ハロウィン2011

きのこの里 ~たけのこは衰退しました~さんで公開されてる無料の催眠音声作品。

今回紹介する作品は、魔界で色んな場所を管理してる穏やかな女の子が
ハロウィンの日に会った人間に催眠を交えた気持ちいい悪戯をします。

お菓子を作ったり食べる様子を通じて絶頂させる独特なエッチが行われており
催眠パートは彼女の世界へ移動する様子を描きながら心をとろとろに溶かして準備を整え
エッチは様々な味付けで快感と幸福感を膨らませて抵抗を上手に削ぎます。
痛みや苦しみを与える描写は一切ありませんから、イートミーとは思えないほど聴きやすく感じるでしょう。

今回は声低めのバージョンを聴いてのレビューをお送りします。
お菓子がないならお菓子にしちゃおう
女の子と魔界に出かけて食べられるお話。

「やぁ、こんばんは。とりっく・おあ・とりーとぉ♪」
女の子はトーンが低く穏やかな声の女の子。
お菓子を求めても主人公がくれないので悪戯することに決めると
その内容を少し考えてから自分のことを話します。

本作品はハロウィンの必須アイテムであるお菓子になりきって気持ちよくなることを目的に
彼女がおよそ80分に渡って催眠をかけたり特殊なエッチをします。
彼女は普段魔界を管理する仕事をしており、この日はお祭りだからとそれを投げ出して遊びに来ました。
そして人間には決してできない不思議で気持ちいい体験をプレゼントします。

「普段は、魔界に入り込んじゃった子を、迷わずにこっちに送ってあげるのが仕事だったけど… 逆に、ボクたちの世界に連れ込んじゃう、っていうのも、面白いと思わない?」
自分のことを「ボク」と呼んで最初から気さくに話しかけたり
彼が他の魔物に襲われないよう警戒しながら魔界まで案内するなど
人外のイメージとは随分違う友好的な態度を取ります。

今回するサービスもあくまで悪戯であって彼を奴隷にする気はまったくありません。
声やセリフの表現も穏やかでいい気分に浸りながら聴くことができます。

エッチについてはハロウィンにちなんでお菓子作りやイートミーをテーマにしてます。
シナリオ担当がイートミー作品をいくつも制作されてる誰得催眠製作所さんということで
催眠パートを通じて心をとろとろに溶かしてゼリーのような存在に変え
味付けをしてから彼女に食べられる快感と幸福感を与えて絶頂させます。

これを読んだ時点ではわけがわからないと思うのですが
とりあえず痛みや苦しみを与えるシーンは一切ありません。
催眠の技術を駆使して聴き手が受け入れやすくなるよう上手に働きかけてきますから
催眠特有の心地よさや全然エロくないのに気持ちいい感覚が味わいやすくなってます。
人を選ぶ要素だからこそ、とても気を配ってるように映りました。

ちなみに本作品には声のトーンが高いものと低いものが用意されてます。
私は低いほうが普段のあ、きのこさんに近いなと思って選んだのですが
両方聴いてみて高いほうがしっくりくるようならそちらを先にするのも有りです。
声と言葉で意識を揺さぶる催眠
催眠はおよそ30分間。
楽な姿勢で目を瞑り、軽く深呼吸してから体→心の順に脱力します。

「はい、すーっと力を抜いていくー… ほら、どんどんどんどん、だらーんとしていく」
体の脱力は肩を少し回してから女の子の合図で止め
その直後に「すーっと抜ける」「だらーん」といった暗示を小まめに入れます。
分割弛緩法と言うほど入念にやるわけではなく
全身を上から下へ流す感じに行ってました。

そして体があっさりしてる分、心のほうをじっくり脱力します。
お風呂に入ってるイメージを通じてぽかぽかにしたり
お湯が揺れる様子を実況しながら意識を揺さぶる暗示を入れてきます。

後者をする時に声の位置も左右へ小まめに移動するのが面白いですね。
双子催眠のようにテンポよく語りかけて頭の中をぼんやりさせます。
このアプローチは後のシーンでも何度か登場します。

催眠開始からおよそ13分後、心身のリラックスが十分できたところで
彼女の家がある魔界へ一緒に出かけます。
声を頻繁に移動させるテクニックを使いながらその様子を実況し
到着後はさらに深化させて彼の心をとろとろしたゼリーのようなものに変えます。

「だんだん… だんだん… キミの、ヒトガタの輪郭が、崩れてくる… はっきりしていた境界線が、にじんで… 世界との境界線が、曖昧になっていく」
同じセリフを文頭にふたつ重ねてセリフにリズムを持たせ
暗示も「溶ける」「堕ちる」といった深化を意図するものが中心になります。
声の位置が移動するのも相まって、このへんまで来ると頭の中が結構ぼんやりしてると思います。
それによって体の感覚が曖昧になった状態を本作品では「お菓子になった」と言います。

2人が魔界へ移動する様子に技術を盛り込んだ流れのある催眠です。
聴き手をゼリーや水飴のような形が曖昧な存在へ変えることを目的に
深呼吸と心身の脱力から入って人間界と魔界の中間点を通り彼女の家へ向かう様子に
カウント、暗示、声の鬼ごっこといった要素を違和感なく入れて少しずつ確実に落とします。

やってることはやや珍しいですが技術は理にかなっており
体よりも頭に心地よさやぼーっとする感覚が強く味わえます。
終盤にはエッチでより気持ちよくなるアプローチもしてますし
誰得催眠製作所さんの実力がしっかり発揮されてます。
そして声を担当されてるあ、きのこさんも催眠に入りやすい安定した演技をされてます。
お菓子になって食べられる快感
エッチシーンは8パート37分間。
プレイはお菓子作り、食べられるです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありません。

「あまくてちょっぴり酸味の効いた、いちごにしよっか♪」
催眠を使って主人公を甘くてとろとろな存在に変えた女の子は
そのまま食べるのではなくまずは味付けしてより美味しくします。

最初の7パート21分間はお菓子をさらに料理するシーン。
いちご、オレンジ、グレープのフレーバーを入れて風味を出し
一度かき混ぜてからキャンディチップ、チョコレートクランチ、パチパチキャンディを加えて完成させます。

前の3つと後ろの3つは選択式になってまして、いずれか1つを選んで聴きます。
なので1視聴あたりのこのシーンのパート数は3になります。

「ぐーるぐる、ぐーるぐる。回れば回るほど、快感が深く、大きくなる」
パートごとに描写を多少変えながら「ぐーるぐる」を多めに言ってわかりやすく実況し
その中に感度が上がる暗示を入れて本番に向けた準備を整えます。
フェラやキスといった通常のプレイではなく、お菓子作りを通じて気持ちよくする非常に変わったエッチです。
淫語などがほとんど出てこないので催眠特有の快感を味わいやすくなってます。

最後の「5 実食(約16分)」はイートミーするメインパート。
味付けして食べごろになった彼を少しずつすくって口の中に入れます。

「柔らかい舌に、にゅるにゅるの唾液に、ココロも、体も、犯されていく。あたたかい… 気持ちいい… ココロが、体が、お口の中で、溶けていく」
女の子の瑞々しい唇、とろとろの唾液、柔らかい舌、そして温かい体内。
結構ヤバそうな状況を柔らかくてポジティブなセリフにより聴きやすくしてます。
ここへ来る前に「食べられる=気持ちいい」という構図をしっかり作ってくれるので
実際に聴いてみるとビックリするほど心地いいです。

エッチな描写がほとんどないことから脳もしくは全身でイクことになるでしょう。
あとは体が熱くなる感覚もそれなりにあっていいリフレッシュになりました。
彼女に全身を犯される快感や、食べられてひとつになる幸福感を前面に押し出して進めます。

このように、純粋なエロさを極限まで削ってドライさせるテーマ性の強いエッチが繰り広げられてます。
穏やかなイートミー作品
ハロウィン、お菓子、悪戯といった固有の要素を活用してる和やかな作品です。

女の子はハロウィンに偶然会った主人公に変わった悪戯をしようと
まずは催眠を通じて自分の世界へ案内しながらお菓子の体に作り変えます。
そしてエッチは果物やチョコレートで味付けしてから食べる様子に
感度が上がったり幸福感が膨らむ暗示を盛り込んでドライへ持っていきます。

穏やかで中性的な女の子が人間にはできない気持ちいい悪戯をするシチュ
声を移動させるアプローチを多めに挟んで誘導する個性的かつ効果的な催眠
お菓子作りや実食を聴き手視点でソフトに描いた受け入れやすいエッチ。
イートミーが持つネガティブな要素をできるだけ薄めて楽しめるように進めます。

中でもエッチは本当に作って食べるだけなのに
体がビクビクしたり脳イキする非常に面白い体験ができて満足しました。
エッチじゃない行為でイかせるには技術力が求められますから
それを成し遂げてる時点で優れた作品と言うことができます。

絶頂シーンは1回。
ちゅぱ音ごく僅か、淫語と喘ぎ声はありません。

無料ですから興味の湧いた方は是非お試しください。

CV:あ、きのこさん
総時間 1:24:04

ダウンロードはこちら
http://kinokosaiminn.blog112.fc2.com/blog-entry-65.html

ちなみにaxfcアップローダーはpepperサーバーなら落とせることを確認してます。
それ以外のサーバーだと繋がらない可能性が高いのでご注意ください。
私が言ってることの意味がよくわからない方は以下の記事を読んでからやればうまくいきます。
Side EffectおよびTablet Caseの落とし方