サークル「百合虎魂」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、心に関する治療をしてる病院で働く女の子が
悩みを抱えてやって来た男性を変わった手段でスッキリさせます。

催眠、エッチいずれも触手を積極的に使うのが特徴で
催眠は触手が放つ匂いや体を包まれる感触を通じて男らしさを取り除き
エッチはおまんこやアナルを責めたり出産シーンを設けて女性の快感を味わわせます。
疲れの原因は性別のズレ
ヒロミ(挿し絵中央)に催眠をかけられ触手責めされるお話。

「あーいい天気 お仕事したくないなー」
陽香は明るくて穏やかな声の女の子。
「ダメですよ陽香さん そんなこと言って ちょっと外に出たら すぐお酒飲み始めちゃうんですから」
ヒロミは甘くお淑やかな声の女の子。
仕事をサボりたい気分でいる陽香をヒロミがたしなめると
来院した患者をヒロミに任せて陽香は退出します。

本作品は不眠で悩んでる男性患者を救うために
ヒロミがおよそ90分に渡って女体化催眠をかけたり独特なエッチをします。
彼女によると彼がそうなってるのは心と体の性別が一致してないからだそうで
女性になりたがってる彼の願望を叶えれば自然と解消します。
そのため40分近くの時間を使ってゆっくりじっくり女体化を進めます。

TS触手のエサ係~触手娘化した友人に犯されて触手連続強制出産~」の続編にあたりますが
登場人物が一緒なだけでストーリーの繋がりはないので前作未視聴でも問題ありません。
また院長の陽香は冒頭とエッチの一部に出てくる程度でほとんどヒロミがやります。

「アシスタントの 触手ちゃんです とってもいい子で どんな男の人も 可愛い女の子に変えてくれるんですよ」
そしてヒロミは彼を治療するにあたり触手を積極的に使います。
触手が放つ甘い匂いで心地いい気分にさせたり、体を包み込んで女性の体へ変えるなど
エッチだけでなく催眠にも取り入れてるのが珍しいです。
うねうねした効果音をバックで鳴らしますし、本作品にとって欠かせない要素と言えます。

エッチは定番の触手責めに加えて出産シーンがあるのがポイントです。
おまんこを責められるだけでなく、母親になるのもテーマの女体化に相応しい内容だと思います。
といっても時間は5分程度ですからメインは性感帯を責められるほうです。
カウントに合わせて暗示を小まめに入れる堅実なリードがされてます。
心のケアに力を入れてる催眠
催眠はおよそ36分間。
ベッドに横になり、まずは深呼吸しながら自分がなりたい女性像をイメージします。

「無意識の女の子は 可愛い女の子になりたい 本当の自分になりたい あるべき姿の 女の子になって 自由にお洒落を楽しみたい」
具体的にどういう見た目をしてるかには触れず聴き手の自由に任せ
それと並行して女性になりたい気分にさせる言葉を投げかけて前向きにします。
本作品を聴く時点で女体化願望のある人が多いでしょうけど
それでもこういうシーンを挟んだほうがよりスムーズに誘導できるのは事実です。
時間に余裕がある状況を活かして心の準備から始めます。

本作品の売りである触手が出てくるのはその次から。
甘い匂いで心を、柔らかくて温かな感触で体をとろかせ
さらに体をパーツごとに脱力しながら女性の体へ変えていきます。

「この香りは 触手ちゃんから出る粘液の香りで 不思議なことに 吸えば吸うほど 頭の中がふわふわして 幸せな気持ちで満たしてくれるんですよ」
聴き手が抵抗を感じないようポジティブな表現を心がけてました。
ヒロミの声も終始穏やかで触手モノとは思えないほど和やかな空気が漂ってます。
脱力も「力が抜ける」と暗示を適度に入れて女性の体になりつつあることを実感させます。
深化と女体化をほぼ同時にやるスタイルになってて展開がスムーズです。

そして最後はストレートな手段で彼の中にある男らしさを取り除きます。
触手がおちんちんへオナホのように吸い付き、直接しごいて精液を吐き出させます。
百合虎魂さんは過去作も含めて催眠パートに絶頂シーンがあります。

「女の子の象徴の割れ目が作られて お腹の奥へと通じる膣が作られていく」
やり方はカウントをゆっくり数えながら絶頂へ追い込む暗示を入れ
その後はおちんちんが小さくなりクリトリスへ変わる様子を実況します。
気持ちよくなるよりも女体化の仕上げとしてやる感じです。
彼は射精しますが我々が聴く時はイメージだけにしておいたほうがいいでしょう。

最初から最後まで女体化を強く見据えたテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心と体を男から女へ変えることを目的に
深呼吸しながら女の子になりたい気分にさせるアプローチをかけるところから始まり
触手のイメージを交えた脱力と深化、そしてオナホコキっぽいプレイによる仕上げと繋ぎます。

心構えから入るおかげでヒロミの言葉を受け入れやすく
暗示の表現も軒並み柔らかくて心地よさを感じました。
脱力を通じて女性へ近づいてるのを実感させるアプローチも良いです。
最後のシーンで射精さえしなければそのままエッチに進むことができます。
女性の喜びと母親の喜び
エッチシーンは3パート25分間。
プレイはヒロミのオナニー、乳首オナニー、触手によるおまんこ/アナル責め、出産、キス、耳舐めです。

オナニー、触手責めの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。
セルフは一応ありです。

「あなたには 私にセクハラした罰として 触手ちゃんのエサ係になってもらおうと思うんですよね」
催眠を使って主人公を可愛い女の子に変えたヒロミは
物語の冒頭にされたセクハラへの罰としてあるゲームを持ち掛けます。

エッチは終始彼女や触手が責め続けます。
一番最初の「#3 触手にまみれて(約15分)」は割と王道の触手プレイ。
ヒロミのオナニーを鑑賞しながら自分の乳首をいじり
後半に入ると触手がおまんこに入ってきてドライ絶頂を迎えます。

「愛液を求めた触手が あなたのゆるんだ割れ目に潜り込む 膣の内側に 触手が激しく吸い付き 愛液をすすり始める ひだが震え 切ない快感が広がっていく」
そして彼女はここでも色んな暗示を入れて興奮や絶頂を後押しします。
オナニーを見せ合うシーンでは効果音や熱い吐息を漏らす
触手責めはうねうねした水音を鳴らすと雰囲気作りにも気を配ってます。
乳首オナニーは実際にやったらたぶん女体化が解けるのでやらないことをおすすめします。

ちなみに本作品の絶頂シーンはすべてカウントに合わせて行います。
どれも1カウントごとに暗示を厚めに入れる丁寧なリードでした。
純粋なエロ要素と催眠の技術をバランスよく組み合わせて無理なく追い込んでくれます。

残りの2パートは方向性を変えて気持ちよくするプレイ。
「#4 可愛い赤ちゃん(約4分)」はしばらく後に触手の子供を出産し
「#5 触手の抱擁(約6分)」はヒロミとキスしたり触手に下半身を責められて再び絶頂します。

「生まれる生まれる生まれる生まれる 生まれ続ける 生まれるたびに あなたは絶頂と 異常なほどの幸福感に襲われる」
#4は普通に進めたらグロくなりそうなので幸福感を前面に押し出してました。
前のパートは女性の快感を味わわせてましたから、ここは母親の気持ちを彼に体験させます。
#5は事前の会話を長めに取ってヒロミがどういう人物かわかりやすく伝えてました。
キスや耳舐めもしますし女性同士の甘いエッチに仕上げてます。

このように、ハードになりがちなプレイを柔らかいタッチで描いたややM~M向けのエッチが繰り広げられてます。
ニッチだが丁寧な作品
前作の特徴を継承しつつ聴きやすさを向上させてる作品です。

ヒロミは不眠で悩んでる主人公をスムーズに治療しようと
その原因が性別にあることを教えてからまずは催眠で女性の心と体に作り変えます。
そしてエッチは触手と協力して純粋な快感、出産の喜び、女性同士の甘いプレイを味わわせます。

ある秘密を持つナースが悩みを抱えてる男性を変わった手段で治療するシチュ
リラックスや深化に触手を使ったり射精シーンもある独特な催眠
パートごとに方向性を変え、エッチな音と暗示を組み合わせて追い込む個性的なエッチ。
触手を活かしながら催眠も成り立つように作品を組み立ててます。

中でも催眠は序盤で女性になりたい気持ちを膨らませるシーンがあったり
触手を積極的に絡めて誘導する面白くてしっかりした内容になってます。
女体化催眠をかける場合、深化させてから女体化へ移るケースが多いのですが
百合虎魂さんは両者を同時に行って時間の短縮と流れを作ることを意識されてます。

過去作では「深化が弱いなー」と感じることもありましたけど
今回は十分な深さまで入れて心地よかったです。
終盤で射精するのも男らしさを吐き出すイメージをわかりやすく表現してるだけですから
女体化作品ならそこまでおかしなことではないと私は思います。
さすがに実際に出すと性欲が一気に落ちるので避けたほうがいいでしょう。

エッチはパートごとに違う良さを持ってますが
#4と#5はプレイ時間のほとんどをカウントに費やしてるのは気になりました。
こうすると違うプレイでも内容がどうしても似通ってしまいます。

絶頂シーンはドライ4回、射精1回。
くちゅ音それなり、淫語とちゅぱ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

CV:春乃つくしさん
総時間 1:26:52

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2021年6月16日まで30%OFFの693円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。