同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

タグ:猫

   ● 【高身長×逆レイプ×甘々ツンハメ】発情保護ネコの主従逆転ムチムチ精液絞り-セラが悪い子なのはご主人のせいだから、えっちで好き好き逆躾け-
   ● 白猫ダウナーを永遠に愛でたくなる最上級の幸せ音声
   ● 猫君達によるささやき催眠
   ● 白猫ダウナーと過ごす甘くて爽やかなえちえちサマーバケーション
   ● 捨て猫ダウナーをとことん愛でたら悶絶するほど幸せになる音声
   ● おかえりごしゅじんさま ~わがまま白猫の場合~
   ● 猫好きによる猫好きのための猫召喚安眠誘導
   ● にゃんこといっしょ




サークル「甘々と毒々」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間と猫の特徴を合わせ持つ女の子が
自分を引き取ってくれた男性と自宅でたっぷりイチャイチャします。

彼女の優しさや想いの強さを込めてやや意地悪なエッチをするのが特徴で
好き放題に振る舞う一方で「叱って欲しい」とおねだりしたり
SEXシーンは激しめのピストンをしながら寸止めや連続射精させます。
大きくなっても甘えん坊な猫
セラ・T・ハニーサックルと自宅で4種類のエッチをするお話。

「セラはこの人についていけばいい?」
セラは素朴で可愛い声の女の子。
自分を引き取りに来た主人公を怯えた表情で威嚇すると
養育園に留まりたいと伝えたうえで園長先生にお別れを言います。

本作品は人間と獣人が共存してる世界で
彼女がご主人様にあたる彼とおよそ120分に渡ってエッチします。
彼女は以前人間からひどいことをされたらしく、最初は彼に対しても良い感情を持ってません。
しかし一緒に暮らすうちに少しずつ心を開き今ではすっかり懐いてます。

「ほら セラのおっぱい 好きに触っていいから ご主人のおっぱいも カリカリーって責めちゃうぞ」
一緒の布団で寝る、あれこれワガママを言う、エッチの時は多少意地悪するなど
引き取られてから5年経ち体が大きくなっても心はまだまだ子供です。
そして彼のことを異性として純粋に愛す一途なところもあります。
エッチメインの作品ですけどキャラも立ってて没入感が得やすいです。

エッチについては彼女が発情期に入ったところから始まるので
タイトル通り主従を逆転させてガンガン責めます。
開始から10分後にはもうSEXが始まりますし、ピストンの速度も速くて野性味を感じます。
さらに乳首責め、寸止め、連続射精といったM向けの要素も盛り込んでます。

彼女は彼が自分に甘すぎて叱ってくれないことを不満に思っており
わざとこういうことをして彼の反応を見てるようです。
愛情を込めた意地悪をしますから冷たさはまったくありません。
SEXは毎回生ハメ&中出しをするなど甘さを感じるシーンも多いです。
激しいけど優しいエッチ
エッチシーンは4パート83分間。
プレイは手コキ?、SEX(騎乗位、正常位)、乳首責め、耳舐め、パイズリ、フェラ、好き好き連呼、キスです。
手コキ、SEX、パイズリの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「ご主人のおちんちんで セラをわからせてみろ」
性欲を抑えられず主人公をベッドに押し倒すと
セラはおちんちんが萎えてるのでひとまずしごいて元気にします。

エッチは一部を除き彼女が責め続けます。
最初の2パート44分間は彼女の性格や2人の仲の良さを描きながら愛し合うシーン。
「02.騎乗位:発情巨大猫にムチムチ膣圧で搾り取られて逆しつけ(約21分)」は騎乗位SEX
「03.窒息ムチムチほーるど騎乗位♪ぱちゅぱちゅ杭打ち寸止め遊び(約23分)」は
耳舐め、騎乗位SEX、乳首責めで1回ずつ射精します。

「ねぇご主人 もう 襲っちゃってもいい?」
彼女は発情期に入っており彼への好感度もMAXなので
前戯をほとんど挟まずいきなり本番へ突入します。
しかし彼を思いやる心も十分に持っており、挿入する前にちゃんと気持ちを確認します。
獣と人間の特徴を合わせ持つキャラなので二面性のあるエッチをします。

しかしSEXが始まると腰をガンガン打ちつけるパワフルな責めを繰り出します。
他のパートも軒並み激しいところに獣人らしさを感じました。
喘ぎ声は吐息と通常の声を組み合わせた感じでオホ声は漏らしません。
彼女視点のセリフも適度に挟んでくるから一体感のあるエッチが味わえます。

02パートと03パートは騎乗位SEXする点において一緒です。
しかし前者が普通に責めるのに対し、後者は寸止めを加えてやや意地悪に振る舞います。
カウントに合わせて寸止めする流れになってますから実際にやってみるといいでしょう。
回数は少なめでM向けと言うほどきついものではありません。

後半の2パート39分間は甘さが強化されてるプレイ。
「04.恩返しパイズリのハズがチンポ我慢イジメで躾けられちゃう(約14分)」はパイズリフェラ
「05.寝起きのラブハメ正常位→終わらない発情騎乗位逆レイプ(約25分)」は
正常位→騎乗位と繋いで3連続射精へ追い込みます。

「セラ ご主人の気持ちよさそうな顔見るの好き」
04パートは日頃お世話になってる彼へ感謝の気持ちを伝える意味合いが強いです。
最初から最後までご奉仕するスタイルを取り
大きなおっぱいで竿をしごきながら舌で亀頭も舐めて幸せな射精をプレゼントします。
最後に少し焦らすところだけは意地悪ですけど、セリフも含めてそれ以外はあまあまです。
2回エッチしたことで多少慣れて労わる余裕が生まれたのだと思います。

「好き好き 中に出して お利口になったセラに ご褒美の中出し ちょうだい」
05パートのSEXも獣より人としての彼女が強く出てます。
今までとは違い敢えて彼に責め手を譲り
ピストンを受け止めながら好き好き連呼をして心もしっかり温めます。
しかし2回戦以降は再び責めにまわって満足するまで搾り取ります。

1回目の「好き」を言うまでに結構時間をかけてるところに初々しさを感じました。
保護施設から引き取られた子は相手のことを「パパ」と呼ぶそうですが
彼女は最初から最後まで「ご主人」を貫きます。
これは彼のことを親ではなく恋人や夫のような存在と認識してるからでしょう。
同じSEXでも性欲の解消を目的にしてた02~03パートとは違う特徴を持ってます。

実際に聴いた感想ですが、可愛くて性欲に従順なセラの存在が最も印象に残りました。
自分のすべてを受け入れてくれる主人公に深い感謝を示しつつ
獣人としての本能を満たすために彼の体を積極的に求めます。

初っ端から生ハメ&中出しSEXする展開にはインパクトがありますし
強引そうに見えてちゃんと気遣ってるところに優しさを感じます。
後半のシーンはご奉仕や受けに回って喜ばせるなど
ワガママに見えて相手のことをとても大事にする魅力的な女性に描かれてます。

「幸せそうなご主人見てたら セラも幸せ」
そして彼女の良さを引き出すためにセリフの表現にも気を配ってます。
思ったことをストレートに伝えることが多いのに加えて
その言い方もシンプルで子供っぽさがあります。

サークルさんがキャラ作りにとても力を入れてて完成度が高いです。
キャラ重視の変わったイチャラブ作品
人間の女性とは違うことを強調しながら愛し合うノーマル~ややM向けの作品です。

セラは自分を引き取り育ててくれた主人公と幸せな日々を過ごそうと
同じベッドで寝たりSEX中心のエッチをして一緒に気持ちよくなります。
そして人の優しさと獣の淫乱さを組み合わせて彼女の魅力を引き立てます。

人間と猫の特徴を合わせ持つ女の子と自宅でひたすらエッチするシチュ
優しい言葉をかけながら激しくて意地悪な責めをする二面性を持たせたエッチ
4パート中3パートをSEXシーンにしてそれぞれに違いを持たせる割と尖った構成。
獣人という特殊な存在をできるだけ活かす形で作品を組み立ててます。

中でもエッチは近頃よく見るオホ声を一切入れてないのが意外でした。
吐息と喘ぎ声を半々くらい漏らすのが基本で、責め方に応じて割合が多少変わります。
これのおかげでエロいんだけど下品じゃないプレイになってて
彼女が己の性欲を満たすためだけに彼を責めてるのではないことが伝わってきます。
女性上位でも彼を気遣いながら進めるので十分な甘さがあります。

射精シーンは6回。
くちゅ音多め、淫語と喘ぎ声それなり、ちゅぱ音そこそこです。

キャラ重視のイチャラブ作品が好きな人には特におすすめします。

CV:餅梨あむさん
総時間 2:06:54(本編…2:02:08 フリートーク…4:46)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2023年3月17日まで30%OFFの1078円で販売されてます。



サークル「アンスリウム」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間と猫の特徴を合わせ持つ一途な女の子が
ご主人様にあたる男性とエッチや耳かきをして幸せなひと時を過ごします。

リアルで優しい音を多めに鳴らしながらストレートに愛情を注ぐあまあまな作りが魅力で
「大好き」などのセリフをガンガン行って気持ちを伝えたり
エッチの時はキス、フェラ、耳舐めといった口を使うプレイを多めにやって一体感を出します。
過去作にはなかったSEXも登場するなど、2人の関係がさらに前進する様子も描かれてます。
素朴で甘えん坊な白猫と
自宅でコユキがエッチや耳かきをするお話。

「ご主人 好き ふーっ ふっ ふー」
コユキは素朴で可愛い声の女の子。
ある日の朝、寝ている主人公の右手に寄り添うと
「好き」と何度も言ったりソフトに耳を舐めて優しく起こそうとします。

本作品は「捨て猫ダウナーをとことん愛でたら悶絶するほど幸せになる音声
白猫ダウナーと過ごす甘くて爽やかなえちえちサマーバケーション」に続く人気シリーズ第3弾。
元捨て猫で今は彼と幸せな日々を送ってる彼女が
およそ120分に渡る癒しとエッチなサービスでより親密な関係になります。
シリーズものなので自己紹介や前置きはほぼ省略し、音声開始から30秒後には早速耳舐めや息吹きを始めます。

サークルさんは「本作が初めてでもお楽しみいただけます♪」とおっしゃられてますけど
私は過去作を事前に聴いておいたほうがずっと楽しめると思います。

「あっ そうだ お山さんよりも おっきく好き」
最大の魅力は彼女のキャラ。
猫らしく可愛らしい言い回しで彼に惜しみない愛情を注ぎます。
セリフの表現をものすごくストレートにして純朴な性格を表現し
さらに非エロ、エロいずれも一生懸命尽くして精一杯の恩返しをします。

昔は不幸だったけど彼のおかげで幸せになれた経緯があるため
恋人よりも家族のような強い絆を感じます。
彼もお返しに頭を撫でたり体を優しく責めてその気持ちに応えます。
最初から最後までイチャラブ全開で進むため聴けば聴くほど胸のあたりがぽかぽかします。

サービスについては過去作にも出てきた耳舐めやフェラに加え
物語の終盤にSEXシーンを用意して2人の関係をさらに前進させます。
彼女は別にしていいと思ってるのですが、彼は彼女が痛い思いをするんじゃないかと心配しており
その結果3作目でようやく結ばれる形になってます。

いきなりSEXするのではなく、事前のパートで少しずつその準備を進めていくおかげで
突入した時は「あぁ 良かったなぁ」という満足感や幸福感が湧いてきます。
エッチの総時間が前作の倍以上もあったりと、以前よりエロ重視の構成に切り替えてます。
その代わり全体的にまったり責めて緩さや温かさを持たせます。
一歩ずつ前進するエッチ
エッチシーンは5パート67分間。
プレイはキス、フェラ、体をいじり合う、耳舐め、指を使った耳責め、手コキ、SEX(正常位)です。
耳責め、手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「大きくなってる ご主人のおちんちん ぱくってしたら 起きてくれるかな」
耳をソフトに責めてる最中、主人公のおちんちんが勃起してることに気づいたコユキは
そのままフェラして彼を気持ちよく起こそうとします。

エッチはシーンによって責め手が入れ替わります。
最初の4パート47分間は本番に向けた準備をするシーン。
「02_激あまフェラ(約10分)」はフェラ、「03_癒しのあまあまスキンシップ(約12分)」は体の触りっこ
「04_振動感じる激圧耳奥舐め(約16分)」は耳舐め
「05_吐息たっぷり大人のキス(約9分)」は吐息交じりの熱いキスをします。

彼女は彼と既に何度もエッチしてるので序盤から積極的に動きます。
口を使うプレイの時はセリフを必要最低限まで削ってちゅぱ音を多めに鳴らし
フェラ、耳舐め、キスで舐める位置や舐め方を変えてたっぷりご奉仕します。

そしてそれ以外の時はセリフを多めにして彼女の魅力や可愛さを引き出します。

ASMR寄りなんだけどキャラを立ててるあたりが人気の秘密なのかなと。
舐め重視なのも彼女が猫の属性を持ってるからだと思います。
キャラに合わせて露骨に下品な音は出さず、実際にされてる気分が味わえるよう丁寧に行います。

「そんな お胸つんつんとか…ひゃっ」
03パートは彼女の反応が初々しいです。
頭を撫でられたり乳首をいじられると嬉しそうな声を漏らしますし
逆に責めるときは耳を多めにやってリアルな音を鳴らします。
彼女は元々甘えん坊な性格ですから、こうやって甘えるシーンも挟んで和やかに進めます。

本作品の山場となるのは「07_コユキと中出し初セックス(約20分)」。
お互いの心と体を十分温めたところでいよいよ生ハメ&中出しSEXに挑みます。

「ご主人のおちんちん 一緒にぐちょぐちょに 私のと一緒に」
前半は軽い乳首責めと手コキでお互いの性器をぐちょぐちょにし
それから挿入に移って標準くらいの速度でピストンする愛情たっぷりなプレイです。
ここは彼女の心情や反応を一際厚く描いてますから
彼女が大好きな人とひとつになれた幸福感に浸ってるのがよくわかります。


ピストン音が意外と速いのはエロさを出したかったのかもしれません。
喘ぎ声も彼女らしい可愛いものになってます。
プレイ中はピストン音、吐息、喘ぎ声だけにして事後にのんびり話してました。

最初のフェラでも射精シーンはありますけど、やはりここが一番の抜きどころだと思います。
他よりも時間が長めで、エロさもあり、これまで積み重ねてきた背景があります。
純粋なエロさとシチュを組み合わせて抜かせる感じですね。
相思相愛の男女が最後の一線を越える展開もものすごく甘いです。

このように、2人が本当の意味で大人の関係になる様子を描いた純愛系のエッチが繰り広げられてます。
心温まる作品
小動物的な可愛さを持つ女の子に愛されまくるノーマル向けの作品です。

コユキは自分を大事にしてくれる主人公に少しでも恩返ししようと
彼をびっくりさせないレベルで耳に悪戯したり、おちんちんが勃起した後はフェラですっきりさせます。
そして起床後は比較的ソフトなプレイを経由してからSEXに進んで親密度をさらに高めます。

素朴で一途な白猫の女の子が大好きな人と自宅でイチャイチャする幸せいっぱいなシチュ
サービス中はセリフよりも音の比重を高くして静かにまったり責める穏やかなエッチ
その合間にストレートな愛の言葉を投げかける彼女の飾らないキャラ。
過去2作の良いところ継承しつつ物語をさらに前進させてます。

私はこのシリーズを全部聴いてるのでコユキの変化と成長が最も印象に残りました。
拾われた当時は彼に感謝してるけどなかなか表に出せない不器用なキャラだったのが
愛情をたっぷりもらって素直になり、今度はそれを返そうとする姿勢を見せます。
今作も処女だからSEXは彼がリードしてますけど、それ以外は彼女が主導権を握ることが多いです。

「ぞり ぞり しゅっ しゅっ かいかい お耳かいかい」
SEXの後から始まる耳かきもその一環です。
耳かき棒と尻尾を使い分けて左右をじっくり綺麗にしながら
「かいかい」などの擬声語を漏らしてほのぼのした空気を作ります。
効果音もリアルで優しいものが多く、SEXで熱くなった心と体をゆっくり鎮めてくれます。

本作品単体でも十分優れてると思います。
ですがこのシリーズに限って言えば過去作との関連性も重要になります。
そんなわけで過去作(最低でも1作目だけ)を聴いてる人には10点
今作から入る人なら8~9点、というのが私なりの評価です。


射精シーンは3回。
ちゅぱ音それなり、淫語・くちゅ音・喘ぎ声そこそこです。

以上を踏まえて条件付きではありますが、サークルさんでは初の満点とさせていただきました。
女性の愛や優しさに飢えてる人には特におすすめします。

CV:御崎ひよりさん
総時間 2:14:20(本編…1:59:06 フリートーク…15:14)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
2021年11月19日まで20%OFFの968円で販売されてます。



サークル「Dose and Dreams」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、人間と猫の特徴を合わせ持つ2人のお兄さんが
連携の取れた催眠と変わったエッチで心地よさと快感をプレゼントします。

双子形式で誘導しながらやや意地悪なエッチをするのが特徴で
催眠は役割分担したり左右から暗示を同時に入れてスムーズに落とし
エッチは耳や乳首といった性器以外の部位を重点的に責めてじっくり追い込みます。
2人の猫君と気持ちいい世界へ
猫君達に催眠をかけられ焦らされたり連続絶頂するお話。

「いらっしゃい ようこそ」
猫君はやや声質の違うどちらも穏やかな声のお兄さん。
主人公に挨拶しここがどこか教えると
今日頑張ったことを褒めたり頭を撫でて甘やかします。

本作品は優しくてちょっぴり意地悪なところもある彼らが
およそ120分に渡って催眠をかけたりややM~M向けのエッチをします。
挿し絵のように物語の冒頭から左右に陣取り個別に、あるいは同時に語りかけてきます。
作中でどっちの声がどちらかの説明が特にされてないので右、左と位置で2人を呼び分けます。

左「とろーってとろけちゃうね」
右「ふわーって 心地いいね」
しゃべるペースは1人の時とほぼ一緒ですが、特定のセリフを重ねて言ったり
2人が手分けして別のことを同時にするシーンが何度も出てきます。
サークルさんの過去作「双子君による煽りとオネダリ」と似たスタイルですね。
時間に対する暗示量が多いおかげで催眠特有の心地よさを強めに味わえます。

エッチについては股間を責めるシーンを終盤だけに留めて
それ以外は耳と乳首を焦らし気味に責め続けます。
寸止めや連続絶頂といったやや意地悪な行為を中心としてるので
多少なりともM性を持ってる人のほうが無理なく聴けるし楽しめます。
彼らの態度は引き続き穏やかですから雰囲気は割と甘いです。

股間は自分で一切いじりませんけど乳首はがっつりオナニーできます。
ちゅぱ音や吐息といった純粋なエロ要素もそれなりにあってプレイが濃く感じました。
短くまとまってる催眠
催眠は2パート17分間。
楽な姿勢で目を瞑り、まずは深呼吸と体の脱力で心身をリラックスさせます。

左「そう、意識を向けながら 力が抜けるのを感じる」
右「言葉に釣られ 抜けていく」
そして猫君達は早速双子形式の持ち味を活かした誘導をします。
深呼吸は合図を出す役と暗示を入れる役を分担してスムーズに行い
脱力も「力が抜ける」「心地いい」といった言葉をテンポよく投げかけます。

月村望さんのぼんやりした声やのんびりした口調も相まって
比較的早い段階から意識のぼやけと眠気が襲ってきました。
シナリオと声を両方できるサークルさんは作品の魅力を極限まで引き出せるので軒並み質が高いです。

次の「02もっと深いところに(約9分)」でするのは深化。
脱力と深化の暗示を組み合わせて催眠状態をさらに深めます。

「するりと さっきよりも すーっと 沈んでいく」
催眠、エッチいずれも擬声語を多めに盛り込んで語りかけてくるのが良いですね。
セリフに柔らかさを与えるのと同時に感覚を直感で伝えます。
パートの後半からはカウントを数えながら追い込み暗示を小まめに入れるなど
より多くの聴き手が催眠の世界に入れるよう丁寧に働きかけてました。
個性は双子形式で十分出せてますから、技法はこういう手堅いものを使うのが正解だと思います。

前半はリラックスと脱力、後半は深化をメインに行う入りやすい催眠です。
聴き手を猫君達がいる世界に馴染ませることを目的に
深呼吸から入って脱力、カウントを交えた深化とほぼ一直線に進めます。

双子形式を採用してるおかげで声の途切れる時間がほとんどなく
それほど長くないのにかなり深いところまで入れて心地よかったです。
男の私がこうだったくらいですから、女性ならもっと気持ちよくなれるんじゃないでしょうか。
催眠誘導が短くなればそれだけエッチに時間を割くことができます。
耳&乳首重視の落差を持たせたエッチ
エッチシーンは6パート85分間。
プレイは耳舐め、乳首オナニー、乳首舐め、尻尾責め、〇〇です。

乳首オナニー、尻尾責め、〇〇の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありです。

右「お耳に キス しちゃおうね」
催眠を使って主人公を心地いい世界に招待した猫君達は
耳に優しくキスしながら感度が上がる暗示を入れて普段よりも敏感にします。

エッチは終始彼らが責め続けます。
最初の2パート24分は準備にあたるプレイ。
「03もっと近くに(約8分)」は左右からソフトな耳キスをしながら
「04猫ちゃんになろうね(約16分)」は耳舐めと猫になるイメージを組み合わせて興奮させます。

左「どんどん弱い刺激にも 敏感に反応していく」
このシーンは本当に耳だけ責めますから純粋なエロさは低めです。
しかし感度を上げたり気持ち良くする暗示が多く
後のパートをより楽しみやすくするための重要な役割を果たします。
耳キスや耳舐めを小まめにするのも催眠音声では珍しいなと。

猫のイメージは本物の猫になるというよりは
人間とは別の生き物になりきって心を開放するようなアプローチをしてました。
彼らがいる場所は現実世界と違うようですし
それに相応しい自分になりきって快感に没頭できるようにします。

3番目の「05なんども、かりかり(約23分)」以降はいよいよ本格的な責めが始まります。
「かりかり」の掛け声に合わせて乳首をいじって絶頂を我慢し
「06くりかえし、くりかえし(約19分)」は連続絶頂に持っていきます。
そして「07唾液としっぽ(約10分)」と「08奥に、なんども(約9分)」は
彼らの尻尾を使った独特なプレイが登場します。

05と06はほぼ正反対の要素を繋げて落差を大きくしてます。
乳首をゆっくりペースでいじり続けてカウントまで数えるのに絶頂だけは許しません。
そして長めに焦らした後は10回連続の絶頂へ追い込む割とハードな展開になってます。
軽めの言葉責めもしたりと、2人が普段よりもやや意地悪に振る舞ってました。

07と08はテーマの猫らしさを出すために入れたのでしょう。
前者はお腹、腰、太もものあたりに巻き付けて今度は股間の感度を上げ
後者はパート名から連想されるプレイをしてスッキリさせます。
両方とも催眠音声では初めて見かけるプレイで個性的でした。

このように、序盤中盤終盤で違うプレイや責め方をする充実したエッチが繰り広げられてます。
優しく弄んでくれる作品
催眠、エッチいずれも明確な個性を持つ作品です。

猫君達は日頃頑張ってる主人公に気持ちいいご褒美をあげようと
まずは双子形式を活かした比較的短い催眠でサクッと落とします。
そしてエッチは耳舐めを交えた感度上昇、乳首オナニーによる焦らし&連続絶頂
尻尾を使った2種類のプレイとシーンごとに違う特徴を持ったプレイをします。

穏やかでちょっぴり意地悪なお兄さん達が催眠をかけてからややM~M向けのエッチをするシチュ
2人が協力してリラックスや深化を応援する洗練された催眠
責めるターゲットを耳と乳首重視にしたうえで
焦らし、寸止め、連続絶頂といった行為を順に行う割とアブノーマルなエッチ。
催眠をしっかりこなし、エッチは攻める姿勢で作品を組み立ててます。

中でもエッチは男性向けでも普通にやりそうな内容で驚きました。
主人公を喜ばせるためにやってるので愛情表現なのは間違いないですけど
Mな人のほうが向いてる要素を色々取り揃えてます。
言葉責めはほとんどやらず暗示、ちゅぱ音、効果音を使って盛り上げてました。

あとは催眠がとてもかかりやすかったです。
女性向けで双子形式を取り入れてる作品自体が少ないですし
個性と品質を兼ね備えてる本作品は貴重なのではないかなと。

絶頂シーンは13回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

CV:月村望さん
総時間 2:05:22(本編…1:59:03 フリートーク…6:19)


体験版はこちらにあります



サークル「アンスリウム」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間と猫の特徴を合わせ持つ純朴な女の子が
初めて出かけた海で大好きな人とたっぷりイチャイチャします。

キャラを引き立てながらリアルな音を鳴らすのが特徴で
「かいかい」「ふきふき」といった擬声語と愛の言葉を多めに盛り込んで彼女らしさを表現し
夏に関する効果音や環境音もたくさん鳴らして癒しと没入感を与えます。
エッチもしますが非エロ重視の構成なのでそこだけご注意ください。
夏の海を2人で満喫
コユキが海辺で癒しとエッチなご奉仕をするお話。

「これが…海 あぁ これが、波」
コユキは素朴で可愛い声の女の子。
とある夏の日、主人公と生まれて初めて海にやって来ると
打ち寄せる波に驚いて思わず彼に抱きつきます。

本作品はサークルさんの代表作「捨て猫ダウナーをとことん愛でたら悶絶するほど幸せになる音声」の続編。
前作で彼に拾われ色々あった末に仲良くなった彼女が
今まで見たことのなかった海へ出かけておよそ100分に渡りのんびり過ごします。
非エロ62分、エロ32分と前者の割合を高めに設定し
耳かき、マッサージ、添い寝といったサービスをひとつずつ繰り出して癒します。

「私 海に入れなくてもいいです 波の音を聞きながら こうしてご主人に ぎゅーってくっついてるだけで幸せです」
前作では彼が臆病な彼女の心を開いていく過程を中心に描いてましたが
今作はその後のお話ということで序盤から全力でイチャイチャします。
何かあるたびに彼に抱きついて甘えますし、セリフも「好き」「幸せ」といった甘いものばかりです。

自分の気持ちをストレートに伝えるシーンが非常に多く
彼に一生懸命尽くす姿勢も相まって聴けば聴くほど心が穏やかになります。
小動物のような可愛さとでも言いましょうか、純真な女性に描かれてました。
サービス中に幸せそうな表情をよく見せるので彼女も楽しんでるのがよくわかります。

もうひとつの魅力は最中に鳴る音。
舞台が夏の海ということで夏らしさを感じる音がいくつも出てきます。
全編を通じて波の音がバックで流れますし、ラムネを開けて飲むシーンも音を使ってリアルに表現します。
また耳かき中に炭酸を使う時はシュワシュワパチパチした音を耳元で鳴らして爽快感を与えます。
音の品質も高く、これらを聴いてるだけでもかなりの癒しが得られます。

キャラ重視の作品ですけどASMR成分も強めです。
耳かき、耳舐め、マッサージをする時はセリフが一気に減って音を聴きやすくしてます。
そして音と彼女の吐息を組み合わせてお世話されてる雰囲気を出します。
ストーリー性はほとんどないので、2人が仲良しなことさえ理解してれば前作未視聴でも問題なく聴けます。

一途でピュアな女の子と海辺でイチャイチャする展開と夏を感じるリアルな音の数々。
キャラと音に同じくらい力を入れてるあまあまラブラブな作品です。
音と会話で癒すサービス
10分程度の前置きを挟んだ後から始まる4パート51分間は非エロのサービス。
「02_ラムネ。時々ちゅぅ」は主人公が持ってきたラムネやチョコレートを食べ
「03_炭酸と耳かき」はそのお返しに彼女が耳かきします。
そして「04_しゅわしゅわ耳舐め」は炭酸水を口に含みながらする耳舐め
「05_ぬっちょりオイルマッサージ」は全身のオイルマッサージとより踏み込んだものに移ります。

02パートはサービスよりも雰囲気作りの色合いが強い内容で
本作品のふたつの特徴がわかりやすく表現されてます。
ラムネの栓を開ける時は「ぽんっ シュワー」という爽やかな音が鳴り
ビー玉がビンに当たる音、彼女がラムネを飲む音など色んな音が登場します。

「その シュワシュワがすごくて 一気には飲めないんですけど ちょこちょこと ごくん ごくんって少しずつ飲むのが とっても えへへ 美味しいです」
最中の会話もほのぼのしたものばかり。
擬声語を適度に挟みながら素直な気持ちを伝えて彼に愛情を注ぎます。
彼女は「前作よりも大人になった」と言ってますがまだまだ子供のようです。
冒頭で恐る恐る海へ入るシーンもあったりと、彼女の無邪気さや可愛さを前面に押し出してます。

03~05パートは音が活躍します。
耳かきは右耳→左耳の順に(たぶん)耳かき棒でお掃除し
同時に炭酸水を湿らせたタオルを膝に敷いてシュワシュワ音を楽しんでもらいます。
「ぞすぞす」という乾いてて平べったい音が使われており
ゆっくりペースで奥から手前へ掻き出すシンプルで優しい耳かきです。

「かいかい かいかい お耳かいかい」
そしてここからはセリフの量が一気に減って音だけが流れ続けます。
波の音、耳かき音、炭酸音、彼女の吐息が違和感なく共存してて穏やかでした。
耳かきのペースを緩くしたのは他の音を聴きやすくするためなのでしょう。
質感と動きも良くて癒しはもちろん、安眠のお供にも役立ちます。
時折入る実況で彼女が「かきかき」ではなく「かいかい」と言うのも可愛いです。

04の耳舐めはR-15と18を組み合わせたようなちゅぱ音を鳴らします。
最初は水分低めのコリコリした音だったのが
少し経つと彼女が炭酸水を口に含むため水気が一気に上がります。
耳かきと耳舐めに炭酸を盛り込んでるのは夏らしさを演出するためでしょうね。
音に個性と変化をつける効果もあるので良い発想だと思います。

この中で最も印象に残ったのが05パート。
首の後ろ→両腕→お尻→太ももと上から下へ流す感じにマッサージするのですが
部位によって動き方を小まめに変える凝ったマッサージをします。

例えば首の時は普通に撫でたり揉む動きをしてたのが
腕に移ると手のひらでぺしぺしするような音に変わります。
さらに手を組んでとんとんする音といった具合に、できるだけ音と動きが被らないように進めます。
途中でオイルを継ぎ足す動作を数回挟んであるのもリアルだなと。
愛を込めて責めるエッチ
エッチシーンは3パート32分間。
プレイは手コキ、お腹コキ、お掃除フェラです。
手コキ、お腹コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「では エッチな意味で 今度は いっぱい気持ちよくしちゃいます」
マッサージの途中でおちんちんが勃起してることに気づいたコユキは
それを済ませた後、今度はエッチなマッサージを始めます。

エッチはどのパートも彼女が責め続けます。
最初の2パート24分間はコキ系のプレイ。
「06_ぬっちょり好き好きオイル手コキ(約11分)」は手コキ
「07_ぬちょぬちょお腹コキ(約13分)」はお腹を擦りつけて1回ずつ射精させます。

「一緒にいるだけで 幸せで 大好きって 心から思えるのに エッチなことしても 大好きって気持ちが 溢れてくるんです」
エッチが始まった後も彼女の態度はまったく変わりません。
「好き」「幸せ」などの愛の言葉を投げかけながら
後になるほどしごくペースを上げて無理なく射精に導きます。
前作で既にエッチしてるからどれもスムーズに責めてました。

またプレイ中は基本的に囁き声で語りかけます。
吐息は結構熱っぽいですけどエロさをやや抑えてる印象を受けました。
本作品は癒しの色が強い内容なのでそれに合わせたのかもしれません。
実際に聴く時は2パートで1回抜く形になると思います。

また最後の「08_イチャイチャスキンシップ・お掃除フェラ(約8分)」は
後戯と言いますか、射精の余韻に浸りながら彼女にソフトなお世話をしてもらいます。
ウェットティッシュで体を拭いてから軽くお掃除フェラする流れで射精シーンはありません。
事後に長めの時間を取ってるところにも癒し重視の傾向が窺えます。

このように、比較的ソフトなご奉仕をするイチャラブ系のエッチが繰り広げられてます。
キャラと音のバランスがいい作品
コユキと一緒にいる雰囲気を出しながらとことんお世話する純愛系作品です。

コユキは捨て猫だった自分を拾い大事に育ててくれた主人公とより仲良くなろうと
旅行先の海で寛いだり耳かきやマッサージをして幸せな時間を過ごします。
そして彼が勃起した後は自分からエッチを志願して手やお腹で気持ちよくします。

一途で純真な女の子と海で2人きりのバカンスを楽しむノーマル向けのシチュ
エロよりも非エロの時間を長く割き、リアルな音を組み合わせてお届けする癒し重視の作り。
前作の特徴を受け継いだうえでさらにパワーアップさせる感じに仕上げてます。

ここまで読んだ人はエロが弱いと感じるかもしれません。
でも前作が約17分だったことを考えれば32分は頑張ってると言えます。
シリーズ作品で構成を大幅に変えるのは難しいでしょうから
この調子で少しずつエロを強化していけばよりバランスが良くなるんじゃないかと思います。
聴いた感じではまだお話が続きそうな空気が漂ってました。

あとは音がどれも良くてかなり癒されます。
バックで流れ続ける波の音だけでも十分なパワーがありますし
ラムネの音、耳かき音、マッサージ音も優しくて耳に心地いいです。
彼女が話す時とそうでない時をはっきり分けてるのも良い方向に影響してます。
癒されながら抜くタイプの作品として完成度は高いと思います。

射精シーンは2回。
くちゅ音と吐息それなり、ちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

可愛い女の子に甘えられたい人、尽くされたい人には特におすすめします。

CV:御崎ひよりさん
総時間 2:08:40(本編…1:44:56 フリートーク…23:44)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年11月15日まで20%OFFの968円で販売されてます。
前作も11月15日まで20%OFFの880円で販売されてます。



サークル「アンスリウム」さんの同人音声作品。
今年11月に処女作を出されたばかりの新しいサークルさんです。

今回紹介する作品は、元捨て猫で現在は主人公と一緒に暮らしてる女の子が
耳かき、耳舐め、エッチをしながら幸せいっぱいな日々を送ります。

全編をふたつのシーンに分けて彼女の変化を描いたキャラ重視の作りになっており
前半は彼の優しさを感じつつもどう接していいか戸惑う姿を見せてたのが
後半に入ると自分の気持ちを素直に伝え、積極的にご奉仕して惜しみない愛情を注ぎます。
開始後はセリフが一気に減るASMR系のサービスをするのもポイントです。
可愛い猫との幸せな日々
コユキとイチャイチャしたりご奉仕されるお話。

「うーん にゃぁ いいの 放っておいてください」
コユキは素朴で可愛い声の女の子。
とある雨の日、路地裏にいたところを主人公に発見されると
彼に抱きしめられて安心した表情を見せます。

本作品は何らかの事情で飼い主に捨てられ辛い思いをしてた彼女が
彼と偶然出会いその家族になる様子を90分程度に渡ってお届けします。
前半は2人が同居し始めた頃、後半はしばらく経った後と大きくふたつのシーンに分け
それぞれで彼女が随分違った姿を見せてくれます。

「い、いきなり撫でられると びっくりします でも 嫌いじゃないです」
拾われた直後は彼に優しくされると戸惑う仕草を見せ
場合によってはソファーの下に隠れる臆病な態度を取ります。
しかし彼のことを知るにつれて少しずつ心を開き
最後のほうになるとエッチな事も含めたご奉仕を積極的にやります。

シーンが変わったらいきなりデレるのではなく、その前にもデレる兆候が見られます。
彼女の話によると拾われる前は結構意地悪されたそうですし
人を信じる気持ちになるのにある程度の時間が必要だったのだと思います。
そして前半でそういう背景を描くからこそ、後半に見せる彼女の幸せな表情がより輝いてます。

前半と後半で敢えて同じサービスをするのも彼女の魅力を引き出す効果的な演出です。
02と06はスキンシップ、03と07は耳かき、04と08は耳舐めを行い
デレる前と後で彼女がどのように変わったかをわかりやすく表現します。

耳かきや耳舐めはセリフよりも音の量をずっと多くしたASMR系の内容になってますが
それでも彼女の態度や最中に鳴る音に成長の跡が見られます。
彼が無理矢理やらせることはありませんから、感謝の気持ちを伝える手段と考えるのが妥当です。

可愛い女の子と過ごす様子をふたつの視点で描く展開とサービスの構成。
キャラの魅力と一体感を最大限に引き出したあまあまラブラブな作品です。
素朴で温かいサービス
コユキが主人公に拾われた後に始まる3パート39分間はデレる前のお話。
「02_根気よくスキンシップ」は彼が差し出した飲み物を飲んだり体を撫でられ
「03_感謝の耳かき」と「04_甘噛み・耳舐め」はそのお返しに耳かきと耳の甘噛みをします。

「ありがとうございます いつも ありがとうです」
この時点の彼女は彼に対しても警戒する姿勢を見せますが
優しくしてもらったらお礼を言う義理堅いところも持ってます。
こういう経験をしたのが初めてで、どう対応すればいいのかわからないのかもしれません。
ダウナーキャラとなってますが暗い部分は特になく序盤から雰囲気は穏やかです。

そんな彼女の気持ちがよく表れてるのが耳かきパート(約20分)。
真剣な顔で自分の耳を掃除してる彼を不思議に思った彼女が代わりにやりたいと言いだします。

「いっぱい綺麗にしてもらったから 私も綺麗にしてあげたい」
「かいかい かいかい 痒いの痒いのとんでけー」

雨ですっかり汚れた自分を嫌がるどころか強く抱きしめ
さらに家まで連れて行って住まわせてくれたことに彼女は深く感謝してます。
だから事前にいっぱい撫でてくれた恩も含めて返そうと一生懸命取り組みます。
「かきかき」を「かいかい」と言ってるのも子猫らしくて可愛いです。

耳かき自体は膝枕の体勢で右耳→左耳の順にお掃除し
最後にどちらも6回くらい息を吹きかけるシンプルな内容。
「くしゅっ」という若干粗さのある音を耳の壁をなぞるように動かします。
開始と同時にセリフが一気に減って効果音と彼女の吐息だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きました。
生まれて初めてやるからでしょうけど本当に黙々と手を動かします。

「こうかな? くすぐったいですか? もうちょっと優しく…」
その後から始まる甘噛みに関しては耳舐めとの違いが出るように
かぷっと優しく噛んで口を離すのを繰り返す感じにやってました。
不慣れなりに考えながらお世話する姿が愛らしく
最後に唾液で濡れた耳をティッシュで拭いてあげるところも思いやりに満ちてます。
私個人はこの前半部分だけでも十分幸せなお話だと思ってます。
素直になったコユキと
続く3パート31分間はしばらく経った後のお話。
雪が降る中、偶然通りがかった路地裏で2人が会話するところから始まり
「06_デレデレスキンシップ」はコユキがおねだりする形で体を撫でてもらい
「07_デレデレ耳かき」はその余韻に浸りながら耳かきします。

「雪 綺麗ですね 寒くないです だって…手、繋いでますから」
主人公が愛情を注ぎ続けたおかげで彼女の冷えた心もすっかり温まり
今では外に出るときは必ず手を繋ぐほどのイチャラブな関係になってます。
自分にとって辛い場所であるはずの路地裏に対しても前向きな考え方ができるようになるなど
以前よりも成長した姿を見せて前半との違いをはっきり打ち出してます。
後半部分は隅から隅まであまあまですから、聴いてて自然と頬が緩む人が結構いると思います。

その部分は耳かきにも表れてます。
やることは左耳→右耳の順に耳かき棒でお掃除するシンプルなものですが(音もほぼ一緒)
仕上げの息吹きの回数を倍くらいまで増やしたり、最中に「好き」と何度も言って前半との違いを出してます。
あと気のせいかもしれませんけど動かすペースが若干落ちてました。

本作品唯一のエッチシーンは「08_デレデレ耳舐め・フェラ」(約17分)。
プレイは耳舐め、フェラです。
服を脱がす際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「ご主人 お耳舐め舐め させてくだーさいっ」
丁寧な耳かきで主人公の両耳を綺麗にしたコユキは
今度は自分の舌を使って耳とおちんちんをスッキリさせます。

エッチな彼女が猫なことを踏まえて舐めるプレイに特化してます。
内容は最初の10分間を耳舐めに費やし、残りの時間はフェラに専念します。
そして耳舐め、フェラいずれも音をパワフルかつ下品にしてエロさを出してます。

例えば耳舐めは前半の甘噛みとの違いを鮮明にするために
最初からむしゃぶりついて舌を耳の内側へぐりぐりさせる感じに責めます。
音の途切れる間隔が一気に減ってますし、以前より随分慣れてる印象を受けました。

続くフェラは射精に直結するプレイということで
「じゅびびっ」というやや泡立ったいやらしい音をガンガン鳴らしてくれます。
今までがまったりしてたからこそ、彼女の積極的な姿に少し驚くかもしれませんね。
フィニッシュはきちんと口で受け止め飲み干してくれますし
彼のすべてを愛そうとする彼女の気持ちが強く表れてます。

元々癒しメインの作品ですからここだけで抜けるかと言われればさすがに首を捻ります。
でも前半でやった甘噛みよりもずっと進んだことをやってるのも事実です。
エロさよりも彼女の成長を描くことを重視してるエッチだなと。

このように、色んな出来事を通じて愛情を深めていく幸せいっぱいなサービスが繰り広げられてます。
キャラが魅力の作品
コユキが救われ幸せになる様子に癒される作品です。

主人公は路地裏で寂しい思いをしてたコユキを見つけるとすぐさま抱きしめ
体を温めながら家へ連れて行き思う存分甘やかします。
そして彼女も最初は戸惑ってましたが次第に彼を信頼するようになり
後半に入ると愛の言葉を投げかけたり一生懸命尽くしてその気持ちに応えます。

不幸だった女の子をとことん愛でて幸せにする甘さ満点のシチュ
前半と後半で彼女が随分違う姿を見せるキャラを活かした作り
言葉よりも音を使って彼女にお世話されてる雰囲気を出すASMR色の強いサービス。
多くの人が癒しを感じる要素をいくつも盛り込みひとつの作品に仕上げてます。

「大好き 毎日が幸せです」
中でも2番目はデレる前と後に分けて彼女の心情をわかりやすく描写してます。
前半は途切れ途切れに話してたのが
後半に入ると普通にしゃべるようになるところにも気持ちの変化が見られます。
ツンデレではなく不器用キャラと表現するのが妥当でしょう。

エッチについてはおまけと言っていいくらいの位置づけです。
プレイ構成はこれで良いと思いますけど、できればもうちょっとボリュームが欲しかったです。
全体を通じて作りが丁寧で今後のご活躍が大いに期待できるサークルさんです。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音多め、淫語と喘ぎ声はありません。

CV:御崎ひよりさん
総時間 1:54:23(本編…1:37:28 フリートーク…16:55)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2019年12月27日まで20%OFFの880円で販売されてます。

おかえりごしゅじんさま ~わがまま白猫の場合~

サークル「熊猫カフェ」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、声はツンツンしてるけど心は優しいペットが
内気なご主人様と夕方から翌日の朝にかけてひたすらイチャイチャします。

空腹時はきつめの態度で接しながらスキンシップを求めてたのが
満腹になると一気に柔らかくなり積極的に耳を舐めたりエッチする、といったように
彼女の気まぐれな性格を色濃く反映させた和やかな物語が楽しめます。
気まぐれなペットの優しいご奉仕
白猫と自宅でイチャイチャするお話。

「あら おかえりなさい なーに? そんな口を開けて」
白猫は上品でちょっぴり気の強そうな声の女の子。
帰宅した主人公が出迎えてくれたと勘違いしてるのでそうじゃないと伝えると
かばんを受け取ってからお帰りのキスをします。

本作品は人間の体と猫の耳や尻尾を併せ持つ彼女が
110分程度に渡って彼とスキンシップを取ったりエッチな事をします。
非エロ70分、エロ33分と癒やすことに力を入れており
心音を聞かせながら体を撫でる、1パートずつ割いて耳かきや耳舐めをするなど
密着感のあるサービスを積極的に行います。

「また馬鹿みたいに口が開いてる なーに?って お帰りのキスでしょ? 定番じゃない」
彼女は一言で言えば気まぐれな女性。
仕事を終えたばかりで疲れてる彼にツンツンした態度で接したかと思えば
自分からお帰りのキスをして頑張ってることに感謝します。
そして風呂場に移動する彼にわざわざついていき服を脱ぐ手伝いまでします。

序盤の3パートは言葉と行為にそれなりのギャップがありますから
ツンデレキャラが好きな人ほどニヤニヤするでしょう。
そして食事を終えた4番目のパート以降は一転して素直に甘やかしてくれます。
食欲の有無で性格が変わるあたりが猫らしくて面白いです。

サービスについては音の質と量にこだわってます。
サークル主が「シロクマの嫁」さんのスタッフということで耳舐めを31分ほど用意し
その最中はセリフが一気に減ってコリコリした独特なちゅぱ音が鳴り続けます。

しゃべる時とそうでない時が割とはっきりしてますから、聴き始めた当初は慌ただしく感じたとしても
最後のほうには心が落ち着いたり眠くなる人が結構いると思います。
彼女が「好き」「可愛い」といった甘やかすセリフを小まめに言うのも大きいです。
キャラと音をバランスよく組み合わせて癒やされる空間を作り上げてます。
仲の良さが感じられるやり取り
最初の4パート38分間は2人の日常風景。
帰宅した主人公を不機嫌そうな表情で迎えた白猫が一緒に風呂場へ移動して服を脱がせ
入浴後は彼女がリクエストした料理を作ってる最中に軽い耳舐めをします。
そして食欲を満たしたらハグしたまま体を撫でて感謝の気持ちを伝えます。

「ほんと あなたって犬みたいね 私の言葉ひとつでそんなにころころと表情を変えて」
「私はここで座って待ってるから 早く入ってよね」

立場は彼がご主人様、彼女がそのペットなのですが性格に関してはほぼ逆転してます。
奥手な彼を積極的な彼女がぐいぐい引っ張るシーンが多く
強気な態度の中に彼を想う気持ちがしっかり込められてて愛情を感じます。

彼がお風呂から出てくるまで待つのもできるだけ一緒にいたい気持ちの表れなのでしょう。
料理を作ってる時に「簡単なメニューを要求したのは遊ぶ時間が欲しいからだ」と言うなど
ペットから連想される健気さをセリフに込めて愛らしさを出してます。
人間の女性よりも欲望に忠実な性格をしててわかりやすいです。

「なで なで ご主人様の髪も気持ちいいわね 可愛い」
彼女の優しい部分が一気に強まるのは4番目の「食後のイチャイチャタイム」から。
食器を洗い終えて暇になったのを見計らい体を密着させ撫で始めます。
食欲を満たしてご機嫌になったのか、声や態度がこれまでよりもずっと柔らかくなり
胸に耳を押し当てさせて自分の心音を聞かせます。

トクントクンとリズミカルに鳴り続ける心音と
彼女の優しい言葉を組み合わせて癒やす本作品らしいサービスです。
その後に始まる耳のマッサージも軽い圧迫感と振動が伝わってきてリアルでした。
彼女の態度を少しずつ甘くすることであまあまなエッチをできる環境を整えます。
音と息遣いが光るエッチ
エッチシーンは33分間。
プレイはキス、乳揉み、耳舐め、フェラ、手コキ、SEX(騎乗位)です。
手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「柔らかいでしょ? 直接触れてみて…あんっ」
先ほどのスキンシップで主人公がすっかり発情してるのに気づいた白猫は
ひとまずベッドへ移動してからキスを始め、さらに自分のおっぱいを好きに揉ませてあげます。

エッチは彼女がリードしつつほぼ対等な立場で愛し合います。
前半の17分間は本番に向けて気持ちを高めるシーン。
比較的ライトなキスから入り乳揉み、耳舐めと交互に責め合う形で進めます。

「ご主人様 ちゃんと我慢ができる偉い子だものね」
そしてここからは音で癒したり気持ちよくする色が一気に強まります。
引き続き彼を甘やかすセリフをちょこちょこ投げかけるものの
キスや耳舐めの最中はほとんど話さず一心不乱にちゅぱ音を鳴らします。

会話を聴いた限りとだと2人は既にエッチも経験済みのようです。
だから多くを語らずストレートに責めて幸せな時間を楽しみます。

これらの最中に吐息を適度に漏らすのもポイント。
彼女との距離の近さや興奮度合いをセリフを使わずに表現してリアリティを出します。
挿し絵の下部に「音質を大切にした」と書かれてるだけあって、処女作とは思えないほど音のレベルが高いです。

続く後半はターゲットをおちんちんに変えて射精へ導きます。
耳舐めを無事耐え抜いたご褒美にフェラをし、4分ほどで手コキに切り替え
彼にどこへ出したいか確認した後で耳舐めSEXを始めます。

「一緒にイキましょ 大好き」
前半に引き続き効果音やちゅぱ音を主軸に据え
そこに愛情を感じるセリフを盛り込んで2人の絆の強さを表現してます。
プレイに猫らしさがもう少し欲しい気もしますが、作品の武器である音の良さを活かしてて臨場感は高めです。
射精シーンは1回ですし、それくらいなら普通にいけるんじゃないかなと。

このように、2人の仲の良さを出しつつリアルな音を鳴らす雰囲気の良いエッチが繰り広げられてます。
キャラと音のバランスが良い作品
白猫の健気なキャラと優しい音が上手く組み合わさってる癒し重視の作品です。

白猫は外で仕事を頑張ってる主人公の疲れとストレスを少しでも取り除こうと
脱衣所、リビング、寝室と場所を移しながら積極的にスキンシップを取ります。
そして食事の前後で性格をやや切り替えて猫らしさを出します。

人間と猫の特徴を併せ持つ女性がご主人様をあれこれもてなす甘いシチュ
気まぐれでワガママだけど愛情深い彼女のキャラ
物語が進むほど音の割合を増やしバランスよく癒やす作り。
母体にあたるシロクマの嫁さんの特徴をある程度受け継いだ作品に仕上がってます。

「可愛らしいご主人様 いつまでも 私のそばにいてちょうだいね」
彼女はペットなので彼のことだけを一途に愛し続けます。
帰宅時間になると玄関まで迎えに行き、お帰りのキスをし、服を脱ぐ手伝いまでします。
人間の女性よりもやや踏み込んで接してくるのがとても印象的でした。
家にいる間は1秒でも長く一緒にいたいという気持ちが至るところに込められてます。

それに対して音はシロクマさんの作品とほぼ同じ品質を持ってます。
耳舐めに十分な時間を取ってあったり、物語の終盤に耳かきを置くなど
シロクマさんの作風に近い部分を持ってて安定感があります。

ですが新しいサークルを設立したからには熊猫カフェさんらしさがもう少し欲しいとも思いました。
中の人が今回初めてシナリオを書かれたそうですから
今後制作を続けていくにつれて少しずつ変わっていくのかもしれません。
あとはエッチにもう1パートくらい割いたほうが抜きやすいかなと。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音それなり、淫語・くちゅ音・喘ぎ声(吐息含む)そこそこです。

CV:伊ヶ崎綾香さん
総時間 1:55:28(本編…1:46:48 フリートーク…8:40)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~さんで配布されてる無料の催眠音声作品(全年齢向け 男女両用)。

今回紹介する作品は、女性と男性の中間あたりに位置する声質のお姉さんが
猫大好きな主人公にそれを使った安眠できる催眠を施します。

魔法のまたたびを使って脱力感や温かさを伝えたり
猫の重さ、柔らかさ、仕草を通じて安心感や眠気を膨らませるなど
猫好きだけど飼えない人が喜ぶ素材を盛り込んだ個性的な誘導をしてくれます。
猫が持つ色んな魅力で安眠を
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「こんばんは! 猫好きさん」
お姉さんはトーンが低い中性的な声の女性。
遅くまで子猫動画をニヤニヤしながら眺めてる主人公に猫の魅力を語ると
催眠をかけて猫を抱っこしてる感覚を擬似的に味わわせます。

本作品は猫を抱きながら一緒に寝る感覚を疑似体験させることを目的に
彼女が猫に関する様々なイメージを交えた35分程度の催眠をかけます。
声優さんは女性向けを意識して演技されたとのことですが、そう感じる部分は一人称を「僕」と呼んでるくらいですから
男性でも他の全年齢向け作品とほぼ同じ感覚で聴けます。

「ぴこぴこした耳、まるい頭、ちんまりした手足、ぷにぷにの肉球、指がめり込むしっとりした毛の感触も かわいくって愛しくって、たまらない」
最大の魅力はタイトルにもなってる猫。
愛らしい容姿と仕草、ふわふわした体、重さや温かさなど
色んな方向から働きかけてその存在を鮮明にしていきます。


猫の具体的なイメージは特に言いませんので自宅で飼ってる人はそのままでいいですし
そうでない人はネットの画像や猫カフェでお気に入りの子を思い浮かべるといいでしょう。
ただし、お腹に乗せて寝るため体の大きい品種は避けたほうがいいかもしれません。

催眠はほぼ全編にあたる33分間。
仰向けに横になりまずは深呼吸で心身をひとまず落ち着けます。

「呼吸をするたびに全身の力が抜けていく 気持ちがすーっと落ち着いてくる」
「気分がゆったりして、気持ちがいいですよね? 体に感じるお布団の重さも、あったかさも、シーツのさわり心地も、着ている服の感触も、気持ちいい・・・」

まだ始まったばかりということで猫を絡めてくることはないものの
呼吸のリズムを取りながら吐くのに合わせてリラックスを促進する暗示を入れたり
深呼吸終了後に今の状況を確認して安らいでることを自覚させるなど
最終目的にあたる安眠を見据えた癒し特化のリードをします。

彼女が冒頭よりずっと緩やかに語りかけてくるのもいいですね。
暗示によって口調が適度に変わるきめ細かな演技も癒しに役立ってます。

お次はこれから迎える猫の具体的な容姿を思い浮かべてから
猫の大好きなまたたびを体内に取り込むイメージで催眠状態をさらに深めます。

「じわじわ溶ける。頭の中が青白い光で満たされる。それはまるで、秋の草原を吹きぬける風のように ヒンヤリとした、さわやかな感覚」
「今、胸いっぱいに広がりました。肺があたためられて、呼吸が前より楽になりましたね。胸がじんわりしたあたたかさでいっぱい。気持ちいいですね」

額に乗せた青白い魔法のまたたびが少しずつ下へと移動し
喉を通過した後は太陽の色に変化して全身を隅々まで温めます。
脱力する暗示も並行して入れますが、イメージの内容から温かさのほうをより強く実感すると思います。
催眠音声では割とよく使われる球体心像法を作品なりにアレンジしたシーンです。

また一通り終えた直後にお腹だけもう一度温める動作が入ります。
これは寝る時に猫をお腹に乗せる=そこだけ他より熱が上がるからです。
カウントを数えてスムーズに深化させてもくれますし、ここまででも十分過ぎるレベルの癒しが得られます。

そうやって様々な準備を整えた後、ようやくお目当ての猫が登場します。
お腹に抱いて撫でながら一緒に寝るだけのシンプルなスキンシップですが
ここでもお姉さんは言葉を使って臨場感を上手に高めます。

「猫ちゃんも幸せそうに目を細めています。きゅっと丸まって、お腹と手のひらに頭をすりすり。かわいくて、愛しくて、心がふわふわしますね」
今まで感じてきた心地よさや温かさを維持しつつ、猫がお腹の上で安らいでる様子を実況するのが大きいです。
猫が自分といることに幸せを感じてる、だから自分も幸せ。
猫を一方的に弄ぶのではなく心の繋がりも感じさせて安眠へと導きます。
もふもふするだけで終わりじゃないところが非常に印象的でした。

このように、猫に関する様々なイメージを通じて眠らせるテーマ性の強い催眠が繰り広げられてます。
温かい作品
心に効く色んな薬を注入してくれる作品です。

お姉さんは何らかの事情で猫がすぐ近くにいない主人公を喜ばせようと
催眠をかけながら猫の容姿、感触、重さ、温かさなどを少しずつ膨らませます。
最初から最後まで癒し一色の作り、猫に関する様々な素材を用いた誘導。
猫好きな人を楽しませることだけを考えたイメージ重視のサービスが味わえます。

私も猫が大好きなのですが、その魅力を一言で語るのはなかなか難しいです。
見た目が可愛いと言う人もいれば自由奔放な仕草に癒しを感じる人もいます。
単独行動を好むのになぜか集会を開く変わった習性も持ってます。
そういった中で本作品は容姿や温もりに焦点を当ててお話を進めます。

猫と抱き合って寝るにはその存在を強く認識できることが重要です。
だから猫が登場するまでにどんな子がいいかを思い描いたり
お腹を中心に体を温めて猫が実際にいる雰囲気を作り上げます。

「人間にはわからないけれど、このまたたびの香りが あなたの体からも漂ってくるので 猫ちゃんがうっとりして 喜んでいっしょに眠ってくれますよ」
それらと並行して聴き手が猫に好かれるようにしてるのも面白いです。
またたびの匂いが漂っていればそうでない時より猫が興味を持つ可能性は上がります。
体が温かければ特に冬場は猫のほうから寄ってくるでしょう。
猫にとっても快適に感じる状態へと持っていくところに作者さんのこだわりを感じました。

タイトル通り猫尽くしの作品です。
無料ですから興味を持った方は男女を問わず是非お試しください。
おまけは安眠妨害音声です。

CV:あ、きのこさん
総時間 37:47(本編…37:25 おまけ…0:22)

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-80.html

にゃんこといっしょ

サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品。

本作品は可愛い声のケモノっ娘と遊ぶような形でエッチをします。
同人ではゲームやCGでそこそこ見られるようになってきたジャンルですが
音声作品だと見た目を活かしにくいこともあってなかなかありません。
催眠音声なら暗示という形でイメージを意識させることができる分
非催眠よりはやりやすいと思います。

催眠はキャラの特性をうまく使って五感に働きかけてきます。
彼女のもふもふの毛、ざらざらとした舌、獣らしい不思議な匂い。
それらを感じ取らせながら優しく作品の世界へと導いてくれます。
よくある催眠とはやや違った要素を盛り込んでいるおかげで楽しく聴けるでしょう。



遊んでほしいにゃ
ネコ娘に催眠をかけられてからエッチな遊びをするお話。

「にゃ~ ねぇ 起きてる? ねぇ おーきーてーる?」
ネコ娘は可愛いくて甲高い声の女の子。
主人公をおもちゃにして遊ぶつもりでやってきた彼女は
お疲れな様子の彼を見て最初にリフレッシュさせてあげることにします。

「そうだ あたしがお兄さんを元気にしてあげればいいにゃ」
彼女がネコであることを一番わかりやすく表現しているのはこの語尾でしょう。
ネコ娘は多くのセリフの最後に「にゃ」をつけて話します。
声の質とも相まってかなり可愛いキャラに感じました。

催眠は2パート23分ほど。
深呼吸をしながら体が温かくなる暗示を軽く受けた後
自分が最もリラックスできる状況を頭に思い浮かべていきます。

「余計な力がすーっと抜けて 体がぐっと楽になっていくにゃ」
お風呂に入っている時、ベッドでまどろんでいる時など
できるだけ具体的に頭の中で思い浮かべてみましょう。
そうすることで実際に気持ちよく感じた際の心身への伝わり方がずっと良くなります。
リラックスを冗長するかのように彼女がのんびりとした口調で話すのもポイント。

「特別な方法で 疲れを取ってあげるにゃ」
ある程度心身が落ち着いたのを確認すると
ネコ娘はネコらしく舌で手足を舐めながら疲れを取ってくれます。
彼女が事前何度も体の温かさを意識させてきたおかげで
舐められた部分がちょっぴり温かくなるのを感じるかもしれません。

作品として特徴的なシーンなこともあって
8分ほどの時間をかけてゆっくりと丁寧に行ってくれています。
私は温かさの他にも脱力したように手足が重くなるのを感じました。

「あたしのこの体で ほわほわの毛で いーっぱい お兄さんにじゃれついてあげるだけだからにゃ」
2番目のパートはエッチの準備として感度を上げていきます。
もふもふの毛を擦りつけてマーキングするように進めているのが面白いですね。
2人が抱き合うことでお互いの匂いが混ざり合い、それがエッチな感情を盛り上げる。
獣らしい嗅覚を利用したタイプの誘導が物語と見事にかみ合っています。

誰得さんらしいキャラの特徴を活かした個性のある催眠です。
目的があくまで一緒に気持ちよくなることにあるため
あまり心の方には縛りを入れず体のリラックスや感度上昇に絞っています。
聴き手にどうなってほしいかをまず考え、そのためにはどう導けばいいか。
これをしっかりと考えて作られている点が技術力の高さを感じました。

言われた通りの感覚が湧きやすいと思います。
感度上昇のシーンで匂いを意識させる際に「蜂蜜のような甘い匂い」とか
具体的にどんな匂いかをもっと教えてくれていれば尚良かったです。



ぺろぺろしてあげるにゃ
エッチシーンは4パート25分30秒。
プレイはキス、全身舐め、フェラ、SEX(騎乗位?)、パイズリフェラです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あたしのざらざらの舌で たっぷりいじめてあげるにゃ」
すっかり疲れが取れた主人公に満足したネコ娘は
早速彼をおもちゃに見立てて遊び始めます。
ちなみに最初の2パートは共通、3つ目はSEXとパイズリフェラのどちらかを選択します。

エッチはネコであることを考えて舐めをとても重視しています。
催眠の際にもぺろぺろ舐めるくらいですからよっぽど好きなのでしょう。
キスの音、体を舐める音、そしてフェラの音と
ちゅぱ音のバリエーションもかなり豊富な作品と言えます。

「何をされても気持ちいい 何をされてもエッチになる」
最初の全身舐めは感度上昇の延長的な位置づけ。
耳、首筋、胸、乳首と上半身を集中的に舐めながら
気持ちよさをさらに増幅させていきます。
爪や肉球も一応登場するのですが、効果音が無いのでちょっと実感しにくいかも。

「いっぱい いっぱい精液注いでぇ にゃぁぁぁぁん」
唯一舐めがメインではないのがSEXシーン。
最初に一度呼吸を合わせてから抱き合うような体位でお互いを求め合います。
甘い喘ぎ声がする一方で獣のような荒い吐息も聞こえてくるのが印象的でした。
こちらは彼女のイキ声に合わせて絶頂を迎えます。
もう片方のパイズリフェラでは10カウントに合わせてイキます。

このように、キャラに合ったほのぼのとした部分と
獣らしい荒々しさを兼ね備えた特徴のあるエッチが楽しめます。



キャラの個性が光る作品
催眠に限らず音声作品ではなかなか見られないケモノっ娘を扱ったレアな作品です。
このへんの属性を持っている方ならかなり満足できるでしょう。

「にゃ」の語尾と元気だけどおっとりした声のネコ娘が
なかなかの和み系キャラに思えます。
所謂アニメ声なため催眠音声とは相性の悪いタイプのキャラなのですが
導入部分はきちんとトーンを落として入りやすい声に変えてますし
ある程度場数を踏んでいる方ならそこまで気にならないはずです。

催眠は温かさを重点的に植え付けてきます。
元々手足の温かさについては感じ取りやすい方ですし
そこまで難しい要求をされないおかげで取り組みやすいと言えます。
声に抵抗を感じないのなら経験の浅い方でも大丈夫。

エッチは舐めによる舌の温かさや抱き着いた際のほわほわな感覚を
適度に意識させながら進めることでイメージしやすくしています。
プレイは催眠の奇抜さに比べるとちょっぴりノーマル寄りかなって気もしますが
その分迷わずストレートに性的感覚を増幅させることができます。
ちゅぱ音多め、喘ぎ声と淫語そこそこです。

しっかりとした作りの催眠音声作品です。
ネコ娘が好き/嫌いの大きく分かれるキャラですから
結局はそこが一番の判断基準になるのではないかなと。

体験版では全シーンの台本が収録されています。
より詳細な情報を手に入れたい方はそちらも併せてご覧ください。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 共通部分…42:16 SEX…9:03 パイズリフェラ…6:45


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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