同人音声の部屋

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カテゴリ:同人音声 > 全年齢向け

   ● 【耳かき】同棲彼女との耳かき生活3 -結婚編-
   ● 【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(後編)
   ● 【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(前編)
   ● 道草屋-夏の日。【片手間用音声】
   ● 癒刻-メイドのエレナ-【ASMR】
   ● お・と・あ・つ・め
   ● 癒しの夢列車くつろぎ
   ● お泊まり彼女とささやき添い寝。
   ● 『彼女が寝かしつけてくれるASMR』~耳かき、添い寝、心音~
   ● 魔王モニカの癒しの万魔宮




サークル「彼岸花と無口少女。」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もあまあまな新妻が
休日を利用して愛する旦那様と耳かきや添い寝を楽しみます。

セリフと音を組み合わせて両方から癒すのが特徴で
耳かきやマッサージでそれぞれに合ったリアルな音を鳴らしながら
ストレートな愛の言葉や彼を気遣う言葉をたっぷり投げかけて新婚気分を味わわせます。
同棲を経て夫婦に
妻のさっちゃんが耳かき、添い寝、マッサージをするお話。

「おはよう 起きて起きて 私だよ?」
さっちゃんは明るくてホッとする声のお姉さん。
休日の朝、声をかけてもなかなか起きてくれない主人公にお目覚めのキスをすると
軽く雑談してから綿棒を使って耳を綺麗にします。

本作品は高校生の時から付き合い始めて最近夫婦になった男女が
休日の朝から夜にかけておよそ90分に渡り健全にイチャイチャします。
タイトルの通りサークルさんの人気シリーズ3作目にあたりまして
以前は同棲中の恋人同士だったのが今回から結婚生活に突入しました。

といってもそこまで込み入ったストーリーはありませんし
2人の関係は彼女が耳かき中に色々教えてくれますから今作からでも問題ありません。
私も1作目の「同棲彼女との耳かき生活」だけ聴いてる状態ですが特に違和感はありませんでした。

「溜まった汚れを掻き出して 君のストレスも できるだけ軽減してあげる」
最大の魅力は彼女のキャラ。
外でお仕事を頑張ってる彼が少しでもリフレッシュできるようにあれこれお世話します。
耳かきやマッサージをしっかりこなしながら彼を労わるセリフを言うシーンが多く
音と言葉の両方から癒して彼女に甘やかされてる雰囲気を作ります。

添い寝パートで寝息だけが流れることもあるのでASMR要素も多少はありますが
時間に対する会話量が結構多くて私はバランス型と見ています。
「好き」「愛してる」といった定番のセリフだけでなく夫婦らしさを感じるものも入れており
2人が恋人から新しい関係に前進したのが実感しやすくなってます。

サービスについては耳かきと添い寝を2パート用意し
それぞれで使う器具や寝息の割合を変えて違いを出してます。
耳かきはもちろん、マッサージにも専用の効果音が入っててなかなかリアルでした。
全年齢向けの範囲を出ない程度にキスもしたりと音が重要な役割を果たします。

さっちゃんの優しくて愛情深いキャラと最中に鳴る音の数々。
音声作品らしく音と声の両方にこだわったあまあまラブラブな作品です。
新妻と過ごす幸せな1日
最初の3パート58分間は朝から昼間にかけてのお話。
「01 朝の耳かき(約21分)」は右耳→左耳の順に綿棒を使った耳かき
「02 お昼寝と左右キス責め(約21分)」は左右を切り替えながらの添い寝
「03 マッサージ(約16分)」は肩、背中、腕のマッサージをします。

綿棒は「ぷすっ くしゅ」という面積広めで乾燥した音が使われており
最初は前後に出し入れしたり内側の壁を優しくなぞるように動きます。
そして3分くらい経つと奥へ移動し音が若干力強くなります。

同棲時代から何度も耳かきしてるだけあって動きがスムーズですし
音についても綿棒の特徴が上手く表現されててレベルが高いです。
奥を掃除するシーンでもう少し速度を落とせばよりリアルになったかもしれません。

「好きだよ 愛してる 大好き 一生 側にいてね」
そして彼女との会話が別の癒しを与えてくれます。
前半の右耳は「くりくり」などの掛け声を出しながら雑談に近いことを話し
左耳に入ると結婚に至るまでの出来事や今の気持ちをストレートに伝えます。
結婚指輪のエピソードが出てくるあたりは夫婦らしいなと。
吐息だけ漏らす時間を時折挟んでメリハリをつけてるのも良いです。

続くお昼寝パートは音が鳴らないので会話がメインの癒し要素になります。
お揃いのパジャマに着替えて一緒のベッドに寝たまま彼女が密着し
愛の言葉を投げかけたり頭を撫でて2人だけの時間をのんびり過ごします。

「何度言っても足りないくらいに好き 君のことが 好きで好きで その気持ちが喉から溢れてきちゃうくらいに 大好きなんだよ」
彼女は元からあまあまな性格でしたけど、結婚したことでそれがさらにパワーアップしたようです。
幸せの絶頂にいるこの感覚を彼に上手く伝えようと色々話してくれます。
ポジティブなセリフが非常に多いおかげで聴けば聴くほど良い気分になるでしょう。
そして終盤の5分間は寝息だけを漏らして眠りやすい状況を作ります。

3番目のマッサージは音の変化が魅力のパート。
最初の肩や背中を揉みほぐす時は控えめな摩擦音だったのが
腕に移ると保湿クリームを使ってるおかげで水気を帯びた音に変わります。
彼女がしゃべる時にやや力むのも状況に合っててリアルに感じました。

続く2パート32分間は時間が進んで夜のお話。
「04 寝る前の耳かき(約15分)」は綿棒から梵天に切り替えて再度お世話し
「05 添い寝(約17分)」はお昼寝の時よりも寝息の時間を増やして静けさを演出します。

「朝もしたけど 今からするのは マッサージ目的の耳かきなんだよ?」
1日に2回耳かきをするのは通常だとあまり良くないことですが
本作品ではこちらを耳のマッサージに位置付けて別の音を鳴らします。
綿棒よりもずっとふわふわした音がゆっくり回転するように動いてました。
範囲が広いからでしょうけど微弱な刺激が伝わってきて耳がこそばゆかったです。

「どれだけ辛いことがあっても 2人なら絶対 乗り切れるはずだもんね」
そして最後は彼が明日以降を元気に過ごせるように言葉で励まします。
結婚したのだから私は一生あなたについていく、だからいつでも頼って欲しい。
彼が頑張り屋だと知ってるからこそ、それを支える人がいることを教えて心を軽くします。
パートの半分くらいは寝息ですから寝る前に聴くのもいいでしょう。

このように、定番のサービスを状況に応じて変化させる素朴な物語が繰り広げられてます。
愛情たっぷりな作品
同棲時代との差別化を図りながらしっかり癒す安定感のある作品です。

さっちゃんは恋人から夫になった主人公をたっぷり癒そうと
耳かき、添い寝、マッサージをこなしながら愛を感じるセリフをいくつも投げかけます。
そして夜は先ほどと違う耳かきと静かな添い寝で落ち着ける空間を作ります。

主人公のことを溺愛してる新妻が休日を利用しイチャイチャする甘いシチュ
ストレートな愛の言葉や思いやりを感じる言葉を組み合わせて心の芯から癒す彼女のキャラ
これらの最中に鳴るリアルで優しい音の数々。
2人の仲の良さを表現しながら音も多めに鳴らすバランスの取れた作品に仕上がってます。

「寝ぼけてる君に いっぱい好きって言いながら ちゅーしてあげる」
中でも2番目は言葉、仕草、行為のすべてで彼に惜しみない愛情を注ぐ優しい女性に描かれてます。
元々世話好きだからでしょうけど、耳かきやマッサージをしてる最中に嬉しそうな表情を見せます。
彼を癒すのと同時に彼女も癒されるからより甘く感じるわけです。
やってることは割とシンプルなのでサービスよりもキャラのほうが印象に残りました。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:浅見ゆいさん
総時間 1:35:30

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2020年9月21日まで20%OFFの880円で販売されてます。
1作目も9月20日まで25%OFFの412円で販売されてます。



【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(前編)」に引き続いての後編です。
今回は「06 泡たっぷりのお顔剃り」以降の様子を中心に紹介します。
2人きりで過ごす静かな夜
ねこじゃらしマッサージを終えた次に行うサービスは髭剃り(約24分)。
主人公の髭が伸びてることに気づいたミケ猫が
専用のクリームを作る→顔に塗る→カミソリで剃るとひとつずつ丁寧にこなします。
そして最後に同じカミソリで眉の形も軽く整えます。

「こういうのを 人の世界では ASMRと言うんですよね?」
後編に入ってもASMRを重視する流れは変わりません。
彼がクリームを泡立てる音を好むことに気づくと耳元に近づけて
若干ざらつきのある泡音をゆっくりペースで鳴らします。
そして顔に塗る時は「じじっ」という別の泡音、剃る時は「ぞじっ」という泡交じりの摩擦音へ変わります。
眉はクリームを塗ってないからでしょうけど「じょりっ」という若干力強い音でした。

各音の質感や動きはほぼ一定でしたが
鳴る位置を小まめに動かして顔全体をお世話してる様子を表現します。
頬、鼻の下、顎、首筋と上から下へ流す感じにやってました。
もう少し音量を大きくしたほうが顔に当たってる感じがより出たと思います。

「うぅ にゃ にゃんか 顔近くて あの…ごめんなさい」
最中の彼女は引き続き何をするかの実況を小まめに挟みながら
比較的近い位置で大きめの吐息を漏らします。
顔が近くなった時に恥ずかしがるところが可愛いですね。
すべて終えた後に「カッコいい」と褒めるなど、異性として彼に魅力を感じてるのがわかります。

後編部分で最も長いサービスは「08 お布団で優しくマッサージ〜お背中&肩もみ〜」(約31分)。
布団へうつ伏せになった彼の上に彼女が乗り
肩や背中を揉む、叩く、押す、擦るといった色んな手段でほぐします。

「肩を 両側から 中心に寄せるみたいに んー これは 力使うから ちょっと…大変」
顔や耳に比べて広い範囲をお世話する状況を踏まえて音のストロークを長くし
さらに彼女が力んだ声を漏らして臨場感を出します。
やや熱っぽい吐息ですがいやらしい感じはまったくなく
彼のために一生懸命頑張ってるのが伝わってきて和みました。

マッサージについても音のバリエーションが豊富で質が高めです。
「こしゅっ」という揉み込むような布の音が左右同時に鳴ってたかと思えば
数分後には揉みと叩きを組み合わせたような音へと変わり
さらに肩甲骨のあたりを開くように両手を外側へスライドさせる
背骨のツボを押す、拳を作って肩をリズミカルにトントンすると色んな手段でお世話します。

肩の時は声が近く、背中は遠いと位置取りもしっかりしてました。
効果音と彼女の吐息や小さな掛け声だけが流れるひと時は静かで落ち着きます。
私個人は本作品の中で一番の聴きどころだと思います。

そうやって色んな癒しを与えた後、「09 膝枕で寝かしつけ♪」でようやく眠りにつきます。
彼女に膝枕され、体を軽くとんとんされるスタンダードなもので
軽い物音を長めの間隔で鳴らしながら20分以上に渡って静かに過ごします。

「私も なんだか ちょっぴり 眠くなってきました」
安眠が目的のパートだからでしょうけど、他のパート以上にセリフの量を削ってありました。
また途中からは彼女が眠そうな声や寝息に近い吐息を漏らすようになります。
彼女が誰かをお世話するのはたぶんこれが初めてでしょうから
すべてをやりきって気持ちが緩むのは仕方ないと思います。

このように、各サービスの時間を長めに取ってのんびり行う穏やかなサービスが繰り広げられてます。
上坂さんのファンには堪らない作品
アニメやゲームで活躍されてる声優さんの演技を同人で聴けるところが最大の売りとなる作品です。

ミケ猫は祭りの参加者に選ばれた主人公に幸せなひと時を提供しようと
耳かき、マッサージ、髭剃り、寝かしつけといった王道のサービスをひとつずつじっくり行います。
そしてこれらの様子を主に効果音と彼女の吐息で表現して癒しと安らぎを与えます。

有名声優さんがメインヒロインになって健全なお世話をするノーマル向けのシチュ
セリフの多くを実況に割き、行為はそれ以外の要素でお届けするASMR系の作り
初々しい仕草を見せながらこれらをひたむきに行う彼女の純朴なキャラ。
音重視ではありますが、彼女の存在感もある程度出す形で作品を組み立ててます。

「あなたとこうしてると 落ち着きますね」
中でも3番目は旅館だからといって専門店のように距離を取ろうとせず
ごく普通の女の子として彼と正面から向き合う姿勢で接します。
2人の関係についても作中で多少触れられてますし
巫女に選ばれたいという打算だけでここまでやってるわけではないことがわかります。

私はアニメをほとんど観ないので上坂さんのこともよく知らないのですが
それでも聴いてて「上手いなぁ」と感じるところがいくつもありました。
セリフが全体的に硬いからこそ、それ以外の部分(しゃべり方や間の取り方など)に感情を込めて
作品の雰囲気を柔らかくしようとする工夫が見られます。

「まずは 一番面積の広い頬を しっかり塗っていきますね」
それ以外、特にシナリオについては残念ながらいまひとつというのが正直な感想です。
どのサービスも何をするか実況するセリフが非常に多く
その結果雰囲気が淡白になったり流れが単調になるといった悪影響が出てます。

作品を聴いた限りだと彼女は彼に対して思うところがあるようですし
それをもう少し表現していったほうが魅力を引き出せたのではないでしょうか。
せっかく有名声優さんを起用してるのですから、もっと色々しゃべって欲しかったです。
サービスの合間にある3分程度のドラマパートが今より長かったら随分違ったでしょうね。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:上坂すみれさん
総時間 2:56:03

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年7月12日まで20%OFFの1584円で販売されてます。

※価格について
本作品を評価するにあたって、今回はコスパによる加点/減点を敢えて行いませんでした。
アニメ声優さんが出演する同人音声の数がまだ少なく
いわゆる相場が形成されるにはもうしばらく時間がかかると判断してるからです。
他の全年齢作品と比べちゃってもいいんですけど、それをやるにしてもまだ時期尚早かなぁと。
2020年中にどれくらい供給されるかを見たうえで判断しようと思ってます。



サークル「CANDY VOICE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
付属の割引クーポンを見る限りWhispさんの姉妹サークルと思われます。

今回紹介するサークルさんの処女作は、あの世とこの世の狭間にある不思議な旅館を舞台に
そこで働いてるミケ猫少女が男性を長時間に渡って癒します。

声優の上坂すみれさんが出演されてるのが最大の特徴で
微笑む、恥ずかしがる、吐息を漏らしながら真剣にお世話するなど
シーンによって様々な表情を見せながらサービスに合った音をたっぷり鳴らして癒しと温もりを与えます。

総時間が180分近くあるので前編(01~05)、後編(06~09)の2回に分けてお送りします。
可愛い猫の優しい贈り物
ミケ猫が耳かき、マッサージ、髭剃り、寝かしつけをするお話。

「あっ お待ちしておりました 選ばれしお方」
ミケ猫は丁寧語で話す可憐な声の女の子。
猫鳴館を訪れた主人公を迎えると、事情が読めない彼にこれから行うゲームのことを教えます。

本作品は前世に未練がある生物の魂が集まるこの場所で猫となった彼女が
何らかの理由で招かれた彼をおよそ180分に渡って健全にご奉仕します。
現在猫鳴館では九魂祭と呼ばれる特別なイベントが準備されており
ここで彼を惚れさせた者は巫女として現世へ再び戻ることができるそうです。
そんな事情を踏まえて彼女は初めて会った彼を一生懸命癒そうとします。

「あなた様が快適に過ごせるように 精一杯おもてなししますので だから そ、それで 私のことも 好きになっていただけると…」
彼女は元々口下手な性格らしく、彼に対しても恥ずかしそうな仕草で接します。
しかしサービスが始まると流れるような手つきでお世話し
その合間に嬉しそうな笑みを浮かべて自分の魅力をアピールします。
媚びるのではなくありのままの自分を見せるところに純朴さを感じました。

そして上坂すみれさんの声と演技が彼女の良さをさらに引き出します。
セリフの構成は状況説明メインで時々雑談が入る同人音声だとスタンダードなものなのですが
それらの中や間に上手く感情を込めて活き活きとしたキャラに仕立て上げてます。

サービスについては前編部分(約95分)は耳かき60分、ねこじゃらしマッサージ29分と
ほとんどの時間をこれらふたつに費やしてます。
セリフよりも音の量を遥かに多くしたASMR系の作りになっており
最中は効果音と彼女の吐息だけが流れる静かなひと時を送れます。

また音声の大部分で「さー」という別の音も流れてました。
ノイズなのか、風の吹く音なのか、あるいは川や滝の音なのかはよくわかりませんけど
ある程度聴き続ければそれほど気にならなくなると思います。

上坂すみれさんが演じる愛らしいミケ猫と音重視のサービス。
有名声優さんと現在流行のジャンルを組み合わせた正統派の癒し系作品です。
音や動きの種類にこだわったサービス
4分程度の雑談をした後から始まる最初のサービスは耳かき(約60分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に濡れ手ぬぐいで拭いてから耳かき棒と綿棒を使い分けてじっくり行います。

濡れ手ぬぐいは「ずずっ」という控えめな摩擦音
耳かき棒は「ぞずっ」という乾いてて若干丸みを帯びた音
綿棒は耳かき棒よりも範囲が広く感触も柔らかい音が使われており
擦る、掻き出す、優しくぐりぐりするなど色んな動きをします。

本作品の耳かきは音の種類にこだわってまして
同じ器具を使ってても位置や深さを変え、その度に音の質感や動かし方が変わります。

例えば耳かきだと穴の浅いところや溝をクリアな音でなぞるところから始まり
それから奥へ移動しこれまでよりも鈍い音をゆっくりペースで鳴らします。
デリケートな部位だからでしょうけど、奥はストロークをかなり短くしてありました。

全体的に効果音の音量が小さめなせいで聞き取りにくいとも感じましたが
器具ごとに音と動きの違いがある程度打ち出せてるのは事実です。
今の耳かきは音を通じて微弱な振動を耳に与えてくれるものがそれなりにありますし
次回作ではそのへんも表現できればより良い耳かきになると思います。

「まずは 浅い部分を 耳かきの先で カリカリ カリカリ」
「お耳 敏感なんですね 奥のこのへんをつんつんってしたら 気持ちよさそうなお顔をしたので」

最中のミケ猫は擬声語を交えて何をするのか小まめに実況しつつ
時折自分の思ったことを話して場をさらに和ませます。
詳細は伏せますが意味深なことを言うシーンもありました。
耳かきに集中したいからか、微笑や吐息を漏らす時間のほうが圧倒的に長かったです。

次のねこじゃらしマッサージは29分間。
上を向く形で膝枕し最初は1本、しばらく経つと2本使って顔と耳を撫でまわします。
またここからは虫の声がバックで流れ始めます。

「お耳の根元 ここを やさーしく ゆーっくり さわ さわ」
「すすっ」という滑らかな摩擦音がリズミカルに鳴り
頬、耳の側面、耳の根元と移動させて変化をつけます。
声との音量バランスに問題があるのか、1本の時はあまりよく聞こえなかったのですが
2本に増えると音がはっきりわかってお世話されてる雰囲気が出てました。
途中に彼女が頭を撫でるシーンもあったりと、耳かきの時より2人が打ち解けてるのがわかります。

ねこじゃらしを投入したのは彼女が猫だからでしょうね。
同人音声では初めて見かけたサービスですから、今後の工夫次第で面白いものになりそうです。

後編へ続く…。
【耳かき・ねこじゃらし・3時間】ねこぐらし。~ミケ猫少女と鈴のオト~【CV: 上坂すみれ】(後編)

CV:上坂すみれさん
総時間 2:56:03


体験版はこちらにあります

追記
2020年7月12日まで20%OFFの1584円で販売されてます。



サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、夏の日に道草屋の休憩室で寛いでるお客が
そこでラムネを飲みながら店員たちの話に耳を傾ける様子を彼の視点で楽しみます。

彼女たちが聴き手に直接話しかけるシーンが一切ないのが最大の特徴で
シーンによって登場人物を割と頻繁に変えながら
遠くからややこもった声で何気ない会話をして日常感を出します。
バックで流れる夏にまつわる様々な音にも癒しを感じるでしょう。
夏の日を道草屋でのんびりと
道草屋の休憩室でごろごろするお話。

いのこ「こんちーっす」
芹「あ、いらっしゃーい」
夏の日の昼間、主人公がラムネを飲みながら寛いでると
すぐ隣の部屋で道草屋の店員たちが雑談を始めます。

本作品は道草屋の本編ではなくミニ音声っぽい作品。
道草屋を訪れた彼が昼頃に休憩してたところへ
同じく休憩中の彼女たちがあれこれ話してる様子をこっそり聴きます。

「01-夏の日」「02-夏の日」は総勢5名の店員が代わる代わる登場する賑やかなお話
「03-風鈴、蝉とボンボン時計」はそれらが終わり環境音だけが流れる、といった具合に
シーンによって内容が大きく変わります。

道草屋シリーズでは必ずタイトルにメインヒロインの名前が入ってるのですが
今作では珍しくそれがありません。
ただし彼女たちの会話はすずなが偶然捕まえたカブトムシの話題が中心になっており
出演時間もすずな>はこべら>芹=稲=いのことなってます。

すずな「出かけるんですか?」
稲「田んぼ水入れにねぇ」

道草屋に来てる客がたぶん彼1人だからでしょうけど
オフの時の彼女たちは伸び伸びとした表情を見せてくれます。
芹といのこは車やバイクに乗ってカブトムシ用の道具を探しに出かけ
稲はお店にふらりと来てアイスを食べたら実家の田んぼ仕事を手伝いに戻ります。

お客を直接お世話してる時はどうしても接客モードになるので
本作品は普段の彼女たちがどんな生活を送ってるかを中心に描いてます。
声の位置がやや遠く声も若干こもってますから、無理にセリフを全部聴こうとせず
ぼーっとしながら聞き流すほうが落ち着けると思います。

従来の道草屋と変わらない部分ももちろんあります。
物語の開始直後から蝉の鳴き声や部屋にある時計の音が鳴り始め
他にも風鈴、ラムネを注いだり飲む音、中盤以降は鳥の鳴き声など
夏を感じさせる音を数多く用意し、それらを組み合わせてお店にいる雰囲気を出します。

蝉の声が多いので暑苦しく感じる人がいるかもしれませんが
風鈴やラムネといった涼を感じる音がそれをある程度中和してます。
最後の03パートはセリフが一切ないので読書や睡眠のお供に聴くのもいいでしょう。

店員たちのやり取りを隣の部屋から聴く珍しいスタイルと季節を感じる音の数々。
シリーズに元からあるものとなかったものを融合させたほのぼのしてる作品です。
音と会話が織りなす癒しの空間
最初の2パート24分間は店員たちが登場するシーン。
「01-夏の日」はすずな、はこべら、芹、いのこ
「02-夏の日」はすずな、稲、はこべら、芹、いのこが夏らしい雑談をします。

稲「寝てた?」
彼女たちは主人公がすぐ隣の部屋にいることに気づいてないようで
普段よりも砕けた口調で色んなことを話します。
カブトムシの飼い方や好きな食べ物、稲の家で管理してる田んぼのこと
夕飯のメニューなど他愛もない話題が中心です。

各パートの登場人物は多めですけどずっといるわけではありません。
すずな以外のメンバーは代わる代わる登場することが多いです。
例えば01パートのいのこはカブトムシの話を聞いたらすぐさまバイクで出かけますし
芹も車に乗って外へ行くのですずなとはこべらの会話が中心となります。

そして彼女たちの会話がひと段落したところで彼がラムネを飲む音が入ります。
ビンの中にあるビー玉が転がる音やシュワシュワした炭酸の音に爽快感を覚えるでしょう。
道草屋シリーズの売りである「総合力の高さ」が今作でもしっかり発揮されてます。

最後の「03-風鈴、蝉とボンボン時計」は一転して静かなパート(約21分)。
彼女たちが休憩を終えていなくなった後、彼が休憩室で1人寛ぎます。
蝉の声、風鈴、時計といった背景音のみで構成されてるおかげで耳に優しく
セリフが一切入らないのも相まってぼーっとするのに最適です。

同じ音だけでは単調だとサークルさんが思われたのか
途中から別の音が加わって時間の流れを演出してました。
このパートはループ可の作りになってるので作業用BGMとしても役立ちます。

このように、タイトルの「夏の日」をふたつの視点で描いた質の高いサービスが繰り広げられてます。
ぼーっと聞ける作品
主人公が物語に直接絡まない変わった趣向の作品です。

道草屋の店員5名は夏の休憩時間を楽しく過ごそうと
すずなが捕まえたカブトムシを中心に色んな話をします。
そして主人公はその様子に耳を傾けながらラムネを飲んでのんびり過ごします。

店員たちの日常をこっそり楽しむ同人音声でもあまり見かけないシチュ
総勢5人の店員が代わる代わる登場して会話を楽しむ豪華な作り
夏を感じさせるリアルで優しい音の数々。
シリーズが元々重視してる季節感を大事にしながらよりASMR色の強い作品に仕上げてます。

道草屋は元々こういう演出を好む傾向があります。
以前の作品でも他の店員が遠くで作業する声や音をこっそり流してますし
【夏休み耳かき】道草屋-すずな【散髪炭酸ヘッドスパ!●夏休み花火大会●みみかき日記】」では
主人公と3人の店員を2人ずつの組に分け、普通に会話しながら他の2人の会話を聞くシーンが登場します。

ただし、今作では登場人物の数を従来よりも増やしてることや
声の聞こえ方を変えてるといった違いも見られます。
ウィルスの影響で通常の録音ができなかったからというのが大きいのでしょうけど
今後の作品に向けた実験の意味合いもありそうです。

本腰で聴いても片手間で聴いても格別な癒しが得られる作品です。
45分で110円とコスパも抜群ですから、興味を持った方は是非お聴きください。

CV:すずな…藤堂れんげさん いのこ…箱河ノアさん 芹…雁庵うずめさん はこべら…琴香さん 稲…真宮ひいろさん
総時間 45:34

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、主人公の屋敷でメイドをしてる上品なお姉さんが
上半身のマッサージや耳かきで癒しと眠気を与えます。

サービスはもちろん、細かな動作に至るまでリアルな音を用意したASMR系の作りが魅力で
紅茶をカップに注ぐ音、それを飲む音、顔や耳をマッサージする音、耳かき音など
色んな音を盛り込み、そのすべてを優しいもので統一して安心できる空間を作ります。
優しいメイドと2人きりで過ごす夜
メイドのエレナがマッサージと耳かきをするお話。

「おや? ごきげんよう 旦那様」
エレナはお淑やかな声のお姉さん。
ある秋の日、庭で寛いでた主人公に声をかけると
少し話してから席を外し紅茶を用意します。

本作品は姉と一緒に彼の屋敷で働いてる彼女が
ご主人様にあたる彼をおよそ60分に渡って健全にもてなします。
マッサージ21分、耳かき37分とふたつのサービスにほとんどの時間を割き
ひとつひとつをゆっくり丁寧にこなして癒しながら眠りに導きます。

バイノーラル6音さんは以前からASMR系の作品を得意とされてるサークルさんです。
今作もその例に漏れず、ありとあらゆる行為に専用の効果音を用意し
それらを上手に組み合わせて彼女にお世話されてる雰囲気を作ります。


例えば一番最初の「1.ごきげんよう、旦那様。」は屋敷の庭で2人が会話するパートなのですが
彼女が用意した紅茶をカップに注ぎ、それを飲む音を入れて臨場感を出してます。
バックで虫の鳴き声も聞こえますし、ここだけでも落ち着く人がそれなりにいるでしょう。

肝心のサービスについても質感、位置、距離、動きがどれもしっかりしててレベルが高いです。
同じ行為でも数十秒単位で音が変わるため単調さはまったくありません。
終盤は彼女が無言になり吐息や寝息だけを漏らすシーンがあったりと
癒しと安眠の両方に役立つよう作品を組み立ててます。

「この間植えたコスモスのお花も とても元気で 気持ちよさそうです」
彼女については「淑女」と呼ぶのがピッタリな落ち着いた女性です。
まだ少年な彼を敬いつつ実の弟のように可愛がり
会話中は花やコーヒーに関する知識を披露して上品さを醸し出します。

全年齢向けなのでエッチな描写は一切ありませんけど
彼女のセリフを聴いた限りではそちらもOKな姿勢を見せてます。
優しくて、面倒見が良くて、ちょっぴり独占欲のある女性です。

リアルな音をふんだんに駆使したサービスと彼女の甘いキャラ。
音をメインに据えつつキャラにも個性を持たせた正統派の癒し系作品です。
音と会話で癒すエッチ
2人が屋敷の中へ移動した後にする最初のサービスはマッサージ(約21分)。
顔、耳、首、肩と上半身に的を絞ってケアします。

「次は 首筋から肩にかけて オイルを馴染ませていきますね」
開始前にマッチの音を鳴らしてお香を焚いてる様子を表現し
「すりゅっ」という滑らかな水音を状況に応じて変化させる本作品らしい内容です。
顔をマッサージしてる時は音質がクリアだったのが
耳に移ると手で覆ってるのかこもった音に変化します。

他にも2種類の肩叩き、耳の産毛剃りなど
マッサージとは別タイプの音が鳴るサービスも盛り込んで幅広さを持たせてました。
彼女が間隔を長めに取って話しかけてくれるおかげで
音とセリフの両方を無理なく楽しむことができます。


「コーヒー豆は ケニアにしましょうか キレもありますので スッキリすると思います」
これらが終わった後に5分程度の休憩が入るのも良いですね。
サイフォン式の淹れ方をしてるようで、アルコールランプに点火する音や
フラスコに入った水がこぽこぽと泡立つ音が鳴ります。

これまでとは違う音を楽しむ意味合いもあるのでしょうが
それよりも彼女との会話を通じて魅力を引き出すほうが強いと思います。
マッサージして、耳かきするだけだと彼女がどんな人物か伝わりにくいですし
こうやって脱線するシーンを敢えて挟んで違和感なく会話できる機会を設けます。
先ほど説明したセリフの間も含めて、全体に余裕を持たせることでより癒される空間を作り上げてます。

次の耳かきはおよそ37分間。
座った状態でやってたマッサージとは違ってベッドに移動し
彼女が添い寝する体勢で右耳→左耳の順に綿棒だけを使いお世話します。
そして一通り終わった後は弱めの風圧で息を吹きかけます。

綿棒は「ぷしゅっ」という乾いてて柔らかい音が使われており
耳の中全体をゆっくり撫でるように動きます。
耳かき棒よりも広くて柔らかい音が彼女の優しいキャラにとても合ってました。
彼が眠そうなのを見てマッサージの時より会話量を減らすなど
さり気ない気配りを見せてメイドらしさをアピールします。

耳かきに関する説明は一切ありませんけど、音だけでそれがほぼわかるくらいにリアルです。
効果音と彼女の吐息だけが流れる時間はとても静かで落ち着きました。
耳かき終了後はそのまま一緒に眠る流れなので安眠するのにも役立ちます。

このように、主従関係をできるだけ崩さずに仲良くする素朴なサービスが繰り広げられてます。
シンプルで落ち着ける作品
メイドがご主人様にお世話する様子をそのままお届けする自然な作品です。

エレナは大好きな主人公に癒しと安眠をプレゼントしようと
メイドらしく礼儀正しい態度でマッサージや耳かきをします。
そしてその中に愛情や思いやりを感じるセリフを盛り込み事務的感を上手に打ち消します。

仕事ができて面倒見もいいメイドが上半身と耳をケアするノーマル向けのシチュ
サービスとそれ以外の行為すべてにリアルな音を盛り込んだ音重視の作り
お世話とは直接関係ない時間を敢えて設け、そこで何気ない会話を楽しむ緩い展開。
ASMR作品の要所を押さえつつキャラも立つように組み立ててます。

中でも音はサークルさんがこれまでずっと磨き上げてきた要素なだけあって
質感、位置、距離、動き、リズム、間といったあらゆる要素が高水準でまとまってます。
耳かきは綿棒だけを使うシンプルな内容なので
それよりもマッサージのほうが音の良さを実感しやすいと思います。
耳にすっと入ってくる優しい音ばかりで聴けば聴くほど心が穏やかになりました。

「旦那様に甘えられると まるでお母様のように お世話したくなります」
あとこれらをする際に彼女が嬉しそうな表情を見せるのも印象的でした。
行為だけを描写するとどうしても堅苦しさが出てしまうので
彼女が好きでやってることを中に込めて甘さや温かさを出してます。
彼のほうが年下だからでしょうけど、お姉ちゃんのような柔らかさを持たせてお世話してました。

高品質の音を楽しみたい人、年上の女性に甘やかされたい人には特におすすめします。

CV:明日葉よもぎさん
総時間 1:05:22

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります



サークル「Butterfly Dream」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、名前や素性は不明だけど声の穏やかなお姉さんが
耳のケアに関する様々な音をたっぷり鳴らして癒します。

セリフの量を必要最低限にまで減らしたASMR色の強い作りが魅力で
耳かきだけでも合計4種類の器具を使って質感や動きの異なる音を鳴らし
中盤以降は霧吹きの音、袋を頭に被せる音、オノマトペなど
あまり見かけないものを投入して耳に心地いい刺激を与えます。
耳に優しい音をお届け
お姉さんが耳かきをはじめとする様々な音を鳴らすお話。

「そしゅそしゅ くしゅっ」
お姉さんは穏やかな声の女性。
自己紹介などの前置きはすべて省略し
早速主人公の右耳近くで耳かき音を鳴らし始めます。

本作品は現在音声界隈で流行ってるASMRを楽しんでもらうことをコンセプトに
彼女がおよそ120分に渡って合計13種類の癒しのサービスをします。
耳かき、息吹き、耳マッサージなど耳をターゲットにしたものを数多く取り揃え
そのすべてでリアルで耳に優しい音を時間いっぱい鳴らします。

Butterfly Dreamさんと言えばサークル主である浅見ゆいさんの声と演技も大きな魅力なのですが
今作ではその要素を大幅に削り、代わりに音の種類と割合にとてもこだわってます。
オノマトペをまとめたパートが1つある以外はほぼ全部効果音という非常に尖った作りです。

前後最中の会話だけでなく「うんしょ」みたいな掛け声すらありません。
ですから読書や作業中のBGMとか安眠のお供にも役立ちます。
総時間は長めですけど、パートあたりの時間は最大で15分程度と手頃です。

もちろん質の面でも優れたものを持ってます。
2種類の耳かき棒、綿棒、梵天と同じサービス内で複数の器具や手段を用意し
それぞれで質感と動きの両方を変えて別の癒しを与えます。
今は耳かきも色んな音がありますから、聴き手のニーズをできるだけ押さえるためにこうしたのでしょう。

ただそれだけでは面白くないだろうということで
中盤以降は癒しの雰囲気を崩さない範囲で特徴的な音を鳴らします。
スポンジに水を含んで耳を拭くパートや、袋をかぶせて手で触るパートは音声だと結構レアです。

またこれは私個人の感想なのですが、リアリティよりも音を存分に楽しむことを重視してるように映りました。
例えば耳かきをする時、普通は数回動かすと音が少し止んで別の場所に移動するのですが
本作品ではできるだけ途切れを作らずに動きを変えることを心がけてます。
大まかな動きはもちろん、小さな動きも数秒単位で変わりますから単調さはありません。

ほとんどのパートを音だけで構成した作りとバリエーションに富んだリアルな音の数々。
ASMRの魅力が出るように調整された癒し一色の作品です。
色んな音に包まれる心地よさ
最初の5パート67分間は耳かきに関する音を集めたシーン。
耳かきA、耳かきB、綿棒、梵天、耳ふーを個別にやります。
ちなみに耳かきAから梵天までは呼吸音有りのバージョンも存在します。

そして音にこだわった本作品の特徴が早速発揮されます。
どれもパート開始から1秒後にはもう効果音が鳴り始め
時間をほぼ半々に分けて右耳→左耳の順にゆっくり丁寧にお世話します。

音についても耳かきAは「くしゅっ」という乾燥系の滑らかな音
耳かきBはざらつきがあって耳に若干の刺激を感じる音
綿棒は面積がやや狭いけど柔らかさのある音、梵天は面積広くふわふわした音と
器具ごとの特徴が音だけで聴き手に伝わるように作られてます。

同じ耳かきでもAとBで随分印象が変わるでしょうね。
前者は耳垢があまりない状態、後者はそれなりに溜まってる状態に聞こえます。
綿棒と梵天も似た系統ですが音の広さや動きに大きな違いがあります。
音だけが流れ続けるひと時はとても静かで落ち着きました。

またこれらが終わった後に登場する耳ふーは約9分と長めの時間を用意し
弱めの風圧でリズムと長さを変えながらたっぷり吹きかけてくれます。
耳かき音声だと最後にちょろっとやることが多いですから
これだけ固めて聴けるのは好きな人には堪らないのではないでしょうか。
耳かきに関連する主要な音をほぼ全部網羅してあって大変癒されました。

続く5パート44分間は変わり種を集めたシーン。
泡の音、霧吹きをかける音、スポンジを動かす音、袋をかぶせて手で触る音
そして11種類のオノマトペと音声でもあまり見かけないものを中心に行います。

5パート中3パートで水に関連する音を鳴らすのですが、それぞれに違った特徴があります。
泡の音はシャンプーに近いシャクシャクした音ですし
霧吹きは「ぷしゅっ」という噴射音を頭全体にスライドさせる感じで小刻みに鳴らします。
スポンジは「じょぼぼー」という水のしたたる音や、濡れタオルで耳を拭いてるような音が中心です。

「さく さく さく さく さく さく さく」
本作品で唯一口を使って音を出すオノマトペパートも忘れてはいけません(約13分)。
さくさく、かぷかぷ、かりかりなどのセリフを左右へ移動しながら言ってました。
種類が結構多いのでひとつあたりの時間は1分程度と短めです。
癒しの雰囲気を崩さないよう囁き声でゆっくり語りかけてくれます。
浅見さんのファンはここが一番気に入るんじゃないかなと。

終盤の3パート15分間は耳のマッサージ。
スクラブ、オイル、クリームと使用する液体を変えてそれぞれ5分程度行います。

今までは左右片方ずつだったのが両耳同時のお世話に変化し
耳を撫でたり揉んだり動きを変えて優しい水音を鳴らします。
オイルとクリームはそこまで違いを感じませんでしたが
スクラブはざらつきのある水音に時折筋っぽい音が混じってて耳が心地いいです。
耳かきは内側や穴の中、マッサージは外側と住み分けもしっかりできてます。

このように、音の質感と動きにこだわった静かで優しいサービスが繰り広げられてます。
音に癒される作品
数多くの高品質な音が聴ける音好きには堪らない作品です。

お姉さんは主人公を言葉以外の要素を使って癒そうと
最初から会話を一切せず、まずは耳かきに関連する音を鳴らしてリラックスさせます。
そしてその後は変わった音→耳マッサージと繋いで聴覚と触覚を同時に優しく刺激します。

耳のケアに関する音を数多く盛り込んだASMR系の作り
同じサービスに複数の音を用意し、質感と動きを変えるこだわった演出。
ASMRの要所をしっかり押さえたうえで飽きが来ないように組み立ててます。

現在流行ってるからでしょうけど、ASMRを題材にした作品は全年齢も18禁も結構多いです。
でもここまで割り切ってる作品はそれほど多くありません。
声優さんの個人サークルがこういうことをするのもすごく珍しいです。
肝心の音についても上位に位置する品質を持ってます。

セリフがほとんど入ってない作品が好きな人には特におすすめします。
おまけはNGとフリートークです。

CV:浅見ゆいさん
総時間 2:11:31(本編…2:07:25 おまけ…4:06)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は8点。
131分で880円とコスパが良いので+1してあります。

2020年6月5日まで20%OFFの704円で販売されてます。



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、夢の中でのみ走ってる不思議な列車内で
明るくてゆるーい雰囲気の客室乗務員が様々な癒しのサービスをします。

リアルで優しい音を駆使して一部始終を表現するASMR系の作りが魅力で
彼女のセリフは軽い雑談や実況程度に留め
サービスはもちろん、合間の小さな物音にも専用の音を鳴らして癒しの空間を作ります。
多くのシーンで列車の走る音が控えめな音量で流れ続けるのもポイントです。
癒しと安眠を運ぶ列車の中で
癒しの夢列車くつろぎの客室乗務員「つむぎ」が色んなサービスをするお話。

「失礼しまーす わぁ 本日のお客様ですね」
つむぎはのんびり話す明るくて穏やかな声のお姉さん。
夢列車くつろぎに乗車した主人公に挨拶すると
彼が良い夢を見られるように癒しのサービスをします。

本作品は現実世界とは違う場所を走ってる列車の中で
彼女が乗客にあたる彼をおよそ120分に渡ってたっぷり癒します。
整髪、シャンプー、マッサージ、耳かきと定番のサービスをほぼ網羅しており
それぞれの時間を長めに取ってゆっくりのんびり進めます。

Crescendoさんと言えば音に強いサークルさんとして有名です。
今作もその例に漏れず、どのパートも多種多様かつリアルな音が登場します。
耳かきやマッサージの音だけでなく、器具を準備する音や体を動かす際の小さな物音まで入っており
そのすべてを耳に優しいもので統一して癒しと没入感を与えます。
同じマッサージでもやり方によって違う音が使われてて芸が細かいです。

もうひとつ、列車内でお世話してることをわかりやすく表現するために
物語のほぼ全編で列車の走行音や稼働音が流れます。
長時間聴いてもうるさく感じないように音量を声や効果音より小さく設定し
「カタンコトン」という独特な音をリズミカルに鳴らして別の癒しを与えます。

人間の脳はこういう単調な音にすごく弱いので
たぶんこの音を聴き続けてるだけでも眠くなると思います。
貸し切りのためドアの開け閉めはありませんが加速、減速、停止するシーンを入れて単調さを薄めてます。
現実世界の雑音を遮断する効果もありますし、本作品にとって必要不可欠な要素と言えます。

「しゅわしゅわって 自然に泡が潰れていく音が いいんですよねー」
つむぎについては近所のお姉さんのようなゆるーいキャラをしてます。
通常よりもスローペースで話しかけ、さらに語尾を若干伸ばして柔らかい雰囲気を作ります。
音主体の作品なのでそこまでしゃべるわけではありませんが
音だけだとわからない行為は適度に実況して上手にサポートします。

仕事でやってることなのにとても嬉しそうな表情を見せるのがすごく良いなと。
相手を純粋に癒したいという気持ちを込めて接するおかげで甘さがさらに引き立ってます。

効果音と環境音を組み合わせた臨場感の高いサービスと彼女の緩いキャラ。
作品を構成する要素すべてを癒しで統一したASMR成分の強い作品です。
素朴で耳に心地いいサービス
3分程度の前置きを挟んだ後から始まる最初の2パート40分間は髪のお手入れ。
「2.整髪」は2種類のハサミで髪を切り揃え、「3.洗髪」はシャンプーとトリートメントで綺麗にします。

そして早速本作品の売りである様々な音が耳を楽しませてくれます。
整髪はタオルを首に巻いてからケープをかけ、霧吹きで濡らす準備部分も音で忠実に表現し
ハサミを使う時は左右を小まめに切り替えるだけでなく、切るスピードやリズムも変えてリアリティを出します。

同じ音を垂れ流すシーンが一切ないのでどのサービスも活き活きしてます。
通常のハサミは「しゃきっ」という小気味よい音、すきバサミは「じゃくっ」みたいなやや粗い音と
同じハサミでも使うものによって音の質感がしっかり変わります。
これだけに17分かけてるのは「余裕を持って楽しんで欲しい」というサークルさんの気配りなのでしょう。
現実世界さながらのサービスをして作品の世界へ引き込みます。

次の洗髪は同じ部屋にある洗面台に場所を移し
シャワーで一旦髪を洗い流してからシャンプーをかけ、再び洗ってトリートメントに移ります。
しゃくしゃくという泡音が耳に心地よく、手の動きも目まぐるしく変わって本当にリアルです。
音だけで何をしてるかだいたいわかりますけど、実況もある程度挟んでイメージしやすくしています。

「待っている間に 何か お話しようかなって思ったんですけど ふふっ やっぱり止めておきます」
これらの最中に敢えて何もしない時間を挟んでるのが印象的でした。
音を聴くだけでも十分癒されますが、ぼーっとするのもそれはそれでいいリフレッシュになります。
よく音の鳴る作品だからこそ、鳴らない時間は余計静かに感じるでしょうね。
列車の音は流れ続けますから完全な無音になるわけではありません。

中盤の2パート24分間はマッサージ。
「4.頭皮マッサージ」は頭、「5.フェイスマッサージ」は顔や耳とターゲットを変えて揉みほぐします。

「こうやって 泡に触れるとパチパチして ちょっとくすぐったい」
普通に指でやるだけだと音が出にくいことを踏まえて
前者はスプレーをかけて泡立てる、後者はオイルを塗ると潤滑剤を使用してます。
音はもちろん、位置や距離も違って整髪やシャンプーとは異なる良さを持ってます。
またフェイスマッサージではとあるアイテムを使って音に変化をつけてます。

単体で最も時間が長いのは「7.耳かき」(約36分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に複数の器具を使い分けて丁寧にお世話します。

「ぞすっ」という若干ざらつきのある柔らかい綿棒の音を鳴らしてたかと思えば
少し経つと細く尖った耳かき棒に変化する音の種類にこだわったサービスです。
器具ごとに動きもちゃんと変わっててサークルさんのこだわりを感じました。
また他のサービスとの違いが出るちょっとした演出もされてます

両耳とも6種類くらいの工程を挟むのですが、それでいて慌ただしく感じないのは
どれも動きがゆっくりしてるからでしょう。
音を通じて微弱な刺激や風圧も感じられてこそばゆいです。
物語のほぼ最後を飾るに相応しい最も穏やかで充実したひと時が送れます。

このように、最大の武器である音を違和感なく組み合わせた癒し効果抜群のサービスが繰り広げられてます。
雰囲気のいいASMR作品
列車の中でお姉さんにお世話される様子をそのままお届けする作品です。

つむぎはくつろぎに乗車した主人公に幸せなひと時を提供しようと
乗務員よりも仲の良いお姉さんのような態度で接しながら首から上を色んな手段でケアします。
そしてその一部始終を多彩な効果音でリアルに表現します。

夢の中を走ってる不思議な列車内でお姉さんに癒してもらうノーマル向けのシチュ
セリフよりも音の割合を高くし、すべての行為で鳴らすASMR色の強い作り
実況や雰囲気作りなど音にはできない役割をしっかり果たす彼女のふわふわしたキャラ。
ぬるま湯に浸かってるような心地いい感覚を音と会話で上手に伝えます。

サービス自体は割と王道のものが多いので
これらを列車内でするシチュやそのやり方によって個性を出してます。
列車の音を環境音として使う作品はあまり見かけませんし
耳かきひとつを取ってもその内容は緻密で通常のものとは明らかに違います。

やることは割とシンプルにしたうえで、その作り込みに力を入れてる作品だなと。
有料でもう2年以上活動されてるだけあって熟練した技術が込められてます。
124分で440円とコスパが非常に良いのも魅力です。

以上を踏まえてサークルさんでは9本目の満点とさせていただきました。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 2:04:10

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります



サークル「いちのや」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、大学生で保育園の先生を目指してる甘えん坊な彼女が
久しぶりに恋人の家でイチャイチャしながらまったり過ごします。

彼女がすぐそばにいる気分が味わえるよう自然さを大事にしてるのが特徴で
通常よりも砕けた口調で話しかける、他愛もない会話をしながら微笑む
「好き」と何度も言ったり一緒に眠るなど、恋人同士がやりそうなことを取り揃え
そのすべてにリアルな音を盛り込み癒しと没入感を与えます。
彼女と過ごす何気ないひと時
恋人の東雲かなた(しののめかなた)と自宅でのんびりするお話。

「ね、ちょっとそっち寄ってもらえる? ん ありがと」
かなたは甘く穏やかな声の女の子。
ベッドで横になってる主人公の隣に近づき安心した表情を見せると
軽く雑談したり枕の匂いを嗅いでまったり過ごします。

本作品はまだ同棲してないけどすごく仲の良い彼女が
休日を利用して彼の家に泊まり、70分程度に渡って会話や軽いスキンシップを楽しみます。
彼女は現在保育園の先生になるための実習をしてるそうで
以前に比べると一緒にいられる時間が随分減ってしまいました。
だからこのひと時を満喫しようと序盤からたっぷりイチャイチャします。

「え? そんな久しぶりでもない? そんなことないよー 先週はさ あぁ今週はいないんだなーと思って 一週間長く感じたんだよ? ほんとほんと」
通常の音声作品よりも砕けた口調で語り掛け
しばらく会えなかったことを寂しく思ってたと伝えたり
共通の趣味と思しき話題を振ってお互いの近況を確認します。
そして中盤には実習の成果を見せようと童話の読み聞かせをしてくれます。

現在の全年齢向け作品は耳かき音やマッサージ音で癒す傾向が強いのですが
本作品では敢えてそれらをやらず彼女と一緒にいる雰囲気をできるだけ自然な形でお届けします。
雰囲気重視と言いますか、時間がゆっくり流れていくように感じて聴けば聴くほど心が緩みます。

もちろん雰囲気を出すための効果音もそれなりに登場します。
2人がベッドにいるのがわかるように布の擦れる音を適度に鳴らし
読み聞かせをする時はページをめくる音を入れてリズムを作ります。
ASMR作品ほど目立った活躍はしませんが、物語のリアリティを上げる必要不可欠な存在なのも事実です。
自然で甘い会話の数々
一番最初の「01.お隣かくほ~!」はかなたの魅力と2人の仲の良さを表現してるパート(約14分)。
冒頭から一緒のベッドで密着しながら雑談して心と体を温めます。

「さらさらーって音聞こえるかも? ってレベル うん 可愛くなったねーって 少しでも思ってもらいたくて」
彼女はもう立派な大人ですが可愛い性格をしており
会えなかった間自分が何をしてたか嬉しそうな表情で教え
主人公に褒められると素直に喜びハグで気持ちを伝えます。
状況説明してる感じが出ないようにセリフの表現をとても柔らかくしてました。

2人のやり取りを見る限りでは数年単位で付き合ってそうですけど
それでも彼女は自分を磨こうとする健気なところがあります。
彼女が体を近づけると声の位置も近づいて質感が若干こもるところもリアルで良いです。
取り立てて何かをするわけではありませんが、聴き手を作品の世界に引き込む重要な役割を果たします。

本作品固有のサービスは次の「02.本読んであげる!」(約22分)。
彼女が現在の実習でやってる読み聞かせを彼に披露します。
題目は赤ずきんなのでわざわざ内容を説明する必要はないと思います。

「一本摘むと もっと向こうにも もっと綺麗な花を 花が…間違えちゃった ははは あるように見えて」
個人的に面白かったのが読み間違いを敢えて残してること。
彼女はまだ先生になる途中ですからこういうことも十分起こり得ます。
たぶんアドリブだと思うのですが、直後のフォローも自然でむしろ彼女の魅力を引き立ててます。

読み終えた後に5分程度の雑談をすることも含めて
彼女が彼を一方的にお世話するのではなく、2人で楽しい時間を過ごせるように物語を進めます。

最も恋人らしいことをするのは「03.好き、好き、大好き。」(約9分)。
名前通り愛の言葉を時間いっぱい投げかけてストレートにイチャイチャします。

「好き 好き 好き 好き 好き 大好き 好き 好きだよ」
単調さや事務的感が出ないように同じセリフでも言い方や間を微妙に変えてました。
逆に彼に「好き」と言われて恥ずかしがるシーンもあったりと
お互いの気持ちを言葉で確認してしばらく会えなかった寂しさをしっかり埋めます。
内容がシンプルだからこそ、本作品が目指してるものが見えやすいパートだと思います。

そして最後の「04.すやすや寝息とおやすみなさい」は2人で幸せな眠りにつきます(約23分)。
耳の近くで彼女の寝息だけが流れる時間はとても静かで落ち着きました。
軽く体を動かすシーンを適度に挟んで自然さを出す工夫もされてます。

このように、現実世界のカップルもやってそうなことを音声化した温かい物語が繰り広げられてます。
素朴な作品
女性が男性をお世話するスタイルにこだわらず自然さを追求した作品です。

かなたは忙しくてしばらく会えなかった主人公と幸せな時間を過ごそうと
多くのシーンで体を密着させながら耳元で囁いたりハグして愛情を注ぎます。
そして何気ない会話、読み聞かせ、愛の言葉、添い寝とパートごとに別のことをやって自分自身も癒されます。

可愛くて甘えん坊な彼女と自宅でイチャイチャする甘いシチュ
セリフの表現、会話の話題、サービスの内容などすべてを緩く設定した自然な作り
最中に鳴るリアルで優しい音の数々。
全年齢作品にとって重要な癒しを確保したうえで流行からややずらし個性も出してます。

中でも2番目は本作品を最も特徴づける要素なだけあって一際耳を惹きます。
読み聞かせで間違えるシーンは普通ならカットされるはずです。
でもそれを敢えて残し彼女がまだ先生の卵なことを遠回しに伝えます。
他のパートも話し方や間の取り方を緩くしてて本当に和やかです。

最終パート以外は結構しゃべりますけど、安眠のお供にも役立つんじゃないかなと。
それほど込み入った話をしないからぼーっと聴くことができます。
寝息だけの音声をおまけに用意してることからも安眠を意識してるのが窺えます。

CV:一之瀬りとさん
総時間 1:51:04(本編…1:09:20 おまけ…41:44)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年5月11日まで10%OFFの990円で販売されてます。



サークル「白いラブレター」さんの同人音声作品(全年齢向け)。
Youtubeで活躍されてる高倉むきさんの個人サークルです。

今回紹介する作品は、優しくて世話好きな彼女が
なかなか寝付けない恋人に耳かきや添い寝をします。

会話よりも音の量を大幅に増やしたASMR系の作りが魅力で
サービス中は数分単位で軽く雑談する程度に留め
安眠に適した優しい音をたっぷり鳴らしてリラックスさせます。
愛する人に心地よい眠りを
彼女が耳かきや添い寝で寝かしつけるお話。

「ん? どうしたの? 寝れない?」
彼女は穏やかで澄んだ声のお姉さん。
ある日の夜、寝付けない彼にそのお手伝いを志願すると
手始めに膝枕で耳かきをします。

本作品は何らかの事情で寝つきが悪くなってる彼を安眠させることを目的に
彼女がおよそ100分に渡って耳かき、マッサージ、添い寝をします。
彼が寝る時間帯にすぐそばにいるということはおそらく同棲中なのでしょう。
最初から親しげな態度で話しかけながら心のこもったご奉仕をします。

全編を通じて言える大きな特徴は音の比重をかなり上げてること。
一部のパートを除きサービス開始後は数分ごとに軽く話す程度に留め
それ以外はリアルで優しい音をたくさん鳴らして心の芯から癒します。

寝ながら聴くことを想定してるのでどの音も柔らかい質感をしており
それを鳴らすたびに耳へ微弱な振動も送って心地良い感覚を与えます。
Youtubeに数多くのASMR動画を掲載されてるだけあって音のレベルも高いです。
効果音と彼女の吐息だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きました。

「心地いいでしょ? もっと心地よくなってね」
彼女については面倒見の良い女性と呼ぶのがしっくりきます。
手を動かしながら彼に具合を尋ねて微調整し
さらに合間合間に思いやりに満ちた言葉をかけて心も温めてくれます。

ASMR系の作品なので時間に対するセリフの量は確かに低いですけど
それでも彼を癒そう、安眠させようとする気持ちはきちんと伝わってきます。
終盤に体をとんとん叩くシーンもあるので彼女のほうが年上なのかもしれませんね。

リアルな音をふんだんに駆使した安眠重視の作りと彼女の穏やかなキャラ。
サークルさんの強みをシンプルかつストレートに活かした心安らぐ作品です。
時間がゆっくり流れていくサービス
1分程度の雑談をした後から始まる最初のサービスは耳かき(約54分)。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に耳かき棒のみを使ってお掃除します。

耳かき棒は「ずすっ」という乾いてて若干ざらつきのある音が使われており
奥から手前に掻き出すようにゆっくり動きます。
序盤は比較的クリアなのですが少し経つと穴の奥へ移動し
それに合わせて効果音が多少低く重いものに変わります。

使用する器具がひとつなので音が劇的に変わることはありません。
でも数秒単位で動きが小まめに変わるおかげで垂れ流してる感じは特にしませんでした。
器具をころころ変えると主人公が安眠しにくくなりますし
素朴で優しい音を時間いっぱい鳴らすことを心がけてます。

私が聴いた時は開始18分頃からあくびが出始め
パート終盤にはかなり眠くなってるのを実感しました。
たぶん部屋の明かりを暗くして横になったらもっと効果が出たでしょう。
彼女のセリフを必要最低限に削ってあるおかげで本当に静かです。

続く2パート16分間は耳のアフターケア。
「2.ぼん天と耳ふー」は梵天+耳への息吹き、「3.耳ふー」は囁き声を交えた息吹きをします。

「今度は 梵天していくね いくよー」
梵天は「ぷすぷす」という柔らかくて面積広めの音が非常にリアルで驚きました。
器具そのものの柔らかさが忠実に表現されてます。
軸を持ってゆっくり動かす際に木の擦れる音も僅かに入ってて芸が細かいです。

息吹きについては吹くよりも吐きかける感じの音ですね。
弱めの風圧で通常よりも広い範囲に風圧が感じられてこそばゆいです。
これも眠そうな彼をびっくりさせないための配慮なのでしょう。

そして終盤の2パート19分を使っていよいよ安眠へと導きます。
「5.よしよしとんとん」は体を手のひらでゆっくり優しく叩き
「6.彼女の寝息」は彼女の寝息だけが流れるとても静かなシーンです。

このへんまで来ると多くの人が眠くなってるでしょうから
胸のあたりに温かいものを感じながら安眠できると思います。
敢えて余計なことをしないところにサークルさんのこだわりを感じました。

作品を聴いた感想ですが、相当な安眠パワーを秘めてて大変癒されました。
耳かきに多くの時間を割いたうえでひとつひとつをゆっくりのんびり行います。
時間にゆとりがあり、静かなシーンが多く、音も柔らかい。
彼女の穏やかな声も相まって癒しの空間がしっかり出来上がってます。

このように、言葉よりも行為で愛情を注ぐあまあまなサービスが繰り広げられてます。
安眠効果の高い作品
寝つきの悪い人ほど効果を実感できる素朴な作品です。

彼女は心がざわついてるのかなかなか眠れずにいる主人公をぐっすり寝かしつけようと
序盤からお姉ちゃんや母親のような態度でまずは耳を隅々まで綺麗にします。
そして心が落ち着いた後は軽いマッサージや添い寝で眠れる環境を整えます。

声も態度もあまあまな彼女が恋人を寝かしつける大衆性の高いシチュ
リアルな音をたっぷり鳴らし、その一方でセリフはかなり抑えたASMR系のサービス
寝ながら聴いても大丈夫なように調整された優しい音の数々。
最終目的にあたる安眠を強く意識した作品に仕上がってます。

中でも音は現在活動されてる全年齢向けサークルさんの中でも上位に位置する品質を持ってます。
私は白いラブレターさんの作品を初めて聴いたので驚きました。
取り立てて奇抜なことはやりませんけど、ひとつひとつを丁寧に作り込んでます。

以上を踏まえて満点とさせていただきました。
安眠できる耳かき作品を求めてる人には特におすすめします。
おまけは2種類の耳かき、ぎゅー&心音、フリートークです。

CV:高倉むきさん
総時間 3:39:20(本編…1:38:58 おまけ…2:00:22)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
219分で440円とコスパが良いので+1してあります。



サークル「Crescendo」さんの同人音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、数多くの魔物を従えてる人懐っこい魔王が
偶然自分を召喚した人間に変わった癒しのサービスをします。

魔王らしさを出しつつリアルで幅広い音を鳴らす個性的なASMR作品になっており
スライム、イソギンチャク、クラーケンといった魔界の生物を召喚し
それらでお世話する一部始終を音で表現しながら気さくな会話をして心もほぐします。
魔王様の風変わりなもてなし
モニカ・ミシャンドラ・ヴィレットが人間の家に行って耳かきやマッサージをするお話。

「うーん いまいち冴えぬ…あたたた 角がぶつかった ここは狭いな」
モニカは命令口調で話す明るい声の女の子。
スマホゲームのガチャで自分を偶然引き当てた主人公に話しかけると
モニタから出てきて自分の写真をSNSで拡散するよう言います。

本作品は80あまりの魔界の大軍勢を従える現役の魔王様が
ごく普通の人間に過ぎない彼を相手に110分程度に渡る癒しのサービスをします。
音声に限らず魔王と言えば人間と敵対するのが当たり前のキャラですが
この世界では別々の場所に住んでるのでそういった背景は特にありません。
彼女も序盤から友達に接するような気さくな態度であれこれお世話します。

「人の世が変わるのであれば 魔界も変わらねば」
「あるじ どこか気になるところはあるか?」

スマホゲームの製作をしてるのは現代社会に適応するためだと言い
彼のことを一応「あるじ」と呼んで癒されそうなサービスを次々と繰り出します。
彼女は悪魔ですからまったくの見返り無しにこれらをするわけではありません。
ですが今回はまだ視察段階なので彼を喜ばせる方針で進めます。

Crescendoさんは多種多様かつリアルな音で癒すサークルさんとして有名です。
今作もその例に漏れず、冒頭のドラマパート終了後から早速心地いい音がいくつも登場します。
サービス開始後はセリフの量が一気に減り、音でその一部始終を伝えるASMR色の強い作りです。

しかし今回の相手は魔王様ですから人間の女性とは内容が随分違います。
耳かき、マッサージ、シャンプーといった王道のサービスで固めてるものの
それらをやるにあたって魔界の生物を積極的に使います。

「んーっと ペットと戯れるのが癒しだったな うむっ 出でよスライム」
「ペットと遊ぶのが好きだ」と彼から聞いてスライムを召喚したり
シャンプーハットの代わりに大きめのイソギンチャクを使うなど
現実世界ではまず不可能な手段でやる様子を音で忠実に表現します。

簡単に言うと音そのものに捻りを加えてるわけです。
独自性の強い内容ですから実際に聴いてみると通常の癒し系作品とは違う感覚がするでしょう。
過去に「出張癒し専門店ターコイズ」という変わった作品を制作した経験が上手く反映されてます。

人懐っこい魔王様が音重視のサービスで癒すシチュと彼女ならではのやり方。
音とキャラの両方に光を当ててるバランスの取れた作品です。
創意工夫に溢れるサービスの数々
冒頭に10分ほどのドラマパートを挟んだ後から始まる3パート35分間は首から上を綺麗にするシーン。
「2.スライムでマッサージ」はスライムを顔に張り付けて全体を揉みほぐし
「3.魔界伝統のシャンプー」は大きなイソギンチャクを頭に被せてからシャンプーをかけます。
そして「4.魔王のマッサージ」は濡れた髪を背中の羽であおいで乾かしながら肩のあたりをマッサージします。

彼女がスライムを召喚した直後にどろどろした水音が鳴り始め
それを状況に応じて変化させながら軽い実況を挟む本作品らしいサービスです。
特定の音を垂れ流すのではなく質感、位置、動きがきちんと変わるおかげで
スライムが顔のどのへんでうにょうにょしてるかが音だけでだいたいわかります。

「この中には多数の触手がついていてな これでもって水中の餌を吸着するわけだ」
個人的に面白いと思ったのが次のシャンプー。
自宅なのでお風呂場へ移動できるのに敢えてそうせず
水を出したり吸収する役目をイソギンチャクに任せ、彼女は普通にシャンプーで綺麗にします。
一通り終えた後にシャワーではなく「ごぷっ」という空気交じりの音を鳴らすのが珍しいなと。
一般的なサービスにアレンジを加えて本作品らしいものに変化させてます。

髪を乾かすシーンでも彼女が「ばさっ」と羽を動かすたびに
両耳へ適度な風圧が感じられる非常に凝ったものです。
音の種類が多く、その質感がリアルで、さらに触覚にも刺激を与える。
音に絶対の自信を持つCrescendoさんだからできることだと思います。

続く2パート47分間は定番の耳かき。
「5.魔王愛用触手耳かき」は魔界で大人気の耳クラーケン
「6.はじめての耳かき」は通常の耳かき棒&あるものを使って綺麗にします。

「ふふっ 気に入ったか? 悪魔の道具で悪い子になってしまわないといいがな」
耳クラーケンは湿った綿棒のような音が使われており
右耳→左耳の順に手前と奥をゆっくり動き回ります。
多少吸い付く感じがしたところを見ると粘着綿棒で音を出してるのかもしれません。
初めての体験に喜ぶ彼を嬉しそうに見守る彼女の姿も優しさに満ちてます。

それに対して後半は乾燥系の音がメインとなります。
これまでと同じくセリフは少ないものの、耳かき棒の後にするお世話から彼女の心情が窺えます。
冒頭のシーンで彼女は彼に対してパッとしない印象を受けてました。
しかしこうやって直接お世話していくうちにその認識が少しずつ変わります。

音重視の作品だからこそ、その内容で親密度を表現するわけです。
これが前項で「音とキャラの両方に光を当ててる」と書いた理由になります。

この要素がわかりやすく表現されてるのが「7.魔界の海」(約10分)。
耳かきの後に軽いやり取りを挟んでから彼女が住む魔界の海に招待します。

「特別に 余の本気を見せてやろう」
害のない魔物を召喚する程度だった今までとは違い空間そのものを操り
それに合わせて波の打ち寄せる音や水の揺れる音を鳴らして別方向から癒します。
このへんから会話の内容も大きく変わるので彼女の心情がわかりやすいと思います。

作品を聴いた感想ですが、やはり音の奇抜さが一際耳を惹きました。
耳かき、マッサージ、シャンプーと聞いてまず思いつく音を残したうえで
本作品ならではの音を加えて魔王様のサービスに仕上げてます。
ASMR作品でもあまり聴かないタイプの音が多くて新鮮味に溢れてます。

あとは彼女のキャラもちゃんと立ってます。
魔王様が人間を癒すだけだとストーリーに違和感が出るので
そこを整合させる会話や要素を入れ、後になるほど彼に心を開いて接します。

彼女が動くたびに風鈴のような音色が鳴ってたところを見ると何か身に着けてるのでしょう。
サービスとは直接関係ないところにも音を入れるあたりにサークルさんのこだわりが感じられます。

このように、作品が持つふたつの特徴を上手に組み合わせた大変癒されるサービスが繰り広げられてます。
個性が強いASMR作品
通常ならあり得ないシチュを音と会話で見事に整合させてる良質な作品です。

モニカはとある目的を持って接触した主人公をとろかそうと
まずは魔界に住んでる安全な怪物と自信の体を使って純粋な癒しを与えます。
そしてある程度経つと彼にも興味を持ち始め、それを示そうとより踏み込んだお世話をします。

性格は普通の女の子に近いけど強大な魔力を持つ魔王が人間を癒す風変わりなシチュ
多彩でリアルな音を駆使したサービスの数々、その中に垣間見える彼女の心情変化。
ASMRの要所をきっちり押さえたうえで独自性が出るように仕上げてます。

私はCrescendoさんの作品をほとんど聴いてるので
今作も普通のやり方ではないだろうと予想してました。
でも実際に聴いてみると期待を超える内容で面白かったです。
使われてる音のラインナップが異色で人間相手とは随分違います。

それでいて違和感がないのは表現力が抜群に優れてるからでしょう。
スライムやイソギンチャクを使ったサービスは現実世界だとまず体験できませんから
それを音と会話を駆使してどれだけリアルに表現できるかが作品の質に大きな影響を与えます。
難しいことに挑戦し、成し遂げてるのが素晴らしいです。

ASMR作品にマンネリを感じてる人には特におすすめします。
価格がたったの330円なので、そうじゃない人も是非お試しください。

CV:モニカ…紗友さん ヘイゼル…浅木式さん(1と9パートにのみ登場)
総時間 1:52:58

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

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