同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:きのこ

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きのこの里 ~たけのこは衰退しました~さんで配布されてる無料の催眠音声作品(全年齢向け 男女両用)。

今回紹介する作品は、女性と男性の中間あたりに位置する声質のお姉さんが
猫大好きな主人公にそれを使った安眠できる催眠を施します。

魔法のまたたびを使って脱力感や温かさを伝えたり
猫の重さ、柔らかさ、仕草を通じて安心感や眠気を膨らませるなど
猫好きだけど飼えない人が喜ぶ素材を盛り込んだ個性的な誘導をしてくれます。
猫が持つ色んな魅力で安眠を
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「こんばんは! 猫好きさん」
お姉さんはトーンが低い中性的な声の女性。
遅くまで子猫動画をニヤニヤしながら眺めてる主人公に猫の魅力を語ると
催眠をかけて猫を抱っこしてる感覚を擬似的に味わわせます。

本作品は猫を抱きながら一緒に寝る感覚を疑似体験させることを目的に
彼女が猫に関する様々なイメージを交えた35分程度の催眠をかけます。
声優さんは女性向けを意識して演技されたとのことですが、そう感じる部分は一人称を「僕」と呼んでるくらいですから
男性でも他の全年齢向け作品とほぼ同じ感覚で聴けます。

「ぴこぴこした耳、まるい頭、ちんまりした手足、ぷにぷにの肉球、指がめり込むしっとりした毛の感触も かわいくって愛しくって、たまらない」
最大の魅力はタイトルにもなってる猫。
愛らしい容姿と仕草、ふわふわした体、重さや温かさなど
色んな方向から働きかけてその存在を鮮明にしていきます。


猫の具体的なイメージは特に言いませんので自宅で飼ってる人はそのままでいいですし
そうでない人はネットの画像や猫カフェでお気に入りの子を思い浮かべるといいでしょう。
ただし、お腹に乗せて寝るため体の大きい品種は避けたほうがいいかもしれません。

催眠はほぼ全編にあたる33分間。
仰向けに横になりまずは深呼吸で心身をひとまず落ち着けます。

「呼吸をするたびに全身の力が抜けていく 気持ちがすーっと落ち着いてくる」
「気分がゆったりして、気持ちがいいですよね? 体に感じるお布団の重さも、あったかさも、シーツのさわり心地も、着ている服の感触も、気持ちいい・・・」

まだ始まったばかりということで猫を絡めてくることはないものの
呼吸のリズムを取りながら吐くのに合わせてリラックスを促進する暗示を入れたり
深呼吸終了後に今の状況を確認して安らいでることを自覚させるなど
最終目的にあたる安眠を見据えた癒し特化のリードをします。

彼女が冒頭よりずっと緩やかに語りかけてくるのもいいですね。
暗示によって口調が適度に変わるきめ細かな演技も癒しに役立ってます。

お次はこれから迎える猫の具体的な容姿を思い浮かべてから
猫の大好きなまたたびを体内に取り込むイメージで催眠状態をさらに深めます。

「じわじわ溶ける。頭の中が青白い光で満たされる。それはまるで、秋の草原を吹きぬける風のように ヒンヤリとした、さわやかな感覚」
「今、胸いっぱいに広がりました。肺があたためられて、呼吸が前より楽になりましたね。胸がじんわりしたあたたかさでいっぱい。気持ちいいですね」

額に乗せた青白い魔法のまたたびが少しずつ下へと移動し
喉を通過した後は太陽の色に変化して全身を隅々まで温めます。
脱力する暗示も並行して入れますが、イメージの内容から温かさのほうをより強く実感すると思います。
催眠音声では割とよく使われる球体心像法を作品なりにアレンジしたシーンです。

また一通り終えた直後にお腹だけもう一度温める動作が入ります。
これは寝る時に猫をお腹に乗せる=そこだけ他より熱が上がるからです。
カウントを数えてスムーズに深化させてもくれますし、ここまででも十分過ぎるレベルの癒しが得られます。

そうやって様々な準備を整えた後、ようやくお目当ての猫が登場します。
お腹に抱いて撫でながら一緒に寝るだけのシンプルなスキンシップですが
ここでもお姉さんは言葉を使って臨場感を上手に高めます。

「猫ちゃんも幸せそうに目を細めています。きゅっと丸まって、お腹と手のひらに頭をすりすり。かわいくて、愛しくて、心がふわふわしますね」
今まで感じてきた心地よさや温かさを維持しつつ、猫がお腹の上で安らいでる様子を実況するのが大きいです。
猫が自分といることに幸せを感じてる、だから自分も幸せ。
猫を一方的に弄ぶのではなく心の繋がりも感じさせて安眠へと導きます。
もふもふするだけで終わりじゃないところが非常に印象的でした。

このように、猫に関する様々なイメージを通じて眠らせるテーマ性の強い催眠が繰り広げられてます。
温かい作品
心に効く色んな薬を注入してくれる作品です。

お姉さんは何らかの事情で猫がすぐ近くにいない主人公を喜ばせようと
催眠をかけながら猫の容姿、感触、重さ、温かさなどを少しずつ膨らませます。
最初から最後まで癒し一色の作り、猫に関する様々な素材を用いた誘導。
猫好きな人を楽しませることだけを考えたイメージ重視のサービスが味わえます。

私も猫が大好きなのですが、その魅力を一言で語るのはなかなか難しいです。
見た目が可愛いと言う人もいれば自由奔放な仕草に癒しを感じる人もいます。
単独行動を好むのになぜか集会を開く変わった習性も持ってます。
そういった中で本作品は容姿や温もりに焦点を当ててお話を進めます。

猫と抱き合って寝るにはその存在を強く認識できることが重要です。
だから猫が登場するまでにどんな子がいいかを思い描いたり
お腹を中心に体を温めて猫が実際にいる雰囲気を作り上げます。

「人間にはわからないけれど、このまたたびの香りが あなたの体からも漂ってくるので 猫ちゃんがうっとりして 喜んでいっしょに眠ってくれますよ」
それらと並行して聴き手が猫に好かれるようにしてるのも面白いです。
またたびの匂いが漂っていればそうでない時より猫が興味を持つ可能性は上がります。
体が温かければ特に冬場は猫のほうから寄ってくるでしょう。
猫にとっても快適に感じる状態へと持っていくところに作者さんのこだわりを感じました。

タイトル通り猫尽くしの作品です。
無料ですから興味を持った方は男女を問わず是非お試しください。
おまけは安眠妨害音声です。

CV:あ、きのこさん
総時間 37:47(本編…37:25 おまけ…0:22)

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-80.html

催眠音声-TSアリス~ワンダーランド~

サークル「帽子屋」さんの催眠音声作品(男女両用)。

今回紹介する作品は、童話「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫が
物語の主人公になりきる催眠をかけてから恥ずかしいエッチをプレゼントします。

時計を持ったウサギを追って穴に飛び込む様子に技術を組み込んだ催眠
観衆の視線、キーワード、特定の音をトリガーに性感を高めるエッチなど
原作の世界観や登場人物を活用した独特なサービスが味わえます。

今回は両性向けのレビューをお送りします。
アリスになって不思議の国へ
チェシャ猫にエッチな女体化催眠をかけられるお話。

「やぁ こんなところで寝転がって お昼寝かい?」
チェシャ猫はトーンの低い穏やかな声の女性。
川の近くの木陰で寝転んでる主人公に声をかけて自己紹介すると
今いる場所の様子を彼の視点で語り始めます。

本作品はアリスになりきって不思議の国を満喫することを目的に
彼女が80分近くをかけて女体化の催眠を施したり変わったエッチを提供します。
製品版には男性向け、女性向け、両性向けの3バージョンが入っており
全体の流れは一緒で細かな描写がそれぞれの内容に合わせて変更されてます。

「君はこれから アリスになる 僕が君を アリスと呼ぶからそうなる、というわけではなく 君が君自身の意思でアリスになるんだ」
最大の特徴は何と言っても原作を強く反映させたサービスをすること。
序盤から彼のことを「アリス」と読んだり、物語をそのままなぞる形で催眠状態を深めるなど
テーマを活用した独自性の強い誘導で作品世界に引き込みます。

時計を持ったウサギ、トランプの兵士、ハートの女王などお馴染みのキャラが登場しますから
不思議の国のアリスをまったく知らない人でもなければ簡単にイメージできます。
一部で時計の音を使ったギミックも用意されてますから音モノが好きな人にも向いてます。
現実世界から一時的に離れてリフレッシュできる癒し重視の作品です。

催眠は3パート40分間。
チェシャ猫のことや今いる場所の様子を簡単に話してから
近くを通り過ぎたウサギが持つ時計の音を頼りに歩いてついていきます。

「きらきらまばゆい 黄金の昼下がり 木漏れ日がぽつぽつと肌を照らし 優しい風が時折頬を撫でる」
温かい日差し、心地いい草の感触、近くを流れる川の音など
自然に関するイメージにリラックス系の暗示を込めてまずは癒しを与えます。
本作品は物語調の内容になってるので深呼吸や脱力をさせるシーンはありません。
チェシャ猫との会話を聴いてるだけで催眠に入れるように誘導してくれます。

「音のするほうに意識を向けて ウサギの後をついていく 右へ 左へ」
ウサギを追いかけるシーンは時計の音が重要な役割を果たします。
左右にゆっくり揺れる「カチカチ」というリズミカルな音を聴いてると
なんだか頭の中が揺さぶられてるような感覚がするかもしれません。
チェシャ猫も声を左右に振り分けて意識の力を弱めようとします。

2番目の「深化-どこか落ち着く穴の中」は不思議の国へ向かうシーン。
事前にエプロンドレスに着替えてからパラシュートの要領でチェシャ猫と穴の中を探検します。

「あたりの音が遠ざかり 外の明るさは徐々に薄れ ゆっくり ゆっくりと 穴の底へと下りていく」
「夜の空を詰め込んだボトルシップに 歌う双子のお人形 月と宇宙船の模型に 手足の生えたトランプ」

「落ちる」ではなく「下りる」と暗示を入れてるのがいいですね。
すとーんと一気に催眠状態を深めず、驚かせないようゆっくり物語の世界へ案内します。
最中に登場するキャラたちの描写も不思議の国に近づいてることを感じさせてくれます。
パート終盤にきっちり落とすシーンがありますし、催眠に不慣れな人でも心地いい感覚が味わいやすいのではないかなと。

最後の「アリス化パート-理想のアリス」は本題の女体化。
穴を下りる途中で見つけた薬を飲んで挿し絵に描かれてる可愛い女の子に変身します。
ちなみに両性向けではここだけ男性向けと女性向けの2パターンが用意されてます。

「全身の肌は 透き通るような白さになり 柔らかく とても敏感に 体毛も徐々に薄くなり すべすべの肌へと変わっていく」
体型、肌、髪、瞳の色、そして性器。
男女の違いが出やすい部分を中心に細かく実況してイメージを膨らませていきます。
前の2パートで心の準備を進めた後に女体化する流れですから
いきなり女体化させるタイプの作品よりも受け入れやすいと思います。
パート終盤にはエッチをより楽しめる暗示も入れるなど作りが丁寧です。

不思議の国のアリスに関するイメージに技術を盛り込んだストーリー性のある催眠です。
聴き手を主人公のアリスになりきらせることを目的に
序盤は作品世界にいる雰囲気作り、リラックス、チェシャ猫の声に対する集中力の向上
中盤は穴をゆっくり下りる様子を描きながらの深化
終盤は薬の力を借りての女体化とパートごとに明確な目標を定めてそれぞれをゆっくり行います。

原作に登場する素材を使って誘導するので統一感がありますし
肝心の女体化も唐突に始めるのではなくそれ以前から伏線を張ってじっくり進めます。
この内容ならサークルさんが女体化ではなく「アリス化」とおっしゃられてるのも頷けます。
モチーフのある女性に変身する展開は多くの人がやりやすく感じるのではないでしょうか。

まとめると、テーマ性があり技術的にも優れてる癒しのパワーが強い催眠です。
3つの要素で盛り上げるエッチ
エッチシーンは29分間。
プレイは露出、言葉による絶頂、耳舐め、時計の音による寸止めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「扉を開けると そこは大きなステージの上 ステージの前には女王様と 見渡す限りの トランプの兵隊たち」
催眠を使って主人公を身も心もアリスに変えたチェシャ猫は
穴の底にある扉から女王様やトランプ兵たちが待つショーの会場へと案内します。

エッチは物理的な刺激をほとんど与えずシチュ、言葉、音で絶頂へと追い込む催眠ならではのものです。
最初の11分間はシチュで興奮を盛り上げるプレイ。
身につけていたエプロンドレスが突然透明になり
さらにチェシャ猫に促されるまま脚を開いて大勢の観客に大事な部分を見てもらいます。

「恥ずかしくて顔が熱くなって 胸がドキドキしてしまう ドキドキと興奮してしまう」
「爪の音で理性が壊れる 気持ちいい 気持ちいい 腰をガクガクさせながらイってしまう」

人々に裸体やおまんこを見られる、見せつける快感を言葉でくすぐり
時折カウントを交えた感度上昇の暗示を入れてドライできる環境を整えます。
途中でチェシャ猫が「乳首を尻尾で撫でる」とも言うのですが
実際にしてるかどうかは曖昧ですしほぼ心への刺激だけでイかせる流れです。

それを最も助けてるのがキーワード。
作中に何度も登場したとある言葉に暗示を込めてから何度も言って快感をぐんぐん上げます。
何かは敢えて伏せますが、これを選んだのは面白いし効果的だと思います。

1回目の絶頂を迎えた後はプレイスタイルが大きく変わります。
チェシャ猫が左右の耳を片方ずつねっとり舐め始め
少し経つと催眠パートにも登場した時計の音を使って今度は絶頂をギリギリまで我慢させます。

「時計の針が回った分だけ 気持ちよさも溜まっていく みんなの視線で 時計の音で 耳舐めで どんどん快感が蓄積される」
簡単に言えば音を使ったドライ系の寸止めですね。
先ほどまで心地よさを感じていた音に対し、ここでは別の感覚を抱くことになるでしょう。
チェシャ猫も多めに焦らして絶頂したい欲求を上手に膨らませます。
1回目より溜めが長くなってることもあり、私の場合はこちらのほうが強い絶頂感を味わえました。

このように、体にはほとんど触れず心だけを責める変わったエッチが繰り広げられてます。
メルヘンチックな催眠
高めの没入感を得ながら気持ちよくなれるマイルドな作品です。

不思議の国のアリスに登場するチェシャ猫が主人公をアリスに見立て
一緒にウサギを追いかけたり穴に飛び込んで別の世界へ案内します。
そして到着後は露出や音モノ系のエッチでドライオーガズムへと導きます。

物語の流れに従いスムーズにリラックスや深化を促す催眠。
裸を見られるシチュ、特定の言葉、時計の音を組み合わせて気持ちよくするエッチ。
テーマを大事にしつつできるだけ多くの人が楽しめるように考えてサービスを進めます。

本作品のキーはやはりアリス化にあると私は思います。
自分が理想とする女性などの曖昧なビジョンではなく、原作の主人公になりきらせることを目指してリードしてくれます。
そこに至るまでのアプローチも工夫されてますし、心の面でもアリスに同化しやすくなってます。
エッチで体に触れるプレイが特にないのはこの部分を重視したからかもしれません。

催眠は技術とストーリーの親和性が高く大変優れてます。
特に深化パートの進め方や言葉選びが柔らかくてゆっくり催眠に入れます。

「普段思っていてもできないことを できるようにするための場所なんだよ」
エッチは前項で話した通り心を盛り上げる要素が充実してます。
ですがキーワードや音責めを重視するあまり観客に痴態を見られる快感が弱くなってるように感じました。
露出は現実世界だとリスクの高いプレイですし、チェシャ猫がステージをこんな風に言ってたことも考えれば
むしろ露出をもっと押し出していったほうがお話もスッキリまとまったと思います。

絶頂シーンは2回。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

しっかりした世界観を持つなりきりやすい作品です。

CV:男性向け…かの仔さん 両性向け…あ、きのこさん 女性向け…nitさん
総時間 男性向け…1:20:01 両性向け…1:26:44 女性向け…1:11:31

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

魔囁の教会

魔囁の教会 前編」に引き続いての後編です。
今回は女の子になってスライムに犯される女体化バージョンをレビューしていきます。



理想の女の子へと変えてくれる催眠
女体化の催眠はおよそ27分間。
楽な姿勢で目を瞑り、深呼吸や脱力をするところから始まります。
冒頭のやり取りから催眠の前半、具体的には彼女の手で体を撫でられるところまでは
スライム化とほぼ同じ流れですので説明を省略します。

催眠開始からおよそ16分後、心身を十分にリラックスさせたところで
シスターは主人公の女の子になりたい願望をかなえる暗示を入れ始めます。

「体型はどうでしょう むちむちした 肉感的な体? それとも ほっそりとした体?」
まずは髪型、肌の色、胸の大きさ、体型、手など細かく分類しながら
自分の理想とする女性像をイメージします。
彼女も2択形式でそれらを手助けしてくれます。
具体的な容姿は挙げずに聴き手の自由に任せる感じです。

「体の感覚が 曖昧になる 暖かい光に 溶けていく 感覚が どんどん消えていく」
そしてある程度固まったところで光の玉をイメージし
全身を包まれて体が温かくなったり曖昧になるのを感じます。
このへんもイメージの内容は違いますが、暗示の内容がスライム化とかなり似ています。
後に聴いた場合の入りやすさを重視してこうされたのでしょう。
実際に聴いたときもスライム化に似た心地よさや意識のぼやけが感じられました。

「溶けた体が 今度は どんどん どんどん 集まってくる どんどん どんどん 固まっていく 元の姿と似ているようで 少し 違った形に固まっていく」
ただし、存在を溶かしておしまいだったスライム化に対し
女体化はそれを再構築して先ほどの女の子に生まれ変わるシーンが加わります。
ここでも再度体全体をなぞるように確認してくれますし
女体化音声をある程度聴いているのならイメージはしやすいと思います。

大まかな骨組みはスライム化と一緒で、女体化部分だけ違う催眠です。
両方聴いた限りだと催眠のベースはスライム化にチューニングされており
それを女体化方面にアレンジしているように見て取れます。
その結果、女体化シーンの完成度がスライム化に比べるとやや低く感じました。

心と体がドロドロになる感覚から女性の体を再構築するまでの流れが
やや性急なため、女体化音声に慣れていない人だとついていけないかもしれません。
使われているイメージも女性とは特に関係の無い光の玉ですし
女性特有の要素を交えていたら、今回とはまた違った印象を抱いたように思えます。

あくまで「スライム化と比べたら」の話です。
他の催眠音声と比べればやっぱりレベルは高いと言えます。



責められる快感を主観的に楽しませてくれるエッチ
エッチシーンは33分ほど。
プレイはシスターとのキス、軽い愛撫、スライムによる全身愛撫、口・胸・おまんこ・アナル・尿道への責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「女の子の快感 ぜーんぶ教えてあげますね 思いっきり 気持ちよくしてあげますから」
催眠を使って主人公が理想とする女の子の姿へと変えたシスターは
その感度の具合を確かめようと彼女にキスをしたり体を優しく撫で回します。

エッチは最初の2分ほどがシスターに、残りはスライムに責められる形で進みます。
スライム化の立場逆転的なプレイになりますので
あちらと同じく陵辱要素のほとんど無いあまあまなエッチが楽しめます。
そして男性が持つ征服欲を満たすことに力を入れていたスライム化に対し
女体化は女性としての純粋な快感に的を絞ったプレイがされています。

「ぬるぬるとした感触が ゆっくり ゆっくり 這い上がる まるで たくさんの舌に 愛撫されているみたい ゾクゾク ゾクゾク 快感が走る」
「なんだか 甘くて美味しい ミルクのような あまーい味 いつまでも いつまでも 味わっていたくなる そんな とっても 美味しい味が 口の中に広がる」

前半はスライムが上半身を覆い、おっぱいや口の中を責めるプレイ。
スライムの質感や口に含んだときの味までを
具体的な比喩を交えながら聴き手視点でとてもリアルに描いています。

スライム化では女の子が乱れる描写を適度に挟んでいたのですが
今回は感度を高めるなどの感覚操作をする暗示に終始しています。
催眠音声では聴き手が受けに回る場合がほとんどですし
おそらくほとんどの人がこちらの方に取り組みやすさを感じるでしょう。

さらに素晴らしいのが「柔らかい」「甘い」といったように
スライムがもたらす快感をすべて良い印象を抱く表現にしていることです。

スライムに犯されるプレイというと消化される、妊娠させられるなど
される側にとってはあまり良くない結末になるケースが多いです。
だからこそシスターはほのぼのとした表現を意識的に多く使って
聴き手が恐怖を抱かずにプレイを楽しめる環境を作ろうとしています。

おかげでスライムに犯されているのにちっとも嫌な気分がしません。
だからこそシスターの声に集中し、気持ちよくなることに熱中できるわけです。

後半のシーンではいよいよ責めの対象を下半身へと移し
クリトリス、尿道、アナル、おまんこの4点をスライムが同時に責め始めます。

「(アナルに侵入したスライムを)押し出そうとして ぐいぐい ぐいぐい 締め付けると お尻から あまーい快感が 広がってくる 気持ちよくて 気持ちよくて ふっと 力が抜ける」
ここでも自分がスライムに責められたらどうなる、どう感じるかを
本当にきめ細かく、そしてイメージしやすく伝えてくれています。

シスターの熱を帯びた声も相まって股間にかなりの熱を感じました。
そして絶頂の瞬間は股間がきゅーきゅーと締め上げられる不思議な快感も味わえました。
ほぼすべてのセリフを主観的に言ってくれるから自分のことのように感じやすく
その積み重ねが性的快感を自然に高めてくれたのだと思います。

このように、責められる快感に力を入れた濃厚なエッチが楽しめます。



幅広いニーズに応えてくれる作品
スライム姦という変わったプレイを両方の立場から楽しめる異色作です。

女の子になってモンスターに犯される催眠音声は
KUKURIさんや風呂井戸ソフトさんが様々な趣向の作品を出されていますが
本作品はそれだけでなく逆に女の子を犯す楽しみも与えてくれます。

催眠音声はシステム的に聴き手を責め手に当てはめてエッチをするのが難しいです。
それを高いクオリティを維持しながら仕上げているところがとても素晴らしいです。
男性が潜在的に持っている女性への征服欲を刺激しているのが決め手でしょう。
多少なりともSっ気のある人がスライム化を聴いたらきっと楽しめるはずです。

対する女体化は既にジャンルとして確立されているものですから
エッチは責められる感触と快感を突き詰めながら進めています。
やってるプレイは一緒なんですけど、立場がまるで逆だから違った感覚で楽しめます。
こちらは受けに回るのでM性のある人の方がしっくりくるでしょう。

2つをまとめると催眠はスライム化、エッチは女体化に分があると私は考えています。
催眠については先ほど触れたテーマとの親和性が主な要因です。
催眠の心地よい感覚で心と体がとろけていく展開はまさにスライムそのものです。

エッチは暗示のボリューム、描写の洗練度いずれも女体化の方が優れています。
ドライの感覚もこちらのほうが掴みやすいかなと。
スライム化も別に悪いというわけではないのですが、内容がイレギュラーなのと
S性をどれくらい持ち合わせているかで熱中度に差が出ると思われます。
催眠音声の聴き手はMな人が多いので、女体化の方がしっくりくるでしょう。

エッチはもうびっくりするほどあまあまです。
サークルさんが元々こういう作風なのもあるのでしょうが
癒されながら気持ちよくなることにかなりこだわっています。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

個性的なだけでなく催眠音声としても高いレベルを誇る作品です。
1本450円とコスパが抜群に良いですし、興味のある方は是非ともお試しください。

CV:あ、きのこさん
総時間 スライム化…1:13:15 女体化…1:08:08


オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
コスパで+1してあります。

魔囁の教会

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、とある教会を舞台に
心優しいシスターが催眠を使って悩める主人公の心を浄化します。

スライムが女の子を優しく陵辱するプレイをテーマに
スライム側、女の子側の視点に立った2つの催眠が繰り広げられており
それぞれで違ったアプローチをしながら性的快感を高めてくれます。

2種類の催眠をひとつの記事で紹介するのは非常に困難なため
スライム化、女体化の順に2回に分けてお送りします。



ひとつのプレイをふたつの視点で楽しもう
スライムになって女の子を責めたり、女の子になってスライムに責められるお話。

「こんばんは こんな さびれた教会に…なんの御用でしょう?」
シスターはややトーンの低い穏やかな声のお姉さん。
懺悔をしに教会へとやってきた主人公に挨拶をすると
彼を悩みから開放するために催眠を施します。

冒頭でも書いたように本作品は2種類の異なった催眠音声で構成されており
スライム化は主人公の女性に対する征服欲を満たすため
女体化は逆にモンスターに蹂躙される快感を満たすために
それぞれで異なるアプローチの催眠をかけてくれます。

さらにスライム化が73分、女体化が68分と十分なボリュームを持ちながら
値段は普通の作品1本分と同じ900円とかなり安いです。
このコスパの良さも大きな魅力と言えるでしょう。
実力者である誰得催眠製作所さんの作品となれば尚更です。

もうひとつの大きな特徴は囁き声に特化していること。
例えばスライム化は73分のうちおよそ67分間が囁き声です。
囁き声で催眠をかけてくれる作品は今年に入って少し出ているのですが
全体を見ればまだまだ少なく、これも作品の個性に繋がっています。

その柔らかく温かな口調に多くの人が癒しを感じるでしょうね。
プレイはかなりアブノーマルなのですが、催眠の目的が主人公の心の浄化にあるため
それに合わせた穏やかな雰囲気の中で催眠とエッチが行われています。
ですから人外モノがよほど苦手な人でもなければ誰でも聴けるし楽しめます。

囁かれている感じを出すために音声は右、左、中央の3バージョンが用意されています。
ですが左右の場合、声のボリュームが小さく聴き取りにくいところもあるため
1回目はとりあえず中央のバージョンを聴いてみるのをお薦めします。



催眠の感覚を上手に活かしたスライム化
スライム化の催眠は28分30秒ほど。
楽な姿勢になって目を瞑り、まずは深呼吸や脱力を行います。

「両腕が とっても心地いい どんどん 温かくなっていく どんどん 気持ちよくなっていく」
脱力は彼女の温かい手が自分の体を撫でるのをイメージしながら
主に腕や足が温かくなる暗示に耳を傾けます。
「力が抜ける」「温かい」「心地いい」などの言葉を数多く盛り込んだセリフと
彼女の優しい囁き声が上手く噛み合って安らげる空間が出来上がっています。

暗示を入れるタイミングも技術に則った的確なものばかり。
これだけでも眠りにつく直前のような心地よい意識のぼやけが感じられます。

適度にリラックスした後は、この催眠のカギとなるスライム化です。
事前に彼女が言う女の子のエッチなイメージでちょっぴり興奮してから
その熱が体中に広がり、自分の体が溶けていく感覚を磨いていきます。

「全身の感覚が ぼやけて エッチな欲望だけが どろどろ どろどろ わだかまっていく」
先ほどのシーンで体に温かさを感じているおかげで火照りが実感しやすく
意識のぼやけも手伝って心地よさが更に強まる気分が味わえます。
私の場合は手足の存在自体がなくなったような麻痺の感覚もありました。
そうやって自分の存在をスライムのように曖昧にしていくわけです。

古典系の技法を作品のテーマに合わせながら上手に繋げている手堅い催眠です。
深い催眠状態で味わえる頭の中がドロドロになる感覚をスライムの形状に例え
まずは深呼吸や癒しを感じる暗示で十分にリラックスさせてから
スライムを連想させる語句を絡めた暗示で催眠を更に深めてくれます。

女体化など他の存在に変化させるタイプの催眠の場合
普通は十分に催眠を深めてからそうなる暗示を入れていくのですが
本作品では深化とスライム化をほぼ同時に進めているのが面白いですね。
感覚との絡め方もとても上手ですし、効果的なアプローチだと思います。

スライムになりきれなかったとしても、多くの人が心地よい気分を味わうでしょう。
特徴である囁き声を本当に有効活用しながら感覚を伝えてくれています。
まとめるとテーマに即したレベルの高い催眠です。



女の子のすべてを堪能するエッチ
エッチシーンはおよそ35分間。
プレイは女の子への全身愛撫、口・おっぱい・おまんこ・アナル・尿道責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「隅々まで 遠慮なく 犯して 冒して しゃぶりつくしてあげて下さいね」
催眠を使って主人公をスライムの姿へと変えたシスターは
同じく悩みを抱えて教会に来ていた女の子を呼び出し
彼にその体を好きに弄ぶように言います。

エッチは催眠音声では珍しく、こちらが彼女を責める形で進められます。
といっても聴き手が何かをするシーンは無く、引き続きシスターの声に耳を傾け
彼女が作り出すイメージの中で女の子の体を味わいます。

つまりイメージプレイなのですが、表現がかなり細かくリアルになってますし
催眠状態なこともあって主人公へのなりきりやすさはかなりのものです。
シスターに対してエッチな事をするシーンはありません。

また女の子自身が強い快楽を求めて教会へとやってきた背景もあり
スライムが女の子を陵辱するシチュから連想されるブラックな雰囲気はほとんどなく
お互いを求め合いながら気持ち良くなるあまあまなエッチが繰り広げられています。

スライムじゃないとできないプレイをするためにスライムになった感じです。
シスターも囁き声でプレイの様子を優しく教えてくれます

プレイの序盤は女の子の存在を確かめるシーン。
彼女の体のありとあらゆる部分にまとわりついたり
その可愛いお口に自分の一部を棒状にしたものを突っ込みます。

「ほんのり甘い 唾液の味 ふっくらと柔らかい 舌の感触 ぬるぬるとした 粘膜の感触 それらが あなたの敏感な部分を たーっぷり刺激する とっても とっても 気持ちいい」
視覚・触覚・嗅覚・味覚の4つの感覚を最大限に活かしながら
シスターは女の子とのエッチで得られる感覚を
暗示という形でダイレクトに伝えてくれます。
この細かな描写が彼女との一体感をより強く感じさせてくれるでしょう。
仮想的なプレイを踏まえて感覚操作系の暗示を細かく丁寧に入れています。

「色々と形を変えながら 中で ぐちゅぐちゅ ぐちゅぐちゅ 暴れると びくん びくんと 女の子の体が 快感に跳ねる」
中盤に入ると刺激する部位が下半身へと移動し
クリトリス、尿道、アナル、そしておまんこを同時に責め始めます。
責められている女の子の反応もきちんと描かれているのがいいですね。
「自分が彼女を犯している」事実をより強く感じられます。

最も盛り上がるのは一番最後に行われるSEXシーン。
おちんちんではなく主人公の体全体がおまんこに侵入するような描写をしながら
プレイの快感と彼女の感じっぷりをとてもリアルに伝えてくれます。

「ひくひく ひくひくと蠢くおまんこが あなたを刺激する あつい あつーいおまんこに 包まれて 体が とろけてしまいそう」
「行き止まりに こつんと 触れる ひときわ大きなうねりが おまんこの中に生まれる ぎゅぅっと締まる 甘酸っぱい蜜が たくさん たくさん 溢れ出す」

女性の一番大事な部分に包まれる快感と、そこを征服できた満足感。
この両者をバランスよく刺激する巧みな暗示が心と体を同時に興奮させます。
一切触ってないのに股間がキュンキュンしっ放しでした。

最後はカウントに合わせてドライ絶頂することになるのですが
収まりがつかずに射精したくなる人がきっといるはずです。
連続絶頂形式にしたほうがもっとスッキリできたかなと。
裏を返せばそれだけ気持ちの高め方が上手いということです。

このように、スライムと女の子の交合を生々しく描いたエッチが繰り広げられています。

魔囁の教会 後編」へと続く…

CV:あ、きのこさん
総時間 スライム化…1:13:15 女体化…1:08:08



体験版はこちらにあります

いたずら夢魔 プーカちゃんといっしょ

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、夢の中に住む可愛い夢魔が
自分の世界に主人公を連れて行きそこで性的快感を与えます。

挿し絵の後ろにいる使い魔に丸呑みされながら感度を高める独特な催眠
彼女の毛や肉球を使った責めを繰り広げるエッチなど
人外と催眠を上手に融合させ、違和感なく催眠状態を深めてからエッチを行ってくれます。



悪戯好きな夢魔のエッチなサービス
夢魔のプーカが夢の世界で気持ちよくしてくれるお話。

「ヒトって面白いよね それが何であるかわからなくても 楽しければ 気持ちよければ それを簡単に受け入れちゃう」
プーカはややトーンの低い落ち着いた声の女の子。
人の夢に入り込んでいたずらをするのが大好きな彼女は
主人公にとっても気持ちいい夢を見せてあげます。

本作品は夢魔が夢を見せる形で催眠を行うスタイルが取られており
作中では催眠という単語は出ませんし
「これから催眠を始めます」みたいな形式ばったことを言われることもありません。
しかし彼女のセリフの至る所に催眠の技術が盛り込まれているため
お話を聴いていると自然に眠気が全身を覆っていきます。

催眠は2パート29分30秒ほど。
まずは自分が日常生活で心地いいと感じる瞬間の一例として
風呂に入っている様子をイメージします。

「タオルでゴシゴシ 体を洗って たっぷりとお湯をすくって ざばーって泡を流して 少しかかり湯をして 足の先から ゆっくりと湯船に入るの」
彼女が語る具体的なお風呂の描写を頭の中で思い描いていると
なんだかえらくリラックスしたり、体がほんのり温かくなるのを感じるでしょう。
彼女は聴き手が無意識に眠っている入浴の体験を引き出すことで
実際に入っているかのような気分を味わわせてくれます。
やや催眠っぽさをぼかし、さらにリラックス効果も見込める有効なアプローチです。

「ずぶずぶと 沈む 心が 体が 気持ちいい泥の中に 沈んでいく 全身を 泥に愛撫されながら ゆっくり ゆっくり 沈んでいく」
お風呂気分をある程度満喫した後は
泥で満たされた別のお風呂に入るのをイメージします。

どろどろとした液体に全身を浸し、寛いでいると
自分自身が泥になったかのような、ぼんやりする感覚が湧いてくるかもしれません。
暗示を使って泥の質感を上手に聴き手の心に伝えています。
頭が急に重くなったり平衡感覚を失ったかのような不思議な感覚です。

2番目のパートは現実世界から夢の世界へと主人公を連れて行くシーン。
ここでは挿し絵の後ろにいる彼女の使い魔が主人公を丸呑みにし
体の中で柔らかく揉みほぐしながら感度を高めたり催眠を深めます。


「舐めるように 揉むように 肉襞が ぬるぬる ぬるぬる 刺激する 胸が 背中が 肉襞のうねりに覆われ 犯される」
見方によってはグロく思われそうなシーンなのですが
彼女は彼を傷つけたり苦しめることは一切ありません。
柔らかく温かい肉襞で優しく包み、媚薬効果のある体液を全身に塗りたくりながら
この先のエッチで気持ちよくなるための準備を進めていきます。

前のパートで生まれた体が温かくなる感覚が
ピリッとした違うタイプの熱へと変わるのを感じるでしょう。
そして体中をどろどろにしながら心も溶かしていく。
イメージが持つ質感を利用しながら催眠を深めてくれるのが見事です。

具体的でわかりやすいイメージを中心としたやや珍しい催眠です。
まずはお風呂に入った時の心地よさと熱をしっかりと感じさせ
泥風呂や使い魔に丸呑みされる感覚をそれらとリンクさせることで
実際にそうされているかのような気分を味わわせます。
そしてイメージをさせながら何度も何度も暗示を入れて催眠を深めます。
珍しいタイプの催眠なのですが、言われた通りの感覚は比較的得やすいです。

「温かいにゅるにゅるが 君の足を包んでいく にゅるにゅる にゅるにゅる 指の間にも 入ってくる」
そう感じる理由の一つに擬音語や擬態語を意識的に用いていることが挙げられます。
彼女はお風呂に入った感覚、泥風呂に入った感覚、使い魔に飲み込まれる感覚を
「ずぶずぶ」「にゅるにゅる」「ゾクゾク」といった単語を使いながら
まるで音楽のようにリズミカルに語って伝えようとします。

実際に聴いてみると何やらえらくテンポがいいように思えるでしょう。
彼女は文頭や文末を同じ語句で揃えたり、時には文字数まで揃えたりと
聴き手がいい気分で言葉を受け入れられるように工夫しながら暗示を入れます。
そういった音感的な心地よさも催眠状態を深めるのを手伝っています。



焦らしに焦らしてたっぷりちゅぱちゅぱ
エッチシーンは3パート49分30秒間。
プレイは抱擁、肉球責め、尻尾責め、全身舐め、フェラ、手コキ、SEX(騎乗位)です。

手コキとSEXの際にややリアルな効果音が流れます(無しも選択可)。
セルフはありません。

「キミがもっと気持ちよくなれるように ボクが直接 ご褒美をあげるね いっぱい 気持ちよくしてあげる」
催眠を使って主人公を夢の世界にある自分の寝室へと連れてきたプーカは
その特徴的な体を使って彼を少しずつ射精へと追い込みます。

エッチは終始彼女がリードする形で進められます。
時間がおよそ50分と催眠音声の中では比較的長いのを利用し
まずはソフトなプレイをしながら暗示を入れてじっくりと感度を高め
その後くちゅ音、ちゅぱ音、喘ぎ声といったストレートなエロ要素を
たっぷりと鳴らしながら絶頂したい気分へと誘導します。

一番最初の「寝室に手」パート(26分)は更なる感度上昇がメイン。
ここではプレイを段階的にハードにしながら適度に焦らして快感を蓄積させます。

「ぷにぷに ぷにぷに 肉球で キミの肌を刺激してあげる」
「時折 毛先がチクチクする そのチクチクが とっても 気持ちいい 快感神経を 直接擦られるような とても強い刺激」

彼女の特徴的な容姿を利用したプレイが登場するのがいいですね。
柔らかい肉球、ふわふわだけどチクチクする尻尾を這わせながら
感覚を操作する暗示を使ってその感覚をリアルに伝えてくれます。
肉球が2分、尻尾が4分と時間があまり長くないのが残念ですが
尻尾のシーンは体がほんのりこそばゆくなるような気分が味わえました。

最も長い時間楽しめるのが中盤から行われる全身舐め。
唇、首筋と胸、脇腹と胸、腰とお尻、太ももと脹脛、手のひらと指など
体をパーツごとに分けながらその都度ちゅぱ音を鳴らしてくれます。

一般的な催眠音声に比べてちゅぱ音を非常に多く鳴らしてくれますから
「催眠音声には純粋なエロさが足りない」と思っている人には
かなり向いているのではないでしょうか。

「乳首が ジンジン ジンジン しびれる 乳首から 脳へ 快感が しびれが 広がっていく」
中でも乳首だけを舐めるシーンがおよそ5分と最も長く
適度に左右を切り替えながらゆっくりと丹念に舐めまわしてくれます。
私は乳首を片方だけ開発済みなのですが
このシーンではそちら側だけ乳首が一気に熱くなるのを感じました。
乳首の開発具合によって気持ちよさにも差が出るかもしれません。

2番目以降の2パートは選択式。
手コキ+フェラ、SEXのいずれか一つを選んで聴きます。

「あったかぁいおまんこに おちんちん入れて 2人で 気持ちよくなろ?」
よりエロさを感じるのはSEXパート。
事前に2人の心を一つにして一緒に気持ちよくなれる環境を作ってから
最初はゆっくり、後になると激しいピストンを繰り返します。
SEXのピストン音、乳首を舐めるちゅぱ音、プーカの喘ぎ声
同時に鳴る3つのエッチな音が自然な興奮を促します。

このように前半は催眠色の強いプレイ、後半はエロボイスっぽさのあるプレイが繰り広げられます。



人外要素を程良く織り交ぜた作品
サークルさんらしい堅苦しさのない催眠と
プーカや使い魔のキャラがうまい具合に融合している作品です。

深呼吸をして、脱力するみたいな型にはまった行為をほとんどすることなく
日常生活を通じて培ってきた無意識の情報をダイレクトに釣り上げながら
プーカは聴き手を催眠に誘導しようとします。

何をしてくるかわからないから楽しく聴けますし
催眠の最中に時折ある無音になるシーンでその感覚を実感できます。
「気がついたら催眠に入っていた」と感じる人が結構いるでしょう。
普通に会話をする感じでナチュラルに催眠を深めてくれます。

そして催眠の途中にある使い魔の丸呑み
エッチの序盤にあるプーカの肉球&尻尾責めと
世界観だけでなくキャラの長所も活かしながら物語を組み立てています。

丸呑みされたらどう感じるか、なんてイメージできる人はほとんどいないはずです。
だからこそ彼女はまずお風呂に入るイメージをしっかりさせて
それを引き継ぐように丸呑みされる気分を伝えてくれます。
無茶なプレイをできるだけ楽しんでもらうための細かい気配りが随所に見えます。

催眠は全編を通じて熱を伝えることに力を入れています。
最初はほんのり温かいのがだんだんと火照るようになり
やがて乳首や股間に集まってくるのを感じるでしょう。
聴き手の素養に頼っている部分が結構あるため初心者にはあまりお薦めしません。

エッチは誰得さんの作品としては珍しくかなりエロに寄せています。
後半に入ると暗示のボリュームが一気に減ってしまうのがやや気になりましたが
プレイの様子はイメージしやすく興奮もしやすいです。
聴き終えた後に収まらず抜きたくなる人もいるでしょうね。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

他のサークルさんではまず聴けない非常に独特な作品です。
ちょっと変わった催眠やエッチを求める人に特にお薦めします。

CV:あ、きのこさん
総時間 共通パート…1:08:15 フェラ…12:58 SEX…17:55


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

Halloween Another night

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

昨日に引き続き今回もハロウィンをテーマとした作品を紹介します。
こちらは魔界からやってきた謎の少女にそちらの世界へと連れて行かれ
沢山の触手で体の敏感なところを徹底的に犯されます。
18禁作品でありながら敢えてエッチな要素を極力排した挑戦的な試みがされており
彼女が紡ぎ出すイメージとプレイの様子だけで体が熱く火照っていきます。

催眠は彼女と一緒に魔界へと向かうイメージを描きながら催眠状態を深めていきます。
左右中央に不規則に飛び交う声を意識で追っていくうちに
頭はくらくら、意識はぼんやりしていくのを実感するでしょう。



悪戯好きな魔界の番人
魔界に住む少女の家に行って触手責めにされるお話。

「やぁ こんばんは とりっく おあ とりーと」
少女はややトーンの低い穏やかな声の女の子。
ハロウィンお馴染みのセリフで主人公にお菓子を求めますが
彼が何もくれないので代わりに悪戯をすることにします。

催眠は2パート25分ほど。
深呼吸と手足の脱力をして軽くリラックスした後
今度は頭を脱力するために自分がお風呂に入っている様子をイメージします。

「ぽかぽかのお湯に包まれて じーんわり じーんわり ぽかぽか ぽかぽか」
イメージする内容が容易であるのもそうですが
彼女のセリフを聴いていると音感的な心地よさも感じるはずです。
本作品は全編を通じてセリフのリズムや音にこだわっており
擬音語や擬態語を数多く交えながらリズミカルに暗示を入れてくれます。

「ちゃぷん ちゃぷん ゆっくり ゆっくり 波に揺られて 心も 体も ゆらーり ゆらーり」
彼女が語句を意識的に区切って話すおかげで
発せられるセリフの文字数が4文字前後で統一されている場合が多く
上のセリフのように語尾の文字もできるだけ揃えながら語り掛けてきます。

人間の脳はこういったリズミカルな音や刺激にとても弱く
セリフの内容抜きで意識がぼやけていく感じがする人もいるでしょう。

「出来るだけ こまめに声をかけるから ボクの声に ついてきてね」
そして準備ができたところでいよいよ彼女に導かれながら魔界へと向かいます。
ここは真っ暗な世界を彼女の声を辿りながら進む演出がされており
左右と中央に小まめに移動する「こっちだよ」の声をその都度意識で追っていきます。

かなり頻繁に位置を切り替えてくるおかげで
続けているうちに混乱したような頭がくらくらする感じがするかもしれません。
そうやって意識の力を弱めながら合間に暗示を叩き込み
彼女は聴き手をより深い催眠状態へと導くわけです。
作品のテーマに沿った催眠を施しているところが実に見事です。

「魔界へ行くためには精神と肉体を切り離す必要がある」と事前に彼女が言っているように
ほとんど体を動かさずイメージを中心とした催眠を繰り広げています。
内容は適度にリラックスして魔界へ行くだけの至ってシンプルなものなのですが
主に脳の性質を利用したアプローチによって少しずつ意識をぼかしていきます。
かける言葉のリズム・音・間にすごく気を遣われていて
ちょっとした音楽を聴いているような不思議な心地よさが味わえました。

ただ今回の催眠は古典型に属するのですが催眠法にそこまで頼っていないため
他の作品に比べてかかり具合に大きな差が出る可能性もあります。
そのため初心者にはあまりお薦めしません。
オリジナリティを優先した結果ですから試み自体は特に問題ないと思います。



淫語を極力排した挑戦的なエッチ
エッチシーンは36分間。
プレイは触手責めのみです。
エッチな効果音はありません。

「熱気が みだらな香りが 集まって 固まって たくさんの うごめく何かに変わっていく うごめくものが あなたに 絡みつく」
少女の手引きによって無事魔界にある彼女の家へとたどり着いた主人公は
そこにいる触手の群れに体を拘束され、敏感なところを責められます。

エッチは最初の12分ほどで手足を絡めとられる様子を描きながら
暗示を使って体の温かさをエッチな熱へと変えていき
それから乳首、おちんちん、アナルの順に触手で刺激します。
100%触手を絡めたプレイですので触手好きにはたまらないのではないでしょうか。

「胸に 2つ 気持ちいい 気持ちいい 敏感なスイッチ つけてあげる」
「これはね とーっても 大きなスイッチ 長細くて 敏感で 気持ちよくなればなるほど 大きく 硬く 敏感になる 特殊なスイッチ」

そしてプレイをするにあたって少女は彼の敏感な部分を敢えてスイッチと表現しています。
例えば上のセリフだと前者が乳首、後者はおちんちんのはずなのですが
彼女はそういうストレートな淫語をほぼ言いません。
覚えている限りだと絶頂シーンの「イク」くらいです。

これは催眠の段階で精神だけの存在にしていることから
できるだけ肉体的な描写を避けつつ進めたかったのだと思います。
あとはエッチな要素抜きに暗示だけで性的興奮を呼び起こしたかったのかなと。
同人音声では絶対にありえない、まさに催眠音声ならではの試みと言えます。

「胸に 口が吸いつく 無数のイボイボが スイッチを犯す 蹂躙する くりくり くりくり 前後して あなたの胸を、犯していく」
「ぽっかりと口の開いた 大きな触手が近づいてくる 内側には 細くて 小さな触手が びっしり生えていて ねばねばと 糸を引いている」

プレイの様子はと言うと、仮想的なプレイであることを踏まえて
少女は触手の形状や質感をできるだけわかりやすく描きながら
その責めによって得られる感覚を暗示として何度も入れてくれます。

序盤にある手足を触手に拘束されるシーンでは
事前にほんのり温かさを感じているだけあって熱くなるのを実感しやすいです。
その後の凌辱シーンでも特に股間が熱くてたまらなくなる人がいるでしょうね。

「九本の触手が 蠢いて きゅうきゅうの穴を拡げていく 真ん中に ぽっかり 穴をあけて 大きな触手の 通り道を作る」
最も個性的なプレイは終盤に登場するアナル責め。
ここでは9本の小さい触手と1本の大きな触手が
股間にある「欲望を求める口」をかき回します。

やや激しく執拗に責める触手の様子を伝える熱を帯びた少女の声が
さらに股間を熱く高ぶらせてくれました。
割と入念に感度を高めてから最後の最後で1回絶頂するタイプですから
うまくいけば脳や股間に突き抜けるような衝撃が走るでしょう。
内容を見ればわかるでしょうがこちらもイメージ力をかなり重視しています。

このように、触手責めを主観的に楽しませてくれるプレイが繰り広げられます。



珍しいスタイルの作品
催眠、エッチどちらもややイレギュラーな部分を持っている作品です。

催眠は作品のテーマや雰囲気を重視して催眠っぽさをできるだけなくし
その中で催眠に誘導するために有効な技法を用いています。
エッチは触手オンリーなところも十分に個性的ですが
それに加えてわかりやすいエロ要素をできるだけ削ぎながら
ほぼ暗示のみで興奮させ、イカせようとする試みがされています。

簡単に言うとサークルさんが自ら縛りプレイをされているような気がします。

元々誰得さんは作品のテーマに催眠を柔軟に適合させるのが得意なのですが
それでもここまで色々と制限をかけている作品は聴いたことがありません。
しかし催眠音声として十分なクオリティを持っており
ある程度の催眠状態に入れるし、エッチも体が自然に熱く火照るのが実感できます。

しかし使われているツールが催眠音声の中ではマイナーな部類に属するため
「他の作品に比べてかかりやすいか?」と言われると正直あまり自信がありません。
私は聴いている最中に少女の意図が読めたのでうまく入れたのですが
皆さんにも果たして通じるかと言われると首をひねってしまいます。
そういうやや人を選ぶ部分があるかなと。

エッチはこちらも意図的に制限をかけている挑戦的なプレイです。
エッチシーンに淫語が登場しないのはマイナスに受け取られそうですが
逆に考えれば彼女の声に従ってイク貴重な体験をしやすい環境でもあります。
ご自分の被暗示性やイメージ力をテストするのに適したプレイと言えます。
淫語とちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

季節ネタを省いたとしても十分な個性を持っている作品です。
合計2時間に対して700円と非常にコスパが良いですから
ちょっぴり変わった催眠やプレイが楽しみたい方は是非お試しください。

おまけは別タイプの解除音声と「わりと適当なおまけ音声(淫眠音声)」です。

CV:あ、きのこさん
総時間 本編…1:20:32 おまけ…34:16


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

魅惑の口づけ~へべれけ若奥様のらぶらぶキッス~

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

こちらはお酒を飲んで酔っ払った新妻が濃厚なキスをしてくれる作品です。
簡単な導入を行うとすぐにキスをしながら催眠を進める非常に珍しい展開が特徴で
彼女の甘い声とちゅぱ音を長時間に渡って存分に楽しめます。

エッチはテーマ通りキスのみと若干ソフトなのですが
それを補って余りあるほどに暗示が入念で
少しずつ感覚を操作される感覚が味わいやすくなっています。



帰りを待つ酔った人妻
奥さんにキスをされまくるお話。

「うにゃ~ ほえ? どうしたのって? 別に どうもしてませんよ」
奥さんはぼんやりとした声の女性。
缶チューハイを飲みながら夫である主人公の帰りを待っていた彼女は
呂律が回らない様子で彼にキスをしようと言い出します。

本作品は帰宅した時点で既に奥さんが酔っぱらっている設定があるため
音声開始直後から彼女がぼんやりとした眠そうな声で語り掛けてきます。
これが実に催眠的と言いますか、眠気を誘われやすい声で
人によっては催眠を始める前の段階で眠くてたまらなくなっているかもしれません。

また彼女は全編において語句を意識的に区切って間を長めに取りながら
とてものんびりとした調子で語り掛けてもきます。
この2つの要素がいい意味で聴き手の気力を奪い
催眠にかかりやすい状態へと自然に持って行ってくれるわけです。

催眠は22分ほど。
まずは軽く深呼吸をしてから自分が気持ちよくなれる瞬間をイメージします。

「あったかーいお風呂に入って ほわーんって リラックスしてるとき あれ 結構気持ちいいよね?」
お風呂に入った時や布団に潜り込んだ時など割と具体的な例を挙げて
彼女が同意を求めてきますから、心の中でほんの少し頷いてみてください。
それだけで無意識が勝手にその感覚を思い起こし
心身が一気にリラックスしてくるのが感じられるでしょう。

それからは催眠音声でお馴染みの脱力を行います。

「肩から 肘 指の先へ じーんわり 広がっていく ぽかぽか ぽかぽか 温かくて 気持ちよくて とーっても幸せな感覚が 広がっていく」
両手両足を片方ずつ4回に分けて行うのですが
パーツごとに時間をおよそ4分もかけて暗示を入念に入れてくれる重厚な脱力
手足の存在を感じなくなるほどにまで力が抜けます。
頭はぼんやり、手足はぽかぽかする心地よい感覚を
比較的早い段階から味わうことができるでしょう。

深呼吸と脱力を行うだけの極めてシンプルな催眠です。
時間のほとんどをリラックスのみに費やし、かつ脱力がとんでもなく丁寧なおかげで
催眠に入るどころかそのまま寝てしまう人が続出するでしょう。
彼女の声も眠気に拍車をかけてくれます。

私は記事を書く関係で聴いている最中にとにかく寝ないことを心がけているのですが
今回ばかりは意識が消えかかるやばいところまでいったのをよく覚えています。
催眠音声なのですが安眠効果も高いと言えます。

物語の目的が気持ちいいキスをすることにあるため
この段階では彼女はそこまで自分の声の言いなりにしてきません。
ですがこの後のエッチでも引き続き入念な暗示をかけてくれており
エッチをしながら催眠を深めていくようなスタンスが取られている作品ですので
その準備としての役割さえ果たしていれば十分だと思います。



長時間に及ぶ甘く濃厚なキス
エッチシーンは46分間。
プレイはキスのみです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「どう? お姉さんの唇は 柔らかくて あったかくて ぷにぷにしてて 気持ちいいでしょ?」
催眠を使って主人公の手足の自由を奪った奥さんは
自分の願望を叶えるために早速彼にキスをします。

エッチは「キスだけでイかせる」を目標に、開始から終了まで断続的に彼女とキスをし続けます。
最中におっぱいを揉んだりすることも一切無い100%キスのみのエッチです。
キス特化の作品は他だと「ふぁんたんとチュチュしたい。 Ver1.03」が挙げられますが
それでもここまで偏った作りではありません。

ここで気になるのはやはり「46分間本当にキスだけで持つのか?」でしょう。
それについては催眠音声ですからずーっとちゅぱ音を鳴らし続けるわけではありません。
キスをする合間に唇を離して感覚を操作するタイプの暗示を入れてきます。

「つんつんって突いたり ふにふにつまんだり 触られるたびに 唇がどきどき どきどきしてくる」
暗示は臨場感を出すために実際のキスで得られる感覚を想定したものが多く
唇が温かくなるところから始まって、キスの感覚で頭がとろけそうになったり
体全体が熱くなったりと少しずつ暗示の内容をシフトさせながら
ドライオーガズムへとたどり着けるように導いていきます。

さらに序盤はキスよりも暗示のボリュームを増やしてまず雰囲気に浸らせ
後になるにつれてキスの割合を増やし、よりエッチな気分へ持って行こうともします。
キスのちゅぱ音は割と上品なものでペースもゆっくりなのですが
合間に漏れる奥さんの吐息がだんだん熱くなり、それによっても興奮が高められます。

「ふかーい ふかーい 絶頂が 全身を 脳を 犯していく」
特に終盤、十分に催眠が深まった後でかけられる諸々のセリフによって
私は股間が一気に熱くなるのを感じました。
夫婦の営みということで雰囲気がすごく甘く幸せに溢れており
2人の様子につられてこちらも心が盛り上がってくるのが感じられるでしょう。

絶頂はカウントなどの明確なタイミングは設けられておらず
上のシーンの後にある、しばらくちゅぱ音だけが流れるシーンで
こちらの任意のタイミングでイクものと思われます。
強烈な刺激を受けてイクようなタイプではないため
ある程度ドライ慣れしていないとちょっと難しいかもしれません。

私は軽くイケたかな?という程度でした。
でも数回聴けばイけそうな可能性は大いに持っていると言えます。

このように、キスだけに的を絞った他ではまず味わえないエッチが楽しめます。



幸せな気分に浸れる作品
催眠・エッチの両方が個性的なあまあま作品です。

まずエッチシーンをキス一色にし、作品として完成させているところが素晴らしいです。
一応ちゅぱ音が鳴るプレイだから音声でもいけると言えばいけるのですが
ソフトすぎて興奮を高めにくい弱点もあります。
それを暗示の力でうまくカバーして、イける環境を整えているところに
サークルさんの技術の高さが感じられます。
初回はイけないこともあるでしょうが、幸福感や充足感は十分に得られるでしょう。

催眠についても最初の部分は言ってしまえばありきたりなのですが
その後のキスを絡めた深化部分が面白味に溢れています。
簡単に言えばこの作品はキスのちゅぱ音をトリガーにしているんです。
「キスをすると体が熱くなる」「キスをすると全身が快感に痺れる」と。

おかげでエッチと催眠が上手い具合に混ざり合っていて
エッチをしながらさらに催眠を深めることにも成功しています。
一見するとキスをたっぷりと行う作品に思われがちなのですが
実際はとても催眠に寄った作品であると私は考えています。

前々項で脱力したところまでを催眠としたのもただ単にキリが良かっただけで
その後も奥さんは時間をかけてしっかりと催眠を施してくれます。
眠気を含めた催眠の感覚を結構得やすい作品と言えます。
作品に興味があるなら初心者でも大丈夫。

エッチはキス以外だと猫のように甘えてくる奥さんの仕草が可愛いです。
エロエロな展開には程遠いですが新婚気分は味わいやすいかなと。
ちゅぱ音それなり、喘ぎ声ごく僅か、淫語はありません。

サークルさんらしいテーマと催眠の親和性の高い作品です。
心が落ち込んでいる人が聴けばきっとプラスの効果が働くでしょう。

CV:あ、きのこさん
総時間 ノーカット版…1:28:31 時間調整版…1:15:15


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
時間調整版はノーカット版に比べてセリフの間が若干短くなっていたり
ちゅぱ音のボリュームが減っているようです。
基本的にはノーカット版を聴くのをお薦めします。

誰得企画(仮)さんで配布されている、無料の催眠音声作品。
有料作品を数多く発売している「誰得催眠製作所」さんの中の人が運営されています。

まず目に付くこのタイトル、どうやら作者さんが暇つぶしで作ったらしいです。
暇つぶしで催眠音声作れるとか羨ましい限りで…

そんな経緯があるおかげで、時間の方はかなり短いのですが
きちんと催眠音声として成り立つほどのクオリティを持っています。

催眠は声の聞こえてくる方向に意識を向けていく、所謂「声の鬼ごっこ」が中心で
このタイプの作品を聴いたことのない方が聴くと、面白い感覚が味わえるでしょう。



追いかければ追いかけるほど、意識が混濁する
少女に催眠をかけられオナニーするお話。

「こんばんは お兄ちゃん 遊びに来たよー」
少女は甲高くて可愛い声の女の子。
不意に主人公の部屋に押し掛けたところ、彼は丁度自家発電の真っ最中。
彼女の許可無しでオナニーをしてはいけない約束が2人の間で交わしてあるため
それを破った彼にお仕置きをする形で物語は始まります。

少女の声は「あ、きのこ」さんがかなり高い声で演じられています。
きのこさんというと、女性としては非常に低い声で有名な方ですから
彼女の他の作品を聴かれた方が本作品を聴くと、おそらく軽く驚くでしょう。

催眠はおよそ9分間とかなり短め。
主人公を全裸にして椅子に座らせ、さらに目隠しをすると
深呼吸などは行わずに早速声の鬼ごっこを始めます。

「色んなことを 色んな方向から お兄ちゃんに話しかけるね」
少女は右、左、中央を中心に頻繁に声の位置を変えながら語り掛けてきます。
ワープするように位置を反転するのはもちろん
移動するように少しずつ位置が変わったり、声の距離が離れて小さくなったりと
非常に多種多様な動きを常に続けてきます。


聴き手は彼女の言う通り、声の位置に意識を向けていくのですが
実際にやってみると、軽く動転するような感覚が味わえます。
真剣に取り組めば取り組むほど、その感覚はより大きくなるでしょう。

「ぽかぽか ぽかぽか あったかくて 気持ちくて 頭がもやもや」
最初は追いかけっこをしているように、軽く声をかけるだけだった少女は
後半になると脱力やイメージを誘発させる暗示をかけてきます。
きちんと声を追っていれば、それなりに意識が混濁した状態になりますから
彼女の声を受け入れることで、より深い催眠状態へと落ちていきます。

このように、短時間であることを考慮して
ほぼ1点に的を絞った簡潔な作りの催眠になっています。
さすがにどっぷりはまるのは難しいでしょうけど
心を揺さぶられるような感覚は味わえるはずです。



見られていることを意識してみよう
エッチシーンは12分30秒ほど。
プレイは乳首責め、玉責め、亀頭責め、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフは有りになります。

「お兄ちゃんの恥ずかしいところ とーってもよく見えてるよ」
催眠によって主人公を自分の人形へと変えた少女は
彼の露わになったおちんちんをじっくりと観察し始めます。

こちらが目隠しをされた状態でプレイを受けることを考えて
目をつぶりながら、彼女におちんちんを見られていることを強く意識してみましょう。
それによって湧き上がる羞恥心が、興奮の上昇を手助けしてくれます。

プレイは乳首責め5分、おちんちん責め6分と
かなり乳首に重点を置いた構成になっています。

「うんしょ うんしょ」
後ろから指でつまんだり、爪でこすったり
手のひらで撫でまわしたりと、少女が色々な形でいじめてくれますから
乳首系作品が好きな方は楽しめるのではないでしょうか。

最後のオナニーも普通に主人公が扱くわけではなく
主人公が扱くのと同時に、少女が亀頭を撫でまわしてくれるのは珍しいですね。
ここでもオナニーを見られていることを意識しながら
彼女の手に精液を放つ様子をイメージしてみてください。



コンパクトにまとまっている作品
作った際の事情などを踏まえると、十分に楽しめる作品と言えます。
特に催眠が独特ですから、興味を持った方はタダなので一度聴いてみてください。

声の鬼ごっこについては、私は過去に同サークルさんの
幽霊さんといっしょ 第一部 関西弁版」で体験をしていて
その時も割と頭がぐちゃぐちゃになる感覚を受けていたのですが
今回の方がより深く味わえたような気がします。
回を重ねれば重ねるほど、より嵌っていけるのかもしれません。

エッチは冒頭の「お仕置き」のイメージからはほど遠く、かなりソフトです。
前項で強調したように、見られていることを意識した方が気持ちよくなれるでしょう。
ちゅぱ音と喘ぎ声は無し、淫語が少々といったところです。

本作品にはちょっとしたおまけがついていまして
そこではきのこさんの可愛い一面を見ることができます。

CV:あ、きのこさん
総時間 本編…27:17 おまけ…3:02

誰得企画(仮)
http://ameblo.jp/mr-nomikko/entry-10994699798.html

Fairy nest

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

同サークルさんが得意とする、人外をテーマとした作品で
今回は妖精(フェアリー)が採用されています。
ゲームだと魔法を得意とするイメージでしょうか。

本作品は催眠による「癒し」に重点が置かれており
仕事などで疲れた聴き手の心を沈めるために
妖精さんが始まりから終わりまでを、本当に穏やかな声で進めてくれます。



ぬるま湯に浸かっているかのような、心地よい催眠
妖精さんと一緒に彼女の巣へ行き、そこでエッチな事をするお話。

「私は あなたを気持ちいい催眠の世界へ導く 妖精」
妖精さんはちょっと男の子っぽい声の、優しい女性。
音声プログラムを聴く、という形で物語は進められており
まずは彼女の住む妖精の素へ行くための準備をすることになります。

催眠導入は時間にしておよそ25分間。
深呼吸と脱力を同時に行うことで、心身をリラックスさせた後
彼女の示すイメージに従うオーソドックスなタイプです。

「息を吸いながら 足の付け根に意識を向けて 息を吐きながら つま先へ流していく」
「癒し」を目的としているだけに、深呼吸と脱力だけで10分を費やすなど
そのための準備もとても入念に行われるのが特徴的です。

妖精さんの声には一切トゲが無く
本当にゆったりとした調子で語り掛けてきてくれます。
彼女の声を聴いているだけで、自然と眠りについてしまうかもしれません。

後半のイメージ誘導では、とある薄い物を心に思い浮かべることになるのですが
その「ある物」が左右に揺れるのに合わせて、彼女の声も揺れるのは面白いですね。
軽く脳をかき回されるような感覚を受ける方もいるでしょう。

このように、堅実な内容の中にもちょっとした独自性を加えることで
聴き手を楽しませるようとする、サークルさんの心遣いが感じられます。



柔らかく包み込むようなエッチ
エッチシーンはおよそ36分。
プレイはキス、全身舐め、フェラとなります。

効果音は全身舐めの際に、粘液をかき混ぜるようなくちゃ音が流れます。
セルフはありません。

「これから私たち全員で あなたを気持ちよくしてあげる」
妖精の巣へたどり着いた主人公は
そこで妖精さんと、彼女と一緒に住んでいる沢山の小さな妖精に
全身をゆっくりと犯されていくことになります。

全身舐めは小さな妖精たちが行っており
腕や足など、パーツごとに少しずつ彼女たちの体液で包まれていく様子が
「ぬちゃ ぬちゃ」という効果音で表現されています。

誰得さんの作品で、効果音のある作品は初めて聴きました。
このシーンは感度上昇の役割も兼ねているように思われます。

ただ小さな妖精がどれくらいの大きさで、どのような容姿なのかが
物語の中でほとんど語られないため、イメージするのは難しいかもしれません。

「あなたから出るいやらしいお汁を たくさんたくさん味わって
十分楽しんでから イかせてあげる」

エッチのメインとなるフェラシーンでは
妖精さんが竿はもちろん、金玉に至るまでを
時間をかけて丹念に舌で愛撫してくれます。

ここではセリフがかなり減り、静かな空間の中で
控えめなちゅぱ音と吐息だけを楽しめるのがいいところ。
とても愛おしそうにおちんちんを舐める彼女の姿には
主人公に対する「愛」を感じました。

このように、エッチは催眠パートで形成された雰囲気を壊さないように
とてもゆっくりかつソフトに進められていきます。

キスは唇を貪るようなタイプではなく
ゆっくりと唇を重ねて、お互いを確かめ合うようなものであったり
フェラも一般的なものに比べてかなりペースを落としています。

しかし、催眠で落ち着いた心を持続させるには
これくらいのソフトさが丁度いいと思うのです。

本作品のエッチは体だけでなく、心も満たしてくれるエッチと言うことができるでしょう。



嫌な事を一時的に忘れさせてくれる作品
終始あまあまな雰囲気のおかげで安心して聴くことができます。
そして、聴き終えると不思議なほど心が落ち着いていることに気が付きました。

日頃生活していると、職場や大学で色々と嫌な事を経験されると思います。
本作品にはそういったマイナスの感情を
多少なりとも和らげる効果があるかもしれません。

催眠は難しい手法は一切使っておらず、極めてシンプルに作られています。
初心者が聴いてもまったく問題は無いでしょう。
私はそれなりの深さにまで入ることができました。

エッチは直接的な快楽だけではなく、充足感を得ることも目的としています。
SでもMでも聴ける万人向けの内容です。

総合的に見て、癒し系作品として優秀と言えるでしょう。
エロの時間もそこそこありますし、抜けなくはないのですが
やはり精神安定の威力の方に強く惹かれるものを感じました。
リアルで精神的に参っている方などには、是非聴いてみていただきたいですね。

CV:あ、きのこさん
総時間 1:13:31


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

セルフィッシュスタンドさんで配布されている、無料の催眠音声作品。
およそ1年前に作られた、同サークルさんの最初の作品になります。

本作品はカウントダウンに合わせて、催眠と覚醒を繰り返したり
作中でキーワードを設け、それを強く意識させるなど
催眠音声としては割と手堅い内容が盛り込まれています。



階段を降りながらゆっくり落ちていこう
お姉さんに催眠でおちんちんをもう1本つけられ
それを使ってオナニーをするお話。

「今日は いつも頑張ってるあなたのために 催眠術を用意したんだ」
お姉さんはややトーンが低い、穏やかな声の女性。
自分のことを「ボク」と呼ぶ、いわゆるボクっ娘です。

催眠導入はおよそ15分30秒。
軽く深呼吸をした後、まずはお姉さんと一緒に
階段を1段ずつカウントしながら、ゆっくりと降りていきます。

これは有料作品だと「パイズリ屋催眠」に登場する手法で
階段を「降りる」ことで「落ちる」感覚をイメージしていきます。
実際に階段を降りた時に感じる、一瞬の脱力感を頭に思い浮かべながら
心をリラックスさせていきましょう。

催眠のメインはこの後に登場する、催眠と覚醒の繰り返し
時間的にはおよそ7分間と、催眠パートの実に半分を占めています。
カウントを交えながら本当にこれでもか、というほど行いますから
繰り返し実行することで
心を脱力させて催眠状態に入る感覚を掴んでみてください。

このように「落ちる」感覚と脱力を中心に進められます。
後半の催眠と覚醒については、初めての方だとよくわからないかもしれません。
そういう場合はとりあえずお姉さんの言う通りに
目を開けたり閉じたりだけでもやってみください。

催眠にかかったフリをしてみるだけでも
いつもとはちょっと違った感覚が味わえる、きっかけになりますから。



射精できないおちんちんを扱いて、ドライを目指す
エッチシーンはおよそ13分30秒。
プレイは疑似おちんちんによるオナニーになります。
効果音はありません。
セルフもありません。

「右手でおちんちんを シコシコさすって オナニーするんだよ」
催眠パートの途中で、右手をおちんちんを掴むように輪っかを作る状態にして
そのままへその下に置くように指示を受けます。
ここでは、そこに別のおちんちんが生えていることをイメージして
それを扱いて絶頂を目指す
流れになります。

ちょっとこのへんは難しい部分もありますから
催眠オナニーを始めて5作品以内あたりの方は
ぶっちゃけ、本物を掴んでいじって射精しちゃってもいいと私は思います。
お姉さんの指示自体は、普通のオナニーとあまり違いありませんし。

作品のコンセプトがドライオーガズムを目指す方向のため
本物だと暴発してしまうからこうしたのでしょうけど
ドライの感覚自体が、やっぱり射精に比べるとハードルが高いので
場合によっては実物でもいいですよ、ってことです。

また、作中にとある単語をキーワードとして植え付けられます。
これもドライ系の催眠音声では割とある方法です。
キーワードに合わせて少しずつ心を高ぶらせることで
絶頂に向けての準備をしていくことになります。

うまく催眠状態にかかっていれば、キーワードを聴くたびに
体のどこかが微かに反応することでしょう。
亀頭だったり、会陰部だったり、首の後ろあたりだったり
どこが反応するかは人それぞれです。

最後はカウントダウンを使っての絶頂となります。
0を迎えた時に僅かでも何かを感じることができたら
それは本作品で味わえる「快感」になります。



中級者へのステップアップを目指すのに丁度いい作品
催眠もエッチも、本当の初心者にはちょっと難しい内容だと思います。
ある程度催眠音声に慣れてから聴いた方がいいでしょう。

催眠は「落ちる」感覚を軸にした、比較的オーソドックスな内容を
かなりゆっくりとしたペースで進めてくれます。

3カウントダウンを繰り返して、催眠と覚醒を繰り返すシーンは
ちょっと慌ただしく感じてしまう部分もあるかもしれません。
ただ、ここまで何度も繰り返す作品はそうそうありませんから
例えうまくいかなかったとしても、あまり気にしないでください。

個人的には、3から増えていくパターンを最後に埋め込んでおいて
そこですとーんと一気に落としてくれる演出が欲しかったです。

エッチは存在しない器官をイメージして、それで感じるという
こちらもやや難度の高い内容です。
ドライを練習する目的で聴くには丁度いいでしょう。

CV:あ、きのこさん
総時間 34:18

セルフィッシュスタンド
http://selfishstand.blog.fc2.com/

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