立ってます。
本作品のエッチは内容が独特ですから、いきなり始めてついてこれる人はあまりいません。
だから事前のストーリーを重厚に描き自分がそこにいる気分に浸らせます。
長編の同人音声を制作されてるサークルさんの持ち味がきちんと活かされてます。

ですが催眠音声は技術の良し悪しが作品の品質に最も強く影響します。
世に名作と言われてる作品はどれもまず技術が優れてるんです。
その上にテーマがぶっ飛んでるとかエッチが過激といった個性が加わり成り立ってます。

この作品の手本となってるF・A・Sさんも例外ではありません。
リラックス運動や音楽に目が行きがちですが、それ以前に催眠誘導やエッチのアプローチが秀逸です。
新規のサークルさんが大手の作品を参考にするのは決して悪いことではありません(盗作はもちろんNG)。
でもその対象は個性ではなく技術にしてほしかったです。

絶頂シーンは2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。
おまけは嘲笑ボイス等です。

CV:杏子御津さん、秋野かえでさん、山田じぇみ子さん
総時間 2:38:04(本編…2:15:37 おまけ…22:27)

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
158分で1000円とコスパが良いので+1してあります。

少女夢催淫 ~はじめてのあまぁーいお泊りご奉仕~

サークル「キャットアイランド」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、緑豊かな夢の世界に住む少女が
助けてくれたお礼にエッチな恩返しをします。

キャラやストーリーといった作品固有の要素を活かした甘いサービスをするのが魅力で
催眠は主人公が夢の世界に降り立ちコテージへ移動するまでの様子に暗示を絡め
エッチは少女のセリフや反応も交えつつ綺麗な体を汚す快感を適度にくすぐります。

今回は本編部分(Track.1~7)を中心に紹介します。
あどけない少女と過ごす幸せな夜
語り手に催眠をかけられ少女とエッチするお話。

「青く澄んだ快晴の空 窓を開けると 吹き抜けてくる心地の良い風」
語り手はやや幼さを感じる可愛らしい声の女の子。
注意事項や自己紹介といった前置きはすべて省略し
これから自分と主人公が行く夢の世界の情景を語ります。

本作品は現実世界では実現が難しいプレイを満喫してもらうことを目的に
彼女がおよそ90分に渡って催眠をかけたりエッチに関するあれこれを話します。
作中で彼女が名前を明かすシーンは一切なく、「語り手」はあくまで当サイトに限定した呼び名です。
エッチには直接参加せず天の声として聴き手のイメージ力を膨らませる役割を果たします。

また冒頭にわざわざ本編部分と書いたことからもわかるように
本作品にはそれ以外にも色んな音声が同梱されてます。
Track.8は本編の後日談、Track.9から13は呼吸音・フェラ音・喘ぎ声といったオカズ音声です。
さらに基本Trackの音声を編集したexTrackも用意されてます。
exTrackは軽く聴いてみたところエッチシーンで語り手と少女の声が同時に流れてました。

催眠はおよそ16分間。
語り手が用意した小舟に乗り込み、周りの情景を眺めながら深呼吸します。

「水面に反射する木漏れ日が まるで妖精が 幸せの国に導いてくれているかのよう ただそこにいるだけで 心が安らぐような 一面に広がるのどかな風景」
この物語の舞台は夢の世界ですからイメージ力や没入感が重要になります。
だから彼女は最初からここがどんな場所かを細かく語りながら進めます。
豊かな緑が広がり澄んだ川が流れるメルヘンチックな世界です。
この後のシーンも彼女はイメージを中心に据えてサービスを進めます。

ある程度進んだ後は船を降り目的地のコテージへと歩きます。
その途中でパートナーにあたる少女と出会うわけですが
これらの様子に暗示を絡めて少しずつ確実に催眠状態も深めてくれます。

語り手「奥へ 奥へ 深くなる 奥へ 奥へ ずーっと奥へ」
少女「わぁ 甘くてとっても美味しい …あれ? なんだか眠くなってきちゃった」
具体的には森を踏み分けて進む際に「深い」を多めに言ったり
彼女の安らいだ表情を通じて心地よくする、といった感じです。
このあたりまで来ると頭の中がそれなりにボーっとする人がいると思います。

エッチに至るまでのシーンに技術を盛り込んだ流れのある催眠です。
聴き手を夢の世界へ案内し少女と出会わせることを目的に
船に乗るイメージをしながらの深呼吸、散歩や少女と出会う様子に絡めた深化と
作品独自の要素を必ずセットにして緩やかに催眠を進めます。

時間が比較的短い割に暗示が少ないせいで催眠の深度は浅めでしたが
2人がいる場所や何をしてるかはイメージしやすかったです。
出会ったばかりの主人公を真っ直ぐ信頼する少女の姿にも癒されます。
少女自身にしゃべらせるところも含めて催眠ボイスドラマっぽい作りになってます。
禁断の恋を甘く描いたエッチ
本編のエッチシーンは5パート56分間。
プレイは服を脱がせる、体の愛撫、キス、手コキ、フェラ、アナル責め、イラマチオです。

エッチな効果音はありません。
セルフも無しですが射精表現があります。

「少女の服のボタンを上から ゆっくり外していきましょう」
途中で会った少女と一緒にコテージへ到着した主人公は
疲れて寝入った彼女が汗ばんでるのに気づきひとまず服を脱がせます。

エッチは彼がリードしながら彼女に責めてもらいます。
最初のTrack.1は雰囲気作りを見据えたプレイ(約12分)。
上半身→下半身→パンツの順に服を脱がせ、露わになった彼女の大事な部分を眺めます。

「そーっと そーっと 小さな穴が見えてくる そーっと そーっと 小さなお尻が見えてくる」
少女は挿し絵の通りこれから体が発育していく年頃です。
ほぼ平らな胸、小さくてぷにぷにしたお尻、そして縦に筋が一本入っただけのおまんこ。
一般的には魅力に乏しいと思われる体も好きな人にとっては堪らない破壊力を秘めてます。
見てはいけないものを見てしまうシチュも相まって背徳感を伴った快感を覚えるでしょう。

しかし彼女はこういうことをされても一切嫌がりません。
彼の行動や考えをすべて受け入れ、逆に気持ちよくしようと積極的に行動します。
年の離れた恋人同士とでも言えばいいのでしょうか、無理矢理感がまったくなくて雰囲気は引き続き穏やかです。
一歩間違えばブラックになりそうな展開を別の要素で上手く中和してます。

本格的なエッチが始まるのはTrack.2から。
キス&手コキ、フェラ、手コキ、イラマチオと同系統のプレイを交互に組み合わせ
語り手はその実況や感覚支配の暗示を、少女は会話と乱れっぷりを担当してイメージ力と興奮を膨らませます。

語り手「少女のお口に指を1本入れると ちゅーちゅー吸ってきます 少女の温かい口の中」
少女「しーこ しーこ どうですか?」
少女はほぼ催眠と関係ないことを言うので双子形式ではありませんが
2人が異なる役割を持って行動するからエッチの様子が手に取るようにわかります。
不得手ながらも一生懸命ご奉仕する少女の姿に多くの人が満たされるでしょう。
そんな彼女を己の体液で汚すのも大きな快感です。

この要素が最も強いのはTrack.5のイラマチオ(約16分)。
4回射精してもまったく衰えないおちんちんを鎮めようと、少女が口を開け喉奥まで迎え入れてしごきます。

「ゆっくり ゆっくり前後する 前後するたび 少女の唾液がとろとろぬるぬるで気持ちいい」
プレイだけを見れば確かにイラマチオです。
でも主人公は彼女を苦しめないよう気遣ってピストンを繰り返すし
少女も別段嫌がる様子もなくそれを一生懸命受け止めます。
心の繋がった男女が同意の上でするプレイですから陵辱とは明らかに違います。

このように、年の離れた女性とひたすらイチャイチャするちょっぴりスリリングなエッチが繰り広げられてます。
絆を感じる作品
性欲を満たすためでなくお互いが幸せになるためのエッチをする作品です。

語り手は現実世界では満たせないタイプの欲求を埋めようと
主人公を夢の世界まで案内し、そこにいる少女と出会わせます。
そして目的地に到着した後は実況や暗示を使って2人のエッチを応援します。

催眠、エッチいずれもイメージを大事にした作り
あどけない少女がひたすら尽くしてくれるあまあまなシチュ
そんな彼女の手や口をおちんちんと精液で汚すちょっぴりブラックな快感。
純愛色を前面に出しつつ多少の背徳感も織り交ぜた独特なサービスを行います。

少女「ふーきふーき ふーきふき おちんちん綺麗になったー」
色んなプレイを経験してもまったく変わらない彼女のキャラが特に印象的でした。
この行為が何なのかを知ってるかどうかはわかりませんが
出会った当初と同じ想いや態度で彼に接し続けます。
そして彼女が純真過ぎるからこそエッチした時の後ろめたさがより強く感じられます。

気になった点は全部で3つ。
全編を通じてカウントの扱いに難があること、エッチで快感を伝える際にどれも「気持ちいい」と言ってること
おちんちんを一切いじらないのに射精させてる=ノーハンド射精を目指してることです。

「3 2 1 0 あっ あなたのここ おっきくなっちゃってますね」
カウントは重要な暗示を入れる以外に何か行動を開始する、絶頂の合図を出す、暗示を解除するなど
作中のありとあらゆるシーンで使われてます。
しかしそのすべてがほぼ同じ数え方をしており目的に沿った使い分けがされてません。
重要な暗示を入れる時は前後最中の暗示を一際厚くする、催眠を解く時は溌剌とした声で数えるなど
何のためにカウントを数えてるかをもっと意識して使ってほしいです。

残りの2点はエッチで得られる快感に大きな影響を与えます。
フェラと手コキでは同じ快感でも当然違いが出るわけで
そのへんをしっかり伝えたほうがプレイの臨場感や絶頂への持っていきやすさが上がります。
絶頂についてもノーハンド射精を目指すよりは表現を多少ぼかしてドライにしたほうがやりやすいです。

本編の絶頂シーンは6回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:星野ゆんさん
総時間 3:49:04(本編…1:30:11 ループ音声…26:08 exTrack…1:46:54 おまけ(少女との日常)…5:51)

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は5点。
229分で800円とコスパがいいので+1してあります。

ヒプノ古書堂の官能催眠

サークル「MayThird」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、官能小説を専門に扱ってるお店の店長が
来店した男性にとある本を読み聞かせて不思議なひと時を提供します。

小説の主人公が自己催眠を実践する様子を通じて催眠をかけたり
ヒロインの女の子に責められてる様子や感覚を彼の視点で綿密に描くなど
物語の流れに沿って催眠の感覚と没入感の両方が高まるように進めます。
小説の主人公に自分を重ねて
ヒプノ古書堂の店主ヨミが官能小説を読み聞かせるお話。

「いらっしゃいませ あれ? あなた あぁ お客様 その…初めてですよね」
ヨミはお淑やかな声の女性。
初来店した主人公に未成年じゃないか尋ねると
お店や中に置かれてる本の事を説明してから好きに見てもらいます。

本作品は官能小説の主人公になりきってエッチを楽しむことを目的に
彼女がおよそ70分に渡ってテーマに沿った催眠とエッチをします。
彼女自身は天の声として催眠誘導とナレーションを担当し、実際に相手をするのは小説内に登場する女の子です。

この本のタイトルは「偏愛な彼女」。
仕事や後輩の指導を頑張り過ぎた結果ストレスを抱えてる営業マンが
よく行く本屋の店員をしてる女の子の協力を得てそれを解消していきます。
また彼女は物語の冒頭から彼を愛しており、今回のお話を通じて想いを伝えようとします。
そして主人公にすんなり感情移入できるようにこれらの様子をヨミが終始聴き手視点で語ります。

「もしよかったら あなたも主人公の行動を真似してみたら さっきよりもずっと感情移入できるかもしれませんよ」
彼女も作中でその重要性を何度も教えたりなりきるためのアドバイスをしてくれますから
その通りにすれば自然と作品世界に引き込まれていく感覚がするでしょう。
そしてこれは催眠にとって必要な集中力の向上にも繋がります。

催眠はおよそ10分間。
まずは女の子に勧められた催眠療法の本に載ってる自律訓練法という自己催眠法を試します。

「しばらく深呼吸を続けていると 次第に意識がぼやけて 疲れが溶けてなくなっていく気がした」
「そうか 別に眠ってもいいのか 意識のどこかで私は眠らないようにしていた その事に気づいた瞬間 私の意識は深い眠りの彼方へと落ちていった」

深呼吸しながら左右の腕と足を脱力する至ってシンプルな内容ですが
その様子を官能小説らしい口調で語って癒しと没入感を与えます。
本来の自律訓練法でやる「右腕が重い」などの暗示を自分で復唱するシーンはありません。
自律訓練法をやってる人になりきらせながら軽めの暗示を入れるスタイルを取ってます。

お次は読み聞かせを一時中断し今度はヨミが直接自律訓練法の暗示を入れます。

「主人公の感情があなたの体に 精神に流れ込んでいきます 主人公の感情のままに心が変化して あなたという意識が希薄になっていく」
ほぼ同じことを二度繰り返して感覚を強化するわけです。
ただしこちらは小説の主人公により同化できる暗示を加えてます。
テーマの読み聞かせを活用した個性的な誘導法と言えるでしょう。

官能小説のストーリーを進めながらリラックスや深化を促す独特な催眠です。
聴き手を小説の主人公になりきらせることを目的に
登場人物とその関係を事前に語ってから深呼吸や脱力といった癒し系の技術を施します。

サークルさんが「催眠ボイスドラマです」とおっしゃられてる通り
一般的な催眠音声に比べて背景部分の描写に力を入れてます。
ですからこの官能小説がどんなお話かわからない人はおそらくいないと思います。

しかし肝心の催眠が時間、内容共に弱いというのが正直な感想です。
最初のあらすじを語るシーンで現代催眠の技術を使った予備催眠をかけてればまた違ったのでしょうが
聴いた限りではそういう意図は見られずごく普通のボイスドラマでした。

あるいは自律訓練法をもっと入念に続けていれば随分違ったでしょう。
作中では第1公式の体が重くなる暗示を頑張ってる一方で第2~第6公式については軽く触れる程度に留まってます。
厳しい言い方をさせていただきますと、完成された自己催眠法をなぜわざわざ崩すのかが理解できません。
第1公式から第6公式まで手順通りやったほうがずっとスムーズに、そして深く誘導できたはずです。
崩すことによって催眠によりかかりやすくなるならわかりますけど実際は真逆の結果になってます。

以上のことからイマイチな催眠と私は見ています。
胸に秘めた想いを込めて
エッチシーンは42分間。
プレイは体の愛撫、乳首責め、アナル責め、前立腺マッサージ、手コキです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「初めこそ性を解消する催眠術に照れを感じていたが 今はすべてを彼女に晒しても構わない そう思っている」
本を紹介してもらったおかげで女の子と親しくなり、その後2ヶ月ほど催眠を直接かけてもらうようになったある日
彼女を再び自宅に招いた官能小説の主人公はアロマキャンドルの炎を眺めながら深い催眠に入ります。

エッチは引き続き官能小説の様子をヨミが綿密に語ります。
最初の15分間は心と体の準備を整えるのが目的のプレイ。
小説内で女の子が彼に軽い催眠を施し、それから感度が上がる暗示を入れたり
アロマオイルを混ぜたローションを全身に塗り拡げていきます。

女の子「いつ見ても広い背中ですね それに…」
ヨミ「ゾクゾクとした快感が背筋に流れ 体が強ばる」
そしてここからは女の子のセリフも交えて
プレイの様子やそれによって得られる感覚をゆっくりじっくり伝えます。
2人が同時にしゃべるわけではないので双子形式とは違いますが
声質を若干変えたりアプローチの方向性に違いを持たせてるのも事実です。

女の子「気持ちいいなら あん あんって声を出してください 私にエッチな喘ぎ声を聞かせてください」
女の子が喘ぎ声を漏らす指示を時々出すのもポイント。
前項で話した通り本作品の鍵はいかに感情移入できるかですから、それを自然な形で後押しします。
実際に声を出すのがベストですけど心の中でそうするだけでも多少の効果が見込めます。

本格的なプレイが始まるのはその後から。
愛撫ですっかり発情した主人公の性欲をさらに盛り上げ発散させようと
女の子が乳首、アナル、おちんちんを同時に責め続けます。

「くにくに くにくに 彼女の指が アナルの入口をほぐしていく 次第にアナルがヒクヒクと反応し始めて 指を入れて欲しいと口を開けてしまう」
「自然と快感で力が入る 前立腺も疼きだして だらだらと鈴口から我慢汁が溢れてくる」

中でもアナルはローションまみれの指を挿入し前立腺まで刺激するややアブノーマルなものです。
ヨミも聴き手にそれを少しでも楽しんでもらおうと実況や感覚支配の暗示を厚めに入れます。
効果音が入っていればよりイメージしやすかったでしょうね。
乳首についても指で撫でたりちゅぱ音を鳴らして舐めたりと結構力を入れてます。

本作品の絶頂形式はドライなのでおちんちんへの責めはあまり積極的にやりません。
アナルや乳首を責めるのと並行して金玉と竿をいじる実況が時々入る程度です。
官能小説のタイトルが「偏愛な彼女」なのはこういうプレイをするからなのでしょう。

このように、登場人物の内面にも焦点を当てた生々しいエッチが繰り広げられてます。
引き込まれる作品
物語の主人公と自分を重ね合わせやすいドラマ性重視の作品です。

ヨミは主人公に自分が読んでる官能小説の魅力を伝えようと
自身はエッチに直接参加せず語り手として催眠をかけたりイメージ力を膨らませます。
そしてその中で聴き手が主人公に自然と感情移入できるようアプローチします。

小説を読み聞かせながら催眠やエッチを進める独特なスタイル
集中力や没入感を高めるための様々な配慮、アナルと乳首を重点的に責める変わったエッチ。
作品が持つ個性を組み合わせてひとつの流れを作り上げてます。

女の子「大好き 私はあなたの事が大好きなんです」
割とアブノーマルなプレイをしてるのに雰囲気があまあまなのも印象的でした。
彼は彼女を信頼してるからすべてを受け入れられるし
彼女も彼に対する一途な好意を込めてゆっくり丁寧に責めます。
押し付けがましさがまったくないのでアナル責めが苦手な人でもなければ抵抗を感じずに聴けるでしょう。

催眠は本作品唯一のネックと言いますか、もうちょっと入念にやってほしかったです。
エッチをかなり頑張ってたからこそ余計そう思います。
催眠音声で催眠を失敗してしまうと作品自体が成り立ちませんから
それを防ぐための保険はかけておいて損はありません。
自律訓練法のようにシンプルな誘導法ほどより高い運用力が求められます。

絶頂シーンは1回。
淫語それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

エッチは良かったけど催眠はうーん…ということで今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:縁側こよりさん
総時間 初回用…1:13:56 2回目以降用…50:59

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2回目以降用は注意事項、導入部を編集したものです。

ナイショの耳溶け-夏空と恋の旋律-【バイノーラル】

サークル「すたぁぱれっと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、普段は大人しいけど好きな人には大胆になれる教え子が
想いを寄せてる男性教師とエッチで幸せなひと時を過ごします。

彼女のキャラとタイトルの「耳溶け」を組み合わせた甘く深いサービスが行われており
不慣れな様子で彼と少しずつ仲良くなろうとする彼女の一途な姿が心を
至近距離から刺激的な音を鳴らす深い耳舐めが体を温めてくれます。
ひと夏の甘い思い出
教え子の砂菜(さな)と耳かきやエッチをするお話。

「ふぅ 先生 お待たせしました」
砂菜はほわほわした可愛らしい声の女の子。
とある夏の日、主人公に言われた課題を持ってくると
提出が遅れた理由や特技のピアノに関するお話をします。

本作品は3ヶ月前に転校してきてクラスにあまり馴染めないでいる彼女が
何かと面倒を見てくれる彼に恋心を抱き、より親密な関係になっていく様子を綴ったボイスドラマ。
夏らしさを感じる音を交えながらおよそ2時間に渡って会話、耳かき、エッチをします。
非エロ52分、エロ66分と両者のバランスをほぼ均等に保ち
サービスの様子はもちろん、彼女が彼にどんな感情を抱いてるかも綿密に描いて進めます。

背景を簡単に説明しますと、彼女は親の事情で転校を繰り返しており
内気な性格も相まって昼休みは第二音楽室で一人食事をする日々を送ってます。
しかし数学教師として自分専用の課題を出し応援してくれる彼に特別な感情を抱いてもいました。
それがとある出来事をきっかけに大きく膨れ上がり最後の一線を超えることになります。

「あの…迷惑じゃなかったら 今度もし課題がちゃんとできてたら 先生にお弁当 作ってきてもいいでしょうか?」
彼女はギャルのように男性との付き合いが上手くないので
彼のことを好きになったとしてもそれをストレートに伝えることができません。
だから数学準備室で2人きりになれる機会を利用し少しずつ心の距離を縮めます。

2人のやり取りを聴いてると応援したくなる人が結構いるのではないでしょうか。
なんとかして仲良くなろうとする姿が初々しく、ふんわりした声も手伝って雰囲気はとても甘いです。
バックで流れる蝉の声や風鈴の音にも夏らしさを感じます。

「いいですよ 私 先生になら おっぱいいじられても」
しかし彼女は一旦スイッチが入るととても大胆になる特徴を持ってます。
それは主にエッチシーンで発揮されるのですが、自分から体をいじってほしいとおねだりしたり
彼に覆いかぶさって耳を激しく舐めるなど非エロパートとのギャップがとても大きいです。

普段が大人しいからこそ、こういう姿にグッと来るのではないでしょうか。
この二面性こそが本作品の大きな魅力のひとつです。

もうひとつは耳を責める時のスタイル。
一般的な耳舐めよりも音の位置を近づけ、舌でやや力強くほじるように刺激するシーンが多いです。
一言で言えば「深い耳舐め」でしょうか。
耳に微かな振動が継続的に伝わってきて結構ゾワゾワします。
夏の暑さを和らげる耳かき
最初の3パート44分間は2人がエッチをするまでの経緯を描いた非エロのお話。
数学準備室にやって来た砂菜が課題を提出するついでにとある約束をし
その後一緒にお昼を食べたり一風変わった耳かきをします。

「お口にご飯粒ついちゃってますよ? ここに…あっ 触っちゃってごめんなさい」
お昼を食べるシーンは2人が教師と教え子以上の関係になるきっかけにあたり
彼の好物である卵焼きを含めた色んな料理を用意し
さらに顔についた米粒を取る、デザートのリンゴを食べさせるといった王道のやり取りも登場します。

普段一人でお昼を食べてるからでしょうがとても嬉しそうな表情をしてました。
あざといと感じないレベルでアプローチをかけてくるのもお話の流れに沿ってて良いです。
純真で一途な女の子がひたすら尽くしてくれる展開に多くの人が癒しを感じるでしょう。

続く耳かきはおよそ26分間。
膝枕の状態でまずは両耳にジェルを塗り込みながらマッサージし
それから左耳→右耳の順に炭酸綿棒で綺麗にしてから3回ほど息を吹きかけます。

耳マッサージは「すぃりゅー」という滑らかな摩擦音
綿棒は「じょりゅっ ずすずす」という若干湿り気を帯びた音が使われており
手のひらで包み込んで上下にスライドさせたり指でぐりぐりする
耳の中全体をゆっくりなぞる、とそれぞれに合った音と動きで進めます。

音はどちらも自作だと思うのですが品質がものすごく高いです。
特に耳マッサージは10秒程度の短い間隔でリズム、ストローク、力の入れ具合が変化します。
耳舐めに負けないレベルの刺激が感じられて心地よかったです。
綿棒も穴の手前と奥で音の質感が微妙に変わりますし、音に対するこだわりを持って制作されてます。

「せっかくなのでそばに炭酸水を置いて しゅわしゅわした音に浸っちゃいませんか?」
これらに加えてバックで炭酸の音を流すのがいいですね。
しゅわしゅわとした爽やかな音が夏の暑さを和らげてくれます。
炭酸水をそのままコップに注ぐと泡がすぐなくなってしまうことを踏まえて
本作品では普通の水に炭酸を凝縮したタブレットを投入する工夫がされてます。
深く激しく愛し合うエッチ
エッチシーンは2パート60分間。
プレイは耳舐め、手コキ、乳揉み、乳首責め、フェラ、SEX(騎乗位)、キスです。
手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります。

「先生の唇… ダメっ キスは 勝手にしちゃ 耳なら…いいですか?」
別の日、授業でわからないところがあって主人公に質問しに来た砂菜は
彼が仮眠してるのに気づきエッチな悪戯を始めます。

エッチはどちらも彼女が責める形で進みます。
前半の「両想いメソッド」パートでするのは耳舐めと手コキ(約36分)。
無防備な彼に覆いかぶさり左右の耳を個別に舐め続け
起きた後はそれに手コキが加わり、射精の直後にフェラへ切り替え精液を飲み干します。

「好きです 先生 大好き もっと深いところまで 私を感じてください」
これまでのやり取りで彼のことを今まで以上に好きになったのでしょう。
普段とは随分違う熱っぽい吐息を漏らしながら舌と唇を激しく動かします。
序盤から割と飛ばしてくるので耳かきの直後に聴くと驚くかもしれません。
胸に秘めた想いをすべて吐き出す勢いでご奉仕します。

耳舐めは前々項の最後に書いた通り舌でほじる責めをメインに据えてます。
舌先でぐりぐりされるたびにこそばゆい感覚が耳元へ走りました。
合間に漏れる吐息も生暖かく微かな風圧が感じられるほどにリアルです。
パートの3分の2にあたるおよそ24分も続けてくれるので耳舐め好きには堪らないでしょうね。

「先生のおちんちんは 私だけのものです」
彼のおちんちんを直に見たあたりから積極性がさらに増すのもポイント。
自分からおっぱいを押し付けて誘惑し、彼に脱がせてもらった後は乳首をいじられるたびに可愛い声を漏らします。
フィニッシュを手コキではなくフェラで迎えるところにも独占欲の強さを感じました。
彼の精液を幸せそうな表情で味わう姿がエロいです。

続く「ふたりきり、秘密のエッチ」パートは2人がいよいよ最後の一線を超えます(約24分)。
ソファに寝かせた彼の上に跨がり、ゆっくり挿入してから後になるほど激しくピストンします。

「ずっと 好きだった 先生とのSEX 夢を見ているみたいです」
記念すべき瞬間を噛みしめるかのように3分ほどをかけて少しずつ腰をおろし
そのたびに泡混じりの粘っこい音が鳴る彼女の内面を投影したプレイです。
この際に彼女のほうから初めてキスを求めてくるのも印象的でした。
言葉と行為の両方で愛する人に自分の気持ちを全部伝えようとします。

SEX主体なので耳舐めの時間は10分と少ないものの
「ぽしゅん」という弾力のあるピストン音と一緒に鳴らすことでエロさと激しさの向上に役立ってます。
ちゅぱ音が減った分喘ぎ声や愛の言葉が多くなってますからいい気分に浸りながら抜けるでしょう。

このように、彼女の積極性と耳責めを上手く組み合わせた濃いエッチが繰り広げられてます。
甘く切ない作品
禁断の恋をキャラ重視で描いたちょっぴり切ない作品です。

砂菜は転校してきてからずっと想いを寄せてた主人公と特別な関係になろうと
課題の提出を口実に一緒に食事したり耳かきする機会を設けます。
そして十分仲良くなった後は自分の体で心を一気に引き寄せます。

普段は初々しいのにエッチでは大胆に振る舞う彼女のキャラ
耳への刺激に力を入れたリアルなサービス、そして夏らしさを感じる音の数々。
「ひと夏の恋」をテーマにした癒しとエロのバランスが良いサービスが味わえます。

本作品を「切ない」と評する理由はエッチを終えた後のお話が関わってます。
詳しい内容は敢えて伏せますが、「蝉の音に消えゆく告白」と「エピローグ -ピリオドは心の中に-」で
2人がその後どうなったかが綴られてます。

気落ちすることはさすがにないでしょうけどしんみりする人は結構いるんじゃないかなと。
挿し絵にある「しゅわりと消えそうで、忘れられない恋のお話」がそのまま音声化されてます。

エッチは超至近距離からの耳舐めが一番の魅力です。
数ある耳舐め作品の中でも刺激の強さが際立ってます。
音量を大きくして聴き続けると頭に結構響く可能性があるのでご注意ください。

射精シーンは2回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上を踏まえて「深部まで感じる耳舐めセラピー【バイノーラル】」に引き続き満点とさせていただきました。
おまけは「ナイショのねっとり両耳舐め」と「砂菜のピアノ」です。

CV:神楽琴美さん
総時間 2:11:39(本編…1:58:44 おまけ…12:55)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

猫と彼女と一週間

サークル「クラリムステラ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
声優として活躍されてる藍月なくるさんの個人サークルです。

今回紹介する作品は、ある日突然家にやってきたミステリアスな女の子が
そこに住む男性と色んなことをしながら幸せなひと時を過ごします。

音声を聴き進めていくうちに彼女の素性やここへ来た理由が明らかになったり
終盤に聴き手が2つのルートから1つを選択するなど
女性から一方的に癒され続けるのではなく
彼女にもそれを分け与えてお互いを幸せにするキャラ重視の物語が楽しめます。
家に迷い込んできたのは女の子
ありすと1週間の同棲生活を送るお話。

「んっ ちょっ…やめてください」
ありすは素朴で可愛い声の女の子。
ある休日の朝、主人公の家で飼ってる猫に悪戯されてくすぐったがると
自分がいるのを不思議がる彼に昨日のことを話します。

本作品はとある事情で彼の家に迷い込んできた彼女が
およそ90分に渡って様々な癒しのサービスをします。
タイトルからもわかるように全編が丁度1週間になっており
髪を乾かす、一緒のベッドで寝る、膝枕で耳かきするなどパートごとに異なる手段でお世話します。

「恋人はいるのでしょうか? …やっぱりいいです」
彼女は一言で言えば謎の多い女性。
なぜここに来たのか、なぜ一緒に暮らしたがるかをあまり語ろうとせず
道端の猫をたくさん拾ってるお人好しな彼にしばらく置いて欲しいと頼みます。
そして交渉成立後は時々彼の女性事情を探ろうとするセリフを投げかけます。

友達以上恋人未満と呼ぶのがピッタリな関係です。
でも彼女には彼にそうする確かな理由があります。
最後まで聴けば明らかになりますから、そこで胸のあたりがじんわりするのを感じるでしょう。

「女の子を貴方の手で幸せにしていく」をサークルコンセプトにされてることもあり
専門店のようにひたすら尽くすのではなく物語を通じて彼女も幸せにする方向で進めます。
終盤の土曜日に2つのパートを用意し、聴き手にどちらの結末を迎えるか選んでもらうのがいい例です。

具体的にどんな内容かは伏せますが、たぶん多くの人が同じ選択をするのではないでしょうか。
そうしたいと感じるほど彼女は魅力的に描かれてます。

サービスについてはセリフよりも音の量を多くした音フェチ系の作りになってます。
特に耳かきは会話を一切挟まずに効果音だけがしばらく鳴るシーンを用意し
2人の間で時間がゆっくり流れていく様子を表現してます。
またバイノーラル録音の長所を活かして耳にこそばゆい刺激を適度に送ってくれます。

話す時とそうでない時のメリハリをつけてるので両方をバランスよく楽しめるでしょう。
全年齢向けで人気のある声優さんなだけあって処女作の時点で高品質な作品を制作されてます。
くっつきそうでくっつかない微妙な距離感
2人の同棲が決まった後、最初にするサービスは髪のお手入れ(約12分)。
ドライヤーが壊れても新しいものを買わず濡れたままにしてる主人公の髪を乾かそうと
ありすがタオルを使って丹念にごしごしします。

「どうですか? 彼シャツです な、じょ 冗談です 何変な反応してるんですか」
「痒いところはありませんか? 気になるところがあれば遠慮せずに言ってくださいね」

ほぼ身一つで居候を始めたため彼のシャツをパジャマ代わりにし
それを見せつけて恋人っぽく振る舞う可愛い姿を見せてくれます。
そしてサービス開始後は左右の側頭部を中心に若干ざらつきのある摩擦音をリズミカルに鳴らします。
耳のやや上あたりに振動が伝わってくるおかげで実際にされてる気分が味わいやすいです。

彼を十分に信頼してるけどあと一歩をなかなか踏み出せないところに初々しさを感じました。
この後も2人の微妙な関係を意識させる描写がいくつも登場します。

本作品で最も大胆なサービスは水曜日の添い寝(約14分)。
床に寝ると言う彼女とそれを許さない彼が一通りの会話を交わしてから
結局一緒のベッドで眠ることになります。

「私が床で寝るなら お兄さんもそうするって 子供みたいなこと言わないでください」
突然やって来たとはいえ女の子に辛い思いをさせたくないのでしょう。
彼女が床に寝ると言い張ったら自分もそうすると言って苦労を分かち合おうとします。
彼が言ったことを彼女がオウム返しするスタイルも彼の存在感を大きくするのに役立ってます。
最終目的の「彼女を幸せにする」を意識した効果的な演出です。

添い寝についてはパートの前半はそうなるまでの会話に割き
後半はセリフが一気に減って彼女の安らかな寝息が流れ続けます。
前項で説明した話す/話さないのメリハリがはっきりしていて後半はとても静かに感じました。

単体で最も長いサービスは木曜日の耳かき(約34分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れします。
そして左耳の梵天シーンでのみ時折息を吹きかけます。

耳かき棒は「ずずっ くしゅっ」という乾いた硬めの音
梵天は「ぽすぽす しゅるっ」という面積が広く柔らかい音が使われており
前者は弱めの力で奥から手前に掻き出す、後者は耳の中で軽く回転させてから掻き出す感じに動きます。
藍月さんが耳かき音声に多数出演されてるだけあって音質、動きともにレベルが高いです。

「大丈夫でしょうか? 心配しますよ 耳は大切な受容器ですからね」
最中のありすは彼の大事な部分を痛くしないよう会話を挟まず黙々と取り組みます。
特に後半の左耳はパート開始から8分間ほとんどしゃべらない音フェチ成分の強いものです。
耳かきの心地よさで眠った彼に息吹きをする点だけはちょっと首を捻りますが
それ以外は静かで癒される空間が見事に形成されてます。

そうやって十分に親睦を深めた後、「金曜日の真相」でようやく彼女のすべてが明らかになります。
ちょっぴり切ないお話が楽しめますから興味のある方は是非ご自分の耳で確かめてみてください。

このように、2人の距離を縮めつつ音で癒す流れのあるサービスが繰り広げられてます。
心温まる作品
ありすの癒す姿と癒される姿で心が二度潤う作品です。

何らかの事情で主人公の家に潜り込んできた女の子が
彼の家の一員として家事をこなし、彼自身にも様々なサービスを提供します。
そしてその中に彼女も幸せになっていく要素を盛り込んで聴き手を別方向から癒します。

最初の時点で彼女の情報をほぼ全部伏せ、物語を進めることで明らかにしていく展開
セリフと音の分量をほぼ均等にし、それらが活躍する場を別々に設けたバランスの良い作り
癒される側だけでなく癒す側も幸せにするストーリー。
専門店形式よりも登場人物に光を当てた風変わりな音フェチ作品に仕上がってます。

「温かくなって眠くなっちゃいましたか? 猫じゃないんだから」
特に彼女は表面上はごく普通の可愛い女の子なのに
そこからはまったく予想できない一面も隠されていてミステリアスです。
終盤にようやくすべてが明らかになるから最後までダレずに聴けます。

もうひとつの柱にあたるサービスは家庭的なもので揃え、それぞれをコツコツ丁寧に行います。
私個人は髪をタオルやドライヤーで乾かすパートが好きですね。
音を通じて触覚を刺激する演出は録音環境の向上がもたらした新しいアプローチ法です。

キャラやストーリーがしっかりしてる音フェチ作品が好きな人には特におすすめします。

CV:藍月なくるさん
総時間 1:37:36

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

クロスドレッサー~女装体験~

サークル「KUKURI」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、体にとある秘密を持ってる上品な家庭教師が
教え子を女装させてから変わったエッチをして新しい快感に目覚めさせます。

アナルを指でほぐしてから器具やおちんちんを挿入したり
乳首をいじらせながら気持ちよくなる暗示を入れるなど
テーマの女装に合わせて男性よりも女性の快感を重視したエッチを行います。
先生とするアブノーマルなエッチ
家庭教師の楓とコスプレエッチするお話。

「楓先生 どうしても着ないとダメですか?」
有紀は中性的な可愛い声の男の子。
「今さら何を言ってるの? 約束したでしょ?」
楓は穏やかな声のお姉さん。
期末試験の前に約束した点数を取れなかった有紀が
楓に女装を持ちかけられ戸惑うところから物語は始まります。

本作品は女装願望を密かに持つ彼の願いを叶えようと
彼女がおよそ30分に渡って催眠をかけたりテーマに沿ったエッチをします。
制作された時期がかなり昔(付属のテキストによると2008年)なこともあり
現在出てる催眠音声とは作りや内容が随分違います。

例えば音声の全編で楓だけでなく有紀もしゃべり
女装を嫌がる彼を彼女が説得し、最終的には虜にする様子を描いてます。
またエッチシーンでは彼女の責めを受けて可愛い喘ぎ声を適度に漏らします。
現在出てる催眠ボイスドラマ以上にボイスドラマ成分が強い作品です。

催眠誘導の時間が非常に短いのもそう言える理由のひとつです。
ダウンロードできるページでサークルさんご自身もおっしゃられてますが
このエッチを本気で楽しみたいなら他作品の誘導を事前に聴いてからエッチに移るのがいいでしょう。
ちなみに作中の衣装は涼宮ハルヒをモチーフにしてるようです。

催眠はおよそ2分30秒間。
目を開けたまま横になり、彼女の話を少し聴いてからカウントに合わせて閉じます。

「女装をした自分を想像して とても可愛くて 幸せな気分になっている」
「あなたの体から すーっと力が抜けていくよ」

彼が女装を嫌がってることを踏まえて自分の声に意識を向けさせつつ
女装に対してプラスの感情を抱くように働きかけます。
そしてカウントを数える時は数カウントごとに脱力や深化の暗示を入れます。

暗示の表現、入れ方、方向性は目的に合ってて良いと思います。
ただここまで時間が短いと上級者でも一定以上の深さに入るのは難しいかなと。
私が聴いた時も意識が少しぼやける程度でした。
乳首とアナルを集中攻撃
エッチシーンは23分間。
プレイは女装、アナル責め、乳首オナニー、アナルの筋肉を収縮させる、オナニー、アナルSEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
エッチの序盤にパンツを脱がせる描写があります。

有紀「わかりました これが最初で最後ですよ」
楓「女装が楽しくなってきたでしょ? そうすると気分が高揚してくる」
催眠を使って女装に対する有紀の心を前向きにした楓は
改めて着替えをお願いしてから今度はエッチな気分になる暗示を入れます。

エッチは年上の彼女が責め続けます。
最初の6分間でするのは性感の向上とアナル開発。
指をゆっくり挿入してから中をある程度ほぐし、さらにエネマグラなどの器具を使って前立腺を刺激します。
指や器具を実際に入れる指示は出ませんから未開発でも大丈夫です。

「指先がアナルに触れる 体がビクビクっとする アナルに少しずつ違和感を感じ始める 思わず声が漏れる」
そしてどのシーンも彼女はどんな風に責めてるかを実況しつつ
それによって得られる快感を聴き手視点でわかりやすく伝えます。
なんとなくイメージしやすく感じるのではないでしょうか。
プレイは結構アブノーマルですが、責め方に思いやりが感じられて雰囲気は穏やかです。

その先は責める場所を徐々に広げていきます。
器具を挿入したところでアナル責めは一時中断し、今度は乳首を自分でいじる指示を出します。
さらにカウントを数えながら感度を上げて両方をもっと気持ちよくします。

楓「アナルの中で道具が動くのを感じる 触ってないのに勝手に動いている」
有紀「お尻がっ お尻が あぁぁぁぁ」
最初のうちは楓が話す合間に軽い吐息を漏らすだけだった有紀も
乳首やアナルで気持ちよくなるのに慣れてきたのか、だんだん喘ぐ割合が増えてきます。
カウントに合わせてアナルの筋肉を収縮させるプレイも登場しますし、催眠抜きでもそれなりに気持ちよくなれます。
男性の象徴であるおちんちんをできるだけ責めずにエッチするのがテーマに合ってて良いです。

終盤の絶頂シーンはドライ、ウェットどちらでもよさそうな描写がされてます。
エッチ開始から17分後あたりにおちんちんオナニーの許可が出て
その少し後には彼女が自分のおちんちんを彼のアナルに挿入して一緒の絶頂を目指します。

楓「可愛いね 本当の女の子みたい」
有紀「気持ちいい 気持ちいいよぉ」
彼女は彼が男女両方の魅力を兼ね備えてるところに惹かれたのでしょう。
だからおちんちんを好きにいじらせながらアナルも責めてどちらでも気持ちよくなれるように導きます。
射精表現はないですが実際にしごくのでそのまま出してもいいんじゃないかなと。

このように、女性の快感に目覚めさせるのを意識した珍しいエッチが繰り広げられてます。
コンパクトだが個性の強い作品
テーマの女装とエッチを上手く繋げてる催眠ボイスドラマです。

楓先生は有紀が持つ可愛らしさをより引き出そうと
テストの成績を理由に女装を持ちかけ、断られたら催眠をかけて抵抗心を取り除きます。
そして女装後はアナルと乳首をじっくり責めておちんちんとは違う快感を教えます。

催眠者だけでなく主人公もしゃべるドラマ性の強い作り
女装、乳首オナニー、アナルSEXなど聴き手に女性の快感を味わわせることを目指したエッチ。
30分未満の限られた時間で面白味を持たせたサービスを行います。

特にエッチは有紀が女装してる状況を活かした個性的なものです。
彼を常に受けに回らせ、おちんちんをできるだけ避け、アナルをおまんこに見立てて中出しを決めます。
乳首も男女両方についてる部位ですし、色んなところで男性らしさを薄めてます。

最初のほうで書いた通り催眠が弱いという弱点もありますが
エッチは催眠に入ってれば十分気持ちよくなれる可能性を秘めてます。
セルフ系なこと、イメージのさせ方が上手いこと、感度を小まめに上げてくることがそう言える理由です。
ドライ、ウェットどちらでも構わないこともプラスに働いてます。

絶頂シーンは1回。
喘ぎ声それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音はありません。

CV:小鳥遊ときなさん
総時間 29:55

https://ci-en.jp/creator/1475/article/4268
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