オナ禁サポートセンター〜あなたのオナ禁お手伝いしてあげる〜

サークル「マジチョロドミネーション」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、完全無料の慈善団体に所属するお姉さんが
一風変わった方法でオナ禁希望の男性をお手伝いします。

「~してはだめ」としきりに言って興味と興奮を煽るのが最大の特徴で
禁止されると余計やりたくなる人間の心理を逆手に取り
淫語を多めに交えながら一歩ずつ前進させて射精を我慢できない状況へと追い込みます。
オナニーをさせないサポート
お姉さんの話を聴きながらオナニーを我慢するお話。

「こんにちは こちらの映像は確認できますか?」
お姉さんは明るくて甘い声の女性。
「絶対成功☆オナ禁プログラム(3日間コース)」に申し込んだ主人公に画面越しで挨拶すると
オナ禁のメリットをふたつ説明して乗り切る気力を与えます。

本作品は性欲が強くちょっとしたことですぐ勃起してしまう人でもオナ禁ができるように
彼女が15分程度の短い時間を使ってそれに沿った講義をします。
同人音声でオナサポと言えば様々な指示を出してオナニーをコントロールするのが定番です。
しかし彼女は直接的な指示をほとんど出さず、聴き手の心を責めてオナニーや射精をしたい気分にさせます。

最終的には射精するように作られてるのですが
そこに至るアプローチが一般的な作品とほぼ真逆です。
明らかにオナニーを抑制しようする彼女の言葉に反して勃起する人がそれなりにいるでしょう。

「おちんちん握ったら オナニーしたくなる オナニー始めちゃうと 射精したくなっちゃう だから絶対に勃起しちゃだめですよ」
そう言える一番の理由はセリフの言い回しにあります。
彼女はエッチシーンの多くで「~してはだめ」と言いこちらの欲求を押さえ込もうとします。
しかしこれはまったくの逆効果で、その様子や感覚を脳が反射的にイメージしてしまうことへと繋がります。
否定形を駆使することで遠回しに彼を射精へ追い込むわけです。

催眠音声だと時々あるのですが同人音声でこういうタイプの作品は珍しいです。
貢ぎマゾ要素も多少あるのでそういうのが好きな人のほうが楽しめると思います。
じわじわと追い詰めるエッチ
エッチシーンは13分間。
プレイは言葉責め、オナニーです。
エッチな効果音はありません。

「それでは早速 本日の講義に入ります …と、その前に ひとつだけ注意事項」
事前の説明を終え1日目の講義に入ろうとしたお姉さんは
その前にオナニーを断つ一番の手段が何か教えます。

エッチは彼女のお話を聴きながらオナニーしたい欲求に耐え続けます。
前半の6分間は気持ちを盛り上げることを重視したプレイ。
おっぱい、AV、オナニーなどエッチな話題をいくつか振って勃起を促します。

「例えば おっぱいが好きな男の子だと おっぱいの谷間を強調したポーズや おっぱいを上下にぷるぷる揺らしてるとこなんかを見せつけられると 勃起せずにはいられなくなっちゃいますよね」
彼女は彼に対して表面上は良い人を演じますから
オナニーや射精をストレートにけしかけるようなことはしません。
その代わり男性の心に響きそうなことを淫語混じりに語ってイメージを膨らませます。

「オナニーしても射精さえしなければいい 気持ちよくなったところで 寸止めすればいい」
彼が欲望に負けてもそれを一切否定しないのが面白いですね。
勃起してもオナニーしなければいい、オナニーを始めても射精しなければいいと言って
射精を我慢できない状況へじわじわと追い込みます。

特殊な作品だからこそセリフの言い回しに気を遣ってエッチを進めます。

後半にするのはオナニーと射精。
これまでと同じく「~してはだめ」と言いながらオナサポではお馴染みの要素をぶつけます。

「おちんちんの先っぽから精子ぴゅっぴゅーって出しちゃうとこ 射精する時のすっごい気持ちいい感覚 思い出しちゃだめ だめ だーめ」
射精のタイミングを定めるかのようにカウントを数え始め
さらにその合間にぴゅっぴゅのセリフを言うなど
オナサポを多く聴いてる人ほど心に突き刺さるアプローチをかけて応援します。

時間が短いせいでさすがに射精まではいけませんでしたが
聴いてる最中はおちんちんがしきりにムズムズしました。
射精が近づくにつれて事前に交わした違約金を払う快感をくすぐるのも良いです。

このように、人間なら誰にでも当てはまる心理を突いたプレイが繰り広げられてます。
変わった切り口のオナサポ
話術を駆使してその気にさせる新しいタイプの作品です。

お姉さんは快楽にすぐ負けてしまう主人公からお金を効率よく巻き上げようと
表は慈善行為をすると見せかけ裏でそれと真逆の方針を取ります。
そして人の心の仕組みを逆手に取った言い回しを使ってそれを成し遂げます。

「~してはだめ」と何度も言って離れられなくする独特な言葉責め
いきなり射精へ持っていかず、段階的に彼が自分からそうなりたくなるよう仕向ける展開。
オナニーを直接コントロールする既存のオナサポとはまったく違うやり方で射精させます。

オナサポは人気の高いジャンルなだけあって作品数がとても多く
もうアイデアは出尽くした感がありました。
しかしこういう作品に触れてみて「まだまだ可能性は眠ってるんだなぁ」と思い知らされました。
今後も制作を続けていけばより素晴らしい作品が生まれるかもしれません。

ただ言葉責めに終止してる割にはプレイ時間が短いせいで、実用性に関してはいささか物足りないとも思ってます。
3日間コースとなってるのですから3つのパートを用意し
それぞれで異なる責め方をして1回射精させる流れなら随分変わったでしょう。
処女作だから仕方ないところもあるのでしょうけど、今の内容では試作品の粋を出ないかなと。

射精シーンは1回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

発想は素晴らしいのですが完成度にやや難があると判断し
今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:みる☆くるみさん
総時間 17:03

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります

追記
2018年10月16日に2日目の音声が追加されたため、そちらのレビューをアップしました。
http://doonroom.blog.jp/archives/77941979.html