サークル「空心菜館」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、女子校に通ってる悪戯好きな女の子が
近所に住む男性と協力してエッチな自由研究をします。

どのパートもルインド(台無し)オーガズムをするのが特徴で
手コキ、フェラ、SEXとパートごとに責め方を変えながら
射精の直前に刺激を止めてスッキリできない状況を作ります。
女の子と作る夏の思い出
ご近所さんのミサと3種類のエッチをするお話。

「ねぇ開けて 開けてくださいー」
ミサは丁寧語で話す優しい声の女の子。
とある夏の日、主人公の家にやって来て中に入れてもらうと
少し涼んでから彼に変わったお願いをします。

本作品は以前から彼の家へ頻繁に通ってる彼女が
夏の自由研究をこなすためにおよそ100分間のエッチをします。
彼女は他人から注目されたい願望が強く、通ってる学校が女子校ということで
男性の体や生理現象に関するレポートを書けばそうなれると判断しました。
そこで友達あたりの関係にある彼にその手伝いをお願いします。

「射精の瞬間を見たいので ギリギリイク前で 手を離して欲しいんですよね」
そしてこれらをするにあたって彼女はルインドオーガズムをさせます。
これは射精の瞬間にわざと刺激をなくす行為で
得られる快感が通常よりも弱くなる代わりに性欲の減衰も通常よりかなり抑えられます。

実際にやってみると賢者タイムが来ないことに驚くでしょう。
本作品ではカウントを数えて射精のタイミングも教えてくれます。
オナニーするシーンはありませんが、指示をしっかりやってくれるのでオナサポっぽい使い方もできます。

私の知る限り現時点でルインドオーガズムを扱ってる作品は
優しいお姉さんによる精液搾り★何度もイカせる「ルーインドオーガズム1・精液搾りの畜産農家編」
~Ruined Orgasm~意地悪で台無しにされた射精」の2本のみです。
どちらも今年出た作品で今後新しいジャンルになる可能性があります。

それ以外の特徴は多少の純愛要素を盛り込んでます。
彼女がエッチを一度も体験してないことを踏まえて序盤から中盤はゆっくり進め
その際におちんちんや射精の様子を不思議そうな表情で眺めます。
そして終盤は自分からSEXをおねだりし、生で繋がって自分の想いを伝えます。

ルインドオーガズムはM向けの要素ですが、それ以外をノーマル寄りで構成してるため
全体を見るとややMあたりに収まってます。
セリフよりも音を中心にエッチを組み立ててるからというのもあります。
そんなわけであまりM性はないけどルインドオーガズムに興味がある人に最もおすすめします。
ゆっくり学んでいくエッチ
エッチシーンは3パート76分間。
プレイはおちんちんの観察、手コキ、耳舐め、足コキ、フェラ、SEX(騎乗位)です。
手コキ、足コキ、SEX、射精の際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「えっと それじゃ早速 触りますね」
主人公に事情を説明し同意を得たミサは
とりあえずズボンとパンツを脱いでもらいおちんちんをじっくり観察します。

エッチは終始彼女がリードします。
一番最初の「【2】せっかくだから色々試してみましょうよ(約29分)」は
彼女が男の体を色々学んでいくシーン。
おちんちんの観察→手コキ→足コキ→手コキと繋いで1回目の射精へ追い込みます。

「先っぽから なんか汁が出てきました これ カウパーって言うんでしたっけ」
勃起したおちんちんや亀頭を興味津々な様子で眺めたり
手コキ開始後はにじみ出たカウパーを舐めて味を確認するなど
序盤から積極的に動いて男性の体を隅々まで味わおうとします。

自由研究のためにエッチしてる設定ですが事務的感はまったくありません。
2人の関係をそのまま反映させた和やかな描写になってます。
責めるペースが緩めなのも初々しさがあって良いなと。

あとは掛け声と効果音を連動させながら責めてくれます。
例えば手コキは彼女がシコシコボイスを言うのに合わせて効果音が鳴りますし
パート後半の足コキも手コキよりやや力強い水音に変えて同じスタイルで進めます。
責めてる最中はほとんど掛け声でセリフを挟むことはありません。
彼女のキャラを出しつつ聴き手がオナニーしやすくなるようにプレイしてます。

テーマのルインドオーガズムが絡んでくるのは終盤の3分間。
彼女がカウントを数え始め、0になったら手を離して甘出し射精を目指します。

未経験者だとたぶんタイミングを合わせるのは難しいでしょうから
カウントにこだわらず普通に追い込んで射精が始まったら手を離すといいでしょう。
精液がとぷとぷと出てきてるのに性欲が全然収まらない不思議な感覚が味わえます。

続く2パート47分間は2人の関係を前進させるイチャラブ系のプレイ。
「【3】これは特別サービスですから、誰にも言っちゃダメですよ?(約23分)」はフェラ
「【4】もちろん直前で、抜いちゃいますからね?(約23分)」は騎乗位SEXでさらに2回射精させます。

「すごい味 これがおちんちんの味か でも やっぱり不思議と不味くないんですよね」
1回おちんちんを射精させたから少し自信がついたのでしょう。
自分からフェラやSEXを志願し、開始後は後になるほど激しく責めて上手に追い込みます。
「この日のためにフェラを練習してきた」と言うところに健気さを感じました。
男なら誰でもいいわけじゃなく、彼の体を研究したいという気持ちがきちんと込められてます。

最後のSEXパートは雰囲気が一際甘いです。
自分よりもずっと年上の男性に処女を捧げ、挿入後は腰を打ちつけて気持ちよさそうな喘ぎ声を漏らします。
お互いに責め合うプレイなので喘ぎ声も多く純粋なエロさが高めになってます。
ピストン音もやや筋っぽい質感でおまんこの締まりがいいことを連想させてくれます。

そして道中があまあまだからこそ、最後のルインドオーガズムが(良い意味で)より残念に感じます。
心が通じ合ってる女性と生でSEXしてるのにフィニッシュは外でしなければならない。
自由研究のためだから当たり前なのですが、男性からしてみればなかなかのお預けプレイと言えます。
さらに射精の快感も通常より明らかに弱いときてます。
この決して満足させてくれないところが本作品の醍醐味じゃないかなと。

このように、射精とそれ以外の落差を大きくした独特なエッチが繰り広げられてます。
やや捻りを加えた純愛作品
初々しい女の子とエッチする様子にルインドオーガズムを盛り込んだ甘めの作品です。

ミサは日頃仲良くしてて恋心も抱いてる主人公との関係を前進させるために
自由研究を口実におちんちんを観察したりいじるチャンスを作り
そこで興味津々な表情を見せながらゆっくりペースで尽くすように責めます。
しかし肝心の射精だけはやや意地悪して彼が心身共にスッキリできないようにします。

穏やかで積極的な女の子が近所の男性とエッチな自由研究をする変わったシチュ
初々しさを出しつつ丁寧に責めて彼に想いを伝えるイチャラブ系のエッチ
射精時にわざと刺激を与えないことで連続射精を可能にするルインドオーガズム。
ルインドオーガズムを迎えた時の生殺し感が強くなるように作品を組み立ててます。

私はM向けのルインドオーガズム作品を過去に聴いてるので
「純愛系のエッチとルインドオーガズムは(属性が違い過ぎて)相性が悪いんじゃないか」と思ってました。
でも実際に聴いてみると「これは演出として有りかな」という考えに落ち着いてます。
要はじっくり持ち上げて最後に落とす流れになってるんです。

前項の最後にも書きましたが聴き手を敢えて満足させないようにエッチするので
それをどう感じるかによって評価が分かれると思います。
私は有料作品でこういうことをやるには勇気が要るから好意的に受け止めてます。
空心菜館さんが元々チャレンジ精神旺盛なサークルさんだからというのもあります。

唯一残念だったのが連続射精するパートがないことです。
ルインドオーガズムは賢者タイムが来ないことが大きなメリットですから
それ活かすために同一パート内で2回以上射精するシーンがあって欲しかったです。

たぶんサークルさんは「通しで聴けば連続射精になるよ」と考えてらっしゃるのでしょうけど
総時間が100分もあるならパート単位で聴く選択肢も用意してくれたほうが使いやすくなります。
パートあたりの時間が25分程度あるなら連続にもしやすいですしね。
SEXで連続は色々やりにくいので、手コキかフェラパートでするのが良さそうです。

射精シーンは3回。
くちゅ音多め、ちゅぱ音それなり、淫語と喘ぎ声そこそこです。

CV:小石川うにさん
総時間 1:39:33

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2020年10月18日まで20%OFFの968円で販売されてます。