陵辱技術研究センター評価試験部FILE01

サークル「ケチャップ味のマヨネーズ」さんの同人音声作品。

本作品は椅子型の快楽製造マシーンに繋がれた女の子が
激しい責めを受け続けることで人間として壊れていく様子が描かれています。
コンセプトが「自虐オナニー大好き少女~機械に壊される私~」に近いものの
こちらは女の子が無理矢理責めを受ける分よりブラックと言えます。

2人の人物が登場するのに掛け合いが一切無いのも特徴で
快感にもだえ苦しむ彼女の様子を女性社員が冷やかに見つめつつ淡々と進めていきます。
本当に一切光の差し込まない展開の作品ですから
聴く場合はある程度気持ちが暗くなることを覚悟しておいてください。



多彩な責めで女性の性欲をサポート
椅子型拘束オナニーマシーン(仮)の動作テストをするお話。

「えーっと 今日の試作品は ふーん 椅子型の拘束機か」
女性社員はくだけた話し方をするやや低い声の女性。
彼女の会社は女性向けの大人のおもちゃを開発しており
今回新たに開発された機械の動作をテスト人形を使って確認します。

「ちょ ちょっと! 誰か! 誰か助けて!」
テスト人形は元気で気の強そうな声の女の子。
陸上部に所属する学生さんで、誘拐されてここへ連れてこられました。

本作品はこの2人がテストに取り組んでいる様子を聴いて楽しみます。
といっても2人は同じ場所にいながら一切会話を行いません。
もっとわかりやすく言うとテスト人形の声を女性社員が100%無視します。
完全にモノとして扱われることになりますから、彼女の要望は一切通りません。

マシーンは名前と挿し絵の通り座った状態で使います。
機能はローター、ブラッシング(ソフト)、ブラッシング(ハード)、ピストン、スピン、微電流。
ブラッシングはブラシでクリトリスを磨くプレイ、微電流は体に一瞬だけ電流を流します。
とにかく女性の股間を中心に複合的な快感を与える凝ったマシーンです。
ところで微電流って性的に気持ちいいのでしょうか…



泣いて、もがいて、苦しんで、壊れる
エッチシーンは5パート25分30秒。
プレイはおまんこへの機械責めです。
それぞれの機能を動作させる際にリアルな機械音やくちゃ音が鳴ります。

「さーて まずは基本的な動作テストを 一通りしてみましょうか」
必死に拘束を解こうとするテスト人形には目もくれずに
女性社員は早速マシーンのテストを始めます。

プレイの流れは最初に一通り機能を確認して
その後強度調節のある機能についてはリミッターを外して安全性を調べたり
想定以上の時間連続で動かしても途中で止まったりしないかをテストします。
このへんは家庭用電化製品の品質チェックなんかとほぼ同じ感じでしょうか。

「いやぁぁぁぁ やめてっ いやぁぁぁぁぁ」
「んー大きさは悪くないんだけど イボイボが鋭くないかしら?」

プレイ中は様々な性的刺激を受けて反応を示すテスト人形と
それらを本当に聞こえていないかのようにスルーして淡々とテストを続ける
女性社員との温度差が非常に際立っています。

「熱い! 熱い熱い熱い熱い熱い熱い!」
「まあ ローションも出てるし 火傷しないでしょ」

特にバイブを高速で動作させた際に熱暴走を起こしているにも関わらず
平然としている女性社員の姿が素晴らしく残酷でした。
過去にも同様のテストをして何人も廃人にしているようですし
そういった情けはとうに捨てているのでしょう。

また、後になるにつれてテスト人形の声が変化していくのも特徴と言えます。

「いやぁぁぁはぁぁぁぁ ぐうぅうぅぅ うあっ あはぁぁぁ いぃぃぃぃ」
最初は普通の女の子らしく激しく拒絶して逃れようとしていたのが
弱い部分へ立て続けに与えられる様々な刺激に悶え苦しむようになり
「あはぁ ひやっ ほぉぉっ」
最後には呆けた声で軽く鳴くだけの本当の人形に成り果てます。

こういう作品の場合、逃れられないことに絶望した後で壊れるケースもあるのですが
本作品の場合は負荷をかけすぎてそのままぶっ壊れます。
テスト人形が最初から人扱いされていませんし
彼女の心理の推移よりはテストそのものを描写の中心に据えて
その結果もたらされる彼女の反応を並行して描いています。

ただ本作品の場合、ぶっ壊れた後も責め続けるところが突き抜けています。
聴いていて「もうやめてあげてー」って何度も思いました。
ちなみに絶頂回数は確認できる限りでは2回です。



容赦のない作品
女性が性的に感じて喜ぶ姿ではなく泣き叫ぶ様子を聴いて楽しむ作品です。
最初から最後まで一切の夢も希望も与えられません。

正直に言うと久々に心が少し痛みました。
色々な作品を聴いているからそういう感情を抱きそうになるケースもあるのですけど
実際にそう感じたのはこれが2作目です。
(1作目は「ヤンデレ彼女に愛されてしまう音声」。エンディングがグロくてかなりキます。)

こういう事を書くとマイナスに捉えられるかもしれません。
でも音声だけで聴き手に何らかの感情を抱かせるのは大変な事だと思うのです。
それがたとえ悪い方向であったとしても。
サークルさんの作風がハートフル一直線ですから
この手の感想はおそらく褒め言葉と受け取っていただけるのではないかなと。
(ここでのハートフルは「hurtful」。「苦痛を与える」「有害な」という意味。)

プレイは女性を徹底的に凌辱する展開ですからS向けでしょう。
物理的な責めはもちろん、試作品ならではのトラブルを利用して
精神的にも揺さぶることで確実に心を壊しにきます。
「なんとか耐え抜いた」と思ったときに「まだ半分だから」と言われるこの絶望感。
軽く気が抜けている状態だからこそ、その先にある苦しみは計り知れません。
悲鳴を含めた喘ぎ声多め、淫語若干、ちゅぱ音はありません。

ブラックな雰囲気のしっかりした作品と言い切れます。

CV:女性社員…波野 夏花さん テスト人形役…君島 りささん
総時間 31:54

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります