サークル「百合虎魂」さんの催眠音声作品。
今回紹介する作品は、今よりもずっと技術が発達してる世界を舞台に
女性型AIがサイバー犯罪を取り締まってる男性をエッチな手段で骨抜きにします。
女体化、触手、知能低下、苗床化といった色んな要素を盛り込んでるのが特徴で
催眠は脱力や深化を短く済ませてからエッチなイメージを交えて女体化を進め
エッチはアブノーマルなプレイをやりながらそのすべてに快感を覚える暗示を入れます。
AIとするエッチなメンテナンス
「おーい 時間ですよー 起きてください」
リリィ(挿し絵左)は丁寧語で話す可愛い声の女の子。
ある日の朝、目覚めた主人公の寝ぐせがひどいのでシャワーをすすめると
朝食を食べさせてから2人で習志野サイバネティクスという場所へ移動します。
本作品は人間の女性とまったく同じ容姿のAIが存在する未来の世界で
彼女がおよそ80分に渡って女体化催眠をかけたりアブノーマルなエッチをします。
女性が2人描かれてるので双子作品と思う人もいるでしょうけど
実際はほぼすべてのシーンをリリィ1人で進めます。
サラは催眠開始前に少ししゃべるだけですから完全な脇役です。
最大の特徴はM向けの色んなジャンルを凝縮してること。
催眠誘導は癒し系の割とスタンダードなやつですが
その後から始まる女体化は触手に女性ホルモンを分泌されてから軽く絶頂します。
そしてエッチは放尿、知能低下、苗床化、出産など異色のプレイを中心に据えてます。
催眠なので痛みや苦しみを与えることはしませんけど割と人を選ぶ内容だと思います。
ただしエッチはすべてをネット空間で行う設定なので無茶苦茶なわけではありません。
現実では絶対できないことをやって心身をリフレッシュさせようとします。
それ以外の特徴は効果音を積極的に鳴らすこと。
催眠パートは特殊な液体を流し込む音や泡が弾ける音
エッチは触手がうねうねする音や母乳を噴き出す音を状況に合わせて鳴らします。
本作品のエッチは割とイメージ力が重要になるから音で補ってるのでしょう。
純粋なエロさを上げる意味合いもありますし、触手責めを主観的に味わいやすくなってます。
男の自分を外へ吐き出す催眠
施設に到着しメンテナンス用のポッドへ横になってから
まずは手足に力を入れたり深呼吸して軽くリラックスします。
「力が一気に抜けていく 体に残っていたすべての力が抜けていく 薬があなたの体に染み込んでいく」
ここでは体を弛緩させる薬を流し込む描写があって
その際に水がどぼどぼ注ぎ込まれる音がバックで流れます。
雰囲気を出しつつ水の音で癒す効果的なアプローチです。
ある程度経ったら水中に潜った時のような水が弾ける音へ変わります。
ちなみに本作品の催眠誘導は約8分とかなり短くなっており
深呼吸を5分ほど続けた最後に「沈んでいく」と繰り返し言います。
私はもっとこのへんをしっかりやったほうが作品の世界にどっぷり浸かれると思うのですが
サークルさんはそれよりも女体化やエッチを重視されたのかもしれません。
この内容なら催眠慣れしてる中上級者向けだと思います。
残りの25分は女体化をじっくり行います。
コンピュータウィルスに感染した別人格のリリィが登場し(声は同じ)
触手を使って彼の体内に女性ホルモンを注入します。
「シロップに浸かったあなたの肌が ムダ毛ひとつない 滑らかな女の子の肌に変わっていきます」
滑らかできめ細かな肌、丸みを帯びたメリハリのある骨格
挿し絵にも描かれてる豊かなおっぱい、そしておまんこと
男女の性差が大きく出る部分を中心にひとつずつカウントを数えながら変化した姿を実況します。
「体が細くなった」とか女性の一般的な容姿を描く形で進めますから
具体的にどんな見た目をしてるのかは聴き手が自由にイメージしていいのでしょう。
おっぱいとおまんこは特に重要なので他よりも時間をかけてました。
「男の子として 人生最後の射精をして 身も心も女の子になってしまいます」
催眠の最後に射精シーンがあるのは珍しいですね。
男の象徴である精液を吐き出して女性になったことをさらに実感させます。
実際にしごく指示がないところを見るとたぶんそういうイメージなのでしょう。
百合虎魂さんは過去作でも同様のことをやられてるのでこれが作風なのだと思います。
深化よりも女体化にずっと力を入れてる催眠です。
聴き手を大きなおっぱいの女性に変えることを目的に
軽い漸進的弛緩法から入って深呼吸を交えた深化、カウントを数えながらする女体化
そして仕上げの絶頂と独自色を持たせた誘導をします。
催眠誘導が軽いところは首を捻りますが、女体化はしっかりしててサークルさんのこだわりを感じます。
終盤の射精も実際に出さなければいいだけなので別にいいんじゃないかなと。
音を積極的に盛り込んでることも含めて本作品らしさが出てます。
変わったジャンルてんこ盛りなエッチ
プレイはオナニーのイメージ、お漏らし、キス、触手責め(脳姦)、出産、授乳です。
触手責め、母乳噴出の際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありません。
「ここはインターネット上に作られた私の家です そう サイバー空間とでも言いましょうか」
催眠を使って主人公をネット世界にある自宅へ案内したリリィは
再度自己紹介してから独特なプレイで母親の快感を味わわせます。
エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「#2 メスにオトされて(約22分)」は頭を空っぽにしながら気持ち良くするパート。
乳首とおまんこを同時にいじるオナニーから始まり
放尿、キス、触手を使った脳姦とアブノーマルなプレイに進みます。
「吸われる 気持ちいい 吸い取られるのが気持ちいい 気持ち良くて吸い取られるたびに 母乳と愛液がぽたぽた溢れる」
主人公は警察組織でサイバー犯罪の対策本部長をしてるので、ウィルスにとっては敵にあたります。
だから女性の快感で頭と体を染め上げながら色んなものが吸い取られていく感覚を与えます。
これがタイトルについてる「きょーせーてきにちのうていか」の意味です。
快楽堕ちしてバカになった感覚を主観的に味わわせようとします。
オナニーの描写がありますけど実際にいじるのとは違うようです。
女体化誘導した後で体をいじらせたら催眠が解ける可能性が高いですし
催眠パートと同じくイメージと暗示を組み合わせて気持ち良くする方針を取ってます。
そしてここでも触手音や母乳が噴き出る音を入れて臨場感を出します。
カウントに合わせて気持ちよくなる暗示を小まめに入れたりと
催眠音声のエッチにおける基本をしっかり押さえたリードをしてました。
欲を言うなら絶頂シーンはもう少しスピーディーに追い込み暗示を入れたほうがいいと思います。
次の「#3 ナエドコってシアワセ(約12分)」はアブノーマル度がさらに上がります。
前のパートで脳に産み落とされた触手の赤ちゃんが孵化して耳から出てきます。
そして後半はそれより前に生まれた子供(こっちは人型)が彼のおっぱいに吸い付いて絶頂させます。
「イクイクイク 赤ちゃんが耳から溢れてくる 次から次へ 赤ちゃんがどんどんあなたの耳の穴を通り抜けて 生まれていく」
「あなた自身が幸せそのものになったように感じられる」
割とグロさのあるプレイだからでしょうけど、快感を前面に押し出す形でリードしてました。
自分の子供が生まれてくる幸福感を与えるのも聴きやすくするための工夫でしょう。
後半の授乳は幼児プレイを女性視点でやる感じですね。
カウントを交えて気持ちよくなる暗示を丁寧に入れる基本に忠実な誘導です。
サークルさんが「苦手な場合は該当トラックをスキップしてください」とおっしゃられてますから
うーん…と思った方は#2だけ聴いて様子を見るといいでしょう。
そうなることも見越して催眠パートの最後に絶頂シーンを入れてるのかもしれませんね。
このように、催眠音声でもあまり見かけないプレイをガンガンやる個性の強いエッチが繰り広げられてます。
イメージ重視のアブノーマルな作品
ウィルスに感染したリリィは自分の障害となる主人公を変わった手段で無力化しようと
まずはメンテナンスを口実に催眠をかけて女の子の体に変えます。
そしてエッチは授乳、出産、放尿、知能低下、触手責めといった個性の強いものを順に行います。
人類の征服を目論むコンピュータウィルスに感染したAIが男性にメスの快感を教える珍しいシチュ
催眠誘導はそこそこにして女体化をがっつり行う玄人向けの催眠
おまんこはあまり責めずおっぱいと脳を気持ち良くする女体化モノではあまり見かけないエッチ。
癖のある要素をいくつも組み合わせてひとつの物語を作り上げてます。
中でもエッチはインパクトの強い内容で聴いてて面白かったです。
女体化作品だとおまんこを中心に責めることが多いので
それをわざと避けて出産や授乳といった母親の喜びに焦点を当ててます。
百合虎魂さんはほぼ女体化専門のサークルさんですから王道のプレイも当然できます。
癖の強いプレイばかりだからでしょうけど
雰囲気を穏やかにしたり暗示の表現を快感重視にする工夫が見られました。
絶頂シーンの追い込みも入念で催眠に入れてれば気持ちよくなれる品質を持ってます。
ただ催眠誘導の時間がかなり短いので誰にでもおすすめできるって感じではないです。
こういうイメージ重視の作品はもっと入念に深化したほうが安定するんじゃないでしょうか。
女体化が結構良かっただけに余計そう思います。
あとは脳姦や出産を割と生々しく実況してたので、もう少しぼかしたほうがより聴きやすくなるかなと。
その様子を語るよりもそれによって得られる快感を重点的に伝える感じです。
触手の赤ちゃんが耳から出てくる状況は主人公にはほとんど見えませんからね。
「なんかよくわかんないけど気持ちいい」あたりにしたほうがされてる側の視点に立ちやすくなります。
絶頂シーンは5回。
淫語とくちゅ音それなり、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。
CV:藤村莉央さん
総時間 1:22:00
オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点
体験版はこちらにあります
追記
2021年3月24日まで30%OFFの693円で販売されてます。
その場合の点数は7点です。