同人音声の部屋

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   ● 淫らな従属の黒魔術
   ● 淫らな蜜の黒魔術
   ● 怪しい団体のマインドセッション催眠


淫らな従属の黒魔術

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、黒魔術を研究してる怪しいお姉さんが
3つのアイテムを使って催眠をかけたりマゾの快感を教えます。

催眠はベル、エッチは縄や鞭の音を鳴らしながら暗示を入れるSM色の強いサービスが魅力で
彼女に服従し痛めつけられるだけの表層的なものではなく
その先にある心の繋がりや快楽を目指してゆっくりじっくりリードします。

今回は通常版のレビューなので、口枷パートの入ってるバージョンで登場するプレイには触れてません。
音声を聴く前にタオルをご用意ください(通常版なら無しでも可)。
苦痛の先にある快感を求めて
お姉さんに催眠をかけられ調教されるお話。

「こんばんは あなたは黒魔術って知ってますか?」
お姉さんは淡々とした口調で話すぼんやりした声の女性。
音声を聴く際の注意事項や準備物を説明すると、早速黒魔術に関するお話を始めます。

本作品は今からほぼ1年前に発売された「淫らな蜜の黒魔術」の続編。
彼女の誘導に従い催眠に入った後、2種類の器具を交えた比較的激しいエッチを楽しみます。
タイトルに「黒魔術」が入ってますが彼に呪いをかけるシーンは特になく
彼女のキャラ、雰囲気、サービスに怪しさを持たせてそれらしさを出してます。
シリーズものですがお話は完全に独立してますから今作から聴いても大丈夫です。

テーマは「幸福による服従」。
主従関係から連想されるマイナスの要素をできるだけ取り除き
彼女に従う喜びや、責めを受けることによって生まれる苦痛を快感に変換してマゾの醍醐味を味わわせます。
プレイ自体はSMに近いのですが、言葉の表現に気を遣っていて雰囲気はとても穏やかです。
彼女が罵倒に類するセリフをほとんど言わないのもあります。

そしてこの過酷なプレイを聴き手ができるだけ身近に楽しめるように
彼女はいくつかの音に暗示を込めて感覚をコントロールします。
催眠パートは音モノの色が特に強いですから、音に反応して催眠に入る不思議な感覚が味わえるでしょう。

催眠はおよそ28分間。
まずは座った状態で深呼吸しながら彼女が鳴らすベルの音を聴きます。
寝ながら聴いたほうが入れる人はもちろんそうしても大丈夫です。

「硬くなった心 緊張や不安 理性や心の防御壁 心を取り囲む様々な要素がベルの音と共に消えていく」
「りぃーん」という涼やかな音を長めの間隔で鳴らしながら
お姉さんは心身の緊張がほぐれたり催眠状態が深まる暗示を丁寧に入れます。
音と暗示を必ずセットにしてるおかげで最初は単なる効果音としか感じなくても
後のほうになるとそれに連動して体がビクついたり心が震える反応が現れます。

シーンによって暗示の入れ方や内容が切り替わっていくのもポイント。
最初は「心地いい」「まどろむ」などリラックスを促す言葉をメインにしてたのが
少し経つと「落ちる」「消える」といった深化に関わりのあるワードへとシフトします。

他にも声とベルの位置を左右に振り分け、意識を大きく逸らすことで暗示を入れやすくする効果的なアプローチをします。
やってることを簡単に言うと「ベルを鳴らしながら暗示を入れる」なのですが
催眠音声を数多く製作されてるサークルさんなだけあってその流れは変化に富んでます。

「あなたは私と二人だからこそ 限界を超えて乱れることができるし ありふれた関係では決して見ることの出来ない 美しいあなたの姿に 私は酔いしれて 魅了され 溺れる」
ある程度催眠が深まった後はいよいよ本題となるマゾの快感に関するお話をします。
自分ひとりの力ではできることに限界がある。
だから彼女が色んなプレイをし、それによって彼の本当の姿を引き出す。
彼女ではなく彼=聴き手のメリットを強調する形でマゾへの興味をくすぐります。

本作品のプレイは結構人を選びますから心構えも重要です。
この後始まるエッチでも彼女は信頼や愛情を至るところで見せます。
彼女の言葉をある程度受け入れやすくなった段階でこれを切り出すところも秀逸と言えます。

第一のアイテムにあたるベルを活用して催眠状態を深める独特な催眠です。
SMプレイに耐えられる前向きな心を育てることを目的に
序盤は純粋なリラックス、中盤は深化を意識した言葉を盛り込みながらベルをうるさく感じない程度に鳴らし
それからSMの人間関係に関するお話を通じて魅力を伝え、最後に改めてがっちり落とします。

割と特殊な誘導なのですが暗示の量、入れ方、表現が工夫されていて
意識のぼやけや体のだるさが比較的早い段階から実感できます。
途中でイエスセットっぽい言い方をして落とすシーンもあるなど色んな技術が盛り込まれてます。
ベルの少し響く透き通った音も心地いいです。
飴と鞭を織り交ぜたエッチ
エッチシーンは42分間。
プレイは縄による拘束、背中/お尻への鞭打ち、キス、耳舐め(超短時間)です。

拘束、鞭打ちの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「これからたくさん可愛がってあげますからね」
催眠を使って主人公の心を従順なマゾへと変えたお姉さんは
彼のために作った特別な縄で体を隅々まで縛ります。

エッチはご主人様にあたる彼女に終始責められます。
最初の12分間でするのは縄による拘束。
体をどんな風に縛ってるか話しながらその感覚を暗示で小まめに伝えます。

「少し硬く しなやかな縄の感触に ゾクリと震える」
「ぐっと締め上げる 快感が溢れ出して心が形を変えていく 窮屈で 苦しくて でも気持ちがいい」

一見するとヤバいプレイに感じるでしょうけど、彼女はここでも縛られる痛みにはほとんど触れず
女性に縛られるシチュやそこから得られる精神的な快感を強く味わわせます。
最中に鳴る効果音も非常にリアルで縛られる様子をイメージするのに役立ちます。

音そのものに暗示を入れることはあまりありませんが
縄をぎゅーっと締めた時に鳴る音に反応してゾクゾクする人がいると思います。
催眠パートと同じく音が重要な役割を果たしてます。

準備ができた後に始まるのは鞭打ち。
バラ鞭と呼ばれる枝分かれした器具を最初は背中、次はお尻に何度も叩きつけます。
お尻を叩く時に四つん這いになる指示が出ますが無理にやらなくてもいいそうです。

「大丈夫ですか? もし強すぎて辛ければ 首を横に振って教えてくださいね」
「刺激に敏感になった肌に 甘いキスのご褒美」

このいかにもSMなプレイの最中にも彼女は信頼や愛情を注ぎます。
序盤は「ぺしっ」という叩くよりも撫でると言ったほうがしっくり来る音を鳴らし
彼が痛みを我慢してそうだと判断したら優しい言葉をかけて力加減を調節します。
そして背中を一通り叩いた後にはご褒美のキスをして彼の心をさらに蕩かそうとします。

ひたすら痛めつけるだけでは拷問になってしまいますから
SMにとって重要な「心の繋がり」を感じられるようにプレイを進めます。
男女両用だからというのもあるのでしょうけど鞭の音もかなり抑えられてて聴きやすいです。

肉体よりも精神への責めがずっと充実してるエッチですね。
自分が彼女に縛られてる、体を叩かれてる、恥ずかしい姿を見られてる状況で気持ちを盛り上げます。

「快感が打ちつけられる 体の中を通り 前立腺に ペニスに快感が響く」
ただし、絶頂が絡む終盤だけはハードな責めを繰り出します。
普段よりも嗜虐的な表情を見せつつ嬉しそうに鞭を振るう姿はまさしく女王様。
お尻を叩きながら強めの語気で暗示を入れるシチュも相まって股間が強めにウズウズします。

最初に1回絶頂し、少し後に2回連続でイク流れです。
溜めが長いからか私は1回目のほうがイキやすかったし快感も強めでした。

このように、SMプレイを受ける心情を綿密に描いて興奮させる雰囲気重視のエッチが繰り広げられてます。
挑戦的な作品
催眠音声ではタブーとされてる要素を積極的に盛り込んでる作品です。

ちょっぴり中二病をこじらせてる怪しい雰囲気のお姉さんが
タイトルの黒魔術らしさを持たせた催眠とエッチでMの快感を味わわせます。

ベルの音と暗示を連動させて落とす催眠、縄を縛る音や鞭で叩く音を多めに鳴らしイかせるエッチと
どちらも「音」を重要な位置に置いて感覚を少しずつ膨らませます。
中でも催眠はシーンごとに音の位置まで切り替える凝ったものです。

ここまでガチなSMプレイをするのも非常に珍しいです。
催眠は被験者と催眠者の信頼関係があって初めて成り立つ行為なので
本作品のように相手をストレートに痛めつける描写を入れることはほとんどありません。
大抵が快楽漬けにするとか、背徳感を強く味わわせるといった別方向のアプローチをします。

「私だって あなたという奴隷なしで 生きていけない心になってるんですよ」
普通にやったら聴き手が抵抗を感じる可能性が高いことを考慮し
彼女はこの行為が愛に基づくことを強調し、その先に快感が待ってることを教えます。
痛みや苦しみといったマイナスの感情をできるだけ弱めたりぼかしながら進めるので
実際に聴いてみると凄惨さは相当に薄いです。

彼女がプレイ中に飴と鞭を織り交ぜてるのも大きいです。
縄の音や鞭の音がややハードに感じるからこそ、キスの音や労わりの言葉で中和します。
最中の暗示も快楽を増幅させるものがほとんどですし、難しいテーマを繊細に扱ってるのがよくわかります。

SMを受け入れられるかどうかで満足感に違いが出るのは否定しませんが
できるだけ多くの人に楽しんでもらおうとする創意工夫が込められてるのも事実です。
サークルさんが1時間近くの体験版を用意されたのも納得したうえで製品版を聴いて欲しいからだと思います。

絶頂シーンは3回。
効果音それなり、淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

癖のある素材を上手に料理してる作品です。

CV:男性向け…みもりあいのさん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…1:25:39 女性向け…1:26:20

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

淫らな蜜の黒魔術

サークル「暗中模索」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、黒魔術を研究している妖しい雰囲気のお姉さんが
主人公を実験台に催眠を交えたエッチな研究をします。

タイトルの黒魔術っぽさを持たせたちょっぴりスリリングな催眠とエッチが行われており
黒が持つイメージと瞬きを連動させて効果的に催眠を深めたり
体のある部位をいじりながら脳や股間をイかせる独特なアプローチが楽しめます。
黒魔術の快感をあなたに
お姉さんに黒魔術をテーマにしたエッチな催眠をかけられるお話。

「こんばんは 突然ですが 黒魔術って知ってますか?」
お姉さんは淡々とした口調で話すぼんやりした声の女性。
自己紹介などの前置きは省略し、早速テーマの黒魔術に関するお話をすると
胡散臭いと思ってる彼に少しだけ体験させてあげます。

本作品は黒魔術の要素を交えた催眠の気持ちよさを味わってもらうことを目的に
彼女がおよそ45分に渡ってそれぞれに独特なサービスを提供します。

黒魔術と言うと魔方陣を書いて悪魔を召喚する等の禍々しいイメージをするかもしれません。
ですが作中では専門用語と呼ぶほどの難しい単語は特に登場せず
最初に軽い契約をしてから黒魔術が持つ印象を用いた催眠を施します。
メインは催眠で黒魔術はそれに個性を与えるための素材に近い位置づけです。

「闇の淵は見えずに 見えぬ闇に気づかずに 自由を奪われた自由は 未開の楽園へと誘われる」
黒魔術っぽさを感じさせる最もわかりやすい部分は彼女のセリフ。
人によっては中二病っぽく感じるかっこいい言葉を割と頻繁に言ってきます。
特に催眠パートにおける暗示の言い回しが個性的で面白いです。
彼女のミステリアスなキャラや口調も相まって作品全体にひんやりした空気を感じます。

催眠はおよそ15分間。
事前に黒魔術のお話を軽くして興味を引いた後
仰向けに横になった状態で彼女の声を聞きながら好きなペースで呼吸します。
この時点では目を開けたまま音声を聴きます。

「ふかーく 気持ちよーく 落ちてしまう 暗くて気持ちのいい 闇の世界へ」
「ほら もっともっと広がっていく あなたの意識が黒に覆われていく」

彼女は目を開けてる時に見える世界を「光の世界」、閉じてる時のものを「闇の世界」と表現し
瞬きをすればするほど頭の中に闇が広がると言います。
そして聴き手が実際にそう感じるように、セリフの中にリラックスを促す暗示を数多く入れます。

「意識がどんどんまどろんでいく 頭の中の大事な部分が ずしりと重く 重くなる」
催眠パート全体でこちらに軽いスリルを感じさせながら誘導するところが面白いですね。
黒魔術からなんとなく感じられるヤバさを漂わせながら丁寧に催眠を深めます。
彼女が目や瞬きにスポットを当てて進めますから、後になるほど瞼が重くなるのを強く実感するでしょう。

お次は主人公をより深い闇の世界に招待しようと
瞼を閉じたり開けたりさせながら闇に取り込まれる気持ちよさを教えます。

「ゆっくりと瞼を閉じて 気持ちよさが押し込まれる 深い闇が頭を埋め尽くす すべてを飲み込んで 快楽を堪能して」
「闇が押し込まれて 落ちていく ぐーっと深く深く落ちて 黒に飲み込まれる」

しばらく目を開けたまま聴いてたので目の周りに多少の疲れを感じてると思います。
そして目を閉じた瞬間に安心感や心地よさがぶわっと広がるのを感じるでしょう。
彼女も目を閉じた時に眼前に広がる黒を使って「闇に落ちる」と深化の暗示を入れて後押しします。

暗示の入れ方が上手いのもあるのでしょうけど
私の場合は音声開始数分後には頭の中にもやもやした感覚が漂い始め
このシーンでそれが一気に強くなるのを感じました。
直後にも今までとは別のスタイルで更なる深化を促してくれます。

黒魔術の雰囲気を作り上げながら着実に進めるテーマ性の強い催眠です。
聴き手をお姉さんの声の言いなりにすることを目的に
軽いお話から入ってリラックス感や催眠に入るときの感覚を作品固有の表現に置き換え
その中に様々な暗示を織り交ぜて少しずつ確実に催眠状態を深めます。

サークルさんの過去作も含めて既存の作品とはセリフの表現が随分違うため
催眠音声を数多く聴いてる人でも新鮮な気分で楽しめます。
もちろん催眠のレベルもかなり高く、最終的には頭の中がドロドロになる感覚が味わえます。
「ちょっと恐さを感じるけど止められない気持ちよさ」といった感じです。

個人的には最後の最後に登場する命令調の暗示が非常に印象的でした。
彼女の言葉を聴いた瞬間、体全体がグッと軽く押さえつけられる感覚がしました。
この内容だとどちらかと言えば初心者よりも経験者の方が入りやすいと思います。
エッチな蜜で耳を集中攻撃
エッチシーンは22分ほど。
プレイは耳責め、声による絶頂です。

耳責めの際に効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「真っ暗な世界へようこそ」
催眠を使って主人公を闇の世界に招待したお姉さんは
声・指・特殊なオイルを組み合わせた責めでここでしか味わえない快感を与えます。

エッチは彼女に終始責められる形で進みます。
一番最初に行うのは耳の感度上昇。
耳に伝わる彼女の声の振動を波に例え、声を聴けば聴くほど気持ちよくなるよう導きます。

「耳全体で受け止めた快感が 小さな穴で圧縮されて 濃厚な塊が 一番敏感な奥に響く 鼓膜を震わせる そのまま脳を振るわせる」
エッチの最中彼女は彼の耳だけを徹底的に刺激します。
声はもちろん、指を使って物理的にいじるシーンも登場し
それぞれの音が生み出す振動を通じて性的快感を高めます。

乳首やおちんちんといった定番の性感帯を責めるシーンが一切無いので
催眠によって感覚を操作され、イかされる感覚が味わいやすくなってます。
同人音声でお馴染みの耳舐めは登場しません。

「サキュバスの蜜 という名前の薬がね あるんですよ」
「耳から快感が絶え間なく送り込まれて 頭の中が快楽漬けにされて迎える絶頂 ほら 上り詰めていく」

最も特徴的なプレイは中盤から登場するオイルを使った耳責め。
媚薬効果のある特別なものを手にまぶし、左右の耳を同時にグリグリします。
「ぐぷっ きちゅっ」という水分控えめな効果音が耳にもたらす適度な刺激が心地よく
同時に暗示も入れて耳や脳に気持ちいい感覚を与えます。

私が聴いた時はしばらくすると耳の奥のほうにムズムズする感覚がしました。
一部で彼女の声が前後に揺れる演出も登場し、音による物理的な責めも楽しめます。
実際にいじられる感覚を音だけで味わわせてくれるプレイです。

後半に差しかかるといよいよ絶頂に向けた本格的な責めが始まります。
今までより若干速いペースと力強い効果音を鳴らしながら
1回目は耳と脳で、2回目以降は股間でドライオーガズムできるようリードします。

「細い管から快感がほとばしる! 溜まった快感が吐き出される! ドクドクと終わらない射精感にイキ続ける!」
「ほらまた来ちゃう また来ちゃう 気持ちいいのが いいですよ ほらまたイっちゃう」

私の時は残念ながら耳イキはうまくいかなかったのですが
その後の股間でのドライはしばらくの間筋肉が自然と痙攣し
その度に射精に近い快感の痺れが走ってとても気持ちよかったです。

射精っぽい描写ですが精液ではなく快感だけがおちんちんから飛び出す暗示を入れてくれます。
およそ3分間連続絶頂スタイルでイかせてくれますので
ドライ慣れしてる人は長く楽しめるし、未経験の人でも多少はドライの感覚が掴めるかもしれません。
イかせ方が本当に上手だなって思います。

このように、耳に生まれた快感を起点に絶頂させる変わったエッチが繰り広げられています。
ちょっぴりスリリングな作品
催眠・エッチいずれも他にはないものを持っており、尚且つレベルも高い優れた作品です。

お姉さんは黒魔術に疑念を抱いてる主人公がそれを素直に受け入れられるように
そして自分の実験がうまくいくように一歩一歩手順を踏んで慎重に催眠を進めます。
「闇に落ちる」などちょっぴりヤバさを感じる描写があるものの
催眠の流れはとてもしっかりしていて聴き手が自分からそうなるように巧みに誘導します。

私は黒魔術についてほとんど知らないので人によっては違うのかもしれませんが
一般的な催眠音声に比べるとほんの少しのスリルを感じながら聴くことができました。
それでいてすんなり催眠に入れたのはやはり技術が優れており、言葉を選んで投げかけてたからだと思います。

こういうテーマは聴き手に不安や恐怖といった拒絶心を抱かせやすいですから
普通に進めていくと心に引っ掛かりが生まれ、催眠に入りにくくなることのほうが多いです。
その危険性を回避しながらテーマに合った誘導をしているところが素晴らしいです。
言葉の匙加減が絶妙な作品と言えます。

エッチについても催眠音声ではあまり見られない耳責めを積極的に取り入れ
それによって生まれる音の刺激と感覚操作の暗示を組み合わせてドライオーガズムに追い込みます。
催眠音声で効果音を使うのは集中しにくくなるからあまり良くないと言われてますが
本作品においては耳を指でいじる音が有効に機能しています。
私個人はドライイキしやすい作品と見ています。

絶頂シーンは2回+α(連続絶頂)。
くちゅ音それなり、淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

妖しい雰囲気に包まれながら気持ちよくなれる作品です。
珍しいスタイルの作品を聴きたい人、ドライオーガズムに興味のある人におすすめします。

CV:男性向け…みもりあいのさん 女性向け…想さん
総時間 男性向け…45:12 女性向け…47:46

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

怪しい団体のマインドセッション催眠

サークル「F・A・S」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある怪しい団体に潜入取材を試みたライターが
その構成員たちの催眠によって操られてしまう様子を彼の立場になって楽しみます。

前作「サキュバスのエナジードレイン催眠」で好評だったアンビエントテクノに加えて
胡散臭さを匂わせるストーリー、数字に関する印象操作とそれを活用したエッチなど
催眠音声としての個性やクオリティがパワーアップしています。
怪しさ満載の団体を取材するつもりが…
フリーライターが謎の団体員の催眠とエッチによって破滅するお話。

「それではまず 催眠に入りやすくなる 簡単なリラックス運動をしましょう」
案内役のお姉さん(たぶん挿し絵左)はお淑やかで穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意や身の周りの環境などを確認した後
立った状態でちょっとした運動をするよう呼びかけます。

本編を始める前に本作品ではおよそ10分間の準備運動を行います。
内容は肩幅で立ち、左右の手を前後にブラブラさせるだけと至って簡単。
これによって肩や首の筋肉をほぐし、催眠により入りやすくするための環境を整えます。

また最中はバックで「ぶくぶく ぱしゃぱしゃ」と水が湧き上がって弾ける効果音が鳴り続けます。
他にも本編ではヒーリングCDにあるような癒しを感じる音楽がシーンに応じて変化しながら流れるなど
音や音楽を交えながら催眠を進めていく珍しい展開がとられています。
運動・音楽共に誰にでも通用するリフレッシュの手段ですし、かなりの癒し効果が見込める作品と言えます。

本編はフリーライターがたまたま新聞で見かけた広告に興味を持ち
自分の素性や目的を告げず電話で見学を申し込んだところから始まります。
一般的な催眠音声のようにいきなり催眠誘導をするのではなく
キャラやシチュといった背景部分を説明しながら進めるボイスドラマ性も持ち合わせています。

「数字があなたを幸せにする 奇跡の数字 6と0のスピリチュアルパワー 神聖惑星団体」
今回彼が取材を試みるのはこの団体。
数ある数字の中でこの2つを異常なほどに崇拝しているようです。
団体名やキャッチコピーを見た瞬間、妙な胡散臭さを感じた人もいるのではないでしょうか。
これから行う催眠は聴き手の疑念を解き、数字の力をわからせる方向で進められています。

催眠はおよそ28分30秒間。
ライターの最寄り駅で待ち合わせ、彼女の車に乗り込んだ後
例の音楽を聴きながらまずはカウントに合わせて全身の力を入れる/抜くを繰り返したり
窓の外に映る景色をイメージしながら体をパーツごとに脱力していきます。

「リラックスしてきたでしょう? 全身の筋肉がほぐれて 体が少し軽くなったような気がするかもしれません」
事前に長めの準備運動をしてきただけあって、この時点でもう体にうまく力が入らないかもしれません。
最中の彼女の暗示もややぼかした柔らかい表現で統一されており
音楽の効果も手伝ってリラックス状態にあるのが実感しやすいです。

「体に伝わってくる車の揺れや 音がとても心地いい そして 実際に体が揺れるのが気持ちいい」
続く脱力では現在の状況を利用し、車の揺れを感じさせながら行うところが印象的でした。
外の景色を実況する際も「うとうと」「ぼんやり」「ぼーっと」「眠い」などリラックスを促す単語を数多く散りばめており
言葉とイメージの両方から効果的に聴き手の力を奪っていきます。
私の場合は特に左足に強烈な重さを感じました。

そして準備が整ったところで最初の深化シーンへと突入します。
ここでは団体が崇めている数字の一つ「0」を持ち出し
その素晴らしさや力をわかりやすく説明しながらカウントを数える変わった手法が楽しめます。

「0という数字には 何かと掛け合わせるとき すべてを飲み込み 真っ白な空白にする力があるのです」
「ほら 全身からふっと疲れが消える 意識がストンと落ちる 一気に落ちる 落ちる 落ちていく」

催眠音声においてカウントを数える形で深化するケースは非常に多いのですが
「数字が減るにつれて催眠が深まる」と暗示を入れるそれらに対し
本作品は0という数字そのものにイメージを持たせ、その効果によって深化を促しています。

暗示を受け入れやすい精神状態が整っていれば
0を聴いた瞬間、体の中心に電流が走ったような感覚がするかもしれません。
作品のテーマにふさわしい特定の数字をトリガーにした催眠が繰り広げられています。

その後は団体の本拠地へと到着し、軽く催眠を解除してからとある部屋へと移動すると
より上位の構成員と思しき別のお姉さん(挿し絵右)が登場し
彼女がもう一つの数字「6」に関する説明をしながら催眠状態を更に深めていきます。

「あなたは今まで考えたこともないでしょうが 私たちの世界は 6という数字に支配されているのです」
「あなたは 6という数字を感じるたびに 浮遊感も感じることができるようになりました」
DNAや宇宙の構成など具体例を挙げながら6の重要性を語る彼女の言葉は自信に満ち溢れており
ただの数字にしか思えなかった6に対して、ちょっぴり違った印象を抱くようになるかもしれません。
案内役のお姉さんもそれを助けるように6をトリガーに反応を促す暗示を入れてきます。

2人が同時に、あるいは交互に語りかけてくる双子システムも耳に心地よく
頭の中がより一層ぼやける不思議な感覚が広がっていくのを感じるでしょう。

団体の活動拠点へと移動する風景を描きながら0と6の印象操作をしていく個性的な催眠です。
事前の準備運動に長めの時間を割いていることやBGMのおかげでリラックスがとてもしやすく
その後に登場する脱力や深化の暗示を受け入れやすい環境ができています。
肝心の数字も歴史や物質の構造といった事実を先に説明してから進めているため
「なるほど」と納得できるぶん、イメージを掴みやすくなっています。

中でも終盤に登場する「6をどうやって特別な数字に思い込ませるか」が一番の聴きどころです。
0は元々特別な数字ですし、催眠音声では決め手に使われることが多いのでなんとなくわかるのですが
6というある意味中途半端な数字の素晴らしさを尤もらしく語る姿が面白く
催眠がある程度の深さまで入っていれば、この後のエッチでその効果を思う存分実感できます。
結構挑戦的なんだけど印象操作の進め方が非常に上手です。

「右側には オープンカフェで新聞を読みながら うとうとしている人もいます 日も昇ってきて 温かいから眠くなるのも仕方ないですよね」
個人的に印象的だったのが序盤に登場する暗示の表現方法です。
上のセリフは窓の外に映る人々を実況するシーンで登場するものなのですが
他人の描写をする形で聴き手自身にもその感覚を伝えようとしています。

いわゆる現代催眠に登場するテクニックで過去の作品にはあまり見られなかったアプローチです。
以前の良い部分はきちんと押さえ、なおかつ新しい要素を取り入れていく。
サークルさんの製作に対する意欲や向上心の強さが垣間見えます。

まとめますと、王道的な部分をしっかり押さえつつ個性も持たせているレベルの高い催眠です。
暗示の質・ボリューム・表現方法・使い方もしっかりしてますし
催眠特有の脳がとろけるような心地よさを多くの人が感じるでしょう。
数字に心を揺さぶられる心地よさ
エッチシーンは23分ほど。
プレイはカウントに合わせての連続絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「6の存在を感じるたび あなたの体に快感が流れ込んでいき 蓄積されていくのです」
「あなたの体には 逃げ場のない快感が溜まっていきます そして最後には無の数字で あなたに蓄積した快感を 一気に開放してあげます」
言葉と音楽を駆使してライターを深い催眠状態へと誘導した2人は
その効果を確かめるためにカウントを使って彼を何度も絶頂へと追い込みます。

エッチは案内役のお姉さんが左、もう一人のお姉さんが右に陣取り
左右から別々に語りかけながら彼の心身を操作します。
前半の連続絶頂シーンは数字だけでイキ狂わせる珍しいプレイ。
100カウントを左右で数え上げる/数え下ろすと逆の形で刻んだり
6の倍数をカウントしながら徐々に感度を高め、ある程度溜まったところで0を数えて発散させます。

「送り出された快感は 60秒ごとに回り溶かしていく」
「頭の中にできた快感は ぐるぐると渦を巻き 強くなっていくでしょう?」
最中に繰り出される暗示も双子システムを利用しながら
6カウントごとに入れていくテーマを強く意識した内容です。
これだけ6を前面に押し出されると特別な数字に思わざるを得ません。
6を聴くたびに体がビクンと反応するようになるかもしれませんね。

その後の6の倍数を数えるシーンでは
6と0を上手に使い分けながらおよそ5分間に渡って断続的に絶頂を促してくれます。
これが催眠パートで2つの数字にイメージを持たせた一番の理由です。
絶頂タイミングが不意を突く感じに不規則に設定されていますから
暗示が効いていれば突然体が熱くなったり快感がこみ上げる不思議な感覚が味わえるでしょう。
エッチな要素を若干の淫語だけに留めた催眠音声らしいプレイです。

後半のオナニーは彼女たちに寄り添われながらおちんちんをしごくノーマルなスタイル。
…なのですが、射精した場合のペナルティが設定されているおかげで
射精したい願望とそれを我慢しようとする理性の狭間で葛藤しながら気持ちよくなることができます。

「あなたは自分から堕ちていくの 我慢なんてできず 自分から私たちのモノになっていく」
「気持ちいいことをやめたくない 破壊的な気持ちよさ イっちゃったら破滅しちゃう でもイキたい」
やってはいけないことを犯すのは背徳的だからこそ刺激的です。
その心理を掻きたてるように、そして見られていることを意識させるように
2人は今まで以上に声を近づけながら悪魔の囁きを繰り返します。

怪しい団体に探りを入れるつもりが、いつの間にか屈服させられている。
そんな展開を催眠の技術を使って違和感なく主観的に楽しめるよう演出されています。

このように、タイプのまったく違った2種類の心を堕とすプレイが繰り広げられています。
聴き進めるほど引き込まれていく作品
変わったテーマ、BGMを織り交ぜた催眠誘導、数字を使ったエッチなど数々の魅力を兼ね備えている作品です。

団体関係者の2人は自分たちに興味を持ったライターを確実に取り込むために
その真意を最後まで隠しながら様々な技術を使って徐々に抵抗力を削いでいきます。
聴き始めた段階では胡散臭さしか感じなかった彼女たちに対し
最後のほうになると「声を聞いているのが幸せ」とかいい印象を抱くようになるかもしれません。
声質やキャラに悪意が微塵も感じられないからこそ、その誘惑を断ち切るのは至難の業です。
聴き手が自らそう望むよう心を誘導しているのだから尚更です。

BGMについても同じ曲をだらだらと流し続けるのではなく
シーンに応じて微妙に曲調を変えてきたり、後半に入るとバイノーラルビートらしき振動音まで加わります。
声だけの作品に比べて雑音が聞こえにくいから作品の世界に没頭しやすく
リラックス、集中力という催眠にとって非常に重要な要素の両方をカバーしています。
聴き終えた後はスッキリとした気分を感じるのではないでしょうか。

そしてエッチはどちらも暗示で心を操作するものなのですが
前半は催眠パートで育ててきた数字に対する印象で
後半はそれをまったく使わず性的快感の誘惑と戦わせる形でプレイを進めています。
ドライ慣れしている人は前半、そうでない人は後半の方が楽しみやすいと思います。

私個人は前半の方が催眠音声ならではって感じがして好きですね。
数字というエッチとはほとんど関係ない要素でイカされる快感は格別です。
序盤のリラックスなども踏まえると、サークルさんができるだけ多くの人が楽しめるように
催眠やエッチを組み立てているように思えます。
変態的なプレイも特に登場しませんし、幅広い属性の方が楽しめるところも魅力です。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

一風変わったテーマに挑戦していながら安定したクオリティも持っている総合力の高い作品です。
他のサークルさんには無い個性を数多く持っていますから
作品の内容に少しでも興味を持った方は是非ともお試しください。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:14:24

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


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