【雨音喫茶】道草屋 すずしろ7-雨のち晴れの日【目隠しマッサージ】

サークル「桃色CODE」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、毎回色んなサービスに挑戦してる頑張り屋な店員さんが
夏の昼から夜にかけて常連客を癒したり気持ちよくします。

夏から連想される賑やかさを大幅に抑えた静かなサービスをするのが特徴で
昼間はセミの代わりに雨音やクラシックジャズを流し
夜も花火の音を遠くで適度に鳴らしながら彼女が熱っぽい吐息を漏らします。
暑さを和らげる癒しの雨
道草屋の店員「すずしろ」が色んなサービスをするお話。

「はい 道草屋でございます」
すずしろは可愛くて素朴な声の女の子。
予約の電話をかけてきた主人公に来店する日付を尋ねると
宿泊可能かを調べてから利用したいサービスを確認します。

本作品は梅雨が明けて本格的に暑くなる時期を舞台に
彼女がおよそ180分に渡って癒したりちょっぴりエッチな事をします。
昼間、夜、寝る前と全体を3つのシーンに分け
いずれも「静かさ」を大事にしながら音と会話を楽しませます。

「せっかく梅雨も抜けたのに もぅ お客様 雨男なんですか?」
例えば彼が道草屋を訪れた直後のシーンはバックで雨音が流れ
彼女もそのことに触れつつ優しい音をゆっくりペースで鳴らします。
そして夜の部は花火の音量や頻度を控えめにし
その代わり彼女の吐息やマッサージ音を多めに鳴らして2人きりの空間を表現します。

夏と言えばセミが鳴き、花火の豪快な音が鳴り、祭りの音頭が流れるなど
他に比べて賑やかなイメージの強い季節です。
しかし本作品ではそれをわざと弱めて落ち着いた雰囲気を出してます。
セリフを一切挟まず音だけで行為の一部始終を表現するシーンもありますし
実際に聴いてみると夏なんだけど夏っぽくない印象がするでしょう。

「もし晴れたら 結構な夜ふかしになりそうですね」
すずしろについては店員と友達両方の属性を持ったキャラに描かれてます。
今日は丁度花火大会があるのですが、直前に雨が降ってて開催するかどうか微妙な情勢です。
そのことに時々触れ、無事晴れた時は楽しんできて欲しいと言います。
そして彼が自分の意思で道草屋に残ったことを知ると少し不機嫌そうな表情でその理由を尋ねます。

7作目まで続いてるのにずっと他人行儀なのはさすがに味気ないですから
2人の立場を崩さない範囲でセリフを砕けさせたり親しさを感じる描写を盛り込んでます。
今作はエッチのやり方も今までと違いますし、少なくとも私には通常の道草屋よりもキャラ重視に映りました。
ちょっぴり大人になったすずしろ
一番最初の「すずしろ雨音喫茶」はおよそ60分間。
雨音を聴きながら主人公が泊まってる部屋で手の爪切りとコーヒー作りを楽しみます。

「珍しいですか? 人の爪切り お客様に 直接触れる部分ですからね チクっとさせないように」
「パチン」という軽快な音を長めの間隔で鳴らし
主人公→すずしろの順に行う中で何気ない会話を挟みます。
雨音と効果音だけが流れるひと時はとても静かで落ち着きました。
夏のイメージとは大きく違うことを最初にやって本作品の特徴をわかりやすく表現してます。

作中でASMR(音フェチ)要素が最も強いのはコーヒー作りでしょう。
別の店員である稲が持ってきた器具を使って丁寧に淹れます。

すずしろ「堪りませんねぇ じくじく豆の膨らむ音 できたての香り」
稲「期待も膨らみますよ」
焙煎したコーヒー豆を手動のミルに入れて細かく砕き
それをフィルターに入れたところへ一度熱湯を注いで蒸らし
ケトルを動かしながら再度お湯を注ぐ様子をほぼ音だけでお届けします。
2人の会話も説明より雑談の色が強くて和みました。
このシーンからはバックにクラシックジャズが流れたりと雰囲気作りにとても力を入れてます。

後になるほど雨音が弱くなり、代わりに鳥の鳴き声が聞こえ始めるのも良いですね。
花火大会が開催できそうなことをセリフではなく音で伝えます。
時間の流れを表現するのにも役立ってますし、このシーンはセリフよりも音の存在感が大きいです。

2番目の「花火と目隠し」は花火大会中のお話(約50分)。
せっかく晴れたのに花火を見に行かなかった彼に
当初は帰宅後にする予定だった体のマッサージをします。

「行かなかったんですか? やってますよ お祭り」
彼が部屋にいるのを見つけた直後は行かなかったことに不満そうだった彼女も
その理由をだいたい理解できたようで、すぐさま気持ちを切り替えお世話します。
うつ伏せになった彼へ主に指圧するので動きは控えめですが
専用のオイルを使ってるおかげで音が聞こえやすく臨場感も高いです。

その途中から始まるエッチシーンは2パート22分間。
プレイは耳舐め、手コキです。
手コキの際に効果音が鳴ります(鳴らないバージョンは入ってません)。

「あの… ちょっとお元気になっていませんか?」
彼のお腹をマッサージしてる最中、おちんちんが勃起してることに気づいたすずしろは
「エッチなことはしない」と明言したうえで右耳を舐め始めます。

エッチは終始彼女が責めます。
内容は彼女の過去作と同じく耳を舐めながらの手コキのみになっており
淫語と呼べるセリフを一切挟まず熱っぽい吐息と効果音でその様子を伝えます。

ただし、これまでとの違いを出すために若干の工夫がされてます。
ヒントはここのパート名「目隠しマッサージ」です。
サークルさんがわざとぼかされてるので本レビューでも具体的なやり方は伏せますが
彼女が以前よりも男性の扱いに慣れたことを強調してるように映りました。

実際に聴いた感じでは「すずしろファンなら抜けるかな?」といったあたりのエロさです。
音だけで興奮させるタイプですから通常のエッチよりも純粋なエロさは低めです。
でもエッチなことを滅多にやらない女性が相手してくれるシチュにはグッと来るものがあります。
音自体もかなりリアルですし、ある程度属性が合えば抜けると私は思います。

最後の「麦茶と耳かき」は王道の耳かき(約68分)。
エッチとその後に入ったお風呂の火照りを麦茶でひとまず冷まし
さらに軽いヨガを挟んでから耳かき棒と綿棒を使ってお掃除します。
息吹きは前半の右耳だけやります。

耳かき棒は「ずずっ」という乾いた平べったい音
綿棒は「ずりっ」という乾いててふわふわした音が使われており
前者は耳の溝、耳たぶ、穴の入り口、穴の中で動きと質感を微妙に変える
後者は耳の壁をなぞるようにゆっくり動かす、と器具の特徴が出る音と動きをします。
寝る直前なのでどの音も優しくて耳によく馴染みます。

「耳の溝の 上のほうに 耳かきが当たりましたね? ずっ ずっ お耳の汚れを 悪いものと一緒に 掻き出してしまいます」
最中の会話は右がボディスキャン(ストレス解消)を意識したもの
左は彼女が子供だった頃の思い出と内容が大きく変わります。
ボディスキャンは人によっては催眠暗示っぽく聞こえるかもしれませんね
色んなことに挑戦するすずしろの性格を踏まえて今回も新しい要素を盛り込んでます。

このように、時間帯によって内容が大きく変わる充実したサービスが繰り広げられてます。
静かな作品
良い意味であまり夏らしさを感じない作品です。

すずしろは花火大会に合わせて道草屋を訪れた主人公に寛いでもらおうと
店員としてきっちりサービスをこなしつつ、友達っぽい砕けた調子で色んな会話をします。
そして全編を通じて賑やかさよりも静けさを大事にしてシーンごとに異なる癒しを与えます。

道草屋で最古参の店員が多種多様なお世話をする癒し特化の作り
夏では定番の音をわざと抑えて静けさを出す変わった演出
腕はもちろん態度にも成長が見られる彼女のキャラ。
シリーズものとしての良さが出るよう色々捻りを加えて制作されてます。

中でも2番目は季節感を重視してきた道草屋の路線からわざと外してて面白いです。
控えめな音量で花火を鳴らしたり、耳かき前に麦茶を飲むシーンがありますから
夏の風物詩を完全に取っ払ってるわけではありません。
でも「夏にしては静かだな」と感じるように作られてるのも事実です。

私は「すずしろ雨音喫茶」が一番好きですね。
雨音、爪切り、コーヒー作りと音で癒やす傾向が非常に強くてかなり眠くなりました。
シーン最後の「7-お昼寝」はセリフが一際少なく安眠のお供にも役立ちます。
あと音が好きな人なら「麦茶と耳かき」の麦茶を飲むシーンにも感銘を受けるでしょう。
氷を口に含み砕く音がものすごくリアルです。

射精シーンは1回。
くちゅ音そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、淫語はありません。

以上を踏まえて条件つきの満点とさせていただきました。

CV:すずしろ…御崎ひよりさん 稲…真宮ひいろさん(「すずしろ雨音喫茶」のみ登場)
総時間 3:03:24(通話中…3:10 すずしろ雨音喫茶…1:01:21 花火と目隠し…50:07 麦茶と耳かき…1:08:46)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります

追記
作品自体の点数は9点。
183分で864円とコスパが良いので+1してあります。