18禁フェチ催眠ドラマCD-妄想実現シリーズ1彼女の匂い-

サークル「キャットハウス」さんの催眠音声作品。

こちらは優しい声のお姉さんが抱きしめながら
暗示によって主に聴き手の体の動きを操作する作品です。

今からおよそ9年半前と大昔に生まれた作品なのですが
そのクオリティは最近の作品にもまったく引けを取りません。
30分程度の短い時間で体が思うように動かなくなったり
逆に自分の意思に反して勝手に動いてしまう体験ができます。



お姉さんの柔らかさと匂いを感じながら
お姉さんに抱きしめられながら催眠をかけられるお話。

「ごめんなさい こんな所に呼び出しちゃって」
お姉さんは明るく清楚な声の女の子。
以前自分を助けてくれた主人公を2人きりになれる場所へと呼び出し
お礼として気持ちいい体験をさせてあげます。
舞台が学校ですからたぶん彼女は彼の先輩なのでしょう。

本作品は今で言うところの催眠風ボイスドラマの要素を色濃く持っており
彼女は作中で「催眠を始めます」などの催眠音声らしいセリフをほとんど言いません。
しかし普通に話をしたり触れ合う中で随所に暗示が登場し
聴いているとだんだん眠くなったり体が言うことをきかなくなってきます。
ストーリー性がある分楽しみながら聴けるでしょうね。

「私 いい匂いがするって? 嬉しい そう言ってもらえて」
また作中で彼女は自分のつけている香水の匂いに何度も意識を向けさせてきます。
催眠に直結するわけではないのですが、没入感を高める効果が見込めますので
もしお持ちならアロマなどを焚いて聴くとより催眠に入りやすくなるかもしれません。
必須ではなく雰囲気づくりの素材といった位置づけです。

催眠はおよそ15分間。
小柄な主人公を抱きしめたお姉さんは
香水の匂いとその大きな胸の柔らかさを感じさせながら深呼吸するように言います。

「ほら こうしてる間にも どんどん力が抜けちゃう」
「ほら 何も考えられない 瞼が重い 膝もガクガク 体はふらふら」

優しい声の女性に抱かれているシチュだけでも十分に心が癒されるのに
彼女は彼に語り掛けるようなスタイルで何度も何度もリラックスする暗示を入れてきます。
「力を抜いてください」みたいに他人行儀な口調を使わないのもいいところ。
作品の雰囲気に溶け込んだ表現を用いながら少しずつ催眠を深めてくれます。

「どんどん重くなるよ まるで腕に重りを吊るされてるみたい」
特に中盤あたりに登場するカウントを絡めた脱力シーンが強力で
1㎏、2㎏と数字を現実の重さに絡めながら入念に手足を動かなくしていきます。
キャットハウスさんは他の作品でもそうなのですが隠喩を用いることが多く
我々が常識的に持っているイメージを利用しながら感覚を正確に伝えてくれます。
聴き手が催眠に入りやすいように暗示をわかりやすく表現しているのもポイントです。

「君の意識も 力も 私の大きな胸に吸い取られていくのをイメージして」
「意識も むにゅむにゅ 力も むにゅ むにゅー 全部」

催眠状態をより深めるシーンも抱きしめながら行います。
上のセリフのように彼女のおっぱいに心身の力を吸いとられていくのをイメージしましょう。
割と入念に脱力を行うため、この時点でそれなりに意識がぼんやりしていると思います。
ベッドに寝ながら聴いていたら軽く落ちるような感じがするかもしれません。

授業が始まり教室へ戻ろうとする主人公を足止めするのを目的に
主に体が動かなくなる暗示を何度も入れてくる運動支配に特化した催眠です。
最初は素直に抱かれていた彼がしばらくすると抵抗を見せる場面があり
この状態を保ちたい彼女が暗示を徐々に強力にして体の力を奪っていきます。
単に「力が抜ける」だけではなく「立ってられない」「膝はガクガク」など
本当に多種多様な表現を用いて脱力感を擦りこむところが非常に印象的でした。

「あら? どうしたの? 意識もまだぼーっとしてるんじゃない?」
また要所要所で彼女は聴き手に上のようなセリフを投げかけてきます。
これによって聴き手自身が無意識的に催眠の入り具合を確認する機会が生まれ
その結果催眠に入る感覚や漂っている感覚をより実感しやすくなっています。
彼女との信頼関係の構築にも役立っていますし
初心者にも結構向いている催眠だと思います。



お姉さんの柔らかい太ももで果てる気持ちよさ
エッチシーンは8分ほど。
プレイは太もも&スカートコキです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「すっごく窮屈そう 今 楽にしてあげるからね」
催眠によって主人公の体の自由を奪ったお姉さんは
はちきれんばかりに勃起したおちんちんを鎮めようと彼のズボンとパンツを脱がします。

エッチは催眠音声らしく暗示を使って絶頂へと導きます。
時間がたったの8分しかないためプレイを1つに絞り込み
時間内にしっかり絶頂できるような環境を整えていきます。

「ゆっくり腰が動きます 私の太ももの上を滑るように」
「ほらほら どんどん速くなる 君の意思に関係なく 腰が動いちゃう」

今回行うプレイはおちんちんを彼女の太ももの上に乗せ
その上にスカートを被せてしごくというもの。
彼女はどんな風に刺激を与えているかを教えながら
体が勝手に動き始める暗示を入れて彼自身に腰を動かすよう促します。
他の催眠音声ではなかなか聴けない非常に珍しいプレイですね。

実際に聴いた限りではある程度の催眠に入っていれば
腰が自然に動くところまではいかなくても、動かさないと気持ち悪く感じるようになります。
「動かしていたほうが気分がいいから動かそう」といった感じでしょうか。
プレイの内容的におちんちんを手でやんわり掴みながら腰を振って楽しむのも有りですし
人によってドライにもセルフにもなるプレイと言えます。

「ほら 全部出しちゃいなさい ほらっ ほらっ ほらっ!!」
そして最後の最後で彼女の声に合わせて絶頂を迎えます。
絶頂の直前に放たれる上のセリフから始まって
絶頂後もしばらくの間語気を強めたセリフをぶつけ続けてくれますから
それに反応して股間にちょっとした刺激が走るのではないでしょうか。

私は今回ドライを目指してみたのですが
他の作品で得たドライ絶頂より一回り小さいくらいの感覚を味わうことができました。
彼女の声の言いなりになるよう何度も何度も念を押してくるおかげで
声によって感覚が自然と盛り上がる体験をする人は比較的多いと思います。

このように、短時間ながらも絶頂しやすいプレイが繰り広げられます。



短くまとまっている作品
短時間での性的なリフレッシュに適している催眠音声です。

ドラマっぽい柔らかなセリフを使ってリラックスしやすい雰囲気を作り上げ
暗示の内容を絞ってそれを何度も入れながら確実に体が動かなくなるよう導きます。
その先のエッチも催眠と同様に運動の制御をテーマとしており
催眠で得た感覚を流用する形でさらなる興奮を促し絶頂へと持って行きます。

催眠において体が動かなくなる類の反応は初期に起こることが多く
それだけに催眠の経験が浅い人でも割と味わいやすい感覚です。
手足が妙に重いとか、動かしたくないといった体験を多くの人がするでしょう。

しかし深い催眠状態に入った時のような
何も考えられなくなるほど頭の中がとろとろになる感覚は得にくいかもしれません。
というのも、お姉さんは体の脱力には確かに力を入れているのですが
その一方で心の脱力についてはそこまで入念に行っているわけでもないからです。

これは今回の催眠のテーマが運動支配に特化しているのが原因と思われます。
催眠は大きく分けて運動支配、感覚支配、記憶支配と3つのレベルがあるのですが
運動支配は比較的浅い催眠でもうまくいくことが多いため
お姉さんはわざと深い催眠状態へと誘導しなかった節が見られます。
あまりに深い催眠状態だと体を動かしたくない気持ちが異常に強くなり
その結果エッチで腰を動かす暗示を入れても効かない場合があるからです。

しっかりとした目的を定め、かつそれに最適な催眠を施しているのが実に見事です。

エッチは今の催眠音声では当たり前のようになっている感度の強化をほぼ行わず
彼女に抱かれながらヘコヘコ腰を動かしているシチュだけで興奮を高めています。
そういう意味では結構珍しいタイプのエッチなのですが
事前におっぱいの柔らかさや太ももの感触を十分に意識させてくるのもあって
予想以上に股間が熱く盛り上がっていきました。
個人的にはイキやすいエッチだと思います。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

長い時を経た今でも新鮮な気持ちで楽しめる万人向けの作品です。
30分で1000円はお高い部類に属するのですが
製作時期の古さやクオリティの高さを考慮して
特にマイナスせず以下の点数とさせていただきました。

CV:あんじゅさん、紅月ことねさん(冒頭の注意事項と解除音声でのみ登場)
総時間 30:57


オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります