二人からのご奉仕 ちゅぱれろ舐め舐め封印されし者の両耳

サークル「たまうらちゃんねる」さんの催眠音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、声も性格もあまあまな二人の女の子が
左右に寄り添い囁きながら催眠をかけたりエッチなご奉仕をします。

二人がセリフを交互に、あるいは同時に投げかける双子っぽい作りや
耳を舐めつつ気持ちよくなる暗示を入れるエッチなど
声と音を使って可愛い女の子たちと一緒に過ごす幸福感を少しずつ膨らませます。
あなたのお耳にたっぷりご奉仕
ミントとキラに催眠をかけられ幸せになるお話。

「こんにちは 私たちを呼んでくれて 私たちの声を聴きに来てくれて ありがとうございます」
ミントは明るくて甲高い声の女の子。
「ここは キラとミントがご主人様をきもちよーくするためだけの空間」
キラはミントよりも多少トーンが低い声の女の子。
気持ちよくなるためだけの空間にやって来た主人公を温かく迎えると
左右に寄り添いながら彼の耳を幸せにするご奉仕をします。

本作品は女性に優しくお世話される幸福感を擬似体験させることを目的に
ミントが左、キラが右に常に陣取り囁きながら催眠誘導やエッチをします。
そして最中は深呼吸の合図と暗示を分担したり、同じセリフをやや違うペースで同時に言うなど
催眠者が一人の時にはできないことをするシーンがいくつも登場します。


本家やその流れを受け継ぐサークルさんのものとは扱い方が随分違いますが
催眠音声ではすっかりお馴染みになってる双子を意識した作りになってるのは事実です。
癒しを目的にしてるだけあって二人とも声と態度の両方が甘く、やることもご奉仕と呼ぶのがぴったりなものばかりです。

催眠は19分30秒ほど。
仰向けに横になってまずはこれから何をするか、彼女たちに寄り添われてる様子
耳を舐められてる様子を軽くイメージして主人公と自分を重ね合わせます。
ちなみにこの段階では目を開けたまま聴くそうです。

二人「私たちの声を聴けば聴くほど 幸せな気持ちになれるの」
二人「想像してみて 私たちの声に包まれて 絶頂に至る自分自身を」

本格的な催眠を始める前の準備にあたるシーンなので暗示はほとんど入れず
左右で交互に話したり、同じセリフを同時に言って二人がすぐ近くにいる雰囲気を出してます。
催眠に入りやすくする心構えを身につけさせる意味合いが強いです。

お次は手足の脱力や深呼吸でさらにリラックスし
少しの無音を挟んでからカウントに合わせて意識を沈めていきます。

ミント「すってー はいて」
キラ「お腹を意識して 体中の酸素が巡っていくように」
深呼吸では二人が役割分担し、深化はカウントを後になるほど速くしながら暗示を入れるなど
双子っぽさを出しつつ催眠が深まるように誘導しています。
ただ呼吸のペースが非常に速いこと、合図を出す役と暗示を入れる役を短時間で何度も切り替えてくること
二人が同じ暗示を同時に言うだけのシーンが多いことから双子を有効活用できてるとは言い難いです。

深呼吸は聴き手の心身を落ち着けるためにするわけですが当然ゆっくりやるのが望ましいです。
吸う時間が2秒、吐く時間が3秒では普段の呼吸よりも速くなってしまいます。
また最中に二人の役割を頻繁に変えたらかえって慌しくなります。
二人が同じ暗示を同時に言い続けてたら一人でやるのと変わりません。
ミントが話すペースをキラよりもやや遅くしてますが、それが深化にプラスに働いてるかと言われれば首を捻ります。

最後のカウントを数える直前でようやく目を閉じる指示が出るのも引っかかります。
目を開けたまま催眠をかけたら二人に寄り添われてるイメージを膨らませにくくなってしまいます。
視覚が「彼女たちはいない」という情報を送り続けることになりますからね。
声に対する集中力の向上や純粋なリラックスの面でも閉じておいたほうがずっと有効です。

リラックスさせてから深化に移る極めてシンプルな催眠です。
ミントとキラに心を開き、快感に没頭できるようにすることを目的に
二人がすぐ近くにいるイメージから入って深呼吸や脱力、海に沈むイメージとカウントを組み合わせた深化など
催眠音声ではよく見かける技術を組み合わせて癒しを与えます。

使用するイメージと誘導の流れはテーマに合ってて良いです。
しかし双子を活かした暗示の入れ方をしておらず結果的に暗示の量も少なくなってることや
これまで話してきた技術的な問題から一定以上の催眠状態に入れる可能性は低いと見ています。
私が聴いた時も癒しは感じましたが催眠に類する感覚は特にありませんでした。

暗示の量は話すペースや間の取り方が一人で催眠をかけるのと一緒で
さらにその多くが二人同時に入れるスタイルになってるのが大きな要因です。

一人の時と同じしゃべり方をしていては双子催眠の長所が出せません。
二人同時に入れるのも結局は一人で暗示を入れるスタイルに声が重なっただけです。
せめて何か特定のワードだけを重ねる使い方なら良かったのでしょうが…作中でそういう部分はごく僅かでした。
「なぜそうするのか」を考えながら催眠を組み立てて欲しかったです。

今の作りでは残念ながら「とりあえず双子にしてみました」感が拭えません。
話し方、間の取り方、言葉選び、セリフを切る/重ねるタイミングと振り分け、役割分担、コンビネーションといった
様々な要素を見直さなければ双子催眠として機能しないと思います。

以上のことから大変厳しい催眠と私は考えてます。
耳舐め主体の甘いエッチ
エッチシーンは17分間。
プレイは耳舐め、尻揉み、乳揉み、手マン、手コキです。

エッチな効果音はありません。
セルフもなしですが射精表現があります。

ミント「左から聞こえてくる声を聴くと 耳が濡れたような感覚に陥る」
キラ「右から聞こえてくる声を聴くと 耳が舐められたような感覚に陥る」
催眠を使って主人公を幸せな感覚で包み込んだ二人は
それをさらに強化しようと左右の耳を舐めながらその快感を言葉で伝えます。

エッチは彼女たちとほぼ対等な立場でイチャイチャします。
前半の8分間はお互いの気持ちを盛り上げるプレイ。
耳舐めと実況&暗示の役を短い間隔で切り替えながら実際にちゅぱ音を鳴らします。
そして少し経つと今度は彼女たちのお尻やおっぱいをいじる許可が出ます。
ちなみに耳舐めはエッチの開始から絶頂までほぼずっと続けます。

キラ「耳の中に舌の先を入れられる くすぐったくてたまらない 思わず声が出てしまう」
キラ「自然に伸びている両腕を少し曲げて 指を動かしてみて そこに 柔らかい感覚 すべすべに滑る肌の感覚」

耳の外や中を舌でくすぐられる心地よさ、女性のすべすべで柔らかな肌の感触。
多くのセリフを聴き手視点で語り彼女たちとエッチしてる気分を膨らませます。
催眠は手厳しいことを書きましたがエッチは複数人プレイの雰囲気が十分出ています。

続く後半は一歩進んで性器の相互愛撫。
最初は手マンで彼女たちをイかせ、その後にお返しの手コキをしてもらいます。

ミント「私たちも 体が火照ってるの お願い おまんこの中に指を入れて」
キラ「指を奥に入れると 指の腹から ざらざらとした感触」
前半よりもずっと熱っぽい息遣いでおねだりする姿がエロ可愛く
最中の実況も細かくてプレイの様子をイメージしやすいです。
フィニッシュがノーハンド射精なので実際にイける可能性はあまり高くありませんが
女の子たちと気持ちいいひと時を過ごす幸福感はある程度得られると思います。

このように、耳を時間いっぱい舐めるノーマルなプレイが繰り広げられてます。
甘く温かい作品
Mっ気を感じる要素がまったくない非常に穏やかな作品です。

ミントとキラは自分たちに会いに来てくれた主人公を精一杯もてなそうと
体を密着させながら甘い声で催眠とエッチをリードします。
セリフを左右交互に言ったり重ねる双子を意識した催眠、耳舐めを中心に据えたイメージしやすいエッチ。
一人の女性が相手をする時との違いが出るように考えながらサービスを進めます。

二人「今度こそ私たちが ご主人様を気持ちよくしちゃうんだからね」
彼女たちは最初から最後まで彼に尽くす姿勢で接します。
耳を舐めつつ彼に体を委ね、イかせてもらったらちゃんとイかせてあげるのがいい例です。
催眠音声は性質上女性上位になることが多く、ここまでノーマルな作品は珍しいです。
声の甘さも相まって催眠抜きでもそれなりの癒しが得られます。

ただ催眠については残念ながら色々まずいというのが正直なところです。
どこを変えれば解決するといった部分的な問題ではなく
作品の土台にあたる双子の運用から手を加えていく必要があります。

もうひとつ、最後の解除音声が解除の役割を果たしてません。
エッチの後は手足や首などを軽く動かしただけで終わります。
既にこの作品を聴かれてる方は無料作品でいいので解除音声を別途必ず聴いてください。
エッチは催眠が上手くいってたらもっともっと気持ちよくなれたと思います。

絶頂シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:双葉ゆいさん
総時間 44:06

オススメ度
■□□□□□□□□□ 1点


体験版はありません

追記
作品自体の点数は4点。
解除音声で-2、44分で1200円と割高なので-1してあります。