
サークル「Dose and Dreams」さんの催眠音声作品(女性向け)。
今回紹介する作品は、人間と猫の特徴を合わせ持つ2人のお兄さんが
連携の取れた催眠と変わったエッチで心地よさと快感をプレゼントします。
双子形式で誘導しながらやや意地悪なエッチをするのが特徴で
催眠は役割分担したり左右から暗示を同時に入れてスムーズに落とし
エッチは耳や乳首といった性器以外の部位を重点的に責めてじっくり追い込みます。

2人の猫君と気持ちいい世界へ
「いらっしゃい ようこそ」
猫君はやや声質の違うどちらも穏やかな声のお兄さん。
主人公に挨拶しここがどこか教えると
今日頑張ったことを褒めたり頭を撫でて甘やかします。
本作品は優しくてちょっぴり意地悪なところもある彼らが
およそ120分に渡って催眠をかけたりややM~M向けのエッチをします。
挿し絵のように物語の冒頭から左右に陣取り個別に、あるいは同時に語りかけてきます。
作中でどっちの声がどちらかの説明が特にされてないので右、左と位置で2人を呼び分けます。
左「とろーってとろけちゃうね」
右「ふわーって 心地いいね」
しゃべるペースは1人の時とほぼ一緒ですが、特定のセリフを重ねて言ったり
2人が手分けして別のことを同時にするシーンが何度も出てきます。
サークルさんの過去作「双子君による煽りとオネダリ」と似たスタイルですね。
時間に対する暗示量が多いおかげで催眠特有の心地よさを強めに味わえます。
エッチについては股間を責めるシーンを終盤だけに留めて
それ以外は耳と乳首を焦らし気味に責め続けます。
寸止めや連続絶頂といったやや意地悪な行為を中心としてるので
多少なりともM性を持ってる人のほうが無理なく聴けるし楽しめます。
彼らの態度は引き続き穏やかですから雰囲気は割と甘いです。
股間は自分で一切いじりませんけど乳首はがっつりオナニーできます。
ちゅぱ音や吐息といった純粋なエロ要素もそれなりにあってプレイが濃く感じました。

短くまとまってる催眠
楽な姿勢で目を瞑り、まずは深呼吸と体の脱力で心身をリラックスさせます。
左「そう、意識を向けながら 力が抜けるのを感じる」
右「言葉に釣られ 抜けていく」
そして猫君達は早速双子形式の持ち味を活かした誘導をします。
深呼吸は合図を出す役と暗示を入れる役を分担してスムーズに行い
脱力も「力が抜ける」「心地いい」といった言葉をテンポよく投げかけます。
月村望さんのぼんやりした声やのんびりした口調も相まって
比較的早い段階から意識のぼやけと眠気が襲ってきました。
シナリオと声を両方できるサークルさんは作品の魅力を極限まで引き出せるので軒並み質が高いです。
次の「02もっと深いところに(約9分)」でするのは深化。
脱力と深化の暗示を組み合わせて催眠状態をさらに深めます。
「するりと さっきよりも すーっと 沈んでいく」
催眠、エッチいずれも擬声語を多めに盛り込んで語りかけてくるのが良いですね。
セリフに柔らかさを与えるのと同時に感覚を直感で伝えます。
パートの後半からはカウントを数えながら追い込み暗示を小まめに入れるなど
より多くの聴き手が催眠の世界に入れるよう丁寧に働きかけてました。
個性は双子形式で十分出せてますから、技法はこういう手堅いものを使うのが正解だと思います。
前半はリラックスと脱力、後半は深化をメインに行う入りやすい催眠です。
聴き手を猫君達がいる世界に馴染ませることを目的に
深呼吸から入って脱力、カウントを交えた深化とほぼ一直線に進めます。
双子形式を採用してるおかげで声の途切れる時間がほとんどなく
それほど長くないのにかなり深いところまで入れて心地よかったです。
男の私がこうだったくらいですから、女性ならもっと気持ちよくなれるんじゃないでしょうか。
催眠誘導が短くなればそれだけエッチに時間を割くことができます。

耳&乳首重視の落差を持たせたエッチ
プレイは耳舐め、乳首オナニー、乳首舐め、尻尾責め、〇〇です。
乳首オナニー、尻尾責め、〇〇の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありです。
右「お耳に キス しちゃおうね」
催眠を使って主人公を心地いい世界に招待した猫君達は
耳に優しくキスしながら感度が上がる暗示を入れて普段よりも敏感にします。
エッチは終始彼らが責め続けます。
最初の2パート24分は準備にあたるプレイ。
「03もっと近くに(約8分)」は左右からソフトな耳キスをしながら
「04猫ちゃんになろうね(約16分)」は耳舐めと猫になるイメージを組み合わせて興奮させます。
左「どんどん弱い刺激にも 敏感に反応していく」
このシーンは本当に耳だけ責めますから純粋なエロさは低めです。
しかし感度を上げたり気持ち良くする暗示が多く
後のパートをより楽しみやすくするための重要な役割を果たします。
耳キスや耳舐めを小まめにするのも催眠音声では珍しいなと。
猫のイメージは本物の猫になるというよりは
人間とは別の生き物になりきって心を開放するようなアプローチをしてました。
彼らがいる場所は現実世界と違うようですし
それに相応しい自分になりきって快感に没頭できるようにします。
3番目の「05なんども、かりかり(約23分)」以降はいよいよ本格的な責めが始まります。
「かりかり」の掛け声に合わせて乳首をいじって絶頂を我慢し
「06くりかえし、くりかえし(約19分)」は連続絶頂に持っていきます。
そして「07唾液としっぽ(約10分)」と「08奥に、なんども(約9分)」は
彼らの尻尾を使った独特なプレイが登場します。
05と06はほぼ正反対の要素を繋げて落差を大きくしてます。
乳首をゆっくりペースでいじり続けてカウントまで数えるのに絶頂だけは許しません。
そして長めに焦らした後は10回連続の絶頂へ追い込む割とハードな展開になってます。
軽めの言葉責めもしたりと、2人が普段よりもやや意地悪に振る舞ってました。
07と08はテーマの猫らしさを出すために入れたのでしょう。
前者はお腹、腰、太もものあたりに巻き付けて今度は股間の感度を上げ
後者はパート名から連想されるプレイをしてスッキリさせます。
両方とも催眠音声では初めて見かけるプレイで個性的でした。
このように、序盤中盤終盤で違うプレイや責め方をする充実したエッチが繰り広げられてます。

優しく弄んでくれる作品
猫君達は日頃頑張ってる主人公に気持ちいいご褒美をあげようと
まずは双子形式を活かした比較的短い催眠でサクッと落とします。
そしてエッチは耳舐めを交えた感度上昇、乳首オナニーによる焦らし&連続絶頂
尻尾を使った2種類のプレイとシーンごとに違う特徴を持ったプレイをします。
穏やかでちょっぴり意地悪なお兄さん達が催眠をかけてからややM~M向けのエッチをするシチュ
2人が協力してリラックスや深化を応援する洗練された催眠
責めるターゲットを耳と乳首重視にしたうえで
焦らし、寸止め、連続絶頂といった行為を順に行う割とアブノーマルなエッチ。
催眠をしっかりこなし、エッチは攻める姿勢で作品を組み立ててます。
中でもエッチは男性向けでも普通にやりそうな内容で驚きました。
主人公を喜ばせるためにやってるので愛情表現なのは間違いないですけど
Mな人のほうが向いてる要素を色々取り揃えてます。
言葉責めはほとんどやらず暗示、ちゅぱ音、効果音を使って盛り上げてました。
あとは催眠がとてもかかりやすかったです。
女性向けで双子形式を取り入れてる作品自体が少ないですし
個性と品質を兼ね備えてる本作品は貴重なのではないかなと。
絶頂シーンは13回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。
CV:月村望さん
総時間 2:05:22(本編…1:59:03 フリートーク…6:19)

体験版はこちらにあります