サークル「みやぢ屋」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、耳リフレ店で働いてるボクっ子店員が
常連客の家に出向いて癒したりちょっぴりエッチなサービスをします。

リアルな音を鳴らしながら色んな会話をするバランス型の作りが魅力で
前者は耳かき棒、耳マッサージ、梵天といった定番のサービスをひとつずつ丁寧に行い
後者は2人の距離が少しずつ縮まる様子を描いてイチャラブ感を出します。
今度は自宅でたっぷりご奉仕
癒珠庵(ゆずあん)の店員ゆずるが耳かきと耳舐めをするお話。

「あ…お客様 こんにちは お久しぶりです」
ゆずるは穏やかで中性的な声の女の子。
とある夏の日、癒珠庵の出張サービスを利用した主人公に挨拶すると
軽く雑談してから中へ入り部屋が綺麗なことを褒めます。

本作品は2020年4月に発売した「ガチ恋不可避の耳リフレ。~ぼくっこ店員ゆずるの場合~」の続編。
当時は働き始めてまだ1か月の新人だった彼女がすっかり成長し
今度は出張形式でおよそ120分間の癒しのサービスをします。
耳リフレをするお店なだけあって耳のケアに特化しており
耳かき、耳マッサージ、梵天、耳舐めを同じくらいの割合でひとつずつ丁寧にこなします。

前作を聴いてたほうが楽しめるのは間違いないですけど
物語の序盤で背景を教えてくれますから、彼が彼女の常連客なことさえ理解しておけば大丈夫です。

「お部屋 綺麗にされてるんですね はい とても清潔感があって 僕の部屋のほうが 散らかってるかも」
彼女はトーンが低めの声、一人称の「僕」、スカートをあまり穿かないなど
通常の女性よりも男の子っぽいところを持つキャラ。
しかし性格はとても純情で彼の家に初めて上がると室内を興味深そうに眺めます。

仕事中なので終始丁寧語で話しますが
会話の内容は友達や恋人といった親しい相手とするものがそれなりに混じってます。
物語が進むにつれて2人の距離が縮まる様子を描いたりと
専門店によく見られる他人行儀なところを意図的に削いでイチャラブ感を出します。

前作に引き続き結構キャラ重視の構成になってます。

サービスについてはリアルで優しい音を駆使して臨場感を出します。
器具ごとに音の質感、動き、リズムを変えて違いをわかりやすく表現したり
耳かきは手前と奥の概念、耳マッサージは音を通じて軽い閉塞感を与えるなど
実際に彼女からお世話されてる気分に浸りやすくする工夫が随所でされてます。

基本部分はシンプルですが、ところどころでマイナーなサービスを組み込んであったりと
恋人やお姉ちゃんがする耳かきとは違うプロらしさが窺えます。
前作は初々しさを出しつつ一生懸命取り組む姿を魅力にしてたので
今作はそれから時が経って成長した彼女の姿を表現する方針で進めます。
音と会話を楽しむサービス
最初の6パート90分間は健全なサービス。
膝枕の状態で左耳→右耳の順に竹耳かきでお掃除し
3種類の耳マッサージを挟んでから梵天で仕上げます。

「あの頃の僕は お客様が続けて指名してくださるようになって 少し浮かれてしまっていたのかもしれません」
そしてゆずるは序盤から色んなことを話して2人きりの時間を楽しみます。
お店が自粛してるせいでしばらく会えなかったらしく
初めて会った頃のことを思い出しながら手をスムーズに動かして心身をバランスよく癒します。

track.2の左耳かきは前作未視聴な人でも楽しんでもらえるように背景を語ってました。
それに対してtrack.3の右耳かきは「かりかり」と擬声語をよく言って静けさを演出します。
彼に耳かきに関するアドバイスをしたりと、店員として以前よりも成長したのがわかります。

音については「ぞりぞり」という硬くて若干尖った音が使われており
奥と手前を往復する感じで優しく引っかいてました。
力を弱めに設定してるおかげで音が鳴るたびに微弱な振動が耳に伝わってきます。
手前と奥で多少質感が変わりますし、音に強いサークルさんの長所がきちんと発揮されてます。

track.4の耳マッサージは音の良さが光ります。
蒸しタオルで温めてから素手→炭酸を含ませたスポンジでお世話するのですが
どのシーンも音の質が高くて癒しのパワーが強いです。

「しゅわーっと 微細な炭酸泡の音がするのするのがわかりますか?」
特にスポンジは炭酸水ほどではありませんが音に多少の清涼感がありますし
両耳を同時に塞がれると「ごごごご」というややこもった音に変化します。
音を通じて触覚も刺激されるからよりリアルに感じます。
マッサージするところは合わせたうえで色んな手段を投入するなかなか凝った内容です。

それに対して梵天は2人の親密度が上がる様子を中心に描きます。
「さすさす」という面積広めで柔らかい音をバックでゆっくり鳴らしながら
思わせぶりなセリフを言ったり、彼の返事や反応も入れて甘い雰囲気を作ります。

告白と捉えてもいいことをストレートに言うところを見ると、それくらい彼のことが好きなのでしょう。
耳リフレの技術は上達しても初心なところは以前と一緒で愛らしいです。
彼の反応を挟むのも一方通行じゃないことを表現してて良いです。
彼女の想いが報われたのをわかりやすく描いたほうが物語も上手くまとまります。

終盤の2パート28分間はR-15ならではのサービス。
別の日に再びやって来た彼女が左耳→右耳の順に舐めまくります。

ここでは彼女が普段よりも大胆に振舞います。
具体的にどうするのかは伏せますが、それだけで彼に対する好感度の高さがわかります。
耳舐めは水分控えめでコリコリした音をよく鳴らしてました。
彼女が熱っぽい吐息を漏らすシーンが多く、多少興奮してるのが感じられます。
個人的にはもう少し会話量を減らして耳舐めに専念してほしかったです。

このように、サービスをきっちりこなしながら恋愛要素も取り入れてる純愛ストーリーが繰り広げられてます。
音とキャラの両方が立ってる作品
専門店に見られる心の距離を敢えて取っ払ってるノーマル向け作品です。

ゆずるは久しぶりに再会した主人公に幸せなひと時をプレゼントしようと
プロらしい流れるような手つきで耳かき、耳マッサージ、梵天をします。
そしてこれらの最中に自分の想いも伝えてより親密な関係になろうとします。

中性的で初心な女の子が好意を寄せてる男性の耳をケアする甘いシチュ
リアルな音をタイミングよく鳴らしながら触覚も軽く刺激する臨場感の高いサービス
会話量を多めにして彼女の心情や2人が仲良くなる様子を描くキャラ重視の構成。
一般的なASMR作品よりもボイスドラマ成分を上げてあります。

中でも3番目は恥ずかしがり屋な彼女が勇気を出して想いを伝える姿が心を潤します。
彼女は自分に女性としての魅力があまりないと思ってるようで
彼に対してもなかなか素直になれずにいます。
でも彼の言葉や反応に影響されてそれが少しずつ変わっていきます。

今の耳かき音声はセリフを極端に少なくして音を楽しませるように作られてますが
本作品はセリフと音を同じくらい楽しめるバランス型の作りになってます。
両方とも質が高くて私は大変満足しました。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:みやぢさん
総時間 2:01:55

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2021年8月13日まで15%OFFの841円で販売されてます。
その場合の点数は10点です。