サークル「紅玉工廠」さんの無料の催眠音声作品(女性向け)。

今回紹介する作品は、友達あたりの関係にある穏やかなお兄さんが
通話形式でエッチな催眠をかけて心地よさや性的快感を与えます。

カウント、指パッチン、暗示を上手に組み合わせた手堅いリードをするのが特徴で
催眠は体の脱力を長めにやってからカウントを何度も数えて段階的に落とす
エッチは感度を上げた後に多少焦らして連続絶頂させる、といった具合に
どちらもこれらを使ってスムーズに感覚を操作します。
ふたつの要素で気持ちいい世界へ
お兄さんに催眠をかけられ連続絶頂するお話。

「はい、もしもし。聞こえてる? ん、よかった。」
お兄さんは穏やかな声の男性。
主人公に「催眠の色んな気持ちよさを体験したい」と頼まれて通話すると
事前に姿勢や環境を確認してから催眠に入ります。

本作品は催眠特有の心地よさや快感をサクッと味わわせることを目的に
彼がおよそ35分に渡って催眠をかけたり若干意地悪なエッチをします。
通話形式でサービスするため2人が直接肌を重ねることはなく
催眠の技術に多少の淫語を盛り込んで心身をバランスよく盛り上げます。

「さん、にー、いち、ゼロ。(パチン)ぼーっとして、ただ気持ちいい」
最大の特徴はカウントと指パッチンを多用すること。
深化、感度上昇、絶頂といった要所でこれらをセットにし
その前後最中に厚めの暗示を挟んで感覚を上手に伝えます。

使用頻度は結構高いですけどむやみやたらに使うわけではありません。
どのシーンも暗示を効果的に入れるための手段として用います。
カウントや指パッチンそのものに暗示を入れることもあったりと
技術面の合理性を持たせたうえで個性も出るように組み立ててます。

あとは全編を通じて誘導がとても丁寧です。
総時間が短めなことを踏まえてやることをある程度絞り込み
それぞれをしっかりこなして聴き手が催眠に落ちたり絶頂できるように進めます。
サークルさんは「催眠をはじめて聞く人向けではない」とおっしゃられてますけど
私はこの内容なら初心者も含めて誰でも聴けると思います。
洗練された催眠
催眠はおよそ15分間。
楽な姿勢で目を瞑り、軽く深呼吸してから全身をくまなく脱力します。
服装は着衣、裸どちらでもいいそうです。

「右足に意識を向けて。足も、爪先から、かかと、ふくらはぎ、ひざ、ふともも。力がすーっと抜けていく」
右腕、左腕、右足、左足、胴体、頭と大まかなパーツに分け
いずれも末端から中枢へ感覚を伝播させる流れで進めます。
「力が抜ける」「重い」といった暗示が多く、セリフの間隔を長めに取る話し方も相まって
後になるほどぐったりする感覚が強くなります。

また頭だけは他と違い「意識が薄れる」「ぼーっとする」など
深化を意識した言い回しに変えてありました。
被暗示性の高い人ならここだけでも軽い催眠に入れるでしょう。

カウントと指パッチンが登場するのはその次から。
最初は10カウント、その後からは3カウントに合わせて指を鳴らして少しずつ確実に深めます。

「6 ふわーっとした、不思議な気持ちよさ。5 数字が減るのは気持ちいい」
ここも前後最中の暗示を厚めに入れる堅実な誘導が光ります。
本作品は催眠、エッチいずれも前暗示に力を入れてるので
カウントや指パッチンをした時の効果が実感しやすくなってます。

最初は純粋な深化、ある程度経つと彼の言うことに従いたくなる暗示と
同じカウント+指パッチンでも方向性を変えてエッチの準備を整えてました。
男性声ですが私が聴いた時は結構深いところまで入れて心地よかったです。

目標に向けてほぼ一直線に進めるシンプルで手堅い催眠です。
聴き手をお兄さんの言いなりにすることを目的に
軽い深呼吸から入って分割弛緩法、カウント+指パッチンによる深化&暗示と
無駄を省いたうえで作品の個性が出るようスムーズに進めます。

私は「催眠AIによる快楽催眠プログラム」や「さとりの読心術催眠」を過去に視聴してるので
紅玉工廠さんは実力のある方だと認識してました。
今作もそれが十分に発揮されてて良いです。
要所を押さえて無理なくこなすお手本のような催眠だなと。
時間が短いのでここだけ聴いて催眠にかかる練習をするのも有りだと思います。
落差の大きいエッチ
エッチシーンは14分間。
プレイはカウント&指パッチンによる感度上昇/寸止め/絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフはありません。

「数字が減ると気持ちいい。ゼロになるのが気持ちいい。指を鳴らされるともっと気持ちいい。私の言う通りになると、もっともっと気持ちいい」
催眠を使って主人公の心と体を空っぽにしたお兄さんは
引き続きカウントと指パッチンを使い今度はエッチな熱を与えます。

エッチは体をいじったりせず技術と言葉で気持ちよくします。
前半の7分間は絶頂に向けて感度を上げるシーン。
カウントダウンと指パッチンを刻みながら暗示を厚めに入れてじわじわと盛り上げます。

「指を鳴らされるたび、身体が熱くなって(パチン)、快感が止まらなくなって(パチン)、イきそうになる(パチン)。でも、イけない」
ストレートに体が熱くなるように誘導してたかと思えば
ある程度経つとイキたくてもイケなくなる状況を作って軽く焦らします。
彼の声も若干嗜虐的になってる感じがしましたし、多少意地悪して快感を溜めてるように思えます。
いいとこややMあたりですからノーマルな人でも大丈夫でしょう。

後半の7分間は絶頂シーン。
前半よりもカウントと指パッチンの割合を上げて寸止めからの連続絶頂をします。
ほぼ正反対の責めを仕掛けてるのはイキやすくするための工夫なのかなと。
私が軽く股間がビクついたくらいなので、女性ならもっと大きな快感を得られる可能性はありそうです。
子宮やクリトリスといった淫語を少し言う以外は技術で追い込んでます。

このように焦らし、寸止め、連続絶頂を組み合わせた落差のあるエッチが繰り広げられてます。
丁寧な作品
やることは割とシンプルにしてその作り込みに力を入れてる作品です。

お兄さんは主人公に催眠特有の感覚を味わってもらおうと
まずは脱力重視のシンプルな催眠でスムーズに深化させます。
そしてエッチは感度上昇や焦らしで溜めを作ってから連続絶頂で一気に発散させます。

通話形式でお兄さんにエッチな催眠をかけられるほぼノーマル向けのシチュ
カウントと指パッチンに暗示を絡めて催眠とエッチを進める堅実な作り
ややM向けの要素をいくつか盛り込んでるちょっぴり意地悪なエッチ。
30分程度の時間内でできることをきっちりこなして満足させます。

中でも2番目は催眠音声で割とよく使われる要素だからこそ、サークルさんの実力が色濃く反映されてます。
新規のサークルさんと催眠に精通してるサークルさんだと
同じ技術を使った時の質の高さやかかりやすさに大きな違いが生まれます。
こういう基本的な技法を高い水準で運用できるのは腕のある証拠だと私は思います。

エッチは催眠に引き続きカウントと指パッチンの扱いに気を配ってます。
結構ガンガン追い込んでくる感じで意外でした。

絶頂シーンは7回。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

無料ですから興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:Rubby大尉さん
総時間 34:42

ダウンロードはこちら
https://ci-en.dlsite.com/creator/6952/article/391255