サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。
開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第108回目は声も態度も穏やかなアルラウネが
疲れを感じてる男性に催眠を交えた独特なマッサージをします。
花から分泌する蜜を使って全身を揉みほぐしたり
おちんちんに花を被せてしごきながらツタをアナルに挿入して同時責めするなど
人間の女性にはできないことを色々やって快感と心地よさを与えます。
M度は低いので興味があるならノーマルな人でも普通に楽しめます。
アルラウネがする気持ちいいマッサージ
「ねぇ… ねぇ。ねぇってば… キミよ、キミ」
アルラウネは甘くて穏やかな声のお姉さん。
寝ている主人公に声をかけて自己紹介すると
害は与えないことを告げてから精液をおねだりします。
本作品は人間と植物の特徴を合わせ持つ彼女が
良質な精液を持つ彼におよそ60分間のエッチなサービスをします。
彼女は人間の精液を主に食べてるらしく、それをもらう代わりに彼の疲れやストレスを取り除きます。
「あぁ、怖がらなくていいわよ? 私、別に肉食じゃないし。それに…ヒトみたいな雑食の生き物、美味しいわけ無いじゃない」
緑色の肌で大小様々な花とツタを生やしてるところは独特ですが
性格は非常に温和で最初から友好的に接します。
彼にもちゃんとメリットを提示したうえで取引するから無理矢理感はありません。
アルラウネだからこそできるエッチをするなど、人外娘の特徴を活かしたサービスをします。
エッチについてはサークルさんの他作品と同じく
穏やかな雰囲気でアブノーマルなプレイをすることを強く意識してます。
具体的にはおちんちんとアナルの同時責めと同化を行います。
同化は後で詳細を説明しますがそんなにグロいものではありません。
体の中にある悪いものを取り除き、新しい自分に生まれ変わるようなアプローチをかけます。
作中に射精する描写がありますけどオナニーの指示は一切ありません。
純粋なエロさも控えめですし、射精よりもドライのほうが迎えやすい内容だと思います。
心身をじっくりほぐす催眠
横になって目を瞑り、まずは深呼吸やお風呂のイメージでリラックスします。
「足…太腿…腰…おなか…胸…肩。ゆっくりと、お湯に、浸かっていく… イメージするだけでも…なんだか、ぽかぽか、あたたかい。あたたかい感覚が、全身に、蘇ってくる…」
深呼吸は暗示を挟まずに呼吸音だけ漏らしてたのが
お風呂のイメージに移ると温かさや心地よさを伝えるセリフが一気に増えます。
「ゆっくり」を強調しながら多めに言うなど、技術を駆使して入浴の感覚をリアルに伝えます。
最初のパートはアルラウネらしさはあまり考えずスムーズに癒す方針で進めます。
次の「2.全身マッサージ(約20分)」は癒しながらエッチの準備も整えるパート。
彼女の花から分泌する蜜を全身へ塗りながら丁寧にマッサージします。
「筋肉がほぐれて、なんだか、力が抜ける… ふぅ…っと力が抜けて、とっても、温かい感覚に包まれる。そして、また… ゾクゾクした、快感に包まれていく…」
この蜜には媚薬成分が含まれてるらしく、マッサージの様子を実況するのと同時に
体が火照ったりゾクゾクする感覚を小まめに与えます。
上半身→下半身の順でパーツごとに細かくやっててなかなか濃厚です。
乳首はいじるけどおちんちんは避けるからエッチの下準備と見るのが妥当です。
心身のリラックスを重視しながら彼女らしさも表現する癒し系の催眠です。
彼女にマッサージされてる感覚や蜜を塗り込まれてる感覚をリアルに体験させることを目的に
深呼吸から入ってお風呂のイメージによる最初の脱力
全身をマッサージしながらさらなる脱力と感度強化をする流れで進めます。
時間に対してやることが少なめだからひとつひとつが丁寧だし
暗示も厚めに入れてて後になるほど心地よさや温かさが強くなります。
「落ちる」「沈む」といった深化の暗示は特に入れませんが
リラックスを入念に行うから中程度くらいの深さまで普通に入れます。
疲れてる人が聴いたら寝落ちしそうになるほど癒しのパワーが強いです。
心身をとろとろにするエッチ
プレイは花コキ、アナル責め、カウントによる絶頂、お掃除フェラ、キス、同化です。
エッチな効果音はありません。
セルフはありません。
「蜜のニュルニュルと、花のこすれる感触… ゾクゾク、ゾクゾク… 快感が走る。にゅるにゅるが、気持ちいい。花がこすれて、気持ちいい」
マッサージを絡めた催眠で主人公の疲れを取り除いたアルラウネは
おちんちんに被せておいた花をオナホのようにしごきます。
エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「3.射精誘導(約11分)」は約束通り彼の精液をいただくパート。
前半はおちんちんだけ、後半はアナルと一緒に責めて気持ちよくします。
「おちんちんが、花びらにしごかれる。おしりの中で、ツタが、暴れる… 前立腺が、ぐりぐり、ぐりぐり、刺激されて… 快感が、どんどん大きくなる。快感が、どんどん強くなる」
そしてここも実況と暗示を組み合わせて快感と臨場感を与えます。
効果音が鳴らないので具体的にどう責めてるのかはわかりませんが
現実世界におけるオナホコキや指を使ったアナル責めに近い描写がされてます。
気持ちよくなる暗示をガンガン入れるおかげで股間がどんどん熱くなりました。
ちなみに絶頂は長めのカウントに合わせて行います。
純粋なエロさは控えめですから射精よりもドライ向けのリードだと思います。
次の「4.同化(約7分)」は他の催眠音声でもなかなか見かけないプレイ。
2人の体がすっぽり入る大きな花で包み込み、そこで一度消化してから新しい体を作り直します。
「私の蜜が… あなたを、構成していたものが… 混ざり合って、種に、注がれる。ゆっくり…ゆっくり… 種が、成長していく。おおきな、お花のゆりかごの中で… すくすく、すくすく、育っていく」
全身を下から上へなぞるように体が溶ける感覚を与え
一通り終わったら彼の魂を種に見立てて栄養を注ぎます。
彼女の体液が入るから確かに同化と呼べますが、実際は母親の胎内で生まれ直すような描写です。
痛みや苦しみを与える様子はまったくなく、深い催眠に入った時の心地よさを突き詰める形で進めます。
絶頂シーンはないのでプレイよりも後戯に近い内容です。
このように、アルラウネの持ち味を活かした手段でイかせる個性的なエッチが繰り広げられてます。
癒し重視の独特な作品
アルラウネは主人公から良質な精液をもらうために
まずは催眠やマッサージで心身の疲れを取ってスッキリさせます。
そしてエッチは花、ツタ、蜜といった固有のアイテムを使って射精へ導きます。
温和な性格のアルラウネがエッチな催眠で精液を搾るシチュ
総時間の約半分を使ってリラックスやマッサージをする癒し系の催眠
人間がする一般的なプレイはまったくやらず、彼女ならではのやり方で気持ちよくするエッチ。
催眠の技術をしっかり行使しながらキャラも立つように作品を組み立ててます。
中でも催眠は時間が長く、マッサージを取り入れてるのが独特ですし
エッチでは暗示を小まめに入れて体の火照りと絶頂感を高める催眠重視のリードをします。
個人的には効果音を鳴らしたほうがプレイの様子がわかりやすいと思いますけど
実況を丁寧にするおかげで何をやってるかわからないことはありません。
ノーハンド射精はさすがに難しいでしょうが、ドライなら迎えられる内容になってます。
あとは射精させた後に同化して心身をリフレッシュするところに彼女の優しさを感じました。
栄養をもらったらおしまいではなく、今後も良好な関係を維持しようとします。
絶頂シーンは1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。
以上を踏まえて前回から1点だけプラスさせていただきました。
CV:誠樹ふぁんさん
総時間 1:01:20
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
追記
2024年2月14日まで25%OFFの577円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。