昨日掲載した「2018年を振り返って(全年齢&R-15同人音声編)」に続いてR-18のランキングです。
こちらも5本に絞らせていただきました。
2018年発売のR-18同人音声ランキング

第1位 「チ○ポ係
チ○ポ係

1ヶ月の間だけ男子生徒の性処理を担当することになった女の子とひたすらエッチする作品。
声や態度はクールなのですがサービスが大変手厚く、主人公の願いを何でも叶えてあげます。
キスとSEXに最も力を入れるなど女性に甘やかされる心地よさと幸福感がどっぷり味わえます。
良い意味で聴き手の予想と真逆の路線を歩んでる実用性の高い一作。

第2位 「囚われの奴隷性活
囚われの奴隷性活

お子ちゃま体型のサキュバスが搾精願望を抱く男性の願いを叶える作品。
サークルさんが以前からこだわられてる耳舐めを重視しながら
前半はとことん焦らす、後半はとことん搾ると正反対の責めを繰り出してきます。
サキュバスの魅力をストレートに表現したM向けの一作。

第3位 「あまとろ性感エステ2~百合色リラクゼーション癒やらしフルコース~
あまとろ性感エステ2~百合色リラクゼーション癒やらしフルコース~

女性専用の性感エステサロンに所属する3人の女性がモニターに選ばれた男性をもてなす作品。
序盤は2人、中盤以降は1人と登場するキャラの組み合わせを変えながら長時間に渡るエッチをします。
前作の持ち味だった密着感や乳首責めをそのまま継承し
さらに1人1人に得意なプレイを設定して個性とエロさを出してます。

第4位 「あまあまいじめりょかん
あまあまいじめりょかん

年下系の可愛い従業員2人が男性客を優しく弄ぶ作品。
総時間のほとんどで耳舐めを行い、それと並行して「おばかさん」などの軽い言葉責めをします。
これらを上手に使って正反対の属性を持つ「あまあま」と「いじめ」を見事に融合させてるのが素晴らしいです。

第5位 「【バイノーラル・囁き・吐息】濃密夜伽【耳舐め・セックス・オナサポetc】
【バイノーラル・囁き・吐息】濃密夜伽【耳舐め・セックス・オナサポetc】

主人公とセフレの関係にある2人の女の子が濃密なエッチをする作品。
体を密着させながら吐息を多く漏らしたり、複数のパートに渡りノンストップで責め続けるなど
色んな部分の濃さにこだわってエッチを組み立ててます。

以上のような結果となりました。
今年のR-18は相当な激戦だったもので、どの作品をランキングに載せるか悩みました。
この5作以外にも質が良かったり人気が高かった作品が数多く存在します。

1位のチ○ポ係は極めてシンプルなタイトルとは裏腹に内容がとても濃かったです。
普通なら事務的に接していい相手にお姉ちゃんや母親のような慈愛に満ちた態度で接し
さらに2人の心の距離が近づいていく様子も描かれてます。
ベレス解部さんはシナリオ力が抜群に優れてるサークルさんで、特に意外性を大事にする傾向が見られます。

2位の囚われの奴隷性活はキャラ設定や展開を高く評価しました。
性格はサキュバスのイメージ通りなんだけど女性としての魅力に欠けてるところとか
途中で責めの方向性を180度転換するあたりがいい例です。
サークルさんが元々持ってる良い部分もきっちり受け継がれてます。

3位のあまとろ性感エステ2~百合色リラクゼーション癒やらしフルコース~はシリーズの続編ということで
前作が持つ甘さを残しつつ女性の人数や総時間を増やしてパワーアップさせてます。
新しく登場した雪乃が他の2人と同じくらいの存在感を出せるよう上手に個性を持たせてあるのも良いです。
2018年注目のサークル
お次は一際目立つ活躍をされたサークルさんの紹介です。
今回は3つほど選ばせていただきました(敬称略)。

テグラユウキ
彼女の隣でギャルビッチ皐月ちゃんに犯されちゃう!

2016年から色んなジャンルの作品に挑戦されてる器用なサークルさん。
今年は全部で17本とリリース数が非常に多く、そのすべてで一定以上の実績を残されてました。
粗製乱造と思われてもおかしくないペースでこれだけの結果を出せるのは実力があるからだと思います。

さーべるたいにゃー
おとなりさんにえっちなお泊まり

今年2月に処女作を出されたばかりの新しいサークルさん。
年上の女性が相手するシチュを好まれており、普段は大人しいけどエッチでは大胆になるなど
二面性を持たせて感情移入度やエロさを高めてます。
全作品の担当声優をそらまめ。さんにしてるあたりにもこだわりを感じます。

しゃーぷ
家賃おねだり甘々えっちな誘惑姉妹♪

元々CG集やノベルを作ってて今年から音声に転向したサークルさん。
多くの作品に女性が2人登場するシチュを採用し、タイトルに沿ったやり方で連携の取れた責めを繰り出します。
現時点でほぼ作風が固まってるので来年も安定したご活躍が期待できます。
業界の流れと来年の展望
最後は同人音声側における今年の大きな特徴や来年に関することを簡単に話します。

今年は平年よりやや豊作と言っていいくらいに充実してました。
夏冬はもちろん、それ以外の時期も毎日平均で3~5本程度の新作がリリースされ
活動するサークルさんが多いおかげで品質についても良いものが多かったです。
私も日々レビューをする際に作品選びで困ることはまったくありませんでした。
むしろ候補が多すぎて仕方なく断念することが何度もあったくらいです。

振り返ってみるとノーマル~ややM向けが非常に強かったです。
先ほどのランキングでも5本中4本がそれに該当し、他にも色んなサークルさんが同じ属性の作品を制作されてました。
それに対してM~ドM向けは以前に比べると数が減ったように思えます。

ここ数年で癒し系作品が一気に増えたからそうなったのかもしれません。
ですがこれらの需要自体が落ちてるわけではなく、きちんとしたものを出せば売れる状況が続いてます。
全体の作品数が増えて相対的な割合が下がっただけなので危機感を抱くほどではないんじゃないかなと。
催眠音声などは依然としてM~ドM向けが大きな勢力を持ってます。

昨年の記事で書いた長時間化については90~150分あたりの作品が引き続き増加傾向にあります。
2時間超えの作品がバンバン出るというのは数年前には考えられなかったことです。
またDLsiteの恒常割引がすっかり定着したからか、発売と同時に一定期間割引する作品もかなり見かけました。
私個人は昨年に比べて競争が激化してると見ています。

その一方で割引を一切せずに4桁を軽く叩き出す作品も十分な数ありました。
サークルさんによって運営方針に結構な差が出始めてるなと。
これについてはどうするのが正解というのはありません。
我々ユーザーは面白そうな作品を見つけたら買って応援するだけです。
今年からCi-enという直接貢げるサービスも始まりましたしね。

来年は今年に引き続き活況になると予想してます。
長年活動してる古参から今年参入した新規まで本当に多くのサークルさんがいます。
そして来年もおそらく処女作を出される方がそれなりにいるでしょう。
業界全体が安定してるので大崩れする可能性は低いです。

以上をもってR-18同人音声の総括とさせていただきます。
来年もより多くの良作に出会えることを心より願っております。