カンスト

サークル「エロトランス」さんの催眠音声作品(男女両用)。

開設初期に紹介した作品を現在の視点から改めてレビューする再レビュー企画。
その第37回目は穏やかでちょっぴりSっ気もあるお姉さんが
催眠音声ではお馴染みの要素を使ってリラックスと快感を与えます。

何をするにもカウントを数えるのが最大の特徴で
催眠誘導時は深呼吸や筋肉の収縮に合わせて何度も数えて心身に馴染ませ
エッチに入ると力強く刻んだり、複数の声を重ねながら不規則に数えて限界突破させます。
数に癒やされ、弄ばれる
お姉さんのカウントを聴いて絶頂するお話。

「こんばんは 今日はあなたに 面白いもので感じて欲しいと思って ここに来たの」
お姉さんは上品で清らかな声の女性。
注意事項やタイトルのカンストに関する簡単な説明をすると
数字を使って主人公に不思議な体験をプレゼントします。

本作品は自分が普段味わってる快感の限界に挑戦することを目的に
彼女が50分程度に渡って催眠をかけたりエッチなサービスをします。
サークルさんが「数字、カウントを題材にした催眠音声作品です」とおっしゃられてる通り
彼女がカウントを数えるシーンがとてつもなく多いです。

カウントは催眠音声だとよく見かける要素で、深化の暗示を入れやすくするための刺激に使ったり
絶頂シーンのタイミングを取るなど補助的な役割を担うことが多いです。
しかし本作品では序盤からカウントそのものに暗示を込め
それを聴けば聴くほど心地よさや快感が広がるように誘導します。

プレイはもちろん、セリフや演出に至るまでエロいと感じるものは一切入れてません。
それなのにカウントが進むに従ってエネルギーがこみ上げる不思議な感覚が味わえます。
ずば抜けた技量を持つサークルさんだからこそ形にできる大変個性的な作品です。

催眠はおよそ28分間。
仰向けに横になって目を瞑り、まずは5カウントに合わせて全身の筋肉を収縮させます。
そして同じく5カウント刻みで息を吸ったり吐くのを繰り返します。

「力を入れている時ってしんどいし 疲れるよね でも力が抜ける時 そして抜いた後の今のような状態 すごく気持ちいいよね」
「あなたの無意識は 自然と カウントを聞いていることでしょう」

最初は単に数字を数えてるだけに思うでしょうけど
これを聴き続けていくうちに心地よさやリズムを感じ始めるかもしれません。
彼女もカウントの合間に的確な暗示を入れてリラックスを後押しします。

シーンや状況に応じてカウントの数え方が変わるのもポイント。
例えば最初の力を入れたり抜くシーンでは前者が数字を進めるほどトーンをやや上げ
後者は前者よりも全体的に低い声で後になるほどさらに下げていきます。
数え方にも工夫してるからこそ心と体にカウントが染み込んでいくわけです。
紅月ことねさんの熟練した演技も相まって、開始から10分後にはとても心地よい状態になれました。

カウントの海に身を委ねられるようになったら、それを強化しつつ催眠状態をさらに深めます。
これまでの倍にあたる10まで数える数字を増やし
それを何度も数えおろしながら両方の効果を持つ暗示をバランスよく入れます。

「私が 数えるのをやめても まだまだ 頭に 私の声が こだまをする」
「だんだん 数字が減るごとに ふわふわと落ちるような感覚がする」

これだけ立て続けに数えられたら彼女が数えるのを止めてもその声が残る可能性も十分にあります。
そしてカウント自体に暗示を入れれば催眠状態の維持も容易になります。
数字を数えることにもリラックス効果があるそうですし、テーマのカウントを使って上手に癒してくれます。

カウントに本来の役割と作品独自の役割を持たせてるテーマ性の強い催眠です。
聴き手の心身がカウントに反応できるようにすることを目的に
漸進的弛緩法から入って深呼吸、そして深化と古典催眠の技法をベースにし
そのすべてにカウントを組み込んで自然と馴染めるようにします。

催眠におけるカウントの使い方を熟知してるサークルさんなだけあって
数えるタイミング、数え方、暗示との組み合わせ方がどれも完璧です。
一見乱発してるように思えるのに実際はきちんと目的意識を持ってるのも素晴らしいです。
エッチが独特なので初心者向けの作品とは言えませんが、催眠に関しては誰でも聴けるしかかれる内容です。
数字の波に押し上げられる快感
エッチシーンは12分間。
プレイはカウントによる絶頂です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あなたのリミッターに達するまで カウントがストップするまで 限界にたどり着くまで 行ってみましょう」
催眠を通じて主人公をカウント漬けにしたお姉さんは
そのまま色んなカウントを数え続けてまずは彼を快感の限界まで導きます。

エッチは体の接触をせずカウントだけでイかせます。
最初の5分間は感度強化を見据えたシーン。
10カウントダウンの後に追い込み暗示を入れたり、股間に意識を集中させて快感を蓄積させます。

「ぶわーっと毛穴が広がる 胸の奥から嗚咽がこみ上げそうなほどの快感 ぞわぞわと肌が痺れ始める」
催眠誘導よりもずっと語気を強めたパワフルなカウントが心地よく
微笑を交えたちょっぴりSな態度も加わって体が自然とビクビクしてきます。
私の場合は股間に熱いものがこみ上げてきたり手のひらや脇腹に軽い痺れが走りました。
直接のエロ要素を使わずにこういう感覚を味わえるのが本作品の醍醐味です。

残りの時間はお待ちかねの絶頂シーン。
カウントの数え方、声の位置、同時に聞こえる声の数がめまぐるしく変化し
文字通りカウントの海に溺れさせてドライオーガズムまで持っていきます。

「全身が快感でぷるぷると震えだす 筋肉が無意識に痙攣を起こすように もう何が何だかわからない」
数える間隔を一気に狭め、特定の数字で足踏みして絶頂できる力を蓄え
上限を突き破って突き進むカンストに相応しい責めです。
連続絶頂となってますが明確なタイミングを取るのは最後だけなので
初回はそれに合わせられるように自分をコントロールするのがいいでしょう。

このように、数字と言葉だけでイかせる非常に独特なエッチが繰り広げられてます。
催眠の力を思い知る作品
カウントを使って聴き手の感覚をコントロールする優れた作品です。

お姉さんは主人公に普段以上のリラックスや快感を与えようと
まずは催眠誘導しながらカウントをすんなり受け入れられる体勢を整え
それからカウントを色々変化させて感度や絶頂感を盛り上げます。

最初から最後まで必ずカウントを絡めるテーマに沿った展開
カウントを多く盛り込みつつ催眠の品質やバランスを維持する技術力の高さ
お触りはおろか淫語すら言わずに絶頂させる思い切ったエッチ。
「やるからには突き詰めよう」というサークルさんの意志を感じるサービスが楽しめます。

催眠におけるカウントはただ数えてるだけのように見えて結構奥が深いです。
例えば聴き手に伝えたい内容によってトーン、ペース、語気が目まぐるしく変わりますし
本作品の場合はエッチシーンで特別な使い方がされてます。
数字自体が持つ意味と、それを数える時の雰囲気を組み合わせてこの難しいプレイを成し遂げてます。

はっきり言って全然エロくありません。
でも催眠にきちんと入っていれば十分心地良いし気持ちよくもなれます。
催眠が持つ力を改めて思い知らせてくれたことに感謝したいです。

明確な絶頂シーンは1回。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声いずれもありません。

催眠音声では脇役にあたる要素を敢えて主役に据えてる作品です。

CV:女性声…紅月ことねさん 男性声…夜櫻さん
総時間 女性声…53:34 男性声…42:29

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります