サークル「アゲハ蝶」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、メイドのイメージとは随分違う毒舌な女の子が
幼馴染にあたるご主人様に癒しとエッチなご奉仕をします。
物語が進むほど彼女の態度や雰囲気が甘くなるのが特徴で
序盤から中盤は「変態」「気持ち悪い」といった言葉責めをガンガン言って見下してたのが
終盤に差し掛かるとキスを多めにやりながら処女を捧げる健気なところを見せてくれます。
エッチを始めるまでの前置きに力を入れてますから、ボイスドラマが好きな人ほど満足できます。
毒舌だけど優しい幼馴染
「入るわよ ほら 起きなさい 朝よ」
夕月は命令口調で話す気の強そうな声の女の子。
ある日の朝、主人公の部屋にやって来ると
彼が駄々をこねるのでため息をつきます。
本作品は子供の頃に離れ離れになり久しぶりに再会した男女が
およそ170分間の癒しとエッチなサービスを通じて仲良くなる様子を彼の視点で楽しみます。
物語の開始時点で彼はご主人様、彼女はメイドの関係になってますが
最初から最後まで昔と同じ砕けた調子で話しながらあれこれお世話します。
「もしあなたに下心があるのなら釘を刺しておくけど 私はあなたに雇い主以上の感情は持ち合わせていないわよ」
彼に対して恋愛感情はないことをはっきり告げたり
エッチ開始後は「変態」「気持ち悪い」といった見下すセリフをガンガン言うなど
確かに彼女は毒舌と呼ぶに相応しい強気な態度を取ります。
しかし責任感の強い性格なので仕事を投げ出さず毎回しっかりやります。
サークルさんが「王道純愛ストーリーです」とおっしゃられてる通り
最終的に2人はとても親密な関係になります。
素っ気ない彼女がどういう経緯でデレデレになるかが本作品の聴きどころです。
聴き進めていくにつれて徐々にわかるようになってますから
「この先どうなるんだろう?」とワクワクしながら聴けると思います。
エッチについてはノーマル向けとM向けのプレイを混在させてます。
彼が元々Mなのでそれに合った責め方をすることもあれば
最終パートでは対等な立場でお互いの初めてを捧げ合うあまあまなSEXをします。
これも彼女の二面性を活かした構成と言えますね。
冷たさを感じる行為がちゃんと愛情表現になるように仕上げてます。
キャラやドラマ性を重視してる作品なため
多くのパートが本格的に責め始める前に長めの会話を挟みます(8分くらい)。
とにかくサクッと抜きたい人にはあまり向いてませんが
感情移入しながらじっくり抜きたい人には相性が良いです。
彼女の魅力を引き出す要素が非常に多く、作品の世界に引き込まれていく感覚がしました。
言葉と行為のギャップが大きい日常
「01-幼馴染メイド(約11分)」は寝起きが悪い主人公を夕月が起こし
「02-毒舌耳かき(約22分)」は左耳→右耳の順に耳かき棒でお掃除します。
「ねぇ 私の話 聞いてるの? あなたが早く起きないと 世話役の私が叱られるのよ」
そして彼女は早速毒舌っぷりを発揮します。
主にあたる彼に対して敬うどころか詰問するような態度を取り
耳かきもメイド長にコミュニケーションを取るように言われたからやると告げます。
ため息を漏らすシーンも何度かありますし、メイドのイメージとはかけ離れた振る舞いをします。
しかし彼女はただの嫌な奴ではありません。
彼に対して厳しく接するのにもちゃんと理由があります。
そのへんの事情は伏せますが、意地悪したくてやってるのとは明らかに違います。
音声を聴き始めた直後と最後まで聴いた後では彼女に対する印象が随分変わるでしょう。
耳かきについては「ずすっ」という乾いてて若干尖った音が使われており
上下へ往復させるようにゆっくり動かします。
そしてどちらも最後に3回くらい耳に息を吹きかけます。
耳に微弱な風圧が感じられてゾクゾクしました。
最中の会話は常に囁き声でするため音を楽しみやすいです。
後になるほど甘さが増すエッチ
プレイは耳舐め、手コキ、足コキ、キス、SEX(対面座位)です。
手コキ、足コキ、SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
「私も 少しだけ あなたにリップサービスしてあげるわ」
耳かきを終えて主人公に感想を尋ねた夕月は
彼にお世辞を言われて嬉しかったのか、自分から耳舐めを始めます。
エッチは最終パートを除き彼女が責め続けます。
最初の2パート33分間は耳舐め重視のプレイ。
「03-毒舌リップサービス(約14分)」は左→右の順に耳舐めだけやり
「04-毒舌言葉責め耳舐め手コキ(約19分)」は手コキも加えて1回目の射精へ導きます。
「いいわよ さすがに給料に色をつけてもらって 口で軽く触れるだけなのは気が引けるわ」
そして彼女は優しさと厳しさを兼ね備えた責め方をします。
口調は相変わらずツンツンしてますけど丁寧に舐めてくれますし
その最中に昔のことにも軽く触れて2人の関係を聴き手にやんわり伝えます。
独占欲の強さを感じさせるセリフも出てくるなど、疎遠だった関係を修復しようとする意図が見られます。
続く04パートは彼女の毒舌っぷりと初々しさを組み合わせた面白いプレイ。
初めて見たり触れるおちんちんに戸惑う表情を見せる一方で
「変態」などの言葉責めも強化してMな彼を喜ばせます。
メイドがご主人様を罵倒するシチュだけを見れば冷たいですけど
彼の場合は見下されるほうが興奮する性癖だからむしろご褒美と言えます。
彼女がやってることと裏にある意味に違いがあるのが面白いです。
射精後に1回目の約束をするなど、本作品における最初の要所になります。
続く「06-毒舌言葉責め黒ニーソ足コキ(約30分)」は最もM度が高いプレイ。
最初は片足、次は両足を使っておちんちんをしごいたり踏みつけます。
「はぁ 何よこれ 立ちすぎよ 気持ち悪い 変態」
彼女もさすがにこうなるとは思わなかったようで
足コキされたいとわかったらすぐさまドン引きしたり見下すセリフを投げかけます。
メイドがご主人様を足蹴にするシチュも特殊ですし、言葉責めが他よりきつめでMな人ほど満足できます。
そして彼がここまでダメな男でも最後まで付き合うところが優しいです。
パート後半からはわざとパンツを見せつけますし、彼を喜ばそうと頑張ってるのがわかります。
そんな感じで色々やってきた後、「07-純愛あまあま対面座位(約26分)」でようやく2人が結ばれます。
サークルさんがプレイ以外の詳細を不明にされてるので私も伏せますが
これまで毒舌たっぷりでプレイもM向けだったからこそ
キスしながら対面座位で繋がる展開が余計甘く感じました。
パートの時間が51分ですから、およそ半分の時間をドラマ部分に割いてる非常に濃い内容です。
実際に聴いた感想ですが、最初は彼女の毒舌っぷりがすごく印象的でした。
幼馴染とはいえご主人様にこれだけはっきりものを言うメイドは珍しいです。
しかしその一方でやることはきちんとやる律儀な女性に描かれてます。
彼女は物語の開始時点で借金を抱えており、それを返済するためにここで働き始めました。
また約束をとても重んじる性格で、作中では2人が約束するシーンが3回出てきます。
そういう細かな設定が色々組み合わさってひとつの物語ができてます。
彼女のことをツンデレと呼ぶ人がいるかもしれません。
でも私は最初から最後まで彼女はデレデレだと思ってます。
そう言える根拠は音声にきちんと込められてますから、興味が湧いた方は是非探してみてください。
エッチはやはり最後の07パートが一番抜きやすいと思います。
そこまで張られてた伏線が一気に収束して幸福感や満足感を与えてくれます。
純粋なエロさもそれなりにありますけど、この内容なら感情移入しながら抜くタイプだと思います。
このように、夕月の魅力や存在感を出しながら丁寧に責めるややM~M向けのエッチが繰り広げられてます。
キャラ重視の変わった純愛作品
夕月は幼馴染でご主人様にあたる主人公を満足させようと
毒舌を吐きながら耳かき、耳舐め、手コキ、足コキの順にしっかりやります。
そして最後はディープキス、対面座位SEXでの処女喪失、中出しと甘いプレイをします。
一途で毒舌なメイドが癒しとエッチなご奉仕をするシチュ
「変態」「気持ち悪い」といった言葉責めをガンガンしながら
体のほうはゆっくり丁寧に責める落差の大きいエッチ
後になるほど彼女の思いや2人の仲の良さがわかってくるドラマ性の高い作り。
音声では定番のメイドをサークルさん独自のやり方で上手く表現してます。
「可愛そうに 唯一相手をしてくれる女が こんなに口の悪くて可愛げのないメイドで ほんと可愛そう」
中でも3番目は表面上はきつくても中身は思いやりのあるセリフがいくつも出てきます。
言葉に秘められた気持ちを読み解く部分があるのも本作品の魅力です。
M向けの要素が多いですけど、最後はダダ甘なのできつい印象はありません。
彼女なりに考えてそうしてるのがわかりますし、これも立派な純愛だと思います。
エッチは前置きが長く、速度が緩い部分をキレのある言葉責めで補ってます。
なので言葉責めが好きな人のほうが抜きやすいんじゃないかなと。
同人音声だとあまり見かけないキャラだから新鮮味を感じながら聴けました。
射精シーンは3回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音それなり、喘ぎ声そこそこです。
CV:夕月…陽向葵ゅかさん メイド長…逢坂成美さん(01と05パートのみ登場)
総時間 2:54:24
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
2022年3月31日まで50%OFFの660円で販売されてます(DLsite)。
その場合の点数は10点です。
FANZAは20%OFFの1056円で販売されてます(いつまでかは不明)。