同人音声の部屋

同人音声および催眠音声について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

カテゴリ: 催眠音声

   ● 【催眠音声】ムゲントランス
   ● オジサマと貴女~言えないオジサマ~
   ● カンスト(再レビュー)
   ● ヒプノ早漏改善クリニック
   ● EUPHORIA-SPREAD VALIS-(後編)
   ● EUPHORIA-SPREAD VALIS-(前編)
   ● 高品質 極上の癒し系催眠音声 ANEMIN -アネミン-
   ● 【バイノーラル】TS催眠 先輩に囁かれながらメスイキするあなた【百合】
   ● はに~ぽっと♪ ver1.9(再レビュー)
   ● 座敷童女と見る夢 ―初恋―


【催眠音声】ムゲントランス

サークル「.␣(Dot-Space)」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
独特な催眠をかけて不思議で心地良い感覚を味わわせます。

催眠状態をできるだけ深めることを目指したアプローチをするのが特徴で
最初は深呼吸や簡単なイメージでリラックスと集中力を高め
その後は2種類の方法でひたすら深化を促しそれらをさらに強めます。
催眠の心地よさは無限大
お姉さんに催眠をかけられ眠りにつくお話。

「本日は、私のトランス体験にご興味をお持ち頂き、誠にありがとうございます」
お姉さんは穏やかで柔らかい声の女性。
音声を聴く際の環境や注意事項を簡単に説明すると
主人公を深い深い催眠に導く準備を始めます。

本作品は催眠そのものの感覚を存分に味わってもらうことを目的に
彼女が45分程度を使って健全な催眠を施します。
催眠誘導の後に何らかの暗示を入れて癒したり気持ちよくする一般的な催眠音声とは違い
催眠深度をひたすら上げていく方針で進めます。

催眠状態を経験したことのある人はご存知でしょうが
催眠に入ったり漂い続ける感覚はなかなか気持ち良いものです。
空に浮かぶ、ぬるま湯に浸かる、全身がどろどろに溶けるなど
聴く作品やその時の状況によって得られる感覚が変わります。

総時間のほとんどが催眠に割かれており、道中のリードも丁寧ですから
催眠音声を聴き始めたばかりの方や入る感覚がいまいちわからない方にも向いてます。
催眠音声は催眠に入らないと始まりませんし、それを応援してくれる作品は非常にありがたいです。

また作中のところどころでBGMが流れます。
ゆったりとした神秘的な旋律に癒しを感じる人も多いでしょう。
音モノのようにそれを催眠に活用するというよりは没入できる雰囲気作りの意味合いが強いです。
少しずつ深めていく催眠
催眠は3パート37分30秒ほど。
仰向けに横になってまずは深呼吸を繰り返し
それから頭の中で光の玉が無限大(∞)の軌道に動くイメージをします。

「息を吸って、吐く というシンプルな行動に、感覚を集中する事で 意識そのものを、トランス状態に近付ける事ができるのですよ」
「さあ、意識は…どうなっていますか? 先程より、何だかくらくら、ぼーんやりと、してきましたね?」

そしてお姉さんは1人でも多くの聴き手が催眠にすんなり入れるよう
深呼吸をする意味を教えたり、何かした後に感覚の変化を確認します。
前者は集中力を高めつつ彼女の言葉を受け入れやすくする
後者は自分が癒やされてることを実感させる、といずれも催眠に欠かせない要素です。

「くーるくーる、くーるくーる そう、意識の光だけでなく、頭まで少し動いてしまうかも、しれませんね」
光の玉を移動させるイメージは「くーる くーる」と言いながら彼女の声も動くのが面白いですね。
頭の中を軽く揺さぶられる感覚がして心地良いです。
この直後にトランスとは何か説明するなど、常に初心者の目線に立ってリードします。

催眠状態を深めていくのはその次から。
初めは眠くなる暗示を聴くのとそれに抵抗する動作を交互に繰り返し
入る準備が十分整ったらとあるキーワードを起点に少しずつ深いところへ落ちてゆきます。

「ぽかぽか、ふわふわ、ゆらゆら 温かい、柔らかい、優しい 今までよりもっともっと強く、意識が吸い込まれてしまいそうになる」
「ほら、意識の中心に、キュッと感覚が集まっていく、はっきりとしていく」

前者はほぼ正反対の暗示を何度も入れる揺さぶりを意識したアプローチです。
落とそうとする時はゆっくり穏やかに、戻そうとする時は素早く力強くと口調が大きく異なり
繰り返せば繰り返すほど意識のぼやけや脳がとろける感覚が強くなります。

18禁と違って催眠誘導が主役だからでしょうけど
最中で使用する技術やイメージが作品独自にアレンジされてます。
例えばこのシーンですと普通の作品は短いカウントを交互に繰り返します。

「『○○』 すーーーっと落ちる この言葉だけで、わずかな意識がゆらゆらっと揺れる、頭からこぼれて、落ちる」
終盤の深く深く入っていくシーンもキーワードをひたすら連呼するのではなく
「落ちる」「混ざる」といった言葉を数多く盛り込んで心地良さと多幸感を伝えます。
ここだけで10分程度ありますから、深化の感覚が今までいまいち掴めなかった人でも
全身がずーんと沈むとか、頭の中のもやもやが強くなるといった不思議な感覚が味わいやすいと思います。

このように、催眠の感覚をひたすら追求した癒やされるサービスが繰り広げられてます。
深く入りやすい作品
催眠を手段ではなく目的にしてる風変わりな作品です。

お姉さんは主人公に催眠の心地よさを存分に味わってもらおうと
わかりやすい説明を挟みながらイメージやキーワードを使ってリラックスと集中力を高めます。
そして単に落とすのではなく相手が自分で催眠に入ったとわかるようにリードします。

最初から最後までほぼ催眠だけを行うテーマに沿った展開
聴き手を完全な受け身にせず、イメージや抵抗など主体的に参加できる要素を交えた作り
深化に十分な時間を割き二段構えで落とす手厚いアプローチ。
18禁に比べて時間に余裕がある状況を活かした取り組みやすい催眠に仕上げてます。

「ほら、ほら、ほら、堕ちる、堕ちる、堕ちる お姉さん達の中に優しく引き込まれる、吸い込まれる、飲み込まれる」
中でも3番目の要素はサークルさんが「ただひたすらに深い深いトランス状態に浸ってもらうことを目的とした」
とおっしゃられてるだけあって時間、内容いずれもこだわってます。
催眠慣れしてる人はどっぷり浸かれますし、そうでない人もそれに多少は近づけると思います。
適度に間を空けながら繰り返し聴くことで徐々に効果を発揮するでしょう。

催眠は技術力の高いサークルさんらしく目的意識を強く持ち
さらに色々聴いてる人も飽きさせないようオリジナリティを持たせて組み立ててます。
これらの合間に入る細かなセリフも信頼関係の構築に役立ってます。

催眠そのものの感覚を満喫したい人、より深い催眠に入りたい人には特におすすめします。

CV:井上果林さん
総時間 42:38

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

オジサマと貴女~言えないオジサマ~

サークル「お嬢さん堂」さんの催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、普段は紳士的だけどエッチでは野性味を見せるオジサマが
催眠を交えたエッチで偶然出会った女性の心を慰めます。

催眠パートでは心の中に溜まった嫌なものを吐き出しながらリラックスさせ
エッチの序盤はゆっくり責めながら優しい言葉をかけて心の距離を近づけるなど
失恋直後の相手を悲しみから開放することを目指した癒し系のサービスを行います。

視聴時に大人の玩具(ローターやバイブなど)を使用するとより楽しめるそうです。
別れは出会いの始まり
神崎明に催眠をかけられ何度もイかされるお話。

「あぁ 目を覚ましたんだね そこに座ってくれるかい?」
明はトーンが低く渋い声のオジサマ。
バーで酔い潰れた主人公を自宅へ運び介抱すると
次の日の朝、目覚めた彼女にこれまでの経緯を説明します。

本作品は失恋の傷を埋めようとしてつい飲みすぎてしまった彼女が
そのお店で偶然彼と出会い、新しい恋に落ちる様子を彼女の立場で楽しみます。
失恋から2人が出会うまでの模様は付属のテキストで紹介し
音声は翌日に彼女が彼の家で目覚めたところから始まります。

「二日酔いは? そう なくてよかったよ 昨日は…苦しそうだったからね」
無抵抗な女性をお持ち帰りするシチュだけを見ると悪いおじさんに映るかもしれません。
しかし実際は家へ送ろうとしたけど住所がわからず仕方なくこうしたり
今回は一切手を出さず朝食を食べさせてから車で送るなど紳士に振る舞います。
そして連絡先だけ教えて彼女が自分の意思で再び会いに来るのを待ちます。

催眠、エッチいずれも傷ついた心を癒すことをテーマに掲げて進めますから
リアルで彼女と同じく失恋したとか、何か辛い思いをしてる人ほど共感できるでしょう。
エッチは割とハードですが無理矢理感は特にありません。
上手に年を重ねた男性らしい気遣いが随所に見られ終始穏やかな空気が漂ってます。

催眠はおよそ6分間。
1週間後、メールで連絡を取ってきた主人公を自宅へ招待した明は
彼女をソファに座らせ深呼吸や脱力させて心身をひとまず落ち着けます。

「君の胸の中にある悲しみも 切なさも 恋の痛手も 息を繰り返すたびに 吐息に溶けていく」
「唇が開いているね いいよ 恥ずかしいことじゃない そのままリラックスしていなさい」

40を超えてるくらいですから彼も今までに似た体験をしたことがあるのでしょう。
彼女が少しでも早く失恋から立ち直れるようそれに合った暗示を入れます。
そして催眠に上手く入れてるのが確認できたらその感覚に浸れるようフォローします。

普段以上に低い声でやや間を空けながら語りかけてくるひと時はとても穏やかに感じました。
一番最後にキーワードを定めて催眠状態を維持しやすくするなど
できるだけ短い時間でエッチの準備を整え、かつ本作品らしさを出すよう工夫してます。

技術自体は深呼吸から入って全身を軽く流す感じの分割弛緩法
そして最後のキーワード設定&カウントと古典催眠をベースに組み立ててます。
現役ヒプノセラピストさんが制作されてるだけあって、言葉と演技の両方が優れており癒やされました。
座って聴くのを想定してますが横になっても大丈夫だと思います。
落差の大きい温かなエッチ
エッチシーンは3パート24分間。
プレイは体の愛撫、乳首責め、クリ責め、手マン、SEX(正常位)です。

手マン、SEXの際に少しだけ効果音が鳴ります。
セルフはありません。

「体の力を抜いていて 服を乱すよ」
催眠を使って主人公の心身を安定させた明は
彼女に許可を取ってから服を少し脱がせ、上から下にかけて体を優しく撫でていきます。

エッチは終始彼がリードします。
一番最初の「愛撫」は性感の向上を目的とした焦らし系のプレイ(約9分)。
頭を撫でるところから始まりうなじ、乳首、性器の順に指でゆっくり刺激します。

「君の髪が好きだ 君の香りも」
「今までどんな男に抱かれてきた? 思い出しながら 俺の愛撫を受けなさい その誰よりも 君を愛してあげよう」

彼は彼女との出会いに運命じみたものを感じてるようです。
体目当てと思われないよう愛撫の最中に自分の気持ちを何度も伝え
今まで出会ったどの男よりも大きな愛で包み込みます。
このパートは催眠暗示を少なめにして雰囲気作りに力を入れてます。

続く2パート15分間は一転して催眠音声らしいプレイ。
「強制絶頂」は主に指で、「強制絶頂(繰り返し)」は男性器で何度も絶頂させます。
ちなみに後者は名前の通りループ再生できる作りになってます。

「体が痙攣する 快楽が背骨を駆け上がる いい子だ 俺の腕の中で咲きなさい これが愛される幸せだ」
「こんなに俺を気持ちよくしてくれて ありがとう」

短いカウントの後に追い込み暗示や優しい言葉をかける連続絶頂形式になっており
その回数は23回と非常に多いです。
1回1回の追い込みが割かし軽いところを見ると、全部でイかせるというよりは
聴き手が好きなタイミングで迎えやすくするためにこうしたのだと思います。
ループさせた場合さらに増えますので体力をそれなりに消耗することが予想されます。

このように、序盤と中盤以降で方針を大きく変えるややハードなエッチが繰り広げられてます。
落ち着きのある恋愛作品
若い男性にはない渋さを備えた癒し重視の作品です。

明はバーで偶然出会い強い興味を持った主人公とより親密な関係になろうと
彼女の気持ちを終始尊重しながらまずは催眠をかけて失恋の悲しさから一時的に脱却させます。
そしてエッチは序盤が性感向上や心の距離を近づけるために敢えて焦らし
中盤以降はさらなる快感と一体感を求めて激しめに愛します。

失恋の直後にやや陰のあるオジサマと恋に落ちるシチュ
心の傷を埋めながら落とすコンパクトでストーリーに沿った催眠
ドラマ性と催眠音声らしさを兼ね備えた温かいエッチ。
作品が持つ特徴や彼のキャラを活かした大人のサービスが味わえます。

彼は自分より年下の彼女とあくまで対等な関係を持とうとします。
経験の差からエッチで主導権を握るものの、相手を気遣い喜ばせる意思を言葉と行為で伝えます。
自分の気持ちも素直に伝えますしとても正直なキャラに映りました。

エッチは催眠の技術を使うところとそうでないところを割とはっきり分けてます。
だから催眠パートの最後にすぐ深化できるキーワードを設定したのでしょう。
効果音はカウントの直後、指や性器を出し入れする時にだけちょこっと鳴ります。

ループさせなかった場合の絶頂シーンは23回。
淫語そこそこ、くちゅ音・ちゅぱ音・喘ぎ声ごく僅かです。

CV:熊田乱さん
総時間 45:31


体験版はこちらにあります

カンスト

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品(男女両用)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第37回目は穏やかでちょっぴりSっ気もあるお姉さんが
催眠音声ではお馴染みの要素を使ってリラックスと快感を与えます。

何をするにもカウントを数えるのが最大の特徴で
催眠誘導時は深呼吸や筋肉の収縮に合わせて何度も数えて心身に馴染ませ
エッチに入ると力強く刻んだり、複数の声を重ねながら不規則に数えて限界突破させます。
数に癒やされ、弄ばれる
お姉さんのカウントを聴いて絶頂するお話。

「こんばんは 今日はあなたに 面白いもので感じて欲しいと思って ここに来たの」
お姉さんは上品で清らかな声の女性。
注意事項やタイトルのカンストに関する簡単な説明をすると
数字を使って主人公に不思議な体験をプレゼントします。

本作品は自分が普段味わってる快感の限界に挑戦することを目的に
彼女が50分程度に渡って催眠をかけたりエッチなサービスをします。
サークルさんが「数字、カウントを題材にした催眠音声作品です」とおっしゃられてる通り
彼女がカウントを数えるシーンがとてつもなく多いです。

カウントは催眠音声だとよく見かける要素で、深化の暗示を入れやすくするための刺激に使ったり
絶頂シーンのタイミングを取るなど補助的な役割を担うことが多いです。
しかし本作品では序盤からカウントそのものに暗示を込め
それを聴けば聴くほど心地よさや快感が広がるように誘導します。

プレイはもちろん、セリフや演出に至るまでエロいと感じるものは一切入れてません。
それなのにカウントが進むに従ってエネルギーがこみ上げる不思議な感覚が味わえます。
ずば抜けた技量を持つサークルさんだからこそ形にできる大変個性的な作品です。

催眠はおよそ28分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは5カウントに合わせて全身の筋肉を収縮させます。
そして同じく5カウント刻みで息を吸ったり吐くのを繰り返します。

「力を入れている時ってしんどいし 疲れるよね でも力が抜ける時 そして抜いた後の今のような状態 すごく気持ちいいよね」
「あなたの無意識は 自然と カウントを聞いていることでしょう」

最初は単に数字を数えてるだけに思うでしょうけど
これを聴き続けていくうちに心地よさやリズムを感じ始めるかもしれません。
彼女もカウントの合間に的確な暗示を入れてリラックスを後押しします。

シーンや状況に応じてカウントの数え方が変わるのもポイント。
例えば最初の力を入れたり抜くシーンでは前者が数字を進めるほどトーンをやや上げ
後者は前者よりも全体的に低い声で後になるほどさらに下げていきます。
数え方にも工夫してるからこそ心と体にカウントが染み込んでいくわけです。
紅月ことねさんの熟練した演技も相まって、開始から10分後にはとても心地よい状態になれました。

カウントの海に身を委ねられるようになったら、それを強化しつつ催眠状態をさらに深めます。
これまでの倍にあたる10まで数える数字を増やし
それを何度も数えおろしながら両方の効果を持つ暗示をバランスよく入れます。

「私が 数えるのをやめても まだまだ 頭に 私の声が こだまをする」
「だんだん 数字が減るごとに ふわふわと落ちるような感覚がする」

これだけ立て続けに数えられたら彼女が数えるのを止めてもその声が残る可能性も十分にあります。
そしてカウント自体に暗示を入れれば催眠状態の維持も容易になります。
数字を数えることにもリラックス効果があるそうですし、テーマのカウントを使って上手に癒してくれます。

カウントに本来の役割と作品独自の役割を持たせてるテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心身がカウントに反応できるようにすることを目的に
漸進的弛緩法から入って深呼吸、そして深化と古典催眠の技法をベースにし
そのすべてにカウントを組み込んで自然と馴染めるようにします。

催眠におけるカウントの使い方を熟知してるサークルさんなだけあって
数えるタイミング、数え方、暗示との組み合わせ方がどれも完璧です。
一見乱発してるように思えるのに実際はきちんと目的意識を持ってるのも素晴らしいです。
エッチが独特なので初心者向けの作品とは言えませんが、催眠に関しては誰でも聴けるしかかれる内容です。
数字の波に押し上げられる快感
エッチシーンは12分間。
プレイはカウントによる絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あなたのリミッターに達するまで カウントがストップするまで 限界にたどり着くまで 行ってみましょう」
催眠を通じて主人公をカウント漬けにしたお姉さんは
そのまま色んなカウントを数え続けてまずは彼を快感の限界まで導きます。

エッチは体の接触をせずカウントだけでイかせます。
最初の5分間は感度強化を見据えたシーン。
10カウントダウンの後に追い込み暗示を入れたり、股間に意識を集中させて快感を蓄積させます。

「ぶわーっと毛穴が広がる 胸の奥から嗚咽がこみ上げそうなほどの快感 ぞわぞわと肌が痺れ始める」
催眠誘導よりもずっと語気を強めたパワフルなカウントが心地よく
微笑を交えたちょっぴりSな態度も加わって体が自然とビクビクしてきます。
私の場合は股間に熱いものがこみ上げてきたり手のひらや脇腹に軽い痺れが走りました。
直接のエロ要素を使わずにこういう感覚を味わえるのが本作品の醍醐味です。

残りの時間はお待ちかねの絶頂シーン。
カウントの数え方、声の位置、同時に聞こえる声の数がめまぐるしく変化し
文字通りカウントの海に溺れさせてドライオーガズムまで持っていきます。

「全身が快感でぷるぷると震えだす 筋肉が無意識に痙攣を起こすように もう何が何だかわからない」
数える間隔を一気に狭め、特定の数字で足踏みして絶頂できる力を蓄え
上限を突き破って突き進むカンストに相応しい責めです。
連続絶頂となってますが明確なタイミングを取るのは最後だけなので
初回はそれに合わせられるように自分をコントロールするのがいいでしょう。

このように、数字と言葉だけでイかせる非常に独特なエッチが繰り広げられてます。
催眠の力を思い知る作品
カウントを使って聴き手の感覚をコントロールする優れた作品です。

お姉さんは主人公に普段以上のリラックスや快感を与えようと
まずは催眠誘導しながらカウントをすんなり受け入れられる体勢を整え
それからカウントを色々変化させて感度や絶頂感を盛り上げます。

最初から最後まで必ずカウントを絡めるテーマに沿った展開
カウントを多く盛り込みつつ催眠の品質やバランスを維持する技術力の高さ
お触りはおろか淫語すら言わずに絶頂させる思い切ったエッチ。
「やるからには突き詰めよう」というサークルさんの意志を感じるサービスが楽しめます。

催眠におけるカウントはただ数えてるだけのように見えて結構奥が深いです。
例えば聴き手に伝えたい内容によってトーン、ペース、語気が目まぐるしく変わりますし
本作品の場合はエッチシーンで特別な使い方がされてます。
数字自体が持つ意味と、それを数える時の雰囲気を組み合わせてこの難しいプレイを成し遂げてます。

はっきり言って全然エロくありません。
でも催眠にきちんと入っていれば十分心地良いし気持ちよくもなれます。
催眠が持つ力を改めて思い知らせてくれたことに感謝したいです。

明確な絶頂シーンは1回。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもありません。

催眠音声では脇役にあたる要素を敢えて主役に据えてる作品です。

CV:女性声…紅月ことねさん 男性声…夜櫻さん
総時間 女性声…53:34 男性声…42:29

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

ヒプノ早漏改善クリニック

サークル「でざいあ~でざいな~ず」さんの催眠音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、穏やかで面倒見のいい女医さんが
催眠を交えたトレーニングで男性の早漏改善を手伝います。

意地悪さを極力薄めた寸止めをするのが特徴で
パートごとにプレイの内容を変えながら間を長めに取ってカウントを繰り返し
寸止め後は射精感が収まるまで深呼吸させて辛さを適度に和らげます。
催眠は正直弱いのでオナサポ要素を含んだトレーニングボイスと捉えたほうが楽しめます。
早漏改善のカギは心
早漏ヒーラーのあんりと協力して射精を我慢するお話。

「あら いらっしゃい ようこそ よく来たわね」
あんりは明るくて整った声のお姉さん。
何らかの理由で早漏を改善したいと思ってる主人公を温かく迎えると
軽く自己紹介してから今回行うセッションの概要を説明します。

本作品は男性特有の悩みのひとつである早漏の克服を目的に掲げ
彼女が60分程度に渡りそれに沿ったエッチなサービスをします。
すぐ射精したらトレーニングにならないので絶頂シーンは1回まで絞り込み
手、口、おっぱい、おまんこを使って責めながら何度も寸止めを繰り返します。

「早漏の改善とは つまり射精の衝動 意識のコントロール」
こう言うと割かし意地悪なプレイに感じるかもしれません。
しかし彼女は終始穏やかな声と態度で語りかけ、医者らしい説明を挟みながらゆっくりじっくり進めます。
そして寸止めの間隔を長めに取ったり直後に心身を落ち着ける時間を設けて負担を和らげます。
射精を禁止する以外は結構サービスしてくれますからご奉仕と呼ぶのが妥当です。

その前段階にあたる催眠も癒し効果のあるものばかり。
心身を十分にリラックスしてからエッチに移るのでノーマルな人でも聴けると思います。
ただし、冒頭でも話した通り催眠の世界にどっぷり浸かるのはおそらく無理でしょう。

催眠はおよそ15分間。
楽な姿勢になり2分程度深呼吸してから簡単なストレッチをします。
そして全身をいくつかのパーツに分けて脱力します。

「胡座の足を合わせ 手のひらも胸の前で合わせ 押し合いましょう」
ストレッチは特定の部位に力を入れカウントに合わせて抜くものと
体勢を変えて広範囲を同時に動かすものを組み合わせて行います。
力が抜けたのと同時に暗示を入れるなど催眠に沿ったことはほとんどしてきません。
でも実際に体を動かすおかげで被暗示性の高低に関わらずリラックスできます。

「右腕から 力が抜けてゆく 肩 二の腕 肘 手首 手のひらから指先 力が溶けるように抜けていき 空っぽな空洞になっていくイメージ」
続く脱力は自分がハンモックで寝そべってる様子をイメージしてから
左右の腕、左右の足、胴体を個別に意識します。
「力が抜ける」「空っぽ」などの暗示も軽く入れてくるので頭がボーッとするかもしれません。
カウントを数える、催眠状態と半覚醒状態を往復させるといった明確な深化は行わずに終了します。

心身のリラックスだけを見据えたシンプルな催眠です。
早漏の改善に重要な意識のコントロールをしやすくするのを目的に
深呼吸から入って漸進的弛緩法っぽいストレッチ、分割弛緩法と古典催眠の技術を組み合わせて進めます。

新規のサークルさんだからでしょうけど指示が充実してる一方で
聴き手の無意識に働きかける暗示が極端に少ないです。
15分で深化させるなら全体的に暗示を多く組み込んだほうがいいでしょう。
あるいは時間を最低でも倍にしてもっと手厚く働きかけるとかです。

私が聴いた時もリラックスはできたけど催眠に入った感覚は特にしませんでした。
深化のアプローチを特にかけてこないことも含めて作りが甘いと思います。
分割弛緩法で落とすなら今よりずっと入念やったほうがいいです。
甘やかしつつきっちり寸止め
エッチシーンは4パート42分30秒間。
プレイは亀頭オナニー、亀頭を擦りつける、竿オナニー、パイズリ、フェラ、SEX(正常位、対面座位)、キスです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
開始時に服を脱ぐ指示が出ます。

「亀頭は敏感だけど 射精に直結する部分ではありません 巷では 亀頭責めによるドライオーガズムの成功例なども見つかるかもしれませんね」
催眠を使って主人公の心身を空っぽにしたあんりは
いよいよ本題の早漏改善に向けて最初のトレーニングを指示します。

エッチは彼女に言われた通り手を動かしたりイメージします。
一番最初にするのは亀頭をターゲットにしたプレイ(約11分30秒)。
前半は亀頭オナニー、後半は亀頭を彼女の頬に擦りつけながら射精を我慢します。

「私が10と言うまで射精しなくなります 私が10と言うまで 数字と共に上がっていく快感を感じながらも その中に留まっていることができます」
「5、6、7、8、9 …はい 手を止めて 一旦深呼吸」

そして最中は数分ごとにカウントを数え上げ、10が近づいたところでストップするのを繰り返します。
寸止めした後は射精感をリセットする時間が設けられてるので負担はあまりかかりません。
彼を苦しめるのではなく悩みから救うために敢えてこういうプレイをします。

催眠については技術と呼べる要素がほとんど見られません。
カウントは絶頂のタイミングを取る目安として使ってますし
プレイ自体も状況説明しながら淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声を漏らすことがほとんどです。
ほぼ同人音声と言って差し支えない作りでした。

残りの3パートも引き続き寸止めを繰り返します。
オナニー&パイズリ、フェラ、2種類のSEXとパートごとにプレイを切り替え
いずれも彼女と実際に肌を合わせて射精に耐える強い心を身に着けます。

「そう 根本まで おちんちんで感じて…あんっ 体で…んんっ 心で…あんっ 私を あなた自身を感じて」
射精できない辛さを少しでも解消しようと適度に優しい言葉をかけ
最後のSEXシーンでは彼女が思う存分乱れて男としての自信をつけさせます。
彼女を先に絶頂させられれば少なくとも早漏ではなくなりますからね。
エッチを通じてメンタルに働きかけるところは作品の趣旨に合ってて良いです。

このように、マイナス面をできるだけ払拭したマイルドな寸止めプレイが繰り広げられてます。
ポジティブな寸止め作品
催眠よりもエッチが魅力的な作品です。

あんりは早漏のおかげで自分に自信を持てずにいる主人公を元気づけようと
まずは催眠を使ってリセットをかけ、それから段階を踏んで早漏改善を応援します。

射精を禁止する代わりに彼女の体をある程度好きにさせるスタイル
寸止めの回数を少なめにし、事後に十分な休憩時間を挟む取り組みやすい作り
プレイ中に純粋なエロ要素を投げかけたり優しい言葉をかける彼女のキャラ。
寸止めから連想されるM向けの要素を色んな方向から薄めて達成しやすくしています。

「体位を変える時 優しくリードしてくれる人って素敵ね」
彼女にとって今回のエッチは仕事の一部に過ぎません。
でも開始後は彼と恋人に近い態度で接します。
冒頭に「早漏の原因は心だ」と言ってただけあって気遣いが上手です。
催眠抜きで語る分には割としっかりしたエッチだと思います。

しかし本作品は催眠音声ですから、催眠の技術をいかに駆使して早漏改善するかが重要になります。
その観点からいくと残念ながら様々な問題を抱えてると言えます。
催眠誘導の時間が非常に短く暗示が弱いこと、深化と呼べるシーンがないこと
エッチに催眠をほとんど活用できてないのが主な理由です。

「今から 私の指示や気持ちよくセッションを行えるよう体が動きます」
「はい 目を合わせて そう そのまま逸らさないで」

もう少し付け加えると彼女はエッチの一番最初に体が動くと言います。
そしてプレイ中は目を開けるよう指示し、寸止め直後のリラックスシーンのみ閉じるよう言います。

前者は催眠パートでやってきた脱力の効果を完全に否定するものですし
後者は催眠状態の維持を妨げるだけで何のメリットもありません。
なぜわざわざこういう不合理なことをするのか私には理解できませんでした。

絶頂シーンは1回。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもそれなりです。

CV:森野めぐむさん
総時間 1:05:59

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります

EUPHORIA-SPREAD VALIS-

EUPHORIA-SPREAD VALIS-(前編)」に引き続いての後編です。
今回はもうひとつのプログラム「放課後の檻」を中心に紹介します。
小説の主人公になりきって
放課後の檻のエッチシーンは69分間。
プレイはオナニー、乳首オナニー、キス、体の愛撫、手マン、乳揉み、フェラ、クンニ、SEX(正常位)です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありです。

「あなたは 誰もいないことを確認すると スカート下の太ももを開く」
放課後、閉館した後の図書室で本の整理をしていた主人公は
周りに誰もいないことを確認してからカウンターでオナニーを始めます。

放課後の檻は百合の香りとまったく別のお話。
主人公はメガネをかけた図書委員になりきり2種類のエッチを楽しみます。
彼女は学校だと真面目な生徒で通ってますが
1ヶ月前に読んだとある官能小説をきっかけにエッチなことへ強い興味を抱きます。
そして自宅ではなく敢えて図書室を選び、こうしてスリルを味わいながら自分を慰め続けてるわけです。

最初の20分間はそんな彼女の日常を疑似体験するシーン。
右手をショーツ、左手をワイシャツに滑り込ませ大事なところをゆっくりじっくりいじります。

「指先を 割れ目に当てる それだけで 全身が カーっと熱くなる」
おまんこ→乳房&乳首→おまんことそれぞれを交互にクローズアップし
百合の香りと同じく緻密な状況描写を交えて感度の上がる暗示を丁寧に入れます。
このシーンでは彼女が読んだ小説の内容も語られており、今後彼女が辿る運命も垣間見ることができます。

実際に聴いたところ乳房や乳首に関しては直接触れても良いという指示がありました。
おまんこについてはすべてイメージで完結させてます。
私個人は女体化作品でそうするのは催眠の解除に繋がるので止めたほうがいいと思います。

プレイのほうは彼女がまだ処女ということでハードなプレイは盛り込まず
指だけを使って乳首やクリトリスをいじり続けます。
誰かに見られる危険を感じつつも快感に溺れてしまうちょっぴり背徳的なシチュです。

続く49分間はその要素が一気に強くなります。
次の日、オナニーの様子が映った写真を送られた主人公が図書室で犯人(男性)と出会い
口止めの引き換えに迫られる形でより濃厚なエッチを体験します。

「○○に触られて 体が反応しているようです そんなはずはない あなたは 自分の体が感じてることに戸惑う」
弱みを握られ半ば強引に犯されるレイプっぽいプレイですが
彼女はそんな状況にあってもつい快感に溺れてしまう自分に気づきます。
心は嫌だと思ってるのに体は正反対の反応をする。
非日常的なエッチを通じて本当の自分に目覚めていく様子が生々しく描かれてます。

こういう場合、好きでもない男に弄ばれる屈辱感や絶望感を煽る作品が多いです。
しかし本作品ではそれよりも彼女が味わってる快感や心情推移に焦点を当てて凄惨さを薄めてあります。
体をよじらせて逃げようとするとか、涙を流すといった描写がある程度で
聴くのが嫌になるほどブラックな雰囲気ではありません。
そもそもこれが仮想世界での疑似体験に過ぎないというのもあります。

しかしプレイのほうはスリルが味わえるようねっとり進めます。
ファーストキスを奪い、誰にも触られたことのないおまんこへ指の侵入を許し
瑞々しいおっぱいとその先端についた乳首を指と舌で汚されます。
じわじわと追い込まれていく展開がはっきりイメージできて背筋がゾクゾクしました。

「あなたの体が鈍い刺激に包まれる それはあなたが 処女を失った証です」
「肉棒が出入りするたびに声が漏れ 全身が熱くなる 心とは裏腹に あなたの体は 快感に酔いしれている」

山場のSEXシーンはおよそ16分間。
つい昨日までオナニーに使ってたカウンターへ横にさせられ
軽いクンニを挟んでからとうとう処女を散らします。
序盤はおちんちんが入ってくる様子を痛みを交えて実況し
ある程度経つと今度は快感が高まる暗示をガンガン入れて彼女が酔いしれてる様子を楽しませます。

あんまり優しい表現ばかりだとレイプっぽさが出ないことを踏まえて
要所をきっちり押さえつつ、それ以外は手加減する形にしています。
度重なる暗示による体の熱さとシチュによる興奮が合わさって最後は気持ちよく果てることができました。
全体的に実況がしっかりしており映画を観てるような臨場感があります。

このように、若い女性の悔しくて刺激的な体験を主観視点で綴ったリアルなエッチが繰り広げられてます。
重厚な催眠ボイスドラマ
没入しながら2つのドラマが聴ける豪華な作品です。

お姉さんは女性になりきってエッチしたい主人公の願いを叶えようと
特殊な機械を使った催眠でまずは仮想空間へと案内し、そこで女体化後の自分を鮮明にイメージさせます。
そして甘い百合プレイ、男性とのレイプと内容を大きく変えた物語を順番に提供します。

ネットゲームの世界に入り込む感覚で進める催眠&女体化誘導
年下の女性に責められながらエッチの魅力に目覚める百合の香り
公共の場でこっそりオナニーする快感や好きでもない男性に犯される快感をテーマにした放課後の檻。
催眠、エッチいずれも独自性のある高品質なサービスを行います。

特にエッチは古くからほぼ女体化専門で活動されてきたサークルさんらしいキレがあります。
キャラ設定、登場人物同士の関係、ストーリー、プレイ実況と暗示のバランスなど
ボイスドラマとして重要な部分すべてが練りに練られてます。
1視聴あたりの時間が長い関係で催眠音声初心者にはあまりおすすめできませんが
催眠にある程度慣れて女体化にも興味のある人なら楽しめると思います。

エッチはおっぱいやおまんこといった女性特有の部位による快感を軸に置き
そこへシチュやプレイ展開を添えて精神面の興奮も高めます。
人を選ぶエッチを柔らかい描写で中和する気配りも見られてなかなか凝ってます。
時間に対する絶頂回数を絞ってじっくり追い込むので最後は強めの快感が味わえるでしょう。

放課後の檻の絶頂シーンは3回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

おまけはEUPHORIA-SPREAD VALISのドラマパート、Hシーン、エピローグ
催眠パートのショート版とロング版です。

CV:涼貴涼さん
総時間 5:09:25(本編…3:15:07 おまけ…1:54:18)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

EUPHORIA-SPREAD VALIS-

サークル「KUKURI」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、自分の願いが何でも叶う仮想空間を舞台に
お姉さんが催眠を使って女性の快感を疑似体験させます。

シリーズ独自の世界観を活用した没入しやすい作りが魅力で
催眠は誘導後にネットゲームと同じ要領で女体化と感覚の女性化を進め
エッチはセリフの表現や暗示の入れ方に気を配って主観的に楽しめる雰囲気を作ります。

本編だけでも3時間以上あるため前編(催眠&百合の香り)、後編(放課後の檻)の2回に分けてお送りします。
仮想世界で女の子の快感を
仮想空間フェアネスへ降り立ち2種類のエッチを楽しむお話。

「その機械の名前は アムリタ 形としては 人と同じくらいの大きさの卵を想像してください」
お姉さんは可愛くて清らかな声の女性。
音声を聴く際の準備や注意事項を説明してから
特殊な機械を使って主人公が抱く願いを叶えてあげます。

本作品は女性になりきる感覚やエッチの快感をリアルに体験してもらうことを目的に
彼女が195分もの時間を使って世界観に合った催眠をかけたりエッチなプログラムを提供します。
作中で彼女が「催眠をかけます」などのセリフを言うことは一切なく
アムリタと呼ばれる卵型の機械に入ってフェアネスへ旅立つ様子に技術を絡めて進めます。

ちなみにこの作品は後にシリーズ化されており
本作品は百合、「EUPHORIA~悦楽の車両~」は痴漢、「EUPHORIA~夏の誘惑~」はおねショタと
それぞれでまったく違うテーマを扱ってます。
催眠誘導部分はほぼ一緒ですから、これを楽しめた人は他2作も試してみるといいかもしれません。
女体化がネットゲームのキャラクター作成とほぼ同じ流れになっててイメージしやすいです。

付属のテキストによると1回目は催眠の後にキャラメイクとチュートリアル(いずれも非エロ)を聴いて解除し
2回目以降は前編で紹介する「百合の香り」、後編の「放課後の檻」から片方を選ぶことを推奨してます。
1視聴あたりの時間は最短で50分、最長だと2時間くらいです。
女体化催眠音声を色々聴いてる人はキャラメイクとチュートリアルを飛ばしても大丈夫だと思います。
前者はアバター(女体化後の自分)の構築、後者はそれになりきっての簡単なイメージと初心者向けの内容です。
扉と階段を通って別世界へ
催眠は2パート35分間。
仰向けに横になり、まずは腹式呼吸をゆっくり繰り返します。
開始直後は目を開けたまま聴きます。

「そうです 少しずつあなたを縛っている 記憶や感情が 吐き出されていきます」
まだ始まったばかりということで作品独自の要素は無理に絡めず
鼻で吸って口で吐くのをいずれも大きく行い体の内側から綺麗にします。
そして彼女はそこに簡単なイメージや暗示を交えて後押しします。

5分30秒程度続けるのでこれだけでも意識のぼやけを感じるでしょう。
途中で指示に従い目を閉じた瞬間、心地いい感覚がする人も普通にいると思います。
彼女の声が冒頭よりも低くぼんやりしたものになるなど、まずはリラックスできる環境を整えます。

お次は物語の舞台となるフェアネスの入り口まで移動します。
非常に長いカウントを自分で数えながら彼女の話を聞くというもので
心と体を個別に脱力し催眠状態を徐々に深めます。

「まずはあなたの心 すーっと抜けていく そしてあなたの筋肉 神経 それらは緊張 硬さ ストレスから開放されていく」
「抜ける」「深い」「落ちる」といった単語を意識して多く盛り込み
セリフを細かく区切ってゆっくり語りかける癒しに満ちたシーンです。
深呼吸をちゃんとやってれば暗示を十分受け入れやすくなってるでしょうから
彼女の言葉を聞くうちに頭や体がズーンと重くなるかもしれません。
並行して数を数えさせるのは聴き手の意識をそちらに向け、暗示を入れやすくすることを狙ったのだと思います。

続く女体化パートは自分の体と感覚をより女性に近づけます。
フェアネス入り口にある扉を通った先にある螺旋階段を事前に作ったアバターと一緒に下りてゆきます。
アバターの容姿は特に指定されてないので、好きな人やキャラをイメージするといいでしょう。

「1周目 理想とする顔 2周目 理想とする髪型 3周目 理想とするウエストとお尻」
「もし その膣に何かが入ってきたら あなたの体は とても気持ちが良くて 体がビクビクと反応します」

パートの前半は顔立ち、髪、体型といった男女の差が出やすい部分の見た目を変え
後半はクリトリス、膣、乳房&乳首などエッチで重要になる部位の感度を強化します。
深化と並行してやるため催眠に入ってる感覚もより強く実感できます。
やることをシンプルにし、女性像など細かい部分は聴き手の自由に委ねる取り組みやすい女体化誘導です。

この後始まるプログラムの準備に専念したテーマ性の強い催眠です。
聴き手をフェアネスまで案内し、そこのアバターと心身を繋げることを目的に
催眠誘導パートは長めの深呼吸とカウントを交えた弛緩法
続く女体化パートは階段を下りるイメージを使って体→感覚の女性化と
お話が進むほどに催眠の感覚や女性気分が強まるように進めます。

最初のほうでも言いましたけど、ネットゲームをやったことがある人はイメージしやすく感じるのではないかなと。
アバターの特徴をひとつずつ決めていくあたりがとても似ています。
催眠もサークルさんが得意とされてる古典系の技術をベースにしてあって丁寧です。
イメージ力がある人ならこれらの様子が映画のように自然と映像化されるでしょうね。
教え子からのエッチなプレゼント
百合の香りのエッチシーンは48分間。
プレイはキス、太ももの愛撫、手マン、乳揉み、乳首責め、クンニ、69、ローター責めです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

アイリ「先生ってまだ経験ないんでしょ? 今までお世話になったから 今回は私が色々教えてあげるね」
前日あったテストで高得点を取ったアイリは
事前に交わした約束に従い主人公にすかさずキスをします。

エッチは引き続きお姉さんがメインの語り手を務め、主人公とアイリがイチャイチャする様子を実況します。
プログラム「百合の香り」の概要を説明しますと、主人公は女子大生でアイリの家庭教師をしてます。
そしてテスト前に「良い点数を取ったら1日だけ彼女の言うことを聞く」という約束をしました。
そこで彼女はSEXどころかオナニーすらしたことのない主人公にその素晴らしさを教える、といった感じです。

年下の女性にエッチの手ほどきを受ける珍しいシチュですね。
アイリのセリフも時々入りますけど雰囲気作り程度の位置づけで催眠者が代わるわけではありません。

前半の22分間は2人が初エッチするシーン。
目を瞑ってもらったとこへ不意打ちのキスをし、驚く主人公のおまんこへ手を伸ばし大事なところを優しくいじります。

「アイリの指先が くりくりと動き出す あなたの可愛いおまんこ 指があなたの中で動くたびに あなたの腰と太ももが ビクビクとしている」
今までは教師と教え子の健全な関係だったので最初は多少の抵抗を見せます。
しかし唇やおまんこから伝わってくる快感には勝てず、なし崩し的に彼女の責めを受け入れます。
そしてプレイの様子や受けてる快感をお姉さんが主観視点でしっかり実況してくれます。
感度上昇の暗示を結構入れてくるので後になるほど体の火照りや疼きを感じるでしょう。

続く後半はそれからしばらく後のお話。
家庭教師の時間がもうすぐ終わる頃、アイリがお世話になってることへのお礼により踏み込んだエッチをします。

「もっと もっと舐めて欲しい あなたは心の底でそう思っている自分に気がつきます」
今回は約束をしてませんから主人公にこれを受け入れる理由はないはずです。
でも先日のことが忘れられずアイリの巧みな責めに体を何度もビクビクさせます。
年下に弄ばれてる状況を見下されることはありません。
勉強がダメだった自分をここまで育ててくれた純粋な感謝の気持ちをぶつけます。

プレイのほうは前半と違うスタイルを取ります。
最初はアイリがおまんこや乳首を一方的に責め、主人公が十分やる気になったと判断したら
自ら69の体勢になり指と舌で一番大事なところを責め合います。
そして最後はローター責めで絶頂に導きます。

時間は前半とほぼ同じですけどプレイが全体的に強めでこちらのほうが気持ちよかったです。
特に終盤はカウントの頻度が一気に増えて快感をガンガン押し上げます。
主人公に責める機会を与えることで心情変化を描写してるのも良いです。
前半、後半いずれも1回の絶頂に向けて少しずつ盛り上げてくれます。

百合の香りの絶頂シーンは2回。
淫語それなり、喘ぎ声ごく僅か、ちゅぱ音はありません。

おまけはEUPHORIA-SPREAD VALISのドラマパート、Hシーン、エピローグ
催眠パートのショート版とロング版です。

後編へ続く…。
EUPHORIA-SPREAD VALIS-(後編)

CV:涼貴涼さん
総時間 5:09:25(本編…3:15:07 おまけ…1:54:18)


体験版はこちらにあります

高品質 極上の癒し系催眠音声 ANEMIN -アネミン-

サークル「Aggressive Measures」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、主人公のことを溺愛してるあまあまなお姉ちゃんが
催眠を交えた温かいサービスで快感と幸福感を与えます。

自分の手を彼女のそれに見立てて少しずつ射精を目指したり
彼女に気持ちいい部分を委ねて何度もドライ絶頂するなど
登場人物の性格や関係を忠実に反映させた癒し要素満載の物語が楽しめます。
お休み前の変わった甘やかし
お姉ちゃんに催眠をかけられ2種類のエッチをするお話。

「どうしたの? 眠れないの?」
お姉ちゃんは甘く穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意点や環境を丁寧に説明すると
興奮して寝付けない主人公のおちんちんをスッキリさせてあげます。

本作品はおそらく実姉と思われる親しい関係の女性が
彼のために2時間以上に渡って催眠で癒したりエッチで気持ちよくします。
誰でも聴ける、エッチな人でも満足できる、前作より高品質を売りに掲げてあるだけあって
一般的な催眠音声よりもサービスの内容を幅広くしてあります。
(前作とは「高品質 二次元に入る催眠音声 HAILMIN -ハイルミン-」のこと。話の繋がりはありません。)

「君に大好きな子ができるまでは お姉ちゃんがずっとそばにいてあげるから」
ひとつめはお姉ちゃんが弟を甘やかす大衆性の高いシチュを用意し
催眠、エッチいずれも彼に喜んでもらえるよう尽くす姿勢でリードします。

催眠音声は催眠状態にすんなり入れるかどうかが満足度に大きく影響するため
リラックス重視で進めてから段階的に落とす手堅い技法を使ってます。
エッチも難度の高いドライよりセルフからの射精に長い時間を割いてます。

ふたつめは2パート合わせて60分程度と十分な時間を設け
片方は催眠とあまり関係ない要素を多めに、もう片方は正統派の催眠エッチと
内容に大きな違いを持たせて幅広いニーズに応えられる環境を整えてます。

催眠音声で催眠と無関係なことを多めにやるのはあまり良くないことなのですが
本作品のようにわざとそうしてるのならそれはそれで有りだと思います。
エッチは選択式なので無理に両方聴く必要はありません。
催眠のかかりやすさやドライ経験の有無など自分に適した組み合わせで楽しむといいでしょう。

みっつめは主に催眠パートが該当するのですが
リラックスや深化といった誘導方法がレベルアップしてる印象を受けました。
体の脱力はほとんどさせてこないのでそちらの感覚は薄いでしょうけど
意識がぼやけるとか、頭の中がぽわぽわするといった精神面の変化は実感しやすいです。
お姉ちゃんに身も心も委ねたくなる催眠
催眠はおよそ35分間。
仰向けに横になって目を瞑り、首のストレッチを軽く行ってから少しの間深呼吸します。
そして彼女のカウントに合わせて浅めの催眠状態に入ります。

「小さい子供だった頃のように 素直にお姉ちゃんに 甘えられるようになる それはとっても気持ちがいい」
お姉ちゃんによる甘やかしがテーマになってることを踏まえて
彼女は序盤からとろけるような甘い声で語りかけ
さらに言葉を使って自分にすんなり甘えたくなる心境へと導きます。
声の担当が年上に定評のある大山チロルさんということで演技も非常に安定してます。

首のストレッチは純粋なリラックスだけでなく被暗示性のテストも兼ねてます。
一通りやった後に不思議な体験をする人がいるかもしれません。
この後の深化も含めて古典催眠の技術を繋げて少しずつ丁寧に進めます。

ある程度リラックスできた後はより深いところに行きます。
短いカウントで目を開く→それよりも少し長いカウントで目を閉じるのを繰り返し
同時に彼女の言葉に耳を傾けて意識をとろとろに溶かします。

「目を閉じただけで 君はすぐに深いところへ沈んでいける」
このへんまで来ると多くの人が頭に何かしらの変化を感じてると思います。
そしてカウントを繰り返すたびにそれが強化されていくでしょう。
わざと無言の時間を少し挟んだり、終了後にちょっとしたテストを行うなど
一人でも多くの聴き手が催眠を実感できる保険がかけてあります。

王道の技術を違和感なく組み合わせた手堅い催眠です。
聴き手の心と体をお姉ちゃんの言いなりにするのを目的に
首の運動から入って深呼吸、カウントを使った深化、揺さぶり、沈黙法と
催眠音声ではよく使われるものを駆使してゆっくりのんびり誘導します。

時間が十分に取られてるおかげで慌ただしさがまったくなく
彼女の慈愛に満ちた声や態度も相まって後になるほど癒やされる気分がします。
深化を厚めに行うおかげで催眠に入る/漂う感覚も味わいやすいですし
前項で話した「誰でも聴ける」「前作より高品質」にマッチした内容になってます。
お姉ちゃんの愛と温もりに包まれて
エッチシーンは2パート55分間。
プレイはオナニー、疑似手コキ、自分の手を舐める、キス、頭の中を舐められるイメージです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
セルフパートの途中で服を脱ぐ描写があります。

「じゃあそろそろ 君がしたかったアレ しちゃおっか」
催眠を使って主人公を心地いい感覚で包み込んだお姉ちゃんは
ひとまず彼の自由にオナニーさせて別の気持ちよさを与えます。

エッチはどちらも彼女がリードします。
最初の「トロトロオナニー」パートでするのはオナニーと疑似手コキ(約41分)。
「くにくに」「こしゅこしゅ」などの掛け声に合わせておちんちんをゆっくりしごき
中盤に差し掛かるとそこに彼女の手が加わり二人一緒に射精を目指します。

「君のおちんちんが出てきたね もうこんなにおっきくして ふふっ」
エッチに入っても彼女のキャラはまったく変わりません。
指で服越しに撫でさせ少し焦らしてからズボンとパンツを脱がせ
大事なところを慰めて感じる姿を温かい表情で見守ります。

このパートはとあるイメージをリアルにするためだけ催眠の技術を用いており
それ以外は同人音声のオナサポみたいに指示を出すスタイルで進めます。
催眠特有の快感が得られるかと言われれば首を捻りますが
彼女に添い寝されおちんちんをしごかれてる気分に浸ることはできると思います。

オナニー開始から射精まで39分ほどありますからかなりスローなプレイですね。
終盤は長めのセリフを挟みながらゆっくりカウントを数えて多少焦らします。

続く「ドライでビクビク」パートは暗示でイかせる催眠音声らしいプレイ(約14分)。
お姉ちゃんに自分の心の深いところを舐められてるイメージをし
カウントに合わせて今度は連続絶頂を決めます。

「ほら もう頭の中は快感でいっぱい たっぷん たっぷんって溢れてしまいそう」
催眠慣れしてる人はたぶんこちらのほうがしっくり来るんじゃないかなと。
体の表面ではなく内側の一番大事なところを彼女に委ね、弄ばれるイメージでイかせます。
架空のプレイですがちゅぱ音をそれなりに鳴らしてくれるので純粋なエロさもなかなかのものです。
セルフパートとの違いを出すために絶頂シーンを多く設けてるのも良いです。

このように、催眠の比率に大きな違いを持たせた愛のあるエッチが繰り広げられてます。
たっぷり甘やかしてくれる作品
催眠、エッチいずれも緩さを持たせてご奉仕する作品です。

お姉ちゃんは主人公がこの後ぐっすり眠れるように
多くのシーンで添い寝しながら癒しの催眠とあまあまなエッチをします。
そしてより多くの聴き手が満足できるよう大衆性を上げたり選択肢を設けてこれらを進めます。

母性漂うお姉ちゃんがとことん甘やかしてくれるシチュ
癒してからゆっくり落とす取り組みやすい催眠、ドライとウェット両方に対応したエッチ。
年上の女性が持つ優しさや温かさがそのまま伝わってくるサービスに仕上げてます。

私は前作を視聴してた関係で本作品の催眠に正直あまり期待してませんでした。
ですが実際は「大幅にパワーアップ」と言って差し支えない品質になってます。
技術選びがしっかりしてますし、暗示を入れるタイミングやスピードも的確でかかりやすいです。
エッチもドライパートに関してはこの状況を活かしてあって結構気持ちよくなれました。

あとは最後に行う読み聞かせもかなり癒やされます。
オリジナルかどうかはよくわかりまんけど、とある生き物に関する心温まるお話です。

エッチはセルフが被暗示性の低い人やドライ未経験者
ドライはその逆とユーザー層をかなり変えてあります。
たぶん両方とも楽しめる人はあまりいないのではないでしょうか。
だからサークルさんもお好みで選べるようにしたのだと思います。

絶頂シーン最低でも5回(ウェット1回、ドライ5回)。
淫語とちゅぱ音それなり、喘ぎ声はありません。

品質は良いのだけど催眠と無関係な要素が多少混じってることを踏まえて
今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:大山チロルさん
総時間 2:12:57

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
セルフパートを選んだ場合は6点、ドライなら8点
両方合わせて7点といった感じです。

2018年12月8日まで90%OFFの120円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。

【バイノーラル】TS催眠 先輩に囁かれながらメスイキするあなた【百合】

サークル「ユビノタクト」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、不思議な本が置いてあるブックカフェを舞台に
そこの店員さんが催眠を使って少女たちの甘いエッチを疑似体験させます。

憧れの先輩とひたすらイチャイチャする百合エッチが魅力で
序盤はバスの中、それ以降は先輩の部屋と場所を移しながら
後になるほど踏み込んだプレイをして女性の快感と愛される喜びを伝えます。
不思議な本に込められた甘酸っぱい記憶
二宮あかねになって清水加奈とエッチするお話。

「どうなさいましたか? あぁ この本ですね」
店員は明るくて穏やかな声のお姉さん。
ブックカフェで見つけたとある本を不思議そうに眺めてる主人公に声をかけると
その由来を話してから読み聞かせサービスを受けるかどうか尋ねます。

本作品は少女たちの体験や思念が綴られた本の主人公になりきることを目的に
彼女が2時間以上にも渡ってそれに沿った催眠とエッチをします。
百合をテーマにしてるだけあって最初から最後まで雰囲気がとても甘く
積極的でちょっぴり意地悪な先輩に優しく弄ばれる様子がわかりやすく描かれてます。


「この棚に置かれた本は この街に住む少女たちの 特別な体験 特別な思いなどが書かれた本なんですよ」
この本はそれを書いた本人や同様の体験をした者にしか読むことができません。
だから店員が催眠を使って主人公の心身を一時的に女の子へと変え
そのうえで2人の関係や心情を交えながらゆっくりじっくり愛し合います。

ストーリーを簡単に説明しますと、2人はひとつ違いで以前同じ学校の吹奏楽部に所属してました。
それが加奈の進学に伴い一度離れ離れになり、その1年後にあかねが同じ学校に入り無事再会を果たします。
以前とは雰囲気が随分変わったあかねを見てなかなか声をかけられずにいたのですが
とある雨の日、あかねが傘を忘れて途方に暮れてるのを偶然見かけ一緒に帰ることに成功します。
そして次のバスが来るまでの間に告白を果たし、その勢いでエッチに流れ込むといった感じです。

KUKURIさんや風呂井戸ソフトさんのようにドラマ性が強めの作品です。
初めてのエッチなので特別な器具を使うことはないものの
ちゅぱ音や効果音といった純粋なエロ要素を積極的に盛り込み興奮しやすくしています。
ボイスドラマとして見る分にはエッチの流れや表現力が処女作とは思えないほど優れてます。

催眠は2パート35分間。
ベッドに仰向けに寝てから目を瞑り、まずは店員の合図に従い深呼吸を繰り返します。
そして全身をいくつかのパーツに分けて隅々まで脱力します。

「あなたは 私の声を聞いていると 落ち着いた気分になってくる そして安心感を覚えます」
まだ始まったばかりということで女体化には特に触れず
吸う/吐くタイミングをゆっくり取りながら彼女の声に対する集中力を高めます。
冒頭よりもずっとぼんやりした声も相まってスムーズにリラックスできます。

「力が抜けると 肩から指先へと 温かくなっていく」
続く脱力は右腕、左腕、右足、左足、お腹、腰などひとつひとつに意識を向け
「すーっと」「力が抜ける」といった暗示を小まめに入れて感覚を伝播させえます。

シーンの最後には作品固有のイメージを用いて深化させるなど
古典催眠の技術をベースに多少のアレンジを加えて催眠の世界に少しずつ導きます。
追い込み暗示をゆっくり入れるので、落ちるのではなく沼に沈んでいく感覚がすると思います。

新規のサークルさんだとこのへんで早速躓くケースも割とあるのですが
ユビノタクトさんの場合は勉強されてるのか安定した誘導をされてました。

2番目のパートはいよいよ本題の女体化へと進みます。
エッチの舞台となる加奈の部屋へと移動し、そこで女体化を済ませてから制服を身に着けます。
そして最後に物語の主人公にあたるあかねと心を繋げます。

「太ももを擦られると どうなるのかな? ゾワッとしちゃった?」
喉、腕、脚、顔、髪など男女の差が出やすい部分をピックアップし
それぞれで短いカウントを数えながら変化後の様子や感覚の違いを伝えます。
具体的なイメージは言ってきませんからご自分の好きな女性を思い描くといいでしょう。
それが難しい場合は挿し絵に描かれてる女の子で大丈夫です。

「手に触れた瞬間 二宮あかねの記憶や感情が すべて流れ込んでくる あかねの心と繋がって 心は完全に女性化しました」
心の女性化についてはあかねと手を合わせるイメージを軽くした後に結果を告げます。
これだけだと実感が湧きにくいのでもう少し掘り下げたアプローチをしたほうがいいんじゃないかなと。
例えば女性に対していけないと思っていても恋心を抱いてしまう感覚とかでしょうか。
テーマの百合を考えれば男性に対してどう思うかよりもそちらで攻めたほうがしっくりくると思います。

落としてから女体化に取り掛かるシンプルな催眠です。
聴き手を二宮あかねになりきらせることを目的に、前半は深呼吸や分割弛緩法といったリラックス系の技法を使用し
ある程度深化できた後は分割弛緩と似た要領で女体化と感度の強化を行います。

時間が十分にあるおかげで個々の工程が丁寧に行われており
心地よさや催眠に落ちる感覚は比較的実感しやすいです。

女体化については心のほうが弱いのであまりピンとこないかもしれません。
エッチが進むほど女性になったことを自覚できるように作られていれば随分違ったのでしょうが…。
甘くてちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは4パート64分間。
プレイはキス、太もも/おまんこの愛撫、耳舐め、乳揉み、乳首責め、指舐め、オナニー、手マン、クンニ、記念撮影です。

乳揉み、乳首責め、手マンの際に効果音が鳴ります。
セルフは一応有りです。

「ねぇ あかねちゃん 太もも柔らかーい 白くてすべすべして 綺麗」
加奈は可愛くて温かみのある声の女の子。
2人きりのバス停であかねに告白しようやく恋人同士の関係になると
その直後に来たバスの最後部列で彼女の太ももを優しく撫で始めます。

エッチはメインの語り手を店員から加奈にバトンタッチしいずれも彼女がリードします。
一番最初のHシーン1はバスの中でするプレイ(約9分)。
太ももを撫でるところから始まりショーツ越しにクリトリスをいじってあかねの感度を確かめます。

「濡れてきちゃった? こうやってゆっくりと 筋に沿って上をなぞられるといいの?」
ずっと待ち焦がれてた瞬間がやって来て相当に嬉しいのでしょう。
体を密着させ囁き声で実況しながら積極的にいじります。
催眠音声の場合ここで触られる様子や感覚を聴き手視点で伝えるのですが
本作品ではそういったことをやらず加奈視点のセリフを中心に据えてます。

簡単に言うと同人音声とほぼ同じ表現方法になってます。
催眠の技術を使ったアプローチが特にされてないので
疑似体験よりも第三者視点で観察してる感覚を抱くと思います。
一応催眠暗示っぽいセリフを言うシーンもあるのですが全体から見ればごく僅かです。

残りの3パート55分間は場所を加奈の部屋へと移し
キス、耳舐め、乳揉み、乳首責め、クンニ、手マンといった甘めのプレイをじっくり楽しみます。

「こうやって ブラの上から指先で カリカリするといいんでしょう?」
中でも乳首責めには大変力を入れており
Hシーン2は加奈が指や舌で、Hシーン3と4はあかね自身が指でとスタイルを変えて刺激を与え続けます。
女体化モノで自分の体をいじるのは避けたほうがいいとも思うのですが
開発済みなら実際にいじったほうが気持ちよくなれるかもしれません。

「女の子はね 声を出すたびに快感が上がっていくんだよ?」
もうひとつ、プレイ中に声を出したり恥ずかしいセリフを言う指示が出ます。
加奈に多少のSっ気があるのか軽い意地悪を交えてくるのでややMあたりの人が最も楽しめるでしょう。

催眠については乳首責めをする時と絶頂時に少し暗示を入れる程度でした。
残念ながらこの内容だとエッチの途中で催眠が解ける可能性があります。
催眠音声は催眠をかけたら終わりではなく、それを維持しながら技術でもてなすことで初めて成り立ちます。

このように、女の子同士がイチャイチャする様子をそのまま描いたボイスドラマ形式のエッチが繰り広げられてます。
イチャラブ系催眠ボイスドラマ
催眠、エッチいずれも良いものを持ってるのだけどその繋ぎ方に難のある作品です。

店員は主人公に女の子たちの甘いエッチを追体験させようと
催眠を使ってまずは心と体を二宮あかねと重ね合わせ
それからパートナーの清水加奈に交代しゆっくりじっくり愛し合います。

M向けの要素やハードなプレイを極力避けた百合エッチ
乳首責めや乳首オナニーを重視したプレイ構成
愛情の深さゆえにちょっぴり意地悪してしまう加奈のキャラ。
時間的にも内容的にも催眠よりエッチにウェイトを置いて物語を組み立ててます。

サークルさんが百合に対して並々ならぬこだわりを持たれてるのか
エッチの流れが自然で高いリアリティを感じました。
具体的には合間合間に軽いキスを挟んだり、あかねの反応を確かめながら徐々に大胆なプレイに移るところなどです。
これを主観的に楽しめるかと言われれば首を捻りますけど、第三者視点でなら十分楽しめると思います。

しかし本作品は催眠音声ですから催眠の技術をいかに上手く活用できてるかが最も重要になります。
その点から見れば問題を抱えてると言わざるを得ません。
エッチの内容が催眠から大幅に脱線してること、催眠者が途中でいきなり変わることなどが挙げられます。

前者は聴き手がこれを無意識的に自分のこととして受け入れられるようにするために
エッチ全体の言い回しを工夫し、かつ催眠暗示を入れて感覚をコントロールするのが望ましいです。
プレイの合間にちょこっと暗示を入れる程度では効果はほぼ見込めません。
エッチに入っても引き続きイメージ力を膨らませつつ継続して働きかけるのがいいでしょう。

後者は催眠という行為が信頼関係に基づいてることを考えれば
途中で急遽交代するのは催眠者側の都合でそれを一方的に破棄することと同じで良くありません。
そして交代する作品はだいたいその前に効果を引き継ぐ暗示を入れたり
冒頭のリラックス部分だけ他の者が担当するといった配慮がされてます。
催眠ボイスドラマが天の声にすべてを任せるのもそのリスクを回避するためです。

エッチは直前に話した理由から普段よりもざっくり紹介させていただきました。
ちゅぱ音や効果音がねっとり系で揃えられててなかなかのエロさを持ってます。

絶頂シーンは4回。
淫語とちゅぱ音それなり、くちゅ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

以上のことから今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 2:14:19

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

Man's Dreamさんで公開されてる無料の催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第36回目は声も態度もあまあまな女の子が
甘い物の定番「ハチミツ」を使った催眠で快感と幸福感を与えます。

ハチミツを瓶に注いだり空にする様子を通じて催眠状態を深め
全身にハチミツを垂らされる、浸される感覚を伝えてイかせるなど
作品固有の素材をふんだんに活用したイメージ重視のサービスが楽しめます。
ハチミツで心も体もとろとろに
女の子に催眠をかけられハチミツ責めされるお話。

「ねえねえ 君は甘い物好き?」
女の子はやや幼くて甘い声の女の子。
主人公にどんな甘いものが好きか尋ねると
催眠を使ってそれにちなんだ甘く素敵なプレゼントをあげます。

本作品は現実世界だとお菓子の材料によく使われるハチミツで絶頂させることを目的に
彼女が55分程度の時間を使ってそれに沿った催眠とエッチをします。
声は女性ですがフェラやSEXといった男女がよくするプレイは一切登場せず
性器の描写も「大事な場所」とぼかしてあるので興味があるなら女性でも普通に聴けます。

「とっても甘くて 一口、口にしただけで 身も心もウキウキするような そんな幸せを感じられる とってもおいしい 魅惑の『ハチミツ』」
最大の特徴はハチミツのイメージで落としたりイかせること。
黄金色のとろとろした質感、クリームなどとは違う独特な甘さと匂いなど
色んな要素を組み合わせて心地よさや性的快感を膨らませます。

イメージ重視という点でやや人を選ぶところがあるものの
お話の進め方や技術の使い方が上手で聴けば聴くほど幸福感が沸いてきます。
直接的なエロ要素がほとんどないので幸せイキに近い絶頂感が味わえるでしょう。
これらをリードする星野ゆんさんの声と演技も作品に大変マッチしてます。

催眠はおよそ24分間。
姿勢は特に指定せず最初に数回深呼吸を繰り返し
それから彼女が用意したハチミツをひとまず瓶に注ぎます。

「どう? 深呼吸って とっても気持ちいいよね 意識するのとしないのとで こんなに違うんだね」
彼女も言ってる通り、呼吸は意識するのとそうでないのとでは感覚が随分変わります。
その最中にリラックスできる暗示を入れるなど、まずは心身を落ち着けることに力を入れます。
そうしたほうがイメージに集中しやすいというのもあります。

「舌の先っぽで触れるだけで そこがふんわり痺しびれる 舌の上に乗せたら そこからトロトロになっちゃう 唾に混ざって口いっぱいに広がる お口の中が幸せいっぱい」
次のハチミツを注ぐシーンは口に含んだ時の感覚を言葉で上手に伝えます。
彼女の話を聴いてると唾液が自然に出てくるかもしれませんね。
作品のキーとなる要素なので視覚、嗅覚、触覚など五感に幅広く働きかけて臨場感を出します。

ハチミツ催眠はまだまだ続きます。
今度は瓶に入ってるハチミツを空にしたり再び注ぐのを繰り返し
最後にそれを口に含んで幸せな気分に浸ります。

「とろけるハチミツを イメージしていると 君の心も一緒に ゆっくりとくずれてく 意識が沈んでいく」
「瓶がからっぽ 心がウトウト 沈んでいく 沈む 沈む」

瓶に注ぐ時はカウントを数えながら「心が浮かび上がる」
空ける時は指を鳴らして「意識が沈む」と暗示の内容をほぼ正反対にして何度も繰り返します。
催眠音声でよく使われる「揺さぶり」という技法を作品なりにアレンジしたものです。
回数を重ねるたびに頭が重いとか、意識がぼやける感覚が強くなるでしょう。

軽くリラックスしてからハチミツのイメージで深化させる独特な催眠です。
聴き手をハチミツの世界へ案内することを目的に
深呼吸から入ってハチミツを注いだり空にするイメージ、食べるイメージと
大部分でハチミツを絡めながらゆっくりしっかり誘導します。

日本人でハチミツを口にしたことのない人はさすがにいないと思いますから
彼女の言葉に合わせて良い香りがしたり口の中に甘いものが広がるでしょう。
とろとろした質感を通じて深化されるアプローチも見事です。
終盤には軽い感度強化をするなどエッチの準備も見据えて組み立ててます。
ハチミツを浴びる快感、浸る快感
エッチシーンは3パート22分間。
プレイはハチミツを垂らす、カウントによる絶頂、乳首舐め、瓶にハチミツを注ぐです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「ようこそ ここはハチミツの瓶の中 君がさっきまで望んでいた世界」
催眠を使って主人公を先ほど使ってたビンの中に招待した女の子は
引き続きその中をハチミツで満たして別の気持ちよさを味わわせます。

エッチは体の接触をできるだけせずハチミツだけでイかせます。
最初の「とろ~り快感♪」パートは感度上昇から絶頂までを行うメインパート(約19分)。
右肩・頭・胸などにハチミツを直接垂らし、それからカウントを数えて1回
さらに瓶の中をハチミツで満たしてもう1回絶頂させます。

「とっても優しくて 身悶えるような愛撫 肩を滑り落ちて肘に垂れていく ハチミツが肌を撫でるだけで 右腕の感度が上がっていく」
「ほら、君の乳首の先から どんどん溢れてくる 気持ちいいハチミツが トクン、トクンって 快感が止まらないね」

そして彼女は催眠パートと同じくイメージと暗示を組み合わせて感覚をコントロールします。
声が多少色っぽくなる以外はエロいと感じる要素はほとんどありません。
しかし音声を聴いてると体が無性にぽかぽかしてきました。
一般的なエッチで感じる気持ちよさとは違ってむず痒い感覚もします。

絶頂についてはいずれもカウントと並行して状況に応じた追い込み暗示を入れます。
1回目よりも2回目のほうがうまくいく可能性が高いのではないかなと。
軽く焦らし期待を煽ってから一気に数えて爆発させます。
ここでの絶頂時は股間と脳の両方に心地いい痺れが走りました。

このように、ハチミツに媚薬っぽい役割を持たせた風変わりなエッチが繰り広げられてます。
身も心もとろける作品
リフレッシュさせつつ気持ちよくするあまあまな作品です。

女の子は甘い物が好きだけど多くは食べられない主人公を幸せにしようと
催眠を使ってまずはハチミツで溢れてる世界へ案内し
そこでハチミツを垂らしたり全身を浸からせて気持ちよくします。
そして催眠、エッチいずれもハチミツに関するイメージを駆使して進めます。

ハチミツのイメージをふんだんに盛り込んだ珍しいサービス
ハチミツが持つ特徴を通じて段階的に深化させる堅実な催眠
エロくないものを使って性的絶頂を促すチャレンジ精神旺盛なエッチ。
発想力と表現力に優れたサークルさんの持ち味が本作品でも遺憾なく発揮されてます。

「頭の天辺から 足のつま先まで 全部気持ちいい とっても幸せ なにもかも、とろけていく」
時間だけを見るとほぼ半々ですけど内容はエロより癒しのほうがずっと充実してます。
ハチミツという非エロの素材を積極的に取り入れてることや
エッチシーンでもとろける感覚と幸福感を小まめに伝えてくるのが大きいです。

純粋なエロ要素が乏しいからこそ催眠ならではの快感が味わえます。
エッチが独特ですけど催眠は初心者向けなので初心者の方も是非一度お試しください。

絶頂シーンは2回。
ちゅぱ音ごく僅か、淫語と喘ぎ声はありません。

CV:星野ゆんさん
総時間 55:44

Man's Dream
http://mansdream.blog89.fc2.com/blog-entry-51.html

座敷童女と見る夢 ―初恋―

サークル「Re:Volte」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、里に住み着いて子供たちをずっと見守ってきた座敷童女が
すっかり成長した男性と再会し安眠のお手伝いをします。

キャラやストーリーに力を入れたドラマ仕立ての誘導が行われており
催眠暗示は深化や入眠時に固めて入れる程度に留め
その代わり彼女のお話、BGM、囲炉裏の音といった別の要素で癒しと眠気を与えます。
座敷童女が選んだ道
座敷童女に催眠をかけられ眠りにつくお話。

「おや 起こしてしまったかの?」
座敷童女は上品で可愛い声の女の子。
都会の喧騒に疲れて故郷へ帰ってきた主人公が目覚めたのに気づくと
自分の姿が見えることに驚き昔話を始めます。

本作品はサークルさんのオリジナル作品第3弾。
子供時代の彼を始め多くの人々を陰ながら見守ってきた彼女が
昔語りをしながらおよそ35分に渡る癒しの催眠を施します。

東方入眠抄シリーズを数多く制作されてきたサークルさんなだけあって
ストレートに催眠を施すのではなく、キャラやストーリーを大事にしたドラマ性のある誘導を行います。
暗示をガンガン入れるタイプじゃないので催眠に入ってる感覚はそこまでしないでしょうが
音声を聴くうちに癒されたり眠気を感じる人は多いと思います。

「小さい頃は よく遊んだんじゃぞ まあ 忘れてても仕方のないことじゃ」
それに最も貢献してるのが彼女の存在。
「~じゃ」という古風な言葉遣いで序盤から親しげに語りかけます。
彼女は彼のことをよく知ってますが、彼はとある事情で昔の記憶を失ってるそうです。
その理由も含めて2人の関係を少しずつ紐解いていきます。
しっかりしたストーリーがあるので聴いてて純粋に面白いです。

所々にBGMや環境音を取り入れてるのもポイント。
音楽も手がけられてるサークルさんらしいやり方で作品世界に引き込みます。
催眠と直接関係のある要素ではありませんが、臨場感やイメージ力の向上に役立ってるのも事実です。
そしてこれは作品の特徴であるドラマ仕立ての誘導と相性が良いです。
昔の思い出を辿りながら
催眠は2パート36分間。
横になって目を瞑り、まずは深呼吸や鬼ごっこで心身をリラックスさせます。
ちなみに催眠開始後は彼女の声にたびたびエフェクトがかかります。

「わしはこっちじゃぞ お姉さんを捕まえてごらん?」
「お主の手が わしに触れる 温かな感触に 心が安らぐ」

世間では立派な大人でも座敷童女から見れば主人公は可愛い子供です。
だから昔やった遊びに再び取り組む形で意識の力を上手に弱めます。
彼女の手が鳴った方向へ意識を向けるというもので、繰り返すと軽い疲れやぼんやりした感覚がします。
彼女を無事捕まえた時にその温かさを伝えて安心感を与えるのも良いです。

ある程度落ち着いた後は安眠の舞台となる忘れられた場所へと旅立ちます。
カウントを数える合間に「落ちる」「浮かぶ」などの暗示を厚めに入れて催眠状態を一気に深めます。
私が聴いた時も数が進むたびに全身がズーンと重くなりました。
ストーリー重視ですが要所はしっかり技術を行使していて安定感があります。

2番目の「忘れられた場所」パートは彼女が生まれ育った場所へと移動し
そこにあるあばら家で寛ぎながら昔話の続きを聴きます。

「ぱちぱち燃える炎が お主の体を温めてくれる 体の芯から ぽかぽかしてくるね」
ここでは到着後に彼女がつけた囲炉裏の音が癒しを与えてくれます。
昔話についても作品の全貌がわかるものになっており、最後まで聴くとしんみりするのではないでしょうか。
私はパートの中盤あたりでホロリと涙が出ました。

「眠気がお主を包み込む 暗くて暗くて 温かな漆黒の眠り」
そしてすべてが終わった後に眠りの世界へ導きます。
再会できたことが余程嬉しかったのか、母親のような安らいだ声でゆっくり数を数えます。
和風情緒漂うBGMが流れたり、セリフの間隔を意識して長くするなど
聴き手がすんなり眠れるよう気遣いながら物語を締めくくります。

ちなみに本作品にはおまけの後日談がありまして
本編視聴後はそちらも合わせて聴くことをおすすめします。
解除音声がついてないので本編の最後に眠らなかった場合は他作品の解除音声を聴いてから
そのまま寝入った場合はおまけを直接聴く形になります。

このように、彼女との思い出を振り返りながら眠りにつく流れのある催眠が繰り広げられてます。
ちょっぴり切ない作品
東方入眠抄シリーズと同じく登場人物の個性と魅力を引き立たせた作品です。

座敷童女は久しぶりに再会した主人公と新しい思い出を作ろうと
催眠を使ってまずは彼の疲れた心をほぐしつつ自分の生家へ案内します。
そして移動後は囲炉裏に当たりながら膝枕をして安眠へと導きます。

見た目は若々しいけど母親のような優しさと包容力がある彼女のキャラ
昔の出来事を振り返る中で技術を行使するストーリー重視の催眠
BGMや環境音で雰囲気を盛り上げる演出。
作品独自の要素を活かしたちょっぴり切ない物語が楽しめます。

Re:Volteさんは東方入眠抄シリーズで完成された作風を持つ一方で
オリジナルは自分の持ち味を活かせてなかったり個性が薄いなど首を捻る部分がありました。
それが今作でほぼ解消されたと私は見ています。
あちらの良かったところを上手く落とし込んでるなと。

催眠の技術自体は古典系の基本的なもので揃え
その間に昔語りや彼女の心情描写を違和感なく組み込んでます。
最近の催眠音声は物語の中に暗示を散りばめる現代催眠型も結構ありますけど
本作品の場合は技術とドラマ部分をある程度分離したうえで共存させてます。

2人の関係やストーリーこそが一番の聴きどころですね。
最初はわからなかった部分が少しずつ明らかになっていきます。
本編だけだとしこりが残るかもしれませんけど、後日談まで聴けばスッキリできます。

ストーリー性のある作品が好きな人には特におすすめします。

CV:冬岸るいさん
総時間 49:37(本編…44:30 おまけの後日談…5:07)

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は7点。
50分で400円とコスパが良いので+1してあります。

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