サークル「Whisp」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、時間遡行を得意とする催眠術師とその助手が
年齢退行をテーマにした催眠をかけてエッチな初体験を再び味わわせます。

全編を通じて時計の音がバックで流れ続けるのが特徴で
催眠の前半までは1種類、その後は2種類と音の構成を変えながら
リラックス、年齢退行、それに沿ったエッチを順にやって気持ちいいお漏らしへ導きます。
気持ちいい初体験をもう一度
クロックとラビットが幼児退行の催眠をかけるお話。

「いらっしゃいませ、お客様。ここは時計の間。時間が陽炎のように揺蕩い、移りゆく空間」
クロックは穏やかで落ち着いた声のお姉さん。
「そして私はアシスタント。あなたが催眠に落ちるお手伝いをいたします」
ラビットは明るくて可愛い声の女の子。
音声を聴く際の注意事項や環境を説明すると
テーマの時間遡行催眠やエッチな初体験に関するお話をします。

本作品は時計屋を営みながら催眠術師としても活躍してるクロックが
助手にあたるラビットと協力して110分程度に渡る独特なサービスをします。
タイトルを見ればわかるように年齢退行をテーマにしてまして
思春期→小学生→赤ちゃんと段階的に時を戻し、それぞれに合った快感を提供します。

全編を通じて言える大きな特徴は時計の音。
注意事項を説明した後から解除パートまでほぼずっと流れ続けます。
「カチ カチ」という小気味よい音が長めの間隔で鳴り続ける空間はとても落ち着いており
これを聞いてるだけで自然とリラックスしたり眠くなる人がそれなりにいると思います。
人間の脳はこういう単調な音に弱いので催眠音声にもよく使われます。

クロック「カチ、カチ、カチ、カチ。あなたの頭の中で針の回る音が残響します」
ラビット「カチ、カチ、カチ、カチ。音があなたをリラックスさせる」
また音そのものに暗示を込めてリラックスさせるシーンも登場します。
物語の途中から別の音が加わったり、時計のイメージを通じて退行させるなど
本作品にとって結構重要な役割を果たします。

彼女たちが2人体制で催眠をかけるのも特徴のひとつです。
こう言うと「双子のい・い・な・り」をはじめとする双子形式と思う人もいるでしょうが
その構造や使われてる技術はまったくの別物です。
詳しい理由は後で説明しますから、とりあえず双子催眠ではないことだけ理解しておけばOKです。
十分リラックスさせてから子供の頃へ
催眠は2パート42分間。
最初の催眠準備パートは立ち上がって足を肩幅くらいに開き
そのまま深呼吸、腕のストレッチ、首の回転などをして心身をリラックスさせます。

ラビット「胸の中で呼吸が整ったのを感じて……。吸って…………吐いて……。息を吸って吐くだけなのに……気持ちいい…………気持ちいい…………」
クロック「息を吐き出すと共に、あなたの中に溜まっていた力が抜けていく……」
そして2人は早速協力して呼吸の合図を出したり癒しを与える暗示を入れます。
双子催眠だとこういう場合、片方が呼吸のリズムを取り
もう片方がタイミングよく暗示を入れる流れで進めるのですが
本作品ではそういった役割分担を特にせず1人ずつ話しかけてました。

また全編を通じて2人の話すペースが非常に緩く、間も長めに取ってます。
これは1人で催眠をかけるなら有効ですけど、2人の場合はむしろデメリットになります。
時間あたりの暗示量を増やしたり、左右から同時に働きかけるといった双子の持ち味を潰すからです。

簡単に言うと本作品の催眠は1人でできることをわざわざ2人で手分けしてやってるんです。
それに対して双子催眠は2人いなければ絶対にできないことをやります。
これが本作品が双子形式じゃないと言う一番の理由です。

クロック「ぶらぶらと、体全体を揺らしてみましょう。力は入れないまま、首をふらふらと揺らして…………転びそうになったら、無理せずに座ってくださいね……」
ただやってることはリラックス重視で良いです。
腕や首を実際に動かせば意識するだけよりもずっと筋肉がほぐれますし
バックで流れ続ける時計の音も心の緊張をほぐすのに役立ってます。
安全性に配慮したアドバイスもしてくれたりと色々考えられてます。

2番目の催眠導入パートは深化と退行をするシーン。
前のパートの終盤でベッドへ横になり、そのまま時計の音を聞いて少しずつ昔の自分に戻します。

ラビット「針の音が鳴る度に、あなたの頭に気持ちいいのが流れ込んでくる。時計の音が気持ちいい。昔に戻っていくのが気持ちいい」
2人のセリフを聴いた限りでは両者をほぼ同時にやってるようです。
時計の音がもたらす心地よさと昔に戻る心地よさを関連付けてました。
またここからは「カチャ」というやや違う音を加えて時計が逆に動く様子も表現してます。
音に集中させながら暗示を入れる流れも本作品らしいなと。

十分にリラックスさせてから深化に進むテーマ性のある催眠です。
聴き手の心だけをある程度若くすることを目的に
最初のパートは深呼吸、時計の音を使った音響法、回頭法と思しき首の運動
ほんの少しの沈黙法、軽い分割弛緩法といった古典催眠の技術を小刻みに繋げ
次は時計の音をひとつ増やしてからそれに暗示を込めて落とします。

時計の音やリラックス要素が充実してるおかげで、意識がぼーっとする感覚が多少味わえました。
ですが技術の種類を多く入れ過ぎた影響でひとつひとつの効果が弱まってるのは気になります。
意識のぼやけも技術よりは時計の音によるところが大きいです。

やることを増やすとそれぞれに説明する時間を割く必要が生まれます。
それだったらもっと絞り込みゆっくりじっくり進めたほうが効果的です。
Whispさんは確か今回が催眠音声初挑戦だったはずなので
双子形式も含めて技術面に色々と改善の余地があります。
退行とプレイを組み合わせたエッチ
エッチシーンは2パート32分間。
プレイはオナニー、手コキ、おちんちんを見られる、放尿です。

エッチな効果音はありません。
セルフは一応ありです(3分くらい)。
途中で服を脱ぐ指示が出ることはありません。

ラビット「あなたは今、人生ではじめてのオナニーをしています」
催眠を使って主人公を思春期あたりの年齢まで戻したクロックとラビットは
彼がオナニーや勃起してる様子を実況しながらさらに退行させます。

エッチは退行する様子を厚めに描きながらその合間合間に気持ちよくします。
最初の「初めてのオナニー」パートは小学生あたりまで戻るシーン(約24分)。
彼が初めてのオナニーをしてるところへ乱入しておちんちんを軽くいじり
そこから退行暗示を入れて今度は初勃起の感覚を味わわせます。

ラビット「かち、かち、かち、かち。あなたは幼くなっていく」
クロック「わからない。わからない。オナニーがなんだかわからない」
最初から言ってしまいますと本作品のエッチは退行がメインです。
他の退行作品では思春期に戻った状態でオナニーしたりお姉さんに弄ばれるといった
プレイの様子や得られる快感を主観視点でお届けすることを中心に据えます。
しかしこの作品では自分が普段よりも若くなった感覚や、オナニーのことがわからない戸惑いなど
初体験に直面した時のドキドキ感を主に味わわせようとします。

感度を上げたり気持ちよくする暗示も一応入れてくるのですが
それよりも若くなった情景やその心情描写のほうに力を入れてます。
かなり特殊なプレイなので人によって好みが分かれるのではないかなと。

例えばこのパートですと彼がオナニーしてるところから始まり
その3分後には2人のお姉さんが登場しておちんちんをいじり始めます。
そしてさらに3分経ったら時計の音に集中して小学生まで退行し
おちんちんが初めて勃起した時のムズムズ感を追体験させます。
場面やプレイがころころ変わるので得られる快感も弱めです。

続く「初めてのおしっこ」パートは赤ちゃんがするお漏らし(約8分)。
時計の音を交えた長めのカウントで年齢をさらに下げ
赤ちゃんになったところでムズムズ感を暗示で強化し絶頂まで持っていきます。

ラビット「大好きなママが見てくれてる」
クロック「おちんちんの根本に、ぎゅ~~~っとムズムズが集まってくる」
ここも退行に十分な時間を割き、それが終わったら母親がいることを意識させつつ
感度が上がる暗示を適度に入れるテーマ性を重視したものです。
絶頂シーンで「白いおしっこ」と言ってたのでたぶん射精を狙ってると思うのですが
ここまでおちんちんへの刺激が弱い状況ならむしろドライにしたほうが現実味があります。

このように、テーマの年齢退行を強めに味わわせながら気持ちよくする変わったエッチが繰り広げられてます。
個性はあるのだが
全編を通じて流れる時計の音が一際耳を惹く作品です。

クロックとラビットは主人公に色んな初体験を疑似的に味わわせようと
まずはリラックス重視の催眠をかけて精通した頃まで戻します。
そしてエッチはそこからさらに小学生→赤ちゃんと戻しながらおちんちんのムズムズを強化します。

催眠術師とその助手が年齢退行をテーマにしたエッチな催眠をかけるノーマル向けのシチュ
時計の音をバックで流しながらリラックス、深化、退行を行う多彩な催眠
初オナニー、初勃起、初お漏らしを順に味わわせる退行成分の強いエッチ。
作品の鍵にあたる「時計」と「退行」を組み合わせてサービスを作り上げてます。

中でも催眠は時計の音を普通に聞かせてリラックスを促進する
音そのものに暗示を込めてそれを強化する
時計が巻き戻るイメージを通じて退行させると色々な工夫が見られます。
深化を始めるまでの準備に長めの時間を割いてることも含めて癒しの感覚はそれなりに得られます。

ですが他の部分に関してはぶっちゃけ厳しいかなぁと…。
催眠音声初挑戦で退行を扱うこと自体ハードルが高いですし
2人いるのにしゃべり方が1人の時とまったく同じとか、エッチが退行重視で快感が弱くなってるとか
指摘したいところが残念ながらいくつもあります。

最も改善すべき点は的を絞ることだと思います。
催眠は今よりも技術の数を減らしてひとつひとつを丁寧にこなす
エッチは思春期、小学生、赤ちゃんを順にやるのではなく
どれかひとつの世代に限定してそれを臨場感を出しながら濃く表現するといった具合です。
これさえやっておけば少なくとも今よりはずっと良いものになったはずです。

絶頂シーンは1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

以上を踏まえて今回はこちらの点数とさせていただきました。
おまけは3つの音声です。

CV:クロック…花澤さくらさん ラビット…広深香菜さん
総時間 2:01:25(本編…1:52:16 おまけ…9:09)

オススメ度
■■■■□□□□□□ 4点


体験版はこちらにあります

追記
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