催眠術を勉強したので! 妹に読ませてみた!!

サークル「催眠音声研究所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、催眠に関するあらゆる勉強をしてきたお兄ちゃんが
妹に自作の台本を読ませ、エッチする様子を彼の視点で楽しみます。

「催眠術の台本を生で読んでもらったら?」をテーマに
事前に台本を読んでから音声を聴く変わったシステムが採られていたり
エッチではブルマを前面に押し出したプレイがされていたりと
男性が持つ欲求を発散させてくれる様々な工夫がされています。
妹に催眠の台本を読んでもらおう
妹に自作の催眠音声の台本を読んでもらうお話。

「男の夢…といえば何でしょうか?」
ことねさんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
作品のコンセプトや主人公の現在の状況を詳しく話し始めます。

本作品は聴き手が催眠をマスターしているお兄ちゃんになりきり
被暗示性の高い妹に催眠をかけてから自分が書いた催眠の台本を読ませ
その様子を聴いて催眠やエッチを楽しむ
、という変わった趣向を持っています。

といっても我々がやることはいつも通りベッドに寝て目を閉じ音声を聴くだけです。
作品に個性を持たせ、辻褄を合わせるためにこういった設定がされています。

催眠音声といえば登場する女性が術者な場合がほとんどですが
今回はこちらがすべてのシナリオを組み立てる役です。
だから当然のように催眠がどのように進んでいくかもわかっています。

その状況を聴き手にもしっかりと味わってもらえるように
本作品は同梱されている台本のテキストを予め読んでから聴くことになります。
台本がついている催眠音声は数あれど、音声を聴く前に読ませる作品はこれが初めてです。

こう書くとネタバレによる面白さの減衰を危惧する方もいるでしょう。
しかしこのテキストは催眠の導入と深化の部分に限定されていて
エッチでどういったプレイをするのかは一切わかりません。

また妹は被暗示性が高いものの催眠に詳しいわけではないことを考慮し
最中で使われている技法は極めてシンプルなもので統一されています。
驚愕法のように種がわかると効果が薄れるタイプのものは特に登場しません。

むしろ催眠の流れを事前に知っているおかげで心の準備がしやすく
催眠に安定して入ることができる人ならそれを読んだだけでも意識が多少ぼやけるでしょう。
催眠の感覚を予め喚起する予備催眠みたいな役割も狙っているように思えます。

催眠は2パート15分30秒ほど。
舞台をお兄ちゃんの部屋へと移し、お金に困っている妹が
彼にお小遣いをもらうために催眠の台本を読むところから始まります。
ちなみにこの時点で妹は既に催眠にかかっている設定です。

「右手から力が抜けていきます すーっと力が抜けていきます 力が抜けて とても気持ちがよくなってきます」
「ほら 抜けていく! どんどん抜けていく 止めようとしても止まらない 止める必要もない」

最初に登場するのは催眠音声では定番となっている分割弛緩法。
右手、左手、右足、左足と脱力する部位を分け
それぞれにカウントを数えながら脱力する暗示を丁寧に入れます。

催眠に入っているのがわかる彼女のとろんとした声と
「力が抜ける」を適度に重ねて入れる暗示のおかげか
割と早い段階から特に意識のぼやけが強く実感できました。
彼女が何をするかがわかっているから無意識が自然にそれに合わせてくれたのかもしれません。
技術の行使もしっかりしていてとても入りやすいです。

続く深化は彼女の独り言に耳を傾け、心地よい気分をさらに膨らませてから
2種類のカウントで半覚醒と催眠を往復し、より深い催眠状態へと入ります。
これも「揺さぶり」という催眠音声ではよく見かける技法です。

「お兄ちゃんが気持ちいいと 真由も気持ちいい お兄ちゃんが気持ちよくなると 真由も気持ちよくなる」
「お兄ちゃんの意識は完全にふかーぃ所へ沈んでいきました 完全にふかーぃ所へ沈んでしまったので どんな暗示でもかかることができます」

ここでも「気持ちいい」「深い」など深化に関係のある単語を意識的に多く盛り込み
意識の力をさらに弱め、暗示を受け入れやすい精神状態へと上手に導いてくれます。

終盤には台本に書かれていない演出も登場したりと
現在の設定を逆手に取って効果的に催眠を深めようともします。
意識が軽く飛ぶくらいの感覚はするのではないでしょうか。

事前に読んだ台本にほぼ沿って行われる珍しいスタイルの催眠です。
お兄ちゃんの頭の中を真っ白にすることを目的に
主に古典系の技法を順序立てて正確に施し、少しずつ確実に深めてくれます。

サークルさんの以前の作品に比べるとやや大人しい印象を受けるのですが
催眠をよく知らない妹が施すのを考えるとこれくらいシンプルなほうが妥当とも思えます。
妹がわざと下手に読んだりしませんし、催眠自体はしっかり入れます。
事前に台本を読んでいるのがすごく効いてますね。

まとめると、新しい要素を交えたシンプルかつ効果的な催眠です。
ブルマの魅力がたっぷり詰まったエッチ
エッチシーンはおよそ16分間。
プレイはブルマコキのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「お兄ちゃんが今日して欲しいのは ブルマでおちんちんをシコシコする ブルマコキでしょ?」
お兄ちゃんの用意した台本を読み彼を深い催眠に落とした妹は
彼が好きで好きでたまらないブルマを穿いていることを告げ
それを見せる代わりにズボンを脱いでおちんちんを見せて欲しいと言います。

エッチは彼女が穿いているブルマを見せ
目の前で脱いでみせた後に彼のおちんちんに被せてしごきます。
隅から隅までブルマ尽くしのプレイですから
多少人を選ぶものの、好きな人ならかなりハマれる魅力を秘めています。

「あぁ 太ももこんなに見えちゃってる これ以上上げたら 中まで見えちゃう…」
「昔はこのブルマを穿いて 体育の授業を受けてたんだよね? 考えられないよね セクハラだよね」

プレイの序盤は妹がスカートをたくし上げてブルマを見せるシーン。
物理的な接触を行わない極めてソフトなプレイではありますが
太ももが強調される独特の形状や、恥ずかしそうに振舞う彼女の可愛さが
エッチにとって重要な心の高ぶりを誘ってくれます。
純粋なエロさは控えめで、シチュをイメージして抜くタイプのエッチですね。

「お兄ちゃん知ってた? ブルマはね ナイロン100%なんだよ? だからすごくサラサラしてて 触り心地がいいの」
「ブルマでおちんちんを ぎゅーっと縛っちゃいます ぎゅーっ」

ブルマコキが始まってからも妹はブルマが持つすべすべの感触や
その特性を活かした責めでお兄ちゃんをリードします。

事前に何かを用意するようには書いてありませんが
何か滑らかな布をおちんちんに巻いてオナニーするほうが気分が出るかもしれません。
効果音は無いのでどれだけイメージできるかがカギになります。
フィニッシュは10カウントに合わせて1回行うオーソドックスなものです。

このように、ブルマの魅力を前面に押し出したエッチが繰り広げられています。
変わった催眠が楽しめる作品
どちらかというとエッチよりも催眠に光るものを感じる作品です。

催眠にかかりやすい妹がお兄ちゃんの欲望を満たすために
用意された台本を読んだりブルマでのエッチなサービスをしてあげます。
特に催眠は一般的にはタブーとされている事前のネタバレを敢えて行い
その上で催眠に入りやすくなるよう的確なリードをしています。

私が催眠に入りやすいからなのもあるのでしょうが
普段聴いてる作品以上にあっさり催眠に入ることができました。
具体的には催眠開始から5分後にはそれを強く実感できたほどです。
暗示の入れ方や重ね方がしっかりしているのが大きいです。
技法が大衆向けのものばかりですし、似たような感覚がする人は結構いるんじゃないでしょうか。

対するエッチはすべてにブルマを絡めている点や
シチュをイメージしやすい反面暗示が少なくなっているおかげで
ややとっつきにくい印象を受けました。
ブルマの質感や得られる快感をもっと綿密に伝えてくれていたらまた違ったのかもしれません。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

聴き手を催眠者に立たせて行う珍しい趣向の作品です。
エッチがブルマ一色なのでブルマ好きな人に最もおすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 46:08

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります