サークル「Kaleidoscope」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ほぼ正反対の性格をしてる2人のサキュバスが
魔王討伐にやって来た勇者をエッチな手段で手懐けます。

2人の違いを引き立たせながら協力して責めるのが特徴で
片方はサキュバスのイメージ通りストレートに誘惑する役
もう片方は彼を気遣ったり誘惑に負けないよう応援する役に置いたうえで
負ける快感やダメになる快感が膨らむよう積極的に言葉責めします。
勇者に迫る気持ちいい罠
悪魔的サキュバス、天使的サキュバスとひたすらエッチするお話。

「いらっしゃーい 勇者様 魔王城へようこそ」
悪魔的サキュバスは甘く可愛い声の女の子。
「勇者様の活躍は ここからずっと見ていましたよ」
天使的サキュバスは明るくて穏やかな声の女の子。
魔王討伐のため城に乗り込んできた主人公を嬉しそうに迎えると
敵意がないことを伝えてから耳元で囁きます。

本作品は世界を救うために旅をしてきた勇者を骨抜きにしようと
彼女たちがおよそ100分に渡って5種類のエッチをします。
2人は戦闘は苦手そうですが男を誘惑する能力はかなり高く
序盤から彼に密着し左右で囁きながら心身をバランスよく責め続けます。

悪魔「いいのいいの 全部忘れちゃおうね 頭の中 気持ちよさでいっぱいにしちゃおうね」
天使「サキュバスの気の向くままに お耳を舐められてていいんですか?」
しかし最中のセリフは大きく異なります。
快楽を与えながら甘い言葉をかけて堕落させる正統派の誘惑をする悪魔的サキュバスに対し
天使的サキュバスは魔王の部屋へ行かずこんなところで遊んでる彼をたしなめる姿勢を取ります。

しかし体のほうは2人で協力して責めるサキュバスらしいところを見せます。

天使的なだけで本物の天使ではありませんから、彼女も最後は彼を快楽堕ちさせようとします。
しかしその過程が通常のサキュバス作品よりもやや回り道になってます。
プレイ自体は人間同士がやるものばかりなので、キャラやセリフのほうが個性的だと私は思います。

悪魔「サキュバス様に負けるのうれしい サキュバス様に勝つなんて無理」
そのわかりやすい例が負ける快感やダメになる快感をくすぐるセリフをよく言うこと。
中盤の2パートをゲーム形式にして女性に負ける気持ちよさを教えます。
彼女たちの性格が温和なおかげで見下されることはほとんどありません。
囁き声が多いのも相まって敵同士とは思えないほど穏やかな空気が漂ってます。

タイプの異なるサキュバスが協力して責めるシチュと負ける快感をくすぐる言葉責め。
一般的なサキュバス作品よりも心への責めを強化したノーマル~ややM向けの作品です。
少しずつ堕落させるエッチ
エッチシーンは5パート87分間。
プレイは耳舐め、手コキ、エッチの様子を女性に見られる、乳首責め、オナニー、キス、フェラ、SEX(騎乗位?)です。
手コキ、オナニー、SEXの際に効果音が鳴ります(無しも選択可)。

悪魔「お耳 真っ赤だよ もっと刺激が欲しくなっちゃった?」
囁きや耳への息吹きで主人公を興奮させたサキュバスたちは
そのまま耳舐め手コキに進んで快楽の虜にします。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
最初の3パート47分間は彼に魔王討伐を諦めさせることを目指したプレイ。
「1 悪魔の囁きと天使の囁きで背徳感煽り両耳舐め手コキ(約15分)」は耳舐め手コキ
「2 カウントダウン両耳舐め手コキ(約14分)」はカウントを交えた耳舐め手コキ
「3 乳首責めオナニー我慢ゲーム(約18分)」は耳舐め、乳首責め、オナニーで合計3回射精させます。

悪魔「決意も約束も 何もかも忘れて 快感に身を委ねるの 気持ちいいね」
悪魔的サキュバスは彼が戦闘には強いけどエッチに弱いことを見抜いてるようです。
最初から砕けた口調で親しげに語りかけ、さらに密着して敵意がないことを伝えます。
そして彼の気力を削いだり快楽堕ちさせることを意図したセリフをガンガン言います。
年下系なので色気はないですけど、やることはサキュバスのイメージ通りでわかりやすいです。

天使「あーあ イっちゃったんですね 勇者様なら耐えてくださると思ってたのに 私 がっかりです」
そして天使的サキュバスはむしろ彼に味方するような姿勢を取ります。
快楽に負けそうになってる彼を励まして射精を食い止めたり
射精した後は軽く呆れて罪悪感を膨らませます。
同じサキュバスでもやることが大きく違っててキャラが立ってます。

耳舐めは外側を中心にちゅぱちゅぱする、手コキは効果音を鳴らすだけとあっさりしてました。
1番目と2番目は終盤にカウントを数えるくらいしか違いはありません。
まだ始まったばかりなのでやることはシンプルにしてセリフで2人の特徴を出してます。

天使「負けるのうれしくて ぴゅっぴゅしちゃう? 負かされるの大好きーって 白濁液だしちゃう?」
3番目のオナニー我慢ゲームは負ける快感を味わわせることに力を入れたパート。
前半は耳舐めや乳首責めといったソフトな責めでおちんちんをしごきたい気分にさせ
後半はオナニーを始めた彼を嬉しそうに観察しながら言葉責めで後押しします。

サークルさんは「オナサポ」とおっしゃってますけど
オナニーの指示は開始と射精のタイミングだけなので色仕掛けと呼ぶほうがしっくりきます。
3パートいずれも射精後に下品な音を鳴らして精液を飲むシーンがあったり
穏やかな態度で接しながらサキュバス特有の貪欲さを適度に見せてくれます。

続く2パート40分間はさらに踏み込んだプレイ。
「4 キスと乳首責めとフェラ(約21分)」は天使的→悪魔的の順にフェラ
「5 妹と化したサキュバスちゃんと生ハメセックス(約19分)」は逆の順番でSEXします。

天使「雑魚なのバレて 馬鹿にされるの 興奮しちゃいますね」
悪魔「ザーメンタンク パンパンにできて いい子いい子」
このへんまで来ると彼はもうすっかり飼い慣らされており
彼女たちもそれを見透かしてるかのように甘やかしたり小馬鹿にします。
快楽堕ちさせた後も態度はまったく変わりませんから引き続きあまあまです。
精液を安定供給してくれる彼にむしろ感謝してるのかもしれませんね。

ただし、体への責めは前の3パートよりも強化されます。
どちらも射精シーンを2回に増やしてそれをわかりやすく表現し
フェラはちゅぱ音、SEXはピストン音と喘ぎ声をガンガン鳴らして興奮と射精を促します。

フェラ10分、SEX14分と時間はそこまで長くないですけど
両方合わせて1回抜くくらいのエロさは十分に持ってます。
SEXパートは彼を「お兄ちゃん」「お兄様」と呼びながらエッチしますから
年下好きのほうが抜きやすく感じるでしょう。

このように、飴をたっぷり与えて手懐ける穏やかなエッチが繰り広げられてます。
優しく負かしてくれる作品
きつい描写をほとんど入れずに負ける快感をくすぐる聴きやすい作品です。

悪魔的サキュバスと天使的サキュバスは魔王を倒そうとしてる勇者を骨抜きにしようと
多くのシーンで密着し囁きながら耳、乳首、おちんちんをバランスよく責めます。
そしてその中に2人の違いを出すセリフや負け射精させる言葉責めを入れて心も堕落させます。

ほぼ正反対の特徴を持つサキュバスが勇者をエッチに誘惑する王道のシチュ
体への責めはシンプルにする代わり言葉責めの質と量にこだわってる作り
2人いる状況を活かして連携を取りながら責める密度高めのエッチ。
サキュバスから連想されるハードさや無慈悲さを取り除いて快楽堕ちさせます。

中でも2番目は2人の性格を表現する重要な役割を果たします。
作中では特に触れられてませんが、たぶん彼女たちは上司にあたる魔王を守りたかったのでしょう。
でも戦闘は苦手だから女の武器を使うのと同時に負けたくなる言葉責めをします。
2人の吐息や唾液には媚薬成分が含まれてるので、彼があっさり堕ちるのも別に不思議じゃありません。
堕ちた後も穏やかに接してくれて温かいものを感じながら抜くことができます。

私個人はもうちょっとサキュバスならではのプレイを聴きたかったですけど
Kaleidoscopeさんはこれが2作目ですから安定性を重視したのかもしれません。
1番目と2番目の内容がほとんど一緒なこと、乳首責めをそれなりにするのに責め方が単調なことなど
(乳首のいじり方をもっと指示してオナサポ色を出すとか)
他にも気になるところが色々あったので今後の作品で改善されることを期待してます。

射精シーンは7回。
淫語・くちゅ音・ちゅぱ音それなり、喘ぎ声そこそこです。

おまけは耳舐め(3本)とフェラ(2本)です。

CV:悪魔的サキュバス…一之瀬りとさん 天使的サキュバス…陽向葵ゅかさん
総時間 2:12:11(本編…1:46:11 おまけ…26:00)

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2021年2月7日まで20%OFFの1056円で販売されてます。