サークル「EXcute」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、大人しそうに見えて結構大胆なクラスメイトが
雨の日に偶然会った顔見知りの男子とバス停や自宅でイチャイチャします。

バックで雨音を流しながらゆっくりじっくり愛し合うのが特徴で
序盤はバス停、中盤はお風呂場、終盤は部屋とシーンごとに場所を変え
ちゅぱ音、効果音、環境音を組み合わせてエッチの様子をしっとりした雰囲気で描きます。
雨がくれた温かいプレゼント
クラスメイトの水無月早霧と3種類のエッチをするお話。

「あ、こんにちは うん 傘 持ってきてない」
早霧はややトーンが低く穏やかな声の女の子。
本屋へ行く途中で雨に降られたところを主人公に話しかけられると
一緒の傘に入りお礼を言ってからバス停へ移動します。

本作品は教室や図書室でよく会う程度の関係だった男女が
雨の日に偶然出会い、およそ90分に渡るエッチをして仲良くなります。
彼女は物語の開始時点から彼に一定以上の好意を寄せており
冒頭の相合傘で会話するシーンにもそれが早速出てきます。

「私服 見てみたかった? じゃあ 今度写真撮ってくるね」
休日なのに制服を着てる理由を尋ねられた時は「私服姿を見せてあげる」と言ったり
同じ傘に入ってる状況を見て「恋人みたい」と思わせぶりなことを言うなど
彼女が彼をどう思ってるかがわかるように進めます。

2人とも本が好きなようですからそこに親近感が湧いたのかもしれません。
しゃべり方は淡々としてますが性格は純情で年頃の女の子らしいです。

また雨の日にイチャイチャしてることを表現するために
物語の大部分でリアルな雨音が流れ続けます。
外にいる時はクリアだったのが、自宅に着いた後は若干こもって遠くなるなど
2人がいる場所に応じて鳴らし方を変える凝った演出がされてます。

彼女がセリフを区切りながらゆっくりのんびり話すおかげで
声と音の両方を無理なく聴けるようになってます。
終盤のSEXシーンは会話量を減らしてエッチな音を中心に据えてますし
彼女と一緒にいる雰囲気を味わいながら抜くしっとりした作品です。
キャラ重視の穏やかなエッチ
エッチシーンは6パート69分間。
プレイは耳舐め、キス、手コキ、フェラ、SEX(騎乗位)です。
手コキ、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

「私も 我慢するの 無理かも こういうエッチな事 君としたかったから」
バス停に到着し、軽い耳舐めとキスで主人公を興奮させた早霧は
バスが来るまでの時間を使って気持ちいい恩返しをします。

エッチは終始彼女が責め続けます。
一番最初の「02_田舎のバス停、雨音と手コキ(約15分)」でするのは手コキ。
左右の手を竿と亀頭に被せてゆっくりペースでしごきます。

「大丈夫 私の両手で すっかり隠してるから もし他の人が来ても 恥ずかしいところは 見えないよ エッチな事してるのは バレちゃうけど」
声や態度は普段通り落ち着いてますがやることは積極的。
彼が寒い思いをせずに済むようおちんちん全体を優しく包み込み
優しい言葉をかけて羞恥心を和らげながら丁寧に責め続けます。

手コキのペースが終始ゆっくりで彼女の口調と合ってました。
でも音自体は割と下品でそれが余計エロく感じます。
雨音を聞きながら公共の場でこっそりエッチする状況も本作品らしさがあって良いです。
彼女と一緒にいる雰囲気を作りながらその魅力を伝える結構重要なパートです。

続く4パート27分間は彼女の家のお風呂場が舞台。
雨で冷えた体を温めようと2人で一緒にシャワーを浴び
そのまま勢いで耳舐め手コキとフェラをして再度の射精に導きます。

「これで もう寒くないよね」
脱衣所で躊躇する彼を見て「手伝おうか?」と尋ねたり
お風呂場へ移動した後は体を密着させて温める大胆なところを見せてくれます。
バス停の時も十分積極的でしたが、誰にも邪魔されない場所だから遠慮しなくなったのかもしれません。
無口だから行動で気持ちを伝えようとするところに愛らしさを感じました。

プレイについては「05_耳舐め手コキ-その1(約8分)」と「07_耳舐め手コキ-その2(約5分)」は耳舐め手コキ
「06_焦らされ舐め(約5分)」「08_じゅぽじゅぽフェラ(約9分)」はフェラと
それぞれを2回ずつ交互に行うスタイルを取ってます。

05と07は左右を切り替えてるだけなのでそこまで変化はありませんが
06はおちんちんを舐めたりしゃぶるスタンダードなフェラ
08は咥え込んだまま吸い多めでパワフルに責めるフェラでギャップがあります。
特に08は射精に直結するパートだからわざとやや下品に振舞ってました。
フィニッシュはしっかり口で受け止め飲んでくれますし、ここも彼女の愛を感じる描写が多いです。

そうやってお互いの心の距離を近づけた後
「09_誰もいない静かな部屋で雨らぶ甘々えっち(約27分)」で体のほうもひとつになります。
彼女が上に跨って腰を打ちつける女性上位のシチュですが
甘いセリフやエロ可愛い喘ぎ声が多いおかげでノーマル向けのプレイになってます。

「好き 好き 好き 大好きぃ」
山場にあたるシーンだからでしょうけど、これまで以上に彼女の心情描写に力を入れてました。
中盤からは熱っぽい吐息、喘ぎ声、キス&耳舐めによるちゅぱ音の割合が上がり
バックで流れる雨音と組み合わさって彼女がすぐそばにいるような感覚が味わえます。
ストレートな愛の言葉も言ってくれますし、満たされながら抜けるプレイに仕上がってます。

このように、2人の親密度に合わせてプレイも濃くなるイチャラブ系のエッチが繰り広げられてます。
雰囲気の良い作品
雨の日に女の子とエッチする様子を忠実に描いた落ち着いてる作品です。

早霧は以前からある程度の好意を寄せてた主人公に相合傘のお礼をしようと
まずはバス停でゆっくり手コキしながら自分の気持ちを伝えます。
そして自宅に着いた後はより大胆に責めて彼の心をガッチリ掴みます。

好きな人にはとことん尽くす物静かな女の子が、知り合いの男子とエッチで仲良くなるノーマル向けのシチュ
多くのシーンで雨音を流しながらゆっくり愛し合う雰囲気の良いエッチ
無機質な表情で何を思い、感じてるかをストレートに伝える彼女のピュアなキャラ。
静けさや落ち着きを大事にしながら2人の恋愛模様を描きます。

「なんで ここまですると思う? こんなこと 嫌いな人にはしないよ」
中でも3番目はもっと内気な女性かと思いきや、ストレートなセリフが多くて少し驚きました。
エッチも「彼のことが好き」という気持ちを込めてやるので事務的感はありません。
ファーストキスや処女といった大事なものを彼に捧げて惜しみない愛情を注ぎます。
一部では割とパワフルな責めもしますし、M向けの要素がまったくないので誰でも聴けます。

ただし、彼女が彼を好きになった経緯や理由が曖昧になってるところや
バス停でエッチするのがエッチシーンのおよそ22%と控えめなところは気になりました。
前者は2人の関係が「図書室でよく会う」くらいしか書かれてないので
それだけでここまでのエッチをするのはさすがに飛躍してると思います。

例えばエッチの最中にそのへん事情をもう少し語ってくれたら違ったでしょう。
あるいはエッチを通じて彼の魅力を表現するとか。
本作品は抜き系ではなく雰囲気を楽しむタイプなので
そのへんをしっかりさせておいたほうが聴いた時の違和感がなくなり没入できます。

後者はタイトルが「バス停えっち」なら半分くらいの時間は欲しいかなぁと。
今の内容だとバス停エッチは2人がより仲良くなるきっかけ程度の位置づけで
メインはお風呂場や部屋でのプレイになります。

射精シーンは3回。
くちゅ音とちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:逢坂成美さん
総時間 1:34:41

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2021年5月6日まで30%OFFの616円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。