サークル「ほろえろ」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、ネットで女体化する薬を購入した男性が
それを飲んでオナニーする様子を同じ視点で楽しみます。
最初から最後まで彼が独白しながら進めるのが特徴で
催眠は説明書に書いてあることを実践する形で古典催眠の技術を行使し
エッチは電マやバイブオナニーでイキまくる様子を2つのやり方で表現します。
不思議な薬で女の子に変身
「ついに闇サイトで 女体化の薬を買ってしまった」
主人公はトーンが低く落ち着いた女性声の男性。
自分が買った女体化する薬について話すと
電マとバイブも用意してオナニーの準備を整えます。
本作品は女性になりきってオナニーしまくる感覚を疑似体験することを目的に
彼がおよそ50分に渡って催眠をかけたりドライ系のエッチをします。
他人にかけてもらうことが多い通常の催眠音声とは違い
登場人物を彼に絞って独り言を漏らしながら進めます。
「説明書には 最初は体の感覚が変化してくるって書いてあったけど どうなっちゃうんだろ」
説明書に書いてある効果や手順を読んでその感想を言ったり
薬を飲んだ後は主観視点でどんな感覚がするか語るなど
彼がこっそり楽しんでる様子をありのまま表現します。
独白形式ならではの演出もありますし、本作品の大きな特徴と言えます。
また販売ページに「催眠状態に入りやすく聞きやすい構成」と書かれてる通り
催眠27分、エッチ16分と前者を重視して丁寧に誘導します。
私が以前聴いた「お姉さんの変態マゾ犬調教」でもしっかりかけてましたし
催眠については過去作に引き続き安定感があります。
個性はあまり出さずに古典系の技法を手堅く行使してました。
音声「ほら この音が あなたの脳に直接快感を与え 全身の感度を高めていく」
主人公「お願い 早く 体の感度 どんどん高くなっていく」
エッチはタイプA、タイプBの2パターンから好きなほうを選びます。
内容や主人公のセリフはどちらも一緒ですけど
タイプBにだけ別の音声が加わり、左側から暗示を入れたりカウントを数えます。
右側は主人公の反応や喘ぎ声を流してて両者の連携が取れてます。
タイプAはほぼ同人音声と呼んでいい内容ですから
催眠誘導パートを聴いた後はタイプBを選んだほうが楽しめます。
低周波や電マの音も鳴ってて音モノみたいなプレイになってます。
説明書を読んで催眠の世界に
ベッドに仰向けに寝て目を開けたまま、まずは深呼吸と体の脱力をします。
「鼻から すーっと息を吸い込んで 口からふーっと吐き出す ゆったりとした感じでいいみたい」
「最初は両肩 両肩に 力を ぎゅーーーーーっと入れて もう少し ぐーーーー で、すっと力を抜く 肩から力が抜けて 心地いい」
主人公は催眠の勉強をしてない一般人ですから
薬についてる説明書をそのまま読み上げながら今どんな感覚がするか語ります。
深呼吸は2セットごとにリラックスする暗示
脱力は両肩、左右の腕、左右の脚の順でひとつずつ力を入れたり抜きます。
トーンが低くぼんやりした声も相まって意識のぼやけを感じました。
脱力の後は長めのカウントを数えて深化するなど
催眠音声でよく使われる技法を本作品に合わせてアレンジする形で誘導します。
「はぁ はぁ 体が 熱くなってきた 少しずつ 少しずつ 体の感度が上がってきて 全身ヒリヒリしてきた」
後半の12分間は女体化。
簡単な質問に答えてから3つある薬の2つめを飲み込み
その結果心と体にどのような変化が現れたかを主観視点で実況します。
具体的な容姿は聴き手のイメージに任せて、エッチで重要になる胸と性器に的を絞ってました。
体が熱くなったりヒリヒリする暗示を入れるのでそうなる人がきっといるでしょう。
このシーンも終盤に長めのカウントを数えるのですが
0を宣言した後から声のトーンが少し上がるのが印象的でした。
主人公が男から女に変わったことをわかりやすく表現してます。
独白形式だからこそできる演出でサークルさんの創意工夫を感じます。
主人公が女体化薬を試す様子をそのままなぞるテーマ性の強い催眠です。
薬を飲みながら説明書を読んで女体化する体験をリアルに味わわせることを目的に
深呼吸から入って漸進的弛緩法、カウントによる深化、薬のイメージを絡めた感度強化
カウントを交えた女体化(胸&性器中心)と一歩ずつ着実に前進します。
時間が十分に取られてるおかげでひとつひとつの技法を丁寧にやっており
前半はリラックスと深化、後半は女体化と目的を変えて手堅くリードします。
深化はカウントに合わせて目を閉じますから、その瞬間に気持ちいい感覚がぶわっと襲ってくるでしょう。
女体化も顔立ちや体型などは聴き手に任せて性感帯だけやる割り切った構成にしてます。
この内容なら十分な深さの催眠状態に入れると私は思います。
女体化した後に軽いエッチシーンもありますし、王道だけど独自性もある催眠と言えます。
同人と催眠両方の特徴を持つエッチ
プレイはオナニー、乳首オナニー、電マ/バイブオナニー、カウントによる絶頂です。
電マ/バイブオナニーの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフは一応ありですがやらないことを推奨します。
「今回選んだオプションは 低周波の誘導音源 これ聴きながらしてみよう」
自己催眠をかけながら薬を飲んで無事女の子になった主人公は
一緒に買ったオプション音声を聴いて射精とは違う絶頂を味わいます。
エッチは彼が1人で楽しんでる様子を同じ視点で体験します。
最初の「02.えっちパート(タイプA)(約7分)」は独白形式をそのまま引き継ぐプレイ。
序盤に「ずぅぅぅん」という低周波が鳴り始め
さらに電マ→バイブの順でおもちゃオナニーして4回ドライを迎えます。
「おかしくなりゅ おかしくなりゅ おかしくなっちゃうぅ 脳みそ とろとろになって 溶けちゃうぅ」
ここは喘ぎ声、効果音、心情や反応のセリフで構成されており暗示はほとんどありません。
オホ声交じりの喘ぎ声を積極的に漏らすからセリフの量も減ってます。
エロいんだけど催眠との接点がほとんどないので、誘導パートの直後に聴く音声としてはイマイチかなと。
タイプBとの選択式ですから初回で無理に聴く必要はないです。
もうひとつの「03.えっちパート(タイプB)(約9分)」は催眠色の強い内容。
セリフやプレイの流れはタイプAとほぼ一緒で、そこに別の音声が加わります。
音声「ほら イケ イケ イケ イケ! イケばイクほど もっと感度が高くなる」
音声「ほら 全身がゾクゾクして 勝手に腰が浮いちゃう」
この音声は催眠音声のエッチによく出てくるもので
気持ちよくなる暗示を入れる、カウントを数えてから絶頂へ追い込むなど
主人公にはできないことを同時にやって上手くサポートします。
暗示を小まめに入れてきますから催眠状態を維持しやすいしドライも迎えやすいです。
右は主人公、左は音声と位置を大きく分けて両方を聴きやすくしてます。
絶頂シーンも6回と多めでタイプAより強めに追い込んでくれます。
このように、ベースは一緒だけど盛り上げ方がまったく違うエッチが繰り広げられてます。
珍しいタイプの女体化作品
主人公は男の体ではなかなか味わえない連続メスイキを体験しようと
女体化できる薬を買って説明書に従いながら少しずつ女性に変わります。
そしてエッチはオプション音声を聴くスタイルで2種類のプレイを楽しみます。
男性が女体化薬を飲んでオナニーする様子を疑似体験するシチュ
総時間の約半分を使い独白形式でリラックス、深化、女体化をする割と独特な催眠
タイプAは喘ぎ声や効果音中心、タイプBは暗示とのハイブリッドと
同じオナニーでも違う表現方法にして幅広さを持たせるエッチ。
53分という短めの時間でしっかりサークルさんらしさを表現できてます。
中でも催眠は技法を定番のもので固めて入りやすさを確保しつつ
ところどころにテーマ性や個性を持たせて違いを打ち出します。
独白形式で誘導する作品は非常に少ないので、それをやり遂げてるだけでも十分素晴らしいと思います。
女体化完了時に声が変わる作品は初めてでとても新鮮でした。
エッチはタイプBに関してはよくできてると思います。
ただ時間がかなり短いので今の倍くらいは欲しいかなぁと。
タイプAは催眠との関連性が薄く、素の精神状態でオナニーするのに役立ちます。
絶頂シーンは10回。
効果音と喘ぎ声それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音はありません。
定価がたったの110円と非常に安いですから興味が湧いた方は是非お試しください。
CV:結音しなんさん
総時間 53:34
オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
作品自体の点数は7点。
53分で110円とコスパが良いので+1してあります。