同人音声の部屋

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キーワード:狐を含む記事

   ● いたずら稲荷に囲われささやき-お狐ロリババア姉妹に白濁酒を要求される甘やか立体音響-(後編)
   ● いたずら稲荷に囲われささやき-お狐ロリババア姉妹に白濁酒を要求される甘やか立体音響-(前編)
   ● 東方入眠抄15 ココロマヨイ
   ● 狐娘に優しく授乳手コキされちゃうお話
   ● 鈴の音と共に
   ● サキュバスに襲われて強制変態オナニー ~あなたは私の思うがまま~
   ● 2016年を振り返って(同人音声編)
   ● 【ご旅行耳かき】道草屋 いのこ【乳液耳揉み】
   ● 田舎のバス停で雨宿り-都会デート編-
   ● 鈴の緒を引けば


いたずら稲荷に囲われささやき-お狐ロリババア姉妹に白濁酒を要求される甘やか立体音響-

いたずら稲荷に囲われささやき-お狐ロリババア姉妹に白濁酒を要求される甘やか立体音響-(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「09-耳清めの儀」以降の様子を中心に紹介します。
選ぶなら姉?妹?
珠音と蜜音にエッチに責められたりお風呂を楽しんだ次の日
彼女たちから教えられた通りの供物を持って神社を再度訪れた主人公は
当初の約束通り自分の願うことをひとつ叶えてもらいます。

蜜音「供物を捧げられたからには それに見合った福を授けてやらねばならぬ」
昨日彼をたっぷり弄んだこともあり今回は二人とも最初から機嫌がよく、エッチも甘やかし成分の強いものばかり。
蜜音は正統派ロリババアを受け継ぎ声と責めのギャップを持たせたサービス
珠音は姉属性を活かして赤ちゃん言葉を交えた幼児プレイっぽいサービスと
シチュやプレイの内容に差を持たせて彼を個別に癒します。

前編の段階では複数人プレイを最大限に活用してましたが
後編はそれぞれの魅力が引き立つようにお世話することを目指してます。

通しで聴いた場合、後半は前半に比べて静かな印象を抱くでしょう。

二人が一緒にする最後のサービスは耳かき(約13分)。
珠音が左、蜜音は右に陣取り布団に寝た彼の耳を耳かき棒や特殊な梵天で同時にケアします。

耳かき棒は「ずりずり」と乾いた硬い音で耳の壁を優しく引っかくように
梵天は「ぷすぷす さすさす」と広く滑らかな音で優しく撫でるようにと
器具の特徴を出しつつ比較的ゆっくりペースで鳴らします。

器具を動かすたびに微弱な振動が耳に伝わってくるのがいいですね。
音質はどちらも良いのですが、左右同時に鳴るおかげでやや騒がしく感じるかもしれません。
個人的には片耳ずつ交代でやったほうが癒されると思います。

蜜音「そなたは今日 約束を守れたのじゃ これもできるじゃろ?」
珠音「今から本当に綺麗になるのだから 安心するのだえ」
ただ最中に彼女たちが見せるデレっぷりがそれをある程度カバーしてます。
約束を守った彼を素直に褒め、パート終盤にはどちらか片方を選ぶように言われます。
言葉と態度の両方に甘やかす気持ちがよく出ています。
二人きりの幸せな時間
後編のエッチシーンは2パート62分間。
プレイは蜜音の全身キス/フェラ/アナル舐め/SEX(騎乗位)/乳首責め、珠音のキス/耳舐め/全身尻尾責め/手コキ/フェラ/SEX(騎乗位)です。
SEX、尻尾責めの際に効果音が鳴ります。

蜜音「多少原始的な 昔ながらの儀式になるだけじゃ のう?」
耳かきの最後で主人公に選ばれ、彼の家に小さな社を建てた蜜音は
御霊移しの儀式に必要な供物を彼が用意してないことを知り再び精液を搾りにかかります。

エッチは彼女たちが一対一で責め続けます。
前半の「押しかけ稲荷神女房」は蜜音によるややM向けのプレイ(約31分)。
全身を上から下へスライドさせるようにキスしてからフェラで一度射精させ
さらにアナルを軽く責めた後に騎乗位で童貞を奪います。

蜜音「では決して忘れられぬように 丁寧にやってやらねばのう」
目隠しと拘束を受けた男性を女性が責めるややアブノーマルなシチュですが
彼女は彼にすっかり惚れこんでるので嫌がることを絶対にしません。
4分近くの時間をかけてソフトなものからハードなものまでキスをねっとり教え
フェラも普通にしゃぶる、竿を下から上にかけてゆっくり舐め上げる、咥え込んで激しく吸い上げるなど
子供っぽい声とはまるで違う大人の責めを繰り出します。

ロリババアの要所を押さえたギャップのあるプレイですね。
全体的に責めるペースを落とす代わりにちゅぱ音の量と種類を多くしてます。

彼に対する彼女の想いの強さがよく現れてるのは1回射精した後から始まる2回戦。
おちんちんから吐き出された精液を一滴残さず味わってから
アナル舐め→SEXとより踏み込んだプレイでもっと気持ちよくします。

蜜音「腰を動かして ちんぽを擦ってやると まんこのヒダが 竿もくびれも引っかいて ふふっ」
恥ずかしがる彼を嬉しそうに眺めながら舌をアナルに躊躇なく挿入する姿や
彼が暴発しないよう挿入後は少し動かさずにおき、それから徐々にペースアップする流れなど
精液だけでなく彼と一緒に過ごす時間も大事にしてるのがわかります。

彼女は神様なのでストレートに「好き」とか言ったりはしません。
でも彼の望むことをできるだけ叶えようとする姿勢でそれをはっきり示します。
長い時を生きてきた女性だからこそできる重みと奥ゆかしさのあるエッチです。

後半の「稲荷神への強制入り婿婚」は珠音が活躍するパート(約31分)。
自分の神社で働くことになった彼にその心構えを教えようと
彼女が実の母親になりきり言葉と責めの両方で徹底的に甘やかします。

珠音「くすぐったいでちゅか? それとも ほっぺたさんこしょこしょは気持ちいいでちゅか?」
彼女は蜜音に比べて世俗に疎いため授乳手コキはやりません。
でも「~でちゅね」などの赤ちゃん言葉をたっぷり投げかけ
尻尾や舌で体の隅々までお世話するところに母親らしさが漂ってます。

本格的なエッチがパート後半から始まることを考えると、抜きよりも癒し目当てで聴くのに適したプレイと言えます。
このへんも双子で方向性に大きな違いがありますね。
後になるほど彼女が母性に目覚めていく様子もある程度描かれてます。

このように、二人の魅力を引き立たせながら甘やかす幸せいっぱいなエッチが繰り広げられてます。
優しく弄んでくれる作品
属性が異なる二人の女性が親身にお世話してくれる作品です。

珠音と蜜音は強運と童貞特有の初々しさを持ってる主人公を幸せにしようと
前半は二人で左右に寄り添い若干意地悪に、後半は欲望の赴くままにとことん甘やかします。
女性が複数人いる状況を活かした密度の高い責め、その中に垣間見える彼女たちの気持ち。
エッチの様子はもちろん、相手の存在も意識させながらまったり愛し続けます。

珠音「妊娠などすれば 稲荷神の座を捨てることになってしまうが それでもいいと 思わせるものがある」
ロリババアと言うとプライドの高いキャラが割と多いのですが、彼女たちは自分の思いをストレートに漏らします。
この飾らない姿がいたずら好きな性格を上手く中和してます。
時々Mっぽいプレイも入りますけど雰囲気は最初から最後まであまあまです。

サービスについては非エロよりもエロのほうがずっと充実してます。
特に前編の大部分で行われる耳舐めは本作品を最も特徴付けてるプレイです。
バイノーラル録音のおかげで声や音の位置がとても近く臨場感があります。
後半も全身舐めやフェラなどちゅぱ音を中心にエッチを組み立ててます。

気になった点はふたつ。
ひとつは筆おろしが淡白なこと、もうひとつはお話の流れです。

前者は最初の段階から童貞を強調するセリフをそれなりに入れてたのに
肝心のSEXシーンは最後の2パートに6分ずつとボリュームがかなり抑えられてます。
しかも体位がどちらも騎乗位でプレイの流れもほぼ一緒です。
後半のエッチは彼女たちの個性が出てる半面、主人公の属性を持て余してるように映りました。

後者は一番最後に一対一のプレイを持ってきてることを指します。
前編で書いたように本作品は彼女たちの同時責めがひとつの魅力になってるので
最後にそれを捨ててしまってるのはもったいないです。

また前半が二人、後半が一人の流れだと聴き終えた時にどうしても寂しさが残ります。
「前半はあんなに賑やかだったのになぁ」という物足りない感覚です。
順番が逆だったらまた違う印象を抱いたかもしれません。
片方を選ぶルート以外にできればハーレムエンドも欲しかったです。

後編の射精シーンは4回。
ちゅぱ音それなり、淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

CV:珠音…このえゆずこさん 蜜音…大山チロルさん
総時間 3:16:01

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
196分で1000円とコスパがいいので+1してあります。

いたずら稲荷に囲われささやき-お狐ロリババア姉妹に白濁酒を要求される甘やか立体音響-

サークル「じゃばらいふ」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、とある神社に住む双子の稲荷神が
童貞の男性をからかったり甘やかして気持ちいいひと時を味わわせます。

二人が左右に寄り添い囁きながら耳をたっぷり舐める密度の高いプレイや
最初は意地悪に接してたのが後になるほど甘やかす態度に変化する流れなど
女性が複数人いる状況と彼女たちのキャラを活かしたまったり系のエッチをするのが魅力です。

総時間が3時間以上あるため前編(01~08)と後編(09~11)の2回に分けてお送りします。
二人の神様と過ごすエッチなひと時
稲荷神の珠音と蜜音に弄ばれるお話。

「姉様姉様 例のおみくじを引いた人間が来たようじゃ」
蜜音は幼さを感じる明るい声の女の子。
「ふむぅ どうしたものかのう」
珠音は蜜音よりも大人びた上品な声のお姉さん。
神社で変な運勢の書かれたおみくじを引いた主人公に挨拶すると
供物をくれれば望むことをひとつだけ何でも叶えてあげると言います。

本作品は10年に一度の珍しい運勢を引いた彼へのご褒美に
彼女たちが3時間以上に渡る癒しとエッチなサービスをします。
双子のロリババアということで珠音は「~だえ」、蜜音「~のじゃ」と古風な言葉遣いを全編で使用し
童貞&包茎な彼をある時は意地悪に、またある時は甘やかしながら気持ちよくします。

珠音「何せわらわたち 男の白ささを飲むのは久しぶり」
蜜音「そうじゃ どうせ飲むなら 美味いささに越したことはない」
何をするにも二人同時に取り組むのでプレイの密度がどれも高く
バイノーラル録音による音質の良さも相まって、彼女たちに寄り添われてる気分がリアルに味わえます。
中でも耳舐めは前編だけでも43分あり、そのほぼ全部がダブルと非常に充実してます。

癒しよりもエッチに寄った作りになってますから
複数人に責められるシチュが好きな人ならかなり楽しめると思います。
他にも神様だからこそできる変わったプレイが登場します。

もうひとつのポイントはお話が進むにつれて彼女たちの態度が変化すること。
最初は自分たちに捧げる供物を持ってこなかった彼に軽いお仕置きをしてたのが
素直で可愛い反応や良質な精液を味わううちにだんだんと引かれ、最後は筆おろしをしてあげるほどにデレます。

珠音「ふるふると身を震わせて ふふっ 甘えておるのか? 可愛らしいのう」
恋人よりは我が子をあやすのに近い接し方ですね。
彼を嬉しそうにお世話する彼女たちの姿にも癒しを感じるでしょう。
囁き声主体なので雰囲気は終始穏やかです。
後になるほど甘さが増す濃厚なエッチ
前編のエッチシーンは6パート72分間。
プレイはダブル耳舐め、乳首責め、オナニー、亀頭責め、玉揉み、太ももコキ、フェラ、ダブルフェラ、手コキです。
オナニー、太ももコキ、手コキの際に効果音が鳴ります。

蜜音「さて わらわたちが そなたの緊張をほぐしてやろう」
珠音「勘違いするでないぞ? これは稲荷神に供物を供じるための 言わば神事」
願いを叶えるのに必要な供物を主人公が用意してないことを知った二人は
初めての体験に緊張する彼をほぐそうと左右に寄り添い耳を舐め始めます。

エッチは供物の代わりとなる精液をいただくために彼女たちが責め続けます。
最初の3パートは焦らしや寸止めといった意地悪要素が多めのプレイ(約43分間)。
「耳舐め玩味の儀」は耳舐め、「白濁酒熟成の儀」は耳舐め+乳首責め+オナニー
「太ももオナホールの儀」は耳舐め+太ももコキと責め方を変えつつギリギリまで射精を我慢させます。

彼女たちにとって今回のエッチは本当に久しぶりですから
男の体をできるだけ長く味わえるようペースをかなり緩めて責め続けます。
ただそれだけだと18禁音声としての実用性が落ちてしまうので
ちゅぱ音や効果音を粘性高めのいやらしい音にして補ってます。

珠音「出したいのかえ? 生臭い糊のような童貞汁を 噴き出したいのかえ? …だが禁ずる」
大人の女性らしい気品のあるエッチとでも言えばいいのでしょうか。
刹那的な快楽ではなく深みと奥行きのある絶頂を彼に味わわせようとします。
セリフや責め方は確かに意地悪なのですが口調は穏やかで優しさに満ちてます。
M向けのプレイを彼女たちのキャラで柔らかく包み込んでます。

この3パートはどれも耳舐めが絡んでくる点も忘れてはいけません。
二人同時に別のちゅぱ音を鳴らしたり、舐める役と話す役を手分けするなど
聴き手が単調に感じないよう変化をつけて舐め続けます。

「白濁酒熟成の儀」以降は別のエッチな音が同時に鳴りますから密度がとにかく高いです。
彼女たちに見られながらオナニーしたりおちんちんを太ももに擦りつけるシチュも羞恥心をくすぐります。
ずっと年上の女性たちに優しく見守られながら絶頂する。
多少のM性を出しつつエッチな音をたっぷり鳴らす充実したプレイが序盤から味わえます。

続く2パート19分間は打って変わってフェラがメイン。
1回射精しても金玉にまだまだ精液が残ってるのに気づいた二人が
得意の神通力を使い彼の体からおちんちんだけを切り離して舐め始めます。

珠音「この見事な童貞ささ 粗末に扱うことなどできぬ 大事に大事に飲み尽くさねばならぬえ」
蜜音「これは本当に いくら飲んでもやめられないのう ふふっ」
先ほどのプレイですっかり機嫌を直したらしく、ここからはあまり意地悪せず彼の体をストレートに堪能します。
精液をありがたそうにいただくあたりに心情の変化が見られますね。
耳舐めとはまるで違うじゅるじゅるとしたちゅぱ音にも彼女たちの気持ちがよく表れてます。

「分裂陰茎舐めしゃぶりの儀」に登場するダブルフェラも魅力的。
ひとつのおちんちんを二人が協力して舐めるのではなく、神通力でおちんちんをふたつに増やして個別に舐めます。
射精後は元の形で彼にきちんと返してあげますし、彼女たちの能力を活かしてエロさを出す一種の演出です。

最後の「温浴手淫入眠の儀」パートはエロよりも癒しをずっと意識したサービス(約10分)。
彼女たちの手や尻尾で髪と体を綺麗にしてから一緒に湯船に入り
おちんちんを優しくしごかれながら眠りに落ちます。
(「沐浴・九尾清めの儀」パートは完全非エロなのでエッチシーンから外してあります)

珠音「わらわたちの小さな指先で挟んで 両側からくすぐるように擦るだけ」
蜜音「半勃起状態のちんぽ 決して強くせぬように いじくっておるぞ」
2回の射精を終えて元気がなくなったおちんちんへお礼をするように
二人は竿や亀頭を必要最低限の優しい強さで刺激します。
湯船の中で責めることを踏まえて効果音はお湯の揺れる音だけを鳴らし
その代わり実況系のセリフを多めに言ってイメージしやすくしてくれます。

安眠を目的としたパートなのでここに射精シーンはありません。
久しぶりに味わったおちんちんへの名残惜しさや、彼に対する労わりの気持ちを表現するためにこうしたのだと思います。
このように、気品があって責めも上手なロリババア神様の持ち味を出したエッチが繰り広げられてます。

前編の射精シーンは2回。
ちゅぱ音大量、淫語とくちゅ音多め、喘ぎ声はありません。

後編へ続く…。
いたずら稲荷に囲われささやき-お狐ロリババア姉妹に白濁酒を要求される甘やか立体音響-(後編)

CV:珠音…このえゆずこさん 蜜音…大山チロルさん
総時間 3:16:01


体験版はこちらにあります

東方入眠抄15 ココロマヨイ

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、東方シリーズに登場するキャラ「秦こころ」が
催眠を使って二人だけの世界に案内してから安らかな眠りを提供します。

彼女らしさを感じるイメージを通じてリラックスや深化を促す催眠や
聴き進めていく楽しみを持たせたドラマ性重視の展開など
様々な要素を通じて没入感や眠気を高める癒しに満ちた物語が楽しめます。
感情豊かなポーカーフェイス
夢の中で秦こころに寝かしつけてもらうお話。

「ぼわーん お面がひとつ あなたの心の中に浮かび上がってくる」
こころはやや無機質な口調で話す素朴な声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
挨拶などの前置きはすべて省略し主人公に早速横になるよう言います。

本作品は夢の中にある特別な場所で彼をずっと見守り続けてきた彼女が
催眠をかけてそこへ案内し、いくつかのやり取りを経て親密度を深める様子を彼の視点で楽しみます。
原作では感情が宿る数多くのお面を持ちながら、自身は一切表情を変えない変わったキャラとして描かれてるため
本作でもそれを反映して口調をクールにしたりお面にまつわるイメージを盛り込んで彼女らしさを出してます。

また冒頭に東方キャラが自己紹介や状況説明をしていた従来のシリーズ作品とは違い
今回は中盤に差し掛かるまで彼女が何者かをぼかしたまま物語を進めます。
催眠の流れ自体は過去作とそれほど変わらないので普通に安眠できますが
シリーズのファンならお話の流れにちょっぴり違った感覚を抱くでしょうね。
彼女と直接出合うシーン以降のセリフにも今までにはなかった要素が込められてます。

催眠は3パート33分30秒間。
現実世界にいる主人公にこころが何らかの手段で語りかけ
仰向けに寝かせてからまずは深呼吸や脱力で心身を軽くリラックスさせます。

「ひとーつ ふたーつ みーっつ あなたの足から 力が抜けていく」
まだ始まったばかりなのでそこまで入念にやるわけではありませんが
深呼吸は吸った時と吐いた時の両方で、脱力は指定した部位を意識させたあとに
「力が抜ける」などのセリフを適度に投げかけて後押しします。
暗示を言う際にエフェクトをかけることが多いので意識のぼやけが割と強く味わえます。

軽い催眠に入り夢の中へ到着した後はいよいよ本物の彼女と出会います。
「常桜の国」と呼ばれる美しい場所にある神社で舞を見せてもらったり
彼女と直接肌を触れ合って先ほど以上の安らぎや温もりを感じます。

「ピンク色の長いストレートの髪と お人形さんのように端正な顔立ち 脈絡のない質問に あなたは素直に首を縦に振る」
「抜ける 抜ける 感情が抜けていく すーっと抜けていく」

ここでは彼女だけでなく主人公視点のセリフも入ってるのがいいですね。
彼が今何を感じてるのかを語りながら進めるのでその場の様子をイメージしやすいです。
また舞を見るシーンでは「たん たん たん すー」と言葉でリズムを取りながら
彼女のお面に感情を吸い取られる感覚を催眠における深化とほぼ同じ表現で伝えます。

二人のやり取りを単に実況するだけでは普通のボイスドラマになってしまいますから
聴き進めるほど癒しや催眠の感覚が強くなるようにきちんと組み立てられてます。

「なでなで なでなで 君を撫でる 私の手の感触 ほら 君の心が癒されていくよ」
最後の「こころ」パートも手、頭、胸を個別に手で触れながら
その部分が温かくなったり清められる感覚を暗示の形で上手に伝えます。
温感は催眠の中では割と実感しやすいですし、ぽかぽかするのが感じられると思います。
さらに聴き手が安心して眠れるようにと後になるほど話すペースを緩めてもくれます。
暗示はあくまでサポート程度の役割に留め、眠りやすい雰囲気作りを重視してるのが印象的でした。

このように、こころの特徴を交えて眠りに導くドラマ性のある催眠が繰り広げられてます。
静かで温かい作品
二人きりの世界で不思議な女性が親身になって癒してくれる安眠効果の高い作品です。

こころは夢の中から見守り続けてきた主人公にいつしか興味を抱き始め
催眠を通じてそこへの道案内をしてから自分なりのやり方で彼を癒そうとします。
狐火、お面、桜、舞など和風情緒に溢れる世界観、無機質そうに見えて実は感情豊かな彼女のキャラ。
東方キャラが安眠させるシリーズの長所を継承した落ち着く催眠が味わえます。

Re:Volteさんは音楽作品も制作されてるサークルさんなので
今までは効果音や環境音を多めに鳴らして癒す作品をよく見かけたのですが
今作はBGMを軽く鳴らす以外はほとんどセリフやイメージで物語を構築してます。

「ねぇ この気持ちは何ていう感情なのかな」
冒頭シーンで彼女をミステリアスなキャラに仕立て上げ
夢の中に移動した後は彼女の心情も適度に描くことで世界観に奥行きを持たせてます。
肝心の催眠も基本的な技術に独自のイメージを盛り込んでいて眠りやすいです。
最後の安眠させるシーンは彼女の声や演技にも気を遣ってます。

ちょっぴり切ない気持ちを抱きながら眠りにつける作品です。
おまけは「秦こころの こころチャンネル」とBGM5曲です。

CV:saoriさん
総時間 57:24(本編…35:23 おまけ…22:01)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


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狐娘に優しく授乳手コキされちゃうお話

サークル「夢見屋さん」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間の女性と狐の中間あたりの容姿を持つ女の子が
人間の男性と子作りを見据えた甘く激しいエッチをします。

会ったばかりの彼の気を引こうと自分の気持ちをストレートに伝えたり
エッチの最中は普段よりもずっと積極的でいやらしい姿を見せるなど
彼女の特徴を活かした野性味のあるエッチをします。
野性の勘で未来の夫を品定め
狐娘の彩奈や娘の結花と種付けSEXするお話。

「こんにちは ご主人」
彩奈はやや鼻にかかった可愛い声の女の子。
獣人の国からホームステイ先にあたる主人公の家にやって来ると
早速お互いを知るためにお布団へ行こうと呼びかけます。

本作品は少子高齢化に苦しむ近未来の日本を舞台に
彼女が初対面の彼と心を通わせ最終的には夫婦になる様子がエッチに描かれています。
両国の意向で彼女を充てがわれた、つまりお見合いに近いシチュなため
二人が恋人になるまでの過程はすべて飛ばしエッチを通じて親密度を高めていきます。

「お布団に着くまで ずっとスリスリするからね」
心の声「(はぁぁ すごくいい匂い ご主人の匂いはとっても優しくて 落ち着く)」

彩奈は獣の血を引いてるだけあって人間よりもずっとストレートな付き合い方をします。
出会ったばかりの彼を匂いだけで良い人と認識し
それ以降は体を摺り寄せたり愛の言葉を投げかけて自分の気持ちを素直にアピールします。
会話やエッチの合間に心の声が入るおかげで彼女が何を考えてるかがわかりやすいです。

そしてエッチに入ると別の意味での野性味を存分に発揮します。
処女でありながら彼に積極的なご奉仕をしたり、自ら種付けをおねだりするなど
男性が喜びそうなことを数多く行い彼の心を一気に引き寄せます。

「私 ずっとご主人と一緒に暮らしたい なんなら ご主人の子なら いつでも孕みたいかなって」
夫婦になる決心をしたうえで行為に及ぶので重苦しさはほとんどありません。
むしろこういう純朴な女性に精液をたっぷり中出しできるシチュに喜びを感じます。
人間と野生動物の長所を併せ持つエッチですね。

ちなみに、タイトルにもなってる授乳手コキは完全なおまけです。
プレイ時間が約5分と非常に短いのが大きな理由です。
他に幼児プレイを匂わせるシーンはないですし、甘やかし系のエッチを期待して聴くと肩透かしを食らうと思います。
この点だけご注意ください。
愛の強さが伝わってくる激しいエッチ
エッチシーンは6パート34分ほど。
プレイはキス、フェラ、パイズリ、SEX(正常位、立ちバック、バック)、授乳手コキ、彩奈の手マンです。
パイズリ、SEX、授乳、手コキ、手マン、射精の際に効果音が鳴ります。

「ねぇ ご主人 キス、したい」
主人公と体を寄せ合いながらベッドに移動した彩奈は
甘いキスやねっとりしたフェラで彼のおちんちんを元気にします。

エッチは二人がほぼ対等な立場で色んなプレイに取り組みます。
一番最初のトラック1でするのはキスと手コキ(約7分)。
前者は比較的マイルドな、後者は絡みつくような粘性高めのちゅぱ音を鳴らして射精へ導きます。

「私 ご主人の虜になっちゃったかも」
彼女は今回初めてエッチをしますが獣人の国で事前に研修を受けてたこともあり
緊張した様子もなく慣れた手つきでおちんちんをお世話します。
そして彼に自分のことを知ってもらおうと今の気持ちを素直に伝えます。

始まったばかりということでいきなり種付けアピールはせず
まずは心の距離を近づけることを見据えて責めるわけです。
己の欲望よりも彼を喜ばせることを大事にするあたりに彼女の愛の深さを感じます。

種付けSEXが始まるのはトラック3から。
フェラで1回、パイズリで1回射精させてもまだまだ元気なおちんちんを見て
我慢できなくなった彼女がいよいよおまんこで彼の興奮を鎮めようとします。

「ねぇ・・・しちゃおっか? 私の処女 もらってくれる?」
「SEXする前も好きだったのに もっともっと好きになれちゃうんだね えへへ」

挿入前の控えめなおねだりと開始後の激しいピストンとのギャップが実に良いですね。
「ばつん」とやや重みのあるリズミカルな音で肉のぶつかる様子を生々しく表現しています。
セリフが多い関係で喘ぎ声をあまり漏らしてくれないのがやや残念ですが
最中に投げかけられる愛の言葉も相まって雰囲気が本当に温かいです。

唯一違うスタイルでエッチするのは最後のトラック6(約9分)。
二人がSEXに励んだ頃から十数年後、今度はすっかり成長した娘の結花が種付けSEXをおねだりします。

彩奈「さ、パパ まずは結花ちゃんにミルク飲ませてあげて」
結花「やったぁ パパのおちんちんミルク やっと飲めるんだ」
彩奈も彼女の気持ちをよく理解してるのでしょう。
普通なら許されないプレイを反対するどころかむしろ応援する姿勢を見せます。
女性が二人いる状況を活かしてセリフとちゅぱ音を同時に鳴らすシーンもありますし
純粋なエロさにおいては最も充実してるパートと言えます。

このように、獣らしさを適度に持たせたあまあまラブラブなエッチが繰り広げられてます。
野性味のある作品
一途で可愛らしい女性とのエッチをストレートに描いたキャラ重視の作品です。

オスの少ない故国を離れて日本へやって来た彩奈は
唯一の身内にあたる主人公に自分を知ってもらおうと最初から積極的なアプローチをします。
馴れ馴れしさを感じないレベルで親しみを見せる態度や彼の望むことを率先してやる気配り。
人間で言うところの「空気を読む」力を野性の勘で発揮し彼の心をしっかり掴みます。

「ありがとう ご主人 大好きだよ」
そして何より表裏のないキャラに小動物的な可愛さを感じます。
彼女が持つ魅力がプレイの随所に散りばめられていてとても良い気分で聴くことができました。
全パートでエッチをしますがその前後のやり取りにも力を入れてます。

エッチについては肝心の種付けに向けての導線やピストンの激しさが魅力です。
獣娘だからといっていきなり襲うようなことはせずに会話や前戯でお互いを知るところから始め
十分に盛り上がったところで獣らしいハイペースかつパワフルなピストンを繰り返します。
キーとなるプレイだからでしょうが効果音も頑張っていて二人が求め合う様子を上手く表現してます。

最後の父娘相姦だけは人を選ぶ部分を持ってますが
彩奈と結花が獣の血を引いてることを考えれば有りではないかなと。
「子供を孕みたいほどその人のことが好き」というのはすごくわかりやすい愛情表現だと思います。

残念なところは各パートともエッチの時間が短いことと授乳手コキですね。
前者は私が調べた限りではプレイ開始から最大でも9分、最短だと4分で射精を迎えます。

キャラを重視したからこういう作りにしたのかもしれませんが
18禁作品である以上はやはりそれなりの実用性が求められます。
ちゅぱ音や喘ぎ声も少なめですし、この内容では物足りないというのが率直な感想です。
総時間を増やすかパートを絞ってエッチを充実させたほうがいいでしょう。

「ボクちゃん おっぱい大好きだもんね いいこいいこ」
後者についてはサークルさんご自身が作品の看板に定めてるわけですから
聴き手を納得させるレベルの質と量を用意するのが望ましいです。
残念ながら存在感は子作りSEXのほうが圧倒的に大きいです。

射精シーンは全部で7回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

魅力的な獣娘たちが溢れんばかりの愛情を注いでくれる作品です。

CV:七海うとさん
総時間 1:02:56

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

鈴の音と共に

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、優しくて恥ずかしがり屋な狐巫女が
参拝に来た男性と冬から春にかけての季節をまったり過ごします。

音とキャラの両方が立ってる総合力の高いサービスが行われており
暖かくなるにつれて賑やかさを増す環境音や抜群にリアルかつ多彩な効果音
そして最中に交わされる彼女との心温まるやり取りが様々な癒しを与えてくれます。
寒い冬を二人で暖かく
神社の狐巫女「テン」に耳かきしてもらうお話。

「うぅー 寒い寒い 日差しはよいがまだまだ外は冷えるのう」
テンは古風な言葉遣いをする愛らしい声の女の子。
お参りの際に主人公が鳴らした鈴の音を聞きつけてやって来ると
一緒に休憩所に移動し耳かきしてあげます。

本作品は「鈴の緒を引けば」「鈴の音を聞きに」に続くサークルさんの人気シリーズ第3弾。
まだ寒い日、少し暖かい日、春のある日と3つのシーンに渡って
彼女と出会ってから境内にある休憩所に移動し、癒しのサービスを受けるまでを彼の視点で楽しみます。

過去作から続けて聴いたほうが楽しめるのは間違いありませんが
お話が完全に独立してますし展開もシンプルですから本作からでも問題ありません。
各シーンの時間が60分程度あるので3回に分けて聴くのが丁度いいでしょう。

とみみ庵さんと言えば効果音や環境音に並々ならぬこだわりを持ってるサークルさんです。
本作品でも寒い時期はまばらだった小鳥の声が春に近づくと賑やかになったり
二人が休憩所に近づくにつれて川の流れる音が聞こえ始めたりと音に変化をつけて違った雰囲気を出してます。
音質も本当にリアルですからそれらを聴いてるだけでも相当な癒しが得られます。

効果音についてはメインの耳かきは堅実に行い、それ以外の部分で面白いサービスをします。
主人公が最後に寝入ることを踏まえてどのシーンも安眠に適した優しい音で統一し
耳かき中はセリフを最低限に抑えて眠りやすい環境を整えます。
「仕事などで疲れてる人が聴いたら高確率で寝落ちする」と言えるくらい心安らぐひと時が送れます。

「勘違いするな 迎えに来たわけではないぞ 呼び鈴代わりに鳴らす不届き者がおるから見に来ただけじゃ」
本作品が持つもうひとつの魅力はテンのキャラ。
色んな意味で大事に思ってる主人公が来るたびに嬉しそうな表情を見せ
それを指摘されるとツンデレっぽい態度を取って恥ずかしさを隠します。

過去に何度も耳かきしてる関係なので堅苦しい部分は一切ありません。
それどころか彼に少しでも喜んでもらおうと色々考えてお世話します。
ロリババアっぽいキャラですが尊大に振舞うこともなく純粋に可愛らしい女性です。

リアルかつ多彩な音と親しみを感じる彼女のキャラ。
音フェチ系でありながらキャラも立ってるバランスの取れた作品です。
季節の変化を感じる高品質な耳かき
ここからは各シーンの内容や特徴を紹介します。

一番最初の「まだ寒い日」はおよそ59分間。
いつものように鈴の音に反応して現れたテンが主人公を休憩所に案内し
こたつに入ったまま2種類のカネを聞かせたり耳かきします。

「雨戸があると 同じ居間でも違って見えるじゃろ?」
季節が冬ということで縁側の雨戸は閉めたままにしており
近くを流れる川の音の代わりにストーブの稼動音がバックで流れ続けます。
室温を一定に保つために音量や火の勢いが適度に変化するのがいいですね。
他にもみかんの皮を剥く音が鳴るなど寒い日を二人で過ごす様子を音でしっかり表現しています。

「音が違うということは 伝わる振動も異なるということじゃ」
耳かきを始める前に登場するカネを使ったサービスも個性的。
「ぶぉぉぉぉん」という心地いい振動音を左右同時に鳴らして癒しを与えます。
それぞれでトーンが違いますから同じものでも違った印象を抱くでしょう。
音楽的な美しさがあるのに加えて脳を軽く揺さぶられるような感覚がしてかなり眠くなります。

メインの耳かきは膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒で大きな汚れを
彼女の尻尾で小さな汚れを取り弱めの風圧で数回息を吹きかけます。

綿棒は「じゅりっ ぷすぷす」と若干ざらつきのある柔らかい音
尻尾は「すすっ ずりずり」と梵天よりも若干硬さがあって毛の長い音が使われており
前者は耳の縁をなぞったり小刻みに擦る、後者は穴のあたりを優しく撫でる動きをします。

これまで有料・無料いずれも数多くの耳かき音声を製作されてるサークルさんなだけあって
「素晴らしい」と言う他に言葉が見つからないレベルの耳かきをされてます。
耳かき音声が数多く出てる現在でもとみみ庵さんの耳かきは間違いなくナンバーワンです。
音質、動き、力加減、間の取り方などすべてがパーフェクトで本当に癒されます。

「わしは好きだぞ ぬしに構うのも こうして耳かきをするのも 楽しんでおる」
最中のテンは何をするかを話す以外はあまり多くを語らず
彼と一緒に過ごすこのひと時をのんびり楽しみます。
冒頭シーンよりもずっと柔らかい声と間を長く取る口調には母親のような穏やかさが漂ってます。

耳かき中に込み入った話題を彼女が投げかけてこないのも本作品の耳かきが安眠に適してる理由のひとつです。
終了後は子守唄を歌ったり肩をぽんぽん叩いて寝かしつけてくれますから
普通に聴くのはもちろん、寝ながら聴くのにも大いに役立ちます。

2番目の「少し暖かい日」はそれより少し後のお話(約56分)。
たまたま境内の掃除をしていた弟子のビャクに案内されて移動し
そこにいたテンに泡洗浄や耳かきをしてもらいます。

ビャク「この方に気持ちよくなって欲しかったんですよね?」
テン「ぬ… ま、まあな」
ビャクが加わり会話しながらサービスするおかげで前のお話よりも賑やかな印象を受けるでしょう。
外が暖かくなってきたのを受けて今回からは雨戸を開けて川の音がバックで流れ始めます。
ビャクは言葉遣いが普通で恋愛に興味があるごく普通の女の子に近いキャラです。

ここでのサービスでポイントとなるのは泡洗浄。
テンとビャクが共同で左右の耳にハケで泡を塗り、綿棒と手ぬぐいで汚れを落とします。
泡を塗る時のぽりぽりした小気味いい音や耳を拭く際の微かな圧迫感と振動が心地よく
二人の明るい会話も相まって雰囲気的にも春が近づいてるのを感じます。

耳かきについてはテンが一人で綿棒と尻尾でお世話しビャクがそれをサポートします。
前のシーンと敢えて同じ内容にしてそれ以外の部分で違いを出す感じですね。

最後の「春のある日」はさらに時が流れた後のお話(約60分)。
今度は最初から境内にいたテンに連れられて移動し
お茶を少し楽しんでから彼女にとあるプレゼントをもらいます。

「おぬしに会うまではただの縁側じゃったが 今ではすっかり 二人の縁側になってしまったの」
今まではまばらだった鳥の声が一気に賑やかになり、春の使者であるウグイスも鳴き始めます。
二人が縁側でお茶を飲むのも空気が暖まってきた証拠です。
セリフではなく周りの情景や登場人物たちの様子で季節の移り変わりを伝えます。

耳かきについては事前のサービスは特に行わず、専用の耳かき棒と梵天で丁寧にお世話します。
主に綿棒を使ってた今までとは音の質感が随分違うと感じるでしょう。
力が適度に抑えられた「ぞり すり」という細くやや硬さのある音が程よい刺激を耳にもたらします。
梵天もふわふわした感触や耳の穴を優しく塞がれる質感が出ていてとてもリアルです。

またここでの耳かきは今まで以上にテンが黙々と手を動かし続けます。
耳かき音声の王道とも言える器具や流れですから、サークルさんの実力が最もよくわかるのではないかなと。
彼のリクエストを受けて珍しいマッサージを一部するなど音の良さを前面に押し出した耳かきが楽しめます。

このように、季節や環境の違いを出しつつじっくり行う面白味に溢れたサービスが行われています。
キャラと音の両方で癒す作品
耳かき音声を構成するありとあらゆる要素が優れた大変癒される作品です。

神社の狐巫女として長い間ここを守り続けてきた女性が
参拝客の男性と三度出会い耳かきや会話をしながら同じ時間をまったり過ごします。
季節の変わり目が舞台となってることを踏まえて各シーンとも環境音の違いや変化に力を入れ
そこに耳かきを中心とした効果音を盛り込み作品の世界を作り上げてます。

「また、来てくれるか? …よかった」
彼より遥かに年上なのに対等な立場で接しようとする彼女の姿にも癒されます。
実際に聴く時の楽しみを奪わないようにレビューでは彼女に関するかなりの部分を伏せました。
耳かき以外のシーンは会話が充実してますので彼女の魅力も十分わかっていただけると思います。

サービスについては耳かきはできるだけシンプルに仕上げて、それ以外の部分にシーンごとの違いを持たせてます。
中でも「まだ寒い日」に登場するカネを鳴らすサービスは音声作品でも非常にレアで
そのリアルな音と振動に多くの人が意識のぼやけや眠気を感じるでしょう。

私はレビューを書くために通しで聴いたのですが
途中で飽きることがまったくなかったし聴いた後は気持ちがスッキリしました。

耳かき音声に興味がある人全員におすすめしたい作品です。
これだけのクオリティとボリュームを持ってるのに価格が300円なのも驚異的と言う他ありません。
以上を踏まえて今回も満点とさせていただきました。
おまけはテンとビャクの両耳かきです。

CV:テン…藤堂れんげさん ビャク…小日向さくらさん
総時間 3:18:29(本編…2:54:42 おまけ…23:47)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

サキュバスに襲われて強制変態オナニー 〜あなたは私の思うがまま〜

サークル「狐屋本舗」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、精液ではなく男性の痴態を糧にしてるサキュバスが
偶然見つけた男性に特殊なオナニーを強要してお腹を満たします。

地べたを這って自分の精液を舐め取る、歯ブラシをアナルに挿入したままちんぐり返しするなど
普通の人では完遂不可能なレベルのド変態プレイがいくつも登場します。
音声を聴く際は歯ブラシをご用意ください(必須)。

この先一部で汚い描写があります。
食事を控えてる方、あるいは食事中の方は済ませてから読むことをおすすめします。
死よりも恐ろしい屈辱的な姿を
サキュバスに体を乗っ取られ恥ずかしいオナニーをさせられるお話。

「こんばんはー おじゃましーまーす」
サキュバスは甘く明るい声のお姉さん。
これから寝ようとしていた主人公の目の前に突然現れると
お腹を満たすために屈辱的かつ変態的なオナニーを指示します。

本作品は男性が変態プレイをする時に発する羞恥や屈辱をエネルギーとする彼女が
魔眼で動きを封じてから様々な変態プレイの指示を与えます。
シコシコボイスなどを使っておちんちんのいじり方を教える一般的なオナサポとは違い
体よりも心への責めに大変力を入れてます。

冒頭でも書きましたが生半可なMではまず完遂は不可能です。
肉体・精神両面にそれなりの負担がかかることを覚悟したうえで挑戦してください。
変態度の高さだけを見ればモルモットストリップさんと結構いい勝負です。

「あっ このままおしっこさせるっていうのもいいかもしれないわね 手におしっこを溜めさせて それで顔を洗うとか」
今回お相手を務めるサキュバスは穏やかな声に反して嗜虐性が非常に強い女性。
彼がオナニーを嫌がると予想して最初に逃げられなくなる術をかけ
それから文字通り彼をおもちゃにする感じでオナニーを強制します。

聴き手の心情にあまり配慮してないセリフをそれなりに言うため
その傍若無人な振る舞いに拒絶反応を示す人がいるのではないかなと。
ある意味サキュバスらしいとも言えますね。
女性にとことん虐げられることに快感を覚える筋金入りのドMだけが聴ける作品と思ってください。
精液を重視した変態的なエッチ
エッチシーンは4パート27分間。
プレイはパンツを頭に乗せる、アヘ顔ダブルピース、パンツを被る、オナニー、精液のお掃除、歯ブラシをアナルに挿入、ちんぐり返し、セルフ顔射、精液歯磨き、精飲です。
エッチな効果音はありません。

「じゃあまず手始めに 服を脱いで全裸になりなさい」
主人公に魔眼の効果を教えてあげたサキュバスは
手始めに全裸になってパンツを頭に乗せる指示を出します。

エッチは終始彼女に言われた通りに体を動かします。
一番最初の「考えたこともないようなオナニー体験をプレゼント♪」は準備にあたるパート(約12分)。
パンツを頭に乗せたままアヘ顔ダブルピースし、さらにそれを顔に被って股間の匂いを堪能します。

「ほら 笑いなさい 馬鹿みたいに大口開けて笑うの」
女性の前で痴態を晒す、あるいは屈辱にまみれるといった精神面の刺激が強いプレイですね。
彼女もその姿を嬉しそうに眺めながらよりハードな指示を出します。
パート終盤に射精シーンがありますが、おちんちんをしごく時間は2分程度と非常に短く
本作品の終着点が気持ちよく射精することとは違うのがわかります。

そんな彼女の意図を象徴的に物語るのが次の「上手にお掃除できるかな?」パート(約3分30秒)。
土下座の格好で床にぶちまけられた精液を舐め取るよう言い渡します。

「このままじゃあなたのお部屋が精液くさーくなっちゃうわよ? お掃除しないといけないんじゃないかな」
射精後は性欲が急激に減衰するのは男性なら誰でも知ってることです。
そこに敢えてより屈辱的なプレイを用意する。
これだけでこのエッチを完遂することの難しさがわかっていただけるはずです。
自分が吐き出した精液を使ってプレイするのも本作品の大きな特徴です。

後半の2パートに入ると彼女の指示はさらにエスカレートします。
予め用意した歯ブラシをアナルに挿入したままちんぐり返しをさせてもう一度射精
そして口の中に出された精液を使って歯を磨く、というぶっ飛んだプレイをします。

「さーてさてさてさて そ・れ・で・は 満を持して歯ブラシの使い時がきましたー」
中でも最後の歯磨きは音声作品でおそらく初登場だと思います。
最中の彼女も一切容赦がないですし、相当に強靭な精神力を持つ人だけができる最高難度のプレイです。
衛生面の問題もありますから決して無理をしないでください。

このように、羞恥と屈辱で徹底的に悶えさせる極めてハードなプレイが繰り広げられてます。
ド変態専用の作品
人を選ぶものの強烈な個性を放ってる作品です。

サキュバスは明日を生きる食料を得るため、そして自分自身が楽しむために
男性の家に侵入し無理矢理変態度の高いオナニーをさせます。

普通の人が絶対にやらないタイプのプレイを数多く取り揃えるだけでなく
オナニー開始から射精までの時間を極端に短くしたり、射精後にきつめの指示を出すなど
聴き手のM性を試す意味も込めた難度の高いリードをします。

処女作ということで進め方に首を捻るところもありますが
プレイ自体は既存の作品とは明らかに異なる輝きを持ってます。
中でも終盤の歯ブラシと精液を掛け合わせたプレイは本当にビックリしました。
これを実際にやるかはともかく聴いてて面白いと思う部分があるのは事実です。

「まあどれだけ嫌がっても 無理矢理飲ませるんだけどね」
しかし、サキュバスの態度や言葉遣いについては引っ掛かるものを感じます。
主人公に対してはこれでもいいのでしょうけど結局オナニーするのは聴き手なので
最初から最後まで突き放し続けるとやる気の維持が難しくなります。

本作品のエッチは心の強さが一際重要になることも考えると
「これをやり遂げたらものすごい快感が味わえるかもね」など多少の飴を用意したほうがいいのではないでしょうか。
モルストさんの作品も変態度が高い一方で心のケアはしっかりしてます。

射精シーンは2回+α(連続射精)。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

色々面白い部分は持ってるのだけど完成度に難のある作品です。
自分のM性と変態性に揺るぎない自信を持つ方にのみおすすめします。

CV:みる☆くるみさん
総時間 31:44

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は6点。
31分で900円と割高なので-1してあります。

雑談です。

今年も残すところあと僅かとなりました。
そこで昨年に引き続き同人音声、催眠音声に分けて個人的なランキングを紹介します。
2016年発売の同人音声ランキング

第1位 「深海生物コキ
深海生物コキ

特殊な潜水艇に乗り込み海底散歩しながらその場で捕まえた生物を使ってオナニーする作品。
極めて斬新なコンセプトだけでなく、プレイの様子を生々しい効果音で見事に表現しています。
同乗するお姉さんの表面的にはつれないけど実はとっても優しいキャラも心を潤します。
一番最後に登場する彼女との幼児プレイは絶品です。

第2位 「鈴の緒を引けば
鈴の緒を引けば

古風な言葉使いをする狐巫女が3回耳かきする作品。
1回ごとに効果音や環境音がガラリと変わる凝った作りや
音の品質から細かな動きに至るまですべてが洗練された高品質なサービスが耳と心を癒します。
彼女の愛らしいキャラも多くの人を虜にしました。
「耳かき好きなら絶対聴いとけ」と言い切れる珠玉の名作。

第3位 「夢見月の湯宿その2~専属仲居2名付き極上プラン(ハイレゾ音源)~
夢見月の湯宿その2~専属仲居2名付き極上プラン(ハイレゾ音源)~

風流な旅館を舞台に二人の仲居さんがつきっきりでお世話してくれる作品。
シリーズ一作目で好評だった旅館の雰囲気作りやリアルかつ豪華なサービスに加え
今回はバックで流れる環境音にも力を入れており没入感がさらに増してます。

第4位 「【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】
【ノスタルジ-耳かき】道草屋-芹 おもいで【二人で怪談】

上品だけどちょっぴり子供っぽいところもある店員さんと夏の日を過ごす作品。
過去作で培ってきたキャラ、音、サービスの絶妙なバランス感覚や
夏らしさを感じさせる様々な演出が適度な涼と癒しを与えてくれます。

第5位 「あなたをダメにするばぶばぶプレイ 癒しの赤ちゃんがえりトレーニング
あなたをダメにするばぶばぶプレイ 癒しの赤ちゃんがえりトレーニング

幼児プレイ専門のお店でお姉さんの赤ちゃんになりきるお話。
赤ちゃん言葉や授乳手コキといった王道のプレイはもちろん
おむつの交換やカンガルーケアなど、他の同系統作品には登場しない本格的なサービスが味わえます。
秋野かえでさんの母性を感じる声と徹底した甘やかしっぷりが極上の幸福感を与えてくれます。

第6位 「【バイノーラル】脳に直撃!とろっとろの囁きオナ指示-癒し系痴女- 【耳舐め吐息】
【バイノーラル】脳に直撃!とろっとろの囁きオナ指示-癒し系痴女- 【耳舐め吐息】

優しいお姉さんが長時間に渡るオナサポをするお話。
おちんちんをしごく既存のオナニーに亀頭責めの要素を適度に加え
その一部始終をシコシコボイスや様々な指示で完璧にリードします。
タイプのまったく異なる4パターンの射精シーンが用意されてるのも魅力です。
2016年注目のサークル
お次は一際目立った活躍をされたサークルさんの紹介です。
今年も3つに絞らせていただきました(敬称略)。

スレイブハンド(シコシコサポート)

オナ指示亀頭オナニー☆射精の10倍の快感!?男の潮吹きチャレンジ

オナサポ作品を専門に扱っている新進気鋭のサークルさん。
既存のオナニーに「完全サポート」と「亀頭責め」を新たに組み込み独自のプレイを作り上げています。
発想力があり向上心も強いので来年も活躍されると思います。

声好雨読

あまとろ性感エステ~百合色リラクゼーションへようこそ~

スレイブハンド(シコシコサポート)さんとほぼ同じ時期に活動を開始されたサークルさん。
年上の女性が甘やかしながらエッチするシチュを大変得意とされており
その中に乳首責めやアナル責めを盛り込みちょっぴりアブノーマルな雰囲気を出しています。
大衆性の高いジャンルですから今後も安定した実績を出されると見ています。

ディーブルスト

Cure Face2-美菜

古くから活躍されてる癒し特化のサークルさん。
今年は音の品質にこだわった作品がとても多く、そのすべてが高い品質を持ってました。
フェイスマッサージやフットマッサージなど他のサークルさんにはないサービスを扱ってるのも魅力です。

ランキングに入ってるサークルさんももちろん活躍されてますが
その観点から選ぶと去年と似た感じになってしまうので敢えてできるだけ被せないようにしました。

スレイブハンド(シコシコサポート)さんは処女作の時点で方向性がおおよそ定まってました。
その後も新作を出すにつれて奇抜な要素を取り入れ、現在は大手と呼べるほどの実績を出されてます。
オナサポが人気の高いジャンルだとしてもここまで急成長を遂げるのは珍しいです。

この後紹介するふたつのサークルさんも含めて
現在活躍してるサークルさんは他の人たちに負けない部分をちゃんと持ってます。
特に亀頭オナニーはまだ発展途上のプレイですし、どのように進化するかがとても楽しみです。

声好雨読さんも最初の段階から年上の女性が優しく弄んでくれるシチュを通されています。
それでいて乳首をいじるシーンがやたら多いのは中の人の好みなのでしょう。
プレイの組み立て方やキャラの活かし方がしっかりしていてどの作品も安心して聴けます。

ディーブルストさんは活動歴が長く以前から優れた作品を数多く制作されてました。
ただ今年は流行をうまく捉えた音重視の作品が多かったです。
耳かきや既存のマッサージに縛られない自由な発想力と、それを形作る技術力の両方を兼ね備えています。
業界の流れと来年の展望
最後は同人音声側における今年の大きな特徴や来年に関することを簡単に話します。

今年の同人音声は18禁はやや不作、15禁と全年齢向けは豊作でした。

こう言ってしまうとネガティブに感じる人もいるでしょうが
名作の数自体は昨年と同じ、あるいは若干増えたくらいに見ています。
しかし音声作品全体の新作数やリリース頻度がそれ以上に上がっており
その状況を考えるともうちょっと多く出て欲しかった、つまり割合を見てのやや不作という意味です。

それに対し15禁や全年齢は既存のサークルさんたちが安定した活躍を見せ
さらに新規に参入された方々も最初からある程度のクオリティを持たれてました。
また今まで耳かきを製作してなかった音声サークルさんが挑戦するケースもちらほらありました。

少なくとも耳かきに関しては聴く作品がなくて困った人はほとんどいないと思います。
私個人は今年を第二次耳かきブームがあった年と認識しています。
(第一次にあたる2013年はバイノーラル録音の普及と並行して耳かき音声が爆発的に増えました)

しかし同じ耳かきブームでも第一次と第二次では大きな違いがあります。
それは主に声と効果音のバランスで、第二次はASMR(音フェチ)作品がとにかく多かったです。
声よりも音を主役に置く、例えば耳かき中はできるだけしゃべらないようにする演出のことです。

私は昨年のまとめ記事で「音のさらなる進化」を特徴として挙げました。
それが今年に入って作品の構造にも影響を与えるようになったわけです。
言葉でわざわざ説明しなくても音だけでわかるから増えたのだと考えてます。
ASMRは以前からありましたけどここまで目立ったのは今年が初めてです。

18禁のほうで注目すべき点はアダルトゲームの声優さんが参戦してきたことです。
童貞大好きイジワルお姉さんの極上手ほどき連続射精レッスン♪」のかわしまりのさんや
姉ヌキ~くくるお姉ちゃんの場合~」の小果こおら(青葉りんご)さんあたりがいい例です。
販売ページのDL数や評価を見ていただければわかるようにいずれも高い支持を得ています。

つい数年前は同人業界でも割と端っこのほうにいた音声作品が
音の強化や作品数の増加に伴い脚光を浴び始めてるようです。
商業系の作品が取って代わることはさすがにないでしょうが、ある程度の存在感は持ち続けると思います。

以上をもって同人音声側の総括とさせていただきます。
来年もより多くの良作に出会えることを心より願っております。

【ご旅行耳かき】道草屋 いのこ【乳液耳揉み】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、道草屋で7人目となる新人店員が
ちょっぴり緊張しながら様々なサービスを行い癒しと安眠を提供します。

定番のサービスに彼女らしさを交えた初々しいおもてなしが行われており
茶道に則ったお茶出しや動物に関する昔話など得意なことをやりながら
言葉使いや態度を徐々に変化させて彼女の内面もわかりやすく描いています。
新人店員と過ごす秋の夜
道草屋の店員「いのこ」にあれこれお世話してもらうお話。

「お客様 お客様…でございますよね?」
いのこは甘く素朴な声の女の子。
遠路はるばるやって来たお客をバス停まで迎えに行き挨拶すると
夜空に浮かぶ月に関する昔話をしながらお店に案内します。

本作品は二人が出合ってからお店に移動し、夕食を食べるまでの「ようこそ」と
食事やお風呂を済ませ眠るまでの「おやすみ」の二部構成。
前者は多種多様な効果音を織り交ぜたサービスで秋の日をのんびり過ごす様子を
後者は彼女のお話や仕草といった人間味を中心に描いて癒しを与えます。

前回新しく加入したたびらこが2015年3月ですから、およそ1年半ぶりの新人店員さんですね。
彼女も癒し路線を維持しつつ他の店員さんとは違う固有のサービスを行います。

サークルさんがこの作品で掲げられてるテーマは「旅行感」。
10分ほどの時間を割いてお店に行くまでのシーンを描いたり、到着後は軽い説明をするなど
家庭的な印象が強い普段の道草屋に比べると旅館っぽさを出しています。
聴いた感じだと今回初めてお客の相手をするいのこの研修も兼ねてるようです。

「できるだけ力を込めるために お背中跨いでしまっても よろしいでございましょうか?」
また彼女も多くのシーンで意識して丁寧な言葉使いをします。
年下系の声なので堅苦しさはそれほど感じないでしょうが
音声作品を色々聴いてる人だとその話しぶりにちょっとした違和感を覚えると思います。
それもそのはず、彼女はお客に嫌な気分をさせないよう頑張ってそうしてるのです。

本作品における最大の魅力は彼女が見せる「拙さ、未熟さ」です。
それをより引き立たせるために「ようこそ」では多少気まずい雰囲気になる場面がいくつかあります。
その一方で「おやすみ」は彼女が伸び伸びとお世話するシーンが多く
頼りない新人が今回のおもてなしを通じて一皮剥ける様子を表現しています。
サービス自体はしっかりしてるのですが、合間に入るやり取りなどに不器用さが見られます。

道草屋シリーズは店員のキャラ、効果音(サービス)、環境音(雰囲気)のバランスが取れてるのが持ち味です。
どれかひとつが優れてる作品はそれなりにありますが、すべてが高水準な作品はほとんどありません。
しかし、この作品はいつもよりキャラの個性を強く出す路線で作られてます。

シリーズを聴いてる人でもいつもと何かが違うと感じるのではないでしょうか。
他の店員が個性派揃いですし、それに負けないよう彼女の良さをアピールしながらお世話します。
鮮やかな手つきと美味しいお茶
ここからは各サービスの内容を紹介していきます。

第一部の「ようこそ」は4パート35分ほど。
バス停からお店に到着するまで月に関する簡単な昔話をし
部屋に着いてからはいのこ固有のサービス「お茶出し」へと移ります。

「むかーしむかし そのまたむかし 猿と狐と兎が 神様のところへ行きました」
昔話は三匹の動物が神様にとあるお願いをする、といったもの。
月の影の模様が兎に見える理由に関するお話なので主人公はもちろん兎です。
ストーリーを話すとつまらないでしょうから詳細は伏せます。
彼女は続く第二部の「おやすみ」でも動物に関する面白いお話を聞かせてくれます。

「ようこそ」のメインとも言えるお茶出しはおよそ10分間。
用意したお茶碗を温め、茶入れに入った抹茶を茶杓で二回掬い、お湯を注いで茶筅でかき混ぜます。
茶道の心得がある彼女の特性を活かした本格的なサービスですね。

「静寂の中にある小さなものを 時間を忘れて ゆっくりお楽しみいただくのが お点前です」
彼女自身がこう言ってるように、最中はセリフを必要最低限にまで減らし
お客が飲むシーンも含めたすべての様子をほぼ効果音だけで表現します。
特にお湯を沸かす時に鳴るちりちりした音や茶筅でかき回す音が耳に心地いいです。
おそらく今後の作品ではよりパワーアップした茶席が用意されると思われます。

新人店員らしさが最もよく出てるのは最後の「ご宿泊のご説明」パート。
名前の通り今後行うサービスの流れを説明するだけのシーンですが
彼女が初めての経験に緊張したり戸惑ってる様子が色濃く出ています。

「お風呂についてでございますが だいじょくじょ んん だい…よくじょう お待ちください…手汗が」
お風呂の説明をする時に噛むのが面白いですね。
普通ならNGにあたる要素を敢えて取り入れ、彼女の心情をわかりやすく描いてます。
これ以前のシーンでも話し方にぎこちなさを感じますし、芹やはこべらといった年上系の店員たちとは違う魅力があります。
調子に乗って大胆に
第二部の「おやすみ」は9パート82分間。
温泉から出たお客がぐっすり眠れるようにいのこが肩と耳のマッサージ、耳かき、昔話をします。

マッサージは肩の方は拳でとんとん叩いたり手のひらで擦るスタンダードなものですが
耳はタイトルにもなっている乳液を使って両方同時にゆっくり揉みます。
まだ慣れてないのを踏まえて第二部のサービスはどれもゆっくり丁寧に行います。

「すりゅー ぎゅぴっ」と手に力を入れて離す乳液耳揉みの音はとてもリアルで
最中は音が篭るだけでなく実際に耳を手で覆われてるような軽い圧迫感も味わえます。
音だけで聴覚以外の感覚を刺激されるのは不思議で面白いです。

「その年に取れたお米で お赤飯とお餅を作って ちょっとずつ食べるのでございます」
また彼女も第一部から時間を置いてリラックスしたのか
手を動かしながらここで働くことになった経緯や村で間もなく始まる秋祭りについて語ります。
音と会話の両方で楽しませる道草屋シリーズの持ち味がここから発揮されます。

第二部のメインとなる耳かきは41分30秒と長め。
膝枕ではなく布団に寝た状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と綿棒を使って汚れを取り
仕上げに弱めの風圧で1~2回息吹きします。
また左耳はお掃除の後、右耳はお掃除を始める前に6分程度の甘噛みをします。

耳かき棒は「ずり じり」という乾いた細い音、綿棒は「ずしゅっ ぱちぱち」と面積が広く柔らかな音が使われており
前者は位置を細かく変えながら掻き出すように、後者は大きく動かさず細かい汚れを絡め取るように動きます。
器具の違いが音でちゃんと出てますし、耳かき棒は手前と奥で音質が微妙に変化します。
スタンダードかつ質の高い耳かきと言えます。

「コーヒーは苦手ですが カプチーノはまた飲みたいですね」
「ふふっ 耳たぶぺちぺちでございます」

最中の彼女の態度も大きなポイント。
「~でございます」をよく言ってたこれまでよりも口調が若干柔らかくなり
カプチーノのまろやかな口当たりを自分で出そうとして失敗した話をします。
また合間に入る甘噛みでは舌を使って彼の耳たぶを軽くぺしぺしします。

差し支えないレベルで悪戯するようになったのは彼女の気持ちがほぐれた証拠です。
こんな風に言葉そのものではなくしゃべり方や行為によって心の変化を伝えてくれます。
甘噛みはR-15ですから水分控えめの大人しいちゅぱ音が中心です。

最後に登場する昔話はおよそ22分間。
一本目のお話は右耳の耳かきと同時に、二本目は彼に添い寝しながら行います。

「猪は…ふぁぁ 猪は 亀をひっくり返そうと 亀は 猪を持ち上げようと 牙をかっちん 甲羅をかっちん」
こちらも月の昔話と同じく動物たちのやり取りを描いたものばかり。
お客とすっかり打ち解けて緊張の糸が切れたのか
しばらくすると彼女が欠伸を始め、お話のペースも後になるほど緩やかになります。
最終パートは半分近くの時間で彼女の寝息が流れる安眠仕様です。

このように、彼女の持ち味を盛り込んだ温かなサービスが繰り広げられています。
キャラ重視の作品
効果音や環境音よりもいのこの仕草のほうがずっと耳を惹く作品です。

いのこは道草屋にわざわざやって来たお客が充実した一夜を過ごせるように
基本となる耳かきとマッサージに加えてお茶出しや動物に関する昔話をします。
どちらも今まで登場した店員にはない要素で前者は音、後者は声と異なる癒しの方向性を持ってます。
特にお茶出しは家だとまずできない本格的なもので旅館らしさが出ています。

「今は緊張も抜けて しっかり働けてございますが お客様が怖い人ではなくて よかったでございます」
それよりもずっと印象的だったのが彼女の言葉使いです。
違和感を覚える言い回しをわざとすることで緊張具合を遠まわしに伝えます。

新人店員というと失敗するのがよくあることですが、それでは癒し系作品としてまずいですし
サービスとは直結しない形で未熟さや初々しさを持たせてるのが素晴らしいです。
昔話をする際に動物の鳴き真似をしてくれるのにも愛らしさを感じます。

サービスについては新しく登場した二つ以外は割と普通かなと。
乳液耳揉みはそのそもの時間が短いですし、甘噛みもゾクゾクするほどの刺激は与えてきません。
毎回力を入れてる季節感が今回控えめなのもキャラが立ってると感じた大きな理由です。

新人店員が一生懸命お世話する様子を和やかに描いた作品です。

CV:いのこ…箱河ノアさん すずな…藤堂れんげさん(登場時間は30秒程度)
総時間 1:57:02(ようこそ…34:42 おやすみ…1:22:20)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
117分700円とコスパが良いので+1してあります。

田舎のバス停で雨宿り-都会デート編-

サークル「はーべすと」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間と狐の特性を併せ持つ愛らしい女の子が
夫になった人間の男性と都会でデートしたり濃厚なエッチをします。

2人の仲の良さを前面に押し出したあまあまラブラブなエッチが魅力で
お店やホテルで彼に何度求められてもすべて受け入れる健気な姿が癒しを
アヘ声交じりのエロ可愛い喘ぎ声を漏らし、精液を子宮で受け止め続ける姿が興奮を与えてくれます。
都会でのイチャラブデート
前藻 玉(まえも たま)と都会でデートやエッチをするお話。

「おーい! こっちこっち」
玉は明るくて可愛い声の女の子。
自宅のある田舎から都会へはるばるやって来た彼女が
彼と待ち合わせて洋服屋に行くところから物語は始まります。

本作品は「田舎のバス停で雨宿り」「田舎のバス停で雨宿り-その後-」に続く第3作目。
前作で久しぶりに出会った2人が激しいエッチの末に夫婦となり
今度は彼女が都会に出向いて彼と色んな場所を回ります。

タイトルと内容にほとんど関連性が無いと思う人もいるでしょうが
2人が初めて出会いエッチした場所に因んだシリーズ作品ですから問題はありません。
今作は舞台を大きく変えて新鮮味のあるやり取りを楽しませてくれます。

「それにしても…。ほんっ…とに人多いね! 都会の中枢って感じ…すごい!」
玉は人間の男性と狐の女性との間に生まれた妖怪っぽい存在。
普段はごく普通の女の子の姿をしてますが、感情が高ぶると獣の耳や尻尾が出てしまいます。
そして長い間田舎で暮らしてたこともあり、作中では初めて見る都会の風景やお店に新鮮な反応を示します。

エッチももちろん重要なポイントですが、この彼女の仕草が初々しくて可愛いです。
唯一の家族となった主人公との親しげなやり取りにも癒しを感じます。
「初めての都会デート」を強く意識した描写が数多く登場します。

また作中ではシーンや場所に応じて環境音が適度に変化します。
過去作では雨音や焚き火の音といった自然にまつわるものが中心でしたが
今回は場所が場所なのでエンジン音やガヤ音といった人工的なものが多いです。
声との音量バランスも丁度良く、現実世界のノイズを遮断し作品の世界へ自然に引き込んでくれます。
夫婦だからこそできる激しく濃厚なエッチ
エッチシーンは6パート40分30秒ほど。
プレイはフェラ、キス、クリ責め、SEX(騎乗位、立ちバック?、正常位)、耳舐めです。
クリ責め、SEX、射精の際に効果音が鳴ります。

「…店員さんにバレちゃう? そんな焦らなくても大丈夫だよ、静かに“して”あげるし」
洋服店での試着中、その可愛い姿に思わず勃起してしまった主人公を見て
玉はすかさず彼を試着室の中に誘いその場でフェラをしてあげます。

エッチはシーンによって責め手を切り替えながら行います。
一番最初の「興奮しちゃった?」パートは試着室でのプレイ。
序盤は舌で、それ以降は口に咥えておちんちんを執拗に刺激し射精へと追い込みます。

「もっともっと、気持ちよくさせちゃうんだから」
玉は可愛い声や幼さを感じる容姿を持ってますが一応人妻です。
エッチに入るとキャラよりもずっと上手に、かつ下品なちゅぱ音を鳴らします。
精液が服につかないよう口で一生懸命受け止める姿も健気でエロいです。
過去作でもかなり激しいエッチをしてましたし、都会に移動してもエッチは相変わらず濃い目です。

フェラ開始から射精までの時間が4分程度と短いのが残念ですが
この後のシーンが充実してるのを考えると、サークルさんが準備運動あたりの位置づけにしてるのかもしれません。
このシリーズは野外でのエッチをよくするから、というのもあります。
欲を言えば他人にばれるスリルを多少なりとも組み込んでもよかったかなと。

残りの5パート33分間はすべてラブホテルでのエッチ。
部屋に入るとすぐさま主人公が彼女を押し倒してキスするところから始まり
その後も部屋とお風呂場を舞台に様々な体位でお互いを激しく求め続けます。
キスや耳舐めは並行してやるスタイルですからプレイはほとんどSEXと思ってください。

「いいよ…中でいっぱい出しちゃおう。あなたの精液、んっ…はぁ、はぁ、私の中でいっぱい出して」
「そんな、獣の交尾みたいにっ、ひんっ…ふぁっ、んっ、んんっ! 激しい、よぉぉっ…」

彼は彼女と都会でデートできて余程嬉しかったのでしょう。
洋服店の時とは打って変わって終始積極的に責め続けます。
そして彼女も嫌な顔を一切見せずにすべてを受け止め、エロ可愛い喘ぎ声を漏らします。

6回ある射精シーンすべてで中出しを決めるのが良いですね。
彼が今回のデートで種付けを狙ってるように見えます。
人間よりも獣に近い荒々しさを感じるSEXです。

個人的に印象的だったのが「キスしよ? キス欲しいの……。」パート。
部屋→風呂場→部屋と3セットのSEXを終えてもまだまだ性欲の衰えない主人公が
再び彼女にキスをしながら腰を激しく打ちつけます。

「キスされながら、エッチするの、しゅきぃ…らいしゅきらの」
お互いを貪り合うような力強いキス音、合間に漏れるちょっぴりアヘった彼女の喘ぎ声など
大切な人だからこそ見せられる甘く恥ずかしい描写が2人の絆の強さを感じさせてくれます。
SEX開始以降にキスをする時間が全パート合わせて16分程度あるのも特徴的です。
単に激しいだけではなく、お互いを思いやる気持ちがしっかりと込められています。

このように、夫婦だからこそできるハードかつ愛のあるプレイが繰り広げられています。
隅から隅まで甘く温かい作品
仲のいい男女が普段とは別の場所で幸せなひと時を過ごす純愛色の強い作品です。

田舎で生まれ育ってきた素朴な女の子がまったく環境の違う場所へ行き新しい体験をします。
周囲を行き交う多くの人々、お洒落で魅力的なお店、変わった形をした美味しいデザート。
そのすべてに対して彼女は驚き、興味津々な様子で眺めたり体験します。
田舎が舞台だった過去2作に対しお話の展開が随分違います。

「また、いっぱい、種付けしちゃったね…。あなた、大好き…」
しかし周りの環境がどんなに違っても彼女のキャラや主人公との関係はまったく変わりません。
聴いてるこっちが恥ずかしくなるようなセリフを言ったり
エッチの最中はお互いの体を激しく求めて何度も何度も種付けします。

新しい要素を取り入れつつ、変わってはいけないものをきちんと残してるところがこの作品の魅力だと思います。
3作目となればシリーズのファンもそれなりにいるはずです。
同じ展開やエッチを続けていては彼らの期待に応えるのは難しいです。
だけど玉の純朴さや愛らしさをなくしてしまったら作品の良さが根本から崩れてしまいます。
シリーズ作品が陥りがちな問題をある程度上手くクリアしています。

エッチは以前の作品以上にSEXに寄せた構成になってます。
夫婦でお互いがその気なら中出しもガンガンできますし、繋がりを深くして恋人同士との違いを出してます。
ですが肝心のピストン音にもう少し重量感が欲しいとも思います。
腰同士よりも手を打ちつけてるような軽い感じの音が使われてます。

絶頂シーンは主人公が7回、玉は2回+α。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

これまで培ってきた長所を伸ばし、さらに新しいことにも挑戦している作品です。
今作から入っても大丈夫ですが過去2作を聴いてるほうがずっと楽しめます。

CV:藍沢夏癒さん
総時間 1:10:33(本編…1:08:34 フリートーク…1:59)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

鈴の緒を引けば

サークル「とみみ庵」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、古風な言葉使いをする寂しがり屋の巫女が
神社に偶然訪れた主人公を心のこもった耳かきでもてなします。

物語を3つに分けそれぞれで異なるスタイルの耳かきをしているのが特徴で
耳かき棒、梵天、綿棒などが生み出す効果音と
境内に流れる涼やかな川の音や雨音が大きな癒しを与えてくれます。
川の流れる静かな神社で
狐巫女のテンに耳かきしてもらうお話。

「鈴の緒を鳴らす音がするから来てみれば 本当に人がおったわ」
テンは可愛くて落ち着いた声のお姉さん。
散歩中に見つけたとある神社で拝んでいる主人公に声をかけると
退屈しのぎに一緒にお茶でも飲もうと誘います。

本作品は二人が初めて出会った日、しばらくした別の日、そのまた後日の3部構成。
どのシーンも冒頭に縁側で寛ぎながら軽い会話をし
それから日に応じて器具を変えながら彼女が耳かきします。

1日あたりの時間が40分前後と手ごろな長さになってますから
無理に通しで聴こうとせず日を分けて楽しむのがいいでしょう。
1日分だけでも十分過ぎるほどの癒しのパワーを持っています。

とみみ庵さんと言えばニコニコ動画で耳かき音声をいくつも出されているほど
耳かきに並々ならぬ情熱を燃やしているサークルさんです。
今作でも耳かきに合計70分近くもの時間を用意し
その中で専門店よりは家庭に近い多彩で温かなサービスを行っています。
耳かき好きなら間違いなく満足できる作品です。

「うむ 快晴快晴 縁側で茶を飲むにはうってつけじゃな」
耳かきをしてくれるテンのキャラも大きなポイント。
「~じゃ」など特徴的な話し方をするのに加えて
ひと気のない神社を訪れてくれた彼のために一生懸命尽くします。

最初からフレンドリーに接してくれるおかげで尊大さは特に感じられず
和やかで落ち着いた雰囲気が終始漂っています。
またこの神社は境内に川が流れているらしく、縁側に移動すると涼やかな水の音が流れ始めます。

リアルな効果音と環境音、テンの和風で可愛いキャラ。
そういった諸々の要素を上手に組み合わせて物語の世界をリアルに表現しています。
没入感が得やすい点も癒しにプラスに働いていると言えます。
徐々に変化していく環境とテンの態度
一番最初の「出会いの日」はおよそ37分間。
神社に初めて訪れた主人公がテンと出会い少し会話をした後で
元々団小屋だった建物の縁側に移動し、お茶を飲んだり耳かきをしてもらいます。

本作品はシーンごとに環境音が切り替わる凝った演出がされており
二人が縁側に移動する際にも川の音が徐々に近づき大きくなります。
また雨が降る日には最中に雨足が微妙に変化したりもします。

この日の耳かきの時間はおよそ21分30秒間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒を使って大きな汚れを取り
仕上げに梵天や息吹きをするシンプルなものです。

耳かき棒は「ぞり ずずっ」と細く硬さのある音
梵天は「すすっ しゅっ」と柔らかく広がりのある音が使われており
前者は耳の壁をなぞるようにゆっくりと、後者は軸を持って小刻みに回転させたり掻き出す動きをします。

数々の耳かき音声を作られてるサークルさんなだけあって
音の質、動かし方いずれも文句のつけようがないほどに優れています。
特に耳かき棒は手前と奥で別の音と動きが楽しめます。
梵天も実際に耳に入れられてるようなこそばゆい感触がして面白いです。

「ゆーっくり 入れるからのう」
最中のテンは久しぶりの耳かきで緊張しているのか
あまり多くをしゃべらずに彼の耳を傷つけないよう全体的にゆっくり動かします。
おぼつかないというよりは丁寧にやってる感じです。

そしてセリフがあまりないからこそ効果音や環境音に集中しやすく
聴いてると自然と心が落ち着いたり眠くなるほどの安らぎを感じます。
二人がまだ会ったばかりということでキャラよりは音の方に魅力を感じるシーンです。

2番目の「別の日」は41分30秒ほど。
再び神社を訪れ鈴の緒を引くとテンが現れ
初日よりもずっと人懐っこい態度であれこれお世話します。

「わ、わしの話し相手になってゆかんか? 嫌なら無理にとは言わぬが…」
彼女は立場上なかなか素直になれないところがあり
彼の気持ちを考えながら語りかけるシーンをよく見かけます。
かといって自分の気持ちを完全に隠しきれてるわけでもなく、その不器用な姿には愛らしさを感じます。
ツンデレというよりは恥ずかしがり屋な印象ですね。

縁側に移動した後で始まる耳かきについても
前回とは違い主に綿棒を使って耳を綺麗にします。
一日ごとに別の器具やサービスが登場するのも本作品が持つ特徴のひとつです。

綿棒は「すすっ ずりずり」と耳かき棒より面積が広く柔らかな音が使われており
耳の穴の縁や中の壁を円を描くようにゆっくり動かします。

実際に聴いてみると耳かき棒とまったく違う動きをしているのに気づくでしょう。
音に若干の引っ掛かりがあるのも特徴的です。
器具ごとに最適な音や動かし方をしているあたりにサークルさんのこだわりがよく出ています。

「やむをえんのう そのまま目を瞑っておるのだぞ?」
またこの日は彼女が変わった方法で耳の細かい汚れを落とすシーンが登場します。
今までのどの器具とも違う滑らかな音が鳴りこちらもリアリティがあります。
彼女が彼に対して心を開き始めているのが行為によっても表現されています。

最後の「また別の日」は43分間。
神社で二人が会話を始めた直後に雨が降り出し
雨宿りも兼ねてテンが再度の耳かきをしてあげます。

「耳のな 穴ではなく外じゃ 手ぬぐいで少し拭いておこうと思ってな」
耳かき自体は耳かき棒と梵天を使う1日目とほぼ同じスタイルなのですが
開始前に彼女が手ぬぐいで耳を綺麗にするサービスが追加されています。
神社なので手の込んだことはできないけど感謝の気持ちは伝えたい。
そんな彼女の彼に対する感情が滲み出ているシーンと言えます。

またバックで流れる雨音も1日目とは違った雰囲気を生み出しています。
場所が同じだから当然川の流れる音もするわけで
2種類の水音が自然な癒しを与えてくれます。

このように、日によって異なるサービスや要素を交えたきめ細かい耳かきが繰り広げられています。
ストーリー性のある耳かき作品
耳かきの要である効果音、バックで流れる鳥の声や川の音、テンの優しくて愛らしいキャラなど
ほっとしたり癒される要素を数多く持ってる良作です。

テンは久しぶりに神社にやって来た主人公を気に入ったのか
最初から対等の立場で彼に語りかけ、自分にできる限りのサービスを提供します。
やってることは世間話、耳かき、膝枕による添い寝とシンプルなものばかりなのですが
ちょっとしたセリフや動作に彼女の「彼と一緒にいたい、癒したい」気持ちが表れていて
後になるほど心がぽかぽかしてきます。

そして二人がどんな場所にいるのか、彼女がどのようにお世話しているのかを
様々な効果音を組み合わせてリアルに表現しています。

今回はほとんどのシーンで川の音が流れますからそれだけでも相当な癒しを感じます。
耳かきについても現実さながらの音や動きがされていて隙がありません。
個々の素材に高いクオリティを持たせ、それを損なわないように融合しています。
テンが体を動かすたびに耳にかけてある鈴が鳴るのも実に良いです。

「また会いに来るといい わしはここで待っておるからな」
ストーリーについても二人が親密になっていく様子を和やかに描いています。
サークルさんの別シリーズ「休日屋」のように込み入った展開にもなりませんし
純粋に癒しだけを提供する作りです。

質の高い耳かきと女性の優しさが心に潤いを与えてくれる作品です。
合計2時間でたったの300円とコスパも申し分ありません。
以上を踏まえて本作品をサークルさんでは8本目の満点とさせていただきました。

CV:藤堂れんげさん
総時間 2:02:26(出会いの日…37:38 別の日…41:28 また別の日…43:20)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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