サークル「バイノーラル6音」さんの同人音声作品(R-15指定)。

今回紹介する作品は、緑豊かな場所で巫女をしてるお姉さんが
遠路はるばる参拝に来た男性を2つのサービスでもてなします。

多種多様かつリアルな音を組み合わせたASMR系の作りが魅力で
全編を通じて川の音や鳥の鳴き声を流して神社の雰囲気を出し
耳かきは器具によって音の質感や動きを切り替えそれぞれの違いを楽しませます。
清涼感のある音が多いので、聴き終えた時にスッキリした気分がするでしょう。
寒い日を温かい巫女と
巫女の結が耳かきと耳舐めをするお話。

「おや… おはようございます」
結は上品で整った声のお姉さん。
ある日の朝、縁側にいる主人公に声をかけると
彼が薄着なのを心配し温かいお茶を淹れます。

本作品は巫女としてこの神社を1人で管理してる彼女が
遠路はるばるやってきた彼をおよそ75分に渡って健全にもてなします。
耳かき30分、耳舐め&添い寝24分とひとつひとつのサービスに十分な時間を用意し
状況に合ったリアルな効果音や環境音を鳴らして癒しと清涼感を与えます。

物語の開始直後からバックに川の音と鳥の声が流れ始め
彼女がお茶を淹れる音、それを飲む音、手水場に移動する際の足音など
すべての動作に専用の音を鳴らして2人がいる場所や何をしてるかをわかりやすく伝えます。
これらを無理なく聴けるようセリフの間を長めに取ってるのも良いです。

水に関する音が多いので実際に聴いてみると涼しい印象を受けるでしょう。
耳かきも左と右で環境音の聞こえ方が変わりますし
音にこだわりを持ってるサークルさんらしい凝った演出が随所でされてます。

「九州から送られてきた茶葉なので あまり馴染みないかもしれませんが ほんのり甘くて いい香りがするんです」
彼女については優しくて面倒見のいい女性に描かれてます。
シリーズの2作目ということである程度仲の良い関係が既にできており
彼をお世話しながら他愛もない雑談を挟んで別方向の癒しを与えます。

音重視の作品なので全体的にセリフの量は少なめですが
彼女が彼に対してどういう感情を抱いてるかをところどころで漏らします。
終盤は一緒の布団で耳舐めしてから眠りにつくなど、友達と恋人の中間あたりの距離で接します。
音を駆使した癒しのサービス
一番最初の「1.おはようございます。」は神社ならではのやり取り(約15分)。
縁側で主人公を見かけた結がお茶を出した後に手水場へ誘い
手を清めてから本殿でお参りし、元いた場所へと戻ります。

そして本作品の持ち味である音が早速威力を発揮します。
縁側から手水場へ移動する時は彼女の声が右→中央→左とスライドし
足音も「ざくっ」という砂利っぽいものがふたつ同時に鳴ります。

手水場の水を新しいものに変える音、彼の手にそれをかける音もちゃんと入ってますし
説明のセリフ無しでも何をやってるかわかるくらいどれも質が高いです。
無言の時間を適度に挟んでるからでしょうけど、神社特有の静けさを感じました。

「良ければ 今度一緒にお花見でもしましょうか 桜の景色を見ながら お団子やお茶をいただくというのは 何度体験しても飽きないものです」
最中の会話は来年の春のこと、お参りのことなの他愛もないものばかり。
季節はまだ冬の初めですが今後も彼と付き合っていく気でいるのがわかります。
普段1人で暮らしてると人恋しくなるのは当たり前のことですから
彼女も彼と過ごすこのひと時を大切に思ってるのでしょう。

お参りを終えた後に始まる耳かきはおよそ30分間。
膝枕の状態で右耳→左耳の順に綿棒、耳かき棒、梵天を使い分けて綺麗にし
最後に2回ほど弱めの風圧で息を吹きかけます。
そして両方済んだら仰向けになり両耳同時にオイルでマッサージします。

綿棒は「ずずっ」という広くて柔らかい音、耳かき棒は「かりっ」という乾いて細めの音
梵天は綿棒よりも広くて柔らかい音といった具合に
使用する器具によって音の質感や動きを丁寧に変えて耳かきの様子をリアルにお届けします。

耳かき棒を動かす時だけ鈴の音が小さく鳴ったりして芸が細かいです。
効果音、環境音、彼女の吐息だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きました。

その後から始まる耳マッサージは耳を手で覆うシーンがあり
その際に音がこもって軽い圧迫感が感じられます。
耳についたオイルを洗い流すのに炭酸水を使うなど
時間に対する音の種類をできるだけ多くして変化に富んだサービスに仕上げてます。

それに対して最後の「4.清め噛み」はひとつひとつを丁寧にこなすスタイル(約24分)。
一緒の布団で横になり、密着しながら右耳→左耳の順にゆっくり舐め続けます。
そして一通り終わった後は安らかな寝息を立てて彼を安眠へ導きます。

「優しく 抱き着いてもいいですか?」
R-15なので露骨にエロい音は鳴らしませんが
ゆっくりペースのコリコリした音が耳に心地いいです。
彼女のほうから抱き着いてくるところに彼と離れたくない心境が表れてました。
寂しさやもの悲しさをあまり出さない形で最後の夜を演出します。

このように、最大の武器である音を駆使して作品世界に引き込む落ち着いたサービスが繰り広げられてます。
涼やかな作品
心の中にある悪いものを洗い流してくれる作品です。

結は自分に会いに来てくれた主人公をスッキリした気分で送り出そうと
神社らしく参拝してから耳かき→耳舐め&添い寝と繋いで癒します。
そしてこれらの一部始終を色んな音を組み合わせてリアルに表現します。

優しくてちょっぴり寂しがり屋な巫女が参拝者を変わった手段でもてなすノーマル向けのシチュ
効果音と環境音を違和感なく組み合わせたリアルな世界観
セリフの量を少なめにしたり間を長く取って音を聴きやすくするASMR系の作り。
キャラやセリフよりも音の存在感を大きくして作品を組み立ててます。

バイノーラル6音さんは以前から音に定評のあるサークルさんでしたが
今作はそれに更なる磨きがかかっていて大変癒されました。
音自体のレベルが高いのに加えて「清涼感を与える」という方向性を持ってるのが効いてます。

川の音、お茶を淹れる音、手水の音、炭酸水の音、マッサージに使うオイルの音と
液体に関する音を意識して多く盛り込んでます。
耳舐めの際に鳴るちゅぱ音もこれに分類できますし、種類が豊富なのに統一感があります。

結については正直存在感が薄い印象を受けましたが
これだけ音重視の作りでキャラも立たせるのは酷な要求だと思います。
彼との仲の良さや心情描写はされてるので十分じゃないかなと。

音で癒す作品が好きな人には特におすすめします。

CV:陽向葵ゅかさん
総時間 1:16:03

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります

追記
2020年2月3日まで10%OFFの693円で販売されてます。