きみしか見えない同級生

サークル「歌い鈴」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、学校でいじめられてる超奥手な女の子が
自分を好きになってくれた男性と幸せなひと時を送ります。

彼女が地獄から天国へ駆け上っていく様子を描いたドラマ性重視の作りが魅力で
最初は自分を卑下し彼とまともに話すことすらできなかったのが
その優しさに触れて次第に心を開き、やがてエッチなサービスを積極的にするようになります。
いじめられっ子を救う優しい光
籠目みると恋人になりエッチするお話。

「ごっ ごめんなさいっ わっ 私 何かしちゃったの…かな」
みるは内気で弱々しい声の女の子。
ある日の放課後、自分を呼び出した主人公にすぐさま謝ると
彼に突然告白されて冗談だと勘違いします。

本作品は名前を省略した「ごみ」というあだ名で嫌がらせを受けてる彼女が
彼と出会いラブラブな関係になっていく様子を描いたボイスドラマ。
およそ60分ある時間の序盤から中盤にかけては非エロに費やし
十分に盛り上がったところで2種類の比較的ソフトなエッチをします。

歌い鈴さんは元々全年齢向けを得意とされてるサークルさんですから
エッチそのものよりもそこに至る過程に力を入れて進めます。
彼女にしっかり感情移入しながら聴けるので、プレイ自体は控えめでも普通に射精できると思います。

「ほら ありえない こんな地味で魅力のかけらもない私が 誰かに…」
彼女は一言で言えば超奥手な地味子。
人と向かい合って話すのが苦手で彼と最初に会うシーンでは頻繁にどもります。
また自分に対してネガティブな感情を抱いており、彼から告白を受けてもからかわれてると思い込みます。
しかし彼との付き合いを通じて少しずつ自信を持ち、それに合わせて話し方や態度が随分変わります。

心を閉ざしがちなんだけど好きになった人にはとことん尽くすタイプです。
声を担当されてる秋野かえでさんも彼女の初々しさや一途さを上手に引き出す演技をされてます。
彼女の存在と成長こそが本作品における最大の魅力です。
同級生から大切な人に
最初の3パート33分間はちょっぴりエッチなドラマパート。
「なんにも見えない同級生・日常の放課後」は主人公に呼び出されたみるが告白を受け
「向こう側の吐息・コール1」「初、情・コール2」は電話越しに話して親密度を高めます。

「君は 君だけは 私と関わらないで欲しいな お願い」
彼女は自分がクラスメイトに嫌われてることをよくわかってます。
だから彼の好意に感謝しつつ仲良くならないで欲しいとお願いします。
でも彼は諦めきれず、ひとまず付き合うかどうかは置いといて無料通話アプリで話そうと言います。
彼女は今まで彼とまったく話したことがないそうですからお互いを知るところから始めます。

彼女の性格を考えて面と向かって話しても心を掴むのは難しいと判断したのでしょう。
好きな人にできるだけ合わせようとするあたりに彼の優しさと想いの強さが滲み出てます。
この時点では完全に彼が彼女を追いかける図式になってます。

「君は私の話をちゃんと聞いてくれるし 君に肯定されるとすごく…えへへ」
しかし「向こう側の吐息・コール1」に入ると今度は彼女が心を開き始めます。
自分の何気ない話を真剣に聞き、肯定してくれるのが余程嬉しかったようで時折はにかむ仕草を見せます。
彼と一緒の時間を過ごすことに対して安らぎを感じてるのでしょうね。
挙動不審気味だった最初のパートよりもしゃべり方がずっと滑らかなところにもそれが表れてます。

「何か パジャマの下がね ぐっしょり濡れちゃって 汗じゃないんだ」
「初、情・コール2」は2人の関係が大幅に前進するパート。
前回と同じく電話で話してる最中、彼女が体の火照りや股間の疼きを感じ始めます。
彼が単なるクラスメイトから性的な魅力を感じる存在へと変わったわけです。
自分が今感じてることを素直に言えるようになったのも彼を好きだからでしょう。
口調、セリフ、反応を通じて彼女の心の変化が綿密に描かれてます。
自分のすべてを捧げるエッチ
エッチシーンはパート21分間。
プレイはハグ、乳揉み、おまんこの観察、電話越しの相互オナニーです。
乳揉み、オナニーの際に効果音が鳴ります。

「私の事 好きにして」
2度目の通話を終えた後日、主人公と放課後の学校で再び会ったみるは
自分が彼の虜になってることを正直に伝えたうえで体を好きにいじって欲しいと言います。

エッチはパートによって主導権を入れ替えながらほぼ対等な立場で愛し合います。
前半の「黄昏の暴走・非日常の放課後」は2人が初エッチするシーン(約10分)。
ハグから始まり乳揉み→おまんこの披露と比較的ソフトなプレイを楽しみます。

「君の体 大きいね そっか そうなんだ 君ってこんなに温かくて 気持ちいいんだ」
「次は 君が望むものを着るから 何でも着るから 今日はこれで許して?」

通話では決して味わえない彼の温もりや匂いにうっとりした声を漏らし
自分のおっぱいを一生懸命いじってる姿を可愛く感じるなど
会話すらまともにできなかった序盤とはまるで違う大胆な姿を見せてくれます。
そして彼の望むものなら何でも与えようとする姿勢を見せます。

自分をここまで幸せにしてくれた彼に少しでも報いたいという気持ちをひしひしと感じました。
相手が抵抗しないとわかっていながら決して乱暴に扱わない彼も優しさに満ちてます。
非エロパートに引き続き2人の絆を大事にしながらエッチを組み立ててます。

後半の「きみのために・コール3」はテレホンSEX(約11分)。
学校でのエッチで彼を満足させられなかった彼女がそれを挽回しようと
電話越しの相互オナニーを持ちかけます。

「お・ま・ん・こ からエッチな 甘い蜜がたくさん溢れちゃってるの」
淫語を積極的に交えて自分の感じ具合やオナニーの様子を実況したり
「好き」「愛してる」といった愛の言葉を何度も投げかけるなど
体に直接触れられないハンデを補うために一生懸命尽くします。
水分高めの効果音も一緒に鳴りますし、純粋なエロさの面ではこちらのほうが明らかに上です。

このように、彼女の心情を色濃く反映させたラブラブなエッチが繰り広げられてます。
キャラが魅力的な作品
パートナーを務めるみるが一際耳を惹く作品です。

彼女は自分に本気で告白してくれた主人公に対して最初は戸惑い
まずは電話越しの会話でどういう男性なのか知ろうとします。
そして十分に信頼できると判断した後は心と体を全部捧げてその気持ちに応えます。

超奥手な女の子がクラスメイトと少しずつ仲良くなっていく展開
その様子を慎重かつ丁寧に描いた非エロパート、そこから一転して大胆に振る舞うエッチ。
彼女の特徴を活かしたギャップのある物語に仕上げてます。

「うん 好き 君以外いらない 君だけでいい」
また中盤以降は彼のことを好きになりすぎて多少重いことも言い始めます。
ヤンデレと言うほどではありませんけどそういうのが苦手な方はご注意ください。
最初の告白を受けるシーンも含めて人付き合いに慣れてないことを表現したかったのではないかなと。

エッチは1回目よりも2回目のほうが個性と実用性で優れてます。
これまでの流れを汲んで電話越しに相互オナニーする形式を取り
淫語、くちゅ音、喘ぎ声をぶつけて射精を応援します。
最初のほうでも言ったように抜き系の作品ではないので通しで1回抜くのが限界だと思います。

射精シーンは1回。
淫語とくちゅ音そこそこ、喘ぎ声ごく僅かです。

地味な女性が好きな人には特におすすめします。

CV:秋野かえでさん
総時間 1:05:08

オススメ度
■■■■■■■■□□ 8点


体験版はこちらにあります

追記
2019年2月12日まで50%OFFの350円で販売されてます。
その場合の点数は9点です。