同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:カジハラエム

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すんどめない -射精管理官の射精管理-

サークル「カジハラエム」さんの催眠?音声作品。

今回紹介する作品は、男性が気軽にオナニーできなくなった世界を舞台に
可愛くて恥ずかしがり屋な女の子が体を使って射精を管理します。

同人音声と催眠音声の中間あたりに位置する作りになってるのが特徴で
一般的な催眠音声で行われる誘導や深化を明確な形ではやらずに
彼女と仲良くなったりエッチする様子に暗示を多少織り交ぜて臨場感を出してます。
あなたの精子、お恵みください
射精管理官のBeBe(ツービー)とエッチするお話。

「はじめまして。本日より、あなたの射精を管理する事になりました、射精管理官のBeBeと申します」
BeBeはやや幼さを感じる明るい声の女の子。
一等国民になった主人公の家にやって来て事情を説明すると
早速本日分の精液が欲しいとおねだりします。

本作品は少子化の加速に伴い現在よりも精子が貴重になった世界で
彼女が催眠要素を織り交ぜたおよそ1時間に渡るサービスで良質な射精に導きます。
タイトルの「射精管理」からM向けのプレイをイメージする方もいるでしょうが
この場合は射精させないのではなく、彼が無駄撃ちしないように回数を制限する意味で使われてます。

「自慰のような、射精のための射精からは永遠にお別れです♪」
彼女のキャラも事務的、あるいは高圧的なものとは程遠く
オナニーできない彼を満足させようと全身を使ってご奉仕します。
先ほど説明した設定がなければ純愛系のお話と言っても差し支えないほどに甘いです。
属性はノーマル~ややMあたりの人が最も向いてると思います。

もうひとつの特徴は同人音声と催眠音声のハイブリッドに近い構造をしてること。
二人がエッチを始めるまでに催眠誘導っぽいことを多少するものの
催眠状態を深めるアプローチや暗示がほとんどなく、リラックスさせるところまでに留まっています。
またその後に始まるエッチも催眠音声のそれとは随分違う表現がされてます。

私が聴いた時も催眠に類する感覚は特に得られませんでした。
ただ一部のシーンで催眠暗示っぽいことを言ってくるので
彼女が身近にいる気分がしたり、エッチが普段よりもリアルに感じる可能性はあります。

催眠をかけてあれこれ操作するのではなく、表現方法のひとつとして技術を取り入れてる感じです。
一般的な催眠音声とは違う方向性を持った作品であることをご了承ください。

催眠にあたるシーンはおよそ18分間。
簡単なやり取りを済ませ、これから彼の精液をいただくことに同意してもらったうえで
二人きりになれる豪華な部屋へと移動します。

「あたたかい、ヒトハダ。心から優しい気持ちになれます」
「体温に、意識が、(引っ張られます) 温もりに、意識を、(引っ張られます)」

そして彼女は手を繋いでる状況を利用して体が温かくなる暗示を入れたり
その合間に意識の力を弱める意味合いを含んだ言葉を投げかけます。
深呼吸やストレッチといったリラックス動作をやらずにいきなり入れてくるため効果は薄めですが
催眠音声の序盤で見られるセリフに似た表現なのも事実です。

部屋に到着した後にするのは心の準備。
深呼吸で部屋の新鮮な空気を取り込んだり、ベッドに一緒に寝て耳に息を吹きかけてもらいます。

「手を繋ぐよりも体温を感じられますけど、こうした方が、もっと…わかります…」
良質な精液を大量に出してもらうには心の充実が必要不可欠です。
だから彼女は彼を見下すことなく積極的に体を密着させて信頼を得ようとします。
先ほど体が温まる暗示を入れたのはこのシーンに臨場感を持たせたかったからかもしれませんね。
言葉よりも態度や雰囲気で彼女との一体感を伝えようとしています。

こんな風に暗示がちょこちょこ出てくるものの、催眠状態に導くのとは明らかに違うことをします。
音声の最後に解除音声がないことからサークルさんご自身にも誘導する意図はないのが見て取れます。
かといってまったく催眠ではないとも言い切れないので冒頭に「催眠?音声作品」と書かせていただきました。
射精に向けてたっぷりご奉仕
エッチシーンは34分ほど。
プレイはおちんちんの愛撫、フェラ、耳舐め、全身愛撫、SEX(騎乗位)です。

愛撫、SEXの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「お洋服は必要ありませんので、このまま、脱がせてしまいますね」
会話と自分の温もりで主人公の心を落ち着けさせたBeBeは
彼の衣服を脱がせてからおちんちんを優しく刺激して勃起を促します。

エッチは終始彼女がリードする形で進みます。
最初の23分間は本番に向けて心と体を温めることを意識したプレイ。
おちんちんのソフトな愛撫から始まりフェラ→耳舐め→全身愛撫と多少焦らす感じに責めます。

「感動です…。改めて、あなたの射精を管理できる事に感謝…っ。本日は、わたくしにとっても、人生のメモリアル…」
精液が貴重になってるということは多くの女性がおちんちんを見たことがないのでしょう。
彼女も彼の立派なそれに嬉しそうな表情を見せ、感謝の気持ちを表しながらご奉仕を続けます。
おちんちんや精液をとてもありがたがってくれるので良い気分で聴くことができます。
この低姿勢っぷりも射精管理が持つM性を中和するのに役立ってます。

本作品のエッチはこの後始まるSEXシーンも含めて彼女の視点や内面を中心に描きながらプレイを進めます。
催眠音声では聴き手が主人公と感覚を重ねやすいように主観視点で語ることがほとんどですし
これも同人音声と催眠音声のハイブリッドと言える要因のひとつです。
イメージしやすいのだけど自分がエッチしてる気分には浸りにくいかなと。

「右と左、(舐め音)ふたつのお耳、(舐め音)ふたつの性器を、(舐め音)隅々まで…、(舐め音)余すところなく、(舐め音)舐めて」
プレイについては愛撫が滑らかな摩擦音、フェラと耳舐めはちゅぱ音を適度に鳴らしながら話します。
上のセリフのように2~3秒舐めてから少ししゃべり、また舐めるのを繰り返すことが多く
それぞれを固めてやるのに比べてエロさが落ちてる印象を受けました。
舐めてる最中にしゃべられないのは当たり前ですし、無理にセリフを挟まないほうが自然だと思います。

残りの11分間は本題となるSEXシーン。
彼女が上に跨ってすっかり濡れたおまんこを見せつけ
ゆっくり挿入してから速めのペースでピストンを繰り返します。

「腰がぁ…、勝手に…動き始めます…。感動を貪欲に求める、無意識の、グラインド。抑えられません」
「あ…ふン…っ。子宮口に当たる、あなたのおチンポが…っ。ヤバすぎ…。快感…、沸騰。あぁううぅぁあっあううぅ……ぁあっ」

おちんちんを大事な部分に受け入れて喜ぶ姿や、腰を積極的に動かし快感を貪る姿がエロ可愛いです。
暗示にあたるセリフは特にないものの、喘ぎ声をそれなりに漏らしてくれますからオカズにはなると思います。
絶頂後に幸せそうな息遣いで余韻を楽しむところも印象的でした。

このように、献身的な女性がじっくり射精に導く緩いエッチが繰り広げられてます。
臨場感を持たせたボイスドラマ
多少の催眠要素を含んだボイスドラマ作品です。

良質な精液を持つ男性の専属射精管理官に任命された女の子が
彼を縛りつけるのではなく楽しませるスタイルでエッチに取り組みます。

上下関係を一切感じさせず、思ったことを素直に言葉にする優しくてピュアなキャラ
そして1回の射精に向けて心のケアもしながら一体感のあるエッチをする展開。
Sな女性が意地悪しながら射精させるのとはまるで違うあまあまなサービスをします。

私も作品を聴く前はてっきりM向けのエッチをすると思ってました。
音声作品における射精管理は3~7日間に渡って実際にオナ禁したり
女性に射精の権利を奪われもどかしい思いをさせられるものが多いです。
しかしこの作品では性感や興奮をできるだけ溜めてから吐き出せるようにリードします。

タイトル通り寸止めは一切やらず最後もすんなり射精させてくれます。
ですからどちらかと言えばM性の低い人のほうが楽しめるでしょう。
エッチの内容や雰囲気も恋人同士がするのにとても近いです。

催眠についてはおまけと言っていいほどに存在感が薄いです。
エッチを始めるまでのシーンは先ほど説明した通りですし
エッチの最中も全身愛撫をする際に感度が上がる暗示っぽいことをほんの少し言う程度です。
この音声を聴いて一定以上の催眠状態に入れる人は皆無でしょう。

絶頂シーンは1回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

本来の催眠音声とは作りが根本的に違い効果も薄いこと
エッチシーンのセリフやプレイの表現方法に首を捻る部分があることから
当サイトでは以下の点数にさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 57:11

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
2017年7月31日まで2割引の560円で販売されてます。

ヒーリング☆癒し添い寝催眠2-夢精誘いボイス:立体音響編-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、恋人あたりの近しい関係にある優しいお姉さんが
お疲れ気味な男性を深い眠りに誘ってからほんの少しだけ気持ちよくします。

深呼吸の時間を長めに取ったり、作中に75分近くも波の音が流れ続けたりと
リラックスや眠気を催す要素を豊富に盛り込んだ癒し特化の作りが魅力です。
音と呼吸で安らかな眠りに
お姉さんの催眠で眠り夢精するお話。

「あれっ。今日はもうお布団の中? 早い、お休みなんだね」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
これなら寝ようとしてる主人公に労わりの言葉をかけると
一緒に寝る準備をする間ヒーリングBGMを流します。

本作品は癒しを感じながらちょっとだけ気持ちよくなることを目的に
彼女が添い寝しながら催眠をかけ、ぐっすり眠った後に追加の暗示を入れて夢精させます。
催眠音声を聴いてあまりの心地よさに途中で寝てしまう方もいるでしょうが
全年齢向け以外で術者がストレートに眠らせるものは意外と少ないです。

最初から言ってしまいますと夢精よりも安眠を目的に聴くほうがずっと満足できます。
というのもエッチシーンの時間が非常に短く、内容も割と控えめだからです。
その一方で安眠の性能については非常に高いものを持ってます。

「頑張り過ぎはダメ。ムリは…ダメ、絶対。ほどほどでいいんだよ?」
それに最も貢献してる要素が彼女のキャラ。
ついつい頑張ってしまう彼の性格を知ってるからか、催眠を始める前にまず適度に休むよう釘を刺し
できるだけセリフを区切りゆったりした口調で語りかけます。
何の躊躇も無く一緒の布団で寝るということは恋人か家族あたりの関係なのでしょう。

また催眠中は深呼吸の回数をできるだけ多くしたり、途中から波の打ち寄せる音を流すなど
多くの人が自然とリラックスできるアプローチを心がけます。
催眠の技術も頭を空っぽにしながら聴けるようにと非常にシンプルです。

催眠はおよそ16分間。
事前に2分程度ヒーリングBGMを流して体の力を軽くほぐしてから
お姉さんの声に合わせて深呼吸をしばらく繰り返します。

「ゆっくり吐くだけで、心が、体が、落ち着いてい」
「買い物で思わぬ割引があった。好きだった懐かしい曲が不意に街で聞けた」

最初は呼吸の合間にリラックスできる暗示を入れ
少し経つと今日あった良い出来事をイメージさせていい気分を膨らませます。
深呼吸のペースも無理なくできる丁度いいものですし、ある程度経つとそれなりに眠くなってきます。
誰にでも通用する方法で眠らせようとするのが実に良いですね。

「6、深く。5、心の底まで、深く。4、深く、リラックス」
そうやって心身を眠りやすい状態にしたところでお馴染みのカウントを数えます。
カウントの前後と最中に「深い」を意識して多く交えて語りかける堅実な作りです。
眠りから覚めた後に元気よく生活できる暗示も入れるなど気配りも行き届いてます。
これらすべてが終わった後に流れ始めるリアルな波の音にもきっと癒しを感じるでしょう。

リラックスさせてから落とすシンプルでテーマに沿った催眠です。
聴き手を眠らせ、この後の夢精を迎えやすくすることを目的に
深呼吸しながら軽い暗示を入れ、それからカウントと深化の暗示を組み合わせて眠りに導きます。

時間はそれほど長くありませんが癒しのパワーが非常に強く
さらに波の音が催眠終了からおよそ60分流れ続けるおかげで大変眠りやすいです。
私も聴いてる最中は眠くて仕方ありませんでした。
技術で無理矢理眠らせるのではなく、自分から眠りたくなる心境に上手く誘導してくれます。
波に揺られて性欲解消
エッチシーンはおよそ7分間。
プレイは声による夢精です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありませんが射精表現はあります。

「これで、最後の魔法をかける準備ができた…。寝てる時にしか出来ない、スペシャルな魔法」
催眠をかけて主人公を心地いい眠りの世界に案内したお姉さんは
彼がぐっすり眠ったのを見計らい囁き声で射精の暗示を入れます。

エッチは彼女の言葉を聴いて射精するだけの至ってシンプルなものです。
夢精プレイなので寝たまま音声を聴くことになります。

「ゆらゆら、ゆらゆら、気持ちいい。あったかくって、気持ちいい。ぷかぷか、ぷかぷか、心地いい。あったかくって、心地いい」
内容は安眠時とは別タイプの波の音を鳴らし、そのイメージに合った言葉を何度も投げかけます。
寄せて引いてを繰り返すのではなく水面がゆらゆら揺れる感じの音です。
そして全身が揺れる→おちんちんが揺れる→揺さぶられて気持ちよくなる→夢精する、といったように
誰かとエッチするのとは違った方向から気持ち良さを膨らませます。

ただ7分間で射精に持っていくのはさすがに難しいかなと。
私も起きた後に確認してみたらそういった形跡は特にありませんでした。
深く眠りすぎてたのかも知れませんね。
夢精自体が狙ってできるものではありませんし、うまくいったらラッキーくらいの感覚で聴くのがいいでしょう。

このように、波のイメージで射精を促す独特なプレイが繰り広げられてます。
風変わりな癒し系作品
十分な安眠効果とちょっぴり気持ちよくなれる可能性を秘めた作品です。

お姉さんは仕事や日常生活を頑張ってる主人公が安心して眠れるように
自分の体を近づけ耳元に優しく語り掛けながら催眠をかけたり癒しの音を流します。
人間の本能に根付いた癒し要素を多く使ってるおかげで聴けば聴くほど眠気が増すのがよくわかります。
わざと話しかけない時間も長めに用意されてますし、寝ながら聴くのに最適です。

対するエッチについてはこの内容だと完全なおまけです。
イメージの活用法は優れてますがもう少し時間をかけたほうがイかせやすいかなと。
癒しのパワーが強すぎてエッチな気分にさせるにはもう一押ししたほうが良さそうです。

あと音声を聴いたまま眠るため本作品には解除音声がありません。
もし聴きながら寝る以外の使い方をする場合は何らかの解除音声を必ず聴いてください。
かなり眠くなるので解除せずに外出するのは危険です。

射精シーンは1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

あらゆる要素が癒しで統一されてる心安らぐ作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:43:59(うち75分は波の音だけが流れます)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

TS催眠!-あなた→私-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、穏やかでちょっぴり意地悪なところもあるお姉さんが
「一体化」をテーマにした催眠とエッチで女性の快感を疑似体験させます。

ミニローター、電マ、ディルドといった器具で性感帯を責めるややハードなエッチが特徴で
どのプレイも専用の効果音を多めに鳴らし、音がもたらす振動と暗示を組み合わせて気持ちよくします。
私はあなた、あなたは私
五木はるらに女体化催眠をかけられ、3種類のエッチを楽しむお話。

「はじめまして。私 TS…トランスセクシュアル催眠を専門に行っております五木はるらと申します」
はるらは甘く可愛い声のお姉さん。
軽く自己紹介してからすぐさま主人公をベッドに寝かせると
女体化催眠に入りやすくするための簡単な運動を始めます。

本作品は女性特有の快感を味わってもらうことを目的に
彼女が比較的短い時間で催眠を施した後、乳首とおまんこに的を絞って責め立てます。

女体化催眠は自分の体をパーツごとに作り変えたり、一旦胎児に戻って生まれ変わるなど
催眠音声における割とメジャーなジャンルとして様々な誘導スタイルが存在します。
その中で本作品は彼女と体や感覚を共有させる形で女体化を行います。
詳しい内容はこれから説明しますが非常に変わったアプローチです。

催眠はおよそ12分30秒間。
仰向けに横になり、まずは軽いストレッチや深呼吸で心身をリラックスさせます。

「ストンと、右足が落ちます。落ちた瞬間、右足から力が抜けました」
「意識して深呼吸をする事で、あなたの中は気持ちよさで埋まっていきます」

催眠に入りやすくするための準備なだけあってそれぞれをゆっくり丁寧に行い
こちらの力が抜ける、あるいは気持ちが緩んだ時に軽い暗示を入れて後押しします。
彼女のあまあまな声も相まって気持ちがスッキリするのを感じるでしょう。

お次は意識の力がさらに弱まる暗示を入れつつ本題となる女体化を進めます。

「真っ白なあなたを、私の声が埋めていきます。気持ちのいい私の声で満たされていきます」
準備運動ですっかり緩んだ心と体を声で満たすイメージに
「真っ白」「気持ちいい」といった言葉を多めに交えて少しずつ確実に導きます。
声に対する集中力を高めるアプローチもそれなりにされてるので、このあたりから意識のぼやけを感じ始めます。

「もはや、あなたが私。私が、あなたと言ってもよいでしょう。ただ、ただ、気持ちがよい。気持ちがいいから、それを受け入れます」
そして女体化は彼女の声ですべてを埋め尽くした状況を利用し彼女との一体感を強めます。
女性にすべてを包まれたから女性になりました、という流れです。
体が変化していく様子や変化後の確認を特にしてこないことから
女体化初心者には相当にハードルが高いと思います。

軽くリラックスさせてからテーマに沿った暗示を施すシンプルな催眠です。
聴き手の心とはるらの体を繋げることを目的に
ストレッチや深呼吸で準備を整え、イメージを交えた暗示によって少しずつそういう気分にさせます。

そしてこれを成し遂げるために彼女は声に対して興味を引き、集中力を高めようとしきりに働きかけます。
例えば彼女は音声の最初から声の位置を目まぐるしく移動させながら語りかけます。
しばらく経つと自分が自然と声を追ってることに気づくでしょう。
そして「私の言う通りにすれば気持ちよくなれます」など、声と感覚をリンクさせて暗示を入れます。
時間は短いですけど意識のぼやけはそれなりに感じのではないでしょうか。

ですが、肝心の女体化についてはこの内容だと厳しいかなぁと。
深化の暗示を入れてから一体化したことを唐突に告げてくるので違和感があります。
女体化終了後にそれを実感させるシーンを用意してないのも引っ掛かります。

女性と心身を共有し女体化へと繋ぐアプローチは面白いので
2人の間に色んな共通点を作りながら進めていれば十分なりきれるものになったかと思います。
例えば冒頭のシーンでいきなり催眠を始めずに軽い世間話を挟んで
「~がお好きなんですね。私もです」と言ったり、2人で一緒に何かをするイメージを挟むなどです。

以上のことから女体化部分に難のある催眠と見ています。
様々な器具に責められる快感
エッチシーンは29分ほど。
プレイはローター乳首責め、電マ責め、ペニバンSEXです。

すべてのプレイで比較的リアルな効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「準備は万端。後は気持ちよくなるだけでございます」
催眠によって主人公を女性の姿に変えたはるらは
用意したミニローターを起動し乳首にギリギリ触れるくらいの位置に当てます。

エッチは終始彼女に責められる形で進みます。
一番最初にするのは乳首へのローター責め(約8分)。
最初はひとつ、少し経つとふたつ同時に使って強めの刺激を与えます。
本作品のエッチはすべて何らかの器具を使用します。

「ローターの振動が、乳首からおっぱい。おっぱいから、乳腺。体の中へと伝わっていきます」
「震えが、快感。震えが、感じる。快感に、乳首が、おっぱいが、痺れていきます」

ローターの効果音がもたらす心地よい振動と的確な暗示のおかげで
プレイが終了する頃には乳首の周辺に軽い火照りを感じました。
乳首なら男女でそこまで大きな快感の違いはないでしょうし、気持ちよくなる人は普通にいるでしょう。

女性特有の快感に踏み込むのはその後から。
AVでお馴染みの電マを当てられおまんこをたっぷり濡らしてから
はるらが装着したペニスバンドを挿入され処女を失います。

「股間がえぐられるような、衝撃。クリトリスが、膣穴が、弾けて痺れるような衝撃。決して不快ではない、気持ちのいい、体の中をつんざくような衝撃」
「落雷にあったかのような破瓜の衝撃。瞬間、何もかもが真っ白になります」

暴力的な振動が自分の一番大事な部分を襲う快感や処女膜を破られる痛み。
ローター責めの時と同じく効果音と暗示を組み合わせてそれらを主観的に味わわせようとします。
特に電マは3秒→5秒→10秒と時間を少しずつ延ばす焦らしを意識した責めで面白いです。

ただ前項で説明した通り本作品の女体化は癖が強いもので
これを女性になりきって楽しめるかと言われると正直自信がありません。
プレイ自体は結構良いだけに非常に残念です。

このように、機械を使って女性の快感を教えるややハードなプレイが繰り広げられてます。
色々と惜しい作品
女体化さえしっかりしていればかなり楽しめたであろう作品です。

はるらは主人公に女性の快感を存分に味わってもらおうと
催眠を通じて彼の心と自分の体を繋ぎ合せ、それから特徴的な責めを繰り出します。
ローターや電マ責めの時にリアルな効果音をできるだけ多く流し
それらがもたらす物理的な刺激に暗示を絡めることでプレイに臨場感を与えています。

「気持ちいいという感覚が止まらない。キモチイイが終わらない。腰を止めても終わらない。トランスセクシュアルの絶頂がおさまらない」
器具ごとにやや異なるタイプの絶頂シーンが用意されていたり
音の位置や遠近をうまく切り替えてたりとエッチについては非常に良くできてます。
女性に処女を奪われるシチュもちょっぴり背徳的でM心をくすぐります。

だからこそ催眠、特に女体化シーンがいまいちだったのが残念でなりません。
ここをうまく乗り切って聴き手を女性になりきらせることができればエッチも相当に盛り上がったはずです。
ですが少なくとも私はドライオーガズムと呼べるレベルの快感を特に味わえませんでした。

「あなたの意志?そんなものは知りません。有無を言わさずいただきます」
カジハラエムさんなら上手くできると思うんですよね…。
エッチの終盤でこんなセリフを言ったりと、聴いてて首を捻る部分がいくつか見られました。

絶頂シーンは3回。
くちゅ音(機械音含む)それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこの点数とさせていただきました。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 44:57

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
2017年02月06日まで半額の300円で販売されてます。
その場合の点数は6点です。

2017年02月02日追記
ユーザー様からのご指摘を受けて以下の文言を修正しました。
「カジハラエムさんは実力のある方なので上手くできると思うんですよね…。」
→「カジハラエムさんなら上手くできると思うんですよね…。」

チクミン。-乳首DOKIDOKI催眠-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、他人のドキドキを感知できる風変わりな女の子が
主人公の性癖を強く反映した催眠とエッチで普段とは違う快感を与えます。

自分で乳首をいじるスタンダードなプレイに加えて
口や機械で吸われる、母乳を噴出するなど作品独自の乳首プレイも登場します。

今回はサラウンドリバーブエフェクト無し版を聴いてのレビューをお送りします。
より深い乳首オナニーを求めて
サチカに催眠をかけられ乳首を責められるお話。

「ふふ。こんにちは。あたし、サチカ♪」
サチカは明るくて可愛らしい声の女の子。
主人公の前に突如現れ、自分には男性のドキドキを感知できる能力があることを告げると
乳首大好きな彼がもっとドキドキできるエッチな催眠をかけてあげます。

本作品はサークルさんが過去作でもよくやられている「乳首で得る快感」をテーマに
前半はリラックス重視の比較的シンプルな催眠を施し
乳首の感度をある程度高めたところで後半は直接的な責めを与え絶頂へと導きます。
作中におちんちんをいじるシーンは一切ありません。

乳首を扱った作品というと、すくりぷてっどこねくしょんさんの「ちちのひ」シリーズのように
聴き手が自分で乳首をいじるセルフスタイルのエッチが主流です。
しかし本作品はその要素に加えて彼女が乳首を吸い上げたり特殊な機械を使って責めます。

より複雑化した乳首プレイとでも言えばいいのでしょうか。
それ以外にも男性の体のまま母乳を噴出させる極めて特異なシーンも登場します。

催眠はおよそ18分30秒間。
最初に3分程度深呼吸を行い、仰向けに横になって目を瞑った後
今度は彼女の言葉を聞きながら体全体の力を抜きます。

「ね? 体の力が抜ける。す~~っと抜けてくよ。言ってる側から、ぐんぐん抜ける」
エッチに没頭し、乳首で気持ちよくなるためにはまず心と体をリセットするのが大事です。
サチカは「吸ってー 吐いてー」の掛け声を意識してゆっくりと投げかけ
脱力の際も「すーっと」「抜ける」を多く盛り込み優しく語りかけます。

乳首特化だからといって最初から無理に持ち込まず、しっかりリラックスさせることを心がけてます。
サチカ役が数多くの催眠音声に出演されてる紅月ことねさんなだけあって演技も安定してます。

「力が、吸われてく。それがめちゃ気持ちいい」
またその直後には掃除機の効果音をバックで流しながら追加の脱力をする変わったアプローチも登場します。
「ブォーン」というお馴染みの音を控えめな音量で鳴らし
体の上から下までなぞるように意識させ、掃除機のイメージに合った暗示を入れます。

本作品の催眠は全体的に暗示が軽いため、得られる脱力感はそれほど強くありません。
ですが深呼吸をした後に気持ちがスッキリするとか、掃除機のシーンを聴いたあたりで体が多少軽くなるといった
リフレッシュする感覚は比較的味わいやすいです。
エッチで聴き手が両手を動かすことを見据えて軽めの脱力にしたのかもしれません。

「ドキドキがヤバイ。ドキドキがヤバすぎて、ムズムズする。母乳が出ちゃう」
「初めての母乳は、全力で弛緩してく快感。おしっこを出すのと似てる、快感」

そして最後はカウントを何度も数えながら乳首の感度が上がる暗示を入れ
さらに先ほど説明した母乳の噴出も促します。

私の場合は残念ながら「乳首が多少火照ったかな?」程度のごくごく僅かな変化しか感じられませんでした。
リラックスを頑張ってる一方で深化にあたるシーンがほぼなく
結果的に催眠状態を深められないままメインの暗示を入れてしまってるのが原因です。
母乳を出す快感は作品の鍵を握る要素ですから、可能な限り入念な準備を行った後でそうさせて欲しかったです。

より充実したエッチを楽しんでもらう環境作りに徹したシンプルな催眠です。
聴き手の乳首の感度を強化し、母乳を出してるような感覚を得てもらうことを目的に
序盤から中盤にかけては深呼吸や分割弛緩といったリラックス系の手法を
その後は一転して乳首に的を絞った暗示をカウントに絡めながら入れます。

カジハラエムさんはどの作品もリラックスを重視する傾向があり
本作でも心のわだかまりを除去し、サチカの言葉を受け入れやすくすることに力を入れてます。
ですから癒しの感覚はそれなりに得られます。

ですが催眠音声は一定以上の催眠状態に誘導するのが大前提ですから
そう考えた場合この内容では厳しいというのが率直な感想です。
深化をしっかり行ってないとこの先のエッチが台無しになってしまいます。
「母乳を出す」という普通の男性にはかなりハードルの高いプレイをするのですから尚更です。
二段構えの弛緩をしてますが、これだけで深化させるには決め手に欠けます。
乳首をいじる快感、いじられる快感
エッチシーンは23分ほど。
プレイは母乳を吸われる、乳首オナニー、掃除機による乳首責めです。

掃除機プレイの際に効果音が鳴ります。
セルフは有りですが乳首だけをいじるので射精表現はありません。

「たまらん。ガマンできない」
主人公に乳首だけで気持ちよくなれる催眠を施したサチカは
溢れ出る母乳を見て興奮したのか、彼の乳首にむしゃぶりついてそれを堪能します。

エッチは終始彼女に責められる形で進みます。
最初の8分間は乳首の快感を純粋に楽しむシーン。
彼女に乳首を吸われるところから始まり、しばらくすると腕をクロスさせて自分で乳首をいじります。

「初めての授乳は、全力で愛を感じてく快感。フェラと似てる、快感。体の奥からとろ~り、とろけてくる」
「初めてのタッチは、全力で痺れてく快感。ちんちんタッチに似てる、快感。体の奥までジンジンっ、ジンジンしてくる」

そしてプレイの指示や状況描写をしながら得られる感覚を暗示の形で伝えます。
授乳はまったく経験のないプレイなのでピンとこなかったのですが
乳首オナニーはおちんちんとは違うピリッとした気持ちいい痺れが味わえました。
オナサポボイスのようにペースや回数は特に指定されず自由にいじらせてくれます。

それ以降のシーンは催眠パートで使用した掃除機が再度登場し
乳首を吸われながら引き続きオナニーをして絶頂しやすい環境を整えます。

「乳首が吸われる。キモチイイ 母乳が出まくる。キモチイイ 今のあなたは、世界で一番、乳首に恵まれてる男子」
プレイ自体は個性的で面白いですし、効果音も邪魔にならない音量に抑えてあって聴きやすいです。
しかし、彼女がどのプレイでも「気持ちいい」としか言ってくれないのは残念です。

同じ乳首でも指でいじる、誰かの口で吸われる、掃除で吸われるといった責め方によって
得られる快感にはある程度の違いが出るはずです。
特に今回は母乳を出す快感も含まれてますし
仮想的なプレイなら術者がいつも以上にイメージを膨らませやすくする必要があります。

そういった聴き手に対する心遣いがこの内容では欠けてると言わざるを得ません。
乳首オナニーの快感も音声無しでする時とそれほど違いは感じられませんでした。

このように、乳首をいじる感覚といじられる感覚の両方にスポットを当てたエッチが繰り広げられています。
発想は面白いのだが…
テーマは個性的なのですが進め方や伝え方に難のある作品です。

サチカは乳首の気持ち良さを十分に知ってる主人公をより楽しませるために
催眠によって乳首の感度を強化し、その上で一人ではできないプレイを行います。
自分で乳首をいじる物理的な快感だけでなく女性に乳首を吸われる快感、母乳を飲まれる快感など
他の作品ではなかなかお目にかかれない要素を織り交ぜてプレイを特徴づけてます。

母乳は男性だと出せないと思われがちですが、現実世界でも条件が整えば出るそうです。
ですからこのプレイが完全に非現実的というわけではありません。
だけど普通の人には難しいので催眠を施し仮想体験してもらうことを目指してます。
着眼点は非常に面白いです。

しかし催眠音声である以上、そうさせるために技術を駆使することが求められます。
その観点で考えると残念ながら掲げた理想に現実が追いついてないかなぁと。
催眠パートの仕上げとなる深化が非常に弱いことと、母乳の噴出を唐突にさせてるのが特に気になりました。

前者はカジハラさんらしくないと言いますか
時間を切り詰めることを優先するあまり催眠が不完全なまま本題の暗示を入れてしまってます。
体の動きを軽く制御するとか、そこまで深く誘導する必要のないプレイならこれでも良かったのかもしれません。
ですが今回するエッチは「男のまま母乳を噴き出す快感を味わう」というかなり難度の高いものです。
できるだけ多くの人にそれを疑似体験してもらうならもっと入念な誘導が必要です。

後者は直前に説明したことも含めて事前の準備が不足してますし
「母乳を噴き出すと実際のところどんな風に気持ちいいのか」を伝えるのにも言葉が足りないです。
体験したことのある人がほとんどいないのですからイメージ力を膨らませるサポートが必要です。
個人的には一旦女体化を挟んでから持っていったほうが自然になったと思います。
カジハラさんは女体化音声も多数出されてますからね。

絶頂シーンは最後に1回。
くちゅ音(掃除機音)とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回は厳しい点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 48:51

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

すんどめ☆超寸止め催眠 CV紅月ことね編

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第12回目は男性のオナニーを見るのが趣味な肉食系お姉さんが
リラックス重視の催眠と暗示を中心に据えたエッチで快感をプレゼントします。

手を使わずにおちんちんをしごいてる感覚を与え絶頂させる独特なプレイが魅力で
彼女の言葉を聴いてるだけでお腹や股間を中心に自然と体が熱くなったり
射精する時のような熱いものがこみ上げてくる感覚を味わわせてくれます。
逆ナン女子の変わった趣味とは?
お姉さんに逆ナンされオナニーを披露するお話。

「…ねぇ。 ねぇ、ねぇっ。 ねぇってばぁ…」
お姉さんは明るくて色っぽい声の女性。
街中でぼーっとしてる主人公に突然声をかけると
彼の不安を解いた上で自宅に連れ込みオナニーを見せて欲しいと言います。

本作品は今までで最も強烈な射精感を聴き手に体験してもらうことを目的に
総時間をほぼ同じ長さに分けて催眠→エッチの順に行います。

作品名や作品説明文からエッチの最中にオナニーする、つまりセルフ系の作品と思われるでしょうが
彼女は作中でこちらに対して明確なオナニーの指示を出しません。
ただし進め方は手によるオナニーを想定してるようにも見て取れますので
いじる/いじらないを聴き手がある程度自由に選んでいいシステムなのだと思います。

私個人はドライ系の作品と見ています。
その理由の一番は催眠の技術を的確に行使し、しっかりと性感を高めてくれるからです。
ドライをある程度経験してる人ならノーハンドでも十分気持ちよくなれるクオリティを持ってます。
この作品がサークルさんの中でダントツのDL数を誇るのは純粋に優れてるからです。

音声開始直後の7分間は2人が出会ってから家に移動し催眠を始めるまでのシーン。
お姉さんは突然のナンパに不安がる彼がすんなり催眠に入りエッチで気持ちよくなれるように
最初から気さくな態度で接し、彼の気持ちを和らげるセリフを意識して投げかけます。

「ふふ。実はねぇ、お姉さん、キミの事が気に入ったの」
「私は、男の子が毎日オナニーするのなんて、全然、驚かない。男の子がオナニーしないとおかしいもんね」

具体的には彼に対して好意があることをはっきりと告げ
彼が毎日オナニーに勤しんでることをことを知っても嫌な顔ひとつせず
むしろ「若い男性ならやってて当たり前」と積極的に受け入れます。
そして催眠を始める際も無理矢理押しつけるのではなくメリットを提示した上で持ちかけます。

催眠とは直接関係ないシーンなのですが
セリフの端々から彼女との信頼関係を構築しようとする意図が見て取れます。
そしてこれは彼女の催眠を受け入れやすくするのに効果的です。
こういった細かな言葉使いにこだわってるところも本作品の魅力と言えます。
リラックス重視のシンプルな催眠
催眠はおよそ10分間。
最初はお姉さんの呼吸に合わせて4分近くゆっくり深呼吸します。
音声を聴く際の体勢は特に言われませんが、仰向けになり目を瞑るのがいいでしょう。

「吐く度に、緊張が、抜けていく。吐くたびに、リラックス、していく」
「深呼吸するたびに、おちんちんに集まっていく。おちんちんに、力がみなぎっていく。おちんちんだけが、元気。」

そして彼女は呼吸を2セット行うたび吐くのに合わせてリラックスする暗示を入れます。
深呼吸の時間が長めに取られてるだけでも気持ちが安らぐのに
穏やかな声と口調で優しい言葉をかけられたらより癒されるのは当たり前です。

催眠・エッチいずれも大部分で彼女が囁いてくれるのもそれを後押しします。
テーマの逆ナンとは随分違う静かで落ち着いた空気が終始漂っています。
並行しておちんちんが勃起する暗示も入れてきますが私の場合はさっぱりでした。
まだエッチが始まってませんし下準備的な意味合いなのだと思います。

「視界が真っ白になる。真っ白。頭の中も塗りつぶされる」
体が十分に安らいだ後はいよいよ催眠状態を深めます。
カウントを数えるお馴染みのスタイルに前後と最中の暗示を多めに交え
後になるほど意識の力が弱まり暗示を受け入れやすくなるよう上手に導きます。

事前のリラックスがしっかりしてるだけあって
カウントが進むたびに頭や体がずーんと重くなるのを強く感じます。
暗示を入れるタイミングも的確ですし、多くの人が同様の感覚を味わうのではないでしょうか。

深呼吸してからカウントを使って落とすだけの極めてシンプルな催眠です。
聴き手を催眠状態に誘導し、お姉さんの言いなりにすることを目的に
深呼吸させながらリラックスを促進する暗示を入れる→カウントを織り交ぜた深化の暗示を入れる、といったように
基本に忠実にそれぞれを進めて少しずつ確実に催眠に入れるよう進めます。

最近の作品に比べると個性の面で物足りない部分があるものの
今から5年以上も前に出た作品ですし、メインはエッチなのでまったく問題はありません。
むしろこれだけの短時間でここまで深く落とせるのが素晴らしいです。
声と言葉で快感をコントロール
エッチシーンは13分ほど。
プレイは言葉による寸止め/絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフも無しですが射精表現はあります。

「今から、キミは、私の言うとおりに、感じて、気持ちよくなっていく。私が一切、触らなくても、感じる」
催眠を使って主人公の心と体を従順にしたお姉さんは
引き続き声と言葉を使って彼の性感を高め、気持ちいい射精をさせてあげます。

エッチは終始彼女にリードされる形で進みます。
序盤に行うのは催眠音声ではお馴染みの感度上昇。
お腹を起点に腕、顔、足、おちんちんなど全身に温かい感覚を伝播させ
それをエッチな熱へと変えてオナニーしてる時のような快感を与えます。

「ジンジン、ジンジン。徐々に、じんわり、熱くなってくる。ジンジン、ジンジン。その熱が、どんどん、広がっていく」
「今すぐ、爆発しちゃいそうに、気持いい。でも、発射しちゃったら、気持よさが終わっちゃう。だから、発射は、できない」

彼を自分の言いなりにした後も彼女の態度は一切変わりません。
囁き声で擬声語を交えた暗示を入れ、中枢から末端にかけて体を温かくします。
そしてある程度高まったところで射精を制御し寸止め気分を味わわせます。

実際に聴いてみるとお腹や股間を中心に結構な熱が感じられます。
お腹はぽかぽか、股間はムズムズと若干違うものの気持ちいいのには変わりません。
物足りないなら射精しない程度におちんちんをしごくのもいいでしょう。
腕を動かなくする暗示は特に入れてきませんし、利き手を軽く上下させるくらいなら動くはずです。

続く後半は焦らし要素が一気に強くなります。
カウントをかなり多くの回数数えて性感をさらに高め、その上で射精をギリギリまで遅らせます。
このシーンだけは彼女がちょっとだけ意地悪になります。

「頭の中の、真っ白を全部っ、出っせぇええええっ!! 一発で金玉袋の中の精液を全っ部、出しきれっっ!!!」
ですが最後の瞬間は0カウントとハイペースかつ力強い口調で絶頂をちゃんと応援してくれます。
多少焦らしたおかげでそれなりの快感が得られました。
股間がキューッ、ビクンビクンと勝手に反応し心地いい痺れが走ります。
カウントの回数をもう少し減らし、その分を暗示に回していたらより良くなったと思います。

このように、催眠の技術を使ってイかせる独特なエッチが繰り広げられています。
ドライ系の秀作
最後の性的絶頂に向けてシンプルかつストレートに導いてくれる作品です。

彼女は「男性のオナニーや射精が見たい」という願望のために
会ったばかりの主人公とまるで友達のように接し、気持ちいい催眠とエッチを提供します。
彼女は逆ナンするほどですから明らかに肉食系女子なのですが
その手段は彼の心と体への気遣いや思いやりに溢れてます。
この彼女から滲み出る優しさ・温かさが催眠やエッチを楽しみやすい環境を作り上げています。

「私も、最高の射精を見られて満足だわ」
作中でするプレイがオナニーなのに実際にいじる指示が出ないとか
寸止めよりも焦らしのほうが強いなど気になる部分も確かにあります。
ですがサービスのレベルが高く、聴いてて気持ちよくなれるのも事実です。
内容を理解したうえで聴くなら普通に楽しめる確かな品質を持ってます。

催眠は実際にかけるシーンよりもその手前のほうがずっと印象的でした。
魅力的な女性とはいえ会ったばかりの人に心を開くのはそうそうできることではありません。
だからこそ主人公のことを第一に考え言葉を選んで上手に語りかけます。
このシーンがなかったら本番の催眠におけるかかり具合が随分落ちたでしょうね。

エッチはノーハンドでの射精を目指すとなると相当に難しいです。
何回か聴いてますが私も今のところ成功したことはありません。
ドライ慣れしてる人はドライを、未経験の方は普通にしごいて射精するのが無難です。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

コンパクトにまとめられてるドライ向けの作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 34:39

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

すんどめ☆超寸止め催眠

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性のオナニー観察を趣味にしているお姉さんが
街中で見かけた男性を家に連れ込みエッチな催眠を施します。

目的に向かってやる事を最小限に抑え一直線に進めるシンプルな催眠が魅力で
前半は深呼吸などリラックスを重視した技法で脱力と癒しを提供し
後半は「熱」に着目した技術と暗示でおちんちんに少しずつ快感を蓄積させます。
逆ナンお姉さんの変わった趣味とは
お姉さんの家で催眠をかけられ射精するお話。

「ちょっと、ちょっとぉ…。そうよ、キミ。キミのことだってば」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
街中で暇そうにしてる主人公に声をかけると
逆ナンして家に連れ込みエッチな催眠をかけてあげます。

本作品は総時間約30分という催眠音声ではかなり短い時間の中で
彼女が催眠を施し、様々な暗示を使っておちんちんの感覚を操作する様子を彼の立場で楽しみます。
タイトルの「超寸止め」から寸止めオナニーを連想する人もいるでしょうが
作中で彼や彼女がおちんちんに直接触れるシーンはなく
催眠の技術のみを使ってノーハンド射精へと導きます。

最初から言ってしまうと時間の関係で催眠・エッチいずれも内容が簡略化されており
フィニッシュもドライ・セルフいずれにも当てはまらないため初心者向けではありません。
催眠音声をある程度聴き、言葉で感覚を操られる体験を十分にしている中上級者向けの内容です。

ただし、与えられた時間内で彼女が最善の行動を取ってるのも事実です。
クオリティが低いのではなく人を選ぶ要素が強いということです。

ちなみにサークルさんの代表作「すんどめ☆超寸止め催眠 CV紅月ことね編」と作品名がほぼ同じなのは
あちらが本作品の改良版(主に催眠への入りやすさを改善したバージョン)にあたるからです。
両者の違いは彼女の細かな言い回し(口調、比喩、語尾など)と深呼吸の回数くらいで
ストーリー、キャラ、催眠やエッチの流れは完全に一致しています。

催眠はおよそ7分間。
最初はお馴染みの深呼吸をしながら彼女の言葉に耳を傾けます。

「吸ってー 吐いてー」の声に合わせて呼吸するのでタイミングがわかりやすく
彼女が吐いた時にのみ暗示を入れてくれるのも手伝って
かけた時間以上に気持ちがスッキリするとか、肩が軽くなった感覚が湧いてきます。

「吐くたびに、緊張が、抜けていく。吐くたびに、リラックス、していく」
「私が一切、触らなくても、感じる。私が一切、触らなくても、気持ちよくなっていく」

本作品全体における大きな特徴は暗示の表現。
上のセリフのように文頭や文末を同じ単語で揃えて言うシーンが非常に多いです。

実際に聴いてみると彼女の言葉がなんとなくリズミカルに感じるでしょう。
そうやって彼女は自然な形で自分の声に対する興味を引きます。

体をリラックスさせた後は心のリラックス。
定番のカウントを数え、それぞれに暗示を入れて少しずつ確実に催眠の世界へと導きます。

「全身の力が、抜けていく。力が、抜けて、いく。力が抜けて、動かない。自分の意志じゃ、動かない」
準備時間が短いためそこまで強烈な感覚は襲ってこないのですが
彼女の今まで以上に穏やかな声と言葉が意識のぼやけを適度に誘います。
この後に始まるエッチも催眠重視の内容ですし
彼女の暗示をできるだけ受け入れやすい環境を整えることに注力しています。

リラックスし、軽く深化する極めてシンプルな催眠です。
お姉さんの言葉に合わせて反応できる心と体にすることを目的に
深呼吸と軽めの脱力、そしてお馴染みのカウントに暗示を絡めた深化をスムーズに行います。

時間に対する暗示のボリュームを多めにし、その表現方法にも気を遣っているところに
「一人でも多くの聴き手に催眠を味わってもらいたい」というサークルさんの意思が感じられます。
カジハラさんはもっと時間の長い作品も数多く作られてますから
今回は「手軽さ、気軽さ」にこだわってこういう作品を作られたのだと思います。

内容は簡略化されてますが手抜きに思える部分は特にありません。
ですから催眠の経験を積んでる人ならある程度の深さまで入れる可能性は十分にあります。
数に合わせてこみ上げてくる快感
エッチシーンは15分ほど。
プレイは声による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありませんが射精表現はあります。

「ジンジン、ジンジン。徐々に、じんわり、熱くなってくる。ジンジン、ジンジン。その熱が、どんどん、広がっていく」
催眠を使って主人公を自分の声の言いなりにしたお姉さんは
引き続き様々な暗示やカウントを駆使して彼のおちんちんに快感を集めます。

エッチは引き続き彼女の声を聴きながら物理的な刺激を与えずに射精を目指します。
前半は寸止め&射精に向けて準備するシーン。
彼女が体の熱を操作する暗示を何度も入れて体を火照らせます。

「じんわりした熱が、徐々に、気持ちよさに変わっていく。変 わっ て い く」
「呼吸はますます、荒く。心臓はバクバク。でも、まだまだ、感度は、上がっていく」

体の温感操作は他の催眠でもよく使われるアプローチです。
本作品では成功しやすいようにまずは純粋な温かさを生み出し
それをエッチの時に感じる別の熱へと変換する形で進めます。
私の場合は特に脇腹や手のひらにヒリヒリした熱を感じました。

対する後半はカウントを何度も数える焦らしを意識したプレイ。
ここまで育ててきた熱をわざと放出させないようにして射精への欲求をさらに盛り上げます。

「そろそろ、勘弁してあげようかしら。ここまで気持ちよくなったおちんちんなら、凄まじい精液が出そう…だし」
手を使わないタイプの寸止めですからそこまで辛い思いをすることはありません。
ですがカウントを聴くうちに股間が妙に熱くなったりムズムズする人がきっといるでしょう。
淫語やイメージなどの純粋なエロ要素が薄いため、この内容だとガチで射精するのは難しいと思います。

このように、声だけで射精を促す催眠音声らしいエッチが繰り広げられています。
コンパクトな作品
ノーハンド射精に向けて短時間ながらも丁寧な催眠を施してくれる作品です。

お姉さんは今日会ったばかりの主人公が普段とは違う射精を迎えられるように
そして自分の「男性のオナニーを観察して楽しむ」欲求を満たすために
前置きなどの部分を必要最低限に切り詰めできるだけ充実した催眠をかけてあげます。

全体の流れや使われている技術は至ってシンプルです。
しかし最中に投げかけられる暗示に工夫が見られます。
ですからさすがにノーハンド射精までは届かないとしても
彼女の言葉に合わせて体の力や熱が変化する感覚は普通に味わえます。

ただ現在は本作品の改良版が既に発売されていて
ダウンロード数を見ていただければわかるようにあちらの方がずっと人気があります。
私が聴いた感じでもことねさんのバージョンの方が印象に残りました。

そういう意味ではなかなか勧めにくい作品というのが正直なところです。
価格がどちらも同じなのもあります。
夏や冬に開催されるセールの対象になったら試してみるといいかもしれません。

エッチは男女が行う普通のプレイを完全に取り除き技術だけで絶頂を目指します。
聴いた後にオナニーしたくなるくらいにはおちんちんがムズムズします。
彼女がカウントをもう少し色っぽく数えてくれていたらより興奮できたかもしれません。

絶頂シーンは最後に1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

手軽に、気軽に聴けるように作られた催眠重視の作品です。
現在の状況を鑑みてこのあたりの点数にさせていただきました。

CV:一之瀬りとさん
総時間 30:13

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2016年09月12日まで半額の300円で発売されてます。
その場合の点数は7点です。

ヒーリング☆添い寝催眠-夢精誘いボイス-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、日頃頑張ってる人々へのご褒美に
お姉さんが緩やかな催眠で眠らせてから気持ちいい夢を見せます。

聴き手の心身にできるだけ負担をかけない形で射精に導く癒し特化の作りが魅力で
バックで流れ続ける波の音や、彼女が語る海にまつわるイメージと暗示を聴いてると
体の力が抜ける、ぽかぽかして心地いいといった感覚が徐々に湧いてきます。
母なる海で極上の癒しを
お姉さんに催眠をかけられ、眠りながら射精するお話。

「お疲れ様 今日も一日、お疲れ様」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
仕事や学校などを頑張ってる主人公に励ましの言葉をかけると
安心して眠れる環境かを確認してから添い寝します。

本作品は聴き手を夢精させることを目的に
彼女が30分以上の時間をかけて眠くなる催眠をじっくり施し
その後性欲が高まり射精したくなる暗示を入れて絶頂へと導きます。
後半部分を眠った状態で聴くのが大きな特徴です。

夢精するためにはエッチが始まるまでに当然寝る必要があります。
そのために彼女は音声開始直後からバックで波の打ち寄せる音を流し
催眠の技法もリラックスをとことん重視したものを使用します。

「眠くなる」とかの暗示をひたすら入れるのではなく、眠れる雰囲気を作る方向で進めてくれますから
押し付けがましさを感じることなく楽な気持ちで聴くことができます。
夢精ももちろん特徴的なのですが純粋な癒しのパワーも相当に強いです。
実際に聴いてみるとかなり眠くなります。

催眠はおよそ33分間。
仰向けに横になった状態でまずは7分近く深呼吸をします。

「あなたの体に溜まった、一日の疲れ澱んだ空気が、押し出されていく」
「朝ちゃんと起きれたのも良いことだし、いつもの電車に乗り遅れずすんだ事だって良いこと」

他の催眠音声よりもずっと長い時間を取っているのに加えて
1~3セットごとに軽めの暗示を入れたり、下のセリフのように今日あった良い出来事を思い出させたりと
お姉さんは聴き手の心身が少しでも癒されるようゆっくり語りかけます。

波の音の影響もあるのでしょうけど、音声開始6分後には早速肩のあたりがぽかぽかしてくるのを感じました。
深呼吸の直後にカウントを数えて軽く深化させるシーンがあり
そこでも「深く」を意識的に盛り込んだ暗示で上手にリラックス感を強めてくれます。
テーマに沿ったシンプルかつ効果的な誘導と言えます。

お次は先ほどと同じく彼女のカウントや言葉を聞きながら全身の力が抜けていくのを感じます。

「力と一緒に、今日の疲れが、すべて、全部、抜けていく」
「このまま、寝れば、明日は元気に起きられる。このまま、寝れば、明日は爽やかに起きられる」

深呼吸と環境音のおかげで十分にリラックスできてるでしょうから
脱力というよりは脱力具合を確認する意味合いが強いです。
彼女も脱力させながら「寝てもいいよ」と遠まわしな表現で睡眠を後押しします。

古典催眠の技術に環境音を絡めた安眠特化の催眠です。
聴き手を十分にリラックスさせ眠りに導くことを目的に
深呼吸、カウント、イメージ、波の音を組み合わせてゆっくり進めます。

聴き手が頭を空っぽにしながら聴けるように敢えて簡素な作りにしているのが素晴らしいです。
暗示もシーンごとにキーワードを定めて表現を変えながら入れてますし
サークルさんがちゃんと目的を見据えて技術を選び、行使しているのがよくわかります。

ちなみにこれまで説明した部分は開始から13分ほどで終了し
残りの20分間は波の音だけが流れ続けます。
これも手抜きではなくあれこれ話しかけて眠りを妨げないための配慮です。
揺れるごとに高まる快感
エッチシーンは12分ほど。
プレイは声による絶頂(射精)です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありませんが射精表現はあります。

「ここから先は男性だけのヒーリング。男性だけの、特別なヒーリング」
催眠を使って主人公を心地いい眠りの世界に案内したお姉さんは
彼がもっと気持ちよくなれるように言葉を使って射精感を盛り上げていきます。

エッチは前項で書いたように睡眠中に暗示を入れて射精させます。
最終到達点が夢精ですから絶頂形式はウェットになりますね。
汚れてもいいように股間にタオルを巻くとかコンドームを装着しておくのがいいでしょう。
ここからは波の音がなくなり彼女が囁き声で語りかけます。

「海水がとってもあったかい。夏の海のようにあったかい。ゆらゆらと、揺れて漂う海水があったかい」
「股間の奥に溜まっている澱が、揺れる。男性器の奥に溜まっている精が、揺れる」

プレイの流れは広い海に全身を浮かべている様子をイメージし
まずは海水の温かさや波に揺られる感覚を楽しみます。
そしてこれらの印象を利用した暗示を入れて徐々に性感を高めます。
温かさを火照りへ、揺られる心地よさをエッチな刺激に変換する感じです。

入眠からエッチ開始までの時間が20分程度と短い関係で
私の場合はエッチの最中に目が覚めてそのまま音声を聴く形になりました。
ただし、彼女の言葉に合わせて股間が熱くなったり盛り上がる感覚は十分にありました。
ですからもし寝た状態で聴けていれば夢精に近い感覚が得られたかもしれません。

夢精をテーマにした他の作品は入眠から90分後にエッチを開始するケースが多いので
(レム睡眠が始まるのがそれくらいの時間だから)
それと同じ作りだったらもっと良質なエッチが楽しめていたと思います。
ここだけが残念でなりません。

このように、自然が持つイメージから感覚を操作しイかせるエッチが繰り広げられています。
癒し効果の強い作品
聴いてるだけでリラックスや眠気が自然に湧いてくる作品です。

お姉さんは日々頑張ってる主人公がまっさらな状態で眠れるように
海に関する音やイメージを交えた催眠でしっかりリラックスさせます。
そして眠った後に追加の暗示をこっそり入れて射精をプレゼントします。

環境音を入れている催眠音声はそれなりに存在します。
それは自然に根ざした音は人間なら誰でも本能的に癒しを感じるからです。
本作品でも波の音を適度に流して眠りやすい環境を整えています。
環境音の効果を妨げないように催眠を施してくれる点も見事です。
何度も言ってるように癒しに関しては本当に素晴らしいものを持っています。

ちなみに本作品はそのまま寝る流れになるため解除音声がありません。
音声を聴いた後に出かける予定がある場合は、他の作品についてる解除音声を必ず聴いてください。
ことねさんの作品は多いですしその中から選ぶといいでしょう。
最中や直後に寝た場合は聴かなくても大丈夫です。

対する夢精については構造面に改善の余地が見られます。
ガチで夢精を目指す場合はエッチの前に70分くらい無音のファイルを組み込んで
寝始めてから90分後に始まるよう設定するのがいいでしょう。
実際に射精できるかはともかく、イかせるまでのアプローチ自体は結構効果的だと思います。

絶頂回数は1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

変わったスタイルの癒し系催眠音声です。
心身にストレスを感じている方、夢精に興味のある方におすすめします。

CV:紅月ことねさん
総時間 51:06(最中に波の音だけ流れる時間が20分ほどあります)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
51分で600円とコスパがいいので+1してあります。

姉×妹の添い寝W催眠

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、落ち着いた姉と可愛い妹が添い寝をしながら
安らかな声と優しい言葉を使ってゆっくりと眠りに導きます。

声質の違う2人の女の子が左右から同時に語り掛けてくるのが最大の特徴で
その不思議な音のうねりの中にいると意識がぼんやりするのを感じるでしょう。



女の子2人に囁きかけられる心地よさ
血の繋がった姉妹に添い寝されながら眠りにつくお話。

「ん… まだ起きてる…の?」
姉は明るく端正な声のお姉さん。
「あ…っ お兄ちゃん まだ起きてる」
妹は甘く幼い声の女の子。
どうにも寝付けない主人公の枕元へとやってきた2人は
添い寝をしながら催眠を使って彼を安眠させてあげます。

本作品は「W催眠」とあるように
姉が左、妹が右に声の位置を固定しながら2人同時に語り掛けてくれます。
この手の作品を初めて聴いた人はきっと驚くでしょうね。
催眠音声に詳しい人ならあの双子シリーズを連想するかもしれません。

「寝る時は そんな良い事 楽しい事だけを考えて寝る それが大事」
「眠る時は そんないい事 楽しい事だけを考えて寝る それが一番」

しかし双子シリーズが左右でまったく別のセリフを交互に、あるいは同時に言うのに対して
本作品はほぼ同じ内容のセリフを同じタイミングで言います。
ですからスタイルは似ていても双子シリーズとはまったく別の作品と思ってください。

それでも左右で違った声が同時に聴こえてくると
頭の中が軽く揺さぶられるような心地よい感覚がする場合もあるでしょう。
また姉、妹が個別で語り掛けてくれるバージョンも同梱されており
全部で3通りの楽しみ方ができるようにもなっています。



リラックスできる雰囲気を作り上げていく催眠
催眠はおよそ19分間。
最初は2人のシャンプーの匂いを嗅ぐ形で深呼吸をしながら
合間に聞こえる声に耳を傾けます。

「寝る時は そんな良い事 楽しい事だけを考えて寝る それが大事」
「晴れたお休みの日 公園の芝生でひなたぼっこしてるみたいに ゆったりと心地いい」

姉妹はストレートに「力が抜ける」とか「眠くなる」と言うのではなく
リアルで心が落ち着くシチュを具体的に挙げながらリラックスを促します。
途中から囁き声に変化するのもポイント。
聴き手の眠気を妨げないよう段階的に声を弱めながら語り掛けてくれます。

「なでなで 今日は本当に お疲れ様 なでなで 今日は一緒に寝られて 嬉しかった」
そして適度にリラックスしたところで左右から優しく頭を撫で始めます。
リズミカルな「なでなで」とその後に聞こえる優しい言葉が
心を温め、安らかな眠りへと導いてくれます。

2人の声が流れていてもそれほど眠りの妨げにはならないのですが
ある程度頭を撫でた後に完全な無音の時間も用意されています。
まさに聴き手を眠らせるためだけに組み立てられた催眠と言えるでしょう。



安眠効果が見込める作品
催眠の技術を取り入れた安眠音声と表現するのが妥当な作品です。

姉妹のやることを深呼吸とカウントを絡めながら頭を撫でるだけに留め
その合間にリラックスしたり心が軽くなる暗示を何度も繰り返し入れてくれます。
作り自体は極めてシンプルなのですが、暗示の入れ方やボリュームは申し分なく
なんとなく眠くなってくるような気分を多くの人が感じるでしょう。

ただし多くの催眠音声で味わえるような
体が妙に重たいとか、頭がズーンとする感覚はあまりしないと思います。
それは姉妹が深い催眠状態に導く類の暗示を入れてこないからです。
作品自体の目的が安眠にありますから当然と言えば当然なのですが
あくまで安眠に特化した作品であることだけご留意ください。

作品の最大の売りとなっている左右同時に語り掛けるスタイルについては
私個人はそれよりも個別のバージョンの方が安眠効果を得やすいと考えています。
双子シリーズのようにそれぞれが役割を持って語り掛けてくるわけではありませんし
それなら1対1の方が声に集中しやすいのではないかなと。
皆さんも是非両方を聴き比べていただければと思います。

安眠できるけど催眠的な感覚は味わいにくいと判断し
今回は以下の点数とさせていただきました。
同人側とはちょっと違ったスタイルで安眠させてくれますので
そういうところに興味のある方は体験版をお試しください。

CV:紅月ことねさん
総時間 姉妹…35:55 姉のみ…36:41 妹のみ…33:51
(いずれも10分ほど無音の時間があります)


オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
本作品は2016年4月22日まで3割引の490円で販売されています。
その場合の点数は7点です



乳首道 -Chi-Qo-Bi-Do-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、男性の隠れた性感帯である乳首の開発を目的に
お姉さんが丁寧な催眠と変わったエッチを行います。

一般的な乳首開発に見られる指や器具で刺激を与えるスタイルとは違い
彼女にいじられる、あるいは舐められるイメージを通じて
性感を高めドライオーガズムへと導く催眠音声らしいプレイが楽しめます。
乳首の道を究めるために
お姉さんが催眠を使った乳首開発をしてくれるお話。

「乳首道。それは、手を使わず、精液を放たず、無制限の快楽へと至る、至高の色道」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
主人公に乳首道とはどういうものかを簡単に説明すると
まずは乳首で感じられる体になるように催眠を施します。

本作品はタイトルの「乳首道」からなんとなくイメージできるように
最初から最後まで乳首だけにターゲットを絞ったサービスが繰り広げられています。
催眠23分、エッチ40分とかなりエロ寄った作りになってるのですが
エッチシーンで彼女はおちんちんを完全に無視し
乳首だけを指でいじったり舐め続けて何度も何度も絶頂へと導きます。

さらに面白いのが聴き手が乳首を一切いじらないことです。
催眠の段階で彼女は特に両腕を入念に脱力し
エッチの最中でいじりたくなってもいじれない環境を整えます。

乳首開発と言えば乳首を指でいじって感じやすくするのが普通ですから
こういうスタイルでプレイを行うのは非常に珍しいです。
そして自分でいじらないからこそ、彼女の言葉で乳首の感度が変化する様子を楽しみやすくなっています。
具体的には乳首がムズムズしたり妙に熱っぽくなる感覚が味わえます。

催眠はおよそ23分間。
ベッドに横になり目を瞑った状態でまずはお馴染みの深呼吸を行い
その後は体を細かいパーツに分けてじっくり脱力し、軽さを感じさせます。

「いい感じです。体の中に綺麗な空気が取り込まれて、体の中の余計な力が抜けていきます」
「肩、上腕、肘、手首、手の指先、力がす~っと抜けていく。抜けていきます」

「いい感じです」「そうです。よいですね」など彼女がすぐそばにいるのを意識させるセリフを交えながら
「力が抜ける」「気持ちいい」とリラックスを促すセリフを上手に投げかけてくれます。
脱力も深呼吸をしながら行いますので、しばらくすると体のほぐれを感じるでしょう。
リバーブエフェクト有りのバージョンを聴いた場合は意識のぼやけもほのかに実感できます。

カジハラエムさんは販売数だけを見ると大手のサークルさんには及ばないのですが
催眠誘導に限って言えば大手に準ずるくらいの十分な実力を持っています。
今作では特に暗示のリズムにこだわって作られており
「ふわふわ」「じんじん」などの擬声語を適度に織り交ぜてセリフにリズムを持たせ
シーンごとに彼女が伝えたい単語をテンポよく投げかけています。

簡単に言えば心地よい語感のセリフが多いです。
これが彼女の言葉に対する無意識的な抵抗感を和らげ
催眠に入りやすい精神状態になる手助けをしています。

お次は左右の腕を中心に体全体へ重さと心地よさを感じさせます。

「あなたの右手が重くなります。重く。重く。重く。重くなって、ぴくりとも動かせない。動かせなくなります。」
直前に浮遊感を感じていたおかげもあって
実際に聴いてみると妙なだるさを感じる人がいるでしょうね。
特に腕は普段よく動かすからその違いを強く実感できます。
そしてこれは彼女の催眠に入りつつあることを表します。

カウントを数えるなどの明確な深化シーンがないので
自分が催眠に入っているかどうかがややわかりにくいのですが
このあたりまで来るとえらく眠いとか、体を動かすのがめんどくさいといった
日常生活とは少し違う感覚がある程度湧き上がってきます。

「女体に反応する男性器のように、勃起する。びく。びくん。優しく導かれて、天を突く」
「ガチガチに勃起したあなたの乳首を、(お姉さんが)見つめる。立派になった乳首を、見つめます」

そうやって催眠の感覚を適度に強めた後は最後の仕上げとして
エッチの主役になる乳首を勃起させ、感度も強化します。
私の場合は勃起せずムズムズする程度でした。
これまでの流れがリラックスに特化しているので勃起しにくいように思えます。
実際にいじるわけでもありませんし感度は上がるので問題ないでしょう。

十分にリラックスさせてからエッチに必要な暗示を入れるシンプルな催眠です。
イメージ力と乳首の感度を高めることを目的に
古典催眠における定番の技術を繋げて少しずつ確実に催眠を深めます。
個々の工程にじっくり時間をかけ、さらに彼女がセリフの間を取りながら語りかけてくれるので
のんびりした気分で無理なく取り組むことができます。

最中の暗示の入れ方も上手ですし、特に脱力感を強く感じるのはないでしょうか。
そしてエッチでも暗示をリズミカルに入れてくれるので催眠状態を維持しやすいです。
目的を見据えつつ催眠そのものも楽しめるように作られています。

まとめると、誰にでも聴ける親切で的確な催眠です。
乳首だけを集中攻撃
エッチシーンは40分ほど。
プレイは乳首責め、乳首舐めです。

乳首責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「あなたの勃起した乳首に、手を伸ばします。柔らかそうな手が、細くて長い指先が、あなたの乳頭に近づきます」
催眠を使って主人公の乳首を敏感にしたお姉さんは
自分が乳首を責めているイメージを使って気持ちいい感覚を与えます。

エッチは彼女が乳首を3種類の手段でとことん責め立て
ある程度気持ちが高まったらカウントを数えてドライ絶頂する。
これを数回繰り返して乳首の気持ちよさを楽しみます。

最初に登場するのは指での責め。
乳首を擦るときは「しょりっ」という軽い摩擦音、摘むときは「すすっ」と滑らかな音を鳴らし
それらとセリフを組み合わせてプレイの様子をイメージさせてくれます。

「弱くつまめば、優しく、のけぞる。強くつまめば、勢いよく、のけぞる」
「擦って、擦って、擦る。左にねじって、右にねじる。擦って、擦って、擦る。右にねじって、右にねじる」

彼女はエッチに入っても上のセリフのようにテンポよく言葉をかけます。
効果音も鳴るのでちょっとした音楽を聴いている感覚がするでしょう。
彼女の責めっぷりもイメージしやすく自分のこととして捉えやすいです。

ですが、効果音をトリガーに感覚を操作するプレイをしているのに
事前に「擦る音を聞くとピリッとした痺れが走ります」など
効果音に暗示を入れていないのがちょっぴり残念です。
これがあったらもっと臨場感のあるプレイが楽しめたかもしれません。

「舐めれば、舐めるほど、乳首の感度が上がっていきます。舐める度に、声をあげる。舐める度に、体がびくんびくん。」
開始から15分近く経つと次なるプレイとして乳首舐めが加わります。
水分控えめでハイペースなちゅぱ音は効果音に比べてずっとエロく
セリフも使ってもっともっと感じられるようにサポートしてくれます。

少し後に始まる最初の絶頂シーンでは、一般的なドライには及ばないものの
脳内が瞬間的に晴れ渡るスッキリした快感が走りました。
乳首でイクというよりは脳イキの色が強い絶頂感です。

「たまらない、快感。我慢できない、快感。耐えられない、快感。それが、あなたの乳首から全身に走り続けます。まだまだ、走り続けます」
また終盤に差し掛かると2分近く断続的にイキ続ける変わったプレイも登場します。
こちらも小さめの快感が脳や股間にじーんと響く感じですね。
時間が長いのでお腹の筋肉が引き締まって軽く痛くなるかもしれません。

このように、乳首を責められるイメージだけでドライを誘発するエッチが繰り広げられています。
変わったタイプのドライ系作品
乳首開発には不向きなのだけど、ドライオーガズムは比較的楽しみやすい作品です。

優しいお姉さんが一歩一歩手順を踏む形で
催眠誘導や乳首特化のエッチをきめ細かくリードします。
リラックスをしっかりさせて暗示を受け入れやすくしてから感度を上昇させる催眠
その流れを維持しつついくつかの手段で乳首を責め、イかせるエッチ。
タイトルの「乳首道」に相応しい面白いサービスを提供してくれます。

乳首を扱うプレイは自分でいじる場合がほとんどなため
乳首の開発具合によって得られる快感に大きな差が生まれる傾向があります。
しかし本作品は完全にイメージでエッチをしてますから
そういったハンデが発生しにくく、結果的に誰でも安定した満足度が得られます。
催眠の技術を使って乳首プレイのハードルを下げているところが素晴らしいです。

気になった点を強いて挙げるならエッチの開始前にもう少し準備が欲しいです。
ノーハンドのプレイとなるとどれだけ気持ちを高められるかがカギになりますから
いきなりエッチをするのではなく、エッチを有効に進める暗示を事前にいくつか入れて
それから臨んだほうが結果的に充実したプレイが楽しめたでしょう。
ここがしっかりしていれば絶頂シーンの快感がもっと大きくなっていたのではないかなと。

絶頂シーンは4回+α。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

独自の切り口でドライへと誘導してくれる作品です。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:08:06

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

すんどめ姫 -自慰庵の清姫-

サークル「カジハラエム」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、人里離れた静かな庵を舞台に
着物姿の上品な女性が催眠を交えた寸止めプレイを提供します。

おちんちんを実際にしごくのではなく
暗示を使って聴き手の感覚を操作するドライ式の寸止めが行われており
彼女は様々な言葉をかけて心と体にエッチな熱や痺れを感じさせ
ある程度溜まったところでそれをストップさせる動作を何度も繰り返します。
寸止めが大好きなあなたへのご褒美
自慰庵の主「清姫」に寸止めオナニーを手伝ってもらうお話。

「あら いらっしゃい すんどめのための庵 「自慰庵」へようこそ」
清姫は清らかで落ち着いた声の女性。
寸止め好きでないと辿り着けない自慰庵へとやってきた主人公を温かく迎えると
彼のために催眠を交えた寸止めのサービスをしてあげます。

本作品はタイトル通り催眠誘導を行った後
彼女が肉体ではなく精神面への寸止めを行い気持ちを高ぶらせます。
寸止めと言えばおちんちんを射精寸前までしごいて我慢するプレイが定番になっているだけに
こういう心の寸止めは催眠音声ならではの珍しいプレイと言えます。
催眠音声でもドライ系の寸止めを行う作品は極めて稀です。

催眠はおよそ22分間。
まずは横になり彼女の声に耳を傾けながら深呼吸や腕の脱力を行います。

「いい子の貴方は 妾の言葉を聴いて それを実行する」
「頭の中に 妾の声が響く 響きまくる 妾の声で 頭の中がいっぱい 気持ちいい」

本作品の催眠は物理的な刺激を一切与えないエッチをすることを考えて
彼女が序盤から声に対する印象操作を小まめに繰り返し行ってきます。

最初は普通の女性の声として認識していたのが
後になると聴いているほうが落ち着くとか、心地いいと感じるようになるかもしれません。
そうやって彼女は催眠を深めながら言葉で操作しやすい環境を整えていきます。

「腕が重い ずしりと 重い 重さを意識すると 余計に重い 重さを意識すればするほど さらに重さを感じる」
肝心の催眠についても深呼吸は聴き手のペースで行わせていたり
脱力の際はキーワードを意識的に組み込んだ言葉をかけて効果的に誘導します。
そして直後に今度は浮遊感を感じる暗示を入れて逆の感覚を味わわせてもくれます。
私個人の感想ですが、カジハラエムさんは催眠誘導に関しては割とレベルが高いです。

体をリラックスさせた後は心のリラックス。
腕から生まれた浮遊感を頭に伝えて頭の中を真っ白にしたり
光の玉を見るイメージによって意識をぼやけさせたりします。

「幸せ ゆったりとした明滅 見ているだけで 意識が 玉に吸い込まれる。幸せ ゆったりした明滅 見つめているだけで 意識が 玉に吸い込まれる」
感覚をシフトさせる流れや技術の使い方自体はしっかりしているのですが
最中のセリフが同じ表現を繰り返すやや単調なものになっているのが残念です。

催眠は聴き手が興味を持ちながら行ったほうが入りやすいし維持もしやすいですから
そう感じてもらうためにどのサークルさんも言葉使いや表現方法を色々と工夫されています。
しかし本作品はこの先のエッチも含めて似通った表現や同じセリフを使いまわしているシーンが多く
その結果集中力を維持しにくいという点で催眠に入りにくく感じる人がいると思われます。
(聴いた後に台本を一通り読んだ上での感想です)
私の場合は多少意識がぼやける感覚があるくらいでした。

主に古典系の技術を組み合わせている比較的オーソドックスな催眠です。
聴き手の心を清姫の声に反応しやすくするのを目的に
適度にリラックスさせてから暗示を繋げていく形で催眠を深めようとします。

全体的な流れは作品の趣旨に沿っているし理に適っているとも思います。
しかし先ほど挙げたセリフの単調さが催眠に必要は集中力を削いでしまっています。
暗示の入れ方も「力が抜ける」などをストレートに伝えてくるパターンがほとんどなので
イメージから連想される雰囲気を伝えるとか、比喩を用いるとか、会話の中に暗示を潜り込ませるとか
より多くの聴き手に伝わるよう表現を工夫して欲しかったです。

自慰庵は都会の喧騒から離れた静かな場所だそうですから
近辺に生えている植物が風に揺れている様子とか、ストレートに小鳥の舞う様子だとか
催眠に使える材料はいくらでもあるはずです。
それらをイメージさせながら暗示を入れたほうがその場にいる=作品の世界に浸りやすくもなります。
そういった本作品ならではの要素がもっとあったほうが良かったかなと。
イきたいけどイけないもどかしい感覚
エッチシーンは24分ほど。
プレイは言葉による寸止め・絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「頭の中は 快感だけ 頭の中は キモチイイしかない 熱い 体が熱い 熱い 体がすごく熱い」
催眠を使って主人公を自分の声の虜へと作り変えた清姫は
引き続き様々な言葉をかけて彼の心と体の感度を上げていきます。

エッチは冒頭で書いたようにおちんちんには指一本触れず
彼女の言葉を聴きながら寸止めされる感覚を楽しみます。
ドライオーガズムができそうでできないもどかしさを味わってもらうのがコンセプトですから
過去にドライを経験したことがある中上級者に向いていると言えます。

プレイの流れは事前に準備として4分程度感度上昇の暗示を入れ
それから絶頂を促す暗示→絶頂感を食い止める暗示を4セット程度交互に入れ
十分に気持ちが高まったところで最後に1回ドライ絶頂します。
意地悪なプレイにも見えますが、主人公が寸止め大好きキャラですのでご褒美と言ったほうがいいでしょう。

「白い 真っ白い 精液のような白 頭の中が どろどろ ぬるぬる 頭の中は ドロドロの白でいっぱい」
「妾の声に 狂う 声の愛撫に 狂う 全身が 痺れるくらいに気持ちいい 痺れる 痺れまくる」

淫語の類をほとんど使わず心を操作するあたりが催眠音声らしくていいですね。
同じフレーズを多用したり繰り返しているものの、個々のセリフの表現自体はしっかりしています。
だからこそ惜しいなぁというのが正直なところです。

「ゼロっ これが 絶頂 ゼロッ! ゼロッ! ゼロッ!! ゼロッ!!!」
ちなみに絶頂はお馴染みのカウント形式で行います。
道中の寸止めシーンでは明確なタイミングが設けられていないため
そちらでもカウントを数えたほうが寸止め感がより出たように思えます。

このように、精神的な寸止めを行う変わったエッチが繰り広げられています。
面白い試みなのだが…
同人音声ではお馴染みの寸止めを催眠音声形式にアレンジしている作品です。

清姫は普通の寸止めではもう満足できないくらいに寸止め好きな主人公に
敢えておちんちんをいじらない形での個性的な寸止めをプレゼントします。
ドライオーガズムに着目し、心を操りながら寸止めの感覚を与えようとする発想自体は素晴らしいです。
ですが残念ながら今回に限っては完成度に難があるというのが率直な感想です。

ドライ系の寸止め自体が催眠音声でも滅多に扱われていない、つまりまだ開拓の段階にあることや
セルフに対するドライの魅力が連続でイける点にあることが大きな理由です。

実際のところ、ドライを扱ったプレイと言えば時間をかけて大きく1~2回させるか
あるいはヘトヘトになるほど連続でさせる場合がほとんどです。
射精のように手を離せば制御できるものでもありませんし
ドライの感覚をそこまできめ細かく操作するのは難しいのかもしれません。
私も残念ながら今回のプレイで精神的な寸止め感はあまり味わえませんでした。

後者は1回達したらしばらく時間を置く必要がある射精のデメリットを考えると
立て続けに絶頂を味わえるドライの特性は大きいです。
そこを敢えて捨てて寸止めにするのがいいかと言われると…うーん。
それならストレートにセルフでの寸止めの方が良かったかなと思います。
私は聴く前は運動操作の暗示を使って手の動きを制御するエッチをするのだと予想してました。

エッチはノーハンドで寸止めをするハイレベルなプレイです。
流れはいいのですが寸止めシーンでカウントなどのトリガーを使っていないのが気になりました。
そこがはっきりしていればもう少し違った感覚が味わえたのかもしれません。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

難しいテーマに果敢に挑戦している作品です。
首を捻る部分が色々とあったため当サイトでは低めの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 49:28

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は4点。
コスパがいいので+1してあります。

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