雑談です。

今年も残すところあと僅かとなりました。
そこで毎年恒例の同人音声、催眠音声ランキングをお送りします。
以前に比べて全年齢およびR-15の作品数がかなり増えたことを考慮し
今年から同人は全年齢&R-15とR-18のふたつに分けることにしました。

それでは新設された全年齢&R-15からいってみましょう。
2018年発売の全年齢/R-15同人音声ランキング

第1位 「鈴の音と歩く
鈴の音と歩く

ひと気のない神社に長く住んでる狐巫女が馴染みの参拝客に色んな耳かきをする作品。
シリーズの過去4作で積み上げてきた世界観や魅力的な登場人物を損なわずにストーリーを完結されてます。
まさに匠の技と呼ぶのが相応しい極上の効果音と環境音も耳に心地良いです。
和の風情をそのまま音声化したような魂を揺さぶる一作。

第2位 「【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】
【こたつ系】道草屋-芹-そんな冬の日【安心耳かき】

道草屋の店主をしてる世話好きな女性と冬の日を過ごす作品。
序盤から中盤にかけては彼女が元々持ってる無邪気さ、子供っぽさ
終盤は大人の女性らしい気配りの良さとキャラを最も大事にしながら物語を組み立ててます。
最中に鳴る効果音と環境音もレベルが高く、聴いてるだけで道草屋の世界に引き込まれていきます。
寒い季節にある温かさを抽出したホッとする一作。

第3位 「出張癒し専門店ターコイズ
出張癒し専門店ターコイズ

複数の触手を持つのほほんとしたスキュラが耳かきとマッサージをする作品。
一般的な耳かき音声との差別化を計るために手と触手を使ってサービスに取り組み
効果音もそれに合わせて範囲を広げ、さらに複数の行為を同時に行います。
良い意味で人外らしくない彼女のキャラにも癒しを感じました。

第4位 「【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】
【立体音響】Cure Sounds-音葉【特典音声あり】

音を聞かせることを専門にしたお店でサービスを受ける作品。
筆記音、波の音、ハサミで紙を切る音、炭酸シャンプーの音など
音フェチ要素の強いものを数多く取り揃え、そのすべてを高品質に表現してます。
音に強いサークルさんらしい遊び心のある一作。

第5位 「お耳かきかき幸せタイムばい♪~山本耳かき店監修~
お耳かきかき幸せタイムばい♪~山本耳かき店監修~

九州から上京した耳かき店員が専門店ならではの癒しを提供する作品。
実在する耳かき店を取材し、そこで録音した音を駆使したガチなサービスが楽しめます。
サークル主の陽向葵ゅかさんが繰り出す博多弁も愛らしいです。

以上の5作品を紹介させていただきました。
有名どころを取り揃えたので皆さんもどれかひとつは聴いたことがあると思います。

1位の鈴の音と歩くはシリーズ最終作ということで、主人公とテンの仲が良好なところから始まり
その後いくつかの耳かきを経てより親密な関係に発展します。
サークルさん最大の武器である耳かきを質量共に追求しある種の芸術にまで押し上げてます。
この作品の発売と同時に活動終了を宣言したことでとみみ庵さんは文字通り伝説になりました。

2位の道草屋は芹さんの過去作でよく見られた茶目っ気を存分に発揮した後
最後の「そんな冬の日」で母親のような心温まるもてなしをしてくれます。
お店よりも家で寛ぐ感じがよく出ていて胸のあたりがぽかぽかしました。

発売日は2017年12月28日なのですが、当サイトは記事を掲載する時期の都合で
12月20日までに出た作品をその年のランキング対象に設定してます。
そのためこの作品は2018年扱いとさせていただきました。

3位の出張癒し専門店ターコイズは意外性が一番の売りです。
お世話するキャラを人外に設定し、それだからこそできるサービスをリアルな音で表現します。
特に音の範囲が広い点は既存の癒し系作品と明らかに異なる長所です。
2018年注目のサークル
お次は一際目立つ活躍をされたサークルさんの紹介です。
昨年と同じく今年に有料処女作を出したところから2つ選ばせていただきました(敬称略)。

Crescendo
ヒーリングサロンシエルーすっきりコースー

元々ニコニコ動画やYoutubeで無料動画を公開されてたサークルさん。
処女作にあたる「ヒーリングサロンシエル」の時点で大手に引けを取らない実力を持っており
その後もこのシリーズと先ほど紹介したターコイズを合計5作世に送り出してます。
リリースペースが結構速いので来年は今年以上の活躍が見込めます。

バイノーラル6音
雨の日の午後に~彼女と耳かき~

同じくYoutubeを中心に活動されてるサークルさん。
比較的短時間で高品質なものが多く、ちょっとした空き時間に聴ける手軽さが魅力です。
最近は1時間超えの作品も制作するなどまだまだ成長する兆しが見られます。
業界の流れと来年の展望
最後は同人音声側における今年の大きな特徴や来年に関することを簡単に話します。

今年の全年齢&R-15同人音声は大豊作でした。
まず一年を通して新作数が安定してましたし、品質についても高いものが多かったです。

前者はそれを裏付けるわかりやすいデータがあります。
この記事を書いた時点でDLsiteに登録されてる全年齢向け音声は2170本。
そのうち今年出たのは約24%にあたる512本と驚異的な伸び方をしてます。

R-15は詳しく調べてませんが例年よりもよく見かけた気がします。
耳舐めを取り入れてる作品が増えたのがそのまま数字に反映されたのでしょう。
全年齢、R-15、R-18の住み分けが以前よりもはっきりしてきました。

後者は無料動画サイトで修行を積んでから有料に参入するケースが増えたのが大きいです。
その多くが音に対する何らかのこだわりを持っており、処女作の時点から品質が軒並み高かったです。
耳かき音声を聴く人が増えれば当然作りたいと思う人もどんどん出てくるわけで
来年も古参から新規まで幅広い活動が期待できると踏んでます。

あとはASMRを謳った作品が多かったです。
王道の耳かきで攻める人もいれば、音そのものを楽しむなど別の趣向を軸に据えたものもありました。
耳かきだけだとどうしても個性を出すのが難しくなるので、激化してる競争を生き残るには変化球も有効だと思います。

有料の同人音声におけるASMRの歴史は浅く、私が知る限りだと2014年頃から始まってます。
2013年に第一次耳かき音声ブームが起こったのですが、その多くは普通にしゃべるスタイルを取ってました。
その状況に新たな変化をもたらしたのがとみみ庵さんと添音亭さんです。
いずれも2014年に参入し、全作品が全年齢向けで、敢えてあまりしゃべらないのを作風としています。

もちろんこのお二方の力だけで今の流れになったとは思ってません。
ですが彼らの活動が何らかの影響を及ぼしたのは間違いないと思ってます。
そしてとみみ庵さんが今年活動を終了されたことでひとつの区切りができたとも見ています。
始まりと終わりが混在してるなかなか濃い一年でした。

以上をもって全年齢&R-15同人音声の総括とさせていただきます。
来年もより多くの良作に出会えることを心より願っております。