【バイノーラル・催眠】催眠悪戯姉妹【耳舐め・キス】

サークル「さくらむすび」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、どちらも主人公のことが大好きな姉妹が
左右に寄り添いながら催眠を交えたエッチなご奉仕をします。

耳、唇、乳首を2人がかりでひたすら舐めるちゅぱ音特化のエッチが魅力で
催眠は数分ごとに軽い暗示を入れる程度に留める代わりに
耳元至近距離から生々しい音と熱っぽい吐息をたっぷり漏らして温もりと興奮を与えます。
秘めた想いを言葉に乗せて
妹の小夜と姉の涼子に耳をとことん舐められるお話。

「えー、つーことで。今からお兄ちゃんに催眠をかけていこうと思います」
小夜は砕けた話し方をする明るい声の女の子。
「あーっ 2人して何をしてるんですか?」
涼子はのんびり話す穏やかな声のお姉さん。
小夜が友達から借りた本で勉強した催眠を主人公にかけようとしてたところ
その途中に涼子が現れそのまま2人がかりでご奉仕します。

本作品は彼のことを家族とは別の意味で愛してる姉妹が
最初から体を寄せて左右交互に話しかけたり性感帯を責めます。
基本的には小夜が右、涼子は左に陣取りある程度話したらその役を入れ替える流れで
女性が2人いる状況を利用し特にエッチで密度の高いサービスをしてくれます。

「2人の女性が左右から語りかける」と聞いて双子催眠をイメージする人がいると思います。
しかし残念ながら本作品のそれは本家を始めとする双子とまったくの別物です。
詳しい理由はこの後説明しますが、ガチな双子を期待して聴くと肩透かしを食らうでしょう。

全編を通じて言える大きな特徴は囁き声がとにかく多いこと。
催眠の序盤からエッチ終了までのおよそ60分間ほぼずっと囁き続けます。
バイノーラル録音なだけあって声の位置がとても近く、エッチの中盤からはそれに熱っぽい吐息が加わります。
プレイ自体は割とソフトにして雰囲気で興奮させるタイプです。

催眠はおよそ25分間。
事前に催眠に関する小話をして緊張を解きほぐしてから
仰向けに横になって目を瞑り深呼吸や脱力をします。

小夜「右手の先から 力がどんどん抜けていく 手のひら 手首 二の腕」
涼子「ほーら 言う通りになっていますよね あなたは今 動けない」
催眠開始前に比べて声の感じが穏やかになり、ゆったりしたペースで全身を個別に脱力していきます。
そして合間に体が動かせなく暗示を入れて感覚を強化します。
主人公が緊張してることを踏まえてリラックスに力を入れた催眠を心がけてます。

流れだけを見ると良さげに思えるのですが、最中の暗示が極端に少なく
脱力感を聴き手に伝えるにはパワー不足というのが正直なところです。
また話すペースや間が1人の時とほぼ同じで催眠者が2人いる状況を活かせてません。
セリフの割り振りも一文ずつ交互に入れ替えるだけで効果的とは言えない状況です。

1人でできる催眠をただ2つに分けただけでは双子催眠にはなりません。
それぞれが催眠者として個別の役割や目的を持って行動し、それでいてひとつの催眠になって初めて成立します。
これが先ほど「本家の双子とはまったくの別物」と言った大きな理由です。

雰囲気が穏やかなので意識が多少ぼやける感覚はしましたが
催眠音声でよく味わう脱力感や落ちる感覚は特にありませんでした。
さくらむすびさんは催眠音声初挑戦のはずですから、他のサークルさん以上に手厚く誘導するのが望ましいです。
大手さんのように「このサークルさんなら催眠に入れるだろう」と思い込ませられないハンデをどこかで補う必要があります。
そういったところも含めて物足りなく感じました。

涼子「動けないけど呼吸はできます 色んなことをされるけど ゾクゾクすることはできます」
せめて脱力終了後にきっちり深化させてくれたらまた違ったのでしょうが…。
実際は左右から息を吹きかけてゾクゾクさせるエッチの準備と思しきことをやってます。

軽くリラックスさせてからエッチに向けて期待を高めるシンプルな催眠です。
聴き手の体を動けなくしつつ心身の感度を上げることを目的に
深呼吸と分割弛緩法で前者を、その後の息吹きや追加の暗示で後者を推し進めます。

姉妹が体を密着させ囁きながら誘導するスタイルは良いと思います。
しかし催眠者が2人いる以上はそれを活かした催眠を施してほしいです。
声を適度に振り分けてるところを見るとおそらく双子を意識されてるのでしょう。
だからこそ大変手厳しい意見をさせていただきました。
口をふんだんに使ったエッチ
エッチシーンは41分間。
プレイは耳舐め、両耳舐め、キス、乳首舐め、オナニー、お掃除フェラです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
服を脱ぐ指示は出ないので最初から脱いでおいたほうがいいでしょう。

小夜「だったらお姉ちゃん 耳を舐め舐めしてあげて?」
催眠を使って主人公を抵抗できない状況に持っていった姉妹は
そのまま彼の耳を個別に、あるいは同時に舐めてもっともっと気持ちよくします。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
最初の25分間は射精しやすい環境を整えるのが目的のプレイ。
2人が左右の耳を交互に舐め、しばらくすると左右同時に変化し
さらにキスや乳首舐めも挟んで自分たちの気持ちをストレートに伝えます。

プレイ構成を見ていただければわかるように本作品のエッチはオナニー以外全部口を使います。
最中はほぼずっとちゅぱ音が鳴り続けますから好きな人ほど楽しめるでしょう。
女性が2人いる状況を上手く活用したエロさと密度の高い責めです。

涼子「動けない しゃべれない でも感覚は鋭くなって 体のあちこちがジーンとして 頭がとろけるほどの快感を感じていますよね」
催眠に関しては数分おきに体が動かせないことを念押す程度なのでほぼおまけかなと。
同人音声をメインに制作されてるサークルさんだとこうなることが多いです。
催眠に入ってるかどうかで快感に差が出ることはおそらくないでしょう。

続く16分間は聴き手自身も加わって気持ちいい絶頂を目指します。
射精のタイミング以外はほぼ自由なオナニーをし
彼女たちは引き続き左右の耳をゆっくりねっとり舐め続けます。

小夜「ずっと我慢したからね もう我慢しなくて気持ちいいのを体全体で感じちゃっていいんだよ」
ここまで我慢してきた彼の頑張りに報いようと2人も最高のタイミングで射精の許可を出します。
カウントを数えながらひたすら耳を舐め続け、その合間に熱っぽい吐息を漏らすテーマに沿った追い込みです。
純粋なエロ要素が充実してますから普通に射精できるでしょう。

このように、女性の口が生み出す音をたっぷり浴びせかけるストレートなエッチが繰り広げられてます。
耳舐め好きなら
催眠抜きで考えるなら使い勝手の良い作品です。

小夜と涼子は大好きな主人公に楽しい時間を送ってもらおうと
物語の最初に早速体を密着させ耳元至近距離から囁きながら催眠をかけます。
そしてエッチに入ると今度は口で直接刺激して射精したい気分を膨らませます。

質量共にこだわった囁き声、最初から最後までひたすら舐め続けるエッチ。
パートナーが1人では決してできないエロ重視のサービスが楽しめます。

同人音声として捉えるなら割とまとまってる作品だと思います。
バイノーラル録音の長所が活きるふたつの要素を組み合わせて組み立ててるのが大きいです。
耳舐め好きな人が同人と同じ感覚で聴く分にはそれなりにおすすめします。

その一方で催眠音声として見た場合は色々厳しいです。
作品の根幹にあたる双子が破綻してるので、部分的に手を加えたとしても改善は見込めません。
催眠は無難に1人で進めてエッチから2人体勢にしたほうが上手くまとまったと思います。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音大量、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:歩サラさん
総時間 1:15:05

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月15日まで20%OFFの800円で販売されてます。