サークル「モルモットストリップ」さんの催眠音声作品。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第67回目は穏やかな物腰のダークエルフが
現実世界とは別の場所へ連れて行き屈辱的なエッチをプレゼントします。

エッチの開始直後に恥ずかしいポーズを取らせて羞恥心を煽ったり
彼女の唾液を性感帯に吐きかけて体の熱を高めるなど
Mな人が喜ぶ要素をいくつも盛り込んだ変態向けのプレイを行います。

事前に目隠し(アイマスクやタオル)を用意しておくとより楽しめます。
ダークエルフとする不思議なエッチ
ダークエルフに催眠をかけられ2種類の絶頂をするお話。

「こんにちは それとも こんばんはですか?」
ダークエルフは丁寧語で話す穏やかな声のお姉さん。
音声を聴く際の注意事項や環境を丁寧に説明すると
惨めな格好をしてる主人公を軽く見下します。

本作品は普段よりも恥ずかしくて屈辱的なエッチを味わわせることを目的に
彼女がおよそ60分に渡って催眠をかけたりM度の高いエッチをします。
催眠は2人が現実世界から別の場所に移動する様子を絡めたシンプルな誘導を行い
エッチは長めの時間を取って心身両面をバランスよく盛り上げます。

「すごいですねぇ 私の唾と あなたのおちんぽ汁が混ざり合って すごくドロドロになってますよ」
モルモットストリップさんと言えばド変態向けの作品をよく制作されてるサークルさんです。
今作もその例に漏れず恥ずかしいポーズを取らせる、彼女の唾液を吐きかける
情けない言葉を言いながら絶頂するといったM向けの要素が充実してます。

他人に見られたら色々とヤバいですから視聴時の環境にはくれぐれもご注意ください。

時間、内容いずれもエッチ重視で属性の合う人ならきっとハマるでしょう。
暗示やイメージで気持ちよくすることが多い通常の催眠音声とは違い
言葉責めや羞恥を煽るアプローチといった同人音声向けの責め方と組み合わせてます。

ダークエルフが相手するのに普通に催眠をかけるだけでは個性が出ませんから
敢えて催眠の割合をやや下げてこういうハイブリッド型にしたのだと思います。
声は上品に、責め方は下品にとギャップを持たせてあってゾクゾクします。
ストレートに落とす催眠
催眠はおよそ17分間。
目隠しをしてからまずは2分くらい深呼吸を続けて気持ちを落ち着けます。
そして自分が今いる空間が下へ移動する様子をイメージしながら
ダークエルフの言葉に耳を傾けて催眠状態を深めます。

ちなみに本作品は座って聴くことを想定してます。
寝て聴くのも一応可能ですが、エッチでポーズを取る時にやりにくく感じるかもしれません。

「空間が 一番下に到着した時 あなたは完全に催眠状態に入ることができ さらに あなたは気持ちのいい世界の 住民になれます」
彼女によるとこの催眠を受ければ気持ちいい場所に移動できるそうです。
だから空間のイメージをさせながら下がれば催眠状態も深くなると告げます。
わかりにくい人はエレベーターに乗ってる様子をイメージするといいでしょう。
後になるほど意識のぼやけが強くなって気持ちよかったです。

「どんどん体の力が抜けていきます 体も どんどん温かくなっていきます 体が温かくなると 今度は考えるための力が抜けていきます」
深化と並行して脱力も入念に行うのが良いですね。
催眠が深まれば体の力が抜ける、力が抜ければ温かくなるといった具合に
それぞれを関連付けて心地いい感覚が強くなるよう導きます。
そして別世界に到着した後は復唱形式でそれを受け入れさせて心の準備を整えます。

深化と脱力をほぼ同時に行う変わったスタイルの催眠です。
聴き手を今よりも気持ちいい世界へ案内することを目的に
軽い深呼吸から入ってイメージを交えた深化&脱力、そして入国のための宣誓と
物語に沿った形でリラックスと催眠状態を高めます。

エッチが売りの作品ですけど催眠のレベルも高くてスムーズに入れます。
私が聴いた時も最初は意識のぼやけ、次に脱力感が湧いてきました。
変態向けの要素は特にないので落ち着いた気分で聴けます。
心を解き放ってくれるエッチ
エッチシーンは36分間。
プレイは恥ずかしいポーズを取る、おちんちんに唾をかける、フェラ、潮吹き、オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
最初から全裸の状態で聴きます。

「あなたにはもっと 屈辱的なポーズをしてもらいます」
催眠を使って主人公を気持ちいい世界に招待したダークエルフは
現実世界だとなかなかできないポーズを取らせて羞恥心を煽ります。

エッチは終始彼女が責め続けます。
最初の26分間は感度上昇から1回目の絶頂に持っていくシーン。
両脚を開き、両腕を上げて頭の上に置き、舌を出して服従のポーズを取り
彼女がおちんちんや乳首に唾を吐きかけて心身の熱を上げます。

「大したおちんちんでもないのに なんでそんなに自慢げに 見せつけているんですか?」
彼女の唾液には強烈な媚薬成分が含まれてるらしく
カウントを刻みながら暗示を入れてその感覚を上手に伝えます。
さらに通常の言葉責めや痴態を見られる快感をくすぐって普通に興奮させます。
恥ずかしいポーズを取ることに快感を覚えさせるなど、アプローチの内容が結構多彩です。

また彼女が唾を吐きかける時は「ぺっ」というちゅぱ音を実際に鳴らします。
声のイメージとは違う音にしてて下品さが引き立ってました。
このシーンはおちんちんに指一本触れないので主に心がゾクゾクすると思います。

絶頂は長めのカウントに合わせて潮吹きを迎えます。
実際にそうなるのは難しいでしょうから、目指すならドライのほうが妥当かなと。
5カウント毎に長めのセリフを挟んで丁寧に追い込んでました。

続く10分間は体のほうも気持ちよくするシーン。
軽い深呼吸で息を整えてからおちんちんを握って好きなペースでしごきます。

「ザーメン噴射する時は ちゃんと 〇〇って なさけなーく報告してからお願いしますね」
絶頂形式が変わっても彼女の責めっぷりは変わりません。
おちんちんに唾を吐きかけながら情けないセリフを言わせてマゾ射精に導きます。
本作品のエッチは主に絶頂シーンで復唱する指示が出ますから
可能なら声に出して言ってみるとより興奮が高まるでしょう。

このように、恋人相手ではまずできないアブノーマル路線のエッチが繰り広げられてます。
穏やかで変態度の高い作品
個性的でバランスも取れてるエッチが魅力の作品です。

ダークエルフは現実世界ではなかなか味わえない体験を主人公にさせようと
まずは催眠を通じて別世界に移動し、変態プレイをしても許される状況を作ります。
そしてエッチは痴態を見られる快感、唾を吐きかけられる屈辱感と体の疼き
潮吹きと射精による純粋な快感といった色んな要素を組み合わせてもてなします。

声と責めっぷりにギャップのあるダークエルフが独特なエッチをするM~ドM向けのシチュ
物語の流れに合わせて技術を行使するシンプルで無駄のない催眠
Mな人が喜ぶことをガンガンやって心身を盛り上げるサークルさんらしいエッチ。
発売から9年以上経った今でも十分個性的と言える作品に仕上がってます。

中でもエッチは催眠パートの倍以上の時間を割き
イメージ、暗示、通常の責めを駆使した複合責めを行います。
唾液に含まれる媚薬で気持ち良くするところは催眠音声らしいですし
恥ずかしいポーズ、言葉責め、情けないセリフの復唱は同人音声に近いと言えます。

1回目の潮吹きは難度が高いですけど2回目の射精は普通に可能です。
精神的に盛り上がった状態でオナニーを始めるのが大きいです。
非現実的なプレイをしますから視聴後は気分がスッキリするでしょう。

絶頂シーンは2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて前回から1点だけプラスさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:04:37

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります