同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:ニャルぽむぽむ

   ● 【KU100】 【極・耳舐め】ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜 陸
   ● お屋敷づとめ。Vol.7―西園寺灯里 癒しのヘアサロン―
   ● ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜 肆【超リアル仕様】
   ● 耳かき女神
   ● 花奏のお店で彼氏さんを癒してあーげーるっ♪
   ● ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜


【KU100】 【極・耳舐め】ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜 陸

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、明るくてからかい上手な小町が
常連客を色んな会話と音でたっぷり癒します。

序盤は会話多めの耳かき、中盤は夏休みをテーマにしたASMR
そして終盤は深さにこだわった耳舐めといった具合に
シーンによって癒しの方向性を切り替える質の高いサービスが味わえます。
3つの世界で手厚くおもてなし
ささやき庵 添い寝屋本舗の店員「萌菜」がご奉仕するお話。

「おかえりなさいませ ご主人様」
萌菜は甘く穏やかな声の女の子。
メイド服姿で主人公を迎えると、先日体験したことを嬉しそうに話します。

本作品はサークルさんの人気シリーズ第6弾。
腕はプロだけど性格は小悪魔な彼女が、常連客にあたる彼を100分以上に渡ってもてなします。
現実世界、夢の中にある夏の世界、さらに別の世界と全体を3つのシーンに分け
それぞれで異なるサービスをして色んな方向から癒します。
各作品の内容は独立してるので今作からでも大丈夫です。

ちなみに今回はサークルとらいさうんどさんの最新作
お屋敷づとめ。feat.ささやき庵―萌菜 魅惑の音叉ヒーリング―」に出張した背景があるため
(↑DLsiteへのリンクです。レビューはまだありません。)
普段と違いメイドっぽく振る舞いながら進めます。
具体的にはメイド姿でお世話したり呼称を「お客様」から「ご主人様」に変えてあります。

「今日はこのメイド服にぴったりなパンツ穿いてきたんですけど 見ます?」
しかし彼女のキャラはいつも通りマイペース。
お世話係体験の様子を語ってからパンツを見せつけて彼をからかいます。
2人はもうすっかり顔なじみの間柄なので、店員から連想される距離感もほとんどありません。
やることはきっちりやり、それ以外は砕けた調子で接する和やかなサービスを繰り広げます。

本作品を語るうえで外せないもうひとつの要素は音。
定番のものから珍しいものまで幅広く取り揃え、そのすべてが高品質です。
例えば耳かきは合計6種類もの効果音が用意されてますし
他にも音叉、果物や野菜を切る音、咀嚼音、炭酸の音、耳舐めなど内容が本当に充実してます。

物語の序盤から中盤にかけてはセリフとのバランスをほぼ同じにしてたのが
終盤に入ると音の割合が一気に増える演出もされてます。
耳や心に染み入る優しい音が多く、それと同時に伝わってくる振動も心地いいです。

萌菜の人懐っこいキャラと最中に鳴る音の数々。
音声作品の主要部分である「音」と「声」の両方にこだわったハイレベルな作品です。
夢と現実を渡り歩くサービス
冒頭に軽い雑談をした後から始まる最初のサービスは耳かき(約28分)。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお掃除します。
息吹きは右耳の序盤にだけ4回ほどやってました。

6種類全部を紹介するのはさすがに大変なので
左耳はAの「月に吠ゆるもの」、右耳はBの「闇に棲むもの」という構成でレビューを進めます。
月に吠ゆるものは「ずすっ」という乾いた平べったい音が使われており、小さく掻き出すようにゆっくり動かします。
それに対して闇に棲むものは「ぷすぷす」という尖り気がなく柔らかな質感の音で
同じく繰り返しゆっくり掻き出してました。

耳かき棒のリアリティを追求するなら月に吠ゆるものはすごく良かったです。
でも闇に棲むものはより安眠に適した優しい音をしています。
人によってどれが一番好きかは違うでしょうね。
定番のサービスを音の種類によって個性があるものへ変えてます。

「いやね たくさんあるから この夏は週3でおそうめん食べてたんですけど 一向に減らなくて」
最中の萌菜は夏休みのこと、宝くじのこと、お中元でもらったそうめんのことなど
この後から始まる夏休みシーンに向けた色んな話題を振ってきます。
お客よりも友だちに話しかけるような口調でほっこりしました。
耳かき音が聴きやすくなるようしばらく話したら吐息だけを漏らすのも良いです。

次の「[04]音叉で夢入り」は彼を夢の世界へ招待するパート(約10分)。
「ぽーん」という涼やかな音を30秒くらいの間隔で鳴らしながら
合間に囁き声で少し話しかけて眠れる環境を整えます。

「この音を聞いていると 自律神経のバランスが整って 体の不調が改善されるそうです」
振動を伴う透き通った音色だけが鳴り続けるひと時はとても静かで落ち着きました。
音声作品ではまだあまり取り入れられてない音ですし、このパートだけでも十分な癒しが得られるでしょう。
彼女を特徴づけるサービスということで「[07]音叉でさらに深い夢へ」にも登場し(約7分)
そこでは合計3種類の音叉を使い分ける凝ったこともされてます。

夢の世界へ降り立った後の2パート21分間は生活感のある音が魅力。
「[05]お姉ちゃんと夏休み フルーツソーダ」は彼女と一緒にフルーツソーダを作る様子
「[06]お姉ちゃんと夏休み そうめん、花火、スイカ」はそうめんやスイカを食べたり花火する様子を彼の視点で楽しみます。

「こうして まず穴を開けて ここから キコキコ縁を切っていくの」
ここは音の種類が本当に多く、特に果物や野菜を切る音が充実してます。
聴いてて違和感が出ないよう彼女が彼に果物の切り方を教えるスタイルを取り
どんな風にやってるか丁寧に実況しながら音をタイミングよく鳴らします。

果物によって切る音が微妙に変わるのは確かです。
でも音だけでその違いを聴き手に伝えるのはなかなか難しいです。
だからセリフをそのサポートに回し、声と音の両方でイメージしやすくしています。
「音が良い」と言う人が多いでしょうけど、私はむしろセリフの扱い方に感銘を受けました。

あとはスイカを切るシーンも聴きどころです。
萌菜役をやられてるニャルぽむぽむさんが実際に切りながら録音されたらしく
その時の反応や終わった後の様子がすごくリアルで驚きました。
耳かきと同じく声と音の両方に良いものを持ってます。

最後の「[08]【極・耳舐め】ここはあなたの望んだ世界」は名前の通り耳舐め主体のサービス(約28分)。
音叉で先ほどとはまた別の世界に移動し、そこで彼女が音を駆使してさらなる癒しを与えます。

「ほら もーっとゾクゾクすること したいですよね?」
R-15作品ということでちゅぱ音の水分やペースは多少抑えられてるものの
それを補うために「深さ」の概念を取り入れ濃いサービスに仕上げてます。
最初は手前、次は奥、もう少し経つとさらに奥と三段構えになっており
片方と両方を組み合わせて幅広い音を聴かせてくれます。
パートの前半は炭酸や耳を撫でる音が鳴るので耳舐めの時間は15分ほどです。

奥のほうを舐める時は質感がぞりぞりしたものへ変わり
同時に微弱な振動と軽い圧迫感も伝わってきて気持ちよかったです。
夢の中でする設定だからこそ、現実世界ではできない耳舐めを取り入れてます。

このように、多彩な音を組み合わせてひとつの物語を作り上げてる世界観のしっかりしたサービスが繰り広げられてます。
音と会話で癒す作品
癒し系作品として極めて高い品質を持ってる作品です。

萌菜は自分を贔屓にしてくれてる主人公を心の芯から癒そうと
店員よりも友だちっぽい態度で気さくに接し、まずは耳かきと音叉で夢の世界に導きます。
そして以降は夏をテーマにした物語→耳舐めと音を聞かせるサービスと
同じ癒しでも異なるテーマと方向性を持ったお世話をします。

確かな腕を持つ小悪魔系小町が長時間に渡って健全にお世話するノーマル向けのシチュ
耳かき、音叉、果物を切る音など種類が豊富で質も高い効果音
音と上手く共存しながら他愛もない話題を振って心をほぐす彼女の人懐っこいキャラ。
過去5作で培ってきたものを維持しつつ、さらに進化させた作品に仕上がってます。

「日頃のストレスで疲れたお客様を 望み通りの姿で 癒して差し上げることができるのが ささやき小町のいいところ」
効果音が充実してるので音に魅力感じる人が多そうですが
彼女の砕けた態度やさり気ない気配りもそれと同じくらい大事な要素だと思います。
彼が何を望んでるのか的確に察知し、それに合ったサービスを物語形式で提供する。
聴いてるだけで自然と没入できるように作られてて素晴らしいです。

聴き終えた直後の感想は「完璧だなぁ」でした。
毎日のように音声を聴いてると、意識してなくても気になるところが見つかることがあります。
でも本作品に関しては最初から最後まで本当に安心して聴けました。
各サービスが独立してるように見えてきちんと連携を取ってます。

キャラが良く、サービスが良く、音も良い。
文字通り満点な作品です。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 4:07:34(6種類の耳かき全部を合わせた時間 本編の合計は1:46:39)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2019年11月2日まで20%OFFの880円で販売されてます。

お屋敷づとめ。Vol.7―西園寺灯里 癒しのヘアサロン―

サークル「とらいさうんど」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、以前美容院で働いてた人懐っこいメイドが
ご主人様の髪、頭部、耳を丁寧にケアして癒します。

セリフと音の量をほぼ半々にしたバランスの良いサービスが行われており
彼へ友達のように接しながら色んなことを話して心をほぐし
それと同時にリアルな効果音を絶妙な位置とタイミングで鳴らして体も綺麗にします。
散髪もできる多才なメイドと
お世話係の西園寺灯里が色んなご奉仕をするお話。

「うーん 今日も良い天気 けどなーんか退屈だな」
灯里はやや砕けた話し方をする元気な声の女の子。
ある日の朝、床屋へ行こうとする主人公を見かけて声をかけると
お店の代わりに自分が散髪したいと言います。

本作品はサークルさんの看板シリーズ第7弾。
元美容師で現在は主人公のいる「円ヶ丘館(まるがおかかん)」で働いてる彼女が
90分程度を使って散髪、マッサージ、耳かきをします。
シリーズ作品にあたりますがお話は完全に独立してますから今作から聴いても大丈夫です。

「この呪われし刃で お主がそれなりに長く付き添った髪の毛という名の仲間を 切る!」
彼女は若干中二病を患ってる気さくな女性。
ご主人様にあたる彼にまるで友達のような態度で接し
プロらしい慣れた手つきで頭部を中心に隅々までお世話します。
そしてこれらの最中に好意があることを適度にアピールして心のほうも癒します。

販売ページのジャンルに「ASMR」が入ってますけど
実際は会話と音をほぼ同じくらいのバランスに設定して進めます。
会話量が多いですから2人の仲の良さに和む人も結構いるでしょう。
メイドだからといって変にかしこまらず、等身大の自分をぶつけるところも個性的です。

もうひとつの柱にあたる音についてはバリエーションの多さが大きな魅力です。
産毛剃り、ヘアカット、シャンプー、ヘッドスパ、マッサージ、耳かきとパートごとにやることを切り替え
いずれも専用の効果音を位置を変えながら小まめに鳴らしてリアルに表現します。
他の作品では聴いたことのない音も登場しますしASMR成分も十分にあると言えます。

良い意味でメイドらしくない女性が色んな会話をしながらご主人様をケアする。
シリーズ過去作の特徴をそのまま受け継いだバランスの良い作品です。
声と音に包まれるひと時
円ヶ丘館にあるサロンへ移動した直後にするサービスは産毛剃り(約18分)。
最初はうつ伏せになって左右の脚と背中を、次は仰向けで顔を綺麗にします。

「ゆーっくり やさーしく どうすか? どうすか? 私かなり上手いでしょう?」
そして灯里は早速主人公を熱心にご奉仕します。
引き続き砕けた調子で話しかけながら霧吹きで体にオイルをまぶし
それから専用のカミソリで丁寧に毛を剃っていきます。

ひげ剃りとの違いを出したかったのか、効果音はほとんど聞こえませんでした。
顔に近づいてきたところで少し鳴ってたから音をまったく入れてないわけではなさそうです。
このシーンはどちらかと言えば会話を楽しむ作りかなと。

本題の散髪が始まるのはその次から。
ハサミとバリカンで頭髪を切りそろえ、シャンプーで髪を洗い流し
炭酸水で頭皮の汚れを取り、ドライヤーで乾かします。

「あ、もしかして また顔が近くなって ドキッとしちゃいました?」
そしてここからは効果音の存在感が一気に大きくなります。
シャクシャクという小気味良い金属音が頭部全体を小まめに移動し
バリカンももみあげのあたりにリアルな電動音が流れます。
最中に彼女が彼をからかうシーンもあったりと、作品の雰囲気を維持したまま音も使って癒します。

最初は同じような音とリズムが続いたので「ループかな?」とも思ったのですが
側頭部を切る時はちゃんと音が変化しており十分な品質と言えます。
続くシャンプーもシャワーとシャンプーの音を上手く組み合わせてました。

「炭酸水で しっかり完膚なきまでに 汚れを落として 綺麗さっぱりの髪にしましょうね」
個人的に最も印象深かったのが炭酸ヘッドスパ (約7分30秒)。
炭酸水が出る専用のノズルを彼の頭に当ててひたすら流します。
「じゅぼぼぼぼ」という独特な音が心地よく、彼女も会話をやや控えて聴きやすくしてました。

炭酸によくあるシュワシュワ、パチパチしたものとは明らかに違ってて面白いです。
こういう音は私も初めて聴きました。
体験版にも入ってますから興味が湧いた人は是非お試しください。

終盤に行う耳かきはおよそ16分間。
椅子からベッドに戻り、膝枕の体勢で左耳→右耳の順にお世話します。
器具は明言されてませんが音の感じからして耳かき棒と思われます。
耳へ息を吹きかけることはありません。

耳かき棒は「ずじっ」という硬さのある乾いた音が使われており
耳の壁をゆっくり撫でるように動かします。
奥から手前に大きく掻き出すのではなく、壁に張り付いた耳垢を優しくはがす感じです。
これまでのサービスを経て眠くなった彼を気遣ってこうしてるのかもしれませんね。

「また耳かきしたいなーって思ったら いつでも言ってね わ・た・し・は いつでもウェルカムですから」
最中の彼女はメイドよりも恋人っぽい態度で積極的に話しかけます。
朝から彼にお世話できて嬉しい、今度の耳かきも自分に任せて欲しい
次回はもっとすごいご奉仕をするなど好意をストレートに伝える描写が多くて心温まります。
散髪に比べれば個性は薄いですけど、安眠に向けて心を落ち着ける重要な役割を果たしてます。
ほのぼのした作品
キャラが立ってて音も良い総合力の高い作品です。

灯里は主人公の髪を切りつつ2人きりの楽しいひと時を過ごそうと
序盤から積極的に話しかけて緊張をほぐし、それと同時に流れるような手つきで色んなサービスをします。
そしてセリフと音の分量や品質をほぼ同じに揃えて二方向から癒します。

表裏のない明るいメイドがご主人様に健全なご奉仕をする癒されるシチュ
最中に交わされる和やかな会話の数々、質感や位置にこだわった豊富な効果音。
サークルさんが掲げてる「ASMR×キャラクター」をそのまま形にしたような物語が楽しめます。

「そうだご主人 悪いんだけど お昼ご飯の準備 するの忘れてたから あとは頼んだ」
特に2番目の要素はメイドのイメージを打ち砕いてて面白いです。
堅苦しく接するのが苦手なのもあるのでしょうけど
そんな自分を彼が嫌な顔ひとつせず受け止めてくれる信頼の気持ちも込められてます。
お世話自体はしっかりやりますのでやや変わった主従関係あたりに留まってます。

サービスは散髪がメインなだけあってそのシーンが最も優れてます。
そして産毛剃りやマッサージは音よりも会話に光を当ててバランスを取ってます。
これまで6本シリーズを続けてきただけあって構成や流れが安定してました。
R-15に属する要素があるのはおまけ部分で本編はほぼ全年齢向けの内容です。

おまけは「12 灯里の耳なめ」と効果音詰め合わせです。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 2:01:56(本編…1:31:46 おまけ…30:10)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2019年5月12日の24時まで20%OFFの777円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。

ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜 肆【超リアル仕様】

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、ネットでも評判の明るくて人懐っこい小町が
お店を初めて訪れたお客に3種類の癒しのサービスを提供します。

良い意味で店員らしくない彼女のキャラと効果音を上手に組み合わせ
耳かきや耳舐めを実際にされてる感覚を味わわせる超リアルな作りが魅力です。
キャラと音が生み出す癒しの空間
ささやき庵 添い寝屋本舗の店員「萌菜」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ ささやき庵 添い寝屋本舗へようこそ」
萌菜は甘く穏やかな声の女の子。
ささやき庵に初来店したお客に挨拶し、お店のシステムを説明すると
サービスを始める前の準備として甚平に着替えるのを手伝ってあげます。

本作品は本家と違い非エロのサービスだけが楽しめるお店を舞台に
彼女がおよそ80分に渡る耳かき、安眠、耳舐めでたっぷり癒します。
シリーズ4作目にあたりますが初来店のお客ということで過去作との関連性は特に見られず
添い寝屋本舗に今まで縁のなかった人でも問題なく楽しむことができます。

「お客様 黒とグレー どっちにしますか? はーい では黒で」
萌菜はこのシリーズで今のところ最も長く続いてる人気の小町。
ネットの評判を見てやって来た彼の期待に応えられるようきめ細かな気配りを見せます。
専門店ではお馴染みの丁寧な口調を敢えて多少崩し、最中は友達に対するような親しげな態度で接します。
また冒頭の着替えシーンでは緊張気味な彼をほぐそうと自らパンツを見せる大胆なお世話もします。

R-15指定なのでさすがに露骨なエロ描写はないものの
彼女は多くのシーンで体を密着させ、至近距離から囁き声で語りかけます。
シリーズの醍醐味とも言えるささやきは44分30秒と十分なボリュームがあります。

萌菜のキャラと同じくらい魅力的なもうひとつの要素は効果音。
二人が体や器具を動かす際には必ず何らかの音が鳴らし、彼女にお世話されてる雰囲気を演出します。
服を着替えたり体を寄せる際にもそれぞれに適した音がちゃんと鳴ります。

耳かきの音はもちろん、顔や耳を拭いたりマッサージする際に
使用する器具によって質感や動きが大きく変化するのがいいですね。
音の位置取りや距離もしっかりしていてどれも臨場感が高いです。

「しばらく黙って耳かきしますから お寛ぎくださいね」
また両者の良さを存分に味わってもらえるように萌菜が話すシーンと話さないシーンを明確に分けてます。
サービス自体も耳かきは声と音の両方、安眠は声、耳舐めは音とバランスが異なります。
キャラが立っていて音フェチ要素もある充実した作品です。
満月の光に包まれて
甚平に着替え終わってから萌菜が最初にするのは耳かき。
事前に顔や耳を拭いたり指でマッサージして血行を良くしてから
膝枕の状態でおよそ17分間、耳かき棒を使い穴の中を優しく刺激します。

そしておしぼりで顔を拭くときは「さすさす」と若干ざらつきのある音
マッサージは「すり しゅり」と滑らかな音、耳拭きは「ごす ずしゅっ」とやや篭った音
耳マッサージは「すりゅすりゅ」と面積が狭い音、といったように
耳かきを始める前の段階から多彩な音が登場します。

特に耳拭きや耳マッサージは左右同時に行うので別々の音を一緒に楽しむことができます。
摩擦の力加減が丁度良く、耳元至近距離に心地よい刺激を感じます。

「オイルよりもパウダーのほうが 指に触感が直に伝わるから この気持ちよさはクセになっちゃうかもしれませんよ ふふっ」
「今どういう顔になってる? んーそうですね バカ殿みたいに真っ白ですよ …嘘です嘘です ちょっと白くなってるだけですよ」

最中に萌菜とするフレンドリーなやり取りも大きなポイント。
専門店らしく健康知識を披露したり、彼が添い寝屋本舗に来た経緯を訊ねたりします。
今まで色んなお客をお世話してきただけあって心のケアも考えながらサービスを進めます。
馴れ馴れしく感じないレベルで親しくするところがプロらしいなと。

マッサージの後に始まる耳かきは、お客の耳がそれほど汚れてないのを踏まえて
汚れを取るよりは耳の中にあるツボを擦るスタイルで行います。
「ずりずり ぞぞっ」という硬く細い音が耳の壁を小さく撫でるシーンが非常に多く
動きに引っ掛かりがあるのでゾクゾクした感覚が味わえます。

ただし、効果音に多少のノイズが混じってるのが気になりました。
「サー」という感じの比較的小さなホワイトノイズです。

続く「萌菜と一緒に、夢の世界へ参りましょ♪」パートはお話で眠らせるサービス。
秋の風物詩とも言える「月」をテーマに、お月見や十五夜についてのんびりと語ります。

「スーパームーン 地球に最接近する満月 月が最も大きく見える日です」
「あの月を見ていると 不思議と意識がふわふわしてきますね」

現実世界の2016年11月14日にスーパームーンが見えることもあり
萌菜もそれに触れながら意識が薄れる暗示っぽいセリフを投げかけます。
このパートから音声終了まではずっと囁き声ですから、先ほどよりも静かな印象を受けるでしょう。
話すペースやセリフごとの間も長く、後になるほど気分が落ち着いてくるのを感じます。

そして最後の「お耳に気持ちいいことしましょ♪」は舞台をお店から夢の中へと移し
彼女が最大20分に渡って左右の耳をとことん舐めます。
このパートだけは通常版と耳舐め増量版があり、後者を選ぶと6分程度ボリュームが増します。

前のパートから一転して萌菜はどこを舐めるかを言うだけに留め
その代わり耳の外、裏、耳たぶ、内側や穴の入り口を舌と唇で丁寧に責めます。
エロさを出さないように水分やペースは抑えられてるものの
音の質感は相当にリアルで、ちゅぱ音と合間に漏れる吐息の両方に心地よい刺激を感じます。

「それじゃあ もう一人萌菜を連れてきますね」
さらにパート終盤には彼女が分身しダブル耳舐めをするシーンもあります。
時間が1分30秒程度と短いのが残念ですが、ちゅぱ音に包まれる感覚は不思議で面白いです。
彼女が「次また来てくれたらもっと舐めてあげる」と言ってましたし
次回作以降でパワーアップするのかもしれません。

このように、声と音の両方で癒す安定したサービスが繰り広げられています。
季節感を持たせた音系作品
秋らしいしっとりした風情を漂わせながら癒してくれる作品です。

ぽかぽかした温かい声と態度できめ細かな気配りをする店員が
初めてお店にやって来たお客を喜ばせたり癒したりします。

シリーズで最も人気のある萌菜の存在は大きく、その声や仕草には可愛さと包容力があります。
そして彼女と一緒にいる、お世話されてる雰囲気作りに効果音が大いに役立ってます。
両者ががっちり噛み合い持ち味を出してるおかげで臨場感がとてつもなく高いです。

個人的に印象的だったのは各サービスのバランスです。
パートごとに癒し要素のウェイトを切り替えて聴き手に異なる心地よさを与えます。
耳かきと耳舐めでは音のタイプが違いますし、間に入る安眠も独特の魅力を秘めています。
純粋に眠らせるだけでなく、耳かきで得た刺激を一旦リセットする役割も果たします。

タイトルにもなってる超リアル仕様については
サークルさんがこのところ効果音に力を入れられてるだけあってその通りだと思います。
同じ摩擦音でもシーンによって質感が大きく違うのがいい例です。
耳かきもマッサージ寄りにして耳質を問わず楽しめるようにしています。

ですが少し前に発売された「ささやき魔 紅葉」に比べるとノイズが多いかなぁと。
普通の作品なら無視していいレベルですが、音の良さを売りにしてるのなら指摘せざるを得ません。
おしぼりと耳かき棒のノイズが除去できればもっと臨場感の高い作品になるでしょう。

キャラ、音どちら目当てでも楽しめる作品です。
おまけは「こんなささやき庵添い寝屋本舗はいやだ」です。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 1:25:39(本編…1:23:28 おまけ…2:11)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

耳かき女神【ダミーヘッドバイノーラルボイス&SE】

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、春を司るとっても気さくな女神が
彼女なりのやり方で主人公の心に春を届けます。

耳かき、耳の洗浄、耳舐めなど耳へのケアに特化したサービスが行われており
シーンごとに異なるリアルな効果音をたっぷり鳴らして耳に心地よい刺激を与えてくれます。
良い意味で女神っぽくない彼女のキャラも大きなポイント。
心の距離を感じない和気藹々としやり取りがほっこりした気分にさせてくれます。
春の女神からの暖かなプレゼント
女神ペルセポネに耳をたっぷり癒してもらうお話。

「はぁーい こうりーん はいはーい どうもどうも」
ペルセポネは明るくて穏やかな声のお姉さん。
主人公の目の前に突如現れ挨拶すると
彼に春を届けようと早速抱きしめ、おっぱいの匂いを嗅がせてあげます。

本作品は女性との触れ合いに飢えている彼の心を温めようと
彼女が終始密着しながら主に耳へのケアを行います。

R-15指定なのでストレートなエロの表現はないものの
抱き合って顔におっぱいを押しつけるとか、やや下品なちゅぱ音を鳴らして耳を舐めるなど
一般的な癒し系作品よりはやや踏み込んだ描写がちょこちょこ登場します。

作品の大きな特徴は2つ。
ひとつは効果音に力を入れていること、もうひとつは彼女のキャラが個性的なことです。

前者は耳かきの際に鳴る耳かき棒を動かす音はもちろん
耳を泡洗浄する時に「プスプス パチパチ」という独特な泡の弾ける音が鳴ります。
さらには彼女と抱き合う、あるいは膝枕してもらう時に布の擦れる音がしたりと
ありとあらゆる動作に必ずと言っていいほどリアルな効果音が登場します。

VOICE LOVERさんといえばストーリー性を重視した作風で有名なサークルさんだけに
こういう音重視の作品は珍しく面白味に溢れています。
音のクオリティだけを見れば耳かき系の大手サークルさんに引けを取らないものを持っています。

「神様 この迷える子羊に 春を届けてくださいって 願ったでしょ? 願ったよね? ね? ね? …よしっ おけおけ」
サービスの最中や合間に行われる彼女とのやり取りも忘れてはなりません。
彼女は女神よりは近所のお姉さんに近い極めてフレンドリーな性格をしていて
最初から友達に対するような砕けた調子で語り掛けてきます。

専門店系の耳かき音声のように「~しますね」と言ってそれらを淡々と行うのではなく
ちょっとした茶番を交えながら進める家庭的な雰囲気漂うサービスです。
優しくて積極的で世話好きな女性ですから
女性に甘えたい願望も適度に満たしてくれるでしょう。

まとめると、ドラマ性もほどほどに持っている耳かき音声です。
音重視なんだけどキャラもしっかり立たせているところにサークルさんらしさを感じます。
年上の優しさと良質な音に包まれながら
彼女が最初にしてくれるサービスは耳かき。
膝枕の体勢で右耳→左耳の順に特性の耳かきを使って行うシンプルなものです。

耳かき棒は「ガリガリ ジジッ」と尖りのある堅くて軽い音が使われており
短いストロークで軽く引っかく動きを主に見せます。
耳の外、穴の入り口、穴の奥といった位置の変化が無く
ほぼ一箇所を集中的にお掃除する動きの乏しさが気になるものの
音の質については十分に耳かきと呼べるリアルさを持っています。

「これも子羊ちゃんが 23567341人の1の確率で 幸運を掴んだおかげだよねー ふふっ」
「ねぇ 子羊ちゃんには 恋人とかいるの?」

そして耳かきをしながらペルセポネが他愛もない話題を振ってきます。
専門知識を披露するなどの堅苦しい要素がまったくなく
冒頭のシーンよりも一段と穏やかになった口調にも癒しを感じます。
ノリは軽いんだけど甘えたくなる年上の魅力をしっかり持った女性です。

本作品の音の良さを最も感じられるのがその次に登場する泡洗浄パート。
「アフロディーテの泡」という特殊な泡を手に発生させ、耳かきと同じく右→左の順に指で耳を揉みほぐします。

「ほーらほら 身をよじらない ふふっ ちゃんと拭けないでしょ?」
音がリアルだからか最中は耳に軽い圧迫感がするのがいいですね。
バイノーラル録音なので実際にサービスを受けている感覚が味わいやすいです。
時間が約6分と短い点を除けば十分な存在感を持っているサービスと言えます。

そして最後は仕上げにもう一歩踏み込んだサービスとして
22分ほどの時間に渡り息を吹きかけたり耳を舐めてくれます。
ここから音声終了までの28分間は彼女がずっと囁き声で語りかけてくれますから
今まで以上に気分が落ち着くとか、安らぐ感じがするでしょうね。

「今度はね もっとすごいことしてあげる そう 春の嵐」
中でも終盤に登場するダブル耳舐めはとっても刺激的。
18禁ではないのでやや抑えた感じのちゅぱ音が左右別々に鳴ります。
ダブル耳舐め自体の時間は2分程度と非情に短いものの
その前の片方ずつ舐めるサービスも合わせると約15分と十分な時間が取られています。

このように、様々な音を使った耳への癒しに特化したサービスが繰り広げられています。
耳がとことん癒される作品
サービス自体は割とオーソドックスなもので統一し
音の質やペルセポネのキャラで個性を生み出している作品です。

ペルセポネは女性の愛に飢えている主人公が幸せになるように
最初から抱きしめたり頭を撫でたりして自分の存在をしっかり感じさせ
それから耳にターゲットを絞ったいくつかのサービスをします。

どのサービスも家庭らしさを重視しているのでそこまで凝ったことはしません。
ですが彼女の人懐っこい性格が生み出すほのぼのとした雰囲気や
リアルな音の数々がもたらす心地よい刺激が十分すぎるほどの癒しを与えてくれます。
聴いてるだけで心がぽかぽかしてくるような温かさを強く感じました。

「君の周りに 春が溢れてる いい匂いだね 春の香り」
ペルセポネは冒頭のやり取りを聴いた段階だとうざキャラっぽくも思えたのですが
その後のサービスでは主人公のリクエストにきっちり応える包容力を見せています。
甘やかし上手な女性だなと。
話し言葉を強く意識したセリフも他人っぽさを薄めるのに役立っています。

サービスは私が耳かき音声を聴きまくってるから多少物足りなく感じただけで
そうでもない人が聴く分には問題なく楽しめるレベルを持っています。
ただし、泡洗浄やダブル耳舐めといった個性的なサービスがいずれも短時間なのは気になりました。
泡洗浄はともかくダブル耳舐めはもっともっと長く行って欲しかったです。

キャラとサービスの両方が魅力的な総合力の高い作品です。
耳かきや耳舐めが好きな人、年上の女性が好きな人には特におすすめします。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 1:04:18

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年2月2日まで半額の500円で販売されています。
その場合の点数は9点です。

花奏のお店で彼氏さんを癒してあーげーるっ♪【シャンプー・マッサージ・耳かき】

サークル「知恵の実」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、セラピストを志している明るい彼女が
自宅のエステサロンで専門店に近い様々なサービスを提供します。

家庭的・専門店的な要素をバランスよく兼ね備えているのが特徴で
終始親しげに語りかけてくる彼女の人懐っこいキャラが心を
サービスの際に流れるリアルでクリアな効果音の数々が耳を癒します。
夢に向かうための第一歩
恋人の花奏(かな)から3種類の癒しのサービスを受けるお話。

「あっ いらっしゃいませー 待ってたよ」
花奏は明るくて優しい声の女の子。
現在恋人として付き合っている主人公を実家に招待すると
彼への誕生日プレゼントに様々なサービスをしてあげます。

本作品はサークルさんの過去作「彼氏さんのお部屋で耳かきしてあーげーるっ♪」の続編にあたり
現在学生で将来セラピストになることを夢見ている彼女が
実家のエステサロンを貸し切って彼を相手にその技術を練習します。
「専門店を舞台に素人がサービスを行う」というちょっと変わった設定がされています。

今回行うサービスはヘッドスパ、フェイシャルマッサージ、耳かき。
彼女が既に親から癒しのテクニックを学んでいるだけあって内容も専門店にとても近く
最中はシーンに応じて数多くのリアルな効果音が鳴り、サービスに臨場感を与えています。

位置や質感の良さに加えて風圧まで感じられるところを見ると
効果音はもしかしたらバイノーラル録音が施されているのかもしれません。
活動開始から4ヶ月程度とは思えないほどの高いクオリティを持っています。

「見て見て 今日は制服に着替えたんだよー うちの制服なんだ えへへ 可愛いでしょ?」
サービスの最中に交わされる恋人らしいやり取りもポイント。
花奏は練習とはいえ実際に近いサービスができることをとても喜んでおり
砕けた調子で語りかけながらそれぞれを一生懸命に行います。

専門店形式の作品はサービスが的確な一方で
店員とお客という関係上、やり取りが他人行儀にならざるを得ない弱点も持ち合わせています。
それを本作品はキャラの設定によってクリアしているわけです。

「専門店ならではのサービスを家庭的な雰囲気で行う」
両者の長所を持ち合わせたこのバランスの良さが本作品の大きな魅力です。
リアルな音と温かい雰囲気が生み出す癒しの空間
一番最初のヘッドスパはおよそ20分間。
シャワーで髪を濡らし、シャンプーで洗い、一旦流してからトリートメントを塗り
洗い流して顔を拭いてから指で頭皮のマッサージを行い、最後に髪をセットする丁寧なサービスです。

当たる部位によって微妙に変化するシャワー音
「シャクシャク ワシャワシャ」と小気味良い音が左右にスライドするシャンプー
シャンプーよりゆっくりとしたペースで優しく撫でていくトリートメント、などなど
効果音の質だけでなく動かし方までもが実際のサービスさながらの臨場感を持っています。
一部で車のエンジン音が入っているのが少々残念ですが、それ込みでも十分にリアルです。

中でもシャンプーをするシーンの音の動かし方が秀逸で
前後あるいは左右に優しく撫でる、少し力を入れて指先で擦るなど変化に富んだ動きを見せます。
頭を全体的に軽く撫でられているような心地よい刺激を感じるでしょう。

「髪って知らず知らず 結構ダメージ受けてたりするんですよ 男の人は特に気にしない人が多いですからね」
最中の花奏はというと、専門店らしい丁寧な口調で健康知識を披露したかと思えば
「ふんふふんふふーん らんららん」と鼻歌を歌うなど
店員と彼女の要素を両方出しながら主人公に語りかけます。

彼女がまだ社会に出てないこともあり、彼への接し方を決めかねているようにも思えます。
そんな未熟なところを見せてくれるのも本作品ならではと言えるでしょう。

「指の腹で…こう ん? んんっ?」
その要素はサービスそのものにも反映されていて
終盤の頭皮マッサージでは彼女が試行錯誤しながらケアするシーンが登場します。

こういうわざと手を抜く演出は人によって好みが分かれるでしょうね。
私は正直苦手なのですが、不得手さに萌える人がいるのもなんとなくわかります。
効果音も手探りするように間隔を長く空けながら1回1回慎重に擦っています。

約7分のフェイシャルマッサージの後に登場する耳かきは26分30秒ほど。
椅子に座った状態で左→右の順に耳かき棒と綿棒で汚れを取り
専用のオイルを使って両方同時にマッサージ、蒸しタオルで拭いてから甘噛みをします。
息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「ポリッ スリ」と乾いた軽い音を穴の奥から手前へ掻き出すようにゆっくりと
綿棒は「ざりざり ずずっ」と耳かき棒より平たく摩擦感のある音を
回転させたり耳の壁を軽く擦るように動かすなどこちらもレベルが高く
その柔らかい質感の音や耳の形状を意識した動きが耳に心地よい刺激をもたらします。

「んっ よいしょっ …ここかな? あっ 取れた」
「くるくるくるくるー おっ こっちもいい感じ 動かないでくださいねー」

耳かきは正規のサービスではなく彼のためだけに行っていること
そして過去に耳かきをしている経験があることから花奏もリラックスしており
大きな汚れを取って喜んだり独り言をしゃべるといった子供っぽい一面を見せます。

追加で可愛い声を漏らしながら耳をはむはむするシーンもありますし
耳かき以前に比べてずっと家庭的な雰囲気が漂っています。
最後の最後で恋人らしさを強くしている展開もいいですね。

このように、専門店のサービスを和やかに行う変わったお話が楽しめます。
バランスを重視している作品
リアルで立体的な音の数々と花奏のキャラによる個性を上手に織り交ぜている作品です。

専門店ならではの丁寧で行き届いたサービスを
それぞれに応じて実際に録音したかのような効果音を駆使してリアルに演出しています。
多少イレギュラーな要素があるとはいえ、癒し系作品である以上一定レベルの音はどうしても必要です。
その点においてはまったく問題ないと言えるほどの水準にあります。

癒し系作品の流行に乗り、効果音を他サークルさんの素材に頼る作品も少なくない中
短期間でこれだけの音を生み出していることに正直びっくりしました。
ノイズが多少入っているところを見るとおそらく自作なのでしょう。
クオリティアップも期待できそうですし、今後の活躍が楽しみなサークルさんです。

個人的に最も印象的だったのが頭皮マッサージの後に登場するドライヤーで髪を乾かすシーン。
ドライヤー音の合間に息を吹きかけられた時のような風圧が耳に感じられます。
音で音以外の感覚を伝えるのはなかなか難しいです。
それを現時点で実現されているのはとても素晴らしいことです。

「ちょっとだけでも 彼氏さんの役に立ててるならいいんだ」
もう一つの魅力である花奏自身も主人公に対して飾らない態度を終始取り続けています。
練習とはいってもプレゼントですから当然彼を満足させたい思いがあるわけで
それを彼女はサービスを頑張る形で伝えようとしています。

ただし、ごく一部で未熟さが感じられる演出をわざとしていること
それに対して彼女が特に謝罪もせず「頑張る」とだけ言って誤魔化していることから
人によっては彼女を不真面目と思うかもしれません。
せっかくの音の良さをキャラで損なってしまっているようにも思えます。

家庭と専門店の弱点を補うことに挑戦している意欲作です。
キャラを重視した癒し系作品が好きな人に特にお薦めします。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 1:06:22


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
R-15指定は主人公が花奏のお尻を触るシーンがあるのが理由と思われます。

ささやき庵 添い寝屋本舗 萌菜

サークル「VOICE LOVER」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

こちらはささやき庵シリーズの中では珍しく耳かきにかなり力を入れている作品で
ちょっぴり砕けた口調の女の子が時間をかけて丁寧に耳を癒してくれます。
最初に耳をマッサージしたり、器具も耳かき棒と綿棒を使い分けるなど
専門店に近いきめ細かいサービスと多彩な効果音が耳に心地よさを与えてくれるでしょう。

もちろんシリーズの売りである囁き声もちゃんと登場しますから
2種類の癒しをたっぷりと味わうことができます。



妹のような親しみを感じる小町
ささやき庵の小町「萌菜(もな)」に癒してもらうお話。

「いらっしゃいませ ささやき庵 添い寝屋本舗へようこそ」
萌菜は柔らかくて可愛い声の女の子。
夢女(ゆめ)という一番下の位に位置する彼女はまだ夢を見せることができないため
主人公のリクエストに応えて耳かきのサービスをしてあげます。

「あ ちょっと待って 今お洋服たたんじゃうので」
萌菜は基本的には丁寧な言葉遣いをするのですが
時折上のような若干砕けた口調で話しかけてくれます。
彼女のキャラが年下っぽいため妹を相手にしているような感覚が味わえるでしょう。
普通の客商売では失礼にあたる言葉遣いも
ここでは逆にいい癒しの材料になっていると思います。

本作品は大きく耳かきと添い寝の2つのパートに分かれており
耳かきのボリュームが添い寝のおよそ倍とかなり長いのが特徴です。
発売時期が耳かきブームの真っ最中だった昨年の9月ですから
そのへんの流行を考えてサークルさんがこのような作りにされたのでしょう。
ささやき庵シリーズの中ではかなり異色の作品と言えます。

耳かきシーンは左右合わせて28分とかなりの長時間。
最初にウェットティッシュで拭いたり血行をよくするためのマッサージをしてから
耳かき棒→綿棒の順に器具を使って最後に息を吹きかけてくれます。
工程と器具が多い耳かき専門店に近いタイプの耳かきです。

ウェットティッシュは「ササッ ズズー」と若干ざらついた布っぽい音
耳かき棒は「ジュジュジュジュ ズリズリ」とやや尖ったざらついた音
綿棒は耳かき棒より若干柔らかい音とそれぞれ別の音が用意されていますから
耳かきを実際にされている感覚が楽しみやすいでしょう。

「あまり奥まで入れずに カリカリしますね」
耳かき棒と綿棒のシーンでは単にお掃除するだけではなくて
それらで耳を軽くかいて感覚を楽しませてくれているのもいいですね。
耳かき中の萌菜が「よいしょ うんしょ」と小さく掛け声を上げたり
「こしょこしょ」と擬音語を発する程度に留めてくれているおかげで
効果音に集中しながらその場の雰囲気を楽しむことができます。

ただ耳かき音のストロークが一筆書きのように音が途切れないタイプで
ここだけちょっと耳かきっぽくなくなってしまっているような…
耳の中は狭いですし、ある程度区切りながら鳴らしたほうが耳かきらしいと思います。
音についてはどれも比較的リアルと言えます。



明るく落ち着いた雰囲気の添い寝
「はーい それじゃ 萌菜もお隣 失礼しまーす」
お耳を綺麗にした後はお店の名前でもある添い寝です。
時間は20分程度と短めですが、ここでは萌菜がずっと囁き声で語り掛けてくれます。

「ゆーりかごーのうーたーをー かーなりやーがうーたうよー」
内容の方は軽くちゅぱ音を聞かせてくれたり、猫の話をしたり
寝息を聞かせてくれたりと聴き手を寝かせる方向で進めてくれます。
特に一番最後の子守唄のとても穏やかな声に癒しを感じるでしょう。

ささやき庵だからちょっとした寝物語でもするのだろうと思いきや
あまり頭を働かせてしまうと寝付けないと考えたのか
終始身近で何気ない話題に徹していました。
話の内容よりも音や雰囲気を楽しんでほしかったのかもしれません。



王道的な展開の作品
明るいキャラの女の子、耳かき、添い寝と良い方向の癒しで統一された作品です。

今回は癒しの定番である耳かきをメインテーマに
過去作で培った声の動かし方や効果音の技術を駆使して作られています。
本作品より個々の要素で優れた作品はいくつもあるでしょうが
全体的なバランス、つまり総合力で考えるとやはり優れたものを持っています。

また普段は30~40分ほどの時間で収まっている添い寝屋本舗の中で
1時間以上とかなり長めの物語となっており
他のシリーズ作品に比べて癒しのボリュームとコスパの良さが勝っています。
同じ値段なら当然長い方が嬉しいですからね。

耳かきは発売当時だとあまり見られなかった専門店方式で
耳を拭く音なども流れるかなり凝った作りです。
萌菜の声や仕草よりも効果音を楽しむような感じですから
そういったタイプが好きな人の方がより楽しめるでしょう。
バイノーラル録音の耳かき音声をいくつか聴いた後だと物足りなく感じるかもしれません。

添い寝はシリーズ伝統の囁き声で眠りに導いてくれます。
耳元で囁かれるとなぜ眠くなるのかはよくわかりませんが
非常にゆったりとした落ち着いた時間を送ることができました。
最後に彼女の寝息も聞くことができますし、まずもって安定した品質と言えます。

年下の女の子に甘やかされるような心休まるひと時を与えてくれる作品です。
ささやき庵 添い寝屋本舗 流撫」のように
物語をして寝かしつける展開ではありませんのでそこだけご注意ください。

CV:ニャルぽむぽむさん
総時間 1:01:35


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

↑このページのトップヘ