サークル「アンスリウム」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、人間と猫の特徴を合わせ持つ純朴な女の子が
初めて出かけた海で大好きな人とたっぷりイチャイチャします。

キャラを引き立てながらリアルな音を鳴らすのが特徴で
「かいかい」「ふきふき」といった擬声語と愛の言葉を多めに盛り込んで彼女らしさを表現し
夏に関する効果音や環境音もたくさん鳴らして癒しと没入感を与えます。
エッチもしますが非エロ重視の構成なのでそこだけご注意ください。
夏の海を2人で満喫
コユキが海辺で癒しとエッチなご奉仕をするお話。

「これが…海 あぁ これが、波」
コユキは素朴で可愛い声の女の子。
とある夏の日、主人公と生まれて初めて海にやって来ると
打ち寄せる波に驚いて思わず彼に抱きつきます。

本作品はサークルさんの代表作「捨て猫ダウナーをとことん愛でたら悶絶するほど幸せになる音声」の続編。
前作で彼に拾われ色々あった末に仲良くなった彼女が
今まで見たことのなかった海へ出かけておよそ100分に渡りのんびり過ごします。
非エロ62分、エロ32分と前者の割合を高めに設定し
耳かき、マッサージ、添い寝といったサービスをひとつずつ繰り出して癒します。

「私 海に入れなくてもいいです 波の音を聞きながら こうしてご主人に ぎゅーってくっついてるだけで幸せです」
前作では彼が臆病な彼女の心を開いていく過程を中心に描いてましたが
今作はその後のお話ということで序盤から全力でイチャイチャします。
何かあるたびに彼に抱きついて甘えますし、セリフも「好き」「幸せ」といった甘いものばかりです。

自分の気持ちをストレートに伝えるシーンが非常に多く
彼に一生懸命尽くす姿勢も相まって聴けば聴くほど心が穏やかになります。
小動物のような可愛さとでも言いましょうか、純真な女性に描かれてました。
サービス中に幸せそうな表情をよく見せるので彼女も楽しんでるのがよくわかります。

もうひとつの魅力は最中に鳴る音。
舞台が夏の海ということで夏らしさを感じる音がいくつも出てきます。
全編を通じて波の音がバックで流れますし、ラムネを開けて飲むシーンも音を使ってリアルに表現します。
また耳かき中に炭酸を使う時はシュワシュワパチパチした音を耳元で鳴らして爽快感を与えます。
音の品質も高く、これらを聴いてるだけでもかなりの癒しが得られます。

キャラ重視の作品ですけどASMR成分も強めです。
耳かき、耳舐め、マッサージをする時はセリフが一気に減って音を聴きやすくしてます。
そして音と彼女の吐息を組み合わせてお世話されてる雰囲気を出します。
ストーリー性はほとんどないので、2人が仲良しなことさえ理解してれば前作未視聴でも問題なく聴けます。

一途でピュアな女の子と海辺でイチャイチャする展開と夏を感じるリアルな音の数々。
キャラと音に同じくらい力を入れてるあまあまラブラブな作品です。
音と会話で癒すサービス
10分程度の前置きを挟んだ後から始まる4パート51分間は非エロのサービス。
「02_ラムネ。時々ちゅぅ」は主人公が持ってきたラムネやチョコレートを食べ
「03_炭酸と耳かき」はそのお返しに彼女が耳かきします。
そして「04_しゅわしゅわ耳舐め」は炭酸水を口に含みながらする耳舐め
「05_ぬっちょりオイルマッサージ」は全身のオイルマッサージとより踏み込んだものに移ります。

02パートはサービスよりも雰囲気作りの色合いが強い内容で
本作品のふたつの特徴がわかりやすく表現されてます。
ラムネの栓を開ける時は「ぽんっ シュワー」という爽やかな音が鳴り
ビー玉がビンに当たる音、彼女がラムネを飲む音など色んな音が登場します。

「その シュワシュワがすごくて 一気には飲めないんですけど ちょこちょこと ごくん ごくんって少しずつ飲むのが とっても えへへ 美味しいです」
最中の会話もほのぼのしたものばかり。
擬声語を適度に挟みながら素直な気持ちを伝えて彼に愛情を注ぎます。
彼女は「前作よりも大人になった」と言ってますがまだまだ子供のようです。
冒頭で恐る恐る海へ入るシーンもあったりと、彼女の無邪気さや可愛さを前面に押し出してます。

03~05パートは音が活躍します。
耳かきは右耳→左耳の順に(たぶん)耳かき棒でお掃除し
同時に炭酸水を湿らせたタオルを膝に敷いてシュワシュワ音を楽しんでもらいます。
「ぞすぞす」という乾いてて平べったい音が使われており
ゆっくりペースで奥から手前へ掻き出すシンプルで優しい耳かきです。

「かいかい かいかい お耳かいかい」
そしてここからはセリフの量が一気に減って音だけが流れ続けます。
波の音、耳かき音、炭酸音、彼女の吐息が違和感なく共存してて穏やかでした。
耳かきのペースを緩くしたのは他の音を聴きやすくするためなのでしょう。
質感と動きも良くて癒しはもちろん、安眠のお供にも役立ちます。
時折入る実況で彼女が「かきかき」ではなく「かいかい」と言うのも可愛いです。

04の耳舐めはR-15と18を組み合わせたようなちゅぱ音を鳴らします。
最初は水分低めのコリコリした音だったのが
少し経つと彼女が炭酸水を口に含むため水気が一気に上がります。
耳かきと耳舐めに炭酸を盛り込んでるのは夏らしさを演出するためでしょうね。
音に個性と変化をつける効果もあるので良い発想だと思います。

この中で最も印象に残ったのが05パート。
首の後ろ→両腕→お尻→太ももと上から下へ流す感じにマッサージするのですが
部位によって動き方を小まめに変える凝ったマッサージをします。

例えば首の時は普通に撫でたり揉む動きをしてたのが
腕に移ると手のひらでぺしぺしするような音に変わります。
さらに手を組んでとんとんする音といった具合に、できるだけ音と動きが被らないように進めます。
途中でオイルを継ぎ足す動作を数回挟んであるのもリアルだなと。
愛を込めて責めるエッチ
エッチシーンは3パート32分間。
プレイは手コキ、お腹コキ、お掃除フェラです。
手コキ、お腹コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「では エッチな意味で 今度は いっぱい気持ちよくしちゃいます」
マッサージの途中でおちんちんが勃起してることに気づいたコユキは
それを済ませた後、今度はエッチなマッサージを始めます。

エッチはどのパートも彼女が責め続けます。
最初の2パート24分間はコキ系のプレイ。
「06_ぬっちょり好き好きオイル手コキ(約11分)」は手コキ
「07_ぬちょぬちょお腹コキ(約13分)」はお腹を擦りつけて1回ずつ射精させます。

「一緒にいるだけで 幸せで 大好きって 心から思えるのに エッチなことしても 大好きって気持ちが 溢れてくるんです」
エッチが始まった後も彼女の態度はまったく変わりません。
「好き」「幸せ」などの愛の言葉を投げかけながら
後になるほどしごくペースを上げて無理なく射精に導きます。
前作で既にエッチしてるからどれもスムーズに責めてました。

またプレイ中は基本的に囁き声で語りかけます。
吐息は結構熱っぽいですけどエロさをやや抑えてる印象を受けました。
本作品は癒しの色が強い内容なのでそれに合わせたのかもしれません。
実際に聴く時は2パートで1回抜く形になると思います。

また最後の「08_イチャイチャスキンシップ・お掃除フェラ(約8分)」は
後戯と言いますか、射精の余韻に浸りながら彼女にソフトなお世話をしてもらいます。
ウェットティッシュで体を拭いてから軽くお掃除フェラする流れで射精シーンはありません。
事後に長めの時間を取ってるところにも癒し重視の傾向が窺えます。

このように、比較的ソフトなご奉仕をするイチャラブ系のエッチが繰り広げられてます。
キャラと音のバランスがいい作品
コユキと一緒にいる雰囲気を出しながらとことんお世話する純愛系作品です。

コユキは捨て猫だった自分を拾い大事に育ててくれた主人公とより仲良くなろうと
旅行先の海で寛いだり耳かきやマッサージをして幸せな時間を過ごします。
そして彼が勃起した後は自分からエッチを志願して手やお腹で気持ちよくします。

一途で純真な女の子と海で2人きりのバカンスを楽しむノーマル向けのシチュ
エロよりも非エロの時間を長く割き、リアルな音を組み合わせてお届けする癒し重視の作り。
前作の特徴を受け継いだうえでさらにパワーアップさせる感じに仕上げてます。

ここまで読んだ人はエロが弱いと感じるかもしれません。
でも前作が約17分だったことを考えれば32分は頑張ってると言えます。
シリーズ作品で構成を大幅に変えるのは難しいでしょうから
この調子で少しずつエロを強化していけばよりバランスが良くなるんじゃないかと思います。
聴いた感じではまだお話が続きそうな空気が漂ってました。

あとは音がどれも良くてかなり癒されます。
バックで流れ続ける波の音だけでも十分なパワーがありますし
ラムネの音、耳かき音、マッサージ音も優しくて耳に心地いいです。
彼女が話す時とそうでない時をはっきり分けてるのも良い方向に影響してます。
癒されながら抜くタイプの作品として完成度は高いと思います。

射精シーンは2回。
くちゅ音と吐息それなり、ちゅぱ音そこそこ、淫語ごく僅か、喘ぎ声はありません。

可愛い女の子に甘えられたい人、尽くされたい人には特におすすめします。

CV:御崎ひよりさん
総時間 2:08:40(本編…1:44:56 フリートーク…23:44)

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年11月15日まで20%OFFの968円で販売されてます。
前作も11月15日まで20%OFFの880円で販売されてます。