同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:同人音声 > 全年齢向け

   ● 【シェイカー・水音・催眠風囁き】おしごとねいろ ~バーテンダー編~【CV.上田麗奈】
   ● ー癒しのひなコースーヒーリングサロンシエル
   ● ぐっすり眠れる耳かきボイス 雨降る樹海と人さらい
   ● ASMRヒーラーズ~癒しの音で寝かしつけバトル~
   ● 【素直クールな年下の幼なじみASMR】しょにおや!~いっしょにおやすみプロジェクト~ 静音とゆっくり静かに過ごしたいな☆【CV:日高里菜】
   ● 出張癒し専門店ターコイズ4本目
   ● 【寝落ちASMR】悪魔娘が最高に癒すのでものすごく眠れる(耳かき・囁き・マッサージ・泡オイル)(後編)
   ● 【寝落ちASMR】悪魔娘が最高に癒すのでものすごく眠れる(耳かき・囁き・マッサージ・泡オイル)(前編)
   ● 【耳かき】同棲彼女との耳かき生活3 -結婚編-
   ● 【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(後編)




サークル「kotoneiro」さんの同人、少しだけ催眠音声作品(全年齢向け)。
アニメ声優の小岩井ことりさんがプロデュースされてるサークルさんです。

今回紹介する作品は、バーテンダーとしてお酒と癒しを提供してるお姉さんが
初めて来たお客に音と会話を組み合わせた独特なサービスをします。

お酒に関する雑談をしながらバーならではの色んな音を鳴らすのが特徴で
お酒を注ぐ音、シェイクする音、氷を割る音など
他のASMR作品ではあまり出てこない音を中心に据えてじっくり行います。
お酒と音に酔いしれる夜
バー「MERIDIAN」でライラがお酒とASMRを振舞うお話。

「いらっしゃいませ おひとり様ですか?」
ライラは明るくて澄んだ声のお姉さん。
MERIDIANへ初めて来店した主人公を嬉しそうに迎えると
お店のコンセプトを説明してからメニューを渡します。

本作品は「癒しと静寂」をコンセプトに掲げてるバーを舞台に
そこで働いてる彼女が彼をおよそ100分に渡って健全にもてなします。
バーなので当然お酒(カクテル)が出てくるわけですが
このお店はASMRにも力を入れてるらしく、最中に色んな音を鳴らしてリアルに表現します。

「当店では 炭酸を開けるのも グラスに注ぐのも 音を楽しんでもらいたいということで 耳元でやらせていただいております」
カクテルの材料をシェイクする時や、それをグラスに注ぐ時はわざわざ彼に近づいて行い
さらにグラスに入った水をかき混ぜる音、ウィスキーのボトルを左右へ揺らす音など
バーにありそうな道具を使って癒しの音を提供します。
また終盤には彼女が別でやってるマジックと関わりのある音が登場します。

アニメ声優さんが監修されてる作品なだけあってどの音も非常にレベルが高いです。
ライラ役を務める上田麗奈さんも数多くのアニメに出演されており、声と演技の両方に安定感があります。
挿し絵では割とクールな女性に見えるのですが、作中だと気さくな女性に描かれてました。

またタイトルを見ればわかるように催眠の要素もほんの少し含んでます。
サークルさんが「簡易催眠」とおっしゃられてるようにそこまで本格的なものではありませんが
音がもたらす癒しの感覚を多少なりとも増幅する役割を果たします。

全年齢向けのサークルさんが安眠させるだけの作品を催眠音声と呼ぶケースがそこそこあります。
でも本作品はそういうのじゃなくて、深呼吸させながら状況に合った暗示を軽く入れます。
全体に対する催眠の割合はいいとこ5%程度ですから、これで催眠に入るのはさすがに無理だと思います。
音と会話が織りなす癒しの空間
6分程度の雑談が終わった後に始まる3パート23分間はお酒を楽しむシーン。
「02ホワイトレディを召し上がれ(約11分)」は
ホワイトレディと呼ばれるカクテルを作りながらそれに関するうんちくを語ります。
そして「03チェイサーは軽やかに(約7分)」はチェイサーとして別のお酒を差し出し
「04優しさはアイスピックに載せて(約4分)」は氷が切れたので目の前で新しいものを作ります。

「レモンのすっきりした爽やかさと コアントローの甘い香りが相まって すっきりしたクールな味わいで とっても飲みやすいカクテルなんです」
ASMR作品だから早速音重視で進めるのかと思いきや
この3パートは会話を多めに挟んでバーにいる雰囲気を作ります。
お酒の話は材料はもちろん、由来やカクテル言葉といった踏み込んだ話題にも触れてますし
最中の音もお酒を作るのと同じ順番やタイミングで鳴ります。
実際に作ってる様子を録音したとしか思えないほど鳴り方がスムーズです。

私は普段お酒をまったく飲まないので彼女の雑談はいい勉強になりました。
バックで音楽が流れてるほうがよりバーらしくなる気もしますが
効果音の妨げになるからわざと無音にしたのかもしれません。
氷を作るシーンも「コツコツコツ カシャ」という軽快な音が正面から鳴って耳に心地いいです。

続く2パート67分間はASMR色が一気に強くなります。
「05心を溶かすリキュールの音(約36分)」はグラスに氷と水を入れてかき回す音や
ウィスキーのボトルを左右にゆっくり揺らす音を耳の近くで鳴らします。
そして「06カードが織りなすハーモニー(約31分)」は
マジシャンもやってる彼女がカードを色んな手段でシャッフルする音を楽しみます。

両パートとも時間に対するセリフの量が非常に少なく
効果音と彼女の吐息だけをのんびり楽しむことができます。
05パートは最初に左右どちらかの方向から音を鳴らし、しばらく経つと左右同時へ変わります。
氷やマドラーがグラスに当たる音、ボトルに入ったウィスキーが波打つ音など
バーで鳴りそうな音を取り揃えてあって清涼感があります。

「空を飛んでるみたいに 自由に もっと高く あなたの体は軽くなる 軽くなる」
またここの終盤では催眠っぽいこともしてきます。
深呼吸の指示を出してから実際に呼吸音を鳴らしてリズムを取り
体が軽くなる、気持ちよくなる、頭が真っ白になるといった暗示を一言ずつ言います。
音の効果で心地よさは感じるでしょうけどアプローチが弱いのでおまけに近い位置づけです。

06パートは音声作品だと滅多に出てこない音を中心に据えてます。
我々がトランプなどでする通常のシャッフルだけでなく
マジシャンやディーラーが行う凝ったやり方も織り交ぜて音に変化をつけてます。
ここも最初は左右片方ずつだったのが後半からはスライドさせてました。
乾いた紙の音がスピーディーに鳴ってて05パートとは違うASMRになってます。

このように、バーにいる雰囲気を出しながら音と会話で癒すサービスが繰り広げられてます。
変わった趣向のASMR作品
耳かきやマッサージといった王道のサービスを敢えて外してる落ち着いた作品です。

ライラはMERIDIANを初めて訪れた主人公に心安らぐひと時を提供しようと
まずはバーらしくお酒とそれに関する雑談、それから音で和やかな空気を作ります。
そして中盤以降は会話量を一気に減らしてグラス、ウィスキー、カードの音や吐息を鳴らします。

お酒と音を楽しむ変わったバーでお姉さんが色々サービスするノーマル向けのシチュ
様々なカクテルを目の前で作りながら豆知識を語るバーらしい演出
序盤は音と会話のバランス型、中盤以降は音重視とスタイルを変えて癒す展開。
お店にいる気分に浸って癒しを感じられるように作品を組み立ててます。

中でも音は「音質にこだわり抜いてる」と書いてあるだけあってレベルが高いです。
音の質感はもちろん鳴らす位置、距離、タイミング、動きといった様々な部分がしっかりしてます。
最初に雑談を多めにやって作品の世界に引き込んでから音重視に変わる流れも良いです。
お酒が好きかどうかで評価が多少変わりそうなところもありますけど
作品の品質自体はかなりのものと言えます。

催眠についてはこの内容なら別になくてもいいように思えます。
それでもわざわざ入れてきたということは、今後全年齢向けの催眠音声を作る予定があるのかもしれません。
音に強いサークルさんですから音モノを作れば面白いものが生まれそうな気配はあります。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:上田麗奈さん
総時間 1:41:25

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
今回の評価はほぼ同人音声と思ってください。
催眠の割合がここまで少ないとさすがに催眠音声としての点数を出すことはできません。

2021年3月26日まで20%OFFの1584円で販売されてます。



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、お菓子作りを趣味にしてる可愛い店員さんが
顔馴染みの客に自分の名前がついた特別コースを提供します。

多くのシーンで泡の音を鳴らしながら動きを小まめに変える音重視の作りが魅力で
顔のマッサージ、髭剃り、頭皮マッサージ、シャンプー、アロマボールなど
パートごとに異なるサービスを用意し、それらすべてに泡を絡めてたっぷり癒します。
柔らかさを感じる音が多いですから眠くなる人が続出するでしょう。
色んな泡で癒しをお届け
ヒーリングサロンシエルの店員「黒瀬ひな」からサービスを受けるお話。

「いらっしゃいませ ヒーリングサロンシエルへようこそ」
ひなは甘く可愛い声の女の子。
来店した主人公を嬉しそうに迎えると
書類に必要事項を書いてもらってから施術室へ案内します。

本作品は2018年から続いてるサークルさんの人気シリーズ第6弾。
癒しのサービスはもちろん、お菓子作りや裁縫も得意としてる彼女が
以前からお店を何度も利用してる彼をおよそ150分に渡って癒します。
今回は「癒しのひなコース」という名前なだけあって独自要素が色々盛り込まれてます。
ストーリー性はほとんどないので過去作未視聴でもまったく問題ありません。

「普段はオイルマッサージがメインですが 私のコースでは メレンゲのような特製の泡を使ってマッサージします」
その最もわかりやすい例が泡を使うシーンが多いこと。
シェービングクリームによる髭剃り、泡を使った頭皮マッサージ
シャンプー、アロマボールなどパートごとに違うサービスをしながら泡音をたっぷり鳴らします。
それぞれで使ってる素材が違うので音の質感が多少違いますし
動きについても肩から上の全体を目まぐるしく動いて丁寧にケアします。

序盤から中盤にかけては泡づくしにして終盤は乾燥系の音に切り替えてました。
施術パートはどれも20分以上あるおかげで癒しの音を存分に楽しめます。
耳かき棒などの硬い音はほとんど出てきませんから、実際に聴くとまろやかに感じるでしょう。

シリーズの特徴もしっかり受け継がれてます。
サービス開始後はその様子を実況する以外のセリフをほとんど取り除き
効果音だけが流れる時間を長く取って静かな空間を作ります。

雑談もほとんどしませんからかなりASMR色の強い内容と言えます。
質感も非常にリアルで疲れてる人が聴いたらそのまま眠ってしまうほど癒しのパワーが強いです。

「頭皮の汚れた落ちたら 今度は ぐっ ぐっ ぐっと 力を入れて マッサージ 血行がよくなりますよ」
また実況のセリフは擬声語を多めに盛り込んで柔らかさを出してます。
本作品は泡を使ったサービスが売りですから
サークルさんもセリフの表現をそれに合うように工夫されたのだと思います。
彼女の甘い声との親和性が高く、音とは別の方向から癒しを与えてくれます。
質量共に優れたサービス
受付や着替えといった準備を終えた後から始まる2パート46分間は泡を使ったマッサージ。
「02マッサージ・シェービング(約22分)」は顔を一通り揉みほぐしてから髭を剃り
「03泡で頭皮マッサージ・叩く(約24分)」は頭部全体を撫でたり擦ったりして血行を良くします。

「頬を撫でるように 優しく すっ すっと」
そして開始後はリアルな音と実況のセリフを組み合わせて臨場感を出します。
音だけで十分伝わるシーンはできるだけ話さないようにし
わかりにくいところややることを切り替える時は話しかけてスムーズに進めます。
自分の名前がついたコースをやるので彼女もきっと張り切ってるのでしょう。
専門店ですが事務的感はまったくなく楽しそうな表情でお世話します。

音については元々レベルの高いサークルさんなだけあって非常に優れてます。
例えば02パートは手にクリームを噴射してから若干ざらつきのある水音を頬のあたりで鳴らし
蒸しタオルを顔に乗せて髭を柔らかくします。
それから「ぶぅぅぅん」というトーンが低く小刻みな振動音を鳴らしながら電動シェーバーを動かします。
左右の頬、眉、鼻の下、耳と小まめに移動してました。
シェーバーは振動が伝わってきて軽くマッサージされてる感覚がします。

撫でたり揉むといったそれほど派手じゃない動きが中心だからこそ
その位置、動かし方、リズムといった細かい部分にこだわって作られてます。

20分かけて髭剃りする音声作品もなかなかお目にかかれません。
最初のパートだけでも本作品の良さがしっかり出てると思います。

03パートは音の位置が先ほどよりも上のほうに移り
ムースのような泡音を色んなところで鳴らします。
頭皮マッサージと言えば「ジョリジョリ」とざらつきのある音を使うことが多いので
こういう滑らかな音で表現するのは割と珍しいです。
途中で一度泡を足すシーンもあったりしてリアルに感じました。

中盤の2パート57分間は王道と変わり種を組み合わせてるシーン。
「04シャンプー・トリートメント・ふわふわタオル(約33分)」はシャンプーやトリートメントで汚れを落とし
「05あわあわアロマボール(約25分)」は珍しいアイテムで首から肩にかけて優しく押します。

「なんだか お菓子のクリーム塗ってるみたいで 好きなんですよ これ」
シャンプーは泡との相性がとても良いサービスなのでスタンダードに進めます。
シャワーで頭皮マッサージの泡を洗い流してからシャンプーでごしごし擦り
すすいだ後にトリートメントへ切り替えて髪に潤いを与えます。
彼女もお菓子作りに例えて楽しそうにお世話してました。
時間に対する会話量は少なめですけど、彼女の性格がサービスにきちんと込められてます。

05パートは名前だけだとわかりにくいと思うので説明すると
アロマ石鹸を布でくるんだものを離したり押し付ける感じで進めます。
これまでとは違い布越しに泡がにじみ出るようになってるため
泡と布が混じったような「ぽすっ」という音を鳴らしてました。
ちゃんと解説してくれますから音声を聴いてればどんなものかわかると思います。

本作品で唯一泡を使わないのが最後の「06耳マッサージと耳掃除など(約35分)」。
右耳→左耳の順に軽くマッサージしてから綿棒と梵天を使い分けてお掃除し
最後に弱い風圧で6回くらい息を吹きかけます。

綿棒は「すりゅっ」という滑らかで乾燥した音、梵天は綿棒よりも軽くて柔らかい音が使われており
奥から手前へ掻き出したり耳の壁をなぞるように、小刻みに掻き出したり擦るようにと
器具ごとに違う音と動きで表現します。
事前のマッサージも左右でやり方が微妙に違っててこだわりを感じました。

「綿棒と梵天って珍しい組み合わせだな」と思ったのですが
音に柔らかさを出すためにこうしたんじゃないかと私は考えてます。
これまでの4パートが泡メインで来たのに、ここで耳かき棒のガリガリした音を鳴らすのは
作品の雰囲気にそぐわないと言いますか、統一感が落ちるように思えるのです。

もちろんシャンプーで耳の中に入った水分を取る意味合いもあるのでしょうけど
それなら別に綿棒だけでいいんじゃない?って話になるわけで。
これまでとまったく違うことをやってるように見えて、サービスの締めくくりに相応しい内容に調整されてます。
あくまで私の勝手な予測ですから「そういう解釈もあるんだな」程度に捉えてください。

このように、多種多様な音を上手に組み合わせた完成度の高いサービスが繰り広げられてます。
柔らかさのあるASMR作品
キャラ、音、サービスのすべてを柔らかいもので揃えてる作品です。

ひなは自分専用のコースを受けに来てくれた主人公をたっぷり癒そうと
序盤から中盤にかけては泡を使うサービスを色々やって肩から上を綺麗にします。
そして最後は定番の耳かきを同じく柔らかい器具を使ってゆっくり行います。

明るくて腕もいい店員さんが顔馴染みの客を長時間に渡って癒すノーマル向けのシチュ
泡に関するリアルな音を至るところで鳴らすASMR系の作り。
シリーズの長所を受け継いだうえでテーマ性もある作品に仕上がってます。

中でも音は色んなタイプの泡音が登場するので割と個性が強いです。
動きについてもハイレベルですし、目を瞑って聴けば実際にされてるのに近い感覚が味わえます。
擬声語を交えた実況を適度に挟むところもそれに貢献してます。

そして泡づくしだからこそ最後の耳かきが余計目立ってました。
器具の構成をあまり見かけないものにしたり、お掃除とマッサージ両方の意味を持つ動きにするなど
他のパートに負けない良さを持ったサービスを行います。
最初から最後まで泡まみれだとダレる可能性がありますから
終盤は乾燥系の音を中心に据えてメリハリを持たせてます。

このボリュームと品質で価格がたったの440円とコスパも抜群。
以上を踏まえてサークルさんでは11本目の満点とさせていただきました。

CV:小山ハルさん
総時間 2:33:48

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「チームランドセル」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、現実世界に絶望しこれから死のうとしてた女の子が
男性に助けられ樹海や別の場所でのんびり耳かきします。

雨音をバックで流しながら音重視の耳かきするのが特徴で
使用する器具は毒針1本に絞り込み、それと雨音を組み合わせて癒しの空間を作り
そこに彼女との会話を適度に挟んで心のほうも温めます。

聴き手に希望を与える感じにストーリーを組み立ててますから
仕事や勉強で疲れを感じてる人が聴くといい気分転換になるでしょう。
すべてを洗い流す雨に打たれて
ふたつのシチュで少女に耳かきしてもらうお話。

「ん… 私の眠りを妨げるのは誰ですか?」
少女は明るくて穏やかな声の女の子。
身投げしようとしてたところを主人公に見つかり眠らされると
樹海の中で目覚めてその理由を尋ねます。

本作品は自宅や学校でいじめられて生きる気力を失った彼女が
似た境遇にある彼に助けられたお礼におよそ130分間の耳かきをします。
物語の前半は樹海、後半は別の場所と大きくふたつのシーンに分け
その両方でリアルな雨音を流しながらゆっくりじっくりお世話します。

製品版のおまけに樹海の写真が入ってるところを見ると
サークルさんが実際に出かけて録音されたのでしょう。
シーンによって勢いを変えながら比較的優しい水音を流し続けます。
ほぼ全編で雨が降り続けますからこれを聴いてるだけでもかなり癒されるでしょう。
現実世界に絶望してる彼女の心情を音で表現してるようにも思えます。

「案外悪くない? 良かった ならもっといじくってあげますよ この毒針で お兄さんの耳の中を」
また耳かきは「ぐっすり眠れる耳かきボイスβ」などで使われた毒針を採用してます。
「ずすっ」という乾いてて丸みを帯びた音になっており
奥から手前へ掻き出したり耳の壁をなぞるように動きます。

先端に綿を巻いてあるからでしょうけど
耳かきと綿棒の中間あたりに位置する音と動きをしてました。
不意に刺してきたりはしないのでスリルはほとんどありません。
彼女がこれを使う理由にも触れられてますし、個性を出すための工夫なのだと思います。

基本的には耳かき音、雨音、彼女の吐息を組み合わせたASMR色の強い作りです。
そして所々で会話を挟み、その内容によって違うBGMも流れます。
前半は切なさを感じる落ち着いた曲調、後半は温かみのある穏やかな曲調です。

「そういえば これから死ぬのに 私ったら どうして耳かきなんかしてるんですかね」
ヒロインを務める少女は実年齢よりも大人びた印象の女性。
声は割と可愛いですけど嫌なことが色々あったせいで冷めてます。
しかしやり残したこともあるらしく、これから死ぬことを受け入れられずにいる様子が窺えます。

後半に入ると人間味のある態度を見せるシーンがありますし
音重視でありながらキャラも立ってる作品と言えます。
雨音、耳かき、彼女との会話で心の中にある悪いものを洗い流そうとしてるように感じました。
静かで穏やかな耳かき
最初の70分間は樹海でする耳かき。
「2.毒針と少女」は右耳、「3.遠ざかる意識」は左耳を綺麗にします。
そして合間に耳のマッサージも軽く挟んで音に変化をつけます。

「お兄さん 私の膝はあったかいですか? ゆっくり寝てくださいね」
少女は身投げを止めてくれた主人公に多少は感謝してるようで
今まで一度もしたことがなかった耳かきを志願します。
そして膝枕でゆっくり手を動かしながら自分のことをぽつりぽつりと語ります。
バックで流れ続ける雨音も相まって終始静かな雰囲気です。

無言の時間がそれなりにありますけど、常に何らかの音が鳴ってますし
話さない時は代わりに吐息を漏らすので味気ない感じはしません。
自分と同じく生きることを諦めた彼に出会って安らいでるように見て取れます。
耳かき棒の代わりに使ってる毒針のことを話すなど、彼女のことが少しずつわかるように進めます。

音に強いサークルさんなだけあって効果音、環境音ともにレベルが高いです。
雨音はアスファルトではなく葉っぱに当たってるので質感が優しく
耳かきも毒針が持つ鋭さを綿で上手に和らげてます。
耳をマッサージする時はコリコリした弾力のある音を鳴らし
それに合わせて声や音が軽くこもる細かな演出がされてます。

続く55分間は別のシチュでする耳かき。
身投げを主人公に助けられたところまでは一緒ですが
その後少女が目覚めた場所を変えて同じく毒針でお世話します。
雨音の聞こえ方ももちろん変わります。

「お兄さん 大丈夫だよ 私がついてるよ」
ここでの彼女は樹海の時よりも優しい表情を見せます。
何らかの理由で追い詰められてる主人公を励ましたり
良い意味で彼女らしくない反応をするシーンが随所にあります。

耳かきは左耳→右耳→左耳の順にするシンプルなやつなので
彼女のセリフや仕草のほうが個性的と言えます。
実際に聴いてみると樹海パートよりも温かみを感じるでしょう。

このように、音を中心に据えつつ会話でも癒す落ち着いたサービスが繰り広げられてます。
心が洗われる作品
現実世界で嫌なことがあった時などに聴くと効果的な作品です。

少女は自殺しようとした自分を助けてくれた主人公に恩返ししようと
密かに持ってた毒針に綿を巻いて左右の耳をじっくりお世話します。
そしてバックで雨音を流したり会話を挟んで落ち着ける雰囲気を作ります。

虐待されてた少女が男性と出会い樹海で耳かきする変わったシチュ
効果音、環境音、BGMを組み合わせてお届けする癒しのパワーが強い耳かき
達観してるように見えて女の子らしさも持ってる彼女の二面性を持ったキャラ。
ASMR系だけどキャラも引き立つように作品を組み立ててます。

中でも音は本作品の大部分を占める要素なだけあって力を入れてます。
雨音ひとつを取ってもシーンによって鳴り方が変わりますし
耳かきも単調さが出ないように動かし方を変えたり会話を織り交ぜて進めます。
やることは至ってシンプルですけど、作り込みがしっかりしてて現実逃避しながら聴けます。

「私もできるかな? 〇〇」
あとは後半シーンの彼女のセリフや仕草も印象的でした。
窮地を乗り越えたことで良い方向での変化が生まれてるのがわかります。
主人公に会って多少なりとも心が軽くなったのかもしれませんね。

耳かき重視のASMR作品が好きな人、心の洗濯をしたい人には特におすすめします。
おまけはオリジナル音楽、雨音、吐息を組み合わせた音声7本です。

CV:少女…浅見ゆいさん ??…七瀬真結さん
総時間 7:42:51(本編…2:11:45 おまけ…5:31:06)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2021年2月26日まで20%OFFの968円で販売されてます。



サークル「ディーブルスト」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、様々な音を駆使して癒す変わったお店を舞台に
合計5人の店員さんが対戦形式でASMR色の強いサービスを提供します。

パートごとに声優さんが交代し、それに合わせて施術内容もガラリと変わるのが特徴で
知育玩具で遊ぶ、デート気分で海辺を散歩するなどそれぞれに異なるテーマを持たせ
そのすべてで優しくてリアルな音を鳴らしたり囁き声で話しかけて癒しと眠気を与えます。
王道から変わり種まで種類が豊富ですから、ASMRを普段よく聴く人も新鮮な気分で楽しめるでしょう。
リアルな音を駆使した癒される勝負
果穂、美夜、珠理、音葉、伊織が一対一で心地いい音を鳴らすお話。

「Cure Soundsへようこそ! いつもお越しくださり、ありがとうございます♪」
果穂は明るくて可愛い声の女の子。
来店した主人公に元気よく挨拶すると
ASMRヒーラーズの手紙を受け取りその内容を説明します。

本作品はお店の常連になるほどここへ頻繁に通ってる彼が
日頃の感謝として彼女たちからおよそ100分間の健全なサービスを受けます。
「施術中に寝落ちしたら負け、無事耐えたら勝ち」というルールを定め
1人あたり15分~30分の時間を割いてゆっくりじっくりもてなします。
登場人物が多いことや複数人でお世話するシーンがないことからセリフの色は全員青で表記します。

果穂「Cure Soundsでは音による癒しを感じて頂くサービスを行なっております あくまで音による施術なので、店員が直接触れるような事はありません」
最大の魅力はASMR系のサービスが充実してること。
セリフよりも音や擬声語を主役に置き、パートごとに違うテーマを持たせて多種多様な音を鳴らします。
ASMRと聞くと耳かきやマッサージを思い浮かべる人がいるでしょうけど
このお店はお客の体に直接触れるサービスは一切やりません。
横になった彼にイヤホンを装着し、店員は別室からマイクで話しかけながら音を鳴らします。

木製のおもちゃをいじる音、波の音、複数の足音、布の擦れる音など
定番の音から本作品でしか見かけない音まで本当に幅広いです。
ディーブルストさんはずっと前から音に強いサークルさんとして有名ですから
ひとつひとつの音も質が高く、音声を聴けば聴くほど癒しと安らぎを感じます。

施術中は囁き声で話すようにしてるおかげで静かな印象を受けました。
常連に対する感謝の気持ちを伝えながら全力で寝かせようとします。
前半の2パートは音重視、後半は声重視と同じASMRでも方向性を変えてます。

合計5人の声優さんが登場するのも本作品の魅力です。
どの方もサービスの趣旨に合った演技をされてて終始穏やかな空気が漂ってます。
店員らしくストレートにお世話する人もいれば、恋人に近い態度で接する人もいました。
音に比べれば存在感は控えめですけど、癒しの雰囲気を作るのに貢献してるのも事実です。

ちなみに同じシリーズで当サイトにレビューがある作品は以下の2本です。
【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】」(R-15 2月4日まで60%OFF)
【立体音響】Cure Sounds-響花」(R-18 2月4日まで75%OFF)
どれも内容が独立してますからこれらを聴かずに本作品を聴いても大丈夫です。
眠気を誘う音の数々
一番最初のTrack1(約11分)は対戦に向けた準備。
受付をしてた果穂が主人公を出迎え、軽い説明を挟んでから施術室へ案内します。
そして横になった彼に目隠しとヘッドホンを装着し、声のチェックや素朴な音を鳴らします。

「これは…紙コップです 普段何気なく使っているものでも、こんな感じでゾクゾクしちゃう…♪」
ここで登場するASMRは紙コップのタッピング。
最初は指、次は鉛筆を使って4分ほど音を鳴らします。
日常生活でもよく聴くものですが、乾いた音が左右へスライドしながら鳴るおかげで心地いいです。
音を鳴らしてる間はできるだけしゃべらないようにするのも本作品らしいなと。

続く2パートは音で癒すことを目指したサービス。
Track2(約30分)は美夜が知育玩具で遊ぶ音を鳴らし
Track3(約22分)は珠理と海へデートに行く様子を疑似体験します。

「あ、気づかなかったけど、お豆さんの形に違いがあるんだ これはまん丸で…これは三角っぽい? なるほど…これは掴みにくそう…」
美夜は元保母さんなだけあって遊び始めたら止まらない性格をしており
実況を挟みながら独り言を呟いて何をしてるか彼に伝えます。
最初に出てくる色んな種類の豆を箸でつまむ遊びは滑らかな物音
次のタングラムという名のパズルは「かちかち」と木が優しくぶつかる音が鳴ります。

本作品で最も長い時間を割いてることもあり、素朴な音を存分に楽しむことができます。
彼女の優しい声や子供っぽい性格も相まって多くの人が癒しを感じるでしょう。
私もこういう音を鳴らす音声作品は初めて聴きました。

「こうやってただ、ずーっと波打ち際を見てるだけで癒されるなぁ… 君もそばで一緒に見てようよ」
2番手の珠理は雰囲気がガラリと変わります。
パートのほぼ全部で波が穏やかに打ち寄せる音が流れ
彼女自身も店員より恋人に近い距離感で彼と接します。
手を繋ぎながら海に足を浸して散歩する、岩場まで駆けっこするなどイチャラブ感を強調してます。

2人が歩く場所によって足音が変わること
海から近づいたり遠ざかったりするのに合わせて環境音の聞こえ方が変わるのが素晴らしいです。
海辺にいる時はすぐ近くを鳥が鳴きながら通り過ぎる音も入ってますし
サークルさんが音の質感だけでなく鳴らし方にもこだわってるのがわかります。
効果音と環境音が合わさると単体の時より癒しのパワーも強いです。

終盤の2パートは声を使ったASMRが登場します。
Track4(約16分)は音葉のオノマトペ
Track5(約19分)は伊織の囁き&すきすき連呼と引き続き担当者を変えてお世話します。

「ずるっ、ずるっ、ずる…ずるるっ かしゃ、かしゃ、かしゃ、かしゃ」
音葉は「とことこ」「ちりちり」「つるつる」といったセリフを言うシーンが多く
どれも30秒程度の短い間隔で切り替えて耳に微弱な振動を送ります。
パート後半からはクイズ形式に変わったりして面白いです。
また一部で声が左右に分離し残響させながら言う珍しいサービスも登場します。

「別に臭くなんてないよー むしろ~…アタシは少しくらい男らしい匂いがする方が好き」
最後の伊織はTrack3に近いスタイルで声に寄せてます。
現役JKなことを活かして序盤から声を密着させ
思わせぶりなことを言ったりストレートに眠らせるセリフを投げかけます。
布の擦れる音や匂いを嗅ぐ音も入ってるのでバランス型と言うのが妥当かもしれません。
「好き」を連呼するのも相まって、本作品の中で一番素朴で甘いサービスに仕上がってます。

このように、テーマのASMRは統一したうえでまったく違うことをする幅広いサービスが繰り広げられてます。
癒し効果抜群の作品
ASMRの魅力が凝縮されてる優れた作品です。

美夜、珠理、音葉、伊織はASMRヒーラーズに挑戦する主人公を寝落ちさせようと
それぞれに趣向を凝らした音のサービスをして癒しを与えます。
そして前半は音重視、後半は声重視とスタイルを変えて幅広くお届けします。

対戦形式で店員たちから色んな施術を受けるノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の割合を高めに設定し、パートごとに違う音を鳴らすASMR色の強いサービス
定番のものからマイナーなものまで数多く取り揃え、そのすべてが高品質な音にこだわった作り。
サークルさんが得意とされてる分野を今までとは違う視点で形にしてます。

中でも2番目は音はもちろん、テーマも被ってる部分がまったくなくて
どのパートも新鮮な気分で聴くことができます。
声優さんが毎回交代する展開もそう言える要因のひとつです。
耳かきやマッサージをわざと避けてるおかげで音自体の個性も強めですし
音声作品で人気のASMRをディーブルストさんらしいやり方できちんと表現してます。

音についても全体的にハイレベルで大変癒されました。
どの音も耳に優しいからずっと聴いててもうるささを感じません。
店員たちのセリフを囁き主体にしてるおかげで両者が上手く共存できてます。

ASMRを題材にした作品が好きなら誰にでもおすすめします。
おまけはPRボイスとフリートークです。

CV:果穂…犬塚いちごさん 美夜…七瀬真結さん 珠理…みやぢさん 音葉…浅見ゆいさん 伊織…結崎有理さん
総時間 1:59:55(本編…1:39:23 おまけ…20:32)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
後日ダウンロード数に応じて新キャラが無料で追加されるそうです。

2021年2月2日まで20%OFFの880円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。



サークル「電撃G's magazine」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、元お隣さんで今は近くの学校に通ってる女の子が
仕事を頑張りすぎてる男性を健全なサービスで癒します。

音よりも会話を重視し、さらにセリフごとの間を長く取ってのんびり進めるのが特徴で
昔のことや彼女の気持ちなどシーンごとに異なる話題を取り上げながら
疲れや眠気を感じてても無理なく聴けるように語りかけて内側から癒しと温もりを与えます。
アニメやゲームで活躍中の日高里菜さんが声を担当されてるのも魅力です。
幼馴染と過ごす穏やかなひと時
見雪静音(みゆき しずね)がマッサージ、耳かき、添い寝をするお話。

「お邪魔します 鍵 開けっぱなしだった 不用心」
静音は可愛くて素朴な声の女の子。
主人公の家にやって来て彼が疲れてることを心配すると
2人の関係を軽く話してから額に手を当てて熱がないか確認します。

本作品は昔から隣同士でずっと仲良くしてきた彼女が
仕事のせいで疲れを感じてる彼をおよそ90分に渡ってあれこれお世話します。
現在彼は1人暮らしをしてますが、その場所が彼女の通ってる高校から近く
学校帰りや休日を利用してたっぷりイチャイチャします。

「私 手が冷たいってよく言われるし 他のところも 撫でてあげようか?」
そして彼女は手で体に触れたり撫でるといったタッチヒーリングをよく使います。
疲れてる時は誰かに甘えたいとか、人肌が恋しいと思うことがあるので
家で1人な彼をリフレッシュさせるにはこれがいいと判断したのでしょう。
全年齢向けなのでエッチな描写は一切ありませんけど
ほっぺを手で挟んだり自分から抱き着いて添い寝するといった割と大胆なことをします。

また全編を通じて音よりも会話の量を大幅に増やし
セリフを細かく区切って間を長く取りながら話しかけて落ち着ける空間を作ります。

実際に聴いてみると会話メインなのに無音の時間が通常よりも多くなってます。
忙しい人ほど心の余裕がなくなりますから、こうやって頭を空っぽにしやすい環境を整えます。

現在の全年齢向け作品はASMRが主流になってるので
それとほぼ真逆の路線を歩んでるのは意外でした。
でも日高さんのような有名声優を起用してる作品なら声メインにしたほうが持ち味が出ると思います。

「実はね 私 ちょっと調べてきた 疲れてる人を どうやったら癒せるかなって」
ヒロインを務める静音は面倒見がよく物静かな女の子。
彼が疲労で顔色が悪いことを素直に心配し、自分に何ができるか考えて実践します。
公式設定では彼に恋愛感情を抱いてることになってますが
それよりも妹のような距離感で接してました。
最中の会話も何気ないものが多く、時間がゆっくり流れていくのを感じます。
健気で温かいサービス
前半の4パート54分間はタッチヒーリングを主軸に据えたサービス。
01は頬に手で触れる、02は耳を片方ずつ撫でる、03は両耳と頭を撫でる
04は耳かきと主に首から上をお世話しながら色んなことを話して場を和ませます。

「あの時の私 入るのにノックもしなかったね 今にして思えば 本当のお兄さんみたいに思ってたから…かな」
「頭撫でたり 耳触ったり 本当に 昔のお返しだね」

01と02はまだ序盤なので2人の関係や仲の良さを表現することに力を入れてます。
昔からの付き合いなこと、その時は一緒のベッドで寝てたこと
そして彼に頭を撫でてもらったことなどをぽつりぽつりと話し
今回のサービスが彼を心配する気持ちや恩返ししたい思いによるものだと聴き手に教えます。

素朴さや自然さが出るよう一気に語らず多少分散させてました。
兄のように近しい男性を自分なりのやり方で癒そうとする姿が健気で愛らしいです。
また耳を撫でる時は「すしゅー」という滑らかな摩擦音が鳴ります。
量は少なめなので音よりも会話を楽しむシーンだと思います。

「なんか シャンプーしてるみたい 痒いところは ございませんかー?」
03と04は01~02よりも少し後のお話。
どうやれば効果的に癒せるか調べてきた彼女が前回よりもやや大胆なお世話をします。
ベッドの横から彼に触れるスタイルから膝枕に変更し
自分が今学校でやってることを話したり耳と頭を撫でて心身をバランスよく癒します。
上のようなセリフが出てくるなど、彼女もだんだん彼をお世話するのに慣れてきたのがわかります。

04の耳かきは約9分と短いものの、効果音の割合が他より高くなってます。
右耳→左耳の順に綿棒のみを使って掃除し、どちらも仕上げに2回息を吹きかけます。
綿棒は「すしゅっ」という滑らかな音が使われておりゆっくりペースで鳴らしてました。

個人的に面白いなと思ったのが「05 静音といっしょに森林浴にいこう?(約13分)」。
今度は日曜の朝に主人公の家を訪れた静音が近くの公園へ森林浴に誘います。

「ちょっと 肩 借りるね 外なのに くっついちゃった」
このパートだけは鳥の声や木々のざわめきといった環境音が入っており
声だけだった他のパートと聴いた時の印象が随分違います。
他にも移動中は落ち葉を踏みしめてるような足音が鳴ってました。
野外なのでタッチヒーリングは避けてお話しながら体を預ける程度に留めてます。

終盤の2パート18分間は安眠を見据えたサービス。
家に戻ってから06は添い寝、07は彼女の寝息や寝言を聞いて眠りにつきます。

「こうして抱きしめてると 体だけじゃなくて 心もあったかくなる」
これまでよりも声の距離がさらに近づき
ハグしながら雑談する素朴で温かみのあるひと時が味わえます。
後になるほど彼女が眠そうになるのも印象的でした。
彼を癒せたことによる満足感と多少の疲れで気持ちが緩んだのでしょう。
サービスを通じて彼だけでなく彼女も癒しを感じてるのが伝わってきます。

このように、彼女の属性や2人の関係を色濃く反映させた穏やかな物語が繰り広げられてます。
一体感が味わえる作品
年下の幼馴染が親身に癒してくれる王道のイチャラブ系作品です。

静音は休日も返上して仕事に励んでる主人公を少しでもリフレッシュさせようと
放課後や休日を利用して彼の家に出かけてタッチヒーリング、耳かき、添い寝をします。
そしてその最中に色んなことを話して心もぽかぽかにします。

小さい頃から仲良くしてる女の子が健全な手段であれこれお世話するノーマル向けのシチュ
音よりも会話を増やし、何気ない話題をゆっくりのんびり語るゆとりを持たせた作り
有名声優さんらしい自然で安定感のある声と演技。
音に頼らず声や言葉で癒すことを意識しながら作品を組み立ててます。

中でも2番目はサークルさんがおっしゃられてる
「静音との時間は、とにかくゆっくりのんびり過ぎていきます」をそのまま具現化してて良いです。
会話量が多くなるとどうしても思考力が働いて眠りにくくなるので
間を長く取ったり他愛もない話題を多く入れて上手くカバーしてます。
彼女の物静かなキャラとも合ってるし統一感があるなと。

「一緒に寝たら 同じ夢 見るかもね そうだったら 私はすごく 嬉しいかな」
会話も彼を労わるセリフと彼女の内面をバランスよく混ぜてあって質が高いです。
本作品でするのは専門店のサービスではありませんから
彼と一緒にいられて嬉しいとか、癒せて幸せといった気持ちも入れたほうが臨場感が出ます。
タッチヒーリングが多いことも含めて一体感が味わえるように作られてます。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
ボーナストラックは「静音のこと聞いてほしいかな」です。

CV:日高里菜さん
総時間 1:34:02(本編…1:25:01 ボーナストラック…9:01)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年12月2日まで20%OFFの1144円で販売されてます。



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、良い意味で人外らしくないのほほんとした性格のお姉さんが
すっかり顔馴染みなお客に夢の中で耳かきとマッサージをします。

リアルで優しい音をふんだんに盛り込んだ個性的なサービスが行われており
下半身に生えてる触手を使うシーンを多めに盛り込み
そのすべてで弾力のある水音を鳴らして彼女にお世話されてる様子をわかりやすく表現します。
夢の中で極上の癒しを
出張癒し専門店ターコイズの店員ラーラが耳かきとマッサージをするお話。

「お客様ー お客様ー あ、気づきましたか? 出張癒し専門店ターコイズのラーラです」
ラーラはのんびり話す可愛い声のお姉さん。
寝ている主人公の夢の中に現れて話しかけると
彼が持ってるサービス券を受け取りに来たことを告げます。

本作品は「出張癒し専門店ターコイズ」「出張癒し専門店ターコイズ2本目
出張癒し専門店ターコイズ3本目」に続くシリーズ第4弾。
人外娘だけが所属してる癒し系専門店で働く彼女が
過去に何度もお世話した彼に今までとは一味違うサービスをします。

内容をほぼ耳かきとマッサージに絞り込み
パートごとにやり方を変えながら色んな音を鳴らして癒しを与えます。
ストーリー性はほとんどないので、2人が顔馴染みなことさえ理解してれば今作からでも大丈夫です。

「では お待ちかねの 足でお掃除しましょうか」
最大の特徴は器具と足(触手)を使い分けてお世話すること。
彼女は上半身が人間、下半身がタコのスキュラなため
人間がする一般的な耳かきやマッサージとは内容が随分違います。
ぬちゅぬちゅした弾力のある水音を耳元至近距離で鳴らしながら揉みほぐしたり
穴の中に入れて内側を優しく撫でる独特な責め方をします。

現実世界ではできないサービスなことを踏まえて
これらの一部始終をリアルな音を使ってわかりやすく表現します。
音の質感、位置、距離、動きが目まぐるしく変わりますから聴いてると生々しく感じるでしょう。
耳かき棒や綿棒といった通常の器具も一部で使い足との違いを鮮明にしてます。
音に強いCrescendoさんの持ち味が今回も十分に発揮されてます。

「いつもお風呂場でのサービスだったので たまには 違う場所でもいいかなーって こんな場所になりました」
過去3作と違う部分ももちろんあります。
主人公宅のお風呂場を舞台にしてた今までとは違い
今作は夢の中でお世話する設定にしてるので環境音が流れます。
川の流れる音や泡の弾ける音といった水に関するものが中心でした。
サービス開始後はセリフが一気に減るため音だけを楽しみやすくなってます。

スキュラの店員さんが器具と足を使い分けてお世話する展開とリアルで優しい音の数々。
シリーズの良い部分を持ち越したまま新しい要素を加えてる癒しの要素満載な作品です。
心地いい音で安らかな眠りに
3分程度の前置きを終えた後に始まる「02膝枕でマッサージ(約16分)」はラーラならではのサービス。
膝の上に頭を乗せてもらい頭皮、首筋、耳の外側を足で揉みほぐします。

頭皮は「じゅりっ」というざらつきのある音で手に近いですが
それ以降は粘性のある水音が近くで鳴るため随分違います。
ゆっくりペースで前後に撫でてたかと思えば、数多くある吸盤で吸いついたりと
人間には決してできないマッサージをして彼女らしさを表現します。

ターコイズシリーズを初めて聴いた人は驚くんじゃないでしょうか。
触手を使って健全に癒してくれる作品自体が珍しいですし
音作りをしっかりしたうえで個性的なサービスを繰り出します。

続く2パート65分間は耳かき。
「03細い綿棒と梵天(約32分)」は綿棒、耳かき棒、梵天を使い分ける王道のスタイル
「04触手耳かき(約33分)」は足だけを使って耳の内側や穴の中を責めるスタイルで行います。

前者はサークルさんの音に対するこだわりの強さが感じられます。
綿棒は「ずすー」という乾いててぱちぱちした音、耳かき棒は「すしゅっ」という細くて滑らかな音
梵天は面積広めで柔らかい音と器具ごとに明確な違いがあり
動きやリズムについても実際の耳かきに近くてものすごく癒されます。


前のパートが触手メインだったから余計安心するかもしれませんね。
基本的なサービスも高い水準でこなしてるから4作続くほどの人気を得てるのでしょう。
耳かき作品の中ではキワモノですけどどのパートも安定感があります。

「そして 耳の外を包み込んで もみもみと 耳をほぐします」
それに対して04パートは音の個性で勝負してます。
仮想プレイなので03よりも実況の量を多少増やし
耳元至近距離から粘り気のある水音やざらつきのある優しい摩擦音を鳴らします。
耳の穴に入った後は閉塞感が生まれて環境音が聞こえにくくなるなど本当に芸が細かいです。

微弱な刺激が断続的に伝わってきますから
耳がゾクゾクしたりこそばゆく感じる人がいるでしょう。
通常の耳かきと足耳かきをほぼ同じ時間やって両方とも楽しめるようにしてます。

最後の「05耳の中をマッサージ(約16分)」は音の密度が魅力。
これまでは片方ずつお世話してたのが両耳同時に切り替わり
さらに足の数を増やしてより面積の広い音を鳴らします。

「耳の奥と 耳の外と 一緒にやっちゃいますよ」
人間が器具を使わずに左右の耳の内外を同時にケアするのは不可能です。
だから彼女はそれを最後にやって彼の心をガッチリ掴みます。
音の途切れが以前よりも少なくなってて頭の中を音に包まれてるような感覚がしました。
終盤には吸盤で吸う音も加わったりと、これまでやってきたことを総動員して癒します。

このように、触手を使うシーンを多めに盛り込んだ個性的なサービスが繰り広げられてます。
高品質なASMR作品
変わったこともやるけどきちんと癒される作品です。

ラーラは自分を何度も指名してくれる主人公を普段と違うやり方で癒そうと
自宅のお風呂場ではなく夢の中へ出張し、そこで器具と触手を使い分けたサービスをします。
そしてその様子を多種多様な効果音と環境音を駆使してリアルにお届けします。

優しくてのんびりしたスキュラが夢の中で耳かきとマッサージをするノーマル向けのシチュ
器具よりも触手を使うシーンを多く用意した彼女らしい構成
セリフよりも音の量を増やしてそれらを表現するASMR色の強いサービス。
人外娘だからこそできる癒しを目指して作品を組み立ててます。

中でも音は現在活動されてるサークルさんの中でも最高クラスの品質を誇ります。
耳かきの時に使う器具はもちろん、足を使ったサービスも状況に合った音を鳴らしてて素晴らしいです。
圧迫感、閉塞感、微弱な刺激といった触覚に働きかける要素もそれなりにあります。
人間は五感で感知する生き物ですから、その数が増えるほどリアルに感じるようになります。

「まだすこーし 意識が残ってるみたい あなたが夢に帰るまで ここにいますね」
これらを行う彼女も場を和ませる重要な役割を果たします。
人外から連想される冷たさや残酷さは微塵も見られず
彼が無防備な姿や表情を見せるたびに微笑む世話好きなキャラに描かれてます。

最後の「06まどろみ」パートでは多少の会話もしますし
本シリーズの顔としてある程度の存在感を出せてます。
ASMR作品の時点で音が主役になるのは仕方ないですからこれで十分じゃないかなと。

以上を踏まえてサークルさんでは10本目の満点とさせていただきました。

CV:綿雪さん
総時間 1:49:45

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



【寝落ちASMR】悪魔娘が最高に癒すのでものすごく眠れる(耳かき・囁き・マッサージ・泡オイル)(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「02_眠くなる音」の様子を中心に紹介します。
癒しの音で安らかな眠りへ
このシーンで一番最初の「01_頭から足まで全身マッサージ(約24分)」はマッサージが主役。
首や肩のお世話から始まり背中や太もものあたりを丁寧に揉みほぐし
それから耳や頭部に戻って仕上げます。

ちなみに「02_眠くなる音」にはセリフが一切ありません。
最初から最後まで本当に音だけで表現するASMR色の強いサービスです。
ただし控えめな音量で吐息が漏れてるので、パトラさんにお世話してもらってる雰囲気はあります。

そしてここでも本作品の武器である音をふんだんに盛り込んでます。
オイルの入ったボトルを振る音、それを手に馴染ませる音といった細かなものも入っており
マッサージも擦る、撫でる、揉む、叩くといった手でできるものを小まめに変えて行います。

実況すら入ってないので最初はイメージできるか不安なところもありましたが
ある程度聴くと音だけでだいたいわかるようになって癒されました。
効果音と吐息だけが鳴るひと時はとても静かで落ち着きます。

音についても強いこだわりが見られます。
首と背中では位置や距離が明らかに違いますし
手の動きも範囲が狭い部位は短く、広い部位は大きめにとリアル志向になってます。
数秒~数十秒間隔で音と動きが変わりますから聴いてて飽きることもありません。
同じ動作でも複数のパターンを用意して前編と同じく音に幅広さを持たせます。

「全身マッサージ」となってますけど
実際は耳、肩、頭のマッサージにおよそ半分の時間を費やしてます。
耳マッサージは撫でたり揉む動作の合間に両手で耳を塞ぐシーンを挟み
その際に「ごごごご」という音とともに圧迫感が伝わってきます。
また肩を叩く時は最初は手のひらで、次は手を組み甲ですると床屋さんっぽく振る舞います。

音と一緒に感覚も刺激してくるシーンが多いですから
単に音が鳴るタイプの作品よりもリアルに感じるでしょう。
前編部分でやってたことをさらに掘り下げてて大変満足しました。

残りの3パート72分間は耳かき。
竹の耳かき棒、綿棒(右耳)、綿棒(左耳)の順にどれも22分程度かけてじっくりお世話します。

竹の耳かきは右耳からスタートして手前→奥の順に掃除してから左耳に移ります。
たぶん前編で使ったものと同じ器具を使用してると思います。
「ぞりぞり」という硬さと若干尖り気のある音が適度な刺激を与えてくれました。
ペースを多少緩くしたり力を弱めてあるので頭に響くほどではありません。
音の位置、距離、速さ、リズム、動き方が目まぐるしく変わる音好きには堪らないサービスです。

続く綿棒は耳かき棒の倍近い時間を割いてるだけあって濃厚です。
耳垢水を使ってないからか、「ずしゅっ」という前編よりも乾いてて柔らかさのある音が使われており
耳の内側の溝をなぞるところから始まって穴の中→奥→再び手前と満遍なくケアします。
耳の壁をなぞったり、前後を往復させたりと動きのほうも割と多彩です。

息吹きや他のサービスは一切しませんから完全に安眠を意識したパートだと思います。
ペースや力加減の強弱もされてて「色んな音を聞いて欲しい」というパトラさんの思いが込められてました。

このように、耳かきやマッサージを様々な視点から描いた重厚なサービスが繰り広げられてます。
実力派ASMR作品
VTuberが制作したことを考慮しなくても十分に優れてる作品です。

パトラさんはASMRが好きな主人公に癒されるひと時を提供しようと
良い意味で悪魔っぽくないフレンドリーな態度で彼に接します。
そして耳かき、マッサージいずれも多種多様な音を用意して耳と心に優しい刺激を送ります。

VTuberとして活躍してる悪魔の女王が長時間に渡る健全なご奉仕をするノーマル向けのシチュ
それらの多くをリアルかつ種類が豊富な音で表現するASMR色の強い作り。
パトラさんがこれまでの活動で培ってきたものを出し切るかのように作られてます。

VTuberはしゃべることで己を表現する人が多いです。
でも本作品はそれをわざと控えて音で勝負します。

これをやってる時点で一般的なVTuber出演作品とは明らかに別物です。
ASMRを好きな方がVTuberもやってて、それで生まれた作品と私は見てます。

そして予想以上のクオリティの高さに驚きました。
これだけ実力があるなら音声業界に参入するのも納得できます。
そう言える理由は色々あるのですが、やはり音作りの丁寧さが最も大きいです。
質感、位置、距離、動き、リズム、速度、力加減、間の取り方、他のサービスとの関連性など
様々な要素ができるだけリアルで癒される作品にしようと練られてます。

音だけが良いASMR作品は結構あります。
でもそれ以外の部分も良い作品はなかなかありません。
そこを高い水準で形にできてるから「優れてる」と言うわけです。

レビューの序盤でも書いたように今回は点数を掲載してません。
ですがASMRを知ってる人、好きな人全員におすすめします。

CV:周防パトラさん
総時間 10:02:12(01_ストーリー…2:48:55 02_眠くなる音…1:35:41 03_シチュ、色々。…4:47:42 フリートーク…49:54)


体験版はこちらにあります

追記
2020年11月1日まで30%OFFの1001円で販売されてます。



サークル「周防パトラ」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、可愛くて世話好きな悪魔の女王が
ASMR好きな人間に多種多様かつ濃厚な癒しのサービスをします。

VTuberとして活躍されてる周防パトラさんが声、台本、録音、編集を担当されてるのが特徴で
どのパートもセリフより音の割合を高くして安眠しやすい環境を作り
サービスごとに質感と動きを変えて彼女にお世話されてる感覚をリアルにお届けします。
ASMR作品としての品質が抜群に高いですから彼女のファンはもちろん、知らない人も問題なく楽しめます。

総時間が602分もあるので前編(01_ストーリー)、後編(02_眠くなる音)の2回に分けてお送りします。
悪魔娘がする豪華なサービス
周防パトラさんが3つの手段で健全なご奉仕をするお話。

「あっ 起きた? おはようございます」
パトラさんは甘く可愛い声の女の子。
目覚めた主人公に自己紹介すると、ここへ来た目的を教えてから耳に息を吹きかけます。

本作品は現在VTuberとして多くの人に癒しを与えてる彼女が
およそ10時間に渡って耳かき、マッサージ、シャンプーといった全年齢向けのサービスをします。
「01_ストーリー(約169分)」は主人公のためだけにお世話する同人音声ではお馴染みのシーン
「02_眠くなる音(約95分)」は特別な設定は設けず安眠のお供に役立つ音を鳴らすASMR色の強いシーン
「03_シチュ、色々。(約287分)」は彼女が悪魔以外のキャラになりきって接するシーンと
それぞれに違う特徴を持たせてゆっくりじっくり進めます。

当サイトでは基本的に本編を全部聴いたうえでレビューするのですが
03はパトラさんが以前YouTubeに投稿した音声の高音質版が多く含まれており
完全オリジナルの部分がそれほどないことを考慮し敢えて省略することにしました。
それに伴い今回だけは点数を掲載してませんのでご了承ください。

10時間まるまる紹介するのが物理的に厳しいことや
最後まで書かなくても十分魅力を伝えられるというのもあります。
販売ページ2枚目(サンプル3枚目)の画像に「おまけは色んなシチュエーションや…」と書いてあるので
サークルさんも03は本編とはやや違う位置づけと認識されてるようです。

「あなたの好きな このASMR これと 同じことしてもいい?」
最大の魅力は最中に鳴る様々な音。
主人公がASMR好きなことを既に知ってるのでセリフよりも音の量を多くしてこれらを行います。
長時間作品ですからセリフももちろん結構ありますが
何をするか教えるとか、「かりかり」などの擬声語を言うのが大半です。

タイトルを見ればわかるように本作品は安眠を目的に定めてます。
そのためあれこれしゃべって妨げるよりは音でストレートに癒したほうが良いと判断されたのでしょう。
作品の肝にあたる要素なだけあってどのパートも非常にしっかりしてます。
その証拠に発売から僅か3日で13000DLと驚異的な数字を叩き出してます。

VTuberが音声作品に出演する場合、人気のおかげで売れてると思う人が割といるはずです。
確かに今年はアニメ系の声優さんが出演してる作品がいくつも出てます。
しかしこの作品に限って言えば人気+モノが良いからそうなったと私は見てます。
詳しい内容はこれから説明していきますが全体的に作りが丁寧です。

「人間のリラックスできる香りも ちゃんと勉強済みなんだよ? おいしょ おいしょ」
彼女については人外のイメージと随分違うぽわぽわした女性です。
「人間の生態を勉強したいからお世話させて欲しい」と冒頭にはっきり伝え
彼の了承を得てから嬉しそうな表情で手と器具を動かします。
「うんしょ」などの掛け声も適度に入ってて可愛く感じました。

彼女のファンでなければわからない設定とかセリフは特に入ってないので
普通のASMR作品とほぼ同じ感覚で聴けます。
私も彼女のことを名前くらいしか知りませんけど問題なく楽しめました。
声と態度の両方が優しくて眠くなる人が続出するでしょう。
広さと深さを兼ね備えたサービス
2分程度の前置きを挟んだ後「02_早速お耳マッサージしちゃいますよ(約32分)」でするのは耳マッサージ。
アロマオイルで揉みほぐすところから始まり合計9種類のサービスが登場します。

そして本作品の売りである高品質な音が早速大活躍します。
オイルマッサージは「ぞしゅーっ」というざらつきのある音が左右同時に鳴り
しかも耳の外側、内側、裏側、耳たぶで質感と動きが変わります。
状況に応じてペースが速くなったり遅くなるなど、専門店に近いガチなご奉仕をします。

その後も泡洗浄は滑らかな泡音をゆっくりペースで
次の炭酸泡は通常の泡よりも清涼感のある音に変化する、と
同じ泡でも音に明確な違いを設けて変化をつけたり流れを作ってます。
耳マッサージをここまで色んな視点からする作品はそうそうありません。
産毛処理やブラシといったマイナーなサービスも取り入れてあって本当に幅広いです。

そしてこれはASMR作品としての持ち味にもプラスに働きます。
音の種類が多ければ当然音をより楽しめるようになるわけで
さらに長時間作品にありがちな単調さを薄めることにも繋がります。

「手でよく 泡立てた 泡を…よいしょ」
最中のパトラさんは音よりも一歩下がって控えめにしゃべります。
何をしてるかを和やかな口調で話し、その後はサービスに合った掛け声を適度に漏らします。
個人的には吐息を多少入れておいても良かった気がするのですが
音を楽しむ本作品のコンセプトからやや脱線するのでこうしたのかもしれません。
音だけが鳴り続けるひと時はとても静かで頭を空っぽにしたまま聴けます。

前編部分で最も長いのは「03_膝枕で耳ケアしちゃいますよ(約67分)」。
膝枕の状態で耳かきを中心とした11種類のサービスを行います。

「これ 気持ちいいの? 気に入ったんならよかった ふふっ」
耳垢を取りやすくするために耳垢水で耳の中を湿らせ
それが馴染むまでの時間を使って再び泡でマッサージし
タオルで拭いてから赤ちゃん綿棒、竹の耳かき、尻尾耳かきを使い分けて綺麗にします。
その後もタオルの指かき、シャワー綿棒、両耳ゴムブラシ、ベビーワセリンと小技がいくつも出てきます。
そして彼女は彼の様子を時折確認して微笑みます。

耳かき作品は数多くありますが、それに耳垢水を取り入れてる作品はまだ少ないです。
しかも耳の中が湿ってる状況を反映させて赤ちゃん綿棒や竹耳かきの音も若干湿ってます。
こういう細かな気配りにサークルさんのこだわりを感じました。
各サービスが連携を取ってるので種類が多くてもひとつの流れができてます。

耳かきに大部分の時間を割いてるのも良いですね。
赤ちゃん綿棒は14分、竹耳かきは22分と十分な量を確保してます。
前者は「こしゅっ」という柔らかい音、後者は「ぞりっ」という硬さのある音と
同じ耳かきでも音の質感や動きが結構大きく変わります。

竹耳かきは強めの音だから敢えて力を弱めに調節してました。
処女作の時点で大手サークルさんとほぼ並ぶ品質を持ってて素晴らしいです。

パトラさんらしさが出てるのは「04_両耳から二人のパトラ(約22分)」。
悪魔の力を使って分身した彼女が左右同時に耳をケアします。

右「両耳 こしょこしょ 私たちの尻尾 もふもふで気持ちいいでしょ」
内容は息吹き、尻尾耳かき、綿棒などで03パートとそれなりに被ってるのですが
今回は効果音がふたつに増えてるので聴いた時の印象も変わります。
頭の中を音に包まれてるとでも言いましょうか、濃厚な時間を過ごせました。
このパートは安眠よりも音を楽しむ意味合いのほうが強いかなと。

前編終盤の「06_ヘッドスパしちゃいますよ(約30分)」は
これまでと違い頭部や髪のお世話に注力してるパート。
頭皮マッサージ、ブラシ、シャンプー、トリートメント、タオル、ツボ押し、オイルマッサージと
今までと同じく時間に対するサービスの種類を多めにして多彩な音を披露します。

「こうしてブラッシングすることによって 頭皮の汚れも 一緒に落としてくれるんだよ」
これまでのパートに比べて定番のものが多くなってるおかげで
音の良さや動きのリアルさを純粋に楽しむことができます。
頭皮マッサージは髪越しに擦るので若干ざらついてる
トリートメントはシャンプーに比べて質感が滑らかとかです。
そして彼女が合間に簡単な説明を挟んでお世話されてる雰囲気を作ります。

私はレビューを書く関係でここまで通しで聴いたのですが
これまでのパートが癒しの効果抜群だったおかげでかなり眠くなってました。
彼女の口数が少ないのも寝てる彼を起こさないための優しさなのでしょう。
VTuberなのに敢えてあまりしゃべらないのはそれだけ音に自信があるからだと思います。

後編へ続く…。
【寝落ちASMR】悪魔娘が最高に癒すのでものすごく眠れる(耳かき・囁き・マッサージ・泡オイル)(後編)

CV:周防パトラさん
総時間 10:02:12(01_ストーリー…2:48:55 02_眠くなる音…1:35:41 03_シチュ、色々。…4:47:42 フリートーク…49:54)


体験版はこちらにあります

追記
2020年11月1日まで30%OFFの1001円で販売されてます。



サークル「彼岸花と無口少女。」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまな新妻が
休日を利用して愛する旦那様と耳かきや添い寝を楽しみます。

セリフと音を組み合わせて両方から癒すのが特徴で
耳かきやマッサージでそれぞれに合ったリアルな音を鳴らしながら
ストレートな愛の言葉や彼を気遣う言葉をたっぷり投げかけて新婚気分を味わわせます。
同棲を経て夫婦に
妻のさっちゃんが耳かき、添い寝、マッサージをするお話。

「おはよう 起きて起きて 私だよ?」
さっちゃんは明るくてホッとする声のお姉さん。
休日の朝、声をかけてもなかなか起きてくれない主人公にお目覚めのキスをすると
軽く雑談してから綿棒を使って耳を綺麗にします。

本作品は高校生の時から付き合い始めて最近夫婦になった男女が
休日の朝から夜にかけておよそ90分に渡り健全にイチャイチャします。
タイトルの通りサークルさんの人気シリーズ3作目にあたりまして
以前は同棲中の恋人同士だったのが今回から結婚生活に突入しました。

といってもそこまで込み入ったストーリーはありませんし
2人の関係は彼女が耳かき中に色々教えてくれますから今作からでも問題ありません。
私も1作目の「同棲彼女との耳かき生活」だけ聴いてる状態ですが特に違和感はありませんでした。

「溜まった汚れを掻き出して 君のストレスも できるだけ軽減してあげる」
最大の魅力は彼女のキャラ。
外でお仕事を頑張ってる彼が少しでもリフレッシュできるようにあれこれお世話します。
耳かきやマッサージをしっかりこなしながら彼を労わるセリフを言うシーンが多く
音と言葉の両方から癒して彼女に甘やかされてる雰囲気を作ります。

添い寝パートで寝息だけが流れることもあるのでASMR要素も多少はありますが
時間に対する会話量が結構多くて私はバランス型と見ています。
「好き」「愛してる」といった定番のセリフだけでなく夫婦らしさを感じるものも入れており
2人が恋人から新しい関係に前進したのが実感しやすくなってます。

サービスについては耳かきと添い寝を2パート用意し
それぞれで使う器具や寝息の割合を変えて違いを出してます。
耳かきはもちろん、マッサージにも専用の効果音が入っててなかなかリアルでした。
全年齢向けの範囲を出ない程度にキスもしたりと音が重要な役割を果たします。

さっちゃんの優しくて愛情深いキャラと最中に鳴る音の数々。
音声作品らしく音と声の両方にこだわったあまあまラブラブな作品です。
新妻と過ごす幸せな1日
最初の3パート58分間は朝から昼間にかけてのお話。
「01 朝の耳かき(約21分)」は右耳→左耳の順に綿棒を使った耳かき
「02 お昼寝と左右キス責め(約21分)」は左右を切り替えながらの添い寝
「03 マッサージ(約16分)」は肩、背中、腕のマッサージをします。

綿棒は「ぷすっ くしゅ」という面積広めで乾燥した音が使われており
最初は前後に出し入れしたり内側の壁を優しくなぞるように動きます。
そして3分くらい経つと奥へ移動し音が若干力強くなります。

同棲時代から何度も耳かきしてるだけあって動きがスムーズですし
音についても綿棒の特徴が上手く表現されててレベルが高いです。
奥を掃除するシーンでもう少し速度を落とせばよりリアルになったかもしれません。

「好きだよ 愛してる 大好き 一生 側にいてね」
そして彼女との会話が別の癒しを与えてくれます。
前半の右耳は「くりくり」などの掛け声を出しながら雑談に近いことを話し
左耳に入ると結婚に至るまでの出来事や今の気持ちをストレートに伝えます。
結婚指輪のエピソードが出てくるあたりは夫婦らしいなと。
吐息だけ漏らす時間を時折挟んでメリハリをつけてるのも良いです。

続くお昼寝パートは音が鳴らないので会話がメインの癒し要素になります。
お揃いのパジャマに着替えて一緒のベッドに寝たまま彼女が密着し
愛の言葉を投げかけたり頭を撫でて2人だけの時間をのんびり過ごします。

「何度言っても足りないくらいに好き 君のことが 好きで好きで その気持ちが喉から溢れてきちゃうくらいに 大好きなんだよ」
彼女は元からあまあまな性格でしたけど、結婚したことでそれがさらにパワーアップしたようです。
幸せの絶頂にいるこの感覚を彼に上手く伝えようと色々話してくれます。
ポジティブなセリフが非常に多いおかげで聴けば聴くほど良い気分になるでしょう。
そして終盤の5分間は寝息だけを漏らして眠りやすい状況を作ります。

3番目のマッサージは音の変化が魅力のパート。
最初の肩や背中を揉みほぐす時は控えめな摩擦音だったのが
腕に移ると保湿クリームを使ってるおかげで水気を帯びた音に変わります。
彼女がしゃべる時にやや力むのも状況に合っててリアルに感じました。

続く2パート32分間は時間が進んで夜のお話。
「04 寝る前の耳かき(約15分)」は綿棒から梵天に切り替えて再度お世話し
「05 添い寝(約17分)」はお昼寝の時よりも寝息の時間を増やして静けさを演出します。

「朝もしたけど 今からするのは マッサージ目的の耳かきなんだよ?」
1日に2回耳かきをするのは通常だとあまり良くないことですが
本作品ではこちらを耳のマッサージに位置付けて別の音を鳴らします。
綿棒よりもずっとふわふわした音がゆっくり回転するように動いてました。
範囲が広いからでしょうけど微弱な刺激が伝わってきて耳がこそばゆかったです。

「どれだけ辛いことがあっても 2人なら絶対 乗り切れるはずだもんね」
そして最後は彼が明日以降を元気に過ごせるように言葉で励まします。
結婚したのだから私は一生あなたについていく、だからいつでも頼って欲しい。
彼が頑張り屋だと知ってるからこそ、それを支える人がいることを教えて心を軽くします。
パートの半分くらいは寝息ですから寝る前に聴くのもいいでしょう。

このように、定番のサービスを状況に応じて変化させる素朴な物語が繰り広げられてます。
愛情たっぷりな作品
同棲時代との差別化を図りながらしっかり癒す安定感のある作品です。

さっちゃんは恋人から夫になった主人公をたっぷり癒そうと
耳かき、添い寝、マッサージをこなしながら愛を感じるセリフをいくつも投げかけます。
そして夜は先ほどと違う耳かきと静かな添い寝で落ち着ける空間を作ります。

主人公のことを溺愛してる新妻が休日を利用しイチャイチャする甘いシチュ
ストレートな愛の言葉や思いやりを感じる言葉を組み合わせて心の芯から癒す彼女のキャラ
これらの最中に鳴るリアルで優しい音の数々。
2人の仲の良さを表現しながら音も多めに鳴らすバランスの取れた作品に仕上がってます。

「寝ぼけてる君に いっぱい好きって言いながら ちゅーしてあげる」
中でも2番目は言葉、仕草、行為のすべてで彼に惜しみない愛情を注ぐ優しい女性に描かれてます。
元々世話好きだからでしょうけど、耳かきやマッサージをしてる最中に嬉しそうな表情を見せます。
彼を癒すのと同時に彼女も癒されるからより甘く感じるわけです。
やってることは割とシンプルなのでサービスよりもキャラのほうが印象に残りました。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:35:30

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2020年9月21日まで20%OFFの880円で販売されてます。
1作目も9月20日まで25%OFFの412円で販売されてます。



【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「06 泡たっぷりのお顔剃り」以降の様子を中心に紹介します。
2人きりで過ごす静かな夜
ねこじゃらしマッサージを終えた次に行うサービスは髭剃り(約24分)。
主人公の髭が伸びてることに気づいたミケ猫が
専用のクリームを作る→顔に塗る→カミソリで剃るとひとつずつ丁寧にこなします。
そして最後に同じカミソリで眉の形も軽く整えます。

「こういうのを 人の世界では ASMRと言うんですよね?」
後編に入ってもASMRを重視する流れは変わりません。
彼がクリームを泡立てる音を好むことに気づくと耳元に近づけて
若干ざらつきのある泡音をゆっくりペースで鳴らします。
そして顔に塗る時は「じじっ」という別の泡音、剃る時は「ぞじっ」という泡交じりの摩擦音へ変わります。
眉はクリームを塗ってないからでしょうけど「じょりっ」という若干力強い音でした。

各音の質感や動きはほぼ一定でしたが
鳴る位置を小まめに動かして顔全体をお世話してる様子を表現します。
頬、鼻の下、顎、首筋と上から下へ流す感じにやってました。
もう少し音量を大きくしたほうが顔に当たってる感じがより出たと思います。

「うぅ にゃ にゃんか 顔近くて あの…ごめんなさい」
最中の彼女は引き続き何をするかの実況を小まめに挟みながら
比較的近い位置で大きめの吐息を漏らします。
顔が近くなった時に恥ずかしがるところが可愛いですね。
すべて終えた後に「カッコいい」と褒めるなど、異性として彼に魅力を感じてるのがわかります。

後編部分で最も長いサービスは「08 お布団で優しくマッサージ〜お背中&肩もみ〜」(約31分)。
布団へうつ伏せになった彼の上に彼女が乗り
肩や背中を揉む、叩く、押す、擦るといった色んな手段でほぐします。

「肩を 両側から 中心に寄せるみたいに んー これは 力使うから ちょっと…大変」
顔や耳に比べて広い範囲をお世話する状況を踏まえて音のストロークを長くし
さらに彼女が力んだ声を漏らして臨場感を出します。
やや熱っぽい吐息ですがいやらしい感じはまったくなく
彼のために一生懸命頑張ってるのが伝わってきて和みました。

マッサージについても音のバリエーションが豊富で質が高めです。
「こしゅっ」という揉み込むような布の音が左右同時に鳴ってたかと思えば
数分後には揉みと叩きを組み合わせたような音へと変わり
さらに肩甲骨のあたりを開くように両手を外側へスライドさせる
背骨のツボを押す、拳を作って肩をリズミカルにトントンすると色んな手段でお世話します。

肩の時は声が近く、背中は遠いと位置取りもしっかりしてました。
効果音と彼女の吐息や小さな掛け声だけが流れるひと時は静かで落ち着きます。
私個人は本作品の中で一番の聴きどころだと思います。

そうやって色んな癒しを与えた後、「09 膝枕で寝かしつけ♪」でようやく眠りにつきます。
彼女に膝枕され、体を軽くとんとんされるスタンダードなもので
軽い物音を長めの間隔で鳴らしながら20分以上に渡って静かに過ごします。

「私も なんだか ちょっぴり 眠くなってきました」
安眠が目的のパートだからでしょうけど、他のパート以上にセリフの量を削ってありました。
また途中からは彼女が眠そうな声や寝息に近い吐息を漏らすようになります。
彼女が誰かをお世話するのはたぶんこれが初めてでしょうから
すべてをやりきって気持ちが緩むのは仕方ないと思います。

このように、各サービスの時間を長めに取ってのんびり行う穏やかなサービスが繰り広げられてます。
上坂さんのファンには堪らない作品
アニメやゲームで活躍されてる声優さんの演技を同人で聴けるところが最大の売りとなる作品です。

ミケ猫は祭りの参加者に選ばれた主人公に幸せなひと時を提供しようと
耳かき、マッサージ、髭剃り、寝かしつけといった王道のサービスをひとつずつじっくり行います。
そしてこれらの様子を主に効果音と彼女の吐息で表現して癒しと安らぎを与えます。

有名声優さんがメインヒロインになって健全なお世話をするノーマル向けのシチュ
セリフの多くを実況に割き、行為はそれ以外の要素でお届けするASMR系の作り
初々しい仕草を見せながらこれらをひたむきに行う彼女の純朴なキャラ。
音重視ではありますが、彼女の存在感もある程度出す形で作品を組み立ててます。

「あなたとこうしてると 落ち着きますね」
中でも3番目は旅館だからといって専門店のように距離を取ろうとせず
ごく普通の女の子として彼と正面から向き合う姿勢で接します。
2人の関係についても作中で多少触れられてますし
巫女に選ばれたいという打算だけでここまでやってるわけではないことがわかります。

私はアニメをほとんど観ないので上坂さんのこともよく知らないのですが
それでも聴いてて「上手いなぁ」と感じるところがいくつもありました。
セリフが全体的に硬いからこそ、それ以外の部分(しゃべり方や間の取り方など)に感情を込めて
作品の雰囲気を柔らかくしようとする工夫が見られます。

「まずは 一番面積の広い頬を しっかり塗っていきますね」
それ以外、特にシナリオについては残念ながらいまひとつというのが正直な感想です。
どのサービスも何をするか実況するセリフが非常に多く
その結果雰囲気が淡白になったり流れが単調になるといった悪影響が出てます。

作品を聴いた限りだと彼女は彼に対して思うところがあるようですし
それをもう少し表現していったほうが魅力を引き出せたのではないでしょうか。
せっかく有名声優さんを起用してるのですから、もっと色々しゃべって欲しかったです。
サービスの合間にある3分程度のドラマパートが今より長かったら随分違ったでしょうね。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:上坂すみれさん
総時間 2:56:03

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年7月12日まで20%OFFの1584円で販売されてます。

※価格について
本作品を評価するにあたって、今回はコスパによる加点/減点を敢えて行いませんでした。
アニメ声優さんが出演する同人音声の数がまだ少なく
いわゆる相場が形成されるにはもうしばらく時間がかかると判断してるからです。
他の全年齢作品と比べちゃってもいいんですけど、それをやるにしてもまだ時期尚早かなぁと。
2020年中にどれくらい供給されるかを見たうえで判断しようと思ってます。

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