同人音声の部屋

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タグ:とみみ庵

   ● 声付き耳かき音を作ってみた(終)
   ● 鈴の音と歩く(後編)
   ● 鈴の音と歩く(前編)
   ● 髪を切って整える音
   ● 癒しの夜
   ● 声付き耳かき音を作ってみた50
   ● 声付き耳かき音を作ってみた48
   ● ビャクといっしょに
   ● 声付き耳かき音を作ってみた46
   ● 声付き耳かき音を作ってみた42


声付き耳かき音を作ってみた(終)

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、素朴でちょっぴりいたずら好きな女の子が
友達あたりの関係にある男性に丁寧で幅広い耳かきをします。

従来のシリーズと同じく効果音の質と量にとことんこだわった作りや
親しみを感じる彼女のセリフと態度で癒しの空間を作り上げてます。
前よりもちょっぴり近い心の距離で
女の子に耳かきしてもらうお話。

「あ、また来たんですか? 凝りないですね ほんと」
女の子は素朴で優しい声の女の子。
自分の部屋に再びやって来た主人公をクールな表情で迎えると
膝枕に誘ってからお世話する順番や使用する器具を考えます。

本作品はこれまで58本出てる同シリーズの最終作。
声や口調は素っ気ないけど実は優しい彼女が、耳かき好きな彼におよそ24分間の耳かきをします。
彼女はシリーズの過去作にも何度も登場してるキャラで「炭酸ちゃん」の愛称を持ってます。
以前は割と変わったこともやってたのですが、今回は原点に戻って耳かきだけを時間いっぱい頑張ります。

「いいえ 今は暇なんでいいですよ 忙しいって言ったらどんな反応するか気になっただけです」
性格は一言で言えばいたずら好きでしょうか。
自分の思ってることとは違うことをわざと言って彼の反応を楽しみ
耳かき中も今までになかった原始的な手段で綺麗にするシーンがあります。

でも耳かき自体はとても真面目にやるので悪意があるとは思えません。
楽しそうにお掃除してるのがはっきりわかる描写もありますし、彼女なりの愛情表現と見るのが妥当です。
言葉よりも態度で気持ちを伝えるタイプのキャラで独特な可愛さを持ってます。

もうひとつの柱となる耳かき音も魅力的。
耳かき棒、綿棒、梵天と定番の器具をシーンに応じて使い分けながらリアルな音を存分に鳴らします。
とみみ庵さんと言えば時間に対するセリフの量を減らし、音ですべてを表現する作風が持ち味です。
今作もその例に漏れず、効果音と彼女の吐息だけが流れる時間を長めに取って癒します。
質感、動き、力加減、リズムのすべてが繊細で優しくて本当に素晴らしいです。

耳かきはほぼ全編にあたる24分間。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に穴の手前は耳かき棒、奥は綿棒で汚れを取り
仕上げに梵天と3回程度の息吹きをします。

耳かき棒は「ずすっ じりじり」と尖りのある乾いた音
綿棒は「すりずり」という面積広めで柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を優しく引っかくように往復させ、後者は汚れを絡め取るようにゆっくり擦ったり回転させます。
梵天もふんわりした優しい質感の音で心地いいです。

この4年間耳かきをひたすら追求してきたサークルさんなだけあってすべてが自然です。
綿棒は動きに軽い引っ掛かりがあり、梵天は耳に軽い圧迫感があるといったように
器具ごとの細かな特徴まで音でリアルに表現されてます。
またこれらが耳垢に触れた際はほんの少しの時間だけ効果音がパリパリしたものに変わります。

「ふわ ふわ 気持ちいいですか? 私も ちょっと楽しいかな」
「人の耳に指を入れるって 面白い感覚かも」

最中の彼女は「かりかり」「ふわふわ」などの擬声語で耳かきの様子を実況しつつ自分の気持ちを漏らします。
また後半の右耳をお世話するシーンでは自分の指を彼の耳の穴に入れて掻き出します。
「ぐぐっ すいっ」という弾力のある摩擦音を掻き出すように鳴らしてて結構リアルです。

そしてこれは恋人まではいかないにしても彼女が彼に対して一定以上の好意を抱いてることも表します。
今は耳かき中ですから彼の耳の中は当然ある程度汚れてます。
それを知ったうえで自分から直接それを掬うのは一種の愛情表現と言えるのではないでしょうか。
行為自体の珍しさに加えて彼女の内面も描かれてるのが面白いです。

このように、リアルな音と2人の仲の良さで癒す温かい耳かきが繰り広げられてます。
シンプルで洗練された作品
王道のサービスに色々な工夫を加えた高度な耳かき作品です。

女の子は自分に何度も会いに来てくれる主人公を満足させようと
素っ気ない態度を取りつつしっかりお世話して耳と心を綺麗にします。
そしてその様子を主に効果音で表現し、合間に彼女らしさを感じるセリフを挟みます。

数多く存在する耳かき音声の中でも最高品質を誇る効果音
現実世界の耳かきをそのまま音声化したような自然な演出、クールな態度の中に垣間見える彼女の優しさ。
音フェチ系でありながらキャラも立ってる優れた耳かきが楽しめます。

「ふわふわでおねむですかね そのまま寝ちゃってもいいですからね」
私が炭酸ちゃんの作品をいくつか聴いてるからなのでしょうが
以前よりも彼女の態度が柔らかくなり、彼を素直に受け入れられるようになったと感じました。
最初の彼女は彼を実験台にしてあれこれ試す感じにサービスしてました。
しかし今回は特殊なことをほとんどやらず、彼を気持ちよくすることを第一に考えてお世話します。
ただそれだけだと個性が失われてしまうから時々からかってバランスを取ってます。

効果音が抜群に優れてるおかげで耳かきの様子を細かく説明する必要がなくなり
その結果何気ない会話にセリフの多くをつぎ込む余裕が生まれてます。
音が主役なのは間違いないのですが、一般的な音フェチ作品とは違う魅力を持ってます。

シリーズの最後を飾るに相応しい安定感のある作品です。

CV:藍月なくるさん
総時間 27:24

声付き耳かき音を作ってみた(終)
https://www.youtube.com/watch?v=4uccah3DTkU

鈴の音と歩く

鈴の音と歩く(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「08 随分と早く来たな」以降の様子を中心に紹介します。
急速に縮まる2人の距離
3番目の「また別の日」は4パート68分間。
「別のある日」からそれほど経ってない日に再び神社を訪れた主人公が
テンと出会い休憩所で寛いだりこれまでと違った耳かきをしてもらいます。

「やはり茶請けは団子じゃな ほれ ぬしも あーんじゃ」
彼女にお団子を食べさせてもらい、お返しに彼女の口についたあんこを拭くなど
物語の最後を飾るシーンに相応しい今まで以上のイチャラブっぷりが楽しめます。
これまではテンの側から好意を伝えることが多かったのですが
ここでは彼の心情描写も加えて2人が相思相愛の関係であることを表現してます。

メインのサービスにあたる耳かきは32分間。
いつものように膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒と梵天でお掃除し、最後に軽く息を吹きかけます。
今回は雨戸を開けてるので川の流れる音がバックで流れ続けます。

「今日はこれで耳かきをしてやろう 黒い色をした綿棒じゃ」
内容だけを見るとごく普通の耳かきに思えるでしょうけど
凹凸のあるスパイラル綿棒と彼女の尻尾を梵天代わりにして個性を出してます。
「ずすっ ぞりぞり」というざらつきのある摩擦音が刺激的で心地よく
奥と手前を前後に往復させる動きも一般的な綿棒とは明らかに違います。

尻尾梵天についても「ふすっ さっさっ」というふんわりした滑らかな音
面積の広さ、毛先の長さで尻尾らしさが表現されてて大変リアルです。
3つのシーンで効果音と環境音をまったく被せないところにサークルさんのこだわりを感じました。

「この縁側で 初めて綿棒をつこうたんじゃったな あの時から わしもすっかり好きになってしまった」
最中のテンはこれまでと同じく時間に対する会話量を減らし
これまでの出来事を振り返りながら感謝の気持ちを伝えます。
シリーズの序盤ではなかなか素直になれなかった彼女がこういう顔を見せるようになったのは
主人公に対して愛情や信頼といった特別な感情を抱いてるからです。
セリフをあまり多く入れられないからこそ、思いを込めてひとつひとつの言葉を紡ぎます。

また耳かき終了後の「変わったのはわしか」「気持ちは嬉しいが」パートでは
2人の心の距離が一気に縮まるイベントも用意されてます。
最終的にどうなるかは聴いてのお楽しみとさせてください。
サークルさんでは珍しい描写もありますし、あまりの甘さに聴いてるこっちが恥ずかしくなってきます。

このように、2人の絆が感じられるあまあまラブラブな耳かきが繰り広げられてます。
イチャブラ系音フェチ作品
音重視でありながらキャラやストーリーもしっかりしてる名作です。

これまで色んな耳かきをしながら一緒の時間を過ごしてきた男女が
同じ流れでそのことを振り返りさらに心を通わせます。
そしてその様子を高品質な効果音と環境音を組み合わせてリアルにお届けします。

セリフよりも音の比重を上げて癒す音フェチ系の作り
シーンごとに異なる音を使って違いを出す凝った耳かき、テンの初々しい仕草と表裏のない言葉。
シリーズが持つ長所をそのまま引き継ぎ、物語がきちんと締めくくられるように進めます。

本作品最大の魅力は何か?と訊かれたら私は即座に「耳かきです」と答えます。
それはこのシリーズがどの作品も耳かきに最も長い時間を割き、内容にも力を入れてるからです。
でも耳を綺麗にする事を目的にした一話完結型の作品や専門店でのサービスとは違い
本作品の耳かきは2人が親睦を深める手段のひとつに位置づけられてます。

単に耳を綺麗にするだけなら毎回同じ器具を使ったほうがずっと楽だし出来栄えも安定します。
でもテンは敢えてシーンごとに器具や場所を変えてお世話します。
それは結局のところ彼に楽しんでほしいから、また来てほしいからです。
耳かきという行為そのものに彼女の気持ちが込められてるから音重視でも聴いてて心が満たされるわけです。

サークルさんがこれまで積み上げてきたものを凝縮した珠玉の一作です。
これだけ高品質で3時間20分もあるのに価格がたったの300円なのも驚異的。
以上を踏まえてサークルさんでは14本目の満点とさせていただきました。

おまけは「結婚すればいいのに」です。

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:23:44(本編…3:18:52 おまけ…4:52)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

鈴の音と歩く

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ひと気のない神社に長く住んでる狐巫女が
何度も参拝に来てる男性に色んなお世話をしながらまったり過ごします。

およそ4年間の活動を通じて磨き上げてきた珠玉の耳かきに加え
場所や季節によって変化する環境音や彼女との和やかなやり取りなど
音声作品を構成するすべての要素を使って癒しに満ちた空間を作り上げてます。

総時間が3時間以上あるため前編(01~07)、後編(08~11)の2回に分けてお送りします。
移りゆく季節を2人で一緒に
神社の狐巫女「テン」に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「うぅ 寒い 人の身にこの寒さはこたえるじゃろうな」
テンは古風な言葉遣いをする愛らしい声の女の子。
とある冬の日、神社の入り口まで主人公を迎えに行くと
彼がお参りするのを待ってから一緒に休憩所へ移動します。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」「鈴の音と共に」「ビャクといっしょに」に続くシリーズ第5弾。
ひと気のない神社で弟子と一緒に暮らしてる彼女が、そこの参拝客にあたる彼と冬から春にかけてをのんびり過ごします。
「ある日」「別のある日」「また別の日」の3部構成になっており時間はどれも60分程度です。
通しで聴くのは大変ですし途中で寝落ちする可能性が高いのでシーンごとに分けて聴くのがいいでしょう。

お話の流れはどのシーンも神社で2人が出会い、休憩所や離れへ歩いて移動し
そこでじっくり耳かきしてから添い寝で眠る非常にシンプルなものです。
しかし最中の効果音、環境音、登場人物、セリフの量と内容など
音声を形作る色んな要素が大きく変化する
ため実際に聴いてみると随分違った印象を受けます。

中でも効果音と環境音は現在数多く存在する癒し系サークルさんの中でも群を抜いて優れてます。
質感、位置、距離、動き、力加減、間のとり方すべてが完璧で
目を瞑って聴くとテンがすぐそばにいるんじゃないかと思えるほどの臨場感があります。
耳かきをひたすら追求してきたサークルさんの経験と実力が今作でも遺憾なく発揮されてます。

「おっ 来た来た おそーい! 風邪を引いたらどうするつもりじゃ」
これらを行うテンも魅力的な女性です。
主人公と会いたい気持ちが押さえきれず寒い外に出てわざわざ迎えに行き
合流後は嬉しそうな表情で彼を耳かきする場所へと案内します。
過去作ではツンデレ系のキャラだったのですが、これまでのお話を通じてかなり素直になっており
口には出さないもののほぼ恋人同士と言っていい態度で接します。

また今回はシリーズ最終作ということで過去に行ったサービスが再登場するシーンもあります。
今作からでも普通に楽しめますが1作目から聴いてみるとより楽しめるでしょう。
お話が進むほど彼女の表情がどんどん柔らかくなっていくのがわかります。
癒しの音と言葉に包まれて
一番最初の「ある日」は3パート58分間。
いつも通りに参拝した彼を神社内の休憩所へ案内し、お茶を振る舞ってから30分程度の耳かきをします。

玉砂利を踏みしめる足音、鳥の鳴き声、拝殿にぶら下がってる鈴を鳴らす音、主人公から借りた上着を着る音など
音声の序盤から色んな音が登場してその場の雰囲気を作り上げます。
テンが体を動かすたびに鳴る鈴の音も涼やかで癒やされます。

彼らが休憩所に近づくにつれて付近を流れる川の音が大きくなるのもいいですね。
この後のシーンも含めて環境音をリアルタイムに変化させて移動する様子や位置の変化を表現します。
この演出を取り入れてるサークルさんは現在でも非常に少ないです。

耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順に特製の耳かき棒で汚れを取り
それから梵天と息吹きで仕上げる家庭的なものです。
寒さ対策に雨戸を閉めてるので環境音は川の音ではなくストーブの稼働音が流れます。

耳かき棒は「ぞり すり」と乾いたやや平べったい音が使われており、ゆっくり掻き出したり耳の壁をなぞります。
音質、動き、力加減、ストロークの大きさが目まぐるしく変化する高度なもので
穴の奥のほうを掃除されてる時はこそばゆい刺激が耳のあたりに感じられます。

続く梵天は「さしゅっ ぷすぷす」という柔らかく広がりのある音で
素早く掻き出したり軸を持って左右に回転させる感じに動きます。
時間は両耳合わせて6分程度と短めですが、梵天特有のふわふわした質感が音で見事に表現されてます。
レビューするたびに言ってますけどとみみ庵さんの梵天は絶品です。

「このように 耳の中を匙の裏で撫でるのも良いぞ」
「梵天の良いところは その表情じゃな 安心しきった顔を見ておると わしも心が温かくなる」

最中のテンは吐息を漏らして黙々と手を動かす時間を長めに取り
その合間に彼のリクエストを受けて耳かきのやり方を軽くレクチャーします。
耳かきの心地よさにすっかり緩んだ彼の顔を見て穏やかな笑みを浮かべるなど
2人きりのひと時を彼女も楽しんでる様子が自然と伝わってきます。
耳かきパートと添い寝パートは彼女の態度を母親っぽく感じる人もいるでしょう。

続く「別のある日」は4パート72分間。
前回よりもずっと暖かくなったある日、再び神社を訪れた主人公を今度は離れへ案内します。

「ちょい ちょいちょい あ、あのな あれじゃ 手を取らんか」
この場所に入るには手を繋がなければならないしきたりがあるらしく
恥ずかしそうな表情で彼女の側から手を差し伸べてきます。
長い年月を生きて落ち着いた物腰をしてる女性が見せるこの初々しさがとても愛らしいです。
場所が前回と違うのを受けて環境音は湧き水の流れる音や鹿威しの音へと変化します。

テン「おぉ ビャクよ 腕を上げたな」
ビャク「いえいえ 茶葉を変えただけですよ」
またこのシーンはテンの弟子にあたるビャクも登場します。
耳かき前の爪切りを担当したり、用事を片付けながら2人の邪魔をしないように気を遣うなど
作品の雰囲気作りやテンの魅力を引き出す重要な役割を果たします。
また一部でサークルさんの別シリーズとの繋がりを匂わせるセリフも登場します。

サービスのほうはビャクの爪切りから入ってテンが特殊な音叉を両耳元で鳴らし
さらに右耳→左耳の順に乾いた綿棒、梵天、息吹きと繋ぎます。

「ゆったりとした音の動きに ぬしの呼吸も 心も 安らかなものになってきておるのを 感じるわ」
中でも音叉は「ヴォォォォン」という透き通った振動音が高低2種類登場し
耳元へ近づけたり遠ざけたりして独特な振動を耳と脳へ送ります。
「鈴の音を聞きに」でもやったサービスですから視聴済みの方は懐かしく感じるでしょう。
爪切りも「ビャクといっしょに」からの再登場ですし、このシーンは過去作のリスペクトを意識して作られてます。

最中の会話は彼が途中で寝入ったのを受けて前のシーン以上に少なくなってます。
効果音、環境音、吐息だけが流れるひと時はとても静かで
彼女の安らいだ表情からもこの瞬間を心地よく思ってるのがわかります。
寝る前あるいは就寝中に聴くのに適したサービスです。

おまけは「結婚すればいいのに」です。

後編へ続く…。
鈴の音と歩く(後編)

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:23:44(本編…3:18:52 おまけ…4:52)


体験版はこちらにあります

髪を切って整える音

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、自宅で誰かに髪を切ってもらう様子を
様々な効果音と環境音だけを使ってお届けします。

サークルさんが日々研鑽を重ねられている質の高い音を数多く用意するだけでなく
それらを実際の散髪に近い鳴らし方・動かし方で上手に扱っています。
声が無いおかげで静かな雰囲気が漂っていますから
乱れた心を落ち着けるのにも打ってつけの一品と言えます。
散髪の一部始終を音だけで表現
誰かに髪を切ってもらうお話。

「ズズー カチッ チリーン」
音声が開始すると早速誰かが部屋で明かりをつける音や
窓を開けてからカットクロスをかける音などが鳴り始めます。

冒頭でも書いたように本作品は100%効果音で構成されており
音声の開始から終了までハサミの音を中心とした爽やかな音の数々が鳴り響きます。
音声作品に必ずと言っていいほど登場する女性の声が無いため
全編に渡って静かで落ち着いた空気が流れています。
極端なまでに音を重視した音フェチ向けの内容です。

散髪はカットクロスをかけた後、床を汚さないための新聞紙を敷き
霧吹きで髪を濡らしてからハサミで主に即頭部を切っていきます。
総時間が11分と非常に短いこともあり、伸びた部分を切りそろえているように思えます。

そしてすべての動作で別々のリアルな効果音をしっかりと用意し
それらをシーンに応じて位置や距離を適切に切り替えながら鳴らしています。
とみみ庵さんの効果音は現時点でナンバーワンと言ってもいいほどにクオリティが高く
説明するセリフが入らなくても何をしているのかが手に取るようにわかります。

散髪の時間はおよそ7分間。
「サクサク シャリッ」という小気味良い金属音を右から左、あるいはその逆にスライドさせ
最初は大きくざっくりと、後になるほど切りそろえるように小刻みに動かします。
ただ効果音を鳴らすのではなく、流れに合わせて刻々と変化していくリアルなサービスです。

中でも開始2分後あたりに左のもみあげを切るシーンは
音が一気に近づき微かな振動まで伝わってきます。
他にも窓を開けているシチュを利用し、散髪の合間に軽く風鈴を鳴らすなど
作品全体に爽やかなイメージを持たせる演出が盛り込まれています。
簡単に言えば雰囲気作りが上手いってことです。

このように、現実の散髪に非常に近いサービスが繰り広げられています。
コンパクトな音フェチ作品
リアルな音の数々が心に癒しを、耳に心地よさを与えてくれる作品です。

ハサミだけを使って髪を整える家庭的な散髪の一部始終を
滑らかな動作が生み出す諸々の効果音でわかりやすく演出しています。
バイノーラル録音ということで実際にダミーヘッドの後ろに立って鳴らされているのでしょう。
音の質だけでなく動かし方や間も自然で全体に統一感があります。

そしてアクセントとして時折鳴る風鈴の音も静けさや爽やかな印象を与えています。
散髪というサービスではなく「部屋で散髪している」空間そのものを描いているのが見事です。
ハサミが数回鳴って移動するのを繰り返すおかげで適度に無音の時間があり
それも癒しにプラスの影響を与えているように思えます。

サービス・癒し系音声いずれの意味でも優れたものを持っている作品です。
無料ですので興味を持った方は是非お試しください。

CV:なし
総時間 11:06

髪を切って整える音
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26961144

癒しの夜

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、上品でミステリアスなお姉さんが
長時間に渡る様々な癒しのサービスで心と体の疲れを取り除きます。

サークルさんが最も得意とされてる耳かきはもちろん
整髪、シャンプー、顔のお手入れ、上半身のマッサージなど
全年齢向けの範囲でできるありとあらゆる行為をリアルな音で存分に楽しませてくれます。
癒しのパワーが非常に強いですから途中で寝落ちする人が続出するでしょう。
疲れを内と外から癒す音の数々
癒しの店「月明(つきあかり)」の店主「祖月輪 真夜(そがわ まや)」からサービスを受けるお話。

「あら お客様ですか 珍しい」
真夜は上品で落ち着いた声のお姉さん。
帰宅途中に月明を偶然発見しふらりと訪れた主人公に挨拶すると
お店のコンセプトを簡単に説明してから冷たい飲み物を差し出します。

本作品は心身にかなりの疲れを感じてる人だけが訪れられる不思議なお店を舞台に
彼女がおよそ2時間30分に渡って様々な癒しのサービスを提供します。
とみみ庵さんと言えば既に50本以上出てる無料シリーズなど耳かきで大変有名なサークルさんです。
しかし今回はその割合を20分程度にまで縮小し、代わりにサービスの幅広さで勝負してます。

効果音の種類が恐ろしく豊富でその全てがリアルですから
聴いてみると自分が実際に月明にいるような感覚を抱くでしょう。
音の質感、位置、距離、タイミングといったすべての要素が完璧で素晴らしいです。
サービスそのものだけでなく、その前後最中に鳴る微かな物音まで入ってるので自然に感じます。

サークルさんの過去作との大きな違いは環境音がほとんど鳴らないこと。
休日屋や狐巫女テンの耳かきシリーズでは自然に関する音をバックでよく流してましたが
本作品では最初の導入パートと終盤の睡眠導入、お別れパート以外は敢えて無音にしてます。

効果音と会話だけで物語が形作られてるので静かな印象を抱くでしょう。
でも前述の通り効果音が多彩ですから寂しく感じることはありません。
優しい音や言葉の数々を聴いてると後になるほど気持ちが落ち着いたり眠気が強くなります。
通しで聴くと寝落ちする可能性が非常に高いので、中盤の休憩パートあたりで区切り2回に分けることをおすすめします。

「ふふふっ 私のお店が見えましたか よほどお疲れなのですね」
これらを行う真夜は一言で言えばミステリアスな女性。
プロらしい流れるような手つきで心の行き届いたお世話をしながらサービスごとに異なる健康知識を披露します。
その中で上のセリフのような意味深なことをところどころで言います。

作中では明確に語られてませんが、最後まで聴けば彼女が何者かはだいたいわかります。
丁寧な言葉遣いを維持しつつ馴れ馴れしくないレベルの優しさを見せるあたりも大人の女性らしくて良いです。
彼女とのやり取りも癒しや安眠に大きく貢献してます。
相手の症状に合わせた的確なサービス
ここからは各サービスの詳細を説明します。

冒頭の挨拶や準備を終えた後から始まる3パート48分間は頭部のケア。
「状態確認と整髪」は整髪、「頭皮のお手入れ」はオイルによる頭部マッサージ、
「洗髪とトリートメント」はシャンプー&トリートメントとパートごとに内容を切り替え
それぞれに合った音を的確に鳴らしてサービスの様子をリアルに表現します。

「髪の毛には 修復能力がないことはご存知でしょうか?」
整髪では「しゃくしゃく」と小気味いい金属音が耳のやや上あたりで鳴り始め
左右にスライドさせながら真夜がプロらしいことを落ち着いた口調で時々話します。
音フェチ系の作品なので総時間に対するセリフの量は少なく、さらに間を長めに取って効果音を聴きやすくしています。

最初は普通のハサミだったのが少し経つと梳きバサミに変わるのがいいですね。
同じサービス内に異なる音を鳴らしてそれぞれの違いを楽しませてくれます。
彼女が「髪の先端を切りそろえる」と言ってたのを踏まえて効果音を主に側頭部で鳴らすのもポイント。
頭頂部は髪の根元が集まってる場所ですから今回の整髪では手をつけないのが自然です。
こんな風にリアリティを追求した制作をされてるとみみ庵さんのこだわりが随所に見られます。

「こちらは 炭酸の入ったシャンプーです 髪表面の汚れの除去 そして頭皮の血行を促進する効果がありますので」
それに対してシャンプー&トリートメントは炭酸を使ったサービスが特徴的です。
炭酸入りシャンプーは「ぷしゅしゅしゅしゅー」という独特な音
シャワーで洗い流してから行う炭酸水での洗浄はシャンプーよりもずっと滑らかな水音が鳴ります。
どちらもシュワシュワパチパチした音が混じっていて耳に心地いい刺激を与えてくれます。
このパートは20分以上ありますから音フェチ好きには堪らないのではないでしょうか。

髪と頭がスッキリした次にするのは顔のケア(約20分)。
「お顔のケア」は専用のオイルやクレンジングクリームを使ったマッサージ
「お顔の産毛剃り」は道具を使った産毛剃りと美容液による保湿で汚れや疲れを落とします。

「緊張なさるかと思ったのですが ふふっ そんなことはありませんか ご信頼いただいてるようで 嬉しく思いますわ」
今回のサービスは完全におまかせということで開始直後は不安を感じていた主人公も
彼女のきめ細かなサービスや行き届いた気配りにすっかり機嫌をよくします。
それを見て喜ぶ彼女の姿にも癒しを感じました。
整髪やシャンプーに比べれば効果音は大人しいですが、使用する液体ごとに違った音を鳴らしますし
蒸しタオルが顔に乗ってる音なんかも入っていて品質は引き続き高いです。

軽い休憩とマッサージをした後から始まる2パート37分間はお待ちかねの耳のケア。
「お耳の産毛剃り」は機械を使った産毛剃りと耳用のジェルによるお肌の手入れ
「耳かき」は綿棒と梵天を使った耳かきで今度は内側から綺麗にします。

「この音 脳を揺さぶられるようで 私は好きですわ」
「水の中に潜っている時のような 不思議な音がしますでしょう?」

産毛剃りの時に鳴る微かな振動を含んだ控えめなモーター音
ジェルの時に鳴る「こぽこぽ」という水気混じりのこもった音がいずれも心地よく
これまで数多くの癒される音を聴いてきたこともあってかなり眠くなりました。
彼女自身も「好き」と言ってるだけあって多くの人に効果のある音だと思います。

それにさらなる追い打ちをかけるのが耳かき。
健康知識をその都度話していた今までとは違い、会話を必要最小限にまで絞り込んで
耳かき音と彼女の吐息だけが流れる静かな時間をできるだけ長く取ってます。


「耳かきに限りませんが 大きくなるにつれ できることが増えると 幼い日の記憶は 思い出と一緒に どこか遠くへ行ってしまうのでしょうね」
耳かきは今だと現実世界に専門店ができるほどメジャーなサービスですが
子供の頃は母親にやってもらった人が多いと思います。
だから彼女は主人公をできるだけその時に近づけるためにお店らしさを薄めて進めます。
効果音に絶対的な自信を持つサークルさんだからこそできる極めてシンプルな耳かきです。
耳かき棒ではなく綿棒を使ったのも彼の安眠を妨げたくない彼女の優しさなのでしょう。

効果音は綿棒が「しゅっ」という滑らかで軽い音、梵天は綿棒よりも広くてふんわりした音が使われており
前者はペースやストロークを小まめに変えながら小さく擦る感じに、後者は優しく掻き出したり擦るように動きます。
綿棒は耳の外側→穴の中の順にお世話するため両者で音の質感に微妙な違いがあります。
仕上げに行う息吹きも耳に微かな風圧が感じられてこそばゆいです。

このように、効果音と会話を違和感なく組み合わせて癒す洗練されたサービスが繰り広げられてます。
安眠効果の高い作品
聴いてるだけでものすごく眠くなる作品です。

特殊な条件下でのみ訪れることができるリラクゼーションスポットで
そこの女店主が主人公の症状に合った癒しのサービスを提供します。
そしてそれらの多くを言葉よりも音で表現し臨場感と安らぎを与えます。

品質だけでなくバリエーションも充実してる最高クラスの効果音
それらを違和感なく組み合わせて現実さながらのサービスを作り上げる極めて高度な演出力
巧みな技術と優しさの中に多少の含みを持たせた彼女のキャラ。
音フェチ系作品の要所を押さえつつ個性と物語としての面白さを持たせてます。

「忘れないでくださいませね 明日の自分は今日とは違う自分 疲れたあなたは もういないことを」
この作品を聴いて特に印象的だったのがすべてのサービスが彼のことを考えて行われてることです。
サービスを始める前に簡単な触診をしてどこに問題があるか分析し
それから頭、顔、耳、肩や腕にターゲットを絞ってそれらを隅々まで綺麗にする方針で進めます。
目的意識を持ってお世話するので各サービスに流れや統一感があります。

それが最もわかりやすく物語ってるのが終盤の耳かきでしょうね。
すっかりリラックスした彼の安眠を妨げないように専門店の中ではかなり簡素なものにしています。
数多くの小さなサービスを組み合わせてひとつの大きなサービスを作り上げてるのが実に素晴らしいです。
シャンプーして、耳かきするではなくこれらすべてを通じてひとつの目標を達成します。

作品を聴き終えた直後の感想は「とにかく眠い」でした。
時間が長くて退屈したからではなく純粋に癒しのパワーがとても強いからです。
眠気さえ克服できれば通しで聴いてもだるさは感じないのではないでしょうか。
各パートの時間が10~20分と丁度良く、効果音がどんどん切り替わっていくのが大きいです。

すべてにおいて比類なき品質を誇る音フェチ系作品です。
これだけの質と量があるのに価格が300円なのも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは13本目の満点とさせていただきました。

CV:笹原ぽたこさん
総時間 2:31:34

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

声付き耳かき音を作ってみた50

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、穏やかでちょっぴり抜けたところもあるお姉さんが
甘えん坊な主人公に耳かきで癒しを与えます。

サークルさんの売りである音を大変重視した作りに加えて最中に交わされる何気ない会話も非常に甘く
彼女の嬉しそうな表情も相まって聴いてるだけで心がぽかぽかしてきます。
愛する人の望むサービスを
お姉さんに耳かきしてもらうお話。

「あっ おかえりなさいませ」
お姉さんは丁寧な言葉遣いをする甘い声の女性。
帰宅した主人公を嬉しそうに迎え、すぐさまぎゅっと抱きしめると
彼のリクエストに応えて耳かきをしてあげます。

本作品は2014年5月頃から始まったシリーズの記念すべき第50弾。
恋人よりも奥さんっぽい雰囲気の女性が繊細で家庭的な耳かきをします。
サークルさんがこれまで磨き上げてきた音による癒し(ASMR)を継承しつつ
二人の仲の良さを感じるやり取りを適度に挟んでお世話されてる気分を味わわせてくれます。

また今回は全年齢だけでなく18禁音声でも活躍されてる野上菜月さんが声を担当されてます。
野上さんがとみみ庵さんの作品に出演するのは初めてじゃないでしょうか。
優しくて柔らかい声と態度が耳かき音とマッチしていてものすごく癒されます。

耳かきはほぼ全編にあたる23分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒を使って綺麗にし、最後に3回程度息を吹きかけます。

耳かき棒は「そり すしゅっ」と平べったく滑らかな摩擦音
梵天は「ぷしゅっ しゅるしゅる」と軽い圧迫感のある柔らかい音が使われており
前者は位置を小まめに切り替えながら前後にゆっくりと
後者は軸を持って回転させたり弱い力で掻き出すように動きます。

耳かき棒は穴の中の色んなところに刺激を与えてくるのでこそばゆく感じるでしょう。
手前と奥で音の質感が微妙に違いますし、いつも通りの安定した耳かきをされてます。
動きについてもペースやストロークが変化に富んでいて実際の耳かきにとても近いです。
また後半の左耳では汚れを取った後に奥を軽くマッサージする動作が入ります。

「耳かきをするのは好き…なのかもしれません 結構面白いですし」
「いっぱいとーれーろっ いっぱいとーれーろっ」

これらを行うお姉さんの仕草もあまあま。
最初はあまり自信なさそうだったのがやってみるにつれてその魅力を理解し
左耳をお掃除する頃になると楽しそうに手を動かします。

耳かき中に失敗する演出を挟むのではなく、会話する時に手を止めることであまり経験がない様子を出してます。
効果音と会話にメリハリがあるので音声に集中しなくても両方楽しめるでしょう。
耳かき音と彼女の微かな息遣いだけが流れるひと時はとても静かで落ち着きます。

このように、音とキャラの両方を引き立たせてるコンパクトで洗練された耳かきが繰り広げられてます。
新婚気分が味わえる作品
あまりの甘さに自然と頬が緩んでくる作品です。

お姉さんは主人公の心と体が少しでも安らぐように
彼が提案した耳かきを受け入れ自分なりのやり方で隅々まで丁寧にお掃除します。
そして耳かきを通じて彼女自身も好きな人をお世話する幸福感に浸ります。

説明的なセリフを一切挟まずすべての動作を音だけで表現するASMR成分の強い作り
効果音とセリフをある程度分けて両方の魅力を引き立たせる演出。
仲のいい男女が二人きりで過ごす様子をリアルかつナチュラルに表現しています。

「私からもお礼を 楽しかったですし 耳かきを好きになれましたから」
そしてやはり野上さんの声と演技が大変素晴らしいです。
効果音が主体の短いお話だとキャラの存在感がどうしても薄くなるものなのですが
本作品に限って言えば彼女の存在が癒しにすごくプラスに働いてます。

少なくとも私には恋人よりもずっと深い関係を意識して演技されてるように映りました。
「主人公と一緒にいればあとは何もいらない」という思いが滲み出てます。
それを端的に表すとすれば新婚夫婦なんじゃないかなと。

耳かきはこのシリーズだけでも50本制作されてるだけあって品質が安定してます。
レビューで説明した以外にも細かな部分を色々こだわってますし
節目を飾るに相応しい渾身の一作と言えます。

CV:野上菜月さん
総時間 26:15

声付き耳かき音を作ってみた50
https://www.youtube.com/watch?v=8zFvS5Le4lU

声付き耳かき音を作ってみた48

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、さっぱりした面倒見のいいお姉さんが
シンプルかつちょっぴり個性的な耳かきで主人公の耳と心を綺麗にします。

耳かきを始めるまでの時間をやや長く取って様々な生活音を鳴らしたり
耳かき中に彼女の人柄を感じさせるセリフを音の邪魔に鳴らないレベルで投げかけるなど
サークルさんの武器である音を活かしつつ彼女と一緒に過ごす雰囲気を上手に作り上げてます。
忙しい時こそ息抜きが大事
お姉さんとコーヒーを飲んだり耳かきしてもらうお話。

「…ん? いらっしゃい もうそんな時間か」
お姉さんはややトーンの低い穏やかな声の女性。
自室にやって来た主人公にまだ用事が終わってないことを告げると
やかんに火をかけてから彼の目の前でタイピングを続けます。

本作品は主人公と友達以上恋人未満の関係にある彼女が
仕事あるいは大学の資料作成の合間を縫って会話と耳かきを楽しみます。
とみみ庵さん最大の特徴とも言えるリアルな音や動きに加えて
今回は音の種類を普段よりも多くしたり、あまり見ないタイプの耳かきをして個性を出してます。

「読んでて違和感ないかなぁ 片仮名多い資料って好きじゃないんだよな」
耳かき以外の音も結構登場しますから彼女と一緒にいる気分に浸りやすいです。
彼女も彼との付き合いに慣れてるのかやや砕けた口調で親しげに話しかけます。
音フェチ系なのでセリフの量はそれほど多くありませんが、彼女の魅力を感じるものが多くて癒されます。

音声開始から最初の7分間は会話シーン。
部屋に来た主人公を迎え入れ、事情を話してからしばらく待ってもらいます。

カタカタとキーを打つ音、やかんに入れた水が徐々に熱を増し沸騰する音
カップにお湯を注ぎスプーンでかき混ぜ飲む音、お菓子の袋を開けてぽりぽり食べる音など
我々が日常生活でよく聴くタイプの音を違和感なく組み合わせて二人の様子を表現します。
「~をしてるよ」みたいな説明するセリフを一切挟まず、すべてを音だけで伝えるのでものすごく自然です。

その後に始まる耳かきはおよそ18分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天を使ってお世話します。

耳かき棒は「ずすっ」と滑らかで平べったい音
梵天は「さすさす」と広くてふわふわした音が使われており
前者は穴の奥と手前を前後に往復させる、奥から手前に掻き出す、短いストロークで優しく引っかく
後者は軸を持って小刻みに回転させるように動きます。

耳かき棒の音が変化に富んでますから耳に色んな刺激を感じるでしょう。
また耳垢を探り当てたのかカリカリした音が時々混じります。

「息で細かいの飛ばしながらやっていい?」
中盤あたりから耳かきと息吹きを交互にするのが面白いですね。
耳かき棒を動かしてから弱めの風圧で3回程度軽く吹きかけるのを繰り返します。
息吹きされるたびに弱い風圧が感じられて耳がこそばゆかったです。
梵天を使った後にも入りますし、息吹きされるのが好きな人ほど楽しめるでしょう。

「自分に甘えられないなら 私に甘えちゃう? ふふっ」
最中の会話も癒しを感じるものばかり。
忙しいからといってカリカリせず、十分な間を取りながらゆったり語りかけます。
言葉遣いはやや男っぽいのですが包容力のある女性だなと。
梵天をしてる時の「ふわふわー」という掛け声も柔らかくて彼女のキャラに合ってます。

このように、彼女と一緒にいる雰囲気を大事にした温かい耳かきが繰り広げられてます。
雰囲気の良い作品
聴けば聴くほど心安らぐ作品です。

お姉さんは自分に会いに来てくれた主人公と楽しいひと時を過ごそうと
まずはヘッドホンをつけて用事をこなすことに集中します。
そしてここまま続けてもうまくいかないと判断した後は気持ちを切り替えて会話や耳かきに没頭します。

ほぼすべての行為を音だけで表現する音フェチ成分の強い作り
量は少ないながらも思いやりに溢れる彼女の言葉、そして多少捻りを加えた耳かき。
シリーズの特徴を継承しつつ個性も出るようにお話を組み立ててます。

特に耳かきを始めるまでの冒頭シーンは色んな音が聴けて面白いです。
お湯が沸騰していく様子を音の変化で表現してるところが印象的でした。
タイピングの音も柔らかくリズミカルで耳に心地いい刺激を与えてくれます。

耳かきは動きの細かな変化と息吹きの多さが魅力です。
音の質感、器具を動かすスピード、ストローク、力加減などあらゆる要素が自然で耳に馴染みます。
息吹きも心地よさを感じる風圧にちゃんと抑えてあります。

何気ないひと時をそのまま切り抜いた作品です。
無料ですから興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:ユキトさん
総時間 27:05

声付き耳かき音を作ってみた48
https://www.youtube.com/watch?v=q17XJmkDay8

ビャクといっしょに

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、とある神社で新米巫女をしてる女の子が
師匠の代わりに顔なじみの男性を色んなサービスでもてなします。

サークルさん最大の武器である耳かきはもちろん、ヘッドスパやマッサージなど
お世話する範囲を上半身全体にまで広げ、その一部始終をリアルな音で繊細に表現しています。
女性ごとの違いも持たせてますから、同じサービスでもそれぞれで異なる印象を抱くでしょう。
音が織り成す幅広いサービス
神社の巫女ビャクが参拝客を癒すお話。

「あら? こんにちは この日差しですからね お二人とも汗をかいたのではないですか?」
ビャクは明るくて穏やかな声の女の子。
参拝を終えてから休憩所にやって来た主人公に声をかけると
テンが戻ってくるまで代わりに彼をお世話することを志願します。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」「鈴の音と共に」と続いてきた人気シリーズの番外編。
いつも彼を迎えに行っていた師匠のテンが外出中なのを受けて
彼女が2時間以上にも及ぶ色んなサービスで彼に普段とは別の癒しを与えます。

「景色を見ながら ゆったりと飲むお茶はいいですね 私が淹れたお茶なので 自画自賛になってしまいますが ふふっ」
ビャクは過去作でも脇役としてたびたび登場してるキャラ。
テンとは違って今風の言葉遣いをし、特に恋愛の話になると目をキラキラさせる女の子らしい性格をしてます。
そして巫女の仕事やテンの世話をする以外に癒し系専門店の手伝いもしており
作中では流れるような手つきで彼の頭や上半身をケアします。

耳かきの質、量、バリエーションに力を入れてた過去3作に対し
本作はサービスの種類をできるだけ多くして変化をつけてます。

耳かき自体も44分近くありますから耳かき目当てで聴いても十分楽しめるでしょう。

そしてこれらを根本から支える音がどれも極めて高い品質を持ってます。
例えば一番最初の主人公とビャクが出会うパートでは
開始から2分30秒頃までセリフを一切入れず、彼が参拝し休憩所に移動する様子を音だけで表現してます。
他にも道具を準備する音、体を動かした際に鳴る布の擦れる音、休憩所の近くを流れる川の音など
様々な音を絶妙な位置、距離、タイミングで鳴らして作品の世界を作り上げてます。

サービスもすべてが非の打ち所がないほど優れてますし
ASMR(音フェチ)系の作品が好きな人ほど強い癒しと満足感が得られます。
総時間が長いのでセリフも結構ありますが、個々の間隔を長めに取って音を聴きやすくしています。

幅広さにこだわったサービスとリアルな音の数々。
世界観やキャラを大事にしながらたっぷりお世話する総合力の高い作品です。
上半身の疲れと汚れをじっくりお掃除
事情を説明し主人公の同意を得た後から始まる最初のサービスは顔や頭部のケア(約32分間)。
顔の汗拭き、シャンプーやトリートメントを使った洗髪、炭酸水による頭皮マッサージで隅々までスッキリさせます。

水の入った桶にタオルを浸し、絞ってから横になった彼の顔の上に置き
その間は「ぷすっ」と軽い布の音が至近距離で鳴るなど
序盤から細かな部分にまで専用の効果音を用意しそれらを違和感なく組み合わせて進めます。

音が鳴る行為のすべてに効果音が入ってると思ってもらっていいです。
距離感がバッチリなので顔の周辺をお世話されるシーンは特にリアルに感じます。
タオルの粗さや湿り気などもしっかり表現されてますし、音に強いサークルさんの持ち味が早速発揮されてます。

「そしてここからは炭酸水を…」
この中で最も特徴的なのは炭酸水マッサージでしょうね。
しゅわしゅわと爽やかな音が頭の近くで流れ、それと同時にずりゅっと粗さのある摩擦音が鳴ります。
彼女はテンと主人公のやり取りを以前から見てるので、同じことをできるだけしないようにサービスを組み立てます。
音を通じて耳や頭にもたらされる適度な刺激も心地いいです。

「石鹸もあるのですが 最近はテン様もシャンプーを使ってますよ」
最中に交わされる会話も大きなポイント。
専門店員らしく健康知識を披露しながらテンに関する情報をこっそり教えます。
顔見知りなだけあってよそよそしく感じる部分は特になく
師匠と特別な関係にある彼を自分なりのやり方で癒そうと張り切って取り組みます。

続く3パート39分間は上半身のマッサージ。
上着を脱ぎうつ伏せになった彼の肩、首、腕を手や指で丁寧にほぐし
爪切りを挟んでから今度は耳に移って血行を良くします。

「リンパには流れがありますので 鎖骨 首 腕と 出口から順番に 流れに沿ってマッサージすると 体に溜まった老廃物やむくみを取る効果があるんですよ」
どちらも専用のオイルを使ってケアすることを考えて
このシーンは音の位置、距離、動きによって違いを出してます。
どちらかと言うと耳のほうが音フェチ要素が強いでしょうね。
彼女が手で耳を覆う時に「ごごごご」とこもった音が両方から鳴りますし
その後には泡を塗って綿棒で落とすサービスが入ります。

ひたすらマッサージだけするのではなく、小技を絡めて音の違いを楽しませてくれます。
またこのあたりから彼女が思ってることをぽつりぽつりと漏らし始めます。

状況が大きく変化するのは音声開始からおよそ80分後。
外出中だったテンが帰宅し、軽いやり取りを挟んでからいよいよ耳かきを始めます。
そして後日、テンがいない時を見計らってビャクも彼に耳かきします。

サービスだけを見ればどちらも同じ耳かきなのですが内容はそれぞれに大きな違いがあります。
テンは綿棒+特別な梵天、ビャクは耳かき棒+市販の梵天と使用する器具が別ですし
スタイルや最中の会話も二人のキャラや主人公との関係を強く意識しています。
テンが帰宅したときに見せる反応や耳かき中の会話は聴いてのお楽しみとさせてください。

テンの耳かきはおよそ26分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順にお世話し、最後に弱めの風圧で短く12回程度息を吹きかけます。
綿棒は「ずずっ しゅりしゅり」と滑らかで柔らかい音、特性梵天は筆のような先が細く柔らかい音が使われており
それぞれ穴の縁をなぞったり中をゆっくり撫でるように、優しくくすぐるように動かします。

綿棒が奥に進んでいくにつれて音もやや低く鈍い音に変化しますし
汚れを取るだけでなくマッサージも兼ねてるので耳にこそばゆい刺激を感じます。
何度もやってきただけあって雰囲気も非常によく、耳かきを通じて二人の仲の良さも伝わってきます。
過去3作で積み上げてきたものをそのまま活かした素朴で温かい耳かきです。

対するビャクの耳かきは18分ほど。
睡眠中の彼にテンと同じく膝枕をして右耳→左耳の順に取り組みます。
耳かき棒は「ぞすっ」とやや引っかかりのある平べったくて乾いた音
梵天はふわふわした音と被らないように気をつけて同じく丁寧に動かします。

雨戸を閉めてるのかテンの時には流れていた川の音が聞こえず一層静かに感じました。
彼女も寝てる彼を起こさないようあまり話しかけずに進めます。
そしてこれらを終えた時、テンにあって自分にないものをようやく知ることができます。

このように、多種多様な音を違和感なく組み合わせた重厚なサービスが繰り広げられてます。
音重視だがキャラも立ってる作品
音とキャラの両方で癒してくれる作品です。

ビャクはテンがいない時に神社を訪れた主人公に満足してもらおうと
専門店で習った技術を中心にした本格的なサービスをします。
耳かきやシャンプーといった王道はもちろん、炭酸頭皮マッサージや泡洗浄など比較的マイナーなものも用意し
それらを順序良く組み合わせて上半身を隅々まで綺麗にします。

とみみ庵さんはニコニコ動画などで耳かき音声を数多く投稿してるサークルさんです。
そんな背景もあって耳かきは大変優れた品質を持ってます。
しかし今回は耳かきの割合を敢えて減らし、他のサービスとのバランスで勝負してます。

過去3作に比べて専門店のサービスに近づけてるなと。
ビャクのキャラを反映させてこういう作りにしたのでしょう。
さらにどのサービスも完璧と言っていいレベルに仕上げてるのだから見事です。
総時間が長いおかげで慌しさも特になくじっくり楽しませてくれます。

「テン様のこと よろしくお願いいたします」
ビャクについては積極的にお世話しつつ自分の役割も理解してるしっかり者です。
だからテンと主人公の仲が進展するように立ち回ります。
テンが登場したあたりから会話や心情描写が一気に面白くなるので
最初は音重視だと思って聴いてた人も最後までいけば印象が変わると思います。

ビャクが主役なのは間違いないですけど、テンに萌える人もそれなりにいるでしょうね。
耳かきや添い寝に二人の性格がよく出ています。

全年齢向け同人音声の魅力がぎっしり詰まった作品です。
これだけの品質とボリュームで価格がたったの300円とコスパも驚異的。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは12本目の満点とさせていただきました。

CV:ビャク…小日向さくらさん テン…藤堂れんげさん
総時間 2:31:22

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

声付き耳かき音を作ってみた46

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声や口調はややつれないけど根はとっても優しい女の子が
一風変わった器具を取り入れた耳かきで耳と心を綺麗にします。

サークルさんが以前からこだわり抜いてるリアルな音や動きに加えて
音声作品だと伝えるのがなかなか難しい「刺激」も重視したサービスが味わえます。
用がないなら作ればいいじゃない
女の子に耳かきしてもらうお話。

「こんばんは 用件はなんでしょう?」
女の子は素朴で優しい声の女の子。
これといった用事もなしに自分の部屋を訪れた主人公を温かく迎えると
早速彼の頭を膝に乗せ、いつもとは一味違う耳かきをしてあげます。

本作品は知り合い以上恋人未満の関係にある彼女が
手持ち無沙汰な彼を気遣って耳かきとマッサージを志願します。
声付き耳かき音を作ってみた26」「声付き耳かき音を作ってみた番外編2」など
過去にいくつもの作品に登場してるキャラなので最初からリラックスした様子で接します。

「ほら 手のひらで大きく撫でてみると ゾクゾクってしませんか?」
今回のテーマはズバリ「音による刺激」
20分程度の時間内に3つの器具が登場し、そのどれもが異なる感覚を耳にもたらします。
音声作品と言えば音質の良さや動きが注目されがちですが
とみみ庵さんの作品は効果音がバイノーラル録音なだけあってこそばゆい感覚も味わえます。

乱暴に擦って振動を無理矢理作るのではなく
動きや力に強弱を持たせて刺激の違いを楽しませる繊細な演出です。
現実世界のサービスにできるだけ近づけつつ作品の特徴が出るように製作されてます。

「へぇ 耳があったかい? 今度自分でもやってみよっかな いい実験台になってもらいましたね」
耳かきを担当する女の子はクールで優しいキャラ。
声や口調はややつれない感じですが、サービスはとても丁寧で癒しに満ちてます。
以前の作品を視聴済みの人が今作を聴くとやや丸くなった印象を抱くでしょうね。
彼が彼女に癒しを感じてるのと同じく、彼女も彼と過ごすひと時に楽しさを見出してます。
様々な刺激が味わえる耳かき
軽いやり取りを済ませた後、女の子がする最初のサービスは耳のマッサージ。
とあるアイテムを主人公の耳に装着してから右耳→左耳→両方の順に指や手のひらで優しく撫でます。

「はい? ああ 耳のマッサージですよ ちょっと変わってますけどね」
彼女自身がこう言ってるように、素手でやるマッサージとは音の質感が随分違います。
「ぞすっ」というやや粗さのある摩擦音で指の時は細めに、手のひらだと範囲が広がります。
やや引っ掛かりがあるので耳や首筋あたりにゾワゾワした感覚が走るでしょう。
実際に耳を覆われるような軽い圧迫感もあってとてもリアルです。

メインのサービスにあたる耳かきは16分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒と梵天を使ってお掃除し、最後に弱めの風圧で2回程度息を吹きかけます。

綿棒は「ずずっ さすさす」と乾いた滑らかな音、梵天はふわふわした柔らかい音が使われており
前者は耳の中全体を隅々までなぞるようにゆっくりと、後者は優しいタッチで小刻みに動かします。
器具の質感が音でしっかり表現されてますし、テーマの刺激もそれぞれに適したレベルで伝わってきます。
使用する器具ごとに刺激の違いも表現されてるところが素晴らしいです。

「はいはい お腹見られるの恥ずかしいですぅ …満足ですかね? これで」
最中の女の子は基本的に無口で合間合間に軽いやり取りを挟みます。
そして彼のニーズに合わせて形だけでも恥ずかしい仕草をしたり
左耳のお掃除中に寝入った彼を起こさないよう囁き声で話すなど細かな気配りを見せます。

以前の彼女は彼の相手をする時に何らかの目的を用意してたのですが
今作ではただ一緒にいることに安らぎを感じてるように映りました。
スキンシップにまったく抵抗を見せないことも合わせて彼をそれなりに信頼してるのがわかります。

このように、リアルな音とそれが生み出す刺激で癒す高度な耳かきが繰り広げられてます。
ちょっぴり刺激的な作品
音、動き、キャラ、雰囲気などあらゆる部分が癒し一色な作品です。

女の子はこれといった用事もなく自分のもとを訪れた主人公に対して
追い返すどころか自ら進んで耳のマッサージや耳かきをします。
これまでの制作活動で培ってきた比類なき品質の耳かきに「刺激」という新たな要素を盛り込み
それらをバランスよく組み合わせて癒しや眠気といったプラスの感覚を伝えます。

「ここかな? 少し強めに刺激してみたりして」
とみみ庵さんの耳かきは以前から音を通じて耳をくすぐられる感覚がしてたのですが
今作はそれに一層力を入れてるように感じたのでこのように書かせていただきました。
音や動きにこだわる作品は数多くあるものの、それ以外の部分にも働きかけてくるものはまだまだ少ないです。
中でも最初の耳マッサージは作品の良さをわかりやすくアピールしてます。

耳かきは綿棒と梵天を組み合わせてるのがやや珍しいですね。
似たような形状を持つ器具なのに音と感触にはっきりした違いがあります。
女の子についても若干ですが気持ちの変化が見られますし、シリーズ作品としての要所をきっちり押さえてます。

触ってないのに触られてる感じがする不思議な作品です。

CV:藍月なくるさん
総時間 22:04

声付き耳かき音を作ってみた46
https://www.youtube.com/watch?v=zLI1_PdTVXo

声付き耳かき音を作ってみた42

サークル「とみみ庵」さんの無料の同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、明るくて愛らしい声のお姉さんが
3つの道具を用いた耳のケアで癒しと安らぎを与えます。

前後や最中の会話を必要最低限に抑え
その分リアルな音を時間いっぱい鳴らす音フェチ特化の作りが魅力です。
優しい音の数々や器具の特徴を捉えた繊細な動きが耳と頭に心地いい刺激を与えてくれるでしょう。
癒しの音をたっぷりお届け
お姉さんに耳かきしてもらうお話。

「こーんばんわー じゃあ耳かきしようか?」
お姉さんは甘く明るい声の女性。
自己紹介などの前置きはすべて省略し、主人公に挨拶すると早速耳かきを始めます。

本作品は実姉あるいは近所のお姉さんあたりの雰囲気を醸し出してる彼女が
およそ25分間に渡るシンプルできめ細かな耳かきをします。
「声付き耳かき音を作ってみた」シリーズは最近ですとキャラ作りにもこだわってるのですが
今作に関してはそれよりも音で癒すストレートな作りをしています。

音声開始30秒後には耳かきが始まり、最中は効果音と彼女の吐息だけが流れることが多いので
短時間のリフレッシュにとても向いてる作品と言えます。

耳かき音声で絶大な人気を誇るサークルさんなだけあって音のレベルも非常に高く
柔らかさと温かさを兼ね備えた音が心の凝りを自然にほぐしてくれます。

耳かきはほぼ全編にあたる25分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に最初は温かいタオルで外側を拭き
それから綿棒と梵天を使って中を綺麗にし、最後に弱めの風圧で2回ほど息を吹きかけます。

濡れタオルは「しゅるっ すすー」と若干粗さのある布の摩擦音
綿棒は「くしゅっ ぷすぷす」と乾いた小気味いい音
梵天は綿棒よりも広くてふんわりした音が使われており
ストロークを小まめに変えながら丁寧に擦る、耳の壁を這うようにゆっくりなぞる
軸を持って回転させたり小刻みに掻き出す、といったように器具によって動きも大きく変化します。

音を通じて耳に適度な刺激が伝わってくるのがいいですね。
力加減がどれも弱めでペースもゆっくりなのに
特に綿棒は穴の奥のほうまで手入れをするおかげでゾクゾクした感覚が味わえます。
ゴリゴリした音じゃないのにこういう体験ができるのがとみみ庵さんの耳かきの醍醐味です。

「気持ちいい? そっか 私も楽しいよ ふふっ」
最中のお姉さんは何をするかを言う以外はあまりしゃべらず
手を動かしながら時々彼の様子を観察して嬉しそうな表情をします。
音重視といっても吐息はちゃんと聞こえますから、彼女にしてもらっても雰囲気はちゃんと出ています。

このように、多彩かつリアルな音や息吹で癒す堅実な耳かきが行われています。
正統派の音フェチ作品
良質な音を前面に押し出したスタンダードな音フェチ系耳かき作品です。

声も態度もふわふわした癒し系のお姉さんが
家庭的な器具を使い分けた繊細な耳かきで耳と心を綺麗にします。
素朴で温かい音の数々、リアリティを追求した隙の無い動き。
数多くの耳かき音声を製作されてきたサークルさんならではの冴えが随所に見られます。

この作品の長所は何と言っても耳かき以外の部分を徹底的に削いでるところだと思います。
耳かきの時間が十分に取れればできることは当然増えますし
器具を慌しく動かす必要がなくなるのでゆったりした空気を作ることもできます。
そして合間合間に彼女らしいやり取りを挟んで別方向の癒しを与えます。

「シンプルイズベスト」と表現するのがぴったりな素晴らしい作品です。
聴いてる最中は時間の流れが緩やかに感じられて心がとても落ち着きました。
安眠にももちろん役立ってくれるでしょう。

CV:みゅうさん
総時間 25:12

声付き耳かき音を作ってみた42
https://www.youtube.com/watch?v=Hwedkdba0cs

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