同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ:催眠音声 > ~5点.

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サークル「ボトムズ」さんの催眠?音声作品。

今回紹介する作品は、名前以外の情報が一切わからない謎の女の子が
音声に興味を持ったマゾに一風変わったオナサポをします。

キーワードや音を絡めて乳首、おちんちん、心を責めるのが特徴で
序盤は乳首オナニーと耳舐め、中盤以降はおちんちんオナニーを加えた3点責めをやりながら
彼女の言いなりになるように洗脳したり言葉責めして気持ちいい負け射精に導きます。
オカルトだけどホラー成分は低めなのでスリルやゾクゾク感が味わえるでしょう。
話術と快感でマゾを支配する女の子
響の指示に従ってオナニーするお話。

「ねぇ、聞いてる? 聞こえてる?」
響は明るくて穏やかな声の女の子。
主人公に挨拶し、これがどんな音声なのか教えると
服の上から乳首をいじる指示を出します。

本作品は肉体を持たず音声の中に存在してる彼女が
それに興味を持った彼におよそ40分間のアブノーマルなオナサポをします。
販売ページのジャンルに「催眠音声」が入ってますけど催眠をかけるシーンは特になく
キーワードを適度に言ったり不思議な音を流して操られてる感覚を与えます。


「【○○】 この言葉は、私の呪い もうこれを聞いたら、言うこと聞くしかない」
催眠の技術がほとんど使われてないところは残念ですが
オカルト系のオナサポ音声として聴くなら割とよくできてます。
彼女が何者か、なぜこういうプレイをするのかが少しずつ明らかになったり
キーワードを言うのに合わせて重低音を鳴らすなど、演出面がしっかりしてるのが大きいです。
やり方が思いっきり洗脳なので私は洗脳音声と呼んでます。

エッチについては総時間が短いことを考慮しやることを絞ってます。
最初は乳首だけをいじりながら同時に片耳舐めもやり
途中からおちんちんオナニーを加えたうえで射精を我慢させます。

乳首オナニーは「かり かり」などの掛け声をよく出す丁寧なリードですが
おちんちんはシコシコボイス、カウント、効果音をほとんど使わず自由にやらせます。
耳舐めや言葉責めも同時にやるから中途半端になるのを防いだのでしょう。
乳首はほぼずっといじるので開発済みな人向けの内容です。
スリルと快感を与えるエッチ
エッチシーンは31分間。
プレイは乳首オナニー、耳舐め、胸の愛撫、オナニーです。
エッチな効果音はありません。

「乳首を……こり、こり 私のリズムに合わせてみてね?」
2分程度の雑談をしてから早速「こり こり」の掛け声を出すと
響は爪で引っかく指示も出したり右耳を舐めて心身をバランスよく盛り上げます。

エッチは終始彼女に言われた通り動きます。
前半の14分間は乳首を重点的にいじるシーン。
中央からコリコリボイスやカリカリボイスを小まめに言いながら
右耳を舐めたりキーワードを言って彼女に操られやすい状況を作ります。

「今度は直接、爪で引っ掻くようにして…… かり、かり、かり、かり」
この時点の彼女は謎の存在ですがSっ気はほとんどなく
何をするかの説明と掛け声を組み合わせてわかりやすくリードします。
服越しにいじってますから薄手のシャツを着てやるといいでしょう。
耳舐めも水分高めのやや下品なちゅぱ音を鳴らしてて割とエロいです。
中央はセリフ&指示、左右はちゅぱ音と役割を明確に分けてました。

またこの段階から「ブブブブブ」という重低音がバックで流れます。
常にではなくしばらく鳴らしてから収まるのを繰り返します。
音量が小さめなので耳や頭に響くほどではないです。

後半の17分間は洗脳を強化しつつ射精も見据えたプレイ。
この音声が何なのか、彼女が何者なのかを話しながら
おちんちんオナニーを加える、先ほどとは別の音を鳴らすと新要素がいくつも出てきます。

「ほら、オナニーもっと激しくしろ! もっともっと、すごい勢いでシゴげ! 射精はダメ」
このへんからややハードな言葉責めを加えるのが良いですね。
彼がすっかり言いなりになったところで本性を現します。
でも乳首、おちんちんいずれも細かな指示は出さずほぼ聴き手任せにしてました。
オナサポ成分を下げる代わりにストーリー性やテーマ性を強化してる感じです。

途中で彼女がある真実を伝えるシーンがありまして
その瞬間に背筋がゾクゾクするのを感じました。
効果音も「ぷぅぅぅぅん」というトーンの高い音を2種類組み合わせておりなかなか凝ってます。
グロさは特に持たせずスリルを与える演出がされてます。

「【○○】私の言うとおりに、射精して? 【○○】私の事、絶対忘れられなくしてあげる」
終盤の射精シーンはカウントを使わずキーワードや彼女の笑い声でタイミングを教えます。
M向けの言葉責めをガンガンやっててキレのある追い込みでした。
ここだけは両耳舐めをするなど、各要素をパワーアップさせて抜きやすくしてます。

このように話術、ストーリー、効果音、指示を組み合わせて負け射精させる独特なエッチが繰り広げられてます。
オカルト系のオナサポ作品
催眠音声としてはイマイチですけど、オカルト要素を盛り込んだオナサポと思えば普通に聴ける作品です。

響は音声に興味を持って購入した主人公に最高のオナニーを提供しようと
自分の素性は一切語らずに乳首オナサポと耳舐めで心と体を温めます。
そして後半からはおちんちんもしごくようになり、今まで伏せてた部分を明らかにして心も揺さぶります。

明るくてSっ気もある女の子がマゾ向けの変わったオナサポをするシチュ
前半は掛け声を多めに出しながら乳首オナニーと耳舐めをやり
後半は指示を減らして言葉責めやストーリーを強化する落差を持たせたエッチ
キーワードや効果音を使って操られてる気分とスリルを与える演出。
一般的なオナサポでは見かけない要素を強化した個性のある作品に仕上げてます。

中でもエッチは乳首をほぼずっといじり続けるので開発済みなら楽しめるし
途中で心の責めに力を入れて別方向からも興奮させます。
おちんちんオナニーの時間は15分程度で乳首や心と組み合わせたバランス型になります。
不明だった部分が徐々に判明する展開も聴き進める楽しさがあって良いです。

射精シーンは1回。
淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
何度も言いますけど催眠には決して期待しないでください(解除音声すらありません)。

CV:琴音有波さん
総時間 41:59(本編…37:04 フリートーク…4:55)

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
同人音声として見るなら7点です。



サークル「ボトムズ」さんの催眠?音声作品。

今回紹介する作品は、声は穏やかだけど性格はSなお姉さんが
分身して密着しながら独特なエッチをします。

複数の効果音とカウントを組み合わせて追い込むのが特徴で
催眠音声の序盤によくやる催眠をかけるシーンは完全に省略し
音声開始直後から時計の音、重低音、カウント、言葉責めを繰り出して射精感を煽ります。
催眠の要素は非常に薄いですから一風変わった同人音声と思って聴いたほうが楽しめるでしょう。
音と言葉で気持ちいい射精に
謎のお姉様が分身して言葉責めやカウントをするお話。

「聞こえてる~? ねぇ、この音、聞こえてる? これはね、気持ちいい音なの」
謎のお姉様は上品で穏やかな声のお姉さん。
左右に陣取り密着しながら時計の音や重低音を流すと
それにどんな効果があるか教えてからカウントを数え始めます。

本作品は名前も素性もわからないミステリアスな女性が
マゾな彼を相手におよそ40分間の変わったエッチをします。
音声開始直後から時計の音と重低音を同時に流し
射精が近づくにつれて重低音のトーンを上げたりリズムを変えて心を揺さぶります。

体験版を聴くと催眠音声の音モノっぽい内容に思えるでしょうが
本作品には残念ながら催眠をかけるシーンがありません。
音声の大部分がエッチで構成されており、終盤の6分間に解除っぽいことをやって締めくくります。

一般的な催眠音声とは構造がまったく違うのでご注意ください。
これ単体では催眠音声として機能しませんから
サイニィコンディショナー」など催眠をかけてくれる音声を事前に聴くことをおすすめします。

サークルさんがジャンルに「催眠音声」を入れてることを尊重して一応こちら側に分類してますが
私は催眠音声じゃないと見てます。
「催眠をかけるのが催眠音声なのにそれをやらないから違う」という至ってシンプルな理由です。

視聴中に意識がぼやける人はそこそこいると思います。
でもそれは音の効果であって催眠の技術によるものではありません。
好きな音楽を聴いて心地よさを感じても「催眠にかかった」なんて言いませんよね?
催眠は技術なので、それをきちんと使ってるどうかで私は判断します。

「ほらほらほら、イク準備しろ、射精する精子用意しろ!」
じゃあ彼女は何をするかというと、カウントを数えながらそれと同じくらい言葉責めします。
催眠暗示ではなく「変態」とか言うだけですから同人音声寄りの内容です。
2人いる状況を活かしてカウントと言葉責めをバランスよくやってました。
カウントも色んな数え方を用意してるので個性は結構あると思います。
音重視の濃いエッチ
エッチシーンは2パート29分間。
プレイは音を流す、カウント、手コキ?、言葉責め、耳舐め、カウントによる絶頂です。

音を流す、手コキ?の際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフはありません。

「音を 声を カウントを いっぱい たくさん聞いて、おかしくなっちゃおうねー」
1回目のカウントをゆっくり数えて寸止めさせた謎のお姉様は
引き続き2人で役割分担しながら意地悪に責めて主人公を悶えさせます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「01.カウントダウントランス(約23分)」は本作品のプレイを一通り行うメインパート。
開始直後に2種類の音が同時に流れ、さらに2人の彼女がカウントや言葉責めで別方向から追い込みます。

「聞こえるでしょ~? 新しい音 もう一個、リズムが違うのが増えたね、これで、二倍ビクビクしちゃうね」
全編を通じて効果音の扱いはなかなか丁寧で良いです。
特に重低音はカウントが減って射精が近づくとトーンが徐々に上がったり
途中から音楽のようにリズムを取って流れるシーンがあります。

これに釣られて気分が高揚する人は普通にいるんじゃないでしょうか。
特殊な音を流す同人音声と割り切れば楽しめる内容だと思います。

「あーあ 食べられちゃったねー どうしよう もうお射精したくて堪らないねー でーも まださせてあげないよー」
パートの後半に入るとカウントの総数が大幅に増えます。
彼女たちが数えることはなく、代わりに言葉責めと耳舐めを分担してやってました。
前半のほうがカウントを活かした責め方になってるかなぁと。
引き続き2種類の音も流れますし濃密なひと時が送れます。
そしてエッチが終了した後は深呼吸しながら催眠を解除してくれます。

ちなみに絶頂形式は射精になりますがオナニーの描写はありません。
途中で手コキっぽい水音が鳴ってたので彼女たちがしごいてるのだと思います。
ドライは何度でもしていいと言うなど、かなり緩い指示をしてました。

続く「02.マゾ向けカウントダウントランス(約6分)」は刺激を少し上げたプレイ。
効果音を流しながらカウントをゆっくり数えて射精のタイミングを教えます。

「ん? チンポ気持ちいい? チンポ気持ちいい? ピューしたい? ピューしたい? あっそ、一人で出しとけ ゴミが」
こちらのほうが言葉責めは辛辣なのでM度が高い人ほどゾクゾクするでしょう。
01パートの後日談っぽい内容で繋げて聴く必要はありません。
射精は彼女が短い間隔でカウントを何度も数え続けてる間に行います。

このように効果音、言葉責め、カウントを組み合わせたインパクトのあるエッチが繰り広げられてます。
コンセプトは面白いのだが
「ちゃんと催眠をかけてくれれば結構良い作品になったのになぁ」と思える材料を持ってる惜しい作品です。

謎のお姉様は主人公を弄んでマゾ射精させようと
時計の針や重低音を同時に流しながら分身して言葉責めやカウントをします。
そしてカウントは状況に応じて総数や数え方を変えて焦らしたり寸止めします。

上品でSっ気の強いお姉さんがM向けの色んな要素を組み合わせたエッチをするシチュ
催眠誘導や催眠暗示は特に使わず音、セリフ、カウントで盛り上げる密度の高いエッチ。
カウントだけの作品かと思いきや、それ以外にも耳を惹くものを持つ作品に仕上がってます。

中でもエッチは音の扱いがなかなか凝ってますし
言葉責めやカウントについても同人音声と思って聴くなら良いと言えます。
この内容で催眠にかかる人はほとんどいないと思いますが
解除音声がついてるので仮にかかったとしてもスッキリ聴き終えられます。

射精シーンは2回。
淫語と効果音それなり、ちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:琴音有波さん
総時間 本編…36:44 8時間安眠カウントダウン…8:00:48

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります



サークル「ドライオーガズム研究会」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなナビゲーターが
催眠を交えた独特なエッチでドライオーガズムに導きます。

全編で効果音と音楽を流しながら進めるのが特徴で
催眠は深呼吸や脱力といった基本的な動作を手短に行い
エッチは性器だけ女性になったイメージをさせてから特定の音に合わせて絶頂するように追い込みます。
玄人向けの内容なので催眠音声を数多く聴いてる人におすすめします。
不思議な音に包まれて
MAYA(マーヤ)に催眠をかけられ何度もドライするお話。

「こんばんは 今は1人? プライバシーは確保できていますか?」
MAYAは明るくて穏やかな声のお姉さん。
主人公に挨拶し作品の概要を説明すると
視聴時の環境を確認してから心の緊張をほぐします。

本作品は2023年7月に発売された「バイノーラルビートとドライオーガズムナビゲション」の続編。
女の子になりきってドライオーガズムを迎えることを目的に
彼女がおよそ50分に渡って軽い催眠をかけたり音を使ったエッチをします。
音声開始直後から音楽が流れ始め、催眠が始まるとそこに振動音やパルス音が加わります。
コンセプトが一緒なだけで内容は独立してますから前作未視聴でも大丈夫です。

開始から終了まで何らかの音がずっと流れ続けますから
視聴中は別世界にいるような不思議な感覚がするでしょう。
音や音楽の品質も高く、現実世界の雑音やしがらみを遮断するのに役立ってます。

「きゅっと力を入れると 膣の奥から じんわりとした快感が広がってくる」
前作との大きな違いは女体化要素を取り入れてること。
エッチの序盤で性器だけおまんこに変えるアプローチをかけ
その後はバックで喘ぎ声を散発的に流してMAYAに指で責められてる感覚を与えます。

通常の女体化音声のように全身や心を変える描写はありません。
途中から乳首をいじる指示も出ますし熟練者向けの女体化だと思います。
ものすごく簡略化されてますから女体化に期待するのは避けたほうがいいでしょう。

ちなみにエッチは序盤に暗示を入れ、中盤以降は効果音・音楽・喘ぎ声だけが流れ続けます。
絶頂の合図となる音を鳴らすのでタイミングはわかりやすいですけど
言葉で追い込む通常の催眠音声とは作りが根本的に違うため、玄人向けのプレイだと思います。
リラックスに専念する簡素な催眠
催眠はおよそ6分間。
楽な姿勢で目を瞑り、深呼吸と脱力で心身をリラックスします。

「息と一緒に 力が抜けていきますね もう一度 吸ってー 吐いてー」
「息を吐くと 右肩から力が抜け すっと重くなります」

深呼吸は吸う、吐く合図を出してから吐いた直後に暗示を入れる
脱力は左右の腕、脚、腰とお腹、頭の順に深呼吸と絡めて「力が抜ける」と言います。
本作品の催眠はほぼずっと深呼吸を続けます。
バックで流れる音楽や音も相まって癒しのパワーが強めです。

心身の脱力だけに専念する非常にシンプルな催眠です。
この後行うエッチでイキやすい環境を作ることを目的に
最初は深呼吸、次は深呼吸+分割弛緩法と古典催眠の技術を忠実に行います。

暗示を入れるタイミングは的確ですし、その表現方法もなかなか良いです。
しかし時間が非常に短いこと、深化をしないこと、効果音や音楽と技術を連動させないことなど
催眠誘導として見た場合、技術的に首を捻る点がいくつかあります。

催眠におけるリラックスは深化やメインの暗示を入れやすくするためにやるので
リラックスしかやらないのは本末転倒と言わざるを得ません。
催眠状態も浅くなりますし、もっと深めてからエッチに進んだほうが良いと思います。

あとは前作でも指摘したのですが、高品質な音楽や音をバックで流してるのに
それと技術を絡めないのは非常にもったいないです。
例えば「この音を聞けば聞くほどリラックスして深い催眠に入れます」とか
音と技術を連動させるスタイルで進めてれば同じ6分でも今より深く誘導できたでしょう。
個々の要素は割といいのにそれらの親和性が低い催眠と私は見てます。

エッチも含めてMAYAのしゃべる速度が妙に速いのも気になります。
同人音声のように普通に話してるだけで催眠誘導を見据えた演技になってません。
大手さんの作品を聴けばわかりますけど、演技の良し悪しによって催眠のかかり具合は大きく変わります。
音重視の独特なエッチ
エッチシーンは42分間。
プレイはPC筋トレーニング、股間を撫でられる、手マン、喘ぎ声を漏らす、乳首オナニー、音による絶頂です。

手マンの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありです。

「息を吸いながら ペニスの奥をきゅっと締めてー ゆっくりと息を吐き出しながら緩めてー」
軽い催眠で主人公の心身をリラックスさせたMAYAは
おちんちんの根元や股間の奥に意識を向けさせてから再び深呼吸の合図を出します。

エッチは終始彼女がリードします。
最初の14分間は本作品で行うドライオーガズムを練習するシーン。
深呼吸に合わせてPC筋(おしっこを止める特に使う筋肉)を収縮させ
さらに性器だけが女性に変わるイメージをしてから彼女に指を挿入されます。

「腹筋や肩が びくっと痙攣することがあります 全身が熱くなり 顔が紅潮したり 鳥肌が立つような感覚が訪れます」
股間を中心に快感が高まる暗示を適度に入れてくるので
上手く催眠に入れていれば体がゾクゾクしたり痙攣することもあるでしょう。
バックで音量控えめな喘ぎ声を流して女の子になった気分を膨らませるなど
聴き手が女性になりきれるように多少はサポートする姿勢で進めます。

ちなみに絶頂シーンは「ぶぅぅぅぅん」と伸縮するような効果音が繰り返し鳴り始め
さらに波が打ち寄せるような音が鳴った後に喘ぎ声が激しくなります。
カウント数えることはないので音モノ色の強い追い込み方ですね。
この後のシーンでも毎回同じやり方でドライの合図を出します。
乳首オナニーはこのシーンの終盤に少しやる程度で完全におまけです。

続く28分間は本作品ならではのプレイ。
セリフを一切挟まずここまで出てきた音、音楽、喘ぎ声だけを使ってドライへ持っていきます。
絶頂シーンは4回あるので玄人なら1回くらいはイケるかもしれません。
解除の動作をせずにそのまま終わりますし、かなり独特な構造になってます。

このように、音や喘ぎ声の存在感を大きくしたうえで軽く女体化するノーマル~ややM向けのエッチが繰り広げられてます。
個性はあるのだが…
効果音や音楽をガンガン流すところが魅力の作品です。

MAYAは主人公に射精とは違う女性の快感を味わわせようと
まずはリラックス重視のコンパクトな催眠をかけてその準備をします。
そしてエッチは引き続き効果音と音楽を流しながら股間だけを女性に変え
さらに特定の音を起点にドライさせるのを何度も繰り返します。

穏やかなお姉さんが女体化とドライをテーマにしたエッチな催眠をかけるシチュ
全編でリアルな効果音や音楽を流す個性の強い作り
序盤はイメージや暗示と絡めて、中盤以降は音と喘ぎ声だけで追い込むエッチ。
サークルさんの強みができるだけ活きるように作品を組み立ててます。

中でも効果音や音楽を流す作りはF・A・Sさんと似た特徴を持ってますし
同じ音を垂れ流すのではなく、シーンによって構成を変える凝った演出がされてます。
エッチの途中から一切しゃべらなくなるのもこれらに自信があるからでしょう。
自分が得意なこと、やりたいことを貫く心意気は大いに買ってます。

しかし私は催眠音声をレビューするにあたって技術を最も重視します。
その点で見ると残念ながらあまり良いとは言えません。
本作品を一言で表すなら「中途半端」です。

催眠誘導は深化をしない、女体化は性器しか変えない、音と技術に関連性がほとんどないなど
技術面で中途半端になってるところがいくつもあります。
最後に催眠を解除しないのも正直理解できません。
音と音楽以外は全体的に作りが粗いので、まずは丁寧に組み立てることを意識するといいでしょう。
暗示の入れ方や表現は上手いと思います。

絶頂シーンは6回。
喘ぎ声それなり、くちゅ音そこそこ、淫語とちゅぱ音ごく僅かです。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:梓乃さん
総時間 52:08

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

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追記
DLsiteは2023年9月27日まで、FANZAは10月30日まで30%OFFの693円で販売されてます。



サークル「シロイルカ」さんの催眠?音声作品。

今回紹介する作品は、名前以外の素性がほぼ不明な女の子が
最大5人に分身して海の中や浜辺へ案内しながら密度の高いエッチをします。

水に関する効果音やちゅぱ音を積極的に鳴らすのが特徴で
水滴の音、川の流れる音、水中にいる音など流して雰囲気を出しつつ
両耳舐め、キス、フェラを同時にやって濃厚な空間を作ります。

催眠と呼べる要素はほとんどないので同人音声と思って聴いたほうが満足できるでしょう。
水の世界を少女と一緒に
五藤エリマが分身して唇、耳、おちんちんを同時に責めるお話。

「やっと こっち 向いてくれたね もう遅いよ」
エリマは明るくて穏やかな声の女の子。
自己紹介などの前置きを省いていきなり両耳舐めすると
目覚めた主人公に耳舐めを続けてもいいか尋ねます。

本作品は5つの人格を持ってて包容力もある彼女が
彼を別世界に連れて行きおよそ70分間のエッチをします。
彼らの関係は不明ですが彼女の態度を見る限りそれなりの好意を持ってるのでしょう。
音声開始直後から両耳を同時に舐めたり、後半はSEXして存分にもてなします。

販売ページのジャンルに「催眠音声」が入ってることや
説明文の内容から催眠音声だと勘違いする人がそれなりにいると思います。
しかし催眠の技術と呼べるものは特になく、普通に話しながらエッチな音を鳴らします。

「現代催眠のテクニックを使ってる」と書いてあるからそれに注目して聴きましたが
残念ながらそう言える要素はほとんど見られませんでした。
全体を100とするなら催眠っぽいセリフは1~2くらいで完全におまけです。
今回催眠音声側で紹介したのはサークルさんの意思を尊重してるだけで私は催眠音声じゃないと考えてます。

そもそも技術をろくに使っておらず、催眠の最低条件すら満たしてません。
シロイルカさんは催眠音声じゃない作品をそうだと言い張ることが多いです。
だから皆さんも騙されないようにご注意ください。

全編を通じて言える特徴はふたつ。
最大5人でお世話すること、水に関する効果音やちゅぱ音をよく鳴らすことです。

「数を 数えようね ひとつ ふたつ みっつ よっつ いつつ 何の数字? 私たちの 人数」
前者は早い段階から左右中央に5人で陣取り
両耳舐め、キス、フェラ、SEXなどを同時にやってハーレム感を出します。
彼女のセリフを見る限り全員同一人物のようです。
別世界にいる気分を出すためにこういう設定にしたのでしょう。

後者は水滴の音、川の音、水に潜る音、波の音など涼しさを感じる環境音と
ちゅぱ音を組み合わせながら進めます。
セリフよりも音のほうが多いですからASMRに分類できる内容です。
音自体の品質も高く、癒しや清涼感を覚える人が結構いるでしょう。
音を駆使してエッチの準備
サークルさんが催眠と呼んでるのは「【1】5人になった「キミ」と(約17分)」。
洞窟のような場所でエリマに両耳舐めされるところから始まります。

「今はね 5人なの でも ほんとは1人っきり 自分の中にいる 自分とは違う誰か 生まれ変わりたい」
自分は5人いて違う人格を持ってること、彼と一緒にいたいことなど
彼女自身のことや心情を散発的に語ります。
両耳舐めをしばらくして、セリフを挟むのを繰り返す流れになっており
催眠音声の序盤でよくやる誘導とは構造や内容が大きく違います。

セリフの表現とかも確認しましたが現代催眠になってません。
サークルさんが何を根拠にこれを催眠と呼んでるのか本気で理解に苦しみます。
私が聴いた時も催眠の感覚は一切しませんでした。

終盤に入るとカウントを数えてから「ふぉぉぉぉん」という不思議な音を流します。
これもカウントを数えるだけ、音を鳴らすだけで催眠にかけようとする様子はありません。
異世界感は出てますけど催眠音声ならちゃんと催眠をかけて欲しいです。
ちゅぱ音まみれの高密度なエッチ
エッチシーンは3パート46分間。
プレイは両耳舐め、キス、フェラ、SEX(正常位?)です。
SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「舐めて 欲しいんでしょ? じゅぽじゅぽ ずぽずぽ しゃぶって 欲しいんだ」
5人に分身して主人公を海の中へ案内したエリマは
今度は海中で口を使って色んな性感帯を刺激します。

エッチはSEXは彼が、それ以外は彼女が責める形で行います。
最初の「【2】5等分で5倍の口淫快楽(約17分)」はちゅぱ音特化のプレイ。
両耳舐めから始まりキス、フェラと後になるほどちゅぱ音の密度を上げます。

「魚になった 君の体 つやつやで 気持ちいい」
このパートは彼を魚に見立てて責めてるらしく、それを匂わせるセリフがいくつか出てきます。
でもプレイは思いっきり人間同士なので雰囲気作り程度の弱い位置づけです。
引き続き催眠の技術や暗示を使うことはなく、同人音声のようにひたすら舐め続けます。

続く2パート29分間はSEX。
「【3】渚にて(約15分)」は浜辺で
「【4】そして快楽は増殖と融合を繰り返す(約14分)」は時計が鳴る場所でイチャイチャします。

「早くぅ もうぐっちょぐちょなの 犯して欲しいの」
SEXをおねだりするところまでは彼女がやりますが
挿入やピストンは彼に主導権を譲っててなかなか甘いです。
3番目のパートは基本1人、4番目は5人とスタイルを変えて行います。
キスや耳舐めのちゅぱ音、ピストン音、吐息交じりの喘ぎ声が同時に鳴ってて濃い空間ができてます。
オホ声は一切漏らしませんから苦手な人でも大丈夫です。

ちなみに射精シーンは4番目に1回だけあります。
彼女はルーインドオーガズムと言ってますが普通にピストンするだけなので
通常の射精でも別に問題ないのでしょう。

このように、セリフの量を減らし声や音で表現する複数人プレイが繰り広げられてます。
音が魅力の作品
最中に鳴る効果音やちゅぱ音が最も耳を惹くノーマル向けの作品です。

エリマは主人公をトロイキの世界へ案内してから気持ちよくしようと
まずは洞窟のような場所から水中へ連れて行き、その両方で耳舐めやキスをします。
そして後半は浜辺や部屋でSEXしながら耳舐めしたりソフトな喘ぎ声を漏らします。

5つの人格を持つ不思議な女の子が海を舞台にした独特なエッチをするシチュ
ほぼ全編で水に関する音を鳴らし、さらにちゅぱ音も多く盛り込む音重視の作り
5人いる状況を活かして複数のプレイを同時にやる密度の高いエッチ。
音に強いサークルさんらしいやり方で別世界感を出してます。

中でも音重視の作りは環境音の質が軒並み高いですし
耳舐めも常に両耳を徹底しててこだわりを感じます。
水分控えめのややざらつきのあるちゅぱ音を至近距離から鳴らしてました。
トーンも低いので耳の内側や穴を責めてるのだと思います。

催眠についてはそもそも催眠をかけてないので話せることがないです。
音声の最後に催眠を解除するシーンがない時点で
サークルさん自身も本作品は催眠音声じゃないと認めてるのがわかります。

催眠をかけたら解くのは当たり前ですから、それをやらないならかけてないと言ってることになります。

射精シーンは1回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上を踏まえて今回は非常に厳しい点数とさせていただきました。

CV:秋野かえでさん
総時間 1:11:26

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
2023年9月11日まで20%OFFの1056円で販売されてます。



サークル「マインドファック」さんの催眠音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、電子ドラッグについて研究してるお姉さんが
それに興味を持った男性に催眠を交えたエッチな実験をします。

ほぼ全編で振動音を流しながらリードするのが特徴で
催眠開始と同時に「ぶぅぅん」という音が流れ始め
エッチもそれに似た音と耳舐めのちゅぱ音をたっぷり鳴らして何度も射精に導きます。
快感を高める電子音を聴きながら
電子ドラッグ研究所でレイナと3種類のエッチをするお話。

「いらっしゃい 電子ドラッグ研究所にようこそ あなたが今回の被験者の方ですね」
レイナは明るくて上品な声のお姉さん。
研究所を訪れた主人公の顔や体をじっくり観察すると
着ている服を脱いでベッドに寝るように言います。

本作品は普段よりも感度が上がった状態で気持ちよく射精することを目的に
彼女がおよそ130分に渡って催眠をかけたりセルフ系のエッチをします。
電子ドラッグがテーマなので音声の大部分で振動音を控えめな音量で流し
それと同時に彼女が話しかけたり耳舐めして射精への欲求を膨らませます。

数多くの催眠音声を制作されてるエロトランスさんが台本を監修されてることもあり
私も予告が出た時から結構気になってました。
ただ実際に聴いてみると催眠音声よりもオナサポの色合いが強いように思えます。
催眠誘導の時間が10分弱とかなり短かったり、エッチの最中も暗示より音を重視してるのが主な要因です。

ただし音響効果については1作目でもかなりの品質を持ってます。
声と振動音の音量が丁度いいから聴きやすいですし
物語が進むにつれて彼女の声やちゅぱ音のエフェクトが変化していきます。

具体的には後になるほど残響が強く長くなります。
電子ドラッグがキマってる感覚をそういう形で表現したのでしょう。
催眠特有の心地よさをがっつり与えて脳をとろかすのとは方向性が違います。
シンプルでコンパクトな催眠
催眠はおよそ8分間。
横になって目を瞑り、まずはレイナの呼吸音に合わせて深呼吸します。
また催眠の開始に合わせて彼女の声に軽いエフェクトがかかります。

「無理にリラックスを意識する必要はないですからね 普段通り 寝る時のように ぼーっとしてくれたら それで構いませんので」
「ぶぅぅん」という振動音をバックで流しながら
彼を労わる言葉をかけてリラックスしやすい環境を作ります。
そして少し経つと全身を軽く流すように脱力します。
「音を聞くほど頭がぼーっとする」とも言いますし、音と暗示を組み合わせて催眠状態を深めようとします。

振動音と古典催眠の技術を使った割とシンプルな催眠です。
普段よりも音に反応しやすい心と体にすることを目的に
深呼吸から入って簡略化された分割弛緩法、軽い深化と進めます。

本作品のエッチはセルフ主体なので脱力が軽めなのは別にいいと思います。
しかし130分あるのに誘導がたったの8分なのはさすがに厳しいです。
新規のサークルさんは威光がないので、むしろ入念に催眠をかけたほうが安定します。
ここでの威光は「このサークルさんならかかれるだろう」と聴き手が思える材料のことです。

深化がかなり軽いおかげで意識のぼやけが少しした程度で終わりました。
もう15分くらい時間を取ってじっくりかけたほうが良かったのではないかなと。
そうすればプレイ時間が長めでも途中で解ける可能性は下がります。
ちゅぱ音まみれのエッチ
エッチシーンは3パート104分間。
プレイは耳への息吹き、オナニー、耳舐め、手コキ、玉揉み、乳首責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「さぁ 今度はもっと 心の奥に響く音を与えましょう」
催眠を使って主人公を普段よりも敏感にしたレイナは
「ぼーーーん」という音叉っぽい音を流しながら耳に息を吹きかけます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「2.「脳感とろとろ耳舐めーリビドーオーガズムー」(約40分)」はシンプルなプレイ。
耳への息吹きから始まり4分後にオナニーの許可を出します。
そしてさらに5分経つと片耳舐めに切り替えてほぼ時間いっぱい舐め続けます。

「この音と 私の声 そしてエッチな感情が どんどん溢れてきて もう手が止まらなくなってくる」
このパートだけでおよそ30分間耳舐めしますから、耳舐めが好きな人ほど楽しめるでしょう。
そしてこれらの合間に音や声を聞くほど気持ちよくなる暗示を入れます。
オナニーの指示は開始、停止、射精のタイミングを教えるだけの非常に緩いものです。

ちなみに耳舐め中は彼女がしゃべらないので、セリフとちゅぱ音の割合はおよそ1:4になります。
暗示よりもちゅぱ音のほうが遥かに多いから「オナサポの色合いが強い」と言うわけです。
私はこのパートで催眠状態をさらに深めたり、音で気持ちよくなる暗示を入れると思ってました。
でも実際は普通にエッチする感じでそういう意図は薄いかなぁと。
催眠誘導が弱くて、その後のアプローチも弱いとなるとさすがに厳しいです。

「ふふっ 出てる 出てます 熱くてくっさい精液 どぴゅどぴゅって」
ちなみにここの射精はカウントダウンに合わせて行います。
射精時のセリフは追い込み暗示ではなく、上のように状況説明をしてました。
思いっきり同人音声寄りの表現方法になってて催眠の技術を使ってないのが残念です。

続く2パート64分間は責め方が多少変わります。
「3.「脳汁だらだら垂れ流しースローオーガズムー」(約39分)」は
乳首責め、玉揉み、耳舐め、手コキ、亀頭責め、オナニー
「4.「脳姦リミッター解除ートランスオーガズムー」(約25分)」は乳首責め、耳舐め、オナニーをします。

「ほら 電子ドラッグの聞こえ方が また変わった気がしますね」
「気持ちいいのが全身に広がっていくのを 感じますよね これが スローオナニーの目的」

3番目のパートはスローオナニーをテーマにしてるので焦らしに特化してます。
彼が自分でおちんちんをしごくのは終盤の2分程度に留め
そこまでは彼女が色んな性感帯をいじりながら耳舐めを25分ほどやって徐々に追い込みます。
そして電子ドラッグの効果が出てるのがわかるように、声やちゅぱ音のエフェクトを多少強くします。

乳首責めや玉揉みの音は鳴りませんから
聴いた時の感触は2番目のパートとあまり変わりません。
引き続きちゅぱ音をガンガン鳴らしてその合間に話す感じです。

スローオナニーなら効果音を鳴らしたほうがイメージしやすいのではないでしょうか。
あるいはシコシコボイスをもっと言うとか。
毎回耳舐めをたっぷりやるおかげでパートごとの違いを出せてないのが気になりました。

「電子ドラッグの効果で 感度が数十倍に このままもっともっと 気持ちよくなっていきますよ」
4番目のパートもほぼ自由にオナニーさせながら耳舐めを20分くらいやります。
声の残響がかなり強くなってるのでトリップ感はある程度出てるかなと。
ただ時間に対する暗示が少ないせいで催眠音声のプレイとしてはイマイチだと思います。
パート名が「脳姦リミッター解除」ならいっそオナニーは止めて
脳イキさせる方針で責めても良かったのではないでしょうか。

このように、耳舐めと電子ドラッグの音を前面に押し出したややM~M向けのエッチが繰り広げられてます。
耳舐め重視の独特な作品
催眠よりも耳舐めのほうが存在感が大きい音モノ作品です。

レイナは実験に協力してくれた主人公に気持ちいいひと時を提供しようと
まずは8分程度を使って軽めの催眠をかけて音に反応しやすくします。
そしてエッチは振動音をバックで流しながら耳舐めをたっぷりやって射精へ追い込みます。

明るくてややSな研究員が催眠を交えたエッチな実験をするシチュ
催眠開始からエッチ終了までほぼずっと振動音を流し続ける作り
耳舐めをガンガンやりながらおちんちんをほぼ自由に責めるエッチ。
催眠よりもオナニーや耳舐めを楽しむ意味合いが強い作品に仕上がってます。

私が本作品を聴き終えた直後にまず感じたのはバランスの悪さです。
総時間が130分あるのに催眠誘導が8分しかないのが良い例です。
このバランスだと大手のサークルさんでも催眠状態を最後まで維持するのは難しいでしょう。
かといってエッチの最中に深化させてるわけでもないですし、このへんは見直したほうがいいと思います。
エッチで耳舐めに頼り過ぎてることや、副題が「脳イキトリップ体験」なのに全部射精なのも首を捻ります。

暗示を軽く入れれば効果がずっと続くと思ってる節があるので
少なくとも「音を聞くほど気持ちよくなる」暗示はもっと入念に入れるのが望ましいです。
そしてそれをやるためには催眠をじっくりかけて深化させたほうが上手くいきます。
こういうテーマに挑戦する心意気は大いに買ってますから今後の作品に期待してます。

射精シーンは3回。
ちゅぱ音多め、淫語それなり、喘ぎ声そこそこです。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:野上菜月さん
総時間 2:12:50

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

追記
2023年8月18日まで20%OFFの1232円で販売されてます。



サークル「空心菜館」さんの催眠?音声作品。

今回紹介する作品は、催眠術師をやってる姉妹が
左右に陣取り連携を取って音重視の独特なエッチをします。

全編の至るところで耳舐めしながら吐息や囁き声も流す密着感の高い作りが魅力で
序盤に深呼吸や軽いイメージをしてリラックスと集中力を高めてから
左右の耳を個別に、あるいは同時に舐めたりオナニーやSEXして何度も射精に追い込みます。
催眠の要素は非常に薄いので、一風変わった同人音声と思って聴いたほうが満足できるでしょう。
色んな音で心地いいひと時を
ミユ(姉 挿し絵右)、リイ(妹 挿し絵左)が耳とおちんちんを気持ちよくするお話。

「あら? やっと来た 随分遅かったのね」
ミユはトーンが低く色っぽい声のお姉さん。
「どこ行ってたの? 遅刻だよ」
リイ軽くて穏やかな声の女の子。
遅刻してやって来た主人公の左右に密着すると
「罰を与える」と告げてから催眠をかけ始めます。

本作品は2023年3月に発売した「誰でもできる!決定版「はじめての」催眠オナニー入門編!」の続編。
姉妹だけど口調が随分違う催眠術師たちがおよそ70分間のエッチなサービスをします。
前作は入門編、今作は中級編となってますがキャラやストーリーに明確な繋がりはなく
それぞれの内容も大幅に違うので未視聴でも普通に楽しめます。

ミユ「この秒針の音に 耳を傾けなさい」
リイ「この時計は 合図だよ」
最大の特徴は色んな音を鳴らすこと。
音声の開始直後にバックで時計の音が流れ始め
それから2分くらい経つと「ぶぅぅぅん」という低周波の音が加わります。
エッチシーンは片方、あるいは両方の耳を積極的に舐めますし
彼女たちのセリフよりも音のほうが存在感は大きいです。

サークルさんは「さらに強めの催眠を心がけました」とおっしゃられてますが
全体を10とするなら催眠と呼べる要素は0.5くらいです。
詳細はこれから説明しますが催眠音声と思って聴いたらたぶんガッカリします。
私はこの音声を聴いて催眠にまったく入れませんでした。

解除音声が入ってないところを見ると
サークルさんご自身も本作品は催眠音声じゃないと認識されてるようです。

特別な事情でもない限り催眠音声で最後に解除をしないことはあり得ませんからね。
そんなわけで「催眠には期待しないでください」と最初にはっきり言っておきます。
音を使ってリラックスする催眠
サークルさんが催眠と呼んでるシーンは15分間。
楽な姿勢で時計の音、低周波の音、彼女たちの言葉に耳を傾けます。

「目の前は もう真っ暗 視覚はもう必要ない 少しの不安と 膨らむ期待 感覚が 徐々に研ぎ澄まされていく」
催眠はもう始まってると告げてからカウントに合わせて鐘の音を鳴らし
それと同時に聴き手は目を閉じ、彼女たちは暗示っぽいセリフを投げかけます。
そしてその後は好きな食べ物をイメージしながら深呼吸を続けます。

一見すると催眠っぽいですけど暗示がとにかく少ないです。
直前に挙げたセリフ以外には数える程度で
開始したら終了まで無意識に働きかけ続けるのが大前提な催眠とは作りが大きく違います。
暗示をたまに入れる程度で催眠に入れる人はそうそういません。
仮に入れたとしても途中で解ける可能性が高い構造なので、正直よろしくないと私は見てます。

あと2人の設定が双子だから双子催眠をかけると思う人がいるでしょう。
これについては前作と同じく1人でできる催眠を2人が手分けしてやってるだけです。
例えばひとつのセリフを文節ごとに分けて左右交互に言うとかですね。
本物の双子催眠はそれぞれの役割が独立してて別のことを同時にやるように組み立ててます。

終盤の5分間はエッチに向けた準備。
先ほどイメージしたご馳走に聴き手自身がなり、2人が左右同時に耳を舐めてそれを味わいます。

「何も考えずに ただ気持ちよくなれるのなら そのほうがいいに決まってる 君は 私たちの ご馳走」
ここもちゅぱ音を聴くほど気持ちよくなる暗示を入れるわけではなく
ちゅぱ音をひたすら鳴らしながらその合間に軽く状況説明する同人音声に近い内容です。
それぞれの音に感覚を操作する暗示を入れてから鳴らしたら随分違ったでしょう。

「催眠っぽいことをしてる何か」としか表現できない行為です。
古典催眠、現代催眠どちらにも属さないことをやってますし
聴き手をリラックスさせたり深化させる要素にも乏しいです。
深呼吸を3分くらい続けただけで催眠と呼ぶのはさすがに無理があります。
時間が15分しかないなら王道の技法を駆使して誘導したほうが今よりもずっと深く入れます。

販売ページの説明文には「古典催眠と現代催眠を組み合わせてる」と書いてあります。
ですがセリフの言い回しは大部分が普通の会話でそう言える根拠が見つかりません。
あと勘違いされると困るので言っておくと、そもそも古典催眠の暗示で命令形は使いません。
命令口調だと大抵の人は抵抗を感じるので、そうならないように配慮した表現で暗示を入れます。

命令系で話してる時点でそれは暗示じゃないから「本作品の暗示は少ない」と言ってるわけです。
そして暗示が少なければ少ないほど聴き手を催眠状態に持っていくのは難しくなります。
なんでわざわざ催眠にかかりにくい作りにしてるんですかねぇ…。

他にも指摘しないといけないところが多すぎて
全体を抜本的に見直さない限り催眠にはなれないと思います。
ちゅぱ音まみれの高密度なエッチ
エッチシーンは3パート48分間。
プレイは耳舐め、キス、乳首舐め、乳首オナニー、吐息責め、オナニー、SEX(正常位?)です。

オナニー、SEXの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。
セルフはありです。

リイ「大丈夫 息を整えて 今は舐められる喜びだけ 感じるの」
耳舐めを交えた催眠で主人公の心と体をとろとろにした姉妹は
引き続き両耳舐めしながら今度は乳首とおちんちんも気持ちよくします。

エッチはSEXは彼が、それ以外は彼女たちが責めます。
最初の「【2】催眠乳首舐め&手コキ地獄(約20分)」はセルフ形式。
両耳舐めから入り5分ほど経つと乳首舐めや乳首オナニーを加えます。
そしてさらに10分後にはオナニーもやって心身の興奮を高めます。
時計の音や低周波音は引き続き流れます。

「まるで 活き造りのお魚みたいに ビクビク ビクビク 痙攣が収まらなくなってきた」
パート名に「催眠」が入ってるからようやく催眠をかけ始めるのかと思いきや
実際は先ほどと同じく暗示をたまに入れながら耳舐めのちゅぱ音をたっぷり鳴らします。
プレイ中は囁き声で話すからそれぞれの音を聴きやすいです。
片方が耳舐め、もう片方が吐息責めをやるなど2人の連携が取れてます。

オナニーについては耳舐めや吐息責めの合間に乳首は「くりくり」
おちんちんは「シコシコ」の掛け声を出します。
後者は効果音も鳴るのでオナサポとして使うぶんには割と良いです。

続く2パート28分間は射精シーン。
「【3】ドロドロトリップ3P(前編)(約15分)」は両耳舐め、オナニー、SEXで1回
「【4】ドロドロトリップ3P(後編)(約13分)」は両耳舐めとSEXで3回出します。

「今から入るのが どちらのおまんこか 当ててごらん?」
ここでのSEXは2人が中央から同時に吐息メインの喘ぎ声を漏らします。
姉妹のどちらと繋がってるのかを曖昧にしてどちらでも楽しめるようにする演出です。
声の担当は大山チロルさんですが、オホ声は一切漏らさず吐息をかなり多く漏らしてました。
同時にやる耳舐めも聴きやすくするためにわざと抑えたのかなと。

射精は毎回カウントを数えてタイミングを教えてくれます。
片方は数える役、もう片方は吐息責めと「イク」の連呼をする役を分担してました。
催眠音声のカウントとは使い方がまったく違うので、同人音声のエッチと見るのが妥当です。

このように、耳舐めを至るところでやりながらオナニーやSEXをする密度の高いエッチが繰り広げられてます。
耳舐め好きなら
催眠音声よりも催眠っぽい要素を取り入れた同人音声と呼ぶのがしっくりくる作品です。

ミユとリイは予定の時間より遅れてやって来た主人公に罰を与えようと
まずは深呼吸や両耳舐めと同時に時計の音や低周波音を流してリラックスさせます。
そしてその後は耳舐め+オナニー→耳舐め+SEXと繋いで何度も射精へ追い込みます。

姉妹の催眠術師が協力して耳とおちんちんを気持ちよくするシチュ
ほぼ全編で時計や低周波の音を流す変わった作り
多くのシーンで片耳舐めや両耳舐めをする音重視のエッチ。
前作とは内容を大幅に変えた催眠軽視の作品に仕上がってます。

本作品を聴き終えた直後の感想は「どうしてこうなった?」です。
前作は気になるところもありましたが一応催眠音声と呼べるものになってました。
しかし今作はそもそも催眠音声にすらなっておらず大幅にパワーダウンしてます。
シリーズの続編なら前作の特徴を受け継いだうえで品質を上げるのが望ましいですから
それと真逆の路線を歩んでることが残念でなりません。

耳舐めを結構やるから耳舐め音声として楽しめるところはあります。
でもサークルさんが催眠音声として売り出してる以上、そこを見て私は評価します。
解除音声すら入ってませんし、何を根拠にこれを催眠音声と呼んでるのか本気で理解に苦しみます。

射精シーンは4回。
ちゅぱ音多め、くちゅ音と吐息それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上を踏まえて今回は大変厳しい点数とさせていただきました。

CV:大山チロルさん
総時間 1:10:03

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

追記
2023年8月6日まで20%OFFの1056円で販売されてます。



サークル「ボトムズ」さんの催眠?音声作品。

今回紹介する作品は、声と態度は上品だけど性格は腹黒いお姉さんが
電子ドラッグを使った独特なエッチで性的快感と堕ちる快感を与えます。

音声のほぼ全編で複数の音を流し続けるのが特徴で
メトロノームのような音、水面が揺れる音、風っぽい音など
違うタイプの音を共存させ、さらにシーンによって音量や強弱を変えて射精に追い込みます。
一般的な催眠音声とは作りが大きく違いますから、催眠には期待せずに聴くことをおすすめします。
音を使って気持ちいい世界へ
ナビゲーターの声や音を聴きながらオナニーするお話。

「それでは電子ドラッグの処方を開始致します」
ナビゲーターは丁寧語で話す上品な声の女性。
主人公にこれから使う電子ドラッグの効能を教えると
注入を開始してから目を閉じるように言います。

本作品は他国だと違法の電子ドラッグを扱ってる彼女が
それに興味を持った彼におよそ60分間の気持ちいいサービスをします。
風俗店とは違うので彼女が直接触れるシーンはほとんどなく
色んな音を流しながら言葉責めもして射精感を煽ります。

「トラウマとトリップをちゃーんと直結させて お精子ぴゅーぴゅー飛び散らしなさいね?」
タイトルに「催眠音声」が入ってますけど催眠をかけるシーンは特にありません。
言葉責めも「イケ」とか同人音声で使われるものが中心です。
暗示と呼べるセリフが一応あるにはありますけど、ほんの少しで効果は薄いと見てます。

わかりやすく言うと、本作品の内容はシロイルカさんが以前やってたエセ催眠にかなり近いです。
催眠音声で使われそうな音を流して「催眠音声ですよ」と言ってるだけなので
催眠を多少なりとも勉強してる人なら違うことはすぐわかります。
最後の解除音声が解除になってないところを見ると(一息ついてストレッチするだけ)
サークルさん自身も催眠をかけてないと自覚されてるようです。

ただ作中で鳴る音に関しては結構レベルが高いです。
「カチカチ」というメトロノームみたいな音、水面がちゃぷんと揺れる音
「ごー」という風が吹き抜ける音を組み合わせて臨場感を出します。
そしてある程度経つと自動車や電車が加速する時のような「ぎゅいーん」という音も加わります。

これらの音を聴いて恍惚感が湧いてくる人はいるんじゃないかなと。
でも催眠音声は催眠の技術を駆使して聴き手を気持ちよくする媒体ですから
そのルールから外れてる時点で催眠音声として評価するのは難しいと私は考えてます。
当サイトで催眠音声側に分類してるのもサークルさんの意思を尊重しただけです。
音を組み合わせた独特なエッチ
2分程度の雑談をした後から始まる「01.アイス好評です(約8分)」はエッチに向けた準備。
前項で紹介したメトロノーム、水面、風の音を同時に流しながら
「ぶぉんぶぉん」とうねる音も混ぜてナビゲーターが話しかけます。
音量は通常よりも小さくすることを推奨してます。

「はい。音響効果を用いた電子ドラッグはセックスの十数倍の快感が伴います」
「ゆっくり大きな呼吸を心掛けてみて下さい。息を吸う時は女のヴァギナに吸い付くように。息を吐く時は女の唇を弄ぶように」

そして彼女は電子ドラッグの効果をわかりやすく伝えて期待を膨らませます。
SEXより10倍気持ちいいとか、多くの人が利用してるなど通販で使われそうなフレーズが色々ありました。
深呼吸もしますけどほんの少しですし、クンニのイメージを絡めるから興奮させる意味合いが強いです。
音自体はどれもエロくないので興奮するかどうかは人それぞれだと思います。

その次から始まるエッチシーンは2パート28分間。
プレイはオナニー、言葉責め、キスです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「取り繕わなくても大丈夫ですよ。いつもどんな風に触られておられますか? ええ、問題はありません。オナニーは皆がするものですので」
電子ドラッグを使って主人公の心と体を多少とろとろにしたナビゲーターは
いよいよおちんちんを自由にいじらせて別の快感を与えます。

エッチは具体的な指示はほとんどせず、見られてることを意識させたり言葉責めします。
最初の「02.キメオナ(約20分)」はトリップ感に浸りながらオナニーするメインパート。
ここからは「ぎゅいーん」という加速音を投入し
それのトーンを上げ下げしたり鳴らす間隔を変化させて射精感を煽ります。

「格好いいですよ。とても似合っています。表情もセクシーで素敵です。皆に見て貰いましょう」
「とっとと精子出しなさい♪ 「もう無理」「もう出ない」 そんな言葉は聞き飽きました」

そして彼女も少しずつ本性を現します。
パート前半は彼のおちんちんやオナニーを惚れ惚れした表情で眺めてたのが
射精が近づくとM寄りの言葉責めをして上手に追い込みます。
右から「イケ」、左から「ダメ」と言うシーンもありますし後になるほど意地悪な顔が強くなります。

射精シーンになると加速音のトーンが上がるので、それにつられて盛り上がる人もいるでしょう。
オナニーはほぼ自由にやらせるからオナサポ成分は低いです。
催眠暗示と呼べるセリフもごく僅かですし、同人音声にかなり近いプレイかなと。

もうひとつの「04.電子ヤク漬け(約8分)」は意地悪度が高めの内容。
やることは引き続きオナニーですが、彼女のセリフが先ほどよりもきつくなります。

「オチンポシコシコぴゅっぴゅっぴゅw オチンポシコシコぴゅっぴゅっぴゅw」
具体的には特定の淫語を連呼する淫語責めが中心になります。
電子ドラッグで快楽堕ちする快感も与えるなど、調教や洗脳と呼ぶのが相応しい責め方です。
射精シーンは2回ありますけど時間が短いので1回に絞ったほうがいいでしょう。

このように、特殊な音と言葉責めを組み合わせたM向けのエッチが繰り広げられてます。
コンセプトは面白いのだが…
音の扱い方にこだわってるところは評価できる作品です。

ナビゲーターは電子ドラッグに興味を持った主人公を快楽漬けにしようと
穏やかな声と態度で接しながら4~5種類の音を同時に流して陶酔感を与えます。
そしてエッチの序盤は優しく接してたのが、中盤に入るとSっ気を強化してマゾ心をくすぐります。

穏やかで腹黒いナビゲーターが電子ドラッグを使って男性を奴隷にするシチュ
催眠の技術ではなく音を中心に据えてリードする作り
オナニーのやり方はほぼ聴き手に任せ、彼女は言葉責めに力を入れるエッチ。
全編を通じて何らかの音を鳴らして通常とは違う世界を作り上げます。

私は別にこういう作品を否定する気はありません。
音声作品において音は大事な要素ですから、それを磨き上げることをむしろ歓迎してます。
レビューの序盤で挙げたシロイルカさんも同人音声として見るなら面白いものを持ってます。

でも催眠をろくにかけない作品を催眠音声と呼ぶのはさすがにどうかと思います。
F・A・Sさんのように音を積極的に組み込んだ名作を出してるサークルさんもいますから
それらを手本にしてきちんと作れば今よりもずっと良いものになったでしょう。
例えば事前に催眠誘導をしてからひとつひとつの音に暗示を込め
タイミングよく鳴らしていけば聴き手の快感を操作できます。

射精シーンは3回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回は厳しい点数とさせていただきました。
EXパートは裏verです。

CV:琴音有波さん
総時間 1:11:45(本編…52:15 EXパート…19:30)

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります



サークル「おかしのみみおか」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、ビッチそうに見えて実は百合専門な女の子が
以前自分を振った先輩にエッチな仕返しをします。

女体化誘導をするのにセルフ主体になってるのが特徴で
縄で股間を縛って食い込ませる、ニンジンをアナルへ挿入して出し入れするなど
SMに近いプレイをやりながら合計3回の射精へ追い込みます。
大好きな先輩を自分のものに
後輩に催眠をかけられアブノーマルなエッチをするお話。

「アタシは悪魔と契約をした。大好きな先輩を私だけのものにしたくて」
後輩は砕けた口調で話す穏やかな声の女の子。
悪魔と契約して大好きな主人公を男に変えたことを独白すると
自分と一緒にいる時だけは女の子に戻って欲しいと言います。

本作品は男性よりも女性とエッチするのが好きな彼女が
以前振られた彼におよそ90分間のエッチな催眠をかけます。
主人公は元々女性でしたが、彼女が契約した悪魔の力によって今は男性の体になっており
再び女体化させてからエッチする変わった展開になってます。

最大の特徴は女体化なのにオナニーや射精をよくすること。
エッチの中盤でおちんちんを生やしてからそれをしごく指示を出して3回の射精を味わわせます。
それ以外の部分は女性のままですからふたなりになりますね。
オナニー以外のプレイも割とぶっ飛んでて彼女の歪んだ性癖がよくわかります。

催眠はおよそ17分間。
楽な姿勢で目を瞑り、まずは深呼吸したり彼女から漂う香水の匂いを嗅ぎます。

「甘酸っぱくて 蜂蜜みたいで 嗅いでいると 思考がどんどん溶けていくの」
この香水には彼の体を女性へ戻す効果があるらしく
そのことを話しながら意識のぼやけが強くなる暗示を入れます。
どんな匂いかも教えてくれますし、人によっては何か匂いが漂ってくるかもしれません。
脱力はほとんどせず心のリラックスに専念します。

後半の9分間は本題の女体化を行います。
10カウントを刻みながら主人公が女性として歩んできたこれまでの出来事を語り
それから自分の体を確認して心身両面を女性へ変えます。

「あなたに叱られたのが あたしは嬉しかった」
ここでは彼女がなぜ彼をそこまで好きなのかや、女性だった彼が彼女を振った経緯にも触れてます。
この内容なら彼女が振られるのも仕方ないかなぁと。
それでも諦めないところに想いの強さを感じます。

前半はリラックスと深化、後半は女体化をするコンパクトな催眠です。
女性だった自分を思い出させることを目的に
深呼吸から入って香水のイメージを交えた深化、そして自分が成長する様子を話す女体化と進めます。

彼が元々女性だからでしょうけど、男性の体を女性に変えるのではなく
女性だったことを認識させる方針で進めてました。
リラックスや深化が弱いせいで催眠のかかり具合は悪かったです。
女体化は割と良いのでその前の準備をもっと丁寧にやったほうがいいと思います。
女性の体で何度も射精するエッチ
エッチシーンは4パート61分間。
プレイは服を脱ぐ、股間に麻縄を巻きつけて食い込ませる、おちんちんを生やす、オナニー、乳首オナニー、ニンジンの葉で体を撫でる、アナルへニンジンを挿入するです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「あなたのクリトリスと 割れ目と お尻の穴に 硬く大きな結び目が当たる それは俗に言う股縄」
催眠を使って主人公を女性の体に戻した後輩は
服を脱がせてから麻縄を股間にくくりつけて何度も引きます。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の「03_プレイパート1(約23分)」はおまんこを責めてイかせる女体化らしいプレイ。
クリトリス、おまんこ、アナルに結び目が当たるように縄を巻き
それを食い込ませてドライと放尿を同時に味わわせます。

「『ほら』と言うたび 股縄が強く引かれる 快感がゾクゾクと背筋を這い上がり 気が遠くなる」
彼女は以前主人公が自分を振ったことを根に持ってるのでしょう。
だから一般的なプレイはほとんどやらず、SMに近いプレイをして鬱憤を晴らします。
このパートは麻縄をおまんこに食い込ませてる様子を実況しながら
その感覚を主観視点で伝えて絶頂感を高めます。

「ほら」を言いすぎてるのが気になりましたが
プレイの個性は強いし、彼女の歪んだ性格もきちんと反映されててキャラが立ってます。
他のパートも含めて絶頂シーンが長めに取られてますから
上手く催眠に入れれば股間を中心に快感が湧いてくるかもしれません。

続く3パート38分間はセルフ中心。
「04_プレイパート2(約16分)」と「05_プレイパート3(約6分)」はオナサポ形式でするオナニー
「06_プレイパート4・解除(約16分)」はニンジンをアナルへ挿入したまま軽いオナニーをします。

「全身が火照り 熱くなる 肌が敏感になり 空気に触れるだけで ビリビリと 快感が生まれては 背筋へ抜けていく」
04~05はシコシコボイスや「しゅっしゅっ」「アップ ダウン」といった掛け声を小まめに言い
その合間に気持ちよくなる暗示を入れる指示重視の作りです。
おちんちんを生やした後は普通にしごきますから女体化らしさはかなり薄れます。
個人的にはセルフ主体にするならわざわざ女体化する必要はないと思います。

「急に大きなものを押し込まれて お尻の穴がちょっぴり避ける 鋭い痛みが お尻の穴から下の先へ抜けていく」
06パートは痛みや苦しみを前面に押し出してるのが引っかかりました。
ニンジンをアナルへ挿入した後から「痛い」と何度も言います。
催眠音声でこの手のプレイをする場合「痛みもあるけどすごく気持ちいい」みたいに
痛みよりも快感のほうが目立つようにセリフを組み立ててぼかすことが多いです。
血が出てるのに彼女は嬉しそうに責めてますし、愛情表現よりも単なるいじめに映りました。

実際に聴いた感想ですが催眠、エッチいずれも気になるところが色々ありました。
まず催眠は時間が短い、リラックスや深化が軽いといった入りやすさに難があります。
女体化は通常の催眠よりも工程がひとつ増えるので、余程上手い人でもない限り短時間でやるのは難しいです。
(通常はリラックス→深化、女体化はリラックス→深化→女体化)

エッチは4パート中3パートがセルフだから女体化した状況を活かせてないし
オナニー以外のプレイも癖の強いものばかりでかなり人を選びます。
後輩が百合好きなら普通に女性同士でイチャイチャすればいいんじゃないでしょうか。
「おちんちんに触りたくない」と言ってるのにわざわざ生やすのが不可解です。
セルフ主体の女体化作品
女体化作品ではまずやらないプレイを中心に据えてるM向けの作品です。

後輩は以前振られた主人公を自分だけのものにするために
まずは催眠を通じて本来の女性の体へ戻します。
そしてエッチは序盤は緊縛、中盤以降はおちんちんオナニーを重点的にやります。

見た目はギャルだけどヤンデレのような性格をしてる後輩が
好きだった先輩に催眠を交えたアブノーマルなエッチをするシチュ
リラックスや深化は軽めにして女体化に力を入れてる催眠
4パート中3パートでオナニーや射精をする女体化では珍しいエッチ。
他のサークルさんでは見かけないような要素を積極的に盛り込んで個性を出してます。

本作品を聴いて一番感じたのは「各要素が噛み合ってない」です。
女体化誘導したのになぜかオナニーばかりしてることや
後輩が主人公を愛してるのにいじめるようなプレイを嬉しそうにやることが挙げられます。
聴いてておかしいと感じる作品は催眠も自然と解けてしまうので
もっと整合性をつけて組み立てたほうが高品質になったと思います。

絶頂シーンはドライ1回、射精3回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:和泉ゆきなさん
総時間 1:37:56

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

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追記
DLsiteで2023年2月13日まで70%OFFの363円で販売されてます。
FANZAは1月31日まで50%OFFの605円で販売されてます。
その場合の点数は5点です。



サークル「雷夢」さんの(一応)催眠音声作品。

今回紹介する作品は、主人公の内面にある女性要素を具現化したお姉さんが
強い女体化願望を持ってる彼の願いを幅広いエッチで叶えます。

時間、内容いずれもエッチをものすごく重視した作りになってるのが特徴で
催眠と呼べるシーンは約6分と非常に短い代わりに
こっそりオナニーする、女子生徒とイチャイチャする、電車内で多くの男性に痴態を見せるなど
パートごとにシチュや登場人物を変えて色んな快感を味わわせます。
4つのシチュで女の子を体験
女の子になりきって色んなエッチをするお話。

「誰を見てるの? 風に揺れる長い髪 つい目で追いかけてしまう」
アニマは素朴で可愛い声の女の子。
注意事項や自己紹介といった前置きはすべて省略し
早速主人公の中にある密かな願望を語ります。

本作品は彼の心に眠ってる女性人格を具現化した彼女が
およそ90分に渡るエッチで彼の女性願望を叶えます。
オナニー、百合プレイ、親友との王道SEXとパートごとに内容を切り替え
その様子を実況しながら主観視点で快感を伝えてドライオーガズムに導きます。

レビューの最初に「(一応)催眠音声」と書いた一番の理由は
作中で彼女が聴き手に催眠をかけるシーンがないからです。
最初の「シーン1 プロローグ」では音楽を流しながら彼の女体化願望について話したり
女性になって街中を歩いてるイメージをして心の準備をします。
そして次の「シーン2 深層催眠導入」では催眠誘導ではなく女体化誘導を始めます。

一般的な女体化催眠音声はまず何らかの技術を使って催眠状態へ持っていき
それから女体化の暗示を入れたりイメージを使って気持ちよくします。
しかし本作品にはその土台となる部分がないので、残念ながら不完全な構成になってます。

ただし、エッチの実況や表現方法については催眠音声のそれに近いです。
だから「サイニィコンディショナー」などの催眠をかけてくれる音声を先に聴いて
それから本作品に移ればたぶん楽しめるんじゃないかと見てます。
エッチも催眠関係なしだったら同人側で紹介しますけど、そうじゃなかったので催眠側に分類してます。
女体化誘導だけする催眠
本作品で催眠と呼べるシーンはおよそ6分間。
それはシーン2にありまして、主人公が自分の体を触りながら女の子になったことを実感します。

「あなたがもっと女の子になりたいって思えば もっともっと女の子の体に近づいていくの」
「あなたの敏感な部分に ゆっくりと ほら そうして触れていくと 変わっているのは骨格だけじゃないのがわかるでしょ?」

骨格、声、胸、性器など性差が出やすい部分に焦点を当てながら
彼がいじる様子を語ったり心を開放する手伝いをして女の子気分に浸らせます。
催眠をかけずにセルフプレイをやるので、なりきりたい場合はイメージだけにすることをおすすめします。

催眠をかけずにこれだけやってもさすがに無意味でしょう…。
女体化催眠音声は聴き手を女性になりきらせるために結構理詰めで組み立ててます。
それを完全に無視して好き放題やっても効果はまず見込めません。
サークルさんがどういう意図でこの誘導をされてるのか本気で理解に苦しみます。
シチュが多彩なエッチ
エッチシーンは57分間。
プレイはオナニー、乳首責め、手マン、貝合わせ、キス、耳舐め、素股、SEX(正常位?、対面立位?)、フェラです。

手マン、貝合わせ、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフは一応ありですがやらないことをおすすめします。

「外から与えられた刺激なのに 中から溢れて 太ももからそわそわとしていくオーガズムを感じるの」
何らかの手段で主人公を無事女の子に変えたアニマは
そのままクリトリスに触れさせて今度は女性の快感を教えます。

エッチは彼女が案内役を務め、他の人物たちとイチャイチャします。
前半の2パート27分間は男性を絡めずに楽しむプレイ。
「シーン2 深層催眠導入(約11分)」はオナニー
「シーン3 クラスで人気の女子と熱烈百合プレイ…(約16分)」は
放課後の教室で別の女の子とソフトな接触、乳首責め、手マン、貝合わせをします。
シーン2は序盤が女体化誘導、中盤以降がエッチの構成です。

「子宮までじんじんして 熱いのが止まらない おまんこがとろとろで 気持ちいい気持ちいい」
そしてここからは実況を挟みながら聴き手視点で気持ちよくなる暗示を小まめに入れます。
カウントを数えてから鈴の音を鳴らして感度強化するアプローチが何度も出てきます
エッチシーンだけを見れば割と催眠音声らしくなってると私は思います。

「くっつけるだけでも気持ちいいのに 一番敏感な女の子の部分 クリトリスがお互いに触れ合うだけで ビリビリ電気が走るみたいに」
特にシーン3は百合特有の甘さをセリフで醸し出したり
男性相手だとできないプレイを取り入れて女性になった気分にさせてくれます。
ちゅぱ音や効果音も鳴りますし、催眠に入ってさえいれば楽しめそうな雰囲気を持ってます。

後半の2パート30分間は男性を相手にするプレイ。
「シーン4 かつて男だった時の親友と…(約15分)」は自宅で男性時代からの親友と
「シーン5 電車に乗って遠くへ(約15分)」は電車内でおじさんとSEXします。

「男らしくされるたびに 自分が女らしくなっていくようで 声が 止まらない」
前者は青春らしい初々しくて甘酸っぱいエッチが味わえます。
キスを5分くらい続けてから素股→SEXと繋ぐスローな展開で
お互いにどう進めていけばいいか戸惑ってる様子が窺えます。
SEX中は自分が女性になったことを強く実感させるなど、暗さや重さがまったくなくて甘いです。

「見て? いやらしい私の姿 いいよ しごいて おちんぽしごいて」
それに対してシーン5は痴漢されるのではく痴女として振る舞うアブノーマルなプレイ。
自分が注目されてるのを知ったうえでパンツを見せて誘惑し
それに食いついてきたおじさんを相手にフェラやSEXをします。
他の男性たちに精液をぶっかけられるシーンもありますし
現実世界ではまずできないことをやって満足感を与えます。

実際に聴いた感想ですが、催眠をかけないという致命的な弱点を抱えてますけど
エッチだけを見れば「割といいんじゃないか」と言えるものを持ってました。
最初の2パートを聴いた時は同人側で紹介するしかないと思ってたのに
エッチに入ると盛り返してきてサークルさんが催眠音声と呼ぶのもなんとなく頷けます。

でもこの内容だったらちゃんと催眠をかけて欲しかったですね。
それさえやってれば今よりも遥かに高品質な作品になったでしょう。
良いところを持ってるからこそすごく残念に思います。

あとカウントを数える時は毎回中央で流すのですが
アニマのセリフと位置が被ってて聴き取りにくくなってました。
セリフは右、カウントは左みたいに場所をはっきり分けたほうがいいでしょう。
カウントを数える頻度はかなり高いので聴きやすさにも気を配って欲しいです。
エッチ特化で幅広い作品
催眠誘導はアレですがエッチに光るものを持ってる作品です。

アニマは強い女体化願望を持ってる主人公の願いを叶えようと
まずは女の子になりきって街中を歩くイメージや、体に触りながら変化を伝える誘導をします。
そしてエッチはパートごとにプレイ内容や相手を変えながら
その様子をわかりやすく実況したり気持ちよくなる暗示を入れてドライへ追い込みます。

自分の中にある女性人格が軽い催眠と色んなエッチをするシチュ
催眠は時間、内容いずれも非常に軽くしてエッチに力を入れた作り
百合、純愛、痴女と幅広い状況で違うプレイをする充実したエッチ。
同人メインのサークルさんなだけあってエッチ重視で組み立ててます。

雷夢さんの催眠音声を聴くのはすごく久しぶりだったので
以前聴いた時からどう変わってるのか内心期待してました。
そして催眠における基礎の基礎すらできてない状況を見てがっかりしました。
私は評価が甘めのレビュアーですが、本作品の催眠誘導に関しては褒められる場所がありません。
催眠をかけてくれるのが催眠音声なのに、そこを端折ったらそう言うしかないです。

絶頂シーンは4回。
淫語それなり、くちゅ音とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:思ちぽさん
総時間 1:29:57

オススメ度
■■■□□□□□□□ 3点


体験版はこちらにあります

FANZAの体験版はこちら
FANZAの体験版はこちら

追記
DLsiteで2022年11月18日まで30%OFFの847円で販売されてます。
その場合の点数は4点です。



サークル「MayThird」さんの(一応)催眠音声作品。

今回紹介する作品は、オカルト研究会の会長をしてる穏やかな女性が
とある噂を聞きつけてやって来た男性に変わったエッチをします。

怪談をしてからその主人公になりきってM向けのプレイをするのが特徴で
催眠をかけるよりも信頼関係や没入感を高めて彼女の命令を受け入れやすい状況を作り
エッチは乳首オナニー、PC筋トレーニング、露出のイメージで心身をバランスよく盛り上げます。
怪談で冷やしてからエッチで温めるサービス
飯綱 天狐(いいづな あまね)が2種類の怪談とエッチをするお話。

「それじゃあ 早速始めていくね なになに? 緊張してるの? もしかして こういうこと初めて?」
天狐は穏やかな声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項やあらすじを説明すると
ロウソクの明かりをつけてから部屋の電気を消します。

本作品は将来ホラー作家になりたいと思ってる彼女が
「怪談話を聞けばお礼にエッチなことをしてくれる」という噂に興味を持った彼を
およそ90分間の独特なサービスでもてなします。

「あなたは選ばれたの だから私が連れて行ってあげる」
前半の催眠パートは怪談しながら少し暗示を入れ
後半のエッチは物語の主人公になりきって乳首オナニーする、といった具合に
乳首好きなサークルさんの特徴を出しつつ怪談と絡めて個性を出します。
詳細は後で説明しますが露出好きな人にはかなり向いてます。

ちなみに怪談はものすごく怖いものではなく
多少のスリルやゾクゾク感を与えるあたりに留まってます。
余程苦手な人でもない限り大丈夫でしょう。

催眠については一般的な催眠音声のようにしっかりかけるシーンはなく
怪談しながらところどころで暗示を入れる軽いアプローチをします。
エッチも暗示より指示や命令のほうが多いので、深い催眠に入れる可能性は低いと見てます。
最後の解除音声で暗示を解除する動作をほとんどしてませんし
サークルさん自身もガチな催眠音声とは思ってないのが窺えます。

私が聴いた時も催眠に類する感覚はあまりしませんでした。
ただし、彼女との信頼関係や没入感の向上は実感しやすいです。
ボイスドラマとしての面白さはあるので、催眠に期待しなければ割と楽しめると思います。
物語の世界に引き込む催眠
催眠は3パート36分間。
最初の「02_導入パート」は蛇と男の子が登場する怪談を聞きます。

「ゆっくり ゆっくりと右腕に巻き付いて 二の腕近くまで絡みついてくる 右腕が締め付けられて すごく重い 金縛りにあって動かせない腕が さらに重くなって動かない」
途中で怪談の主人公が蛇に手足へ巻き付かれるシーンがあるのですが
上のように聴き手が実際にそうされてる感覚が味わえるような表現で話します。
イメージを絡めた手足の脱力をしてて上手く活用してるなって思いました。

怪談の主人公をわざわざ「あなた」と呼ぶことも含めて
聴き手を怪談の世界へ案内する工夫がされてます。
怪談を扱ってる催眠音声はほとんどありませんからなかなか個性的と言えます。

次の「03_催眠パート」と「04_深化パート」はもうひとつの怪談。
ある祭りに関する情報を入手した記者が現地へ赴き
取材したりそれに参加する様子を丁寧に語ります。

「階段を上って3段目 あなたが絶対に守ることは 私に逆らわないこと お狐様の言うことには 絶対服従を誓わなければいけないの」
パート名を見る限りだと催眠をかけてきそうに思えますが
実際は大部分が普通に怪談するだけで催眠と呼べる要素は少ないです。
一応深化パートでは聴き手が怪談の主人公になりきる暗示を入れます。

私は最初の怪談と同じスタイルで進めるのだろうと予想してたので
先に一通り話してから没入させるやり方はもったいないなぁと思います。
物語しながら催眠をかける作品はそこそこありますからね。
怪談と催眠の組み合わせ方に難があるおかげで深い催眠に入りにくくなってます。

ふたつの怪談を順にしながら暗示をちょこちょこ入れるテーマ性の強い催眠です。
聴き手を怪談の主人公に重ね合わせることを目的に
最初は蛇のお話をしながら手足を脱力する、次は普通に怪談を最後までしてから
その中にあった階段を上るイメージに合わせて暗示を入れる、と内容を大きく変えて進めます。

ひとつ目の怪談と同じやり方で誘導してたらきっと良いものになったでしょう。
それをやらなかったのが残念だし不可解です。
怪談自体は面白かったので没入感が高まる感覚はそれなりに味わえました。
ふたつの快感を同時に味わうエッチ
エッチシーンは44分間。
プレイは服を脱ぐ、恥ずかしいポーズ、乳首オナニー、PC筋トレーニング、天狐のおまんこを見る、女の子に責められてるイメージです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。

「ほら よーく見なさい 壇上に立ったあなたの前には たくさんの女の子たちがいるでしょ? 今からあなたは 彼女たちを満足させないといけないの」
怪談を交えた催眠で主人公を祭りの壇上へ案内した天狐は
そこにいる女の子たちの前で服を脱ぎM字開脚する指示を出します。

エッチは終始彼女に言われた通り動きます。
最初の26分間は乳首と前立腺を刺激しながら心も温めるシーン。
ストリップ→恥ずかしいポーズと繋いで見られる快感を煽ってから
乳首を色んなやり方でいじらせて純粋な快感も与えます。

「あなたは儀式が終わるまで その粗末なおちんちんを晒し続けるの」
ここでの彼女は祭の主催者を演じるので上下関係を明確にします。
普段通りの穏やかな声で様々な命令を出したり
女の子たちに裸や痴態を見られてることを意識させて羞恥を煽るシーンが何度も出てきます。
その一方で感度を上げたり気持ちよくする暗示はほとんど入れません。
エッチも引き続き催眠の要素が少ないので「(一応)催眠音声」と呼ぶことにしました。

しかしオナニーはほぼ時間いっぱいやる充実したものです。
乳輪を撫でるところから始まり乳首をつまんで左右に擦る、爪で引っかくなど
強めの刺激が得られるプレイを中心に据えてます。
そしてある程度進むとPC筋トレーニング(おしっこを止める筋肉を収縮させる)が加わります。

何をするか教えた後は言葉責めや実況に専念するので
乳首をいじり慣れてる人じゃないと何をすればいいかわからず戸惑う可能性があります。
普通に乳首オナサポしてたら怪談を活かせませんから
聴き手が物語の主人公になりきれるように働きかけることを重視してます。

続く18分間は絶頂を見据えて追い込みます。
彼女が生のおまんこを見つけながら長めのカウントを数え始め
さらに女の子たちに見られる快感や見せつける快感をくすぐって負け射精に導きます。

本作品の絶頂は少し変わってまして、彼女がカウントを数えてる間は何回イっても構いません。
ただし最低でも1回は絶頂するノルマが課されます。
エッチの最後は射精してるような描写があったので最終目標はノーハンド射精になります。
乳首だけで射精できる人はあまりいないでしょうしドライのほうが簡単かなぁと。

このように、乳首の快感と露出の快感を同時に与えるアブノーマルなエッチが繰り広げられてます。
面白い組み合わせの作品
ホラーと乳首オナニーを融合してる個性的なM向け作品です。

天狐は自分の噂を聞きつけてやって来た主人公を満足させようと
まずは2種類の怪談をしながらその主人公になりきらせてエッチの準備を整えます。
そしてエッチは乳首責めや露出を存分にやって普段よりも強烈な快感を与えます。

穏やかでSっ気もある女性が怪談を盛り込んだエッチで男性を弄ぶシチュ
催眠の技術はあまり入れず怪談をしっかりやる催眠パート
怪談のシチュをそのまま引き継いで露出乳首オナニーさせる破滅的なエッチ。
催眠よりも怪談やエッチの存在感が出るように作品を組み立ててます。

催眠音声に怪談を取り入れる試みを私は結構評価してます。
でも肝心の催眠がイマイチでは全体の評価を下げざるを得ません。
ひとつ目の怪談で良さそうな道筋を立ててるから尚更そう思います。
もっと練り上げて完成度を上げれば面白い作品が生まれる可能性は十分にあります。
エッチは乳首オナニーに特化してるので開発済みなら催眠抜きでも気持ちよくなれます。

絶頂シーンはドライ無制限、射精1回。
淫語そこそこ、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:天野みゆさん
総時間 1:34:23

オススメ度
■■■■■□□□□□ 5点


体験版はこちらにあります

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追記
同人音声として評価するなら7点をつけます。

DLsiteは2022年8月31日まで、FANZAは9月12日まで50%OFFの385円で販売されてます。
その場合の点数は6点です。

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