同人音声の部屋

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タグ:琴香

   ● 【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】(前編)
   ● 魔力切れのお姉さんサキュバスにやさしく一途に搾られる
   ● 【日向耳かき】道草屋 はこべら-移動珈琲店/よるの動物さん【這より悪戯】
   ● 【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】
   ● 【散髪シャンプー】道草屋 すずな『バーバーすずな』【二人で耳かき】
   ● 【温泉&耳かき】道草屋-はこべら-混浴マナー講座【174khzハイレゾ】


【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋の店主をしてる上品な女性が
年末の忙しい時期に来てくれたお客に3種類のサービスをします。

大人なんだけど子供っぽさの残る彼女のキャラと何気ない会話
寒い季節に敢えて怪談をする珍しい流れなど
高品質な効果音や環境音以外の部分にも個性を持つ総合力の高い物語が楽しめます。

総時間が3時間近くあるため前編(「芹さんたさん。」&「芹さんの、ほんのり怖いお話」)と
後編(「そんな冬の日(前)」&「そんな冬の日(後)」)の2回に分けてお送りします。
過ぎゆく年をのんびりと
道草屋の店主「芹」と年末を過ごすお話。

「お客様 お部屋においでですか?」
芹は明るくて上品な声のお姉さん。
道草屋の自室で寛いでるお客に外から声をかけると
サンタになりきって彼が今年いい子でいられたかを確認します。

本作品は道草屋シリーズの初期から登場してる彼女の第6弾。
間もなく年が変わる慌ただしい時期に訪れた彼の疲れを取り除こうと
およそ3時間に渡って幅広いサービスを提供します。

耳のマッサージ&耳かき、怪談、帰宅前の食事とシーンによって内容が大きく切り替わり
そのすべてにおいて状況に合った高品質な効果音や環境音が鳴ります。

各シーンの時間は60分前後に揃えられてますから3回に分けると無理なく聴けるでしょう。

今回は寒い季節ということで環境音は全体的に大人しくなってますが
音声開始直後からやかんに入ったお湯が沸騰してるような湯気の音が鳴り始め
その後も「ぽこぽこ」という石油ストーブの燃料が自然に補給されていく音が時々聞こえます。
効果音も含めて優しい音が多いおかげで寝ながら聴くとそのまま眠ってしまいたくなるほど癒やされます。

もうひとつの魅力は彼女のキャラ。
久しぶりに遠路はるばる道草屋へ来てくれたお客をいい形で送り出そうと
最初からやや高いテンションで話しかけたりお世話します。

「今年一年 いい子にしてたお客様には 芹さんたが プレゼントあげちゃうんだーご!」
彼女は店員たちの中で最年長のはずなのですが意外と子供っぽい性格をしており
その可愛らしさや声とのギャップが音とは違うタイプの癒しを与えてくれます。
冬にわざわざ怪談をするのも彼が夏に来られなかったからですし
店主だからといって肩肘張らずありのままの姿で接するサービス精神旺盛な女性です。
安眠に適したマッサージ&耳かき
ここからは各シーンの内容を順に説明していきます。

一番最初の「芹さんたさん。」は57分ほど。
芹がお客の部屋に入りクリスマスにちなんだ会話をするところから始まり
目の周辺のマッサージ、あまがみ、耳かきと癒し系音声作品では定番のサービスをします。

「それではですね ほんとかどうか 改めさせていただきましょうか」
芹さんたが来るシーンはサービスとは直接関係ないのですが
体を近づけて匂いを嗅いだり、両耳に手を被せて彼が何を欲しがってるか予想するなど
サークルさんの武器であるリアルな声と音を織り交ぜた会話で作品の世界に引き込んでくれます。
説明的なセリフをほぼ挟まず音だけで多くを表現するのも道草屋シリーズの大きな特徴です。

その後から始まるマッサージも顔のあたりを指でとんとんと優しく叩くところから始まって
やや粗さのある摩擦音を鳴らしながらこめかみのあたりを擦り
耳たぶのあたりをぐいんぐいんと揉む、目隠しをつけてから耳に温かいタオルを乗せるなど
時間に対するサービスの種類を多めに用意し音や感覚の違いを楽しませてくれます。

目隠しのシーンで軽い圧迫感があるのがいいですね。
耳にタオルを乗せた時も微かな音が聞こえたりと表現の難しい音までしっかり入ってます。
明日彼に渡すプレゼントをうっかりばらしてしまう芹さんもお茶目で良いです。

このシーンで最も癒やされるのは中盤から始まる耳かき(約26分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で汚れを取り、それから洗浄液に浸した綿棒でお手入れします。
息吹きは両耳とも最後に1回だけと控えめです。

耳かき棒は「そりっ じじっ」という細く柔らかい音
綿棒は「じゅりっ ぷすぷす」という水気を帯びた柔らかい摩擦音が使われており
前者は奥から手前にゆっくり掻き出すのを繰り返す、後者は耳の壁を優しくなぞるように動きます。
また彼の体に布団をかけてあるのを踏まえて最中は時々布の動く音が鳴ります。

「中堅に 30円のポテトフライと 3個入りのカリカリ梅干しを添えて そしてメインの大物菓子 50円のやつですね」
サークルさんが挿し絵に「安眠用」と書かれてるだけあってどの音も自然で優しく
環境音が控えめなのも相まって聴きながら眠りやすい作りになってます。
芹の会話も冬のこと、自分の子供の頃のことなど店員よりも友達にするような話題が中心です。
音とセリフの両方でバランス良く癒す道草屋らしい季節感のある耳かきです。
臨場感を大事にしたちょっぴり怖い怪談
2番目の「芹さんの、ほんのり怖いお話」はおよそ56分間。
芹と同じく道草屋で働いてるはこべらが別の部屋に案内しながら最初の怪談を話し
到着後は芹が続けて3つのお話をしてお客に寒気とスリルを与えます。

はこべら「すとん 開けると普通の和室でしたが 壁にはとん とんと習字のようなものが飾られていて」
知らない和室、天袋(押し入れの上にある小さな収納スペース)、猟師のお話、黒電話と
どれも題名になってるものが深く関連してる6~10分程度の短いお話です。
内容を書いたらつまらないでしょうから全部伏せますけど不思議体験を扱ったものが中心です。

彼女たちのセリフに連動してリアルな効果音が鳴るため、一部のシーンでちょっぴり驚く人がいると思います。
夏にやるものよりも恐怖度を抑え、その分臨場感を上げてる感じです。
怪談が余程苦手な人でもない限り後に残ることはないでしょう。

芹「ほらね 昔っからこんななんですよ あー言えば こう言う」
はこべら「怪談で終わるより 幾分ましかと 芯まで凍える話より 体の先でも 冬は暖かいほうが」
怪談終了後に彼女たちとの会話やダブルあまがみが入るのもそれに大きく貢献してます。
二人は子供の頃からの友人で歳もほぼ同じですが性格は正反対。
怪談を話せて満足する芹をはこべらがたしなめ追加のサービスを提案するなど
芹の子供っぽさとはこべらの大人っぽさが引き立つように会話を組み立ててます。

道草屋シリーズは店員ごとの属性や得意なサービスがはっきり定められてるので
二人以上が登場して一緒にサービスしたり会話するほうがお互いの個性が強く出ます。
怪談でサービスを終えたら物語が湿っぽくなってしまいますし
その直後に明るくて和やかなシーンを置くあたりにサークルさんの気配りが見られます。

後編へ続く…。
【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】(後編)

CV:芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん すずな…藤堂れんげさん(怪談シーンで5秒くらい登場)
総時間 2:58:04


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魔力切れのお姉さんサキュバスにやさしく一途に搾られる

サークル「いくれや」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、母性を感じる穏やかなサキュバスが
偶然出会った男性から精をいただきながら親密度を高めます。

抱きしめて頭を撫でたり膝枕しながらゆっくり射精させてあげる一方で
彼の弱点を的確に突き、吐き出された精液を美味しそうにいただくなど
年上の女性とサキュバスらしさの両方を大事にした甘い雰囲気のエッチをします。
最初は控えめだったのが後になるほど本能に目覚め積極性が増すのもポイントです。
搾精が苦手なサキュバスと
サキュバスのお姉さんと3種類のエッチをするお話。

「あの……こ、こんばんは……はじめまして」
サキュバスは上品で穏やかな声のお姉さん。
ある日の夜、主人公の家に突然やって来て窓をノックすると
自己紹介してからしばらく家に泊めてほしいとお願いします。

本作品は魔力が切れて本来の力を使えずにいる彼女を助けるために
精液を提供する見返りとして35分近くに渡るエッチなご奉仕を受けます。
サキュバスは音声作品だと最もメジャーな人外キャラで様々なタイプが存在します。
彼女はその中でも人間にとても近く、近所のお姉さんのような甘やかし上手な性格をしています。

「時々、あなたの精をいただければいいんです、家事ぐらいは私がやりますので……」
例えば一番最初の出会いパートでは自信なさそうな声で自分が弱ってることを正直に話し
精液をもらう代わりに身の回りのお世話をしたいと志願します。
そしてエッチが始まった後も疲れてる彼をぎゅっと抱きしめて甘やかし
射精についても心身に過度な負担をかけないよう各パート1回に留めてます。

良い意味でサキュバスらしくないキャラとでも言えばいいのでしょうか。
すごく腰が低いし思いやりも強くて癒しを感じる人が多いと思います。
彼女が全編を通じてセリフの間をやや長く取ってゆっくり話すのも大きいです。

じゃあ全然サキュバスじゃないのかと言われればそうでもありません。
エッチの責め方は男の弱点をよく心得てますし、射精シーンでは精液に対する強い執着を見せます。

「自分でも、そういうことにはあまり、関心がなかったんですけど… …もしかすると、関心がない…というふりをしているだけなのかも…」
彼女は物語が始まった時点では自分の中にあるサキュバスの本性に気づいておらず
彼とエッチを重ねるにつれてそれが徐々に覚醒し、最後のほうになると非常に積極的な責めを繰り出します。
通しで聴いてみると後になるほど責め方や乱れっぷりがハードになってることに気づくでしょう。
枯渇した魔力を補給する背景を活かしてエッチにひとつの大きな流れを持たせてます。

サキュバスらしからぬゆるーいキャラとサキュバスらしさを盛り込んだエッチ。
彼女が持つふたつの顔を組み合わせた穏やかで淫靡な作品です。
心の繋がりを感じる温かいエッチ
エッチシーンは3パート35分間。
プレイはキス、手コキ、耳舐め、オナホコキ、SEX(騎乗位)、お掃除フェラ(短時間)です。
手コキ、オナホコキ、SEXの際に効果音が鳴ります。

「大きく盛り上がって、苦しいですか……? 待っててくださいね、今出してあげます…」
主人公のリクエストに応えて膝枕しながら頭を撫でていたサキュバスは
彼のおちんちんがすっかり元気になってることに気づき、早速パンツを脱がして優しく握ります。

エッチはどのパートも彼女がリードする形で進みます。
一番最初の「あまあま手コキ」は手コキが主役のパート(約14分)。
おちんちんを握って硬さや熱さを確認するところから始まり、ゆっくりペースで竿をしごいて性感を高め
さらにカウパーが出てきたらそれを亀頭に塗ってカリを重点的に刺激します。

「…え? こうやって…しこしこ…と言ってもらいながらしてほしい…ですか…? で、では…ゴホン…」
「動かす度に、んんっ…って声が漏れてますね…ふふっ、すこし、刺激が強すぎますか…?」

エッチに入っても彼女の優しさはまったく変わりません。
彼の反応を確認しながらシコシコボイスを言ったり、苦しそうに見えたら責め方を変えて無理なく射精できる準備を整えます。
効果音とシコシコボイスが同時に流れる作品は珍しいですね。
両方を同じくらい楽しめるように効果音の音量をやや下げてあります。

本作品のサキュバスは主に男性の夢の中に入ってエッチな事をするため
今回のように直接肌を合わせるのは初めてだそうです。
しかし男を喜ばせるテクニックを本能で心得てるのでたどたどしさはありません。
初々しい反応と流れるような手つきで彼女の二面性をわかりやすく表現してます。

「あぁ…れろっ…ちゅる…ちゅぱ…ごくっ、ごきゅっ、ぢゅるっ…ぢゅぅぅ…っ…、ぷっはぁ……」
サキュバスらしさが最もよく出てるのは射精シーン。
おちんちんから精液が大量に吐き出される様子を嬉しそうに眺め
出し切った後は舌を小まめに動かしてややがっつく感じに舐め取り喉を鳴らします。
まだ始まったばかりなので大きな変化は見られませんが、彼女が彼の精液を気に入ってるのが行為から伝わってきます。

続く「ささやきオナホコキ」でするのは耳舐め+オナホコキ(約10分)。
別の日、彼女が彼の部屋で偶然見つけたオナホを取り出し今回はこれを使ってご奉仕したいと言います。

「びっしりついたヒダヒダが、ぐちゅぐちゅに絡みついて、おちんちんの弱いところ、全部包み込んで、刺激してますよ… にゅぽにゅぽ…ぐちゅ、ぐちゅ…」
このオナホは透明な素材で出来てるらしく、彼女は手を動かしながら中の状況を実況して彼の興奮を煽ります。
前のパートと同じく責めっぷりは比較的マイルドですけど、痴態を見られる快感が加わるのでややMですね。
セリフが多い影響で耳舐めをあまりしてくれないのだけは残念ですが
メインにあたるオナホコキは効果音とセリフを組み合わせて生々しく行ってくれます。

彼女の積極性が最も強く出るのが最後の「発情セックス」パート(約11分)。
これまでのエッチで魔力が補充されサキュバスの本能が強くなった彼女が
帰宅した彼にすぐさまSEXをおねだりし、上に跨って後になるほど激しく腰を打ちつけます。

「んふっ、んっ、あっ…はぁ…おちんちん、とっても硬くて… あっ…あっ、あっ、そ…そこ…気持ちいい…です、んっ…ああっ…!」
すっかり濡れたおまんこを自分から見せつけていつでも挿入できることをアピールしたり
挿入後は可愛らしい喘ぎ声を多めに漏らして素直に乱れるなど
出会った時の控えめな態度とは随分違うサキュバスのイメージにぴったりな痴態を見せてくれます。
ピストン音も最初は普通の水音だったのがしばらくすると肉のぶつかり合う音が加わってなかなかリアルです。

「はぁっ…好き…です…あなたのことが…好き…ああぁっ…」
「お願いっ…しますっ…キスしながら、出してください…」

しかしそんな状況にあっても彼女が心の芯からサキュバスに染まることはありません。
愛の言葉を投げかけたり、射精時にはキスをおねだりするなど
これが単なる搾精ではなく愛情表現のひとつであることを言葉と行動で示します。

普通のサキュバスだったらわざわざこういうことをしないはずです。
事後には自分からおちんちんを引き抜いて連続射精に突入するのを防いでますし
本能が覚醒しても彼に対する感謝の気持ちや思いやりがちゃんと残ってます。

パートごとに人間性とサキュバスらしさのバランスを変えつつ
両者の良さが出るようにエッチを組み立ててる
のがすごく印象的でした。

このように、お互いの気持ちを確かめながら精液を搾り出す愛のあるエッチが繰り広げられてます。
穏やかなサキュバス作品
エッチそのものよりもサキュバスの魅力を全面に押し出したあまあまな作品です。

男性の夢の中に入ったりエッチな夢を見せるのが苦手なサキュバスが
オーラに引き寄せられて出会った主人公に精をもらい、その見返りとして気持ちいい射精をプレゼントします。
そして最初は控えめに振る舞ってたのがエッチの魅力を知るにつれて心が開放され
最後は自分からSEXや中出しをおねだりするほどに淫乱な姿を見せます。

女の武器や魔法で男を手玉に取る定番のイメージとは随分違う彼女の奥ゆかしいキャラ
自分よりも相手を喜ばせることを優先した思いやりのある責め
そして射精シーンや終盤で見せるサキュバス特有の積極性。
本来の目的である魔力の補充よりも二人が仲良くなっていく過程を重視したエッチをします。

「子宮で全部…飲んでしまいました…ここで直接味わうと…こんなにも美味しくて…こんな幸せになれるなんて……」
精が欲しくて近づいたのがだんだんと恋に発展していくのが面白いです。
精液を搾り取って終わりではないので射精後の余韻が長く続きます。
前項には書きませんでしたが手コキとオナホコキパートは射精後に3分程度のやり取りがありまして
そこでは射精で疲れた彼に優しい言葉をかけたり寝かしつける様子が描かれてます。
サキュバスモノでは珍しく抜きよりも癒しのパワーが強くなってます。

エッチをすべて終えた後に9分程度の耳かきがあるのもそう言える理由のひとつです。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で掃除し、最後に梵天と息吹きで仕上げるシンプルなもので
最中は彼女が幸せそうな表情で多めに会話する大変穏やかなパートです。
耳かき音の音量が声よりも小さくてややリアリティに欠けますが
エッチを通じて二人の心の距離がぐっと縮まったのがよくわかります。

エッチは尻尾責めなどサキュバス固有のプレイは特に取り入れず細かな仕草で個性を出してます。
個々の時間が短めなので通しで1~2回抜く感じですね。
純粋なエロさだけで見ればSEXパートが一番でしょうけど
透明なオナホ越しにおちんちんや射精の様子をじっくり観察されるオナホコキパートもそそります。

射精シーンは3回。
くちゅ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこ、ちゅぱ音ごく僅かです。

年上の女性とサキュバスが持つ良い部分を組み合わせた作品です。

CV:琴香さん
総時間 1:01:15

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
ささやきは普段よりも声量を多少抑えて話すだけで囁き声とはちょっと違います。

【日向耳かき】道草屋 はこべら-移動珈琲店/よるの動物さん【這より悪戯】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、春を間近に迎えた田舎の宿を舞台に
上品でちょっぴり意地悪な店員が心の行き届いたサービスをします。

シリーズの持ち味である高品質な効果音と環境音をシーンに応じて細かく切り替えながら
昼の部は彼女とのんびり過ごす様子を、夜の部はちょっぴりエッチな行為に及ぶ様子をリアルに描きます。
18禁ですがエロは弱めなので癒しや安眠を目的に聴いたほうが満足できるでしょう。
暖かい日をのんびりと
道草屋の店員「はこべら」からサービスを受けるお話。

「いい気候ですよね 暖かくなってきて」
はこべらは上品で穏やかな声のお姉さん。
とある春の日、道草屋の離れで寛いでるお客に声をかけて中に入ると
持参した器具を使いその場でコーヒーを淹れます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
最初の昼の部は外を眺めながらコーヒーを飲んだり耳かきする非エロのサービス
続く夜の部は暗い部屋で目隠ししたまま耳とおちんちんを責めるエッチなサービスを楽しみます。

道草屋と言えば多種多様かつリアルな音を駆使して作品の世界を作り上げてるのが魅力です。
本作でも水の流れる音や時間帯によって異なる鳥の声がバックで鳴り
サービスも説明的なセリフをほとんど挟まず音だけでその一部始終を表現しています。


はこべらが元々のんびり話すキャラなこともありますが
全編を通じてセリフよりも音を楽しんでもらうことに力を入れてます。
春らしさを感じる要素も多いですし、特に昼の部は多くの人がかなりの眠気を感じるでしょう。

昼の部で彼女がするサービスはふたつ。
持参した器具によるハンドドリップコーヒー作りと耳かきです。

「気になりますか? 携帯式の折りたたみコンロです」
携帯コンロを設置し火をつける音、コーヒーカップなどの食器を準備する音
お客の好みに応じた粗さで豆を挽く音、ペーパーフィルターに挽いた豆を入れてお湯を注ぐ音など
序盤から様々な音が耳を楽しませてくれます。

ハンドドリップのやり方を知らない人だとややわかりにくいところもあるでしょうが
効果音の質感や器具の動かし方はどれもリアルです。
お湯を注いでからコーヒーができるまでに鳴る「ぷすぷす ちりちり」という豆の音も心地よく
音声作品ではなかなかお目にかかれないサービスを極めて高いレベルで表現しています。

「カップの底が見えるまで コーヒーブレイクということで」
ちなみにこのシーンには二人がコーヒーブレイクするパートがありまして
そこではセリフを一切交えず環境音やページをめくる音、コーヒーを手に取り飲む音
彼女の軽い吐息や体を動かす音だけが流れる静かなひと時が送れます。

ループ再生可能な作りになってますから作業や睡眠のお供にきっと役立つでしょう。
この後紹介する耳かきも含めて昼の部は安眠しやすい構造をしています。

続く耳かきは28分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒で大きな汚れを、洗浄液に浸した綿棒で小さな汚れを取り
最後に弱い風圧で1回だけ息を長めに吹きかけます。

耳かき棒は「さく じゅりっ」と若干粗さのある乾いた音
綿棒は「ぷしゅっ さすさす」と広がりのある柔らかい音が使われており
前者は奥から手前にゆっくり何度も掻き出す、後者は耳の壁を優しくなぞるように動きます。

「ありきたりな苔や なんてことのないつくしんぼう 気になるものは 足を止めて じーっと近づいてみると 不思議と 違って見えますよ」
春の雰囲気を壊さないようにどちらものんびり進めてくれるのがいいですね。
はこべらも間を意識して長く取りながら春に関する他愛もない会話をします。
右耳と左耳で環境音の聞こえ方が微妙に変わるなど、耳かきの様子を本当にリアルに描いています。
まさに安眠仕様と呼ぶに相応しい静かで落ち着いた耳かきです。
夜はちょっぴり意地悪に
対する夜の部はエッチなサービスがメイン。
昼にひとつだけやってなかったことがあったのを思い出したはこべらがお客の部屋を再度訪れ
部屋を暗くし視界を塞いだうえで耳と股間を同時に責め立てます。

時間は25分30秒ほどでプレイは耳の甘噛み、乳首舐め、オナホコキです。
オナホコキの際に効果音が鳴ります。

「残念ながら 今夜は何もありませんよ」
道草屋ではエッチなサービスが禁止されてるので堂々とエッチに及ぶことはできません。
だから彼女は期待してる彼にそういうことをしないとはっきり伝えた後に
少なくとも彼の側からは何をしてるかわからない形であれこれお世話します。

道草屋の18禁作品に共通して言えることですが淫語は一切ありません。
遠まわしな実況と音でイメージを膨らませる比較的マイルドなプレイです。

しかし耳を舐める音は位置が近くて質感も生々しく
オナホコキの最中に鳴る「ぎゅぷっ にゅちっ」という空気交じりのゴムっぽい水音も結構エロいです。
しごくペースや強さもループとは明らかに違って変化に富んでます。
特に終盤はパワーとスピードの両方が上がり、実際にされたらきっと気持ち良いと思えるレベルの責めをしてくれます。

「気のせいですよ そんな 何か生温かいぬるぬるに包まれていくような感覚なんて いたしませんよ」
ただし、彼女がするのは体への責めだけで心に関してはほぼノータッチです。
言葉責めはないですしプレイの実況もエッチな描写を極力避けます。
さらに耳舐めが上品で最中の息遣いも熱っぽさがあまりなく、平たく言うと雰囲気にエロさが欠けてます。

せめて吐息がもっとエロければ随分違ったのでしょうが・・・うーん。
私がエッチな音声を聴きまくってるのもあるのでしょうけど、18禁ならもう少し踏み込んだことをして欲しかったです。

このように、音やイメージで状況を伝える秘密のエッチが繰り広げられてます。
安眠できる作品
季節感のある音の数々で癒してくれる作品です。

上品で相手の気持ちを汲み取ることもできる店員さんが
昼は春の陽気にピッタリな暖かくゆったりしたおもてなしを
夜は彼の期待にできるだけ沿ったちょっぴり意地悪なおもてなしをします。

昼、夜どちらも効果音や環境音のレベルが極めて高く
自然に根づいた音と生活観のある音を上手に組み合わせてサービスに命を吹き込んでます。
耳かきや耳舐めといった定番のものからコーヒー作りまで音の種類が幅広く
無音の時間がほとんどないのも相まって聴けば聴くほど道草屋の世界に引きこまれます。

「桜の匂い 梅の匂い コーヒーの香りで思い出していただけたなら きっとまた お待ちしております」
はこべらの落ち着いた態度も作品の雰囲気にマッチしてます。
過去作と同じくお話の内容が季節や散歩といった当たり障りのないものばかりで
セリフを無理に追う必要がないから頭を空っぽにしたまま聴けます。

昼の部は音声を構成するありとあらゆる要素がテーマの「春」に集約していて素晴らしいです。
新サービスのコーヒー作りもリアリティを出しつつ音で楽しませる演出がちゃんとされてます。
お話が昼だけで完結してたらおそらく満点にしてました。

夜の部は彼を射精させることだけを見据えて進めます。
時間は長めに取ってますし、プレイもオナホを導入するなど色々パワーアップしてるのは事実です。
でも聴き手を抜かせるには雰囲気が淡白かなぁとも思います。

射精シーンは1回。
くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、淫語と喘ぎ声はありません。

今の季節をそのまま音声化した麗らかな作品です。
安眠に役立つ作品をお探しの方には特におすすめします。

CV:琴香さん
総時間 1:52:09(昼の部…1:07:40 夜の部…44:29)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


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追記
作品自体の点数は8点。
112分で800円とコスパが良いので+1してあります。

【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋の店主を務める上品で可愛いお姉さんが
昼と夜の2部に分けてお客を様々なサービスでもてなします。

シリーズ最大の長所である個性的なキャラとリアルな効果音・環境音に加えて
今回は夏らしさを感じるノスタルジックな雰囲気漂う演出が数多く盛り込まれており
聴いてる間は別の場所にいる感覚や童心に返った気分が味わえます。
夏を彩る2つの物語
道草屋の店員「芹」から様々なおもてなしを受けるお話。

「よろしいですか? 失礼致しますね」
芹は明るくておっとりした声のお姉さん。
とある夏の日、小川の近くで寛いでいたお客に声をかけると
持ってきたラムネを一緒に飲もうと言います。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半にあたるお昼の部は彼女と2人きりでラムネを飲んだり耳かきしてもらう様子
後半の夜の部は怪談を聞いたり他の店員を交えてお酒を飲む様子が描かれています。

時間帯だけでなくサービスの内容もガラリと変わるおかげで
それぞれに別タイプの癒しを感じることができるでしょう。
時間がどちらも1時間程度で区切られてますし、2回に分けて聴いた方が楽しめると思います。
片方だけでも十分過ぎるほどの癒しのパワーを持っています。

道草屋は現在までに20もの作品が出ており、そのすべてが1500DL以上を誇る超人気シリーズです。
その原動力となってるのが様々な音が織り成すリアルな世界観と個性的なキャラです。
今作もその例に漏れず、音声開始時から小川のせせらぎ・鳥やセミの鳴き声といった環境音や
すべてのサービスにおいて実録したとしか思えないハイクオリティな音がタイミングよく鳴り響きます。


音声作品ではよくあるパートごとの切れ目を完全にぼかした演出も相まって
最中は実際に道草屋にいるかのような現実逃避感が味わえます。
そして音がリアルだからこそ芹がサービスに関する細かな説明をする必要が無くなり
結果的に他愛もない会話をのんびりとする余裕が生まれています。


「夏は 炭酸ですねー アサヒといいラムネといい」
芹が元々雑談(特にお酒の話)好きなのもあるのですが
彼女は「~をしますね」といった開始の意思表示以外にサービスそのもののお話をほとんどしません。
夏の気候や自然に関する話題とか、子供の頃の思い出話などを楽しそうに語ります。
でも音のおかげで彼女が何をしてるかが手に取るようにわかります。

この良い意味で専門店らしくない「緩さ」が大きな癒しを与えてくれます。
他の専門店系作品では見られないサービスを盛り込み個性を出してもいます。
癒し系作品を構成するすべての要素が高いレベルを持っている素晴らしい作品です。
暑い日には冷たいものが一番
ここからは各シーンの詳細を説明していきます。

前半のお昼の部は小川のほとりが舞台。
ラムネを2本持ってやって来た芹が栓を開けて一緒に飲みながら談笑し
喉を潤したところで肩のマッサージや耳のお手入れをします。
もちろん最中は涼やかな水の流れる音が適度な音量で鳴り続けます。

お昼の部で最も特徴的なパートは一番最初のラムネを飲むところ。
「シュポッ ジュブブブブブ」と炭酸の泡がビンから溢れる音が鳴り
その直後に両耳至近距離で「シュワシュワ ブクブク」と炭酸の弾ける音が鳴ります。

これは実際に音を聴いていただくのが一番わかりやすいです。
体験版にある「おひるさんぷる」というファイルの1分30秒あたりにラムネを飲むシーンがあります。
自分が実際にラムネを飲んだ時に感じる音をそのまま表現しているのが素晴らしいです。
独自の方法で録音されたらしく、グラスに注がれた音を聴くのとは音の感じが随分違います。
また芹がラムネを飲む様子も音で表現されており、両者の音の違いがよく出ています。

「最近のラムネって お口のところ プラスチックなんですよねー いつの間にやら」
最中に芹がする話もラムネに関するものばかり。
子供の時に駄菓子屋やプールで飲んだ人もいるでしょうから
その頃を思い出して懐かしい気分がするかもしれませんね。
彼女が体を揺らすたびに中のガラス球が揺れる音が鳴るのも実に良いです。

メインのサービスは耳のお手入れ(約37分)。
両耳を濡れタオルで拭いてから10分近くあまがみし、膝枕の体勢で右耳→左耳の順にお掃除します。
使用する器具は耳かき棒と消毒液つきの綿棒です。
すべてが終わった後に少しだけ息を吹きかけてもくれます。

耳かき棒は「ぞり じじっ」と細く乾いた音、綿棒は「ぽりぽり しゅっ」という柔らかい音が使われており
前者は耳の壁を奥から手前になぞるように、後者は軸をもって回転させるようにいずれもゆっくり動きます。
力加減がかなり弱いので得られる刺激はいまいちなのですが
音の質感や動きといった各要素は高いクオリティを持っています。

「いただきもののお酒だと 何でもほいほい出してくれるんですけどねー」
「きーつーねーの おーやーこーが まーたーあーしーたー」

そして最中は芹が耳かきと全然関係ない話をのんびりした調子で語ってくれます
道草屋の店主らしい上品な佇まいの中に垣間見える子供っぽい部分がとても魅力的です。
お酒好きな人の方が共感できるかなと。
左耳を掃除する時に口ずさむ子守唄もテーマの「ノスタルジック」に合っています。

また話が前後しますが耳かき前に登場するあまがみも大きなポイントです。
本作品では昼、夜合わせてあまがみの時間が20分近くあります。
最初は普通に、しばらくするとさらに近づいて穴のあたりを舐める二段構えの責めも魅力です。
ただしR-15に収まるようにちゅぱ音はかなり抑えてあります。
ホラーを織り交ぜた大人の時間
続く夜の部は場所を母屋近くの縁側へと移し
芹がオリジナルの怪談を披露したり、途中から登場するはこべらと3人でお酒を飲みます。
芹自身が「余興」と言ってるように店員と客よりも友達同士に近い雰囲気のサービスです。

怪談は「おじぎさん」「開けて」「目隠し鬼」の3話。
いずれも11分くらいの長さで登場人物や内容が違います。

内容をばらすとつまらないでしょうからすべて伏せるとして
私が聴いた限りでは背筋がちょっぴり凍るくらいの恐さを感じました。
ホラーが余程苦手な人でもなければ普通に聴けると思います。

そして怪談の最中は彼女のセリフに合わせて専用の効果音が鳴ります。
臨場感を出すためのちょっとした演出ですね。
突然「ガーン!」とピアノが鳴ってびっくりさせるなんてことはありません。
今までとは違う形で「涼」を与えることを目指したサービスです。

はこべら「虫の声でも聞きながら 一杯いかがですか?」
芹「それでは お客様が 今夜もよく眠れますようにってことで」
その後に始まる飲み会はみんなでお酒を飲みお話をする名前通りの内容。
2人とも大人の女性ということで悪ノリすることもなくしっとりとした雰囲気が漂ってます。
お話は彼女たち以外に店員がいなかった昔の道草屋に関するものがメイン。
ダブルあまがみをしてくれるちょっぴりエッチなシーンもあります。

爽やかだったお昼の部に比べて夜の部は全体的に落ち着きがあります。
バックの環境音も一気に静かになり、別の店員が母屋で料理している音も聞こえてきます。
夏の日を田舎でのんびり過ごす様子を音声だけで様々な方向から楽しませてくれます。
季節感のある癒し系作品
抜群の癒し効果を持つ大変優れた作品です。

芹と2人きりで子供っぽい要素を交えた時を過ごすお昼の部、怪談やお酒といった大人の情緒漂う夜の部。
同じキャラが2つのシーンでまるで違うおもてなしをしてくれます。
音声開始から終了まで流れ続けるリアルかつ多彩な環境音や
最中に鳴る極めてリアルな効果音もそれを大いに助けています。

中でもお昼の部の環境音はセミや風鈴といった定番のものに小川のせせらぎを加え
夏らしさを感じさせつつ涼やかな雰囲気も醸し出しています。
夏といえば暑いと思う人が多いからこそ意識してこういう演出をされたのでしょう。
ラムネを飲む音やビー玉の音もスッキリした気分を与えてくれます。

それに対して夜の部は環境音を虫の音だけに留め
その代わり芹やはこべら、他の店員といった人の温もりを癒しに活用しています。
同じ環境音で勝負したら聴き手に飽きられると思ったのではないでしょうか。
怪談を3つ用意してるのも音以外の部分で涼しくしたかったからだと思います。
はこべらを登場させて芹が持つ子供っぽい部分を引き立ててもいます。

サービスそのものについても音のリアリティをとことん追求し
さらに体を動かした時に鳴る細かな音もちゃんと入れて道草屋の世界を構築しています。
このところ耳かきを初めとする癒し系作品が俄かに活発化してますが
その中でもほぼトップと言えるレベルの抜きん出たクオリティを持っています。

とにかくバランスがいいんですよね。
キャラが魅力的とか、耳かき音が優れてるとか、雰囲気作りがしっかりしてるとか
個々に優れた部分を持ってる作品はそれなりにあります。
でもそのすべてがとなると本当に少ないんです。
それを成し遂げてるからこれだけ多くの人に支持されてるのだと思います。

今の季節にぴったりな爽快感のある作品です。
130分以上で800円とコスパも抜群。
以上のことから本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。

CV:芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん たびらこ…愛枝今日子さん(夜の部にほんの少しだけ登場)
総時間 2:13:23

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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【散髪シャンプー】道草屋 すずな『バーバーすずな』【二人で耳かき】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、それぞれに違った個性を持つ2人の女の子が
神社やお店の裏で趣向を凝らした癒しのサービスを提供します。

すべてのサービスを野外で行っているのが最大の特徴で
様々な鳥の音や池の水がはねる音、夕暮れに鳴るチャイムの音など
室内とは違うタイプの音を組み合わせて春の野外らしさを演出しています。
春の日は野外でのんびり
道草屋の店員「すずな」と「はこべら」からサービスを受けるお話。

「旦那様 お散歩ですか?」
すずなは明るくて可愛い声の女の子。
「だーれだ? はこべらです」
はこべらは上品で落ち着いた声のお姉さん。
道草屋の近くにある神社にやって来たお客に声をかけると
花見をしながら池の鯉に餌をやり始めます。

本作品は大きく2つのシーンに分かれており
前半は2人と神社で耳かきしながらまったり過ごす様子を
後半はお店に戻ってすずなに髪のお手入れをしてもらう様子を楽しみます。
はこべらが登場するのは前半のみです。

道草屋シリーズと言えば個性的な店員はもちろん、効果音や環境音が生み出すリアルな雰囲気も魅力です。
今作では敢えてすべてのサービスを屋外で行い
最中は鳥の鳴き声など自然の生き物たちが生み出す多彩な音がバックで鳴り響きます。

環境音にかなり力を入れている作品と思ってください。

最もよく聞こえる鳥の声についても単一のものを延々と鳴らすのではなく
スズメ、カラス、ウグイスなど5種類くらいの鳴き声が登場します。
しかも彼らがいる場所や時間帯によってそれらの割合が変化していく凝った演出がされています。
どの音も実録したとしか思えないほどリアルで透き通っています。

はこべら「指先の 空気の吹き溜まりまで しっかり換気されると 体の末端が 温かく感じるんですよ」
すずな「ええ 清清しいです」
はこべら「冗談です」
お客の相手を務める2人のキャラもポイント。
すずなは田舎育ちの純朴な女の子、はこべらは世間慣れした大人の女性なこともあり
前半ははこべらがすずなを軽くからかう微笑ましいやり取りを交わします。
そして後半はすずなだけになり、表裏のないお話で心を潤してくれます。

前半ははこべら、後半はすずなのセリフを中心に物語が進みますので
同じ作品でもやや違った雰囲気を感じるでしょうね。
場所、サービス、店員など作品を構成する要素を上手に切り替え個性を出しています。
春らしい華やかさのある神社でのサービス
前半の「青空耳かき」はおよそ52分間。
神社にやって来た3人が池の鯉に餌をやったり一緒にハッサクを食べた後耳かきをします。

耳かき以外は脇役みたいな印象を抱くかもしれません。
ですが実際に聴いてみるとそれらの様子を音を使って面白く表現しています。

はこべら「私 というか 普通人(のヒエラルキー)は上のほうですね 圧倒的なプレデターですから」
すずな「ふむ 今日は横文字が多いです」
例えば鯉に餌をやるシーンではバックで「ぽちょん」という水の音が適度に鳴り響き
鯉やお客の様子を見て2人が楽しそうな会話をします。
作品の世界に聴き手を引き込む「掴み」の役割を担う重要なシーンです。

さらに面白いのがその後のハッサクを食べるシーン。
はこべらとすずなが交互に食べさせてくれるのですが
その際に2人の声が一気に近づき、同時に耳のすぐ下あたりでもぐもぐと微かな咀嚼音が鳴ります。
お客が食べてる様子を音だけで主観的に表現しているわけです。

骨格の中にマイクを埋め込んで録音されたらしく
咀嚼音と同時に実際に物を食べてるときのような鈍い振動が伝わってきます。
2人の声の位置や距離も実際の動作にとても近く臨場感があります。
体験版の1分50秒頃に収録されてますので興味のある方は聴いてみてください。
言葉で説明するよりそうしたほうがずっとわかりやすいです。

メインのサービスとなる耳かきはおよそ24分間。
膝枕の状態ではこべらが右耳を、すずなが左耳を担当し
どちらも耳かき棒と綿棒で汚れを取り、仕上げに弱めの風圧で軽く息を吹きかけます。
野外でする耳かきなので内容はかなりシンプルです。

耳かき棒は「ずじっ じょりっ」と乾いた細い音
綿棒は「じりじり ぱちぱち」と幅広く柔らかな音が使われており
前者は耳の壁を優しく撫でるように、後者は軸をゆっくり回転させるように動きます。
音の質感、動きいずれもリアルな方と言えます。

担当する店員によって動きが微妙に変化するのもいいですね。
はこべらは彼女の穏やかな性格を反映するようにゆっくりと長いストロークで
すずなはそれよりもやや速いペースで小刻みに器具を動かします。
使っている器具は同じなんだけど右と左でやや違った感覚が伝わってくると思います。

すずな「本当は篠笛が吹きたかったんですけど 篠笛は 三番目に年上の子が吹くことになってて」
はこべら「篠笛も 小太鼓も いい音色ですよねぇ」
最中の会話はすずなが子供の頃に参加した祭りの話や
彼女が時折口ずさむアイヌの子守唄の話など他愛もないものばかり。
それらに耳かき音や環境音が加わって華やかな印象を受けます。
うるさいのではなく声や音がコンビネーションを取ってる感じです。
あなただけの床屋さん
後半の「Barberすずな」はおよそ40分間。
お店に戻った後、お風呂場の裏手に用意した椅子と洗面台を使って
すずながお客の髪を整えたり洗ったりしてあげます。

サービスの流れは肩叩きに始まり、襟に布を巻いてから霧吹きをかけて髪を濡らし
ハサミを使って全体をバランスよく切り揃え、シャンプーとトリートメントで洗い最後にドライヤーで乾かします。
彼女がメインを務めた前作「【アイヌ系】道草屋 すずな 囲炉裏の音【うたた寝音声】」よりも
さらに本格的なサービスが楽しめます。

シャクシャクという小気味良い金属音が鳴り響くハサミ
「ぷしゅ しゃわしゃわ」と独特な質感が心地いいシャンプー
左右にスライドさせ、耳に当たった時は「ぼぼぼっ」と軽い風圧を感じるドライヤーなど
散髪を構成する効果音も非の打ち所がないほどリアルなものばかり。
前半が2人の会話を中心としていたのに対し、後半は音を前面に押し出しながら進めています。

「最近はいつもここで切ってるんです お店の人のを揃えたり このあたりのおじいちゃん おばあちゃん」
「今年は 花火も見に行きたいです 手で持つのじゃなくて 打ち上げるやつを 遠くからじゃなくて 真下から」

最中のすずなは熱心に髪を切る一方で
散髪の腕や子供の頃のこと、間もなく訪れる夏への抱負などを嬉しそうに話します。
前半に比べるとセリフのボリュームはやや減ってるものの
どこを切っているとかの事務的なことは一切言わず、終始リラックスした様子でお世話します。
彼女がそばにいて、髪を切ってくれている雰囲気が十分に出ています。
春のように暖かい作品
3人が春の日を過ごす様子をそのまま切り取ったような癒しに満ちた作品です。

すずなとはこべらは道草屋に遠路はるばるやって来たお客に満足してもらおうと
敢えて専門店の枠から飛び出す形であれこれお世話します。
前半はお店の近くにある神社でお花見と耳かきを、後半はお店の外に設置した機材で散髪といった具合に
春という過ごしやすい時期を考慮しすべてを屋外で行っています。
そしてその様子を多種多様な環境音を駆使してリアルに表現しています。

専門店でのサービスと言えばお店の中でするのが当たり前ですから
この真逆の発想は実に面白いです。
しかもそれをサービスにちゃんと活かしているのだから尚更素晴らしいです。
道草屋シリーズはお店の周辺一帯を舞台としている風潮がありますし
だからこそこういう思い切ったことをやってみたのだと思います。

前半と後半でサービスをする場所、担当する店員、内容を切り替え
別の方向から癒しを与えてくれている点も実に良いです。
作品名を見ていただければわかるように今回の主役は明らかにすずなです。
でも前半ははこべらをリード兼ちょっかいを出す役に回し、すずなのピュアな部分を引き立てています。
そして後半は1対1の状態で彼女固有のサービスとお話で盛り上げています。

店員を複数人同時に登場させる演出も道草屋シリーズならではですし
サークルさんが聴き手を飽きさせないよう工夫されているのがよくわかります。
聴いてて純粋に面白いから世界に自然と引き込まれ、癒しを感じるのだと思います。

今の季節にぴったりな作品です。
総時間93分に対し800円とコスパも申し分ありません。
以上のことから本作品をサークルさんでは7本目の満点とさせていただきました。

CV:すずな…藤堂れんげさん はこべら…琴香さん
総時間 1:33:02(青空耳かき 52:24 Barberすずな 40:38)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

【温泉&耳かき】道草屋-はこべら-混浴マナー講座【174khzハイレゾ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、上品でちょっぴり意地悪なところもある店員さんが
お風呂とお部屋でそれぞれに心のこもったおもてなしをます。

道草屋シリーズの要とも言えるリアルな効果音・環境音に加えて
今回は大人の女性を意識したサービスややり取りが各所でされており
前半は色気漂うエッチな雰囲気を、後半は秋らしい静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
お姉さんとお風呂で、お部屋で
道草屋の店員「はこべら」に体の洗浄や耳かきをしてもらうお話。

「おや ご入浴中でしたか 失礼しました」
はこべらは上品で落ち着いた声のお姉さん。
丁度お風呂に入っていたお客のもとにやってくると
従業員用のお風呂が壊れている事情を説明し、一緒に入っていいかと聞きます。

本作品はお風呂でお腹や背中、おちんちんのお世話までしてもらう「お風呂」と
部屋に戻ってからお話や耳かきをする「湯上り」の2部構成。
どちらも50分前後と十分な時間を用意し
前者は大人の女性に誘惑され、意地悪されるちょっぴりエッチな気分を
後半は女性が持つ優しさに包まれる癒しの気分を満喫することができます。

通しで聴いてみると雰囲気の大きな違いにきっと驚くでしょうね。
そう感じさせてくれる大きな要因となっているのが様々な効果音。
お風呂に浸かった際に湯船が軽く揺れる音、水鉄砲を飛ばす音
そしてバックで流れ続ける虫の声など多種多様な音がタイミングよく鳴り響きます。

今回は2人がいる場所ごとに環境音が切り替わっているのが聴きどころです。
例えばお風呂場だと締め切ってるからやや控えめで篭っていたのが
上がって縁側で談笑しているシーンに入るとかなり大きく、近くなります。
そして車の音などが一切聞こえてこない自然に満ちた空間が安らぎを与えてくれます。

お相手をしてくれるはこべらの存在も忘れてはいけません。
すずしろやすずなとは違った余裕のある表情を見せながら
ある時は積極的に、またある時にはしっとりとした佇まいで接してくれます。

「肌を火照らせ 濡れた布切れ一枚の男女が こんな近くに 隣り合って」
特に前半はお風呂での混浴シーンなこともあり
すぐ近くに裸同然の女性がいることを強く印象付け
さらにお客が襲いたくなるよう言葉や仕草で誘惑する、なんてこともしてきます。
優れた録音環境のおかげで彼女の近さをリアルに感じることができるでしょう。
お淑やかなんだけど結構大胆なところもある女性ですね。
お風呂でのちょっぴりエッチなお付き合い
前半のお風呂シーンは彼女が体を洗ってくれるサービスがメイン。
「タオルだと肌が荒れるから」と手で直接お腹を洗い始めます。
ちなみにエッチな表現があるのはここだけで後半は完全に非エロです。

手洗いは「わしゃ くしゅ」と泡の弾ける音が使われており
全体的にゆっくりしたペースで上下左右はもちろん、回転させるように動かしていたりと
実際に体を洗っている動きに非常に近い形で効果音が鳴ります。
おそらく実際にマイクを置いて洗いながら録っているのでしょう。
そうとしか思えないほどすべての音がスムーズに流れていきます。

「少し エッチな気もいたしますが 旦那様を 紳士と見込んで」
そして体を洗いながらはこべらがわかりやすいアプローチをしてきます。
後ろからお腹を洗う、つまり体を密着させる体勢を維持しながら
耳を舐めたり男心を揺さぶるセリフを投げかけます。

道草屋は風俗店ではないのでエッチな行為をするには「きっかけ」が必要です。
だから彼女はエッチなセリフを一切言わずに雰囲気でそういう気分にさせようとします。
効果音に絶対の自信を持つサークルさんだからこそできる珍しい演出です。

エッチシーンはおよそ9分間。
プレイは手コキ、耳舐めです。

「視線だけではありませんよ ここをこんなに大きくしては 当然 マナー違反です」
ただ体を洗ってあげているだけなのになぜか勃起しているお客を見て
はこべらはちょっぴり意地悪そうに混浴する際の心得を説明し始めます。

エッチは彼女が彼のおちんちんを一方的に責め続け、射精へと追い込みます。
彼女が明確な開始のセリフを言ったりはしてきません。
ですがマナー講座で女性の前で勃起させながらお風呂に入るのはよくないことを告げ
その直後に今までとは明らかに違う何かを激しく擦る音が鳴り始めます。
彼女の普段の様子とは正反対のパワフルな責めです。

「それに こんなぬるぬるしたものを 湯船に入れてしまうのも 感心いたしませんね」
そしてしごきながら彼女は遠まわしな言葉責めも投げかけてきます。
といっても口調がきつくなったりはしませんので
先生がいたずらっ子に諭しているような優しさを感じます。
マナーを教えることもきちんと果たしながら気持ちよくしてくれている感じです。

このように、シチュと効果音で抜かせる変わったエッチが繰り広げられています。
幻想的な雰囲気漂う上品な耳かき
続く湯上りのシーンは縁側で会話や甘噛みをしながら火照った体を鎮め
それから部屋に移って35分近くに及ぶ丁寧な耳かきと耳揉みを行います。

「夏とは違い 少し クラシックな雰囲気ですね」
お風呂に比べてずっと大きくなった虫の声
そしていつもの上品さを取り戻したはこべらの言葉や態度によって
秋の夜にふさわしい静かでちょっぴり物悲しい雰囲気が漂っています。

最中行われる甘噛みもお風呂とは違い水分控えめ。
ですが極めてクリアで近い声や音が彼女の温もりを感じさせてくれます。
合間に漏れる吐息にほんのり風圧を感じるほどにリアルです。
エロではなく完全に癒しを目的とした甘噛みですね。

その後の耳かきは添い寝した状態で右耳→左耳の順に
耳かき棒、次は洗浄液に浸した綿棒で汚れを取り最後に長めの息吹きをします。
そして右から左に移る間に7分ほど指で耳を揉んでくれます。
他の道草屋シリーズと同じく比較的家庭寄りなサービス内容です。

耳かき棒は「じり ずずっ」と乾いた軽い音
綿棒は「さすさす ぷすぷす」とふんわりした音が使われており
前者は優しくこそぐ感じでゆっくり短く、後者は細かな汚れを落とすようにゆっくり前後に動かします。
声や環境音を妨げないよう集中して鳴らすようなことはせず
要所だけを綺麗にしているかのようにやや散発的な鳴らし方をしているシーンが多いです。

「玄関を出て 道なりに行った先に 少し大きな 神社がございます」
そして最中ははこべらが様々なお話をしてくれます。
内容は近くにあった桜の木とそれを植えた老夫婦のことや
秋の空のことなど他愛も無いものばかり。
セリフの間をできるだけ長く取りながらのんびりと語りかけてくれるおかげで
とても気持ちが落ち着き、ほんのり眠たくなってくる気分がします。

サークルさんによるとセリフや音の間隔を深呼吸のペースに合わせているらしく
それらによって自然な呼吸のリズムを形成し、リラックスを促すよう作られているみたいです。
耳かき中は彼女がかなり頻繁に話すのですが五月蝿さはちっとも感じません。
それは聴き手に合わせてタイミングよく語りかけてくれているからです。

このように、音の質だけでなく間にも注意したきめ細かい耳かきが行われています。
しっとりとした雰囲気の作品
抜きよりも癒しをかなり重視したハイレベルな作品です。

はこべらは3度お店にやってきてくれたお客への感謝の気持ちに
お風呂ではやや脱線する形で性的興奮や快感を
お部屋では行き届いた気配りとテクニックによる正統派の癒しを提供します。
方向性は違いますがどちらも彼をもてなすことを第一に考えています。
そして諸々の行為の様子をリアルな効果音や環境音が彩っています。

「今夜も片耳で やめてしまいましょうか? 半分残しておけば また 来ていただける気がして」
耳かきの際に彼女が時折見せる別れを惜しむ様子も
夏が過ぎ、秋が深まることで感じる侘しさによくマッチしています。
道草屋シリーズはそこまで露骨にこういう表現をしてこないのですが
敢えて入れたということはそういう気分にさせたかったのでしょう。
ちょっぴりしんみりしながら聴き終えられるように作られています。

サービスはどちらかと言えばお風呂シーンの方が色々と面白い要素が詰まっています。
シャワーの音、湯船の揺れる音、お湯が排水口に流れていく音
バックで流れ続ける温泉が湯船に注ぎ込む音など、水に関する様々な音が耳を楽しませてくれます。

対する湯上りは過去作にあったサービスに季節感を持たせたものなので
シリーズを聴き続けている人にとってはやや物足りないかもしれません。
でもそれ以外の人なら間違いなく満足できるクオリティを持っています。

エッチは道草屋の中ではかなり思い切ったサービスをしてくれています。
今まではすべて着衣でのプレイでしたから、それらに比べればエロ度は高めです。
あくまでシリーズ内の話であって一般的なエロボイスに比べたら極めてソフトです。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ語はありません。

秋の夜を過ごす様子をありのままに表現している作品です。
前作「【174khzハイレゾ】道草屋-芹-夏休み【切抜き耳かき】」に比べて
サービスが大人しいことを考慮し条件付きの満点とさせていただきました。

CV:琴香さん
総時間 お風呂…43:51 湯上り…57:56 合計…1:41:41

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


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追記
作品自体の点数は9点。
100分800円とコスパがいいので+1してあります。

2015年10月3日追記
はこべら役が前作の藤村咲樹さんから変わっています。

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