同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:同人音声 > 全年齢向け

   ● 「お姉さん」の休日~弟の家で安眠奉仕サービス~
   ● 雨の日の縁側で~幼馴染と耳かき~
   ● のじゃロリ!!キツネ姫恋ちゃんのまふまふ耳かき
   ● はなまるシスター~とにかくあなたを褒めてくれるシスターさん~
   ● イヤーエステ【音フェチ】
   ● ヒーリングサロンシエルーすっきりコースー
   ● 耳元で駄洒落100
   ● 猫と彼女と一週間
   ● みみけん #1 一ノ瀬綾【高音質バイノーラル耳かき】
   ● 【耳かき・催眠音声】同棲彼女との耳かき生活


「お姉さん」の休日~弟の家で安眠奉仕サービス~

サークル「fairy sound」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、実の弟を溺愛してる気さくなお姉さんが
2種類の耳かきと息吹きでとことん甘やかします。

前半と後半で違うタイプの耳かきをするのが特徴で
最初は会話重視、次はこしょこしょをたっぷり言いながら
器具に合った効果音をたっぷり鳴らして彼女にお世話されてる雰囲気を出します。
ブラコンお姉ちゃんの甘いご奉仕
お姉さんに耳かきや息吹きをしてもらうお話。

「いひひっ 侵入成功 今日は姉さんがいないから 弟(おと)君を驚かせに来ましたー」
お姉さんは明るくて温かい声の女性。
合鍵を使って弟の部屋にこっそり侵入すると、すぐさま彼に見つかり要件を伝えます。

本作品は何らかの事情で今は別の場所に暮らしてる姉弟が
およそ45分に渡る耳へのサービスを通じてより親睦を深めます。
彼には彼女以外にもう1人姉がいてその人と2人で生活してるらしいのですが本作には登場しません。

「膝つねるの止めて ごめんってごめん あっでも痛いけど気持ちいいかもーって そうじゃなくって」
お姉さんは一言で言えばかなりのブラコン。
最初から最後まで砕けた口調で語りかけ
彼にちょっかいを出されても嫌がるどころかむしろ嬉しそうに受け入れます。
今回の耳かきも事前に父親を使って練習するなど、彼に対する愛の強さを感じる描写が随所に登場します。

全年齢向けなので聴いてて重いと感じるほどのものではありません。
離れ離れに暮らしてる寂しさを少しでも埋めようと一生懸命取り組みます。

もうひとつの特徴は耳かきそのもの。
前半は会話を多めに交えて姉弟らしさを出し
後半は「こしょこしょ」などのあまり意味を持たない言葉を言い続けて耳に刺激を送ります。

使用する器具や効果音はまったく同じにしてセリフだけ切り替えてる感じです。
後半はASMR成分が強いですから癒しだけでなく安眠のお供にも役立つでしょう。
ちなみに耳かきはどちらも片方の耳だけお世話します。
肉親らしい和やかな耳かき
一番最初の「「お姉さん」のあまあま耳かきご奉仕」は17分ほど。
お姉さんが弟の家にやって来て軽いやり取りを交わしてから1回目の耳かきに移ります。
右と左の2パターンありますがこれらの違いは音の位置だけです。

耳かき棒は「じょりっ ざりずり」という乾燥したやや力強い摩擦音
梵天は「すすっ そりゅー」というふんわりした音が使われており
前者は穴の中を擦ったり引っ掻いたりして大きな汚れを
後者は軸を持って回転させたり掻き出して主に小さな汚れを落とします。
そして最後に弱めの風圧で5回程度息吹きをして仕上げます。

「あっ ちょっと大きいの見えたから 梵天と代わりばんこに またお耳かいていくね」
全体的にもう少しペースを落としたほうがよりリアルになると思いますが
音や動きに関してはそれなりの品質を持ってると言えます。
特に動きは変化に富んでるので聴いてて飽きが来ません。
梵天は耳かき棒と組み合わせて使うため異なる音を短時間で交互に聴くことができます。

最中の会話は耳かきのこと、彼女たちの家族に関すること
衣通姫という肉親同士の恋愛を描いた伝説のことなど様々。
手を動かしながら話すシーンが多いので効果音と同じくらいの存在感を持ってます。

続く「「お姉さん」のこしょこしょ耳かきご奉仕」でするのは別タイプの耳かき(約21分)。
もう1人の姉と飲み比べ勝負をし無事勝ったお姉さんが、そのご褒美に彼の耳を再び綺麗にします。
このパートもお世話するのは片方のみで左右2パターン入ってます。

「いつもこうやって姉さんにやってもらってるって聞いたからさ どう? また違った女性の口から言われるのは」
ここでは会話をほとんど挟まず「こしょこしょ」「かきかき」といった単語をひたすら言い続けます。
効果音は聴いた限りだと特に違いはありませんでした。
彼女が言葉を発するたびに微かな振動が伝わってきてちょっぴりくすぐったいです。
1回目と違う器具を使っていればもっと個性が引き立ったでしょう。

このように、音とセリフのバランスを大事にしたシンプルな耳かきが繰り広げられてます。
家庭的な作品
血の繋がった姉だからこそできる耳かきを追求した作品です。

お姉さんは愛する弟を甘やかしつつ自分自身も満たされようと
最初から気さくな態度で話しかけ、スキンシップも積極的に取って耳かきします。
そして1回目と2回目でセリフの内容を切り替え癒しと安眠を提供します。

実姉らしさを感じる言葉と行為の数々、音とセリフの両方に気を配った耳かき。
専門店よりも家庭的な物語とサービスに仕上げてます。

「姉さんには申し訳ないけど 今日くらいはお姉ちゃんが弟君独占しちゃってもいいよね」
重さを感じない程度に甘やかしてくるのがすごくいいですね。
上の姉と喧嘩にならないよう2人で共有してご奉仕します。
もしかしたら今後の作品に登場させる予定なのかもしれません。
明るくて爽やかなブラコンキャラという印象を受けました。

耳かきは今年6月に活動を開始されたばかりなことを考えればよくできてると思います。
具体的には耳かき棒の硬さを表現しつつ頭に響かない程度に力を抑える匙加減などです。
綿棒や耳マッサージといった別のサービスが加わるとより充実したものになるでしょう。
あとは1パートで左右両方をお世話してくれるスタイルも聴いてみたいです。

お姉ちゃんに甘やかされるのが好きな人には特におすすめします。

CV:浅見ゆいさん
総時間 46:20

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

雨の日の縁側で~幼馴染と耳かき~

サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、友達以上恋人未満あたりの関係にある幼馴染が
最近疎遠になってる主人公と久しぶりに2人きりでのんびり過ごします。

効果音や環境音の扱いに力を入れた音フェチ系の作りが魅力で
2人がいる場所や行為によって音がリアルに変化し
会話よりもそれらだけが鳴る時間を長く用意して穏やかな気分にしてくれます。
雨がくれた幸せなひと時
幼馴染に耳かきや添い寝をしてもらうお話。

「おまたせー はいっ 傘持ってきたよー」
幼馴染は素朴で可愛い声の女の子。
とある雨の日、主人公に頼まれて傘を持っていくと
雨が弱まるまで近くにある自宅で休ませてあげます。

本作品は別々の学校に通い始めたせいで一緒の時間がめっきり減った男女が
およそ50分に渡る会話や癒しのサービスをしながら仲良く過ごします。
耳かき&添い寝しながらの安眠とやること自体はシンプルなもので統一し
その様子を効果音と環境音を組み合わせてリアルに表現します。

例えば一番最初の「おまたせ。」パートでは2人が出会って傘を開いた途端に
雨音が普通のものからパラパラした少し強いものへと変化します。
そして家の中に入ると一気に収まり、次のパートで縁側に出ると再びクリアなものへ戻ります。

雨音だけで2人がどこで何をしてるかがある程度わかるように作られてるわけです。
また家の中にいる間は雨音に代わって時計の音が鳴り始めます。
全体的にセリフの量を減らし、これらの音だけを楽しみやすくしてあるおかげでとても安らぎます。

「そういえばそっちの学校はどう? 彼女とかいるのかなーって」
幼馴染については他校で好きな子ができたかさり気なく探ったり
昔のことを語りながら今後も同じ関係を維持したいと言うなど
主人公に対してある程度の恋愛感情を抱いてるのが窺えます。

といっても本作品の主役は音ですからそれほど込み入ったことにはなりません。
雰囲気作りのためにそういう要素を多少盛り込んでる程度です。
声と口調がどちらも柔らかくリラックスしてるのがよくわかります。

リアルでしっとりした音の数々と2人の微妙な距離感。
雨の日をのんびり過ごす様子をそのまま音声化した素朴な作品です。
眠気を誘う音に包まれて
幼馴染の家に到着し軽く寛いだ後に始まる最初のサービスは耳かき(約26分)。
氷水に浸したタオルで主人公の顔を拭いてから綿棒と梵天を使い分けて綺麗にします。
そして最後に弱めの風圧で5回程度息を吹きかけます。

耳かき棒は「じりじり ずしゅっ」とやや粗さのある柔らかい音を小刻みに往復させたり大きく撫でるように
梵天は「ぷすぷす しゅるー」という広くてふんわりした音をゆっくり掻き出したり回転させるように動かします。
youtubeで無料の耳かき音声をいくつも公開されてるだけあって音質、動き共にレベルが高く
バックで流れる優しい雨音も相まって聴けば聴くほど眠くなります。

「今度はお耳の中も きゅーって どう? これも落ち着くでしょ」
これらの前にやる顔拭きも音フェチ作品らしい内容。
湿り気を帯びた摩擦音がゆっくり優しく鳴った後、両耳の穴へタオルを軽く突っ込み微かな振動を与えてくれます。
音と感覚が自分の指を穴に入れた時とまったく同じで驚きました。
タオルを氷水に浸して搾る音も入ってたりと細かい部分にまでこだわって作られてます。

「お耳もこんなに大きくなって わかるよー 前はもっと色白でちっちゃかったもん」
最中の会話はよく遊んでいた中学時代までの話題が中心。
以前ほど会えなくなったことをちょっぴり寂しく思う一方で今の時間を大切にします。
耳かきに関する実況を完全に省いてるおかげで会話量が少なめでも淡白な印象は特にしません。
十分に仲がいいから伝えたいことだけ話しあとは黙々とお世話します。

耳かきの後に続くのは添い寝(約16分)。
縁側でやるのはまずいだろうということでひとまず家の中に入り
時計の音に耳を傾けながら2人一緒に安らかな眠りにつきます。

「こうして君といると落ち着くっていうか ちょっと安心するかも」
安眠目的のパートなので会話は最初の数分で済ませ
あとは右手から安らかな寝息だけが流れ続けます。
時計の音、寝息、控えめな雨音が織りなす空間はとても静かで落ち着きました。
何気ない作品
取り立てて特別なことをやらないのが特徴の作品です。

幼馴染はこのところ一緒に遊べずにいる主人公との関係を修復しようと
雨宿りのついでに耳かきや添い寝をしながら色んな事を話します。
そしてその様子を効果音と環境音を組み合わせてリアルにお届けします。

音質だけでなく細かな部分にまでこだわり抜いた音の数々
言葉や行為の端々からほのかに伝わってくる彼女の想い。
くっつきそうでくっつかない男女の日常をありのままに描いて癒しを与えます。

「これからもこういう時間 作れたらなーって えへへ」
彼女が本当に彼と付き合いたがってるのかは私にもわかりません。
でもセリフの中にそれを匂わせる表現がいくつか見られるのも事実です。
音フェチ作品は癒しのパワーが強い一方で温かみがやや薄れてしまうところがあるので
それを彼女のキャラや2人の関係で補ったのだと思います。

サービスは綿棒と梵天をセットで使ってるのが珍しいです。
同じ系統の器具でも音にはっきりとした違いがあってレベルの高さを感じました。
専門的なことをやると違和感が出るからこうしたのかもしれません。
雨音とのバランスも絶妙で安眠のお供に大変役立ちます。

声よりも音を聴くのが好きな人には特におすすめします。

CV:ユキトさん
総時間 49:58

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年8月29日まで10%OFFの450円で販売されてます。

のじゃロリ!!キツネ姫恋ちゃんのまふまふ耳かき

サークル「ちろ猫ハウス」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、古風な話し方をするおてんば姫君が
偶然出会った人間に耳かきしながら親睦を深めます。

耳かきの質と量にこだわってるのが最大の特徴で
全編の7割以上を耳かきに割き、パリパリした乾燥系の音をじっくり丁寧に鳴らします。
会話よりも音を重視してますから癒しだけでなく安眠のお供にも役立つでしょう。
神様の趣味は耳かき
狐姫の恋(れん)が2種類の耳かきをするお話。

「…っと ふーっ ここまで来れば さすがのあやつも追ってはこれまい」
恋はやや幼さを感じるおっとりした声の女の子。
自宅を抜け出し鼻歌を歌いながら外を散歩してると
古びた社で主人公を発見し声をかけます。

本作品は神様として人間とは滅多に接することのない生活を送ってる彼女が
偶然見かけた彼に得意の耳かきを披露して幸せなひと時を送ります。
序章は彼の少年時代、本編はそのずっと後のお話と2つのシーンで成り立っており
どちらも20~30分程度の耳かきをします。


舞台となる社が川の神を祀ってるため音声開始直後から川の音がバックで流れ始め
耳かき中も多くを語らず効果音と吐息だけを漏らす音フェチ系の作りになってます。
会話をする時に声量を抑えてあるおかげで睡眠の妨げになりません。
色んな要素を静かで落ち着いたものに統一して癒しと安眠を両方同時に提供します。

本作品の耳かきはもちろん量だけではありません。
サークルさん自身が「耳かき音の研究に日々励んでる」とおっしゃられてるだけあって
シンプルながらもかなりこだわった耳かきに仕上がってます。
具体的には各シーンで使用する器具を揃える代わりに動きに明確な違いを持たせてます。

有料作品は今回が初ですが、中の人はYoutubeのほうでライブ耳かきを定期的にやられてるそうです。
実際に聴いた限りではリアリティよりも音の個性や刺激に重点を置いてるように映りました。
リアル志向の方にはやや不向きかもしれませんが、刺激が強めの音をがっつり楽しみたい方にはかなり向いてます。
音が鳴るたびに微かな振動も伝わってきて耳のあたりが心地いいです。

「どうじゃ? わしの耳かきは 匙も滑らかで 気持ちよかろう?」
恋については古風な言葉遣いに反してとてもフレンドリーに接します。
元々友人が欲しかったこともあり神様だからといって尊大には振る舞わず
自ら膝枕に誘って嬉しそうに耳かき棒を動かします。
耳かきの腕もなかなかのものですし、「三度の飯より耳かきが好き」と豪語するだけはあります。

ただ前述の通り本作品は音特化なのでストーリー性はそれほどありません。
個性や雰囲気作りのために彼女をこういうキャラにしています。
私は挿し絵やセリフからすぐさま某有名シリーズ作品をイメージしましたが内容は随分違いました。
進化する耳かき
恋が主人公に初めて耳かきするのは序章の「2.耳かきしらぬのか?」(約21分)。
とある事情で両親と喧嘩した彼と自分が似た境遇にあることに気づき
膝枕の状態で特製の耳かき棒と綿棒を使った耳かきをして慰めます。

ちなみにこのパートはBGMありと無しの2パターンが存在し
前者はしっとりした曲調のピアノBGMが、後者は川の音が流れ続けます。
両方が同時に流れることはありません。
またお世話するのは右耳のみで左耳はノータッチです。

耳かき棒は「ざりっ ずすっ」というやや広くて粗さのある音
梵天は「ぷすぷす しゅるー」という面積広くふんわりした音が使われており
短めのストロークで耳の壁を優しく引っかくように、ゆっくり掻き出すようにとそれぞれに違った音と動きをします。

Youtubeで活躍されてるだけあって音質はかなり高いです。
竹耳かき特有の乾燥した質感や梵天のふわふわした柔らかさが忠実に表現されてます。
梵天をもうちょっと長くやってくれたら尚良かったです。

それに対して動きについては若干荒削りに映りました。
耳の中を小刻みに引っかくことが多いせいで汚れを取るよりもマッサージしてる感じになってます。
全体的にペースを一段階落とし、長めのストロークにしたほうがよりリアルになるんじゃないかなと。
これが前項で「リアリティよりも音の個性や刺激に重点を置いてる」と書いた理由です。

「こうしておれば 人も神も 何ら変わりはせぬと言うのに 使いの者たちはどうして ああも頭が固いのかのう」
最中の恋は穏やかな表情で主人公の様子を観察したり
彼と友達になる約束を交わすなど神様のイメージよりずっと気さくな姿を見せます。
耳元近くから漏れる微かな吐息や囁き声が耳に優しく、聴けば聴くほど気分が落ち着きます。
耳かきに関する実況をあまりしてないのは専門店との違いを明確にしたかったからかもしれません。

2回目の耳かきは本編の「2.耳かきするぞ♪」(約30分)。
1回目からそれなりの年月が過ぎたある日、付近の崖から落ちて怪我をした主人公を恋が介抱すると
そのお礼に耳かきさせて欲しいとお願いします。

「わしの名前は恋 長くこの地に住まう者」
彼に畏まって自己紹介するところを見ると
おそらく彼女は彼が序章で耳かきした人物だと気づいてないようです。
少年が大人になってると考えれば序章と本編には10年程度の開きがあるのでしょう。

そしてこの時の流れが彼女の耳かきにもしっかり反映されてます。
内容は前回と同じく耳かき棒と梵天を使い最後に息吹きする家庭的なものですが
先ほど指摘した動きの速さやストロークの短さが改善されており品質が一段階アップしてます。
パート前半は右耳、後半は左耳をお世話するのも大きな変化です。

要は2回目の上達っぷりを引き立てるために1回目をわざとやや不得手にした可能性があるわけです。
通しで聴くと2回目のほうが丁寧かつ繊細に感じるのではないでしょうか。
耳かき好きな彼女がその後鍛錬を重ね、より熟練した領域に達したことを音だけで表現してます。
こういう演出をする耳かき作品は非常に珍しいです。

このように、時の流れを感じる素朴な耳かきが繰り広げられてます。
シンプルな耳かき作品
耳かきをひたすら深く掘り下げた音フェチ系の作品です。

恋は自分の耳かき欲を満たしつつ主人公に心安らぐ時間を送ってもらおうと
良い意味で神様らしくない態度で彼に接し、耳かきも手を抜かず一生懸命取り組みます。
そしてその様子を言葉ではなく複数の音で表現し落ち着いた雰囲気を作り上げてます。

総時間の大部分を耳かきに割いた特化型の作り
序章と本編でサービスを敢えて揃え、動きで違いを出す凝った演出。
最大の武器である音を駆使したリアルな物語が楽しめます。

「では その時はまた 耳かきの相手に付き合ってもらうぞ」
これらを行う彼女もなかなかの魅力を持ってます。
基本的には低姿勢だけど神様としての気品も十分備わっており
幼い声とはやや違う優しさや包容力が別方向の癒しを与えてくれます。

サークルさんが続編を予定されてるそうですから
今後の作品で彼女についても少しずつ掘り下げていくのではないでしょうか。
本作品の最後もそれを匂わせる締めくくり方がされてました。

耳かきはシーンごとの動きの違いが最大のポイントです。
ただこれはあくまで私の推測に過ぎないことをご了承ください。
わざとやったかどうかは結局のところ作った本人しかわかりませんからね。
そう読み取れる材料が多少含まれてるといった程度です。

おまけは各シーンの耳かき音のみバージョンです。

CV:ちろるさん
総時間 2:05:00(本編…1:20:15 おまけ…44:45)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
125分で300円とコスパがいいので+1してあります。

はなまるシスター~とにかくあなたを褒めてくれるシスターさん~

サークル「すかーれっとどろっぷす」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
道草屋シリーズの稲役などで活躍されてる真宮ひいろさんの個人サークルです。

今回紹介する作品は、シスターとして色んな人を手助けしてる女性が
日々頑張ってる男性に心温まるご奉仕をします。

タイトル通り褒めまくりながらお世話するのが特徴で
起床、朝ごはん、お風呂といった当たり前のことに対して何度も「偉い」と言い
さらにネガティブに感じることもポジティブに捉えて明日を生きる活力を与えます。
毎日をはなまるに過ごすあなたへ
シスター・リアが耳かきと添い寝をするお話。

「こんばんは 私 教会から迷える子羊さん あなたの生活を指導するよう派遣されました シスターのリアと申します」
リアは素朴で和やかな声の女の子。
主人公の家に来て日頃の生活チェックをしてたことを告げると
家に上がり一日の出来事を順番に評価します。

本作品は日々仕事や生活を頑張ってるのになかなか報われないでいる彼を元気づけようと
彼女がおよそ30分に渡って生活チェック、耳かき、添い寝をします。
「とにかくあなたを褒めてくれるシスター」の名の通り彼女はすべてをとことんポジティブに捉え
どんな些細なことでも「偉い」などの褒め言葉をガンガン投げかけます。


「まず 起床です うんっ お一人で起きられるなんて すっごく偉いです」
「(入浴は)結構体力消耗しますし 面倒に思っちゃったりしますよね でも 身だしなみに気をつけるのは 人付き合いの基本ですものね きちんと気を配れる子羊さん 素敵ですよ」

朝に無事起きられたこと、満員電車に耐えて職場にたどり着いたこと
入浴後に髪を乾かしたことなど我々が普段当たり前のように行ってることすべてにはなまるをあげます。
twitterを利用してる人なら「コウテイペンギンのあかちゃん」というキャラを聞いたことがあるのではないでしょうか。
あれと同じスタイルで褒めてくれますから聴けば聴くほど心が元気になります。

生活チェックを終えた後に始まるサービスも心温まるものばかり。
最初の耳かきは膝枕の状態で左耳→右耳の順に耳かき棒と濡れ綿棒で汚れを取り
その合間に数回息を吹きかけます。
そして次の添い寝は彼女が羊を数えながら一緒の眠りにつきます。

耳かき棒は「じじっ ずー」と細く乾いた音をやや速いペースで繰り返し掻き出す
綿棒は「くしゅっ」という湿り気を帯びた音を短いストロークで撫でる、といったように
どちらも器具の質感や特徴を捉えたリアルな音を鳴らします。
他サークルさんの素材を使用してるそうなので品質は大手サークルさんとほぼ同等です。

「自分のことくらい自分で認めてあげなくちゃ 今日もよく頑張った 自分偉いぞって心の中で思うくらいで 神様は怒ったりしませんよ」
「私と話をしてくれてありがとうございます」

そして彼女は耳かき中も彼のことを褒めちぎります。
頑張ってる人ほど自分の努力になかなか気づかないものです。
だからそれが実は凄いんだとはっきり伝えることで自分自身を褒めるきっかけをあげます。
最後に感謝の言葉を漏らすあたりにも彼に対する思いやりの気持ちがよく表れてます。

耳かき音と褒め言葉がぶつかり合わないようセリフの間をやや空けてあるのがいいですね。
癒しつつ褒める本作品の基本スタイルがしっかり出来上がってます。
時間は約8分と短いですがそれ以上の癒やし効果を持ってるサービスです。

最後の添い寝は彼女の声が左手に移動しひたすら羊を数えます。
聴き始めた直後は数えるペースが速いかなぁと思ったのですが
ある程度進むとそれを中和する要素が登場し安眠へ導いてくれます。

これから寝ようとしてるところへ褒め言葉をガンガン言うとかえってうるさくなりますから
割り切ってストレートに寝かしつけるのは良い判断だと思います。
このように、褒め言葉と癒しのサービスを組み合わせた明るいご奉仕が繰り広げられてます。
元気になれる作品
やる気と安らぎを同時に得られる作品です。

リアは毎日を一生懸命生きてる主人公の心身を少しでも休ませようと
彼の一日をチェックしながらその頑張りを素直に認め、ご褒美に耳かきと添い寝をします。
そしてひたすら褒める中にブレーキをかける言葉を盛り込んで彼が壊れないようケアします。

「偉い」「素敵」など心を潤す言葉を多く盛り込んだ作り
褒め言葉と効果音をバランスよく組み合わせた耳かき、安眠特化の添い寝。
作品の魅力をしっかり出しつつ癒すことを目指して物語を進めます。

「今日も沢山よき行いをしてください…って 言われなくても子羊さんはいつも偉いですものね」
これらを行う彼女もやる気と癒しに満ち溢れてます。
彼への奉仕をごく当たり前のことと捉え、終始明るく振る舞ってそのエネルギーを分け与えます。
褒める側に元気がないと効果が半減してしまいますからこれは結構重要です。

サービスについてはどちらも手堅くまとまってます。
どちらかと言うと耳かきのほうにより個性を感じました。
褒め言葉を多くし過ぎると耳かき音が聞こえなくなり、逆にすると普通の耳かきと変わらなくなってしまいます。
このへんの匙加減を考えた結果今の配分や表現方法に落ち着いたのでしょう。
欲を言うなら添い寝は羊数えのペースをもうちょっと落としてほしかったです。

仕事で辛いことがあった人、人生に重荷を感じてる人には特におすすめします。
おまけはシチュエーション別褒めボイス11種、ループ用寝息、羊数えです。

CV:真宮ひいろさん
総時間 44:43(本編…28:05 おまけ…16:38)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

イヤーエステ【音フェチ】

サークル「音サプリ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、母性を感じる柔らかな物腰の店員さんが
耳に特化した3種類の癒しのサービスをします。

行為の多くをリアルな音のみで表現する音フェチ(ASMR)系の作りが魅力で
セリフは状況説明など必要最低限の内容に留め
パートごとに主役となる音を切り替えたっぷり鳴らすことで安らぎと眠気を与えます。
リアルな音で耳に癒しを
店員さんにイヤーエステしてもらうお話。

「いらっしゃいませ 先日はありがとうございました」
店員さんは上品で穏やかな声のお姉さん。
来店したお客に駆け寄り挨拶すると
施術室へ案内し彼の準備ができるまでエステの支度を整えます。

本作品は耳のケアを専門に行ってるお店を舞台に
彼女がおよそ45分に渡って泡洗浄、マッサージ、耳かきをします。
タイトルに「音フェチ」がついてるだけあってセリフをかなり絞り込み
サービスの一部始終をほぼ音だけで表現する凝った作りをしています。

「では お湯で濡らしたコットンで 泡を拭き取っていきます」
彼女が言うのはこれから何をするかなどの状況説明くらいで
開始後は全体的にゆっくり手を動かし隅々まで綺麗にします。
吐息や環境音も特に鳴りませんからとても静かに感じるでしょう。
癒しやリフレッシュだけでなく安眠にも役立つように作られてます。

肝心のサービスについてはどれもレベルが高いです。
パートごとにメインの音を切り替えてマンネリ感を打ち消し
音のほうも定番のものからややマイナーなものまで取り揃えてます。
動きも自然で変化に富んでますし、セリフがなくても普通にイメージできるほどにリアルです。

サービス以外の音もしっかり入ってるのが良いですね。
彼がお店に入る時は爽やかな鈴の音が鳴り、施術室に移動する時もフローリングを歩く音がします。
メインの音とサブの音を組み合わせることで作品の世界をスムーズに構築してます。
絶妙な匙加減のイヤーエステ
施術室に移動した後から始まる2パート26分間は耳の外のお掃除。
泡洗浄は左→右の順に泡をつけてからコットンで拭き取り
耳のマッサージは両耳同時にホットタオルを乗せたりジェルでマッサージします。

そして本作品の持ち味である音フェチが早速効果を発揮します。
「ぷすぷす」という心地いい泡音が耳元至近距離から鳴り続け
次のコットンも最初は泡混じりだったのが繰り返すうちに普通の摩擦音へと変わります。
泡を拭き取っていく様子を音だけで表現するなかなか高度なサービスです。

続く耳のマッサージはお客が火傷しないようにホットタオルをぽんぽんと扇いで軽く冷まし
耳に被せた時だけ若干の圧迫感が生まれたり彼女の声が少しこもります。
またジェルでお世話する際は左右の動きを少しずらして音の違いを楽しませます。

音自体も十分特徴的だし癒されるのですが
私個人はこういう細かな部分に対するこだわりのほうがずっと印象的でした。
比較的シンプルなサービスを複雑にすることでリアリティを向上させてます。

最後を飾る耳かきはおよそ15分間。
左耳→右耳の順に耳かき棒と梵天でお掃除し、最後に1回だけ息を吹きかけます。
ベッドに寝たままやるので左右を切り替える時は彼女が移動します。

耳かき棒は「ぞり ごり」と平べったくてやや硬い音
梵天は「すすっ しゅるー」という滑らかでふんわりした音が使われており
前者は奥から手前へゆっくり掻き出す、後者は数回掻き出す→大きく回転させるを1セットにして繰り返し動かします。

泡洗浄や耳マッサージと同じく音の質感、動き、リズムがどれもしっかりしており
特に耳かき棒は穴の手前と奥で音に違いを出してます。
2年前に出た作品ですが現在の耳かきと普通に太刀打ちできるクオリティを持ってます。

「そういえば 人の寝息も眠くなりますよね 規則正しくすーすーしているからですかね」
最中の店員さんは引き続きセリフを極端に減らし
話す時の話題も安眠に関するもので揃えて眠りやすい環境を整えます。
これから寝ようとしてる時にあれこれ話しかけられたら気が散りますから気遣いと見るのが妥当でしょう。

このように、すべてを自然に行う癒し効果の高いサービスが繰り広げられてます。
音で癒す作品
ほぼ全編で流れ続ける多彩な音が魅力の作品です。

店員さんは店を再び訪れたお客に至福のひと時を過ごしてもらおうと
最中の会話を敢えて減らして頭を空っぽにしやすい状況にし
その代わり手をしっかり動かして色んな音を鳴らします。

声や言葉よりも音を重視した作り、細かな部分にまでこだわり抜いた高品質な音。
音フェチ作品の魅力を最大限に引き出したサービスに仕上げてます。

最近はこういうタイプの作品が結構増えてるので一見すると真新しさに欠ける気もするのですが
実際に聴いてみると一切の妥協をせずに作られていて十分な個性を打ち出せてます。
シンプルなものほどサークルさんの実力がよく現れますし
ここまでの作品を作れるということはかなりの腕を持ってると言うことができます。

私はこの中だと最初の泡洗浄が特に気に入ってます。
音自体が面白いですし、コットンで拭く動作を後に入れることで音の変化も生み出してます。
音フェチ作品は普通にやるとどうしても垂れ流し気味になってしまうのでこういう工夫は非常に大事です。

音だけをたっぷり聴きたい人、安眠のお供を探してる人には特におすすめします。
おまけは体験イヤーエステ(ニコニコやyoutubeに無料公開されてる音声)です。

CV:花見るんさん
総時間 1:09:32(本編…46:58 おまけ…22:34)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2018年7月25日まで20%OFFの160円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。

ヒーリングサロンシエルーすっきりコースー

サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、ちょっぴり抜けてるけど腕は確かな店員さんが
お店を再び訪れた男性の頭部や耳を入念にマッサージします。

会話よりも音で癒すことを意識した音フェチ系の作りになっており
サービスはもちろん、細かな動作に至るまで専用の効果音を用意し
さらに序盤から中盤は波の音、終盤は雨音を流して癒しと爽快感を与えます。
暑い季節を乗り切るために
ヒーリングサロン シエルの店員「朝霧代菜」からサービスを受けるお話。

「あぁっ ほんとだー いらっしゃいませー また来てくれたんですね」
代菜は甘く可愛い声の女の子。
店長に呼ばれて再び来店したお客に挨拶すると
コースの概要をいくつか説明してその中から選んでもらいます。

本作品は2018年4月に発売された「ヒーリングサロンシエル」の続編。
前作でセラピストとしての第一歩を踏み出した彼女が
彼の指名を受けて暑い季節に効果的なサービスをします。
お話は完全に独立してますから2人が顔見知りなことさえ知ってれば今作からでも大丈夫です。

「こちらのすっきりコースというのは ヘッドマッサージやシャンプーとか 名前の通りにリフレッシュするものが多めになってます」
今回彼が選んだのはすっきりコース。
日本特有のじめじめした暑さによる疲れや汚れを吹き飛ばそうと
オイルや炭酸水を使った頭皮マッサージ、シャンプーといった爽快感を与えるサービスをメインに行います。
そしてすっきりできた後はオーソドックスな耳かきで締めくくります。

前作に引き続きあらゆる動作をリアルな効果音で表現しますから
それらを聴いてるだけでも相当な癒しが得られるでしょう。
総時間が長いので彼女との会話もそれなりにありますが、やはり音のほうが存在感は大きいです。

前作との違いは特徴のある効果音を多めに取り入れてることです。
例えば炭酸水はシュワシュワパチパチした音が頭部全体で断続的に鳴りますし
その次のシャンプーもやや力を入れて小刻みに擦りつつ小気味よい泡音を鳴らします。
最後の耳かきもお掃除とマッサージを兼ねてるので一般的なそれとは動きにやや違いが見られます。

水に関する環境音がバックで流れ続けるのもポイント。
耳かきの手前までは部屋に備え付けられてるスピーカーから波の音を
耳かき中は外で降り始めた雨音を聴かせて別方向の癒しを与えます。
そしてこれは現実世界の雑音を遮断し作品世界に没頭しやすくする役割も果たします。

「疲れが溜まりやすい時期なので さっき話したすっきりコースがおすすめです 新しいことを勉強したとか そういうのじゃないですよ」
代菜については良い意味で店員らしくない女性です。
プロらしい流れるような手つきでお世話しながらつい本音を漏らしたり好きなゲームの話をします。
まだ新人なのですが十分な研修を受けてるようで不安なところは一切ありません。
サービスを始める前後に少し手間取る程度で最中はどれも丁寧に行います。
涼を感じる音に包まれて
諸々の準備を終えた直後に始まる最初のサービスはヘッドマッサージ(約25分)。
椅子に座ったお客の服が濡れないようタオルとケープを身につけてまずブラシをかけ
それから中盤までは専用のオイルを使って頭皮をゆっくりマッサージし、残りは炭酸水をかけて汚れを落とします。

ブラッシングは「ささー」と若干ごわごわした摩擦音
オイルマッサージは「じゅるー」というやや荒い音、炭酸水は泡が爽やかに弾ける音といったように
早速本作品の長所である多彩かつリアルな音が色々登場します。
タオルとケープをかける音や椅子を倒す音まで入ってるのには驚きました。
動きについても丁度いい長さ、ペース、力加減で頭全体を小まめに移動するリアリティを追求したものです。

「私は(髪が)結構絡まっちゃうんですよ お手入れしないとすぐもふもふになっちゃいます」
最中の代菜は今何をしてるかをその都度説明しつつ
健康知識を披露したり自分自身のことをさり気なく話します。
専門店だとお客との距離感を大事にする作品が多いのですが
本作品の場合はそれよりも近づけて彼女に親しみを感じられるようにセリフを組み立ててます。

代菜役の和鳴るせさんはナチュラルな話し方に定評のある声優さんですから
それが活きるようにゆるーい雰囲気でしっかりしたサービスを行います。

続く「シャンプー・ハンドマッサージ」は頭部全体の調子を整えるサービス(約34分)。
シャンプーやトリートメントをかけて髪に潤いを与え
トリートメント中の空いた時間を使って手もマッサージします。

「たくさん出ちゃったから よーく泡を立てて…」
「ヘッドマッサージって お店じゃないとなかなか体験できませんよね 珍しい体験だからこそ 1回1回を素敵な思い出にして欲しいなって思います」

ポンプを押しすぎたせいでシャンプーを多く出してしまうお茶目な姿を見せる一方で
彼の体だけでなく心も気遣うプロらしいところも見せてくれます。
シャンプーは頭皮マッサージよりもやや力を入れて擦っており、音を通じて微弱な振動が頭全体に伝わってきます。
またハンドマッサージはスクラブを混ぜることで音の違いを出してます。

音フェチ作品は時間が長くなればなるほど単調になりがちです。
だから同じマッサージでも音の位置、質感、動きを変えることでその問題を解消します。
音をただ垂れ流すのではなく、実際の施術を強く意識した目的のある鳴らし方をしてます。

最後の耳かきはおよそ28分間。
倒した椅子に座ったまま右耳→左耳の順に耳かき棒と綿棒でお手入れし
合間にほんの少しだけ息を吹きかけます。

耳かき棒は「ぞすぞす くしゅっ」という乾いた平べったい音
梵天は「ぷしゅっ」という広く柔らかい音が使われており
前者は奥から手前へ掻き出したり奥と手前を往復させて壁を優しく擦る
後者は素早く何度も掻き出したり軸を回転させるように動きます。

彼の耳が意外に綺麗だったことから本作品の耳かきは掃除とマッサージを並行して行います。
通常の耳かきより若干刺激が強くゾワゾワする人がいるでしょう。
その一方で耳かき棒は穴の手前と奥の2パターンが存在し
奥に移ると音がざらついたものに代わり動きもゆっくりになる繊細な演出もされてます。

「雨といえば 降り始めの土の匂いもなんだか好きで 濡れた道路から ちょっと湿った空気と一緒にふわーっとくるあの匂い」
環境音が波の音から雨音に切り替わるのも魅力です。
結構強めに降ってるようですが室内にいるのでうるさく感じるほどではなく
これまでよりもしっとりした雰囲気を醸し出してます。
またこれを受けて代菜も雨に関する話題を適度に投げかけます。

専門店にしては内容が大人しいかなぁとも思うのですが
前の2パートが個性的だったからここでバランスを取ったのかもしれません。
クオリティは非常に高いので耳かき音声を数多く聴いてる人でも満足できでしょう。

このように、多種多様な音を違和感なく組み合わせた涼やかなサービスが繰り広げられてます。
ほっこりする音フェチ作品
音に対する並々ならぬこだわりを感じる作品です。

代菜は自分に再び会いに来てくれたお客を満足させ、ついでに自身のスキルアップもしようと
最初から親しげな態度で接しながら慣れた手つきで色んなお世話をします。
そしてその様子を言葉よりも音で表現し作品世界へスムーズに引き込みます。

サービスだけでなく細かな動作にまで専用の音を用意した作り
そのすべてが現実さながらのクオリティを持つレベルの高さ、これらを行う代菜のゆるーいキャラ。
専門店形式で家庭的な雰囲気を持たせた音フェチ系の物語が楽しめます。

中でも効果音と環境音はまだ有料2作目なのに大手の癒し系サークルさんに並ぶ
あるいは凌駕するほどのものを作り上げてます。
内容もタイトルのすっきりコースにちなんだものが豊富で爽やかな印象を受けました。
最終パートに他の店員が登場するシーンがありますし、今後もきっと面白いものを聴かせてくれるでしょう。

以上を踏まえてサークルさんでは初の満点とさせていただきました。

CV:朝霧代菜…和鳴るせさん 黒瀬ひな…小山ハルさん(最後のパートのみ登場) 店長…いたちゆーとさん(最初と最後のパートのみ登場)
総時間 1:49:22

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
109分で300円とコスパが非常にいいので+1してあります。

耳元で駄洒落100

サークル「ケチャップ味のマヨネーズ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、可愛くて駄洒落好きな女の子が
短時間に数多くの駄洒落を言って心をほっこりさせます。

セリフはほぼ100%駄洒落という非常に尖った作りが魅力で
声の位置を左右に細かく振り分けながら
定番のものからあまり聴かないものまで多彩な駄洒落を披露します。
色んな駄洒落を可愛く連発
女の子が駄洒落を言いまくるお話。

「ふふふ 布団がふっとんだ」
女の子は可愛くて穏やかな声の女の子。
自己紹介などの前置きは完全に省略し、早速主人公の耳元で駄洒落を言い始めます。

本作品は現実世界だと主に中年男性が言う駄洒落を
彼女がおよそ10分に渡ってひとつひとつ順番に言っていきます。
駄洒落以外は軽く微笑むだけですから本当にそれだけです。

駄洒落の種類は食べ物、動物、魚、地名など様々。
「布団がふっとんだ」「猫が寝転んだ」といった定番のものはもちろん
サークルさんが自作されたのか初めて聴くものまで本当に幅広いです。
聴いた限りでは食べ物に関する駄洒落が最も充実してました。

「沢庵の味がまったく安定しない まったくあん、ていしない」
1回だけだとわからない可能性のあるものは気づけるように言い直してくれるのがいいですね。
おっさんが言ったら呆れられそうなものでも可愛い声だと思わずニヤリとします。
大笑いを狙うのではなく聴き手の心を解きほぐす感じに語りかけます。

前半の5分間はメジャーなものが中心。
駄洒落を聴き逃さないように少しだけ間を置きながらテンポよく連発します。

「ゆで卵をゆでた孫 ホットケーキはほっとけい」
「車に乗って来るママ 小学生の化粧がくせぇ」

時間内に合計100個も言う関係で短いものが多く、口調の砕けたものも挟んで笑いを誘ってきます。
楽しそうにこれらを言う彼女の姿につられて頬が緩む人もいるでしょう。
似たタイプのものをある程度固めて言ってくるので流れがあります。

「都会に行くってほんとかい? 蔓延する一万円 琵琶湖で水遊びは怖い」
続く後半は軽妙と言いますか、やや捻りを加えたものを挟みつつ進めます。
イワシ、イワナ、アサリ、ヒトデ、アンコウといった海産物に関するものを連発し
終盤は地名に切り替えて上手に締めくくってます。

元々の時間が短いのもありますけどあっと言う間に終わった気分がしました。
ひとつひとつの笑いのパワーは弱めでも積み重ねていけばそれなりのものになります。
女の子が声を左右に細かく振り分けながら言ってくるのもあります。

このように、楽しそうな表情で駄洒落をひたすら連発する非常に変わったサービスが繰り広げられてます。
気分転換できる作品
休憩時間などに聴いてリフレッシュするのに向いてる作品です。

笑みを絶やさない可愛い女の子が、余計な会話を一切挟まず駄洒落だけを言い続けます。
隅から隅まで駄洒落というシンプルな作り、その言い方や言うタイミングを工夫して笑いを誘う演出。
「どうだ、面白いだろう?」という気負いを見せずに和やかな雰囲気でテンポよく繰り出します。

駄洒落をテーマにした音声作品がそもそも極めてレアですし
内容、ボリューム、声の使い方が笑いと癒しの中間あたりを目指してます。
クスリとさせるのを狙ってるので笑いにうるさい人でもなければ誰でも聴けます。
価格が100円と安く、内容を理解したうえで聴くならまず損はしません。

耳かきやマッサージとは別のやり方で緊張を緩めてくれる面白い作品です。

CV:和鳴るせさん
総時間 9:43

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はありません

猫と彼女と一週間

サークル「クラリムステラ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
声優として活躍されてる藍月なくるさんの個人サークルです。

今回紹介する作品は、ある日突然家にやってきたミステリアスな女の子が
そこに住む男性と色んなことをしながら幸せなひと時を過ごします。

音声を聴き進めていくうちに彼女の素性やここへ来た理由が明らかになったり
終盤に聴き手が2つのルートから1つを選択するなど
女性から一方的に癒され続けるのではなく
彼女にもそれを分け与えてお互いを幸せにするキャラ重視の物語が楽しめます。
家に迷い込んできたのは女の子
ありすと1週間の同棲生活を送るお話。

「んっ ちょっ…やめてください」
ありすは素朴で可愛い声の女の子。
ある休日の朝、主人公の家で飼ってる猫に悪戯されてくすぐったがると
自分がいるのを不思議がる彼に昨日のことを話します。

本作品はとある事情で彼の家に迷い込んできた彼女が
およそ90分に渡って様々な癒しのサービスをします。
タイトルからもわかるように全編が丁度1週間になっており
髪を乾かす、一緒のベッドで寝る、膝枕で耳かきするなどパートごとに異なる手段でお世話します。

「恋人はいるのでしょうか? …やっぱりいいです」
彼女は一言で言えば謎の多い女性。
なぜここに来たのか、なぜ一緒に暮らしたがるかをあまり語ろうとせず
道端の猫をたくさん拾ってるお人好しな彼にしばらく置いて欲しいと頼みます。
そして交渉成立後は時々彼の女性事情を探ろうとするセリフを投げかけます。

友達以上恋人未満と呼ぶのがピッタリな関係です。
でも彼女には彼にそうする確かな理由があります。
最後まで聴けば明らかになりますから、そこで胸のあたりがじんわりするのを感じるでしょう。

「女の子を貴方の手で幸せにしていく」をサークルコンセプトにされてることもあり
専門店のようにひたすら尽くすのではなく物語を通じて彼女も幸せにする方向で進めます。
終盤の土曜日に2つのパートを用意し、聴き手にどちらの結末を迎えるか選んでもらうのがいい例です。

具体的にどんな内容かは伏せますが、たぶん多くの人が同じ選択をするのではないでしょうか。
そうしたいと感じるほど彼女は魅力的に描かれてます。

サービスについてはセリフよりも音の量を多くした音フェチ系の作りになってます。
特に耳かきは会話を一切挟まずに効果音だけがしばらく鳴るシーンを用意し
2人の間で時間がゆっくり流れていく様子を表現してます。
またバイノーラル録音の長所を活かして耳にこそばゆい刺激を適度に送ってくれます。

話す時とそうでない時のメリハリをつけてるので両方をバランスよく楽しめるでしょう。
全年齢向けで人気のある声優さんなだけあって処女作の時点で高品質な作品を制作されてます。
くっつきそうでくっつかない微妙な距離感
2人の同棲が決まった後、最初にするサービスは髪のお手入れ(約12分)。
ドライヤーが壊れても新しいものを買わず濡れたままにしてる主人公の髪を乾かそうと
ありすがタオルを使って丹念にごしごしします。

「どうですか? 彼シャツです な、じょ 冗談です 何変な反応してるんですか」
「痒いところはありませんか? 気になるところがあれば遠慮せずに言ってくださいね」

ほぼ身一つで居候を始めたため彼のシャツをパジャマ代わりにし
それを見せつけて恋人っぽく振る舞う可愛い姿を見せてくれます。
そしてサービス開始後は左右の側頭部を中心に若干ざらつきのある摩擦音をリズミカルに鳴らします。
耳のやや上あたりに振動が伝わってくるおかげで実際にされてる気分が味わいやすいです。

彼を十分に信頼してるけどあと一歩をなかなか踏み出せないところに初々しさを感じました。
この後も2人の微妙な関係を意識させる描写がいくつも登場します。

本作品で最も大胆なサービスは水曜日の添い寝(約14分)。
床に寝ると言う彼女とそれを許さない彼が一通りの会話を交わしてから
結局一緒のベッドで眠ることになります。

「私が床で寝るなら お兄さんもそうするって 子供みたいなこと言わないでください」
突然やって来たとはいえ女の子に辛い思いをさせたくないのでしょう。
彼女が床に寝ると言い張ったら自分もそうすると言って苦労を分かち合おうとします。
彼が言ったことを彼女がオウム返しするスタイルも彼の存在感を大きくするのに役立ってます。
最終目的の「彼女を幸せにする」を意識した効果的な演出です。

添い寝についてはパートの前半はそうなるまでの会話に割き
後半はセリフが一気に減って彼女の安らかな寝息が流れ続けます。
前項で説明した話す/話さないのメリハリがはっきりしていて後半はとても静かに感じました。

単体で最も長いサービスは木曜日の耳かき(約34分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天でお手入れします。
そして左耳の梵天シーンでのみ時折息を吹きかけます。

耳かき棒は「ずずっ くしゅっ」という乾いた硬めの音
梵天は「ぽすぽす しゅるっ」という面積が広く柔らかい音が使われており
前者は弱めの力で奥から手前に掻き出す、後者は耳の中で軽く回転させてから掻き出す感じに動きます。
藍月さんが耳かき音声に多数出演されてるだけあって音質、動きともにレベルが高いです。

「大丈夫でしょうか? 心配しますよ 耳は大切な受容器ですからね」
最中のありすは彼の大事な部分を痛くしないよう会話を挟まず黙々と取り組みます。
特に後半の左耳はパート開始から8分間ほとんどしゃべらない音フェチ成分の強いものです。
耳かきの心地よさで眠った彼に息吹きをする点だけはちょっと首を捻りますが
それ以外は静かで癒される空間が見事に形成されてます。

そうやって十分に親睦を深めた後、「金曜日の真相」でようやく彼女のすべてが明らかになります。
ちょっぴり切ないお話が楽しめますから興味のある方は是非ご自分の耳で確かめてみてください。

このように、2人の距離を縮めつつ音で癒す流れのあるサービスが繰り広げられてます。
心温まる作品
ありすの癒す姿と癒される姿で心が二度潤う作品です。

何らかの事情で主人公の家に潜り込んできた女の子が
彼の家の一員として家事をこなし、彼自身にも様々なサービスを提供します。
そしてその中に彼女も幸せになっていく要素を盛り込んで聴き手を別方向から癒します。

最初の時点で彼女の情報をほぼ全部伏せ、物語を進めることで明らかにしていく展開
セリフと音の分量をほぼ均等にし、それらが活躍する場を別々に設けたバランスの良い作り
癒される側だけでなく癒す側も幸せにするストーリー。
専門店形式よりも登場人物に光を当てた風変わりな音フェチ作品に仕上がってます。

「温かくなって眠くなっちゃいましたか? 猫じゃないんだから」
特に彼女は表面上はごく普通の可愛い女の子なのに
そこからはまったく予想できない一面も隠されていてミステリアスです。
終盤にようやくすべてが明らかになるから最後までダレずに聴けます。

もうひとつの柱にあたるサービスは家庭的なもので揃え、それぞれをコツコツ丁寧に行います。
私個人は髪をタオルやドライヤーで乾かすパートが好きですね。
音を通じて触覚を刺激する演出は録音環境の向上がもたらした新しいアプローチ法です。

キャラやストーリーがしっかりしてる音フェチ作品が好きな人には特におすすめします。

CV:藍月なくるさん
総時間 1:37:36

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

みみけん #1 一ノ瀬綾【高音質バイノーラル耳かき】

サークル「HONEY BEE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介するサークルさんの処女作は、人懐っこくて耳かき大好きな後輩の女の子が
同じ学校の先輩に丁寧で家庭的な耳かきをします。

耳と心を気持ちよくすることを追求した耳かきをするのが特徴で
使用する器具を耳かき棒と梵天に絞る代わりに個々の時間を長めに取り
さらに耳かき音を3種類用意したり彼女との会話を多めに挟んでゆっくりじっくり癒します。
後輩の一歩進んだ耳かき
後輩の一ノ瀬綾が耳かきするお話。

「あっ あの 先輩 その…突然すいません」
綾は明るくて可憐な声の女の子。
学校内で先輩に突然声をかけ放課後に会う約束をすると
体育館裏で事情を話し、耳かき研究倶楽部(みみけん)の部室へ案内します。

本作品はみみけんの一員として耳かきの研鑽に励んでる彼女が
彼を相手におよそ60分かけてその成果を披露します。
専門店との違いを出すために使用する器具は耳かき棒と梵天のみに減らし
その代わり他の部分で癒しや心地よさを感じる要素をいくつも盛り込んでます。

ちなみにHONEY BEEさん名義で作品を出すのは今回が初ですが
中の人はささやき庵シリーズで有名なVOICE LOVERさんと一緒だそうです。
「癒やしの高品質バイノーラル音声作品をリーズナブルに!」がモットーと宣言されてるだけあって
処女作の時点で大手の耳かきサークルさんに引けを取らない品質を持ってます。

今回行う耳かきの特徴は大きく3つ。
各パートの時間を長めに取り、耳の中を気持ちよくすることを意識した耳かきをすること
耳かきの効果音が3種類あること、耳かき中にも彼女が積極的に話しかけてくることです。

「今 一番気持ちいいところを探していますからね 先輩はここが好きなのかな」
1つ目は耳かき本来の目的である耳の中を綺麗にすることに加え
穴の浅い部分や奥を器具で優しく引っかくマッサージの時間も取ってます。
最近の耳かき音声は効果音を鳴らすたびに微弱な刺激を感じるものが多いですから
その効果をそのままサービスに盛り込んで癒すわけです。
片耳あたり25分をほぼ半々に分けて耳かき棒と梵天の音をたっぷり聴かせてくれます。

2つ目は1つ目と関連性のある要素ですが
耳かきパートには耳かき音が異なる3パターンのファイルが用意されてます。
aは細くて硬い音、bは幅広く若干ざらつきのある音、cは丸みを帯びたそこそこ鈍い音といったように
少し聴いただけでもはっきりわかるレベルの違いがあります。

簡単に言うと後になるほど音が重くなり耳に伝わる刺激も強くなります。
それ以外の部分(セリフや梵天の音)は一緒ですからご自分の好みに合わせてお選びください。
右耳はa、左耳はbと敢えて別の音にして楽しむのもいいでしょう。
同様のシステムを採用してる作品は「耳かき研究部 入門編&文化祭」などごく僅かです。

「ただ耳かきするんじゃなくって こうやって膝枕をしながら お話しながらって 気持ちよさがちょっと違いますよね」
3つ目は部活動の一環ということで彼女が彼を飽きさせないようあれこれ話しかけます。
学校の先輩後輩、しかもまともに話すのは今回がおそらく初めてなことを踏まえて
恋愛を匂わせることは特に話さず耳かきの話題をメインにしてます。

効果音のボリュームは結構多いのですが
会話量もそれなりにあるので音フェチ(ASMR)系の作品とはやや違います。
VOICE LOVERさんはシナリオに定評のあるサークルさんですし
その持ち味を活かすためにセリフを多めに盛り込んだのだと思います。

音、キャラ、セリフ、雰囲気など音声を構成する色んな要素でバランスよく癒す作品です。
素朴で温かみのある耳かき
耳かきはおよそ50分30秒間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒と梵天を使って綺麗にします。
耳に息を吹きかけるシーンはありません。

耳かき棒は「じじー ずっ」という細くて硬い音(タイプaの場合)
梵天は「ずずー ぞりぞり」という幅広く若干ざらつきのある音が使われており
長めのストロークでゆっくり掻き出したり壁をなぞる感じに動かす、軸を持って回転させると
器具ごとに異なる質感と動きで丁寧にお世話します。

私はaだと音が細いかなーと思ってbに変えてみたら丁度いい具合でした。
耳のあたりに微弱な振動が伝わってきてこそばゆい感覚がします。
穴の手前と奥で音の近さやトーンが若干変わるところもリアルで良いです。

「女の子のももに 頭を乗せる感覚ってどうですか?」
「綾もここで よく耳かきしてもらうんですけど やっぱり してもらってる時が一番幸せです」

最中の綾は女の子に膝枕されて緊張してる彼を落ち着かせたり
部活のことを話しながら彼女自身の気持ちを漏らすなど何気ないことを話します。
これらを通じて彼女が耳かきをどれだけ好きか、楽しんでるかが伝わってきて胸がぽかぽかしました。
専門店でよくするサービスの解説もなく家庭的な空気が漂ってます。

癒しの効果は非常に高いと言えますが
会話量が割と多い関係でサークルさんがおっしゃられてる「安眠効果バツグンです!」には首を捻ります。
安眠重視ならセリフをもっと削りボーッとできる時間を長く用意するのが望ましいです。

このように、彼女の年齢や経験に合わせた素朴な耳かきが繰り広げられてます。
シンプルで幅広い作品
耳かき自体はシンプルに行い、音のバリエーションなどで個性を出してる作品です。

綾はみみけんの活動に協力してくれた先輩に幸せなひと時を提供しようと
これまで磨いてきた技術を駆使して耳かきしながら親しげに語りかけます。
そしてその様子を3種類の耳かき音やのんびりした雰囲気でリアルに表現します。

サービスの種類をできるだけ絞る代わりに3種類の効果音を用意した耳かき
個々の時間を長めに取り、マッサージも組み込んで耳に断続的な刺激を与える作り
年上の男性に対して気後れすることなく積極的にコミュニケーションを取る彼女のキャラ。
明るさ、温かさ、穏やかさといった癒しの要素をいくつも含んだ耳かきが楽しめます。

中でも最初の特徴は耳かき音声によくある「好みのズレ」に対応してて素晴らしいです。
世間で高く評価されてる耳かき音でも自分には合わないと感じることがありますし
それをある程度解消しつつ繰り返し聴いた時の飽きも軽減する効果的な演出です。
処女作にこれを持ってきたということは今度も音にこだわった作品を制作されるのでしょう。

耳かきについては左耳の序盤で失敗する描写があるのが引っかかるものの
それ以外はよくまとまっていて安定感があります。
タイトルに#1がついてるということはシリーズ化されるのでしょう。
彼女が成長していくのか、それとも別のキャラが登場するのかはまだわかりませんが
今後どういう耳かき音声が生まれるのかとても楽しみです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:小山ハルさん
総時間 2:50:19(耳かき音が異なるファイルを合計した時間 1視聴あたりの時間は1:01:57)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
170分で700円とコスパがいいので+1してあります。

2018年6月23日まで25%OFFの525円で販売されてます。

【耳かき・催眠音声】同棲彼女との耳かき生活

サークル「彼岸花と無口少女。」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、主人公のことが好きで好きでたまらない彼女が
休日を一緒に過ごしながら色んなサービスをして心と体を癒します。

自分から体を積極的に密着させて耳に何度も息を吹きかけたり
「好き」などの愛の言葉を非常に多く投げかけるなど
2人の関係を強く反映させたあまあまラブラブなやり取りが最大の魅力です。
催眠音声と呼べるほどではないものの、耳かき中に催眠っぽいことを一応してきます。
休日は2人きりでイチャイチャ
恋人のさっちゃんと自宅でまったり過ごすお話。

「おーい 朝だぞー 起きて? 起きて起きて」
さっちゃんは明るくてホッとする声のお姉さん。
とある休日の朝、まだ寝てる主人公に声をかけて今日の予定を話すと
体を横に向けてから右耳を綺麗にし始めます。

本作品は高校時代から付き合い始めて現在同棲するほど仲の良い彼女が
彼に色んなことをしながら幸せな1日を過ごします。
耳かき、昼寝しながらの梵天&耳キス、肩と頭のマッサージ、お風呂、添い寝と
パートごとに内容を変えながら音を鳴らしたり心温まる会話を続けます。

効果音の品質が以前よりも格段に上がったのを受けて
最近の全年齢向けは会話よりも音を重視した音フェチ(ASMR)作品が流行ってます。
しかし本作品は2016年の発売ということで音よりも彼女のキャラに力を入れて物語を進めます。

「なんで俺のこと見てるんだって? そりゃもちろん 君のことが好きだからだよ」
「シュークリームも美味しいけどさ 君のそういう顔は 私にとっては一番のデザートだなー」

彼女は付き合い始めてから年月が経った今でも当時と同じくらい彼を愛しており
どのシーンでも「好き」「可愛い」といった愛情を感じる言葉をガンガン投げかけます。
年齢はおそらく同じだと思うのですが、彼が疲れてることを踏まえてお姉さんっぽく振る舞います。

スキンシップも添い寝、ハグ、頭を撫でる、耳に息を吹きかけるなど恋人同士だからできるものばかり。
言葉と行為の両方から彼女の気持ちが強く伝わってくるので聴けば聴くほど心がぽかぽかしてきます。
声の担当が全年齢向けで絶大な人気を誇る浅見ゆいさんなのも大きいです。

サービスについては効果音が他サークルさんの素材なことや
マッサージやお風呂パートに必要な音が入ってないおかげでキャラに比べると存在感は薄いです。
彼女がほぼずっと話しかけてきますし、やはりイチャラブっぷりを楽しむ作品だと思います。
恋人の愛と温もりに包まれて
一番最初の「耳かきと耳吹き」でするのは耳かき(約21分)。
膝枕ではなく添い寝で右耳→左耳の順に外と中をお掃除し、最後に多めの息吹きをします。
使用してる器具は音の感じから綿棒と思われます。

綿棒は「ずしゅっ ぷすぷす」と柔らかく広がりのある音が使われており
ほぼノンストップで耳の壁をなぞるように動かします。
音の質感は良いのですが、効果音に途切れがほとんどなく動きの面でややリアリティに欠けます。
耳かきをする時はお掃除する位置を変えたり取れた耳垢を処理する時間が適度に入るのが自然です。

「耳にはツボがあってね そこをぐりぐり押すだけでも 気持ちいいんだって」
「すーっと ぷしゅーっと 嫌な記憶が抜け出して 君のそばには私と 私の囁きだけが残るの」

最中の会話は右耳が耳かきの様子やそれに関する豆知識
左耳は草原で彼女に後ろから抱きしめられてるイメージと大きく変わります。
後者の際に催眠暗示っぽいことを若干言ってたので
おそらくこれがタイトルに「催眠音声」を入れてる理由だと思います。

聴き手を催眠状態に誘導するのを意図してる一般的な催眠音声とは違い
リラックス効果を促進する触媒の意味合いが強いです。
解除音声が入ってないことからもサークルさん自身がそれを目指してないのがわかります。
変わった要素を盛り込んでる耳かきと表現するのが妥当です。

続く「お昼寝と左右キス責め」は耳かきの続きとお昼寝(約20分)。
食事を済ませて眠くなった彼女が前のパートでやり忘れてた梵天を行い
その後は付き合い始めたばかりのことを話しながら一緒に眠りにつきます。

「耳に息吹きかけられてそんなに反応する人 そんなにいないと思うよ? 君は選ばれし人だね」
「愛してる 愛してる 大好き 大好き」

彼の耳が敏感なことすら美点と受け止めて褒め称え
イケメンとはっきり言いながらストレートな好意の言葉を何度も言う非常に甘さの強いシーンです。
梵天は6分程度で終わりますからその後の会話が一番の癒しポイントになるでしょう。
終盤には彼女が2人に分身して左右同時に息吹きとキスをする珍しいサービスも登場します。

残りの3パートは軽めのサービス。
手を使ったマッサージ 、お風呂での洗浄と入浴、その後の添い寝と
夕方から夜にかけての時間を今まで通り仲良く過ごします。

「君に抱きついたまま ぷゅしゅーってねむっちゃいたい」
この中で最も特徴的なのはお風呂のシーン。
彼の背中にシャワーをかけて洗い、お返しに彼にも洗ってもらったあと一緒に湯船へ浸かります。
裸同士になっても一切恥ずかしがらずむしろ自分から彼に抱きつく姿や
彼に体を洗ってもらう際にくすぐったそうな表情をするあたりに仲の良さを感じました。
全年齢向けですからエッチな描写は一切ありません。

体を洗うシーンは彼にする時だけシャワーの音が鳴ります。
シャンプーや石鹸で洗う音が入っていればよりリアルになったでしょう。

このように、2人の絆が感じられる素朴で温かいサービスが繰り広げられてます。
キャラで癒す作品
サービスよりも彼女の存在により強い癒しを感じる作品です。

さっちゃんは毎日を頑張ってる主人公が明日以降も元気でいられるように
最初から親しみを込めた態度で接しつつ色んなお世話をします。
そしてその最中に恋人だから言える言葉を嫌というほど投げかけます。

声・性格・言葉・態度すべてが甘い彼女のキャラ、時間に余裕を持たせた家庭的なサービス。
専門店とは違い2人が休日を家で寛ぐ雰囲気を持たせてお話を進めます。

「今日は色々なことをしたね 普通に休日を過ごしてただけなのに 君と一緒だと なんだか癒されるよね」
最大の癒し要素はやはり彼女自身です。
自分からすすんであれこれお世話する中でとても幸せそうな表情を見せます。
彼が疲れてるから癒すというのももちろんあるでしょうが
それよりも彼と一緒に過ごしたい気持ちが勝ってるように映りました。
一方的に癒しを与え続けるのではなく、2人がお互いに与え合う構図ができてます。

表裏がまったくない正統派のイチャラブ作品です。
会話重視の作品が好きな人におすすめします。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:21:13

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
81分で500円とコスパがいいので+1してあります。

2018年5月19日まで30%OFFの350円で販売されてます。

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