サークル「誰得催眠製作所」さんの催眠音声作品(全年齢向け)。

今回紹介する作品は、声も態度もぽわぽわしてる妖精が
癒しの要素満載な催眠で心地いい眠りに導きます。

キャラ、声、言葉、雰囲気、サービスを癒し一色にして少しずつ眠らせるのが特徴で
全編を通じてゆっくりのんびり話しかけながら
深呼吸や脱力といったリラックスに効く技法を中心に据えた催眠をかけたり
「ふにゃふにゃ」などの可愛い擬声語を多めに盛り込んだ暗示を入れて安らげる空間を作ります。
眠気を非常に誘う声や演技をしますから、彼女の声を聞いてるだけでも自然と眠くなるでしょう。
眠りの精と過ごす幸せなひと時
眠りの精が催眠をかけてから2つの手段で寝かしつけるお話。

「こんばんは 人間さん 私は眠りの妖精 睡魔って呼ばれることもあるかな」
眠りの精はのんびり話す柔らかい声の女の子。
音声を聴く際の注意事項を簡単に説明すると
眠りの浅い主人公がぐっすり眠れるように催眠をかけます。

本作品は多くの人たちに安眠を提供してる友好的な妖精が
何らかの事情で眠りにくくなってる彼をおよそ90分に渡ってお世話します。
安眠がテーマの作品なので音声のほとんどを催眠誘導と寝かしつけるサービスに費やし
時間に対するやることの種類を少なめにして頭の中を空っぽにしやすい状況を作ります。

誰得催眠製作所さんについて知らない方が多いでしょうから先に説明しますと
2010年から13年頃を中心に活躍されてた古参のサークルさんで
当時はイートミーや人外娘がその個性に合ったご奉仕をするといった割とニッチな作品を制作されてました。
催眠の技術力も高く代表作「はらぺこ吸精姫~Succubus princess~」は3700ダウンロードを叩き出してます。

実に7年ぶりの新作ということで私もブランクがどう影響するか気になってたのですが
実際はそれをまったく感じさせない高品質な作品に仕上がってます。
最初から言ってしまうと安眠効果が抜群に高いです。

それに貢献してる主な要素は3つ。
彼女の声と演技、セリフの言い回し、サービスの内容です。

1つ目は藤咲ウサさんのぼんやりした声とのんびりした口調がほのぼのした空気を作ってます。
体験版を聴いていただくとわかるのですが、かなり眠気を誘う声質をしてまして
彼女の声を聞いてるだけでも自然と眠くなります。
アダルトゲームのほうで活躍されてる方らしく演技も安定してました。

「ほわーんとした気持ちよさが 広がっていく じーんわり 気持ちいい」
2つ目は藤咲さんの声質や眠りの精のキャラに合わせたのでしょうけど
擬声語を多めに盛り込んだ暗示を入れるシーンをよく見かけました。
「力が抜ける」とストレートに働きかけるよりも遠回しに感覚を伝えることを心がけてます。
セリフが柔らかいほうが当然癒されますから最終目的の安眠に適してます。

3つ目は催眠が心身をリラックスさせる技法で固めてあるのに加えて
その後の安眠パートも眠らせる暗示は最後のほうに少し入れる程度に留め
代わりに甘やかされる心地よさや疲れとストレスを溶かすイメージで眠りやすい環境を整えます。

本作品の場合、眠らせる暗示を入れなくても十分眠くなるので
良い夢を見られたり翌朝スッキリした気分で目覚めさせることを意識してます。
サークルさんが好きなイートミーっぽい描写もあったりと個性をしっかり持たせてました。

眠らせるのが得意な妖精が癒しの要素満載の催眠をかける。
復帰後の第一作目ということで無理せず手堅くまとめた実用性の高い作品です。
2人だけの世界でイチャイチャ
催眠は3パート80分間。
最初の「02 誘導パート(約23分)」は横になって目を瞑り
まずは軽い深呼吸や手、足、背中、腰の脱力で心身の緊張をほぐします。
そして再び深呼吸しながら眠りの精の言葉を聞いて眠りの世界に移動します。

「いくよ せーのっ ぐーっと はぁ だらーんと力が抜けて 腕がなんだか重たく感じるね」
深呼吸は彼女が漏らす呼吸音に合わせて行う
脱力は彼女も力を入れてから抜き、その感覚を語る形で暗示を入れるといった具合に
2人で一緒に取り組んで一体感と信頼関係を築きます。

こうしたほうが彼女が一方的に働きかけるよりも雰囲気が柔らかくなりますからね。
彼女の感覚を伝えるアプローチも受け入れやすくする有効な手段と言えます。
背中の脱力をする時は声も背後に回るなど、彼女がすぐ近くにいると感じられるように進めてました。

「ほわーんと 全身が心地いい 頭が ぼーっとしてくる」
2回目の深呼吸は深化させるのが目的なので暗示の内容も1回目から変わります。
「ぼーっとする」「沈む」と意識の力を弱めるセリフが多く
彼女のぼんやりした声やのんびり話す口調も相まってとても心地よかったです。

被暗示性が高い人ならこのパートだけで普通に眠れるんじゃないでしょうか。
技術は結構シンプルですけど、そのやり方に古参サークルさんらしい技の冴えが見られます。

続く2パート56分間は彼を寝かしつけるシーン。
「03 ミルクでたっぷり甘癒し(約28分)」は哺乳瓶に入ったミルクを飲む
「04 飴と吐息で甘癒し(約28分)」は違う味がする2種類の飴を舐めながらのんびり過ごします。
ちなみにこれらはどちらか片方を選んで聴きます。

「お腹の中から ほわーってあったかくなって とってもいい気持ち」
前者は赤ん坊向けのアイテムを使うので甘やかし成分が強いです。
赤ちゃん言葉は一切言いませんが、ミルクが放つ独特な甘い匂いをイメージさせたり
それを飲んだ時の温かさや幸福感を上手に伝えて体の内側から癒します。
視聴中にミルクを飲むとトイレに行きたくなるでしょうから用意する必要はありません。

他にも頭を撫でる、ぎゅっと抱きしめる、左右の指を個別に優しく撫でるといった
多くの人が安らぎを覚える行為を挟んで純粋な癒しも与えます。
時間に余裕があるからでしょうけど、暗示をそこまでガンガン入れずにゆとりを持ってお世話してました。
私が聴いた時も欠伸が何度も出てレビューを書く必要がなかったらそのまま寝てしまいたかったです。

「とろーんと 心も体もとろけていく とっても とーっても 幸せ」
後者は彼女が耳元至近距離で特殊な効果がある飴を舐めます。
そして聴き手自身を飴に例え、舐められる様子を主観的に話して頭の中をとろとろにします。
このへんまで来ると意識のぼやけや眠気をかなり感じてるでしょうから
パートを聴き終えるまでに寝てる可能性が十分にあります。

イートミーっぽいサービスにしてるのがサークルさんらしいなと。
グロい描写は一切ないのでそういう属性がない人でも普通に聴けます。

このように、パートごとに内容を大きく変えてくる癒しに満ちたサービスが繰り広げられてます。
心の芯から癒される作品
キャラ、声、セリフ、シチュ、技術、サービスのすべてが癒しに収束してる作品です。

眠りの精は主人公に普段よりも充実した眠りを提供しようと
まずは催眠を通じて心身をリラックスさせながら2人だけの世界へ案内します。
そして次はミルクを飲ませて甘やかす、飴を舐めて心地よくすると
心の芯から癒して安眠しやすい状況を作ります。

声も態度もあまあまな妖精が安眠できる催眠をかけるノーマル向けのシチュ
深呼吸や脱力を重点的に行い、さらに暗示の表現とアプローチの方法を柔らかくした催眠
ストレートに眠らせたりせず聴き手が自分から眠りたくなるように導くふたつの安眠パート。
活躍してた当時からまったく色褪せない高品質な作品に仕上がってます。

中でも催眠はシンプルなんだけど変わってて興味深かったです。
「催眠をかける」ではなく「一緒に催眠に入る」あたりがそう感じる理由なのかなと。
安眠パートも抱きしめたりミルクを交互に飲んで主人公とできるだけ同じ目線に立ってます。

あとはやっぱり声と演技が素晴らしいです。
ここまで眠くなる声ってなかなか珍しいんじゃないでしょうか。
バイノーラル録音が活きるように声の位置を小まめに移動させたりと
新しい技術を取り入れたうえで細かいところにも気を配ってました。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:藤咲ウサさん
総時間 1:30:35

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年8月17日まで20%OFFの968円で販売されてます。