同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:あるみかん

   ● 催眠安眠誘導
   ● 恋愛相談で後輩の「好きにされる」催眠音声
   ● 女の子の催眠勝負2 -どっちのお耳が気持ちいい?-
   ● あいどる☆ひゅぷのしす
   ● 女の子の催眠勝負 -どっちの催眠が気持ちいい?-
   ● 女の子のお人形遊び催眠


サークル「あるみかん」さんの無料の催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかな女の子が
「安眠」をテーマにした健全な催眠で癒しと眠気を与えます。

リラックスに効果的な技法を3人体制で行うのが特徴で
深呼吸、脱力、カウントといった古典催眠の技術をベースにしたうえで
本体は中央でメインの誘導役、左右はそれをサポートする役を担当してスムーズに落とします。
演技もかなり良いので音声を聴けば聴くほど意識がぼんやりしてくるでしょう。
3つの声で心地いい眠りに
女の子に安眠できる催眠をかけてもらうお話。

「こんばんは もう眠る時間ですね 私の声を聞いているということは 眠ることだけに集中できる時間ということ」
女の子は甘くて可愛い声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を説明してから
寝ようとしてる主人公に安眠できる催眠をかけます。

本作品は普段よりも充実した眠りを提供することを目的に
彼女がおよそ30分に渡ってリラックス重視の催眠をかけます。
エッチシーンがないからほぼ全編を催眠誘導に費やし
ひとつひとつを丁寧にやって少しずつ確実に眠気を膨らませます。

本体「どんどん抜けていく ずーん…… と重くなる 重い 重い 心地よい重さ」
左右「ずーん ずーん ずーん ずーん 沈むの 沈むの 沈むの 沈むの」

最大の特徴は半分くらいの時間を3人体制で進めること。
中央の本体はメインの催眠者としてセリフや暗示を担当し
その最中に左右から別の暗示を入れてリラックス効果を上げます。
双子催眠とは違う構造になってますけど、3人いる状況を活かせてる内容だと思います。

本体よりも音量を小さくしたり、左右交互に話すスタイルで進めるなど
3人でしゃべっても聴き手に煩わしさを感じさせない工夫がされてます。
終盤になると中央が無言になって左右だけしゃべるシーンもあります。

Vtuberとして活躍されてる魔暗ヤミさんの演技も本作品の魅力です。
通常よりもゆっくり話したり、セリフごとの間を長めに取って落ち着ける空間を作り
さらに声に強弱をつける、安眠させるシーンに入るとより緩やかにしゃべるなど
細かな部分にも気を配ってより眠りやすい環境を整えます。

サークルさんは演技指導をしてないそうですが
それでもかなりの品質に仕上がってて素晴らしいです。
台本と演技の両方が良いから視聴中はとても眠くなります。
落としてから眠らせる催眠
催眠はおよそ29分間。
横になって目を瞑り、まずは深呼吸と脱力で心身をリラックスします。

「全身から力が抜けて 身体が重く おもーくなっていきます 心地よく力が抜けて とてもいい気持ち とても心地いい」
このシーンは1人で話すことのほうが多く
深呼吸はほぼ聴き手の自由にやらせながら暗示を丁寧に入れて応援します。
そして脱力は両手、両足、腰、背中、お腹、首、頭と全身を細かなパーツに分け
それぞれで「重くなる」「心地いい」と小まめに語り掛けて実感しやすくします。

どのシーンも鍵となる暗示を定め、それを厚めに入れるスタイルにしてました。
30分の作品ならあれこれやるよりもこうしたほうが安眠させやすいです。
頭の脱力だけは「ぼーっとする」に切り替えるなど作りが丁寧で心地いいです。

3人体制の特徴が強く出てくるのはその後から。
10カウントダウンを数セット数えて催眠状態をさらに深め
その後はカウントをより大きくしたうえで左右中央から眠くなる暗示を入れます。

中央「私の言葉を聞いていると あなたはどんどん どんどん眠く ねむーくなります」
左右「頭の中が 空っぽになる 落ちて 落ちて 何も考えられなくなる」

眠くなるようストレートに働きかけることもあれば
深化の暗示をさらに入れて頭の中をとろとろにすることもあります。
数字をテンポよく数える展開に心地よさを感じる人もいるでしょう。

総数が10の時は6までセリフを挟み、5から先はカウントだけを刻みます。
それに対してより大きくした時は左右交互に「心地よくなる」「ずーんと沈む」と言います。
同じカウントでも数え方やセリフの入れ方が違うから聴いた時の印象は変わります。
しゃべる速度が徐々に遅くなるのも安眠に適してて良いです。

このように、しっかり深化させてから眠らせる堅実な催眠が繰り広げられてます。
密度が高めの癒し系作品
技法は王道のもので揃えて表現方法を工夫した誰でも聴ける作品です。

女の子は主人公に普段よりも充実した眠りをプレゼントしようと
中央と左右で役割分担しながら深呼吸、脱力、カウントでスムーズに落とします。
そしてその後は引き続きカウントをのんびり数えながら
眠くなる暗示と深化の暗示を並行して入れて何も考えられなくします。

穏やかな女の子がリラックス特化の催眠で寝かしつけるシチュ
前半は主に1人で進め、後半から3人体制メインに切り替え暗示を厚めに入れる催眠
状況やセリフの内容に合わせて速度、間、声の強弱を変える巧みな演技。
寝る前のちょっとした時間に聴くのに適したコンパクトで優れた作品に仕上がってます。

中でも催眠は技法自体は他の安眠系作品でも見かけるものが中心ですけど
左右中央に声を配置することで密度と効果を上げる凝った演出がされてます。
あるみかんさんは双子催眠も普通に作れる方ですからこのようにしたのでしょう。
短めのセリフを散発的に話すおかげで3人いてもごちゃごちゃしてる感じはないです。
このへんの匙加減、バランス感覚にも実力の高さが窺えます。

ちなみに本作品にはエフェクトありとなしの2パターンがあって
なしの場合は左右の声が入ってません。
だから1回目はエフェクトありで聴くことをおすすめします。

注意点がひとつだけあります。
音声の視聴後にそのまま寝る流れになってる関係で本作品には解除音声がありません。
視聴後にまだ起きてたり出かける場合は
他の無料作品でいいから必ず解除音声を聴いてください。

無料なので興味が湧いた方は是非お試しください。

CV:魔暗ヤミさん
総時間 30:29

視聴&ダウンロードはこちら
https://ci-en.dlsite.com/creator/2459/article/1076401



サークル「あるみかん」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、主人公のことを深く愛してる明るい後輩が
他の女性に好意を持った彼をエッチな催眠で虜にします。

彼女に対して興味や好意を抱かせることに力を入れてるのが特徴で
催眠は総時間の6割近くを使ってリラックス、深化、好きになる暗示を入れ
それからドライ→セルフの順でエッチして幸せイキさせます。
大好きな人を振り向かせたくて
後輩に催眠をかけられ2種類の絶頂を迎えるお話。

「せーんぱい こんにちは 楽しい楽しい 部活の時間ですよー」
後輩は明るくて可愛い声の女の子。
ある日の放課後、部室で主人公に恋愛相談をされると
自分を相手に告白の予行練習をしようと言います。

本作品は彼と同じ部に所属しずっと片思いしてた彼女が
他の女性を好きになった彼におよそ60分間のエッチなカウンセリングをします。
催眠32分、エッチ13分と前者の割合を高めに設定し
技術と快楽を組み合わせて後になるほど彼女が好きになるように誘導します。

あるみかんさんは以前から催眠重視の作風をされてるので
今作も純粋なエロさは控えめな代わりに幸福感を強めに与えてくれます。
彼女が「好き」と言うシーンも多く、音声を聴いてるだけで自然といい気分になります。
一歩ずつ前進する手堅い催眠
催眠はおよそ32分間。
楽な姿勢で目を瞑り、自分のペースで深呼吸しながら彼女の言葉に耳を傾けます。

「私の声を 特別意識したことがなかったかもしれませんが 今は目を瞑っているので 私の声に いつもより集中していると思います」
これが主人公と恋人になれる最後のチャンスと思ってるのでしょう。
序盤から彼女の声に対して興味や集中力が高まる暗示を入れます。
普段よりもぼんやりした声でゆっくり語り掛ける魔暗ヤミさんの演技も相まって
比較的早い段階から眠気や心地よさを感じました。

ある程度リラックスできた後は深化に移ります。
カウントを数えながら1セット毎に違うタイミングでセリフを挟み
それらの中に「深い」「沈む」を多めに入れて一歩ずつ着実に落とします。

「先輩は 私の声を聞いていれば 私の言葉を受け入れていれば もっと心の深く 深くに沈んでいけます」
そしてここも「私の声を聞いていれば」など彼女自身と絡めながら進めます。
10分くらいかけて丁寧にやりますから、このへんから催眠特有の感覚が湧いてくるでしょう。
脱力は軽めなので体の重さよりも意識のぼやけのほうが強かったです。

そして最後は本題の彼女を好きになる誘導に取り掛かります。
「好き」を多めに言って自分の気持ちをわかりやすくアピールし
自分を好きになるほど幸せになるように働きかけて彼が受け入れやすい状況を作ります。

「私の好きって気持ちは本物 だから先輩の心に とーってもよく響く 伝わる だから先輩は 私の声を 言葉を聞いて もーっと気持ちよくなれるんです」
私はあなたのことが好き、だからあなたにもそうなって欲しい。
騙すのではなくストレートに告白しながら
それを聞くほど気持ちよさを感じるように入念な暗示を入れます。
深い催眠に入ってるのも相まって、ぬるま湯に浸かってるような心地よさを感じました。

テーマの「好きにされる」を強く意識した質の高い催眠です。
後輩に対する好意を抱かせることを目的に、深呼吸&軽い脱力から入って
カウントを交えた深化→深化しながら好きになる暗示を丁寧に入れる、といった具合に
彼女に良い印象を抱かせる要素を数多く盛り込んだうえできっちり落とすように組み立ててます。

技術力のあるサークルさんなので催眠はバッチリ入れますし
感情の操作についても一定以上成功してると言えます。
強烈に好きになるというよりは「なんかこの声聞いてるといいなぁ」みたいな淡いものでした。
これくらいのほうが弄ばれてる感じがしないので彼女のキャラに合ってると思います。
幸せイキさせるエッチ
エッチシーンは13分間。
プレイは好き好き連呼、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「好き もう止まりませんよ 気持ちいい感覚が止まらない」
催眠を使って主人公を自分の虜にした後輩は
再び好き好き連呼をしてまずはドライオーガズムに導きます。

エッチは彼女と触れ合わず言葉と指示だけで気持ちよくします。
最初の4分間は深い催眠に入ってるからこそできるプレイ。
「好き」を小まめに挟みながら快感が高まる暗示を入れて追い込みます。

「気持ちよすぎて もう なーんにもわからないですね」
彼のことが大好きならいきなり襲ってもおかしくない状況なのに
彼女はぐっと堪えて彼を幸せにすることを第一に考えます。
態度や性格は引き続き穏やかですし、リードも丁寧でイキやすいです。
催眠の感覚をそのまま突き詰めたプレイになっててサークルさんらしいなと。

続く9分間はセルフからの射精。
事前に腕の力を戻してからほぼ自由にしごかせて射精のタイミングだけ教えます。

「全身の快感が 下半身へ向かう 頭は好きで埋め尽くされて 幸せ とっても幸せ」
ここも淫語は最小限に抑えて暗示で気持ちよくする催眠色の強いものです。
幸福感を膨らませるアプローチを積極的にかけてきますから
後になるほど頭がぽわぽわしたり胸のあたりが温かくなるでしょう。
彼が目の前でオナニーしても一切見下さず、むしろ応援するところに彼女の優しさを感じました。

実際に聴いた感想ですが、やはり催眠の秀逸さが最も印象に残りました。
聴き手の感情を操作して彼女を好きにさせることを目的に掲げ
それに向けて一歩ずつ前進する形で色んなアプローチをかけます。
リラックスや深化は技術と暗示を的確に使ってて入りやすし
その後の好きにさせるシーンも強引さをできるだけ出さず慎重に進めます。

彼女が思いやりを持って接したほうが聴き手も受け入れやすくなるので
あまりがっつかず彼をもてなすことを強く意識した本気の求愛になってます。
「好き」をガンガン言うのも相まって強めの幸福感が味わえました。

エッチは時間がもう少し欲しい気もしますけど
サークルさんは60分以内でまとめたかったのかもしれません。
オナニー中も幸せになる暗示を積極的に入れるところは独特で面白いです。
催眠重視の穏やかな作品
女の子が好きな人を射止めようと頑張る様子に催眠を絡めたノーマル向けの作品です。

後輩は他の女性を好きになってしまった主人公と相思相愛になるために
まずは催眠を通じて普段よりも自分を好きになるように働きかけます。
そしてエッチは幸福感を強めに与えながらドライ→射精の順で絶頂させます。

可愛くて一途な女の子が大好きな先輩を振り向かせるシチュ
時間、内容いずれも催眠を重視した入りやすい作り
純粋なエロ要素は抑えて言葉と技術で気持ちよくするエッチ。
催眠そのものの良さをしっかり味わわせながらテーマに沿ったご奉仕をします。

中でも2番目はサークルさんの持ち味が出ててかなり良かったです。
好きにさせるのは催眠の終盤ですけど、序盤からそうなるための準備を始めてます。
エッチも暗示の量を多めにした構成になってて催眠特有の快感を味わいやすいです。
良くも悪くも催眠に寄せてますからそこだけご注意ください。

絶頂シーンはドライ1回以上、射精1回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:魔暗ヤミさん
総時間 55:39

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
55分で770円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「あるみかん」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまな2人の女の子が
左右に寄り添い密着しながら催眠をかけたりセルフ系のエッチをします。

催眠は2人が別々の技法を同時に使って徐々に深める
エッチは耳舐めや吐息責めをしながら気持ちよくなる暗示を小まめに入れて射精へ導く、といった具合に
双子形式の長所を活かした密度の高いサービスが味わえます。
催眠にかなり力を入れてるので、脳がとろけるような心地よさを強めに実感できるでしょう。
双子催眠で両耳を幸せに
女の子たちに催眠をかけられオナニーするお話。

「こんばんは お久しぶり、かな それとも初めましてかな?」
女の子はややトーンの違うどちらも可愛い声の女の子。
主人公に挨拶し、どっちのほうが気持ちいいか決めてもらうことを告げると
その前に彼を深い深い催眠状態に導きます。

本作品は2019年に公開された「女の子の催眠勝負 -どっちの催眠が気持ちいい?-」の続編。
主人公と親しい関係にある彼女たちが、およそ40分間の催眠とエッチで心と体をとろとろにします。
催眠19分、エッチ21分と両者のバランスをほぼ同じにしたうえで
どちらも甘さや幸福感をゆっくりじっくり膨らませて幸せな射精をプレゼントします。

登場人物が一緒なだけでストーリーの繋がりは特にありません。
前作は無料ですから先にあちらを聴いて、気に入ったらこちらに手を出すのも良いでしょう。
あちらも時間が36分と短くて気軽に聴けます。

左「とっても気持ちよくしてあげるから 楽しみにしていてね」
右「とっても深い催眠状態で 気持ちよくしてあげるから 私たちの声を受け入れてね」
最大の魅力は双子形式。
左右で交互に語り掛けたり、別のことを同時にやってスムーズに催眠状態を深めます。
前作では正反対のアプローチをかけて軽く混乱を誘う感じに進めてましたが
今作は同じ目的に向けて別の道を歩む流れで進めます。

作中で2人が同時にしゃべるシーンがそれなりにありますから
無理に両方聴こうとせず、とりあえずどちらか片方に集中してみるといいでしょう。
どちらを選んでもちゃんと催眠に入れるようになってます。
催眠慣れしてる人は両方を聞き流すようにするとサクッと落ちられるかもしれません。

元々催眠に定評のあるサークルさんなだけあって
催眠、エッチいずれも技術がしっかりしてて心地いい感覚にどっぷり浸れます。
意識のぼやけ、脳がとろとろに溶ける快感、そして幸福感と癒しを与えるものばかり。
2人の可愛い声も相まって甘い空気が終始漂ってます。

エッチについては「溜め込んだ快感を一回の射精で出し切る」を目標に掲げてる関係で
ドライではなくセルフからの射精を目指す形になってます。
オナニーそのものの制御は開始と射精のタイミングを指示する程度に留め
彼女たちは気持ちよくなる暗示を入れたり両耳を舐めて応援します。

「(左)私の声が気持ちいい (右)私の声のほうが気持ちよくなるよ? (左)私の言葉が気持ちいい (右)私の言葉のほうが気持ちよくなるよ?」
またタイトルに合わせて左右のどっちが気持ちいいか確かめるセリフを投げかけます。
別に喧嘩してるわけじゃありませんから自分の魅力をアピールする程度です。
このシステムをオナニーに活用したりと、2人いる状況を最大限に使って快感を押し上げてくれます。
女の子に取り合いされるのは男にとって嬉しいことですから、これも癒しの要素と言えるでしょう。

2人が別の手段を使ってリラックスや深化を促す催眠と
どっちの耳が気持ちいいか確かめながらオナニーするエッチ。
催眠初心者から上級者まで誰でも楽しめるようにしたノーマル向けのあまあまな作品です。
連携の取れた高度な催眠
催眠はおよそ19分間。
横になって目を瞑り、まずは女の子たちの声に耳を傾けます。

右「催眠状態に入っている人のことを想像してみて? イメージしてみて? あるいは催眠状態の感覚を思い出してみて?」
左「呼吸に意識を向けて? 全身に意識を向けていると 私たちの声の心地よさからは 意識が離れていたかもしれない それでいいの」
冒頭で彼女たちの声に気持ちよさを感じる暗示を入れるところは共通ですが
その後からは2人が別の行動を取るようになります。
右は自分が催眠に入った時の記憶や感覚を呼び起こすアプローチ
左は深呼吸の合図を出しながらリラックスする暗示をストレートに入れます。

このシーンに限って言えば初心者は左に集中したほうが入りやすいです。
逆に慣れてる人は右のほうが意識のぼやけや心地よさが実感しやすくなります。
リラックスの段階から初心者と経験者両方に対応してるのが素晴らしいです。

右「体からすーっと力が抜ける 力が抜ける もっと抜ける ずーんと抜ける」
ある程度リラックスできた後は体の力も抜いていきます。
ここも2人が役割分担しながら「力が抜ける」を多めに言ってました。
本作品のエッチはセルフなので腕を入念に脱力するとかはやりません。
全身を軽めに流してより深い催眠状態に入りやすくします。

後半の10分間は深化やエッチの準備に取り掛かります。
カウントを交えて「ぼーっとする」「落ちる」といった深化を匂わせるセリフを投げかけ
さらに意識がとろける暗示や頭の中が気持ちよくなる暗示を入れて
この後から始まる耳舐めを存分に楽しめる環境を作ります。

右「ほら ずーん ふかーい世界に 滑り落ちていく とーっても とーっても気持ちいい 幸せ」
左「落ちる 落ちる 落ちる 落ちる 落ちる 落ちる 落ちる 落ちる」
左右でやることはそこまで大きく変えてませんけど
セリフの言い回しや方向性に明らかな違いが見られます。
セリフを重ねるタイミングにも気を配ってあって心地よさがさらに強くなるのを感じました。
双子形式は時間あたりの暗示量が多くなるので、同じ時間でも1人の時より深いところまで入れます。

しっかり催眠をかけてからエッチで役立つ暗示も入れる丁寧で手堅い催眠です。
女の子たちの声や言葉に心地よさを感じさせることを目的に
異なるアプローチによるリラックスから入って協力する脱力
別の暗示を同時に入れる深化、そして言い回しを変えた感度強化の暗示と
基本部分は割とシンプルにして双子催眠の長所が出るように組み立ててます。

声が聞こえない時間がかなり少ないおかげで声に包まれてるような感覚が味わえました。
催眠開始から5分後にはもう意識のぼやけを実感できましたし
この内容なら催眠音声を聴き始めた人でも楽しめるんじゃないかと思います。
運動とかはしないので本当に聴いてるだけで入れるお手軽設計です。
頭の快感を股間に移して
エッチシーンは21分間。
プレイは耳キス、両手でおちんちんを挟む、耳舐め、オナニー、吐息責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

左「息を吹きかけるだけで あんなに気持ちよかったのに 耳にキス されちゃったらどんなに気持ちいいんだろう?」
催眠を使って主人公をとろとろふにゃふにゃにした女の子たちは
耳に吐息を吐きかけたり直接舐めてその感覚をさらに強化します。

エッチは終始彼女たちがリードします。
最初の6分間はオナニーに向けて気持ちを高めるシーン。
左右同時に耳キスや吐息責めをしながら引き続き暗示を入れて盛り上げます。

左「耳を舐められるたび お兄さんの意識は とろとろと溶けていく 気持ちいい」
同人音声との違いを出すためにストレートな淫語はあまり言わないようにしたうえで
体の快感と催眠の感覚が両方高まるように働きかけます。
エッチ開始後も深化を見据えたアプローチをかけてくるのは初心者を意識してて良いなと。
2人いれば耳キスしながら暗示も入れられるのでバランスの良い責め方ができます。

オナニーが加わるのはその後から。
おちんちんを左右の手のひらで挟む体勢になり、そのまま好きなペースでしごいて射精の合図を待ちます。

右「右耳が気持ちいいって感じたら 右耳の快感を右手で逃がすように右手が動いちゃう」
わざわざこの握り方にしたのは彼を取り合う構図を成立させるためでしょう。
このへんから左右で別の効果がある暗示を入れて、自分のほうが気持ちよくできることをアピールします。
左右で動きが変わるかどうかは人それぞれですけど
単におちんちんを握ってしごくよりも面白いプレイになってるのは事実です。
耳キスから耳舐めに変えて純粋なエロさもパワーアップします。

最後の射精シーンが長めに取られてるのもポイント。
精液を全部搾り出せるように最中も彼女たちが応援してくれます。
オナニーの時間が15分くらいあるので出すのはそんなに難しくありません。
催眠特有の心地よさや幸福感も強烈に味わえて余韻が普段よりも長くなってました。

このように、耳から生まれた快感をおちんちんに伝播させて放出する催眠色が強めのエッチが繰り広げられてます。
甘さの強い双子作品
双子催眠の要所を押さえてやりやすさにも気を配ってる親切丁寧な作品です。

女の子たちは主人公にどっちのほうが気持ちいいか決めてもらおうと
まずはそれぞれで違うアプローチをかける濃厚な催眠で深いところまで導きます。
そしてエッチは吐息や口で耳を集中攻撃しながらオナニーさせて充実した射精を味わわせます。

可愛くてご奉仕上手な女の子が左右に密着しながらエッチな催眠をかける甘いシチュ
2人が同じ目的に向かって別々のことを同時にする双子ならではの催眠
耳舐めやオナニーをやりながらどっちのほうが気持ちいいか尋ねてくるタイトル通りのエッチ。
両手に花の状況を味わいながら抜けるように優しく優しくリードします。

中でも催眠はサークルさんの実力がきちんと発揮されてて素晴らしいです。
本家の双子よりもしゃべるペースを落とす代わりにセリフを重ねるシーンを増やし
さらに2人が別のことをする展開にして競ってる感じを出します。
エッチもオナニー開始後に同様の描写が出てくるのでテーマ性があると思います。

あとは暗示の量を多めに設定してるおかげで催眠の感覚をがっつり味わえます。
たぶんこれだけでもかなりの癒しやリフレッシュが得られるでしょう。
幸福感に包まれながら射精すれば当然気持ちよくなれますし
1回の射精をより良いものにするサークルさんの意志が色濃く込められてます。
総時間が43分なら休日のちょっと暇な時に聴けますから使い勝手も良いです。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

おまけは2回目以降用のバージョンです。

CV:みもりあいのさん
総時間 本編…43:42 おまけ…43:08

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります



サークル「あるみかん」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ファンをとても大切にする少しダウナーなアイドルが
その1人にあたる男性を変わった手段で自分の虜にします。

催眠をものすごく重視した作りになってるのが特徴で
催眠パートはリラックスと集中力を徐々に高めてから二段構えの深化でがっつり落とし
エッチも一般的なプレイはやらず、イメージと言葉を組み合わせて快感をコントロールします。
催眠でファンの心をがっちりキャッチ
アイドルに催眠をかけられドライ絶頂するお話。

「今日は私のファン感謝祭に来てくれてありがとう」
アイドルはのんびり話す甘くて可愛い声の女の子。
今日のお話し相手に選ばれた主人公にお礼を言うと
そのルールを教えてから耳元で話しかけます。

本作品はこのところファンの数を急激に増やしてる彼女が
その1人をお話し会に招いて90分程度の独特なサービスをします。
現役のアイドルなのでフェラやSEXといった一般的なプレイはやらず
自分に対する好意を膨らませて絶頂させる幸せイキっぽい流れで進めます。

「こうやってお話しできるだけ 私は幸せ」
彼女はファンをとても大切にする姿勢で活動しており
彼のためにわざわざ一対一になる場所と時間を用意して優しい言葉をかけます。
最終的に彼は彼女の言いなりになるのですが、そのやり方は穏やかで無理矢理感はありません。
催眠を使って相手が望むものを与えて心を引き寄せようとします。

あるみかんさんは催眠にものすごく力を入れる作風のサークルさんです。
今作もその例に漏れず催眠パートはもちろん
エッチにおいても様々な暗示を厚めに入れて快感と絶頂感を与えます。

他のサークルさんに例えると催眠日記さんが最も近いです。

確認した限りだとエッチシーンで淫語と呼べるのは「胸」や「イク」を数回言う程度で
他は「気持ちいい」「幸せ」といった全年齢でも通用する表現を心がけてます。
ぶっちゃけるとあまりエロくないのですが、催眠にどっぷり浸かりながらエッチを聴けるため
頭の中がぽわぽわする、胸を中心に全身が熱くなるといった心地いい感覚を実感しやすいです。

どちらかと言えば性的興奮より催眠特有の感覚を味わわせる作品だなと。
催眠のレベルは結構高いので、催眠音声を聴き始めたばかりの人でも不思議な感覚が味わえると思います。
少しずつ沈めていく催眠
催眠は2パート42分間。
最初の「1.誘導」パートは楽な姿勢で目を瞑り、まずは深呼吸しながらアイドルの言葉に耳を傾けます。
そして10分くらい経つとカウントを数回数えて催眠状態を徐々に深めます。

「こうしてゆっくり呼吸してると 体の緊張がほぐれていくよね」
「私の声を聞いていると とっても幸せ 心地いい それは あなたが好きな声だから」

呼吸の合図は特に出さずにリラックスするセリフを投げかけたり
彼女の声に対して良い印象を抱く暗示を入れるなど
催眠にとって必要な「リラックス+集中」の状態を自然な形で作ります。

特定の暗示を入れ続けるのではなく、言い回しを小まめに変えながら働きかけてくるので
普通の会話に近い感覚で聴けると思います。
通常よりもぼんやりした声でゆっくり話しかけてくる演技も相まって
疲れてる人が聴いたら途中で寝落ちするんじゃないかと思えるほど癒しのパワーが強いです。

催眠、エッチ両方に言えることなのですが
本作品は時間に対してやることの種類を少なめに設定し
それぞれをゆっくりじっくり行って確実に誘導しようとします。


簡単に言えばものすごく手堅いということです。
脱力の暗示は少なめなので手足の重さはそこまで感じませんでしたが
催眠開始からしばらく経つと意識のぼやけがどんどん強くなるのを実感しました。
まるで頭の中がどろどろに溶かされたような心地いい感覚です。

「ずーんと 深いところに落ちていく それがとっても気持ちいい」
本作品の手堅さをわかりやすく物語ってるのがカウントを数えるシーン。
1カウントごとに短めの暗示を小まめに入れ
0を宣言した後も「深い」「落ちる」といった追い込みをかけてしっかり深化させます。

セリフを変えながら数回に分けてやりますから
繰り返すたびに何かしらの変化を味わえるでしょう。
基本的な技法をとことん磨いて品質と個性を上げてます。

さらに面白いのが次の「2.深化」パート。
先ほどのカウントでもう十分だろうと思ってたら
別の形で深化させる二段構えのスタイルを取ってます。

「あなたはエレベーターに乗っている ゆっくり下に動き出す 下に下りていくたび あなたの意識はさらに薄れて 消えていく」
前のパートと同じでは単調になるだろうということで
ここではエレベーターに乗り込むイメージを使って落下感を伝えます。
これだけ入念なら被暗示性が低い人でも催眠に入れるのではないでしょうか。
セリフの言い回しにも工夫がされてて彼女の声と言葉にどんどん引き寄せられていきます。

2人の関係をさらに強化することを見据えたとても慎重な催眠です。
聴き手の身も心もアイドルの言いなりにすることを目的に
深呼吸しながらリラックスと集中力を高める暗示を入れるところから始まり
カウントを交えた最初の深化→エレベーターのイメージを使った2番目の深化と繋げます。

暗示の質と量にこだわってるおかげで後になるほど頭がぼんやりしてきます。
有料2作目と侮って聴いたらレベルの高さにきっと驚くでしょうね。
アイドル役の山田じぇみ子さんも状況に応じてペースや間を変えるきめ細かな演技をされてます。
さらに深いアイドルの沼へ
エッチシーンは37分間。
プレイは感度上昇、キーワードの連呼、言葉による絶頂、オナニー(任意)です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「ほら どんどん興奮してきたね こんなに近くにいるの でも あなたは私の思い通り それが気持ちいい」
催眠を使って主人公をいつもより従順にしたアイドルは
自分がすぐ近くにいることを意識させて今度はエッチな気分を高めます。

エッチは彼女へのお触りを一切せず言葉だけでドライを目指します。
最初の15分間はそれに向けた準備。
彼女のどこが好きなのか尋ねてイメージをより鮮明にし
さらに密着しながら気持ちよくなる暗示を入れて体のほうも温めます。

「〇〇って唱えるたび 頭から気持ちよさがあふれ出してくる 体中を駆け巡る」
彼女はアイドル活動の一環としてこのエッチをしますから、そこまで踏み込んだことはやりません。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声といった露骨なエロ要素を極力を削ったうえで
特定の言葉を口に出すほどゾクゾクする心と体に作り変えます。

このワードは取り立ててエロいわけではありません。
でも深い催眠に入った状態で言うと全身に微弱な電流が走りました。
股間よりも脳を重点的に責めてイかせることを意識してます。

続く22分間はお待ちかねの絶頂シーン。
1回目と2回目はカウントを数えてイかせる完全なドライ
3回目はオナニーの許可と思しきことを言ってからカウントするハイブリッド型で行います。

「ほら 頭の中で声が反響して 幸せで溢れてイってしまう」
ここもエッチな快感を膨らませるのではなく
幸福感で包み込んでイかせる甘い追い込みをかけてくれます。
彼女は彼が自分のファンなことに感謝してますからひどいことは一切やりません。
彼の心をより強固にしたうえで気持ちいいご褒美をあげます。
催眠パートでカウントを何度も数えてたのはここでイキやすくするためかもしれませんね。

「あなたはイメージの中でイってもいいし 実際に体を動かして イってもいいの」
それに対して3回目は始める前に彼女がこんなことを言います。
ドライで体を動かす必要はありませんし、遠回しなオナニーの許可と見るのが妥当です。
スタイルは特に変えず1~2回目よりもカウントを増やしてゆっくり導いてました。

催眠音声の中でも一際エロさを取り除いたエッチをしてるので
催眠にちゃんとかかってるかどうかが大きく影響します。
こういうエッチをするなら事前に入念な催眠をかけるのも頷けます。
やや人を選ぶところはありますけど、やってることは理にかなってると思います。

このように、催眠の技術を駆使してイかせる独特なエッチが繰り広げられてます。
催眠重視の甘い作品
アイドルのファンサービスを催眠を交えて描いたノーマル~ややM向けの作品です。

アイドルはお話し会に当選した主人公に幸せな時間を提供しようと
甘い声と優しい態度で接しながらまずは催眠をかけて彼を自分の言いなりにします。
そしてエッチは自分への好意をさらに高め、その見返りに気持ちいい絶頂をプレゼントします。

可愛くてちょっぴりダウナーなアイドルがファンの1人を催眠で虜にするシチュ
十分な時間を用意しリラックスと深化をじっくり行うかかりやすい催眠
その状況を活かしてストレートなエロをできるだけ使わずにイかせるエッチ。
催眠そのものの気持ちよさにどっぷり浸かりながら絶頂できるように組み立ててます。

私はサークルさんの過去作を聴いてるので催眠重視なことは予想してました。
でも実際に聴いてみるとそれをさらに上回る寄せ方をしてて驚きました。
催眠パートだけでなくエッチも催眠色の強い内容になってます。

どちらかと言えば被暗示性が高い人向けでしょうけど
催眠がこれだけ入念なら初心者でもいけるんじゃないかと見てます。
エッチの終盤でオナニーしてもいいみたいなことを言ってるのもあります。
ドライの感覚は脳イキに近かったです。

絶頂シーンは3回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:山田じぇみ子さん
総時間 1:29:52

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

女の子の催眠勝負 -どっちの催眠が気持ちいい?-

サークル「あるみかん」さんの無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度も可愛い2人の女の子が
催眠を使った勝負をしてから2種類の絶頂をプレゼントします。

2人が攻守に分かれて正反対の暗示を入れながら誘導するのが特徴で
片方は落とす役、もう片方がそれを阻止する役を担当し
それぞれに合ったセリフを投げかけて少しずつ確実に催眠状態を深めます。
催眠に大変力を入れてますから、落ちる感覚やそこに漂う心地よさを強めに味わえるでしょう。
落としたい子と落としたくない子
女の子たちの催眠勝負に付き合うお話。

「こんばんは 今日は私たちと遊んでくれて ありがとう」
女の子たちはややトーンの違う可愛い声の女の子。
主人公にどちらの催眠が気持ちいいか勝負することを告げると
その内容を簡単に説明してから早速催眠を始めます。

本作品は双子ではないようですがとても似た声と容姿を持ってる2人が
彼の左右に寄り添い交互に、あるいは同時に語りかけながら40分程度のエッチな催眠を施します。
催眠音声で人気の「双子」にあたり、1人の時とはまったく違うやり方で気持ちよくしてくれます。

左「片方は催眠に入らないように語りかけるから」
右「お兄さんは 催眠に入ろうとしてもいいし 落ちるのを我慢してもいいの」
その最もわかりやすい例が左右から正反対のアプローチを同時にかけること。
催眠シーンの前半は左が落とす役、右がそれを阻止する役に回り
後半はそれを入れ替えながら色んなセリフを投げかけて少しずつ催眠状態を深めます。

類似作品はF・A・Sさんの「天使と悪魔の相反催眠」くらいですから相当レアですね。
サークルさんが「かなり挑戦的な内容」とおっしゃられてるだけあって
既存の双子催眠とは随分違った作りになってます。

そしてこの催眠勝負をスムーズに進めるために
彼女たちは多くのシーンでセリフを重ねて話しかけます。
左右からまったく違うことを同時に言われるため、聴けば聴くほど混乱したような感覚がするでしょう。
逆にセリフを小まめに振り分けて意識を左右へ揺さぶることはあまりしません。

こういう場合、どちらの言葉に耳を傾ければいいか迷う人がそれなりにいると思います。
結論から言うとどっちメインで聴いても催眠には問題なく入れます。
技術的にそうなるように作られてますから好きなほうをお選びください。
無理に全部を追うのではなく、聞き流す感じで取り組んだほうが催眠に入りやすくなります。
正反対の暗示で催眠の世界へ
催眠はおよそ17分30秒間。
横になって目を瞑り、2人の役割を決めてからそれに沿った形でまずは深呼吸と脱力をします。

右「呼吸しないのは無理だよね? だから呼吸を意識しないうようにできるかな?」
左「呼吸に意識を向けると 催眠状態の気持ちいい感覚を思い出せるよ」
そして彼女たちは早速正反対の暗示を同時に入れて競います。
左は落とす役なのでストレートに、右はそれを阻止する役だから「意識しちゃダメ」と言うことが多く
比較的早い段階から頭がくらくらしてきます。
そして同時にリラックスや脱力感も湧いてくるでしょう。

ギミックをバラすとつまらないでしょうから伏せますけど
彼女たちの言い回しにこうなるヒントが隠されてます。
人間の誰もが持ってる性質を逆手に取った面白いアプローチです。

左「すとーん ふかーく 気持ちよーく 落ちていく」
右「あっ 落ちていっちゃう 頭の中に意識を向けないで 催眠に入らないで?」
続く最初の深化も左は「落ちる」を積極的に言い
右はそれを否定するセリフを投げかける勝負形式で行います。
時間に対するセリフ(=暗示)の量が多いため、同じ時間でも1人でかける時よりずっと深く入れます。
私が聴いた時も脳がとろとろする心地よい感覚が強めに味わえました。

後半の9分間は逆に右の子が落とす番。
これまでの劣勢を覆そうと一度半覚醒させてからさらに深い催眠状態へ導きます。

右「あなたは ○○ という言葉を聞くと 気持ちよく さらに深い催眠に入っちゃうの」
ここではとあるキーワードを起点にするのが良いですね。
今回の勝負で重要な言葉をそれに定めることで、左の子も自然と協力できるようにします。
技術的にも揺さぶりをかけたり、短いカウントに合わせて追い込み暗示を入れたりと非常に丁寧です。
あるみかんさんは処女作「女の子のお人形遊び催眠」でもそうでしたが催眠の品質が結構高いです。

タイトル通りのやり方で催眠状態を深めていく個性的な催眠です。
主人公の心身をとろとろにすることを目的に
深呼吸から入って分割弛緩法、揺さぶり、カウントを交えた深化と
古典催眠の技法を双子向けにアレンジして手厚く働きかけます。

女の子たちがまったく別のことを同時に言うスタイルが面白いですし
作りも丁寧でスムーズに深いところまで入ることができました。
1人だと17分30秒は短めですけど、双子でこの時間なら十分な長さと言えます。
ゆっくり落ちる感覚と一気に落ちる感覚が両方味わえて気持ちよかったです。
暗示の海に溺れるエッチ
エッチシーンは14分30秒間。
プレイは言葉による絶頂、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

右「催眠の気持ちよさも エッチな気持ちよさも 受け入れることができる」
左「ここからは心も 体も 気持ちよくなるための暗示を入れていくの」
催眠に入って気持ちよさそうな主人公を見て勝負を止めることにした女の子たちは
彼をもっと気持ちよくしようと今度は協力して色んな言葉を投げかけます。

エッチは2人との接触を一切せずに2種類の絶頂を順に味わわせます。
前半の8分間はドライオーガズムが目標。
これまでと同じく様々な暗示を入れて性感を徐々に高めてからイク許可を出します。

左「気持ちよさが全身を包み込んで 心地よくなって 抜け出せない」
右「頭の力が入らない 快感が溜まっていく」
サークルさんが催眠状態特有の快感を楽しんでもらいたいと思われたのか
淫語やちゅぱ音といったストレートなエロ要素をほぼ使わず、技術だけで快感をコントロールします。
股間ではなく脳に快感を集めるアプローチがされてるおかげで
オナニーやSEXの快感とは別タイプの気持ちよさが自然と湧いてきます。
「頭の中が生温かい液体で包まれてる感じ」とでも言えばいいのでしょうか、結構不思議な感覚です。

それに対して次のシーンはバランス型。
ドライだけでは物足りなそうな彼を心の芯からスッキリさせようと
事前に両腕の脱力を解除してからリズムを取ってオナニーを応援します。

左「1 2 1 2 私の声そのものが気持ちいい」
右「手が止まらない 頭はぼーっとして 何もわからない それが幸せ」
そしてここでも彼女たちの声に心地よさを感じさせたり
声に操られながらオナニーする幸福感を伝えて射精に導きます。
見られる快感や見せつける快感には触れてきませんから属性はほぼノーマルです。
オナニー開始から射精までの時間が約5分と短いことから
1~2日溜めた状態で聴いたほうが出しやすいと思います。

このように、催眠状態を維持しながら順に絶頂させる穏やかなエッチが繰り広げられてます。
催眠重視の良作
催眠に入り、漂い、そのまま絶頂する気持ちよさを追求してる作品です。

女の子たちはどちらの催眠が優れてるか主人公に判定してもらおうと
シーンの前半と後半で攻守を入れ替えながら上手に働きかけて彼をとろとろにします。
そして無事落とせた後は協力して性的絶頂へと導きます。

可愛い女の子が勝負形式で催眠をかける面白いシチュ
正反対の暗示を同時に投げかけてリラックスと深化を促すテーマに沿った催眠
エッチな要素をできるだけ使わず技術でイかせる催眠音声ならではのエッチ。
催眠、エッチいずれも催眠特有の感覚を味わってもらえるように組み立ててます。

中でも2番目の要素はタイトルにしてるだけあって本作品の要と言えます。
どちらかと言えば催眠慣れしてる人向けの内容だと思いますけど
これだけ丁寧にリードしてくれるなら未経験者でも心地いい感覚が味わえるのではないかなと。
そして催眠に入りやすいからこそ、エッチで言葉に絶頂へ追い込まれるのを楽しみやすくなってます。

双子についてはサークルさんでは確か初なので聴く前は多少の不安もありました。
でも実際はよく研究されてるのか特性を活かしたリードをされてて安心して聴けました。
続編も検討されてるようですし、今後どんな作品が生まれるか非常に楽しみです。

絶頂シーンは2回(ドライ1回、ウェット1回)。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:みもりあいのさん
総時間 36:06

ダウンロードはこちらから
https://ci-en.jp/creator/2459/article/61755

女の子のお人形遊び催眠

サークル「あるみかん」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品で落ち着いた雰囲気の女の子が
「人形化」をテーマにしたエッチな催眠をかけます。

エッチの4倍近くもかけて催眠状態をじっくり深めたり
直接的なエロ要素を使わず暗示の力で絶頂を促すなど
催眠そのものの気持ちよさを追求した作りになってるのが特徴です。
女の子のお人形さんに
女の子に催眠をかけられ心身を操られるお話。

「初めまして…かな? 初めてでもそうじゃなくても 私に会いに来てくれて嬉しいな」
女の子は甘く穏やかな声の女の子。
自分に会いに来てくれた主人公を優しく迎えると
催眠を使って幸せな時間をプレゼントします。

本作品は催眠に入ったりどっぷり浸かる感覚を楽しんでもらうことを目的に
彼女が60分程度に渡ってエッチな催眠を施します。
催眠が37分、エッチ9分と前者にとても力を入れており
十分にリラックスさせてから段階的に落とす丁寧なアプローチがされてます。

催眠音声は技術のレベルが品質に大きな影響を与えるので
新規のサークルさんだとどうしてもイマイチなものになってしまいがちです
しかしあるみかんさんは事前に相当勉強されたのか
処女作とは思えないほど催眠の内容がしっかりしてます。

全体の進め方、技術の組み合わせ方と使い方、暗示を入れるタイミングなど
基本的な部分が一定以上のレベルに達しており安定感があります。
一部のシーンではちょっとしたトラップを張ってスムーズに深化させますし
催眠をある程度経験して人なら割と入りやすく感じるでしょう。

「リラックスがよくわからなかったら 体の力を抜いて 私の言葉に集中してみてね」
今回のお相手を務める女の子はお姉さんっぽい雰囲気漂う女性。
最初から最後まで落ち着いた様子で彼に語りかけ
人形化についても嫌悪や抵抗を抱かせないよう気を配って進めます。
囁き声で暗示を入れてくるシーンが割とあるので、その時に耳や背筋がゾクゾクする人がきっといるでしょう。
リラックス重視の堅実な催眠
催眠は2パート37分間。
横になって目を瞑り、まずは彼女の声に合わせて深呼吸します。

「体の余分なものが 吐く息と一緒に 体から流れ出る」
「吸ってー」「吐いてー」と掛け声を出すのと同時に
それよりも控えめな音量で実際に呼吸音を鳴らしてリズムを取ります。
そして息を吐き出した時にだけリラックスする暗示を軽く入れます。

時間に余裕があるのを踏まえてここだけに8分以上も費やし
その中で心身を個別に脱力させたり、過去に体験した催眠の感覚を喚起して深化しやすくします。
暗示の内容が散発的だったので、もっと絞ったほうがいいかなぁとも思いましたが
深呼吸による純粋なリラックス効果のおかげで意識のぼやけをそれなりに感じました。

お次は人形化の第一歩として全身をくまなく脱力します。
左右の腕と足、胴体、頭と主要なパーツに分け
それぞれで暗示を入れながら脱力感を少しずつ広げます。

「ほらっ ずーん 力が抜けるの 気持ちいいね」
肩→二の腕→肘→手のひらといったように、中枢から末端に向けて伝播させるスタイルを取り
その中で「ずーん」を多めに盛り込み、かつやや強調して言います。
その後にはカウントを何度か数えてその都度追い込み暗示を入れるなど
どのシーンも基本に忠実なリードがされてます。

初めての作品ということであまり冒険せず手堅く進めてる印象を受けました。
催眠音声の場合、サークルさんの知名度や実績によって催眠の入りやすさが変わることもあるので
新規さんならそれを作るためにまず「催眠ができるぞ」ということをアピールするのが有効だと思います。
そういう点も含めてしっかりしてるなと。

続く深化パートはさらなる深化とエッチの準備。
キーワードを設定しそれを何度も言ったり
短いカウントに合わせて半覚醒状態と催眠状態を行き来させてより深いところに導きます。

「ずーん また落ちる 気持ちいい ずーんと 深く ふかーく」
パートの前半と後半でやり方を変えながら
「深く」「落ちる」といった深化を促す暗示をテンポよく入れて少しずつ持っていきます。
単調さが出ないよう最後のほうだけやり方を変えてあったりと
声に対する興味と集中力を切らさない配慮もされてます。

テーマの人形化に合わせてもっと支配しようと働きかけるのかと思いきや
「声が好きになる」など押し付けがましさを感じない表現を心がけてます。
脱力感や頭の中がぽわぽわする感覚もそれなりに味わえて気持ちよかったです。

Sっ気をほとんど出さずに服従させるマイルドな催眠です。
聴き手を女の子の言いなりにするのを目的に、最初のパートは深呼吸や分割弛緩法で心身を脱力し
次のパートでキーワードを交えた揺さぶりをかけて深化を促します。

催眠音声でよく使われてる古典催眠の技術を違和感なく組み合わせ
さらにどのシーンもゆっくりのんびり語りかけてリラックスしやすくしています。
十分な時間が用意されてるのも相まってそれなりの深さまで入ることができました。
ほぼ言葉だけでイかせるエッチ
エッチシーンは9分間。
プレイはオナニー、言葉による絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「あなたは 私の言う通りのエッチなお人形」
長めの催眠を通じて主人公を自分の人形へと変えた女の子は
そのままさらなる暗示を入れて今度は性的な気持ちよさを味わわせます。

エッチは一般的なプレイをやらず言葉の力で絶頂まで追い込みます。
序盤に両腕が勝手に動くようにするシーンがありまして
それ以降は自分で性感帯をいじってもいいし、寝たまま声に耳を傾けるだけでもいいと言われます。
任意のオナニーなのでその時の気持ちに従って選ぶといいでしょう。

左「落ちて? もっと落ちて? 何もわからなくなって?」
右「頭の中とろけて? ずーんと深くなって?」

また彼女はパートの中盤あたりから声を最大3つに分離させ
左右から別のことを同時に言ったり、カウントと暗示を同時に投げかけて性感を高めます。

厳密には違いますけど双子っぽいアプローチですね。
プレイ時間が短いハンデを声の密度でカバーしようとしています。

ただ効果音はおろか淫語すら言わないので
この内容で絶頂まで持っていけるかと言われれば私は首を捻ります。
催眠パートの終盤に感度を高める要素が多少入っていればまた違ったのでしょうが
10分以内でそれと絶頂を両方こなすとなると相当に難しくなります。

もう10分くらい伸ばしてじっくり進めたほうが上手くいったのではないかなと。
今のままでは残念ながら絶頂に至るパワーが不足してます。

このように、純粋なエロ要素を使わずにイかせる催眠音声らしいエッチが繰り広げられてます。
催眠重視の作品
総時間の大部分を占める催眠が魅力の作品です。

女の子は主人公に自分の人形になる快感を味わわせようと
40分近くもの時間をかけてリラックスや深化をさせ、それから短いエッチをプレゼントします。
そして性的な快感よりも催眠に入る/漂う感覚を重視して進めます。

時間、内容いずれも催眠をとても重視した作り
古典系の技術を順序よく組み合わせて少しずつ確実に落とす催眠
その状況を使ってエロくないやり方でイかせるエッチ。
サークルさんがおっしゃられてる通りの方針で作品を組み立ててます。

有料の処女作でここまで催眠に寄せてくるケースは珍しいです。
催眠音声は催眠に入れないと何も始まりませんし
そこをじっくり腰を据えて取り組むのは良いことだと思います。
私個人は今後のご活躍が期待できるサークルさんと見てます。

しかし催眠に比べてエッチが淡白ことと、作品としての個性が不足してるという弱点もあります。
前者は新規さんではかなり難度の高いプレイに挑戦されており
セルフの有無が曖昧なのも相まって消化不良なものになってます。

後者は有料作品の場合ユーザーに対して何か引きつけるものが求められます。
最近発売された冬コミ作品も双子催眠をやったり、絶頂回数がとんでもなく多かったり
動画形式で催眠をかけるなどサークルさんが創意を凝らして制作されてます。

今の段階でそれに比肩するものを作って欲しいとまでは思いません。
ただ今後の制作において何かしらの強みを持つことは意識されたほうがいいです。
催眠を突き詰めるなら現代催眠のテクニックは大きな武器になるでしょうし
(許容暗示をちょこちょこ使ってたところを見ると既に勉強されてるのだと思います)
好きなシチュがあるならそれを掘り下げるのも大いに有りです。

絶頂シーンは1回。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもありません。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:みもりあいのさん
総時間 56:36

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

↑このページのトップヘ