サークル「国屋敷」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度も穏やかなお姉さんが
催眠を交えたアブノーマルなエッチで主人公の願いを叶えます。

他人に女装姿を見られる快感や見せつける快感に力を入れたエッチが行われており
催眠パートは深化させてから化粧や女装する様子を聴き手視点で丁寧に実況し
その後は街中に出て多くの視線に晒されたり公開オナニーして気持ちいい絶頂を迎えます。
女の子になりきって街に出よう
お姉さんに催眠をかけられ街中を歩いたりオナニーするお話。

「お邪魔するね あなたの願望 叶えに来てあげたよ」
お姉さんは明るくて穏やかな声の女性。
音声を聴く際の注意事項や環境を簡単に説明すると
催眠を使って主人公がやりたがってる女装を叶えます。

本作品は普段と違う自分になりきって変態プレイを楽しむことを目的に
彼女がおよそ100分かけて催眠誘導や独特なエッチをします。
彼のリクエストに合わせて前半の催眠パートは女の子気分を膨らませることに注力し
後半のエッチはそれを活かしたアプローチで2種類の絶頂を味わわせます。

「ショートパンツに 足を通す きゅっと股間を包み込む感覚に ズキンとおちんちんが疼く」
催眠音声では女体化がすっかり定着してますが、作中で彼の体を女性に変える描写は一切ありません。
男の体のまま化粧をし、ウィッグを着け、女の子の服を身に着けて街へ出ます。
女装シーンに30分くらい時間を割いてますから内容は非常に丁寧です。
単に見た目を変えるだけでなく、そのことに喜びを感じるようにリードしてくれます。

エッチは見られる快感や見せつける快感といった露出プレイに特化してます。
終盤で軽くオナニーするシーンがありますけど、それ以外は通常のプレイを一切やりません。
誰かに女装だとバレるかもしれないスリルを与えて心を上手に盛り上げてくれます。
シチュで興奮させるタイプですから属性が合う人なら強烈な快感が得られるでしょう。

催眠状態を深めてからじっくり時間をかけて女装する催眠と視線でイかせるエッチ。
国屋敷さんが得意とされてる変態要素を多く盛り込んだM向けの作品です。
扉に例えて心を開閉する催眠
催眠は2パート47分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは深呼吸や体の脱力で催眠に入りやすい状況を作ります。

「すーっと 肩が軽くなる 十分ほぐれてたと思ってたのに さっきよりもずーっと軽い 軽くて気持ちいい」
最初の「3 導入(約16分)」パートは催眠をかけることに専念してるので女装はまだ出てきません。
深呼吸は「吸ってー 吐いてー」の合図を小まめに出してリズムを取り
脱力も肩、腕、足、頭など全身を主要なパーツに分けてそれぞれに軽さと重さを伝えてました。
頭以外は軽さで頭だけは「沈む」を多めに言う深化を見据えたアプローチです。

シナリオ担当が普段の国屋敷さんとは別の方のようですけど
多少暗示が少ないことを除けば手堅く組み立てられてます。
セリフを区切りながら穏やかに語る紅月ことねさんの演技も相まってリラックスしやすいです。

本作品固有の要素が出てくるのは導入パートの終盤から。
心の中にあるドアをイメージし、それを閉じて催眠状態をさらに深めます。
ちなみにドアが登場するシーンでは毎回開けたり閉じる音が鳴ります。

「ドアが閉まる 鍵がかかる あなたの思考のドア もう開かないね だから何も考えられない」
「思考が止まる」とストレートに言われてもイマイチわかりにくいですから
こうやって別のものに例えて直感的に聴き手へ伝えます。
この扉のイメージは今後のシーンでも何度か出てくるので
繰り返していくうちにどういうものか徐々に掴めると思います。

次の「4 深化(約31分)」はいよいよ本題の女装に取り掛かります。
場所を自分の部屋から電車の中へ移し、彼女に化粧してもらったり
降りた駅のトイレで衣服を着替えて街に出る準備を整えます。

「抵抗のドアが閉まる 体から抵抗が薄れていく」
時間に余裕があるからでしょうけど、いきなり化粧を始めるのではなく
まずは女装に対する抵抗心を取り除くところから入ります。
お姉さんの言うことを素直に受け入れられる暗示を入れることもあれば
先ほどとは違うドアを用意し、それを閉じて感覚を変えることもありました。

そしてメイク開始後はその様子を細かく実況しながら
生まれ変わっていく自分に喜びを感じさせて気分を晴れやかにします。
化粧水を塗ってからアイシャドウを使い、リップライナーで見た目を整えるなど本格的な内容です。
パート終盤には着替える様子を主観的に表現して臨場感を出してますし
本作品の鍵になるシーンなだけあって前のパートよりも描写に力を入れてます。

催眠状態をある程度深めてから女装に移るテーマ性の強い催眠です。
聴き手の見た目を女の子に変えたうえでそれに幸せを感じさせることを目的に
導入パートは深呼吸、脱力、扉のイメージを交えた深化でスムーズに落とし
深化パートは心のケアもしながら化粧や女装する様子を丁寧に描きます。

深化パートでもう少し催眠を深める動作を加えたほうが安定するような気もしますが
全体の流れや各パートでやることはしっかりしてて作品の世界に浸りやすいです。
女装に力を入れてる点も女体化との差別化ができてて良いなと。
男性の自分を残したまま別の存在へと生まれ変わらせることに成功してます。
心と体をゾクゾクさせるエッチ
エッチシーンは33分間。
プレイは街中を歩く、ステージに上がる、カウントによる絶頂、公開オナニーです。

エッチな効果音はありません。
セルフはありです。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

「普段は 服で隠れてる肌を 直接 お日様や風が撫でていくの 舐めていくの 気持ちいいね ゾクゾクしちゃう」
長めの催眠で主人公を女の子とほぼ同じ姿に変えたお姉さんは
一緒に街を歩きながら彼が味わってる感覚を語ってスリルと興奮を高めます。

エッチは彼女が語るイメージを聴いて絶頂を目指します。
最初の26分間は雰囲気作りをしながらドライオーガズムを迎えるシーン。
駅から出て街の商店街に向かい、そこで偶然やってたイベントのステージに上がって多くの視線に晒されます。

「1歩進むたび ブラジャーの内側で 乳首が擦れる 1歩進むたび パンツの中で おちんちんがビクビクする」
「羞恥心のドアを開く 心臓が大きく跳ねる かーっと全身が熱くなる 急に恥ずかしさがこみ上げる」

街中を歩くだけですから普通に考えれば全然エロくありません。
でも自分が女装してることや、それを不特定多数の人に見られてる状況を使ってドキドキさせます。
さらに別のドアが登場したりと、本作品が持つ様々な特徴を総動員して心を責めてくれます。

このシーンは体に触れる指示が一切出ませんから
絶頂する時は股間よりも脳に強い快感が湧いてくるでしょう。
羞恥やゾクゾク感といった弱めの刺激を積み重ねて追い込んでくれます。
催眠の段階からイメージ主体の誘導だったのもこれを成功させるためだと私は見ています。

残りの7分間は実際にやったら確実に捕まるプレイ。
ステージに上がったままおちんちんを取り出しオナニーもして背徳的な射精を味わいます。

内容は長めのカウントを数えてる間自由にしごき続けて0で出すシンプルなものですが
ここまで作り上げてきた状況と公開オナニーによって予想以上に興奮できました。
やってはいけないことをした時の快感はやはり強烈です。
精液を観客にぶちまける展開も含めてドライの時よりも各要素の刺激が強化されてます。

このように、露出の強みを活かしながら2種類の絶頂を味わわせる変態プレイが繰り広げられてます。
シチュ重視の作品
現実世界ではできないことを仮想体験させてくれるアブノーマルな作品です。

お姉さんは主人公の女装願望を無理のない形で叶えようと
まずは催眠を通じて別世界へ案内し、そこで女装して街を歩いても大丈夫な状況を作ります。
そしてエッチは見られる快感や見せつける快感を小まめに刺激し
さらに最後は公開オナニーまでさせて心と体をスッキリさせます。

穏やかなお姉さんが女装趣味の男性に刺激的なプレイを提供するM向けのシチュ
手堅い技術で落としてからイメージ主体の女装でなりきらせる目的を見据えた催眠
多くの人々に自分の体や痴態を見られる様子を通じて興奮させる変わったエッチ。
催眠音声だからこそできることを積極的にやって個性の強い作品に仕上げてます。

中でもエッチは体への責めを最小限に留めて
心をがっつり責めるチャレンジ精神旺盛なリードをします。
初めての女装によるドキドキ感、それを他人にバレるかもしれないスリル
おちんちんどころかオナニーや射精まで見られる快感など色んな成分が詰め込まれてました。

催眠の時点からイメージ重視だったおかげで
私が聴いた時はその場の様子が頭の中に自然と浮かんできました。
絶頂感も頭のほうが強かったですし、セルフありですけどドライも楽しめる内容になってます。

絶頂シーンはドライ1回、射精1回。
淫語それなり、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:44:29

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2020年9月23日まで50%OFFの660円で販売されてます。
その場合の点数は8点です。