サークル「雷夢」さんの(一応)催眠音声作品。
今回紹介する作品は、主人公の内面にある女性要素を具現化したお姉さんが
強い女体化願望を持ってる彼の願いを幅広いエッチで叶えます。
時間、内容いずれもエッチをものすごく重視した作りになってるのが特徴で
催眠と呼べるシーンは約6分と非常に短い代わりに
こっそりオナニーする、女子生徒とイチャイチャする、電車内で多くの男性に痴態を見せるなど
パートごとにシチュや登場人物を変えて色んな快感を味わわせます。
4つのシチュで女の子を体験
「誰を見てるの? 風に揺れる長い髪 つい目で追いかけてしまう」
アニマは素朴で可愛い声の女の子。
注意事項や自己紹介といった前置きはすべて省略し
早速主人公の中にある密かな願望を語ります。
本作品は彼の心に眠ってる女性人格を具現化した彼女が
およそ90分に渡るエッチで彼の女性願望を叶えます。
オナニー、百合プレイ、親友との王道SEXとパートごとに内容を切り替え
その様子を実況しながら主観視点で快感を伝えてドライオーガズムに導きます。
レビューの最初に「(一応)催眠音声」と書いた一番の理由は
作中で彼女が聴き手に催眠をかけるシーンがないからです。
最初の「シーン1 プロローグ」では音楽を流しながら彼の女体化願望について話したり
女性になって街中を歩いてるイメージをして心の準備をします。
そして次の「シーン2 深層催眠導入」では催眠誘導ではなく女体化誘導を始めます。
一般的な女体化催眠音声はまず何らかの技術を使って催眠状態へ持っていき
それから女体化の暗示を入れたりイメージを使って気持ちよくします。
しかし本作品にはその土台となる部分がないので、残念ながら不完全な構成になってます。
ただし、エッチの実況や表現方法については催眠音声のそれに近いです。
だから「サイニィコンディショナー」などの催眠をかけてくれる音声を先に聴いて
それから本作品に移ればたぶん楽しめるんじゃないかと見てます。
エッチも催眠関係なしだったら同人側で紹介しますけど、そうじゃなかったので催眠側に分類してます。
女体化誘導だけする催眠
それはシーン2にありまして、主人公が自分の体を触りながら女の子になったことを実感します。
「あなたがもっと女の子になりたいって思えば もっともっと女の子の体に近づいていくの」
「あなたの敏感な部分に ゆっくりと ほら そうして触れていくと 変わっているのは骨格だけじゃないのがわかるでしょ?」
骨格、声、胸、性器など性差が出やすい部分に焦点を当てながら
彼がいじる様子を語ったり心を開放する手伝いをして女の子気分に浸らせます。
催眠をかけずにセルフプレイをやるので、なりきりたい場合はイメージだけにすることをおすすめします。
催眠をかけずにこれだけやってもさすがに無意味でしょう…。
女体化催眠音声は聴き手を女性になりきらせるために結構理詰めで組み立ててます。
それを完全に無視して好き放題やっても効果はまず見込めません。
サークルさんがどういう意図でこの誘導をされてるのか本気で理解に苦しみます。
シチュが多彩なエッチ
プレイはオナニー、乳首責め、手マン、貝合わせ、キス、耳舐め、素股、SEX(正常位?、対面立位?)、フェラです。
手マン、貝合わせ、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフは一応ありですがやらないことをおすすめします。
「外から与えられた刺激なのに 中から溢れて 太ももからそわそわとしていくオーガズムを感じるの」
何らかの手段で主人公を無事女の子に変えたアニマは
そのままクリトリスに触れさせて今度は女性の快感を教えます。
エッチは彼女が案内役を務め、他の人物たちとイチャイチャします。
前半の2パート27分間は男性を絡めずに楽しむプレイ。
「シーン2 深層催眠導入(約11分)」はオナニー
「シーン3 クラスで人気の女子と熱烈百合プレイ…(約16分)」は
放課後の教室で別の女の子とソフトな接触、乳首責め、手マン、貝合わせをします。
シーン2は序盤が女体化誘導、中盤以降がエッチの構成です。
「子宮までじんじんして 熱いのが止まらない おまんこがとろとろで 気持ちいい気持ちいい」
そしてここからは実況を挟みながら聴き手視点で気持ちよくなる暗示を小まめに入れます。
カウントを数えてから鈴の音を鳴らして感度強化するアプローチが何度も出てきますし
エッチシーンだけを見れば割と催眠音声らしくなってると私は思います。
「くっつけるだけでも気持ちいいのに 一番敏感な女の子の部分 クリトリスがお互いに触れ合うだけで ビリビリ電気が走るみたいに」
特にシーン3は百合特有の甘さをセリフで醸し出したり
男性相手だとできないプレイを取り入れて女性になった気分にさせてくれます。
ちゅぱ音や効果音も鳴りますし、催眠に入ってさえいれば楽しめそうな雰囲気を持ってます。
後半の2パート30分間は男性を相手にするプレイ。
「シーン4 かつて男だった時の親友と…(約15分)」は自宅で男性時代からの親友と
「シーン5 電車に乗って遠くへ(約15分)」は電車内でおじさんとSEXします。
「男らしくされるたびに 自分が女らしくなっていくようで 声が 止まらない」
前者は青春らしい初々しくて甘酸っぱいエッチが味わえます。
キスを5分くらい続けてから素股→SEXと繋ぐスローな展開で
お互いにどう進めていけばいいか戸惑ってる様子が窺えます。
SEX中は自分が女性になったことを強く実感させるなど、暗さや重さがまったくなくて甘いです。
「見て? いやらしい私の姿 いいよ しごいて おちんぽしごいて」
それに対してシーン5は痴漢されるのではく痴女として振る舞うアブノーマルなプレイ。
自分が注目されてるのを知ったうえでパンツを見せて誘惑し
それに食いついてきたおじさんを相手にフェラやSEXをします。
他の男性たちに精液をぶっかけられるシーンもありますし
現実世界ではまずできないことをやって満足感を与えます。
実際に聴いた感想ですが、催眠をかけないという致命的な弱点を抱えてますけど
エッチだけを見れば「割といいんじゃないか」と言えるものを持ってました。
最初の2パートを聴いた時は同人側で紹介するしかないと思ってたのに
エッチに入ると盛り返してきてサークルさんが催眠音声と呼ぶのもなんとなく頷けます。
でもこの内容だったらちゃんと催眠をかけて欲しかったですね。
それさえやってれば今よりも遥かに高品質な作品になったでしょう。
良いところを持ってるからこそすごく残念に思います。
あとカウントを数える時は毎回中央で流すのですが
アニマのセリフと位置が被ってて聴き取りにくくなってました。
セリフは右、カウントは左みたいに場所をはっきり分けたほうがいいでしょう。
カウントを数える頻度はかなり高いので聴きやすさにも気を配って欲しいです。
エッチ特化で幅広い作品
アニマは強い女体化願望を持ってる主人公の願いを叶えようと
まずは女の子になりきって街中を歩くイメージや、体に触りながら変化を伝える誘導をします。
そしてエッチはパートごとにプレイ内容や相手を変えながら
その様子をわかりやすく実況したり気持ちよくなる暗示を入れてドライへ追い込みます。
自分の中にある女性人格が軽い催眠と色んなエッチをするシチュ
催眠は時間、内容いずれも非常に軽くしてエッチに力を入れた作り
百合、純愛、痴女と幅広い状況で違うプレイをする充実したエッチ。
同人メインのサークルさんなだけあってエッチ重視で組み立ててます。
雷夢さんの催眠音声を聴くのはすごく久しぶりだったので
以前聴いた時からどう変わってるのか内心期待してました。
そして催眠における基礎の基礎すらできてない状況を見てがっかりしました。
私は評価が甘めのレビュアーですが、本作品の催眠誘導に関しては褒められる場所がありません。
催眠をかけてくれるのが催眠音声なのに、そこを端折ったらそう言うしかないです。
絶頂シーンは4回。
淫語それなり、くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。
以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
CV:思ちぽさん
総時間 1:29:57
オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点
体験版はこちらにあります
FANZAの体験版はこちら
追記
DLsiteで2022年11月18日まで30%OFFの847円で販売されてます。
その場合の点数は4点です。