
サークル「へーどねー」さんの同人音声作品。
今回紹介する作品は、何らかの理由で不思議な部屋に閉じ込められた男女が
そこから脱出するために変わったエッチをします。
乳首責めに力を入れてるのが最大の特徴で
前半は指だけで責めるシンプルなもの、後半は口でしゃぶったり手コキもする複雑なものと
パートごとにスタイルを変えて興奮と性感をじっくり高めていきます。
射精表現がありますからまだ乳首イキできない人も楽しめるでしょう。

脱出のカギは乳首開発
「あ、起きたんですね あの ここ どこでしょうか」
女の子は明るくて優しい声の女の子。
主人公が自分を密室に閉じ込めたのだと勘違いしてここから出すようにお願いすると
事情が飲み込めない彼と話して今の状況を整理します。
本作品は今までまったく面識のなかった男女が
脱出を賭けて乳首開発する様子を彼の視点でおよそ40分に渡って楽しみます。
この部屋は乳首イキ(ドライオーガズム)すると出られる仕組みになっており
未開発者の彼を彼女が2種類のエッチでサポートします。
「すりすり すりすり どうですか? ちょっとくすぐったいですか?」
作中で乳首オナニーするシーンは一切ありませんが
彼女が「すりすり」「かりかり」といった掛け声を小まめに言ってくれるおかげで
言われた通りにいじれば気持ちよくなれるオナサポに近い使い方ができます。
乳首特化なだけあってエッチのほとんどでいじる非常に尖った構成です。
しかし本作品はそこへ「幅広さ」という別の要素を盛り込んでます。
具体的にはエッチの後半で彼女が乳首を舐めたり手コキするシーンがあります。
舐めてる最中は当然ちゅぱ音が鳴りますし
手コキも寸止めを何度も繰り返してから射精するちょっぴり意地悪なものです。
「乳首イキが最終目的なのに射精するの?」と思う人がきっといるでしょう。
でも作中では射精と同時に乳首イキするので別におかしくありません。
乳首イキは乳首を既に開発してる人でもなかなか難しい絶頂形式ですから
聴き手の満足度を上げるためにおちんちんを脇役に据えて一緒にいじるスタイルを取ってます。
「あはは ほら かりかりされただけですぐしゃべれなくなっちゃう えっちな体ですね こうやってされるの大好きなんだ」
お相手を務める彼女はごく普通の大学生といった印象。
最初は非現実的な状況に置かれて不安を感じてましたが
彼を乳首イキさせたら脱出できるとわかった後は積極的に責めようとします。
微笑を交えて焦らし気味に進めるおかげでプレイ中の雰囲気も穏やかです。
乳首イキを目指してがっつりいじるエッチと、わざとおちんちんを絡めてやりやすくする演出。
総時間が比較的短いことを考慮しつつ使い勝手を良くしたややM向けの作品です。

少しずつ追い込む丁寧なエッチ
プレイは乳首責め(指と口)、おちんちんの愛撫、手コキです。
03パートの乳首責め、手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
「そうしたら ど、どうしましょう 乳首で絶頂、やってみますか?」
冷蔵庫に食料があることを確認して安心した女の子は
テレビに映ったお姉さんから聞いた脱出条件を満たすために主人公へ乳首責めを持ち掛けます。
エッチはどちらも彼女が責め続けます。
前半の「02初日(約12分)」は乳首責めに特化したパート。
服を脱いで直に指で撫でる、擦る、爪で引っかくといったプレイをこなします。
「かりかりかりかり かりかりかりかり ほら やっぱり乳首大好きですよね」
聴き手が一緒にいじりやすくなるよう責め方に合わせた掛け声を小まめに挟み
彼の反応を見ながら笑みを漏らして和やかな雰囲気を作ります。
掛け声に力を入れてるので言葉責めはほとんどしません。
乳首の快感を時間いっぱい味わわせて次のパートで絶頂できる準備を整えます。
爪で引っかく時間を長めに取ってありますから、ピリッとした鋭い快感が何度も体を走るでしょう。
「すりすりなでなで」みたいに複数の責め方を組み合わせたりと変化に富んでます。
後半の「03数日後(約17分)」は脱出に向けてさらに追い込むパート。
「すりすり」と言いながら指で撫でるところは前のパートと一緒ですけど
そこから乳首舐め、おちんちんの愛撫、手コキを加えてより強く深い快感を与えます。
ちなみに彼は初日からずっとオナ禁してるそうです。
「ふふふ 少し乳首に集中しましょうか 下はおあずけ」
彼女もこの数日間で男性の責め方を学んだのか
乳首だけにこだわらず、おちんちんも適度にいじって消化不良な状況を作ります。
そしてパート序盤から乳首を舐めてじゅるじゅるしたやや下品なちゅぱ音を鳴らします。
乳首舐めや軽い言葉責めを中心に据えてるので、前のパートよりも掛け声の量が随分減ります。
でも同じことを繰り返したらエッチが単調になりますから
それを打ち消すための演出じゃないかと私は見てます。
最初は「すりすり」、しばらくしたら「かりかり」に変えてました。
このパートだけ効果音が入ってるのも良いですね。
舐めて濡れた乳首を指で責める時とおちんちんをしごく時に鳴ります。
乳首舐めのちゅぱ音と合わさって純粋なエロさが上がってます。
「かりかりされてるだけなのに 逃げられない快感がどんどん襲ってくるね かりかりかりかり かりかりかりかり」
最後の絶頂はカウントに合わせてやります。
1カウントごとにセリフを挟んで焦らし気味に進め
その内容も催眠暗示っぽくして心身両面を盛り上げます。
爪で引っかく掛け声も一気に増えて追い込んでる感じが出てました。
乳首イキするのが一番ですけど、これなら射精も普通にできると思います。
自分の開発具合によってどちらを選ぶか、あるいは両方目指すか決めるといいでしょう。
乳首をいじりながらおちんちんをしごくと単体よりもずっと気持ちいいです。
このように、乳首イキに向けて無理なくリードする実用性の高いエッチが繰り広げられてます。

とっつきやすい乳首作品
女の子は乳首イキしないと出られない部屋から無事脱出しようと
未開発だけど感度はいい主人公の乳首を指でいじってまずは慣れさせます。
そして数日後は乳首とおちんちんを同時に責めてドライと射精両方の絶頂へと導きます。
穏やかで積極的な女の子と協力して乳首を開発する変わったシチュ
エッチのほぼ全部で乳首を指や口で責め続けるテーマに沿った作り
前半と後半でスタイルを変え、さらに射精も織り交ぜた幅広さのあるエッチ。
間違いなく乳首特化だけどそれだけにせず柔軟な作品に仕上げてます。
中でも3番目は乳首責めに光を当てつつ、気持ちよくなりやすい内容になってて素晴らしいです。
おちんちんもいじりますけど乳首から主役を奪うほどやるわけではありません。
後半パートの後半部分から投入して乳首イキを助ける役割を果たします。
乳首イキにこだわりすぎてない点を私は高く評価してます。
本当に乳首イキだけを目指す場合、成功するかどうかで満足度に大きな差が生まれます。
総時間が90~120分あたりの長い作品なら乳首をじっくりいじれるからそれも良いでしょう。
でも本作品のエッチシーンは30分程度なので、その中で最善の選択をするならこれが一番だと思います。
乳首でイける人はそのまま目指せばいいし、できない人は射精すればいい。
あるいは両方同時に迎えることに挑戦してもいい。
複数の選択肢を設けることでより多くの人が楽しく、気持ちよくなれる場ができてます。
あとは各パートの品質やバランスがしっかりしてます。
前半は掛け声メインの安定したリードで乳首のいじり方を掴んでもらい
後半はその割合を下げる代わりに乳首舐めや手コキを加えてエロさを上げます。
乳首作品を数多く制作されてるサークルさんならではの「冴え」を感じました。
絶頂シーンは1回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
CV:秋野かえでさん
総時間 40:52
オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点

体験版はこちらにあります
追記
2020年11月8日まで10%OFFの594円で販売されてます。