【ハイレゾ/バイノーラル】『僕は先輩たちの催眠おもちゃ―栞先輩編―』

サークル「すたじおちゃれん」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、声も態度ものんびりしてるお嬢様系の先輩が
部活動に興味を持った男子生徒とエッチなゲームを楽しみます。

催眠音声ではお馴染みの感度上昇に特化したエッチをするのが特徴で
ゲームのルールに従い毎ターン1回ずつサイコロを振りながら
そこで出た目の数字に合った暗示を入れてじわじわと絶頂へ追い込みます。

今回は初回用を聴いてのレビューをお送りします。
魔法のサイコロに導かれて
二宮 栞に催眠をかけられサイコロゲームをするお話。

「あら 部室に来客だなんて 珍しいわ」
栞はのんびり話すお淑やかな声のお姉さん。
深層遊戯研究会の部室にやって来た主人公に入部希望者か尋ねると
ここでやってる活動の内容や自分のことを軽く話します。

本作品はボードゲームやカードといった電気を使わない遊戯を好む彼女が
彼と1対1でサイコロを交互に振るだけのシンプルなゲームを楽しみます。
深層遊戯研究会は内容がマイナーだからか現在はほぼ彼女1人で活動しており
新たな部員を獲得することも見据えて色んなサービスをしてくれます。

「男の人に エッチな目で見られるの それなりに慣れてるから」
声や挿し絵から知的な印象を抱く女性なのですが
実際はエッチな事に対してとても積極的な性格をしてます。
作中でオナニーしてるとはっきり伝え、ゲームがある程度盛り上がってきたあたりから
彼にもたれかかりその太ももとクリトリスを擦り合わせて性欲を発散するあたりがいい例です。

催眠者が一方的に責めることの多い催眠音声では珍しいスタイルですね。
サイコロ以外にも固有のルールを設けるなど、エロさだけでなくゲームとしての面白さも追求してます。
しかし残念ながら主人公と同じ視点でこのエッチを体験するのは難しいです。
理由はこの後説明しますが、催眠よりもドラマ性を重視してるせいで催眠に入りにくく維持しにくい性質を持ってます。

催眠は2パート23分間。
まずは女性との会話に緊張してる彼の心をほぐそうと優しく手を握ります。

「少しだけ 指先がひんやりするかもしれない でも包まれた手は じんわりと温かい」
彼女は基礎体温が高いらしくそのことを伝えながら体が温まる暗示を軽く入れます。
そして直後に大きく深呼吸してリラックスも促進します。
作中で彼女が「これから催眠を始めます」みたいなことは特に言いません。
物語の流れに沿って技術を用いるドラマ形式の誘導です。

続く「Chapter 02 : 深化」はゲームをするための環境作り。
ゲームのルールをわかりやすく説明してから復唱形式で開始の宣誓をします。

「どんどん敏感になっていく体を どれだけ抑え込めるか 体の疼きにどれだけ耐えられるか これはそんなエッチなゲーム」
今回のゲームで使用するサイコロには魔法が込められており
出た目の10倍にあたる割合の感度が上昇するそうです。
ただし6だけは例外として100%に設定されてます。
これを暗示によって聴き手に伝え、最後に絶頂させるのが大まかな流れです。

作品のキーとなる要素なので説明自体はしっかりしてて良いです。
しかし催眠の技術が特に使われておらず深化の役割を果たせてません。
例えばここで練習も兼ねて軽くやってみるとかにすればまた違ったでしょう。
この後始まるエッチでも催眠とほぼ無関係なやり取りを結構挟んできます。

「サイコロが指し示す通り 感度が上がる 快楽に従順な体になります」
一番最後にやる宣誓はおそらく自己暗示を狙ってるのだと思います。
でも間にルール説明を挟んだせいで暗示をすんなり受け入れさせるには準備不足と見ています。
宣誓自体も1回ずつ言うだけで効果が弱いです。

合間合間に技術を行使する変則的な催眠です。
サイコロの出た目に合わせて感度が上がる心と体にすることを目的に
軽い温感操作と深呼吸から入ってルール説明、メインの暗示を自分自身で入れると繋ぎます。

やってること自体はそこまでおかしいとは思いません。
ですがこれらの繋げ方やボリュームに難があり一定以上の催眠に入るには厳しいと見ています。
催眠は一度始めたら継続して無意識に働きかけたほうが誘導しやすいです。

対面なら言葉を使わなくても表情やジェスチャーでそれをこなすこともできるのでしょうが
催眠音声は文字通り声や音でほぼすべてを表現する必要があります。
今の作りだと散発的にアプローチをかける形になっててあまり効果的ではないです。
2人で一緒に上り詰めていくエッチ
初回用のエッチシーンは61分間。
プレイはサイコロを振る、栞のオナニー、キス、オナニー、耳舐めです。

サイコロを振るたびに効果音が鳴ります。
セルフはありです。

「では ゲーム開始 言い出しっぺの法則で まずは私から サイコロを振るわね」
催眠を使って主人公を感じやすくした栞は
早速ゲームの開始を宣言し、ルールに従って最初のサイコロを振ります。

エッチはお互いにサイコロを振り合って絶頂を我慢し続けます。
前半の30分間は心身を温めることを見据えた比較的緩いプレイ。
彼女→彼の順にサイコロを振り、出た目の数字相当の感度が上がる暗示を入れ続けます。

「ほら じわりとあなたの体に電気が走る 今すぐに実感がなくても あなたの体は確実に 30%感度が上がった状態」
「そうね…例えるなら オナニーしたくて堪らなくて でもオナニーできなかった次の日」

感度が上がったことをストレートに伝える暗示に加えて
ニュアンスが掴みづらい人向けに日常生活を例に挙げてどんな感覚か教えます。
基本的にはどのシーンも3カウントを数えてから指を鳴らし追い込み暗示を入れるだけです。

ただしゲームの性質上彼女にも感度上昇の暗示を入れるところが特殊です。
催眠パートの時には澄ました表情だったのがサイコロを振るにつれて徐々に熱を帯び
ある程度のレベルに達すると自分からオナニーを始める淫靡な姿を見せてくれます。

展開が大きく動くのは中盤から。
ゲーム中にそれぞれが好きなタイミングで発動できる特殊スキルを使用し
さらに相互オナニーの体勢に持ち込んで彼が音を上げるのをじっくり待ちます。

「ほら 私が感じている快楽が あなたの体をさらに熱くさせる」
具体的にどんな効果があるのかは伏せるとして
ゲームらしい駆け引きも取り入れて最後まで勝敗をわかりにくくしています。
オナニーの時間が24分くらいありますから射精するのは簡単でしょう。
射精のタイミングだけを指定しあとは自由にやらせる緩いリードです。

このように、主に暗示の力で気持ちよくする催眠音声ならではのエッチが繰り広げられてます。
発想は面白いのだが
ゲームのルールや内容に技術をできるだけ合わせたドラマ仕立ての作品です。

栞は深層遊戯研究会の活動に興味を持ってくれた主人公をもてなそうと
年上らしい穏やかな物腰で特殊なゲームを提案します。
そしてサイコロの目に合わせて感度を少しずつ上昇させ気持ちよく射精できる環境を整えます。

ゲーム形式でエッチを進める変わった展開、感度上昇の暗示だけをひたすら入れ続ける作り
お嬢様っぽいのにエッチで大胆になる彼女のキャラ。
作品独自の要素と催眠の技術を融合させたユニークなプレイが楽しめます。

「全身の快感が おちんちんの根本に集まる」
特に2番目の要素は本当にこれだけを積み重ねて絶頂させようとします。
合間にキスや耳舐めも軽くしてきますがあくまで脇役です。
サイコロの目に運命を委ねる試みもゲームを面白くするのに役立ってます。

しかし催眠音声は聴くことで催眠の世界に入り、主人公と同じ快感を味わえるのが醍醐味です。
その観点からいくと本作品は色々な問題を抱えてると言わざるを得ません。
催眠が効果的でないこと、エッチで彼女にも感度上昇の暗示を入れてることが大きいです。

前者は先ほど説明したから省略するとして
後者はまず彼女のターン中は彼にまったく働きかけられないという弱点があります。
エッチの約半分で聴き手に対する働きかけをしない状況に陥るので
当然暗示の効果は弱まるし、それ以前に催眠状態の維持が難しくなります。

もうひとつ、彼女にも感度上昇の暗示が効くということは
ゲーム開始時点で彼と同程度の催眠状態にあることを意味します。
ですが作中で彼女に催眠をかけるシーンはなくお話に矛盾が生まれてます。
催眠パートで彼女も催眠に入ってることを匂わせる描写を入れたほうが良かったでしょう。

絶頂シーンは1回。
淫語、ちゅぱ音、喘ぎ声そこそこです。

以上のことから今回は厳しい点数にさせていただきました。

CV:まのめるかさん
総時間 初回用…1:39:39 2回目以降用…1:55:59

オススメ度
■■□□□□□□□□ 2点


体験版はこちらにあります